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JP2013153597A - 保護回路 - Google Patents

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JP2013153597A JP2012013076A JP2012013076A JP2013153597A JP 2013153597 A JP2013153597 A JP 2013153597A JP 2012013076 A JP2012013076 A JP 2012013076A JP 2012013076 A JP2012013076 A JP 2012013076A JP 2013153597 A JP2013153597 A JP 2013153597A
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Masayuki Imura
雅行 井村
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】逆極性電圧印加による逆流電流に起因する、充電制御回路などの過熱を防止できる保護回路を実現することを目的とする。
【解決手段】保護回路(20)は、外部基準端子(GND)と電源端子(VIN)と、外部基準端子(GND)と電源端子(VIN)の間に印加された電圧に基づいて電流を出力する出力端子とを備える回路(10)に対して設けられる。保護回路(20)は、外部基準端子(GND)から電源端子(VIN)に流れる電流の大きさを制限する電流制限回路(21)と、電源端子(VIN)の電位が外部基準端子(GND)の電位よりも低い逆極性電圧が、電源端子(VIN)と外部基準端子(GND)の間に印加されたことを検知する電圧検知回路(22)と、電圧検知回路(22)が逆極性電圧印加を検知した場合に、回路(10)の内部基準電位(G1、G2)を電源端子(VIN)と等電位にする導通回路(23)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆極性電圧の印加に対して回路を保護する保護回路に関する。
充電制御回路は、外部基準端子と電源端子と、電源端子と外部基準端子の間に印加される電圧に基づいて生成された電流を出力する出力端子とを備える。充電制御回路において、電源端子はパソコンなどのUSB端子やアダプターに接続され、出力端子は充電制御ICなどの充電回路や、リチウムイオン電池などに接続される。
一般に、充電制御回路は、過電圧などの異常状態を検出すると内部のドライバーをオフさせることで電源端子と出力端子の間を遮断し、後段の充電制御ICあるいはリチウムイオン電池等を過電圧から保護する過電圧保護回路を備える(例えば特許文献1を参照)。
そのような従来の充電制御回路の問題点を、図5を参照して説明する。図5は、従来技術の充電制御回路の構成を示す図である。
充電制御回路は、電源端子VINの電位が外部基準端子GNDの電位より高い電圧(正極性電圧)が印加されることにより、正常に充電動作を行うことができる。
しかし充電制御回路において、アダプターの異常などにより、電源端子VINの電位が外部基準端子GNDの電位より低い電圧(逆極性電圧)が印加された場合、Nチャンネル・MOSトランジスタM10の寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベースからエミッタに電流が流れることにより、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2がオンされる。寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2がオンされることにより、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のコレクタ‐エミッタを通じて、出力端子VOUTから電源端子VINへ大きな逆流電流が流れる。
また、同時に、充電制御回路に逆極性電圧が印加されると、静電保護回路12に形成される寄生ダイオードP1に順方向バイアスが印加されるので、寄生ダイオードP1を通じて外部基準端子GNDから電源端子VINに向かって大きな電流が流れる。
このように、逆極性電圧印加時に大きな逆流電流が流れることにより、充電制御回路や、その後段の充電回路、電池などが過熱して異常動作するという問題がある。
本発明は、逆極性電圧印加による逆流電流に起因する回路(充電制御回路などの保護対象の回路)の過熱を防止できる保護回路を実現することを目的とする。
本発明にかかる保護回路は、基準となる電位が接続される外部基準端子と、外部基準端子との間に外部の電源から電圧が入力される電源端子と、この電源電圧に基づいて電流を出力する出力端子を備える回路に対して設けられる保護回路である。保護回路は、外部基準端子から電源端子へと流れる逆流電流の大きさを制限する電流制限回路と、回路に逆極性電圧が印加されたことを検知する電圧検知回路と、電圧検知回路が逆極性電圧印加を検知した場合に、回路の内部基準電位を電源端子と等電位にする導通回路とを備える。
本発明によれば、保護対象の回路(充電制御回路など)に逆極性電圧が印加された場合、電流制限回路が逆流電流の大きさを制限するとともに、電圧検知回路が逆極性電圧印加を検知して導通回路を作動させ、導通回路が保護対象の回路の内部基準電位を電源端子と等電位にすることにより、寄生素子をオフさせる。寄生素子がオフされることにより、寄生素子を通じて大電流が流れることを防止し、保護対象の回路(充電制御回路など)の過熱を防止することができる。
