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JP2013146351A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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JP2013146351A JP2012008237A JP2012008237A JP2013146351A JP 2013146351 A JP2013146351 A JP 2013146351A JP 2012008237 A JP2012008237 A JP 2012008237A JP 2012008237 A JP2012008237 A JP 2012008237A JP 2013146351 A JP2013146351 A JP 2013146351A
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Abstract

【課題】洗濯時又は脱水時に泡を検知した場合に、乾燥風路の上流側部分に侵入した泡を排出することができ、その後の工程で乾燥フィルタ等の乾燥部品への泡の付着を防止し、フィルタ濡れ、及び通風不良等の不具合の発生を防止することができ、しかも泡除去処理に要する時間及び水量を抑制することができる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機100は、外筐1の内部に水槽2及び回転ドラム3を備える。外筐1の内側上部に配された送風ファン70の吸い込み側には導出管が連結され、導出管には水槽2に通じる導出ダクト60が接続されている。運転制御部8は、洗濯時に泡検知回路により導出ダクト60内に泡が存在することを検知した場合、排水時に給水弁51を第3給水出口に切り替え、副給水管56を経て給水ノズル57から導出ダクト60に給水し、泡を排水ホース28を経て外部へ排出させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、水槽の内部で回転する回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路を備える洗濯乾燥機に関する。
近年広く普及しているドラム式の洗濯乾燥機は、有底円筒状の水槽を、横姿勢又は斜め横姿勢で筐体内に支持し、この水槽の内部に、同軸上にて回転する有底円筒状の回転ドラムを収容して構成されている。そして、洗濯乾燥機は水槽及び回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路を備え、該乾燥風路には、回転ドラムの空気を吸い込む送風ファン、及び該空気を加熱するヒータが設けられている。
水槽及び回転ドラムは、同側に開口する開口部を有しており、洗濯運転時に、洗濯物は、前記開口部を経て回転ドラムの内部に投入され、水槽及び回転ドラムの底部に溜まる洗濯水中に浸され、回転ドラムの回転による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラムの周面に叩きつけられて洗濯される。そして、乾燥運転時に、洗濯物は洗濯運転と同様に回転ドラムの回転による持ち上げ及び落下を繰り返され、乾燥風路を循環する乾燥風と繰り返し接触し、水分を奪われて乾燥させられる。
以上のような洗濯乾燥機において、洗濯運転時に泡が異常に発生することがある。この泡の異常発生を検知した場合、従来、洗濯動作を弱める(回転ドラムを回転させるモータの回転数を下げる)、給水を停止する、排水弁を開いて排水を行う、水槽の貯水を循環させて開口側からシャワー状に給水するシャワー給水を停止する等の洗濯シーケンスの変更を行っている。
また、1回目に泡の異常が検知された場合は排水を行わず、シャワー給水を停止する、洗濯動作を弱めるというように洗濯シーケンスの変更を行って洗い運転を続行し、泡の異常を2回目に検知した場合に排水を行う等の洗濯シーケンスを行うものもある。
さらに、すすぎ中の中間脱水で、泡が抵抗となり脱水回転数が上昇しなくなる(泡が負荷となり、モータ駆動のトルク数が足りなくなる)、いわゆる泡拘束を検知した場合、モータを停止して給水を行い、低回転数で撹拌後、排水を行うという泡消工程を追加するように構成された洗濯機も提供されている。
すすぎ工程の脱水時の泡拘束を防止するものとして、以下の洗濯機が開発されている。
特許文献1の洗濯機は、水位検知手段、布量検知手段、及び計時手段によって水量、布量、及び排水時間を測定し、その測定結果によって排水状態を把握し、排水状態に応じて、すすぎ前の脱水起動時のモータの回転加速度(脱水回転加速度)を変更するように構成されている。
特許文献2の洗濯機は、中間脱水工程において、回転数(回転速度)検知手段により検知された洗濯兼脱水槽の回転数に基づいて水槽内の泡又は排水の残水量を検知し、泡又は排水の残水量を検知した場合、中間脱水工程後に給水弁を動作させながら低回転脱水又は低回転間欠脱水を追加して行い、ためすすぎ等の次工程に進むように構成されている。
特開2011−177462号公報 特開平11−42387号公報
