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JP2013151577A - 固体粉末を加工処理するシステムと方法 - Google Patents

固体粉末を加工処理するシステムと方法 Download PDF

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JP2013151577A JP2011242972A JP2011242972A JP2013151577A JP 2013151577 A JP2013151577 A JP 2013151577A JP 2011242972 A JP2011242972 A JP 2011242972A JP 2011242972 A JP2011242972 A JP 2011242972A JP 2013151577 A JP2013151577 A JP 2013151577A
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ミンミン・ワン
Lishun Hu
リーシュン・フー
Gang Liu
ギャン・リュ
Ke Liu
ケ・リュ
Zhe Cui
ツェ・クイ
Wei Chen
ウェイ・チェン
Jing Lv
ジン・レブ
Tong Zhao
トン・ツァオ
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Abstract

【課題】固体炭素質燃料粉末のような固体粉末の搬送及びガス化のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】該システムは、搬送ユニット12は固体粉末を受け取るように構成された1以上の搬送タンク18、及びそれぞれの搬送タンク18と流体連通してその下流に配置された固体ポンプ20を含み、さらに固体ポンプ20とガス化炉14との間に配置された供給装置24を含んでおり、およびこれと流体連通してその下流に配置されたガス化炉14から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、一般に、固体粉末を加工処理するシステム及び方法に関する。より特定的には、本発明の実施形態は、固体炭素質燃料粉末のような固体粉末の搬送及びガス化のためのシステム及び方法に関する。
ガス化は、石炭のような炭素質燃料の、石炭ガス又は合成ガスのような可燃性ガスへの変換を可能にするプロセスである。一般に、ガス化プロセスは、制御された及び/又は制限された量の酸素及びその他の蒸気と共に炭素質燃料をガス化炉中に搬送することを含んでいる。かかる炭素質燃料のガス化炉中への安定した制御可能な流れは望ましいガス化性能を得るために有益である。
従来のガス化システムでは、通常、炭素質燃料をガス化炉中に搬送するために空気圧搬送技術が使用されている。かかるガス化システムは、貯蔵タンク、ガス化炉、並びにそれぞれのタンク及びガス化炉と流体連通した複数の配管を含んでいる。貯蔵タンクは配管を介して炭素質燃料及びキャリアガスを受け取る。キャリアガスの貯蔵タンク中への導入により、貯蔵タンクの圧力はガス化炉内の圧力より高い所望のレベルに上昇して、かかる貯蔵タンクとガス化炉との間に圧力差が生じる。その後、固体−ガス混合物が貯蔵タンクからガス化炉中に搬送され得る。
しかし、かかる従来のガス化システムでは、貯蔵タンク中への炭素質燃料の流れが均一でないことがある。その結果として、ガス化炉中への炭素質燃料の搬送が不安定になる可能性がある。このため、ガス化炉内に温度変動が生じ得、この変動はガス化炉の性能及び使用寿命にとって不利益である。さらに、かかる従来のガス化システムで高めの含水率を有する石炭のような炭素質燃料を搬送する場合、この炭素質燃料は貯蔵タンクを介したガス化炉中への搬送の遮断を回避するために相対的に低い湿度レベルを有するように乾燥する必要がある。この乾燥プロセスはより多くのエネルギーを消費し、ガス化プロセスの全体のコストが増大する。
従って、固体粉末の搬送及びガス化のための新しい改良されたシステム及び方法に対するニーズがある。