このように、本発明によれば、逆極性電圧印加に起因する逆流電流による、保護対象の回路(充電制御回路など)の過熱を、寄生素子をオフすることにより、防止できる。
実施形態1での充電制御回路の構成を示す図 実施形態2での充電制御回路の構成を示す図 実施形態3での充電制御回路の構成を示す図 実施形態4での充電制御回路の構成を示す図 従来技術にかかる充電制御回路の構成を示す図
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
1.実施形態1
1−1.構成
実施形態1について図1を参照して説明する。図1は、実施形態1の保護回路を含む充電制御回路の構成を示す図である。充電制御回路は、電源端子から出力端子に電流を流すことにより、後段の充電回路や電池に充電のための電流を供給する。
なお、本明細書においては、外部基準端子GNDの電位よりも電源端子VINの電位が高い電圧を「正極性電圧」と呼ぶ。逆に、外部基準端子GNDの電位よりも電源端子VINの電位が低い電圧を「逆極性電圧」と呼ぶ。
図1に示すように、充電制御回路10は、Nチャンネル・MOSトランジスタM10と、過電圧保護回路11と、ESDサージから回路全体を保護する静電保護回路12と、チャージポンプ回路13と、逆極性電圧保護回路20とで構成される。静電保護回路12には寄生ダイオードP1が形成される。Nチャンネル・MOSトランジスタM10には寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2が形成される。
Nチャンネル・MOSトランジスタM10は、ドレインが電源端子VINに、ソースが出力端子VOUTに、ゲートがチャージポンプ回路13に、バックゲートが内部基準電位G2に接続される。過電圧保護回路11は、電源端子VINとチャージポンプ回路13に接続される。静電保護回路12は、電源端子VINと内部基準電位G1の間に接続される。寄生ダイオードP1は、カソードが電源端子VINに、アノードが外部基準端子GNDに接続されて形成される。寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2は、ベースがG2に、コレクタが出力端子VOUTに、エミッタが電源端子VINに接続されて形成される。
逆極性電圧保護回路20は、電流制限回路21と、電圧検知回路22と、導通回路23とで構成される。電流制限回路21は、外部基準端子GNDと内部基準電位G1に接続され、かつ、導通回路23よりも外部基準端子GND側に接続される。電圧検知回路22は、電源端子VINと外部基準端子GNDの間に接続される。導通回路23は、電源端子VINと内部基準電位G1とに接続される。なお、内部基準端子G1と内部基準端子G2は、図示されていないが、接続される。
電流制限回路21は、外部基準端子GNDから流入する電流の大きさを制限する。電圧検知回路22は、充電制御回路10に逆極性電圧が印加されたことを検知し、それに応じて導通回路23を制御する。導通回路23は、電源端子VINと内部基準電位G1の間の導通/非導通を切り替える。なお、導通回路23は、電流制限回路21よりも電流駆動能力が高いものを利用する。
一般的な充電制御回路において、電源端子VINと外部基準端子GNDは、例えばパソコンなどのUSB端子や、アダプターに接続される。出力端子VOUTは、例えば充電制御ICやリチウムイオン電池などに接続される。
1−2.動作
実施形態1における充電制御回路10の動作を説明する。
まず充電制御回路10に正極性電圧が印加された場合の動作を説明する。充電制御回路10に正極性電圧が印加されると、その電圧が過電圧保護回路11の許容する範囲の電圧すなわち、閾値電圧以下であれば、チャージポンプ回路13がNチャンネル・MOSトランジスタM10をオンさせることにより、電源端子VINから出力端子VOUTへ向かって電流が流れる。この電流により、出力端子VOUTに接続された電池などの充電が行われる。
なお、この充電動作時に、Nチャンネル・MOSトランジスタM10がオンするには、Nチャンネル・MOSトランジスタM10のゲートをソースより高い電圧にしなければならない。出力端子VOUTの電圧を電源端子VINの電圧にまで高めるには、Nチャンネル・MOSトランジスタM10のゲートを、電源端子VINの電圧より高い電圧にしなければならない。そのために、チャージポンプ回路13が昇圧した電圧をNチャンネル・MOSトランジスタM10のゲートに印加する。
一方、充電制御回路10に印加された電圧が、過電圧保護回路11に設定された閾値以上であった場合は、過電圧保護回路11がチャージポンプ回路13の動作を停止させ、Nチャンネル・MOSトランジスタM10をオフさせる。
また、充電制御回路10に正極性電圧が印加されたとき、電圧検知回路22は逆極性電圧印加を検知しない。この検知結果を受けて、導通回路23は非導通状態になり、導通回路23に電流が流れない。
次に、充電制御回路10に逆極性電圧が印加された場合の動作を説明する。充電制御回路10に逆極性電圧が印加されると、Nチャンネル・MOSトランジスタM10の寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベースからエミッタに電流が流れるので、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2がオンされる。寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2がオンされることにより、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のコレクタ‐エミッタを通じて、出力端子VOUTから電源端子VINへ向かって逆流電流が流れる。