洗濯工程、すすぎ工程中に異常発生した泡は水槽内のみに留まらず、乾燥風路の吸気部分にまで侵入することがある。乾燥風路内に侵入した泡は排水時には排出されにくく、泡がそのまま留まる場合があり、その後、送風ファン動作とともに吸い上げられて乾燥フィルタ等の乾燥部品を濡らし、フィルタ濡れ、通風不良等の不具合が生じるという問題があった。
また、洗濯中に泡が異常発生した場合、すすぎ中の中間脱水において乾燥風路内に留まった泡により泡拘束が生じることがある。この場合、泡消工程を行うことになるが、泡消工程は時間を要し、水を多く使用するという問題がある。
特許文献1及び2の洗濯機は、泡拘束を予防するものである。そして、特許文献1及び2の洗濯機の構成は乾燥風路を有する洗濯乾燥機に適用したとしても、乾燥風路に侵入した泡を消失させることはできず、前記泡により泡拘束が生じた場合に対処することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、洗濯時又は脱水時に泡を検知した場合に、乾燥風路の上流側部分に侵入した泡を排出することができ、その後の工程で乾燥フィルタ等の乾燥部品への泡の付着を防止し、フィルタ濡れ、通風不良等の不具合の発生を防止することができ、しかも泡除去処理に要する時間及び水量を抑制することができる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、水槽と、該水槽の内部の回転ドラムと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファンとを備え、洗濯、及び乾燥を行うように構成されている洗濯乾燥機において、泡を検知する泡検知手段と、前記乾燥風路の前記送風ファンの上流側部分に給水する風路給水手段と、洗濯時に前記泡検知手段により泡を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する給水制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記風路給水手段により給水する場合に、前記水槽の水を排水するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記水槽の排水の終了を判定する終了判定手段を備え、前記給水制御手段は、前記終了判定手段が前記終了を判定した後に給水を終了するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記風路給水手段により給水する前に、前記回転ドラムを洗濯時より低い回転数で回転させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記給水制御手段により給水した後に、前記水槽に給水し、前記回転ドラムを洗濯時より低い回転数で回転させ、再度、前記風路給水手段により給水するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記泡検知手段は、前記送風ファンの上流側部分の泡を検知するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、水槽と、該水槽の内部の回転ドラムと、該回転ドラムを回転させるモータと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファンとを備え、洗濯、すすぎ、及び乾燥を行うように構成されている洗濯乾燥機において、泡拘束を検知する泡拘束検知手段と、前記乾燥風路の前記送風ファンの上流側部分に給水する風路給水手段と、脱水時に前記泡拘束検知手段により泡拘束を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する給水制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記給水制御手段は、すすぎを行った後の排水時に給水するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記水槽の排水の終了を判定する終了判定手段を備え、
前記給水制御手段は、前記終了判定手段が前記終了を判定した後に給水を終了するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記モータの回転数を制御する回転数制御手段と、前記モータの回転数を検知する回転数検知手段とを備え、前記泡拘束検知手段は、前記回転数制御手段が制御した回転数と、前記回転数検知手段が検知した回転数との差異に基づいて、泡拘束を検知するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記泡拘束検知手段により泡拘束を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する前に、前記水槽に給水して前記回転ドラムを回転させ、排水する泡消手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、洗濯時に泡を検知した場合に乾燥風路の送風ファンの上流側部分に給水するので、該上流側部分に侵入した泡を消去及び排出することができ、その後の工程で乾燥フィルタ等の乾燥部品への泡の付着を防止し、フィルタ濡れ、通風不良等の不具合の発生を防止することができる。
そして、泡の発生部分に効率よく給水して泡を消去及び排出することができるので、泡除去処理に要する時間及び水量を抑制することができる。