本発明の一実施形態では固体粉末のガス化のためのシステムが提供される。このシステムは、固体粉末を受け取るように構成された1以上の搬送タンクと、1以上のそれぞれの搬送タンクと流体連通してその下流に配置された1以上の固体ポンプとを含んでいる。このシステムはさらに1以上の固体ポンプと流体連通してその下流に配置されたガス化炉を含んでいる。
本発明の別の実施形態では、ガス化のために固体粉末を搬送するための搬送ユニットが提供される。この搬送ユニットは、固体粉末を受け取るように構成された1以上の搬送タンクと、1以上の搬送タンクの下流に各々配置され、1以上のそれぞれの搬送タンクからの固体粉末をガス化のために加圧し搬送するように構成された1以上の固体ポンプとを含んでいる。
一実施形態はさらに、固体粉末のガス化のための方法を提供する。この方法は、固体粉末を1以上の搬送タンク中に導入し、固体粉末を1以上の搬送タンクから1以上の固体ポンプの各々中に導入し、1以上の固体ポンプによって固体粉末を加圧しガス化炉中に搬送することを含んでいる。ここで、1以上の固体ポンプは1以上の搬送タンクの下流に各々配置する。
本開示の上記及びその他の態様、特徴及び利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を見るとより明らかになるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に従うガス化システムの説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に従うガス化システムでの概略のフローチャートである。 図3は、本発明の別の実施形態に従うガス化システムの説明図である。 図4は、本発明の別の実施形態に従うガス化システムの説明図である。 図5は、本発明の別の実施形態に従うガス化システムの説明図である。 図6は、本発明の別の実施形態に従うガス化システムの説明図である。 図7は、本発明の別の実施形態に従うガス化システムの説明図である。
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下の説明で、本開示を不必要な詳細に関して不明確にするのを回避するために周知の機能又は構成は詳細には記載しない。
図1に、本発明の一実施形態に従うガス化システム10の説明図を示す。本発明の実施形態では、ガス化システム10は炭素質燃料のような固体粉末をガス化して合成ガスのような可燃性ガスを生成するように構成されている。炭素質燃料の非限定例としては、石炭、ビチューメン、すす、バイオマス、石油コークス又はこれらの組合せがある。
図1に示されているように、ガス化システム10は搬送ユニット12、ガス化炉14及び冷却器16を含んでいる。幾つかの実施形態では、搬送ユニット12は所望の粒度分布と所望の湿度レベルを有する固体粉末100をガス化炉14中へ搬送するように構成し得る。ガス化炉14は搬送ユニット12と流体連通してその下流に配置されていて固体粉末100を受領し、これをガス化する。非限定例において、ガス化炉14は反応器からなり得、実質的に円錐状又は凸状の上端及び下端(番号は付してない)をもつ円筒形状を有し得る。一例として、ガス化炉14は噴流層式ガス化炉からなる。
冷却器16はガス化炉14の下端(番号は付してない)と流体連通していて、ガス化炉14からスラグ及び/又は合成ガスのような産出物を受領し冷却する。非限定例において、冷却器16は円筒形状を有し得、例えば放射式合成ガス冷却器(RSC)又はスラグ浴(急冷チャンバー)を有する冷却器を包含し得る。
図示した例においてガス化炉14と冷却器16は別個の装置であるが、他の例においてはガス化炉14と冷却器16を単一の構造に一体化してもよい。幾つかの応用においては、冷却器16を使用しないでもよく、ガス化炉14からの合成ガスをさらなる処理のために固定床反応器のような次の反応器(図には示してない)に導入してもよい。
図示した構成の場合、搬送ユニット12は搬送タンク18と固体ポンプ20を含んでいる。搬送タンク18は固体粉末100を受領し、固体ポンプ20に搬送する。幾つかの応用において、搬送タンク18は常圧付近の圧力で作動し得、ガス22のような搬送体を搬送タンク18内に導入して固体粉末100の固体ポンプ20内への搬送を促進してもよい。幾つかの例において、搬送タンク18内の圧力は1−2メガパスカル(Mpa)の範囲であり得る。