また、同時に、充電制御回路10に逆極性電圧が印加されると、静電保護回路12の寄生ダイオードP1に順方向バイアスが印加されるため、寄生ダイオードP1がオンされる。寄生ダイオードP1がオンされることにより、寄生ダイオードP1を通じて外部基準端子GNDから電源端子VINへ向けて逆流電流が流れる。
このような寄生素子P1、P2を通じて流れる逆流電流の大きさは、電流制限回路21によって制限される。
寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベース‐エミッタを通じて、外部基準端子GNDから電源端子VINへ逆流電流が流れることにより、内部基準電位G1(G2)は、電源端子VINの電位にPN接合順方向降下電圧を加算した電位に引き下げられる。「PN接合順方向降下電圧」とは、寄生ダイオードP1または寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベース‐エミッタ間に順方向バイアスを印加する場合に、これらの素子で生じる降下電圧のことを示す。しかし外部基準端子GNDと電源端子VINの間には、PN接合順方向降下電圧分の電位差があるので、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2は依然としてオンされたままであり、電源端子VINへの逆流電流が流れつづける。
このような寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2を通じての逆流電流を防止するために、本実施形態の逆極性電圧保護回路20が作動する。以下、逆極性電圧保護回路20の動作を説明する。
電圧検知回路22が逆極性電圧の印加を検知すると、電圧検知回路22は検知結果を導通回路23に伝達する。逆極性電圧の印加を示す検知結果を受けて、導通回路23は導通し、電源端子VINと内部基準電位G1(G2)を等電位にする。
導通回路23が導通したとき、導通回路23を通じて外部基準端子GNDから電源端子VINへ向けて電流が流れるが、この電流の大きさは電流制限回路21により制限される。
導通回路23が電源端子VINと内部基準電位G1(G2)とを等電位にすることにより、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベース‐エミッタ間の電圧がゼロになり、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2はオフされる。寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2がオフされることにより、出力端子VOUTから電源端子VINへの逆流電流が防止される
また、同時に、電源端子VINと内部基準電位G1(G2)が等電位になることにより、静電保護回路12の寄生ダイオードP1に印加されていた順方向バイアスがなくなるため、寄生ダイオードP1を通じての外部基準端子GNDから電源端子VINへの逆流電流が防止される。
1−3.実施形態1のまとめ
本実施形態によれば、充電制御回路10に逆極性電圧が印加された場合、電流制限回路21が逆流電流の大きさを制限するとともに、電圧検知回路22が逆極性電圧印加を検知して導通回路23を作動させ、導通回路23が充電制御回路10の内部基準電位G1(G2)を電源端子VINと等電位にすることにより、寄生素子P1、P2をオフさせる。寄生素子P1、P2がオフされることにより、寄生素子P1、P2を通じて大電流が流れることを防止し、充電制御回路や充電回路、電池などの過熱を防止することができる。
このように、本実施形態によれば、逆極性電圧印加に起因する逆流電流による充電制御回路や充電回路、電池などの過熱を、寄生素子をオフすることにより、防止できる。
2.実施形態2
2−1.構成
実施形態2について、図2を参照して説明する。図2は、実施形態2の保護回路を備えた充電制御回路の構成を示す図である。
本実施形態では、実施形態1で説明した逆極性電圧保護回路20の構成を、より具体的に示している。
本実施形態の逆極性電圧保護回路20bは、実施形態1の電流制限回路21をデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21で構成し、実施形態1の電圧検知回路22をPチャンネル・MOSトランジスタM221とNチャンネル・MOSトランジスタM222とで構成し、実施形態1の導通回路23をNチャンネル・MOSトランジスタM23で構成する。
なお、デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタは、スレッショルド電圧がゼロ以下に設定されたNチャンネル・MOSトランジスタである。このトランジスタは、ソースに対するゲートの電圧がゼロであってもオンするという特性を持つ。
デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21は、ドレインが外部基準端子GNDに、ゲートとソースとバックゲートが内部基準電位G1に接続される。デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21は、ゲートとソースを接続することにより、ソースに対するゲートの電圧がゼロで固定される。これによりデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21は常時オンすると同時に、ドレインからソースに流れる電流の大きさを一定値以下に制限する。また、ゲートとソースが接続されたNチャンネル・MOSトランジスタは、ソースからドレインに流れる電流に関しては導通するという特性がある。