本発明においては、排水の終了判断時に上流側部分への給水(以下、風路給水という)を停止することで水の使用量を抑制することができ、また、さらに追加の給水を行うことで(給水を続行することで)、泡が上流側部分又は水槽に残存している場合に確実に排出することができる。
本発明においては、風路給水前に回転ドラムを洗濯時より低い回転数で回転させることで、ある程度泡の量を低減することができ、風路給水時に、より確実に泡を排出することができる。
本発明においては、風路給水後に泡消処理を行い、再度風路給水するように構成することにより、より確実に泡を排出することができる。そして、泡消処理の前に風路給水を行っているので、泡消処理の時間及び水の量を、従来と比較して低減することができる。
本発明においては、脱水時に泡拘束を検知した場合に送風ファンの上流側部分に給水するので、脱水の回転不良を抑制して、モータの異常温度上昇及び異常振動等の発生を抑制することができ、次工程のすすぎを十分に行うことができる。そして、前記上流側部分に侵入した泡を排出することができ、その後の工程でフィルタ等の乾燥部品への泡の付着を防止し、フィルタ濡れ、通風不良等の不具合の発生を防止することができる。
本発明においては、泡拘束を検知し、風路給水を行った場合に、排水の終了判断時に風路給水を停止することで水の使用量を抑制することができ、また、さらに追加の給水を行うことで、泡が上流側部分又は水槽に残存している場合に確実に排出することができる。
本発明においては、回転数制御手段、及び回転数検知手段を備え、回転数制御手段が制御した回転数と、前記回転数検知手段が検知した回転数との差異に基づいて、泡拘束を検知するように構成することにより、泡拘束を正確に検知することができる。
本発明においては、前述の泡消手段を備え、該泡消手段による泡消処理後に風路給水するように構成することで、確実に泡を排出することができる。
本発明によれば、洗濯時に泡を検知した場合に乾燥風路の送風ファンの上流側部分に給水するので、該上流側部分に侵入した泡を排出することができ、その後の工程で乾燥フィルタ等の乾燥部品への泡の付着を防止し、フィルタ濡れ、通風不良等の不具合の発生を防止することができる。
そして、泡の発生部分に効率良く給水して、泡を消去したり排出したりすることができ、泡除去処理に要する時間及び水量を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る導出ダクト及び導入ダクトの形成態様を示す図である。 本発明の実施の形態に係るドラムモータの支持部近傍の拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによるすすぎ運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによるすすぎ運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによる洗濯運転の他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによるすすぎ運転の他の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る運転制御部のCPUによるすすぎ運転の他の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(洗濯乾燥機100の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機100の外観を略示する斜視図、図2は洗濯乾燥機100の内部構成を略示する縦断面図である。
図2に示すように、洗濯乾燥機100は、外筐1の内部に水槽2及び回転ドラム3を備えている。水槽2は、一側の端部全面に開口20を有する大径の有底円筒体であり、外筐1の底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、開口20の側を上向きとし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保持した状態で弾性支持されている。支持脚21は中途部にダンパ210を有しており、ダンパ210の下側に重量センサ211が設けてある。該重量センサ211によって回転ドラム3に投入された洗濯物の質量が検出される。なお重量センサ211としては、ひずみゲージ式、圧電式、静電容量式、電磁式及び音叉式の重量センサが挙げられる。
外筐1の前面(図2の左側面)には、水槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10により開閉自在に洗濯物の投入口11が開設してあり、該投入口11と水槽2の開口20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。図1に示すように、外筐1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放される。