固体ポンプ20は搬送タンク18と流体連通してその下流に配置されている。固体ポンプ20は搬送タンク18からの固体粉末100を加圧してガス化のためにガス化炉14内に送る。幾つかの実施形態では、固体ポンプ20は大気圧のような低めの圧力から1000psigを越える圧力のような高めの圧力で固体粉末100を輸送することができ、このとき固体ポンプ20の回転速度と固体の質量流との間には直線関係がある。幾つかの例において、固体ポンプ20はまた、固体粉末100の流速の測定能力も有し得る。一例として、固体ポンプ20はGE Energy,Atlanta,Georgiaから市販されているStametTM固体ポンプといわれる回転式の集束空間型Solids Transport and Meteringポンプからなる。
図1に表されているように、搬送タンク18は固体ポンプ20の上に位置しており、固体ポンプ20はガス化炉14の上に位置している。すなわち、搬送タンク18の出口(番号は付してない)が固体ポンプ20の入口(番号は付してない)の上に位置していて、固体粉末100を搬送タンク18の出口から固体ポンプ20の入口に搬送し得、また、固体ポンプ20の出口(番号は付してない)がガス化炉14の入口(番号は付してない)の上に位置していて、固体粉末100を固体ポンプ20の出口からガス化のためにガス化炉14の入口に搬送し得る。他の例において、搬送タンク18の入口は固体ポンプ20の入口の上に位置していてもよく、また、固体ポンプ20の入口がガス化炉14の入口の上に位置していてもよい。
かかる構成において、固体ポンプ20からの固体粉末100はより少ないエネルギーの消費でガス化炉14内に導入され得る。幾つかの応用において、搬送タンク18は固体ポンプ20及び/又はガス化炉14の下に位置していてもよい。図示した例において、固体ポンプ20は搬送タンク18に直接接続されている。他の非限定例において、少なくとも1つのバルブ(図には示してない)のような他の要素を固体ポンプ20と搬送タンク18との間に配置してもよい。
従って、図2に示されているように、作動中、段階11において、固体粉末100が搬送タンク18中に導入される。段階13においては、固体粉末100が搬送タンク18から固体ポンプ20中に搬送される。段階15において、固体粉末100は加圧されて、ガス化のために固体ポンプ20からガス化炉中に送られる。
図1に示した構成の場合、搬送ユニット12はさらに、固体ポンプ20とガス化炉14との間に配置された供給装置24を含んでいる。供給装置24はガス化炉14の上に位置しており、固体ポンプ20からガス化炉14への固体粉末100の搬送が促進され、その結果固体粉末100はより均一にかつ安定してガス化炉14中に導入され得、また固体ポンプ20の出口(番号は付してない)における固体粉末100の閉塞が回避され得る。
幾つかの例において、供給装置24は、固体粉末100を固体ポンプ20から、より高い圧力を有するガス化炉14中に供給するための特定のフィーダーに限定されない。一例として、供給装置24はベンチュリフィーダーからなる。他の例において、供給装置24は、限定されることはないが注入ガス(図には示してない)の投入用に少なくとも1つの入口を有するスクリューフィーダー又は円錐状配管を始めとする他の構成からなってもよい。非限定例において、作動中、ガス36がガス化炉14中への固体粉末100の搬送のために供給装置24内に導入され得る。幾つかの応用においては、供給装置及び/又はガス36を使用しなくてもよい。
幾つかの応用において、搬送タンク18は1以上の搬送装置を介して固体粉末100を受領し得る。図1に示されているように、搬送ユニット12はさらに、所望の粒度分布と所望の湿度レベルを有する固体粉末100を搬送タンク18内に搬送するために、粉砕装置26、貯蔵タンク28及びガス−固体分離器30を併せて含んでいる。