Pチャンネル・MOSトランジスタM221は、ゲートが電源端子VINとNチャンネル・MOSトランジスタM222のゲートに、ソースとバックゲートが外部基準端子GNDに、ドレインがNチャンネル・MOSトランジスタM222のドレインとNチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートに接続される。Nチャンネル・MOSトランジスタM222は、ソースとバックゲートが内部基準電位G1に接続される。Nチャンネル・MOSトランジスタM23は、ドレインが電源端子VINに、ソースとバックゲートが内部基準電位G1に接続される。この他の要素の構成は実施形態1と同様である。
Pチャンネル・MOSトランジスタM221とNチャンネル・MOSトランジスタM222がこのように接続されることで、いわゆる「インバータ」として機能する。ただし、「ハイ」(High)は外部基準端子GNDの電位として、「ロー」(Low)は内部基準電位G1(G2)として機能する。
2−2.動作
まず、充電制御回路10bに正極性電圧が印加された場合の、逆極性電圧保護回路20bの動作を説明する。充電制御回路10bに正極性電圧が印加されると、「インバータ」に「ハイ」が入力されるので、「ロー」が出力される。つまり、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートは内部基準電位G1の電位になる。このとき、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートとソースは等電位なので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23はオフする。Nチャンネル・MOSトランジスタM23がオフ状態であるので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23を通じて電源端子VINから外部基準端子GNDへの逆流電流は流れない。
一方、充電制御回路10bに正極性電圧が印加されると、寄生ダイオードP1と、寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2のベース‐エミッタ間には逆方向バイアスが印加されるので、これら寄生素子P1、P2はオフされ、これら寄生素子P1、P2を通じての逆流電流は流れない。
このように、電源端子VINに正極性電圧が印加された場合には、電源端子VINへの逆流電流は流れず、正常に充電が行われる。
次に電源端子VINに逆極性電圧が印加された場合の、逆極性電圧保護回路20bの動作を説明する。電源端子VINに逆極性電圧が印加されると、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2を通じて、電源端子VINに向かって逆流電流が流れる。しかしこの逆流電流は、デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21によって大きさを制限される。
デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21によって大きさを制限された逆流電流が、外部基準端子GNDから電源端子VINへ逆流電流が流れることにより、内部基準電位G1(G2)の電位が、電源端子VINの電位にPN接合順方向降下電圧を足した電位に引き下げられる。
これにより、Pチャンネル・MOSトランジスタM221とNチャンネル・MOSトランジスタM222から構成されるインバータは、外部基準端子GNDの電位を「ハイ」、電源端子VINの電位を「ロー」として機能するようになる。この場合、インバータには「ロー」が入力されるので、インバータは「ハイ」を出力する。つまりNチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートの電位は、外部基準端子GNDの電位になる。
一方、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のソースは内部基準電位G1(G2)の電位であるので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のソースに対するゲートの電圧が正になることにより、Nチャンネル・MOSトランジスタM23はオンする。Nチャンネル・MOSトランジスタM23がオンすることにより、電源端子VINと内部基準電位G1(G2)は等電位になる。
電源端子VINと内部基準電位G1(G2)が等電位になることにより、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2はオフする。これにより、これら寄生素子P1、P2を通じて流れる大きな逆流電流は停止する。
なお、実際のNチャンネル・MOSトランジスタM23にはオン抵抗が存在するため、電源端子VINと内部基準電位G1(G2)は完全には等電位にならない。しかしオン抵抗での降下電圧がPN接合順方向降下電圧よりも小さいNチャンネル・MOSトランジスタM23を利用することにより、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2はオフされる。