回転ドラム3は、水槽2よりも少し小径の有底円筒体であり、一側の開口30を水槽2の開口20の内側に臨ませ、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結し、該ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部で同軸上にて回転するように構成されている。洗濯乾燥機100は、周期的にスイッチングすることでドラムモータ4を駆動するスイッチング素子を含むインバータ回路84(図5参照)、及びドラムモータ4の回転速度を検知する回転速度センサ85(図5参照)を備えており、後述する運転制御部8が、回転速度センサ85により検知された回転速度に基づいてインバータ回路84に供給するPWM信号のデューティ比を決め、回転ドラム3の回転を制御するように構成されている。
回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また周壁内面には、軸長方向に延びるバッフル33が、周方向に等配に複数突設されている。なお、図2中、小孔32の一部と一つのバッフル33のみ示している。
以上のように構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、蓋体10を開放し、投入口11の内側に位置する開口20,30を経て回転ドラム3内に洗濯物を投入し、前記蓋体10を閉止した後、後述するように水槽2の内部に洗濯水を給水した後、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3をタンブリングさせて実施される。前述したように回転ドラム3は、多数の小孔32と複数のバッフル33とを備えており、回転ドラム3の内部の洗濯物は、小孔32を経て回転ドラム3内に浸入する洗濯水中に浸され、バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラム3の内面に叩きつけられて洗濯される。
図1に示すように、外筐1の前面上部には、各種の操作のための操作部及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル15が設けられている。該操作パネル15は、外筐1の下部内側に設けた運転制御部8(図2参照)に接続されている。前述した洗濯運転、及び後述する乾燥運転、さらには、これらの間に実施される脱水運転は、操作パネル15の操作に応じた運転制御部8の動作により、一連の処理、又は個々に独立した処理として実行される。
図1に示すように、外筐1の後部上面には、水道等の給水源との接続が可能な接続口50が設けられている。この接続口50は、図2に示すように、外筐1の内側に設けた給水弁51に接続されている。給水弁51は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁であり、第1給水出口は、主給水管52を介して水槽2の上部周面に接続されている。給水弁51が第1給水出口に切り替えられた場合、給水源からの給水は、主給水管52を経て水槽2の内部に送り込まれる。主給水管52の中途には、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
給水弁51の第2給水出口は、小径の副給水管53を介して給水ノズル54に接続されている。給水ノズル54は、後述する導入ダクト61の壁面に設けられている。給水弁51が第2給水出口に切り替えられた場合、給水源からの給水は、副給水管53を経て給水ノズル54に達し、導入ダクト61の内部に送り込まれる。
給水弁51の第3給水出口は、小径の副給水管56を介して給水ノズル57に接続されている。給水ノズル57は、後述する導出ダクト60の壁面に設けられている。給水弁51が第3給水出口に切り替えられた場合、給水源からの給水は、副給水管56を経て給水ノズル57に達し、導出ダクト60の内部に送り込まれる。
給水弁51の第4給水出口は、冷却水管55を介して、水槽2の前下部に連結されている。水槽2には、下部周面に前後方向に延びる凹溝22が形成されており、該凹溝22の上部を覆うように冷却板23が架設してある。冷却板23は、後部を下として傾斜しており、上表面に複数の凹部が並設されている。給水弁51が第4給水出口に切り替えられた場合、給水源からの給水は、冷却水管55を通って冷却板23の前上部に送り込まれ、複数の凹部内に順次滞留しながら冷却板23の上表面に沿って後方に流れて、後述のように循環する乾燥風を冷却する冷却水として使用される。
凹溝22の後端部には、連結部24が接続されている。該連結部24は、排水管25を介し、外筐1内側の前下部に固定支持された筒形のフィルタケース26に接続されている。フィルタケース26の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタが収容されている。フィルタケース26には、通水管(図示せず)を介して循環ポンプ120に接続してあり、該循環ポンプ120の吐出側は、戻し管121を介して水槽2の前側上部に連通されている。
フィルタケース26は、外筐1の底面に沿って敷設された排水ホース28に排水弁27を介して接続されている。連結部24の右側部分にエアトラップ24aが接続してある。エアトラップ24aは空気室(図示せず)を有する。該空気室には、上方に延びる導圧管(図示せず)が接続されており、該導圧管の上端部には水位センサ24bが取付けられている。