幾つかの構成の場合、粉砕装置26は、固体材料(図には示してない)を固体粉末100にミル粉砕し、かつ固体粉末100を貯蔵タンク28内に輸送するように構成されている。貯蔵タンク28は粉砕装置26及びガス−固体分離器30と流体連通してそれらの間に位置していて固体粉末を粉砕装置26から受け取る。固体粉末100をガス−固体分離器30中に空気圧搬送するために、貯蔵タンク28内にガス32を導入し得る。これらのガス22、32の非限定例としては、二酸化炭素又は窒素のような不活性ガス、又はその他の適切なガスが挙げられる。
ガス−固体分離器30はガス32の少なくとも一部分を固体粉末100から分離するように構成されている。ガス−固体分離器30からのガス32はフィルター34を通過した後排出される。分離された固体粉末100は搬送タンク18に導入される。図示した例において、ガス−固体分離器30はサイクロン分離器からなり、搬送タンク18の上に位置している。他の例において、ガス−固体分離器30は搬送タンク18及び/又は固体ポンプ20の下に位置していてもよい。
従って、作動中、固体材料は粉砕装置26に導入されて所望の粒度分布を有する固体粉末100を生成する。次に、固体粉末100は貯蔵タンク28に導入されてガス−固体混合物を形成する。このガス−固体混合物はガス−固体分離器30に導入され、固体粉末100が分離され、搬送タンク18に搬送される。
図1の構成は単なる例示であることに留意されたい。単一の固体ポンプ、単一の搬送タンク、単一の供給装置、及び単一のガス−固体分離器が図示されているが、異なる応用によっては1より多くの固体ポンプ、1より多くの搬送タンク、1より多くの供給装置及び/又は1より多くのガス−固体分離器を使用してもよい。
幾つかの応用では、粉砕装置26、貯蔵タンク28及び/又はガス−固体分離器30を使用しなくてもよい。固体粉末100を搬送タンク18に搬送するのに他の適切な搬送装置を使用し得る。他の搬送装置の非限定例には、コンベヤベルト、ポンプ及びスクリューフィーダーがある。さらに、フィルター34から分離されたガス32を、固体粉末100のガス−固体分離器30への空気圧搬送のために貯蔵タンク28に再循環してもよい。
図3に、本発明の別の実施形態によるガス化システム10の説明図を示す。図3の構成は図1の構成と同様である。図1と3の2つの構成は、図3では固体ポンプ20と供給装置24がガス化炉14の下に配置されている点で異なる。他の応用において、供給装置24はガス化炉14の上に位置してもよい。
こうして、作動中、固体ポンプ20は固体粉末100を加圧してガス化炉14に向けて送る。供給装置24は固体粉末100をガス化炉14に供給する。固体ポンプ20の出口における圧力は供給装置24内の圧力に従って決定され得る。非限定例において、供給装置24内の圧力がガス化炉14内の圧力より高くて、固体粉末100をガス化炉14中に持ち上げ、搬送中の圧力低下を相殺し得る。
幾つかの応用において、ガス化炉が確実に安定に作動するように、図4に示したような緩衝容器38を、固体ポンプ20とガス化炉14との間に配置して、固体粉末100を固体ポンプ20から受領しガス化炉14中に導入してもよい。図4の構成は図3の構成と同様である。図3と4の2つの構成は、搬送ユニット12がさらに、固体ポンプ20とガス化炉14との間に位置する緩衝容器38を含む点で異なる。図示した例において、緩衝容器38はガス化炉14の上に位置している。
図4の構成は単なる例示であることに留意されたい。幾つかの応用では、緩衝容器38がガス化炉14の上に位置していなくてもよい。他の例では、固体ポンプ20が図5に示されているように緩衝容器38の上に配置されていてもよい。
図5の構成は図4の構成と同様である。図4と5の2つの構成は、図5では固体ポンプ20が緩衝容器38の上に配置され得、供給装置24を使用しない点で異なる。幾つかの例においては、供給装置24が固体ポンプと緩衝容器との間に配置されていてもよい。
図6に、図4−5に示した緩衝容器38とガス化炉14の構成の説明図を示す。図6に示されているように、緩衝容器38は実質的に円錐状又は凸状の上端と下端(番号は付してない)をもつ円筒形状を有する。他の例において、緩衝容器は固体粉末を受領し搬送するのに適した他の形状を有し得る。