2−3.実施形態2のまとめ
以上のように、本実施形態の逆極性電圧保護回路20bによっても、逆極性電圧印加時に寄生素子P1、P2をオフさせることにより、実施形態1と同様の効果が得られる。さらに、特許文献1で提案された回路に比べると、電源端子VINと出力端子VOUTの間に直列にMOSトランジスタが接続されないことにより、充電制御回路10bの充電動作時のオン抵抗が大きくならないという利点がある。
3.実施形態3
3−1.構成
実施形態3について、図3を参照して説明する。図3は、実施形態3の保護回路を備えた充電制御回路の構成を示す図である。
本実施形態では、実施形態1で説明した逆極性電圧保護回路20のより具体的な構成を示している。
本実施形態の逆極性電圧保護回路20cは、実施形態1の電流制限回路21をデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21で構成し、実施形態1の電圧検知回路22と導通回路23をNチャンネル・MOSトランジスタM23で構成する。
デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21の接続は、実施形態2のデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21と同様である。Nチャンネル・MOSトランジスタM23は、ドレインが電源端子VINに、ソースとバックゲートが内部基準電位G1に接続される。その他の要素の構成は、実施形態1と同様である。
3−2.動作
まず、充電制御回路10cに正極性電圧が印加された場合の、逆極性電圧保護回路20cの動作を説明する。電源端子VINに正極性電圧が印加されると、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のソースに対するゲートの電圧はゼロなので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23はオフする。Nチャンネル・MOSトランジスタM23がオフしているので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23に電流は流れない。また、寄生素子P1、P2を通じての逆流電流に関しては、実施形態1と同様である。このように、電源端子VINに正極性電圧が印加される場合は、電源端子VINへの逆流電流は流れず、正常に充電が行われる。
次に、充電制御回路10cに逆極性電圧が印加された場合の、逆極性電圧保護回路20cの動作を説明する。充電制御回路10cに逆極性電圧が印加されると、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2を通じて外部基準端子GNDから電源端子VINへ向かって逆流電流が流れる。
電源端子VINへの逆流電流により、内部基準電位G1(G2)の電位が、電源端子VINの電位にPN接合順方向降下電圧を加算した電位になる。一方、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートは外部基準端子GNDの電位である。Nチャンネル・MOSトランジスタM23のソースに対するゲートの電圧が正なので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23はオンする。
Nチャンネル・MOSトランジスタM23がオンすると、電源端子VINと内部基準電位G1(G2)は等電位になる。電源端子VINと内部基準電位G1(G2)が等電位になることにより、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2はオフされるので、これら寄生素子P1、P2を通じて流れる大きな逆流電流は停止する。また、Nチャンネル・MOSトランジスタM23を通じての逆流電流の大きさは、デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21によって制限される。
3−3.実施形態3のまとめ
以上のように、本実施形態の逆極性電圧保護回路20cによっても、実施形態1、2と同様の効果が得られる。さらに、実施形態2と比べると、回路を構成する要素が少ないので回路規模を小さくできるという利点がある。
4.実施形態4
4−1.構成
実施形態4について、図4を参照して説明する。図4は、実施形態4の保護回路を備えた充電制御回路の構成を示す図である。本実施形態では、実施形態1で説明した逆極性電圧保護回路20のより具体的な構成を示す。
本実施形態の逆極性電圧保護回路20dは、実施形態2におけるデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21が抵抗器R21に置換されたものである。その他の構成は実施形態2と同様である。
4−2.動作
まず充電制御回路10dに正極性電圧が印加された場合を説明する。充電制御回路10dに正極性電圧が印加されると、抵抗器R21に内部基準電位G1から外部基準端子GNDへ電流が流れる。このため、電位の関係が、(電源端子VINの電位)>(内部基準電位G1の電位)>(外部基準端子GNDの電位)となる。
このような電位関係により、Pチャンネル・MOSトランジスタM221はオフし、Nチャンネル・MOSトランジスタM222はオンするので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23のゲートは内部基準電位G1になる。Nチャンネル・MOSトランジスタM23は、ソースに対するゲートの電圧がゼロなので、オフする。Nチャンネル・MOSトランジスタM23がオフ状態なので、Nチャンネル・MOSトランジスタM23に電流が流れない。また、充電制御回路10dに逆極性電圧が印加された場合の、寄生ダイオードP1と寄生npn型バイポーラ・トランジスタP2の動作は、実施形態2と同様である。