排水弁27が閉である場合、水槽2の内部に給水された洗濯水は、連結部24及び排水管25を経てフィルタケース26内部に入り、該フィルタケース26を満たした後、排水管25、連結部24及び水槽2の内部に溜まる。洗濯水は、循環ポンプ120を駆動することにより、該循環ポンプ120に吸い込まれて昇圧され、戻し管121を経て水槽2の上部に送られ、該戻し管121の先端から回転ドラム3の内部に給水される。
エアトラップ24aの空気室には、連結部24に洗濯水が充満した後にも空気が取り残される。空気室内の空気圧は、フィルタケース26を底として溜まる洗濯水の水位の上昇に応じて大きくなる。水位センサ24bは、導圧管を介して伝播する空気室内の空気圧を検出する圧力センサである。水位センサ24bの検出信号は、運転制御部8に与えられる。
排水弁27は、洗濯運転の後に開放される。この開放により水槽2内の洗濯水は、排水管25及びフィルタケース26を経て排水ホース28に排水される。この排水に際し、洗濯水中に含まれる繊維屑等の異物は、フィルタケース26内のリントフィルタに捕捉、除去されるので、排水ホース28を経て下水管に排出される虞がない。
洗濯乾燥機は、水槽2及び回転ドラム3内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路をさらに備えている。乾燥風路は、水槽2と一体形成された導出ダクト60及び導入ダクト61を有している。図3は、導出ダクト60及び導入ダクト61の形成態様を示す図である。本図は、水槽2の底面を前方から見た状態を略示しており、図の上下は、図2の上下に対応している。なお、水槽2の外面には、強度確保のための多数のリブが設けてあるが、図3においては、これらのリブの図示を省略してある。
図3に示すように、導出ダクト60は、水槽2の底面最下部の縁部分において周方向に適宜の長さを有して延び、一側端部で斜め上方に立ち上がるように設けられている。図3には、水槽2の下部周面に前述のように形成された凹溝22、及び該凹溝22の上部に架設した冷却板23も示している。導出ダクト60の下部は、冷却板23の後位置で水槽2内に開口する導出口62に連通している。導出ダクト60の上端部は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導出管63に連通している。
図3に示すように、導出管63の中途部には、電極81,82が長手方向に並設されている。電極81が電極82より上方の位置に設けられている。後述するように洗濯時に導出ダクト60内に泡が侵入し、泡が電極81,82を浸す位置まで侵入した場合、電極81,82は泡により短絡される。電極81,82が泡により短絡された場合、電極81,82間には電流が流れ、これにより、泡検知回路83(図5参照)が泡が浸入してきたことを検知する。運転制御部8は、泡検知回路83の出力電位に基づいて、導出ダクト60内の電極81の位置まで泡が浸入したか否かを判定するように構成されている。なお、電極81,82は、長手方向に交叉する方向に並設してもよい。
導入ダクト61は、水槽2の底面の中心部に設けた円形部と、該円形部の一端に連続し、斜め上方に立ち上がる直線部とを備える。直線部の上端は、水槽2の上部周面に上向きに突設された導入管64に連通している。また円形部の中心位置には、ドラムモータ4の出力軸40が突出しており、この突出部と同軸をなし、水槽2の内部に向けて開口する円形断面の導入口65が開設されている。
図4は、ドラムモータ4の支持部近傍の拡大断面図である。図4中に一部を示すように、ドラムモータ4の出力軸40は、軸受41により回転自在に支持され、水槽2の内側に向けて突出しており、この突出端部は、連結ブラケット42を介して回転ドラム3の底面の中心位置に固定されている。連結ブラケット42と回転ドラム3との間には、薄肉の封止板66が挾持固定されている。封止板66の外周には、導入ダクト61の末端の導入口65の内側に対向する鍔部が周設され、該鍔部には、導入口65に内嵌固定されたオイルシール67が摺接している。
回転ドラム3の底面には、連結ブラケット42の固定部よりも外側の周上に並ぶ複数の導入孔34が開設されており、これらの導入孔34は、封止板66の対応位置に設けられた連通孔68を介して導入口65に連通している。
図2に示すように、水槽2の上部には、乾燥風を起風する送風ファン70が配されている。該送風ファン70の吸込側は、連結ダクト69を介して導出管63の端部に連結している。連結ダクト69には塵埃を除去するフィルタ71が介装されている。送風ファン70の吐出側にはヒータ72が設けられており、送風ファン70及びヒータ72はユニット化されている。ヒータ72は送気管79を介して導入管64の端部に連結されている。
前記連結ダクト69には乾燥風を排気する排気ダクト73が連通している。排気ダクト73は、連結ダクト69の上側周面において、フィルタ71と送風ファン70との間に連通している。排気ダクト73の先端部には排気口73aが形成されている。連結ダクト69の下側面において、排気ダクト73との連通箇所と送風ファン70との間に吸気口(図示せず)が開設されている。連結ダクト69の排気ダクト73との連通箇所には、乾燥風を排気ダクト73へ誘導する誘導板(図示せず)が設けられている。この誘導板の枢動によって、吸気口は開放又は閉鎖される。