図6に示した例で、緩衝容器38は固体ポンプ20と流体連通した入口40を含んでいる。固体ポンプ20と緩衝容器38との間にバルブ(図には示してない)を配置してもよい。また、ガス入口42が緩衝容器38の上端に規定されており、ガス(図には示してない)を緩衝容器38中に導入して緩衝容器内の圧力を所望のレベルまで上昇させ緩衝容器38内の固体粉末100をガス化炉14内に運搬するように構成されている。ガス入口42を通るガスの流速は固体粉末の供給速度及び緩衝容器38とガス化炉14との間の圧力低下に従ってバルブ(図には示してない)により調節することができる。幾つかの応用において、不活性ガス又は合成ガスを緩衝容器38内に導入することができる。一例として、緩衝容器38内の圧力は約1500psiであり得る。
さらに、緩衝容器38内での石炭の熱分解を回避するために、水冷壁のような冷却要素44が緩衝容器38の内部に配置されて緩衝容器38内の温度を下げる。幾つかの応用において、緩衝容器38はさらにポンプの故障の場合のバックアップ石炭入口46を含んでおり、これは固体粉末100を一定期間提供してガス化炉14内の作動を安定に保ち得る。幾つかの例において、固体流量計48を緩衝容器38とガス化炉14との間に配置して固体粉末100のガス化炉14内への流れをモニターし得る。
こうして、図4−5の構成の場合、作動中、固体粉末100が固体ポンプ20により加圧された後緩衝容器38に供給される。図4の構成の場合、固体ポンプ20で加圧された後、緩衝容器38に入る前に、固体粉末100は供給装置24を通過する。
図7に、本発明のさらに別の実施形態によるガス化システム10の説明図を示す。図7に示されているように、図7の構成は図3の構成と同様である。図7と3の2つの構成は、図7の構成が図3の供給装置の代わりに固体ポンプ20とガス化炉14との間に配置された緩衝ホッパー50を使用する点で異なる。図7に示されているように、緩衝ホッパー50は固体ポンプ20及びガス化炉14の下に位置する。
作動中、固体粉末100は加圧されて緩衝ホッパー50に入る。キャリアガス52を緩衝ホッパー50中に導入してその中の圧力を増大させ、緩衝ホッパー50とガス化炉14との間に圧力差を生じると共にガス−固体混合物を形成する。キャリアガス52の非限定例として二酸化炭素、窒素のような不活性ガス、合成ガス又はその他の適切なガスがある。幾つかの例において、緩衝ホッパー50内の圧力はガス化炉内の圧力より高くてもよい。一例として、緩衝ホッパー50内の圧力は約3Mpaである。
その後、ガス−固体混合物は、緩衝ホッパー50から、ガス化炉14と緩衝ホッパー50を連結する配管58を介してガス化炉14に搬送される。幾つかの応用においては、流動化ガス54を緩衝ホッパー50の下部(番号は付してない)から緩衝ホッパー50中に導入して、緩衝ホッパー50内での固体粉末100の凝集を回避することができる。さらに、補助ガス56を配管58中に導入して配管58中の固体粉末の濃度を調節し、固体粉末のガス化炉中への空気圧搬送を促進することができる。幾つかの応用において、流動化ガス54及び/又は補助ガス56はキャリアガス52と類似のガスからなり得る。
図7の構成は単なる例示であることに留意されたい。図示した例で、固体粉末100は緩衝ホッパー50の下部からガス化炉14中に搬送される。他の例において、固体粉末100は緩衝ホッパー50の上部(番号は付してない)からガス化炉14中に搬送してもよい。幾つかの例においてはまた、1以上の緩衝容器38及び供給装置24を緩衝ホッパー50とガス化炉14との間に配置してもよい。緩衝ホッパー50はガス化炉14の上に配置してもよい。さらに、図1及び3−7の装置・構成の場合、ガス化炉の入口はその上部に配置されているが、ガス化炉の入口はその下部に設けてもよい。
本発明の実施形態では、ガス化システムは固体粉末をガス化のためにガス化炉中に搬送するのに1以上の固体ポンプを使用する。1以上の固体ポンプの存在のために、固体粉末の流れはより均一で安定であり得る。加えて、固体粉末が高めの含水率を有する石炭からなる場合、固体ポンプを介してガス化炉中に搬送される固体粉末を乾燥するのにより少ないエネルギーを消費し得る。また、他の例において、1以上の供給装置、緩衝容器及び緩衝ホッパーを使用してガス化炉を確実に安定に作動させる。固体ポンプ、供給装置、緩衝ホッパー及び緩衝容器の位置はいろいろな応用に基づいて変化し得る。ある種の応用においては、1以上の固体ポンプを用いて、加工処理のために高炉のようなデバイス中に詰めて(stuff)搬送することもできる。