次に充電制御回路10dに逆極性電圧が印加された場合を説明する。充電制御回路10dに逆極性電圧が印加されると、抵抗器R21が逆流電流の大きさを抑える。その他の動作は実施形態2と同様である。
4−3.実施形態4のまとめ
以上のように、本実施形態の逆極性電圧保護回路20dによっても、実施形態2と同様の効果が得られる。
5.別の実施形態
実施形態2〜4は、電流制限回路21としてデプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21または抵抗器R21を利用したが、本発明はこれに限定するものではない。他の回路を利用して電流の大きさを制限してもいい。例えば、ダイオードを利用してもいい。また、デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタM21や抵抗器R21、ダイオードを組み合わせて利用してもいい。ただし、ダイオードを利用する場合は、ダイオードのカソードを外部基準端子GND側に、アノードを内部基準電位G1側に接続する。
また、電流制限回路21は、エンハンス型(スレッショルドが正電圧)のMOSなどを使ったスイッチであってもよい。ただしこのときは、充電制御回路に正極性電圧が印加された場合は、このスイッチをオンさせて外部基準端子GNDと内部基準電位G1を等電位にする。一方、充電制御回路に逆極性電圧が印加された場合は、このスイッチをオフさせる。
また、電流制限回路21は、外部基準端子GNDと内部基準電位G1との間に接続された静電保護素子であってもよい。静電保護素子の有する寄生ダイオードによって、ダイオード素子と同じ効果が得られる。静電保護素子は、その寄生ダイオードのカソードが外部基準端子GND側に、アノードが内部基準電位G1側になるよう接続される。
また、実施形態2と実施形態4は電圧検知回路22としてインバータを利用したが、本発明はこれに限定するものではない。他の回路を利用して逆極性電圧印加を検知してもいい。例えば、OPアンプを利用してもいい。OPアンプを利用することにより、閾値の設定が容易になるという利点がある。
また、実施形態2〜4は導通回路としてNチャンネル・MOSトランジスタM23を利用したが、本発明はこれに限定するものではない。他の回路を利用して電源端子VINと内部基準電位G1(G2)を等電位にしてもいい。
また、上述の実施形態の思想は、充電制御回路に限定されない。逆極性電圧印加によって寄生ダイオードなどを通じて逆流電流が流れるような他の回路に対しても適用できる。
VIN 電源端子
VOUT 出力端子
GND 外部基準端子
G1、G2 内部基準電位
10 充電制御回路
11 過電圧保護回路
12 静電保護回路
13 チャージポンプ回路
20 逆極性電圧保護回路
21 電流制限回路
22 電圧検知回路
23 導通回路
P1 寄生ダイオード
P2 寄生npn型バイポーラ・トランジスタ
M10、M222、M23 Nチャンネル・MOSトランジスタ
M21 デプレッション型Nチャンネル・MOSトランジスタ
M221 Pチャンネル・MOSトランジスタ
R21 抵抗器
特開2009−100519

Claims (8)

  1. 基準となる電位が接続される外部基準端子と、
    前記外部基準端子との間に、外部の電源から電圧が印加される電源端子と、
    前記電源電圧に基づいて電流を出力する出力端子と
    を備える回路に対して設けられる保護回路であって、
    前記外部基準端子から前記電源端子に流れる電流の大きさを制限する電流制限回路と、
    前記電源端子の電位が前記外部基準端子の電位よりも低い逆極性電圧が、前記電源端子と前記外部基準端子の間に印加されたことを検知する電圧検知回路と、
    前記電圧検知回路が前記逆極性電圧印加を検知した場合に、前記充電制御回路の内部基準電位を前記電源端子と等電位にする導通回路と
    を備えることを特徴とする保護回路。
  2. 前記電圧検知回路がインバータで構成されることを特徴とする、請求項1記載の保護回路。
  3. 前記電圧検知回路がOPアンプで構成されることを特徴とする、請求項1記載の保護回路。
  4. 前記導通回路が、前記電圧検知回路によって制御されるNチャンネル・MOSトランジスタで構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の保護回路。
  5. 前記電流制限回路がデプレッション型Nチャンネル・CMOSトランジスタで構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の保護回路。
  6. 前記電流制限回路が抵抗器で構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の保護回路。
  7. 前記電流制限回路がダイオードで構成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の保護回路。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の保護回路を備えた充電制御回路。
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