典型的な実施形態で本開示を例示し説明して来たが、本開示の範囲からいかなる意味でも逸脱することなく様々な修正と置換をなすことができるので、示した詳細に限定されることはない。すなわち、本明細書に記載された開示の別の修正及び等価物は日常の実験以上の技術を用いることなく当業者には明らかであり、かかる修正と等価物は全て特許請求の範囲に定義される本開示の思想と範囲内であると考えられる。

Claims (20)

  1. 固体粉末のガス化のためのシステムであって、
    固体粉末を受け取るように構成された1以上の搬送タンク、
    1以上の搬送タンクの各々と連通してその下流に配置された1以上の固体ポンプと、
    1以上の固体ポンプと流体連通してその下流に配置されたガス化炉と
    を備えるシステム。
  2. 1以上の固体ポンプが1以上のそれぞれの搬送タンクの下に配置されている、請求項1記載のシステム。
  3. さらに、1以上の固体ポンプ及びガス化炉と流体連通してその間に配置された供給装置を含む、請求項1記載のシステム。
  4. 1以上の固体ポンプ及び供給装置の1以上がガス化炉の下に配置されている、請求項3記載のシステム。
  5. さらに、1以上の固体ポンプ及びガス化炉と流体連通してその間に配置された緩衝容器を含む、請求項1記載のシステム。
  6. 緩衝容器がガス化炉の上に位置する、請求項5記載のシステム。
  7. さらに、1以上の固体ポンプ及びガス化炉と流体連通してその下に配置された緩衝ホッパーを含む、請求項1記載のシステム。
  8. 1以上の固体ポンプがガス化炉の上に位置する、請求項1記載のシステム。
  9. さらに、粉砕装置、固体粉末を1以上のそれぞれの搬送タンクに搬送するように構成された1以上のガス−固体分離器、並びに粉砕装置及び1以上のガス−固体分離器と流体連通した貯蔵タンクを含む、請求項1記載のシステム。
  10. 固体粉末をガス化のために搬送するための搬送ユニットであって、
    固体粉末を受け取るように構成された1以上の搬送タンクと、
    1以上の搬送タンクの下流に各々配置され、1以上の搬送タンクの各々からの固体粉末を加圧してガス化のために搬送するように構成された1以上の固体ポンプと
    を備える搬送ユニット。
  11. さらに、1以上の固体ポンプと流体連通してその下流に配置された供給装置を含む、請求項10記載の搬送ユニット。
  12. さらに、1以上の固体ポンプと流体連通してその下流に配置された緩衝容器を含む、請求項10記載の搬送ユニット。
  13. さらに、1以上の固体ポンプ及びガス化炉と流体連通してその下に配置された緩衝ホッパーを含む、請求項10記載の搬送ユニット。
  14. さらに、固体粉末を1以上の固体ポンプの各々に搬送するように構成された1以上のガス−固体分離器を含む、請求項10記載の搬送ユニット。
  15. 固体粉末のガス化のための方法であって、
    固体粉末を1以上の搬送タンクに導入し、
    1以上の搬送タンクからの固体粉末を、1以上の搬送タンクの下流に各々配置された1以上の固体ポンプの各々に導入し、
    1以上の固体ポンプによって固体粉末を加圧しガス化炉に搬送する
    ことを含む方法。
  16. 1以上の固体ポンプがガス化炉の上に位置する、請求項15記載の方法。
  17. さらに、1以上の固体ポンプからの固体粉末をガス化炉に搬送するために供給装置を提供することを含む、請求項15記載の方法。
  18. さらに、1以上の固体ポンプからの固体粉末を受領しガス化炉に搬送するために緩衝容器を提供することを含み、緩衝容器がガス化炉の上に配置される、請求項15記載の方法。
  19. さらに、1以上の固体ポンプからの固体粉末を受領しガス化炉に搬送するために緩衝ホッパーを提供することを含み、緩衝ホッパーがガス化炉の下に配置される、請求項15記載の方法。
  20. 1以上の固体ポンプがガス化炉の下に位置する、請求項15記載の方法。
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