以上のように構成された乾燥風路において、送風ファン70が駆動された場合、吸込側に連結された導出ダクト60から乾燥風が吸い込まれて加圧され、吐出側に連結された導入ダクト61に送り出される。導入ダクト61内に送り出される乾燥風は、水槽2の外周から中央に向けて流れて導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を通って回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3内に導入された乾燥風は、周壁に形成された多数の小孔32を通って水槽2内に流出し、前述のように形成された導出口62を経て導出ダクト60内に導出され、送風ファン70に再度吸い込まれる。
洗濯乾燥機の乾燥運転は、送風ファン70を駆動し、ヒータ72を動作させると共に、ドラムモータ4を駆動し、回転ドラム3を低速度で反復回転させ、さらに、給水弁51を第4給水出口に切り替え、冷却板23上に冷却水を流すことにより行われる。
乾燥風路の内部には、送風ファン70の駆動により、前述した乾燥風の通流が生じる。この乾燥風は、ヒータ72により加熱されて回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3の内部の洗濯物は、該回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返されている。回転ドラム3内に導入される乾燥風は、回転ドラム3内の洗濯物に当たり、該洗濯物の水分を奪って水槽2内に流出し、該水槽2の底面下部に開口する導出口62に向けて流れる。
このように流れる乾燥風は、冷却板23上を流れる冷却水と接触して冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となって導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。なお、凝縮除去された水分は、冷却板23上を冷却水と共に流れ、該冷却板23の後端部に達して凹溝22内に流れ落ち、連結部24、排水管25、及びフィルタケース26を通って排水ホース28内に排水される。
一方、乾き空気となった乾燥風は、導出ダクト60内を上昇し、導出管63を経て送風ファン70に吸い込まれて加圧され、ヒータ72により再加熱されて高温、低湿の温風となって回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように冷却及び加熱を伴って循環する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥される。
洗濯乾燥機の乾燥運転は、前述したように、前記吸気口及び排気ダクト73を閉鎖し、循環状態のみではなく、前記吸気口及び排気ダクト73を開放した状態でもなされる。前記吸気口及び排気ダクト73を開放することによって、洗濯物の水分を奪って水槽2内に流出した乾燥風は、該水槽2の底面下部に開口する導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。導出ダクト60内に送り出された湿潤な乾燥風は、前記誘導板によって排気ダクト73に誘導され、排気口73aから排気される。排気によって連結ダクト69内は負圧となり、開放された前記吸気口から連結ダクト69外の空気が吸入される。一般に連結ダクト69外の空気は洗濯物から水分を奪った空気よりも乾燥している。この空気は、送風ファン70に吸い込まれて加圧され、ヒータ72により加熱されて高温の温風となって回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように加熱及び排気を伴って通流する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥される。
前述したように、副給水管53による給水は、給水弁51を第2給水出口に切り替えることによりなされる。この給水は、洗濯水の給水開始時に、乾燥風路内の送風ファン70及びヒータ72を動作させ、送風ファン70による起風をヒータ72により加熱してなる温風を導入ダクト61内に通流させている状態で実施する。この温風は、給水ノズル54から送り込まれる洗濯水の搬送風として作用し、前記洗濯水は、搬送風と共に導入ダクト61内を流れ、末端に設けた導入口65に達して、連通孔68及び導入孔34を経て回転ドラム3の内部に送り込まれる。
また、副給水管53による給水は、導入ダクト61内の洗浄を目的とし、送風ファン70及びヒータ72を動作させずに実施する。この給水は、導入ダクト61内の異物(繊維屑等)を捉えて下向きに流れ、導入ダクト61の下端に接続されたドレン管(図示を省略する)を経て排水ホース28内に排水される。
そして、本実施の形態においては、以下に詳述するように、洗濯運転中に泡の異常発生を検知した場合、及びすすぎ運転中の中間脱水で泡拘束を検知した場合、排水時に、給水弁51を第3給水出口に切り替え、給水源からの給水を、副給水管56を経て給水ノズル57から導出ダクト60の内部に送り込み、泡が排出されるように構成されている。
図5は洗濯乾燥機100の制御系の構成を示すブロック図である。洗濯乾燥機100の運転制御部8は、CPU(Central Processing Unit)8a、ROM(Read Only Memory)8b、RAM(Random Access Memory )8c、入出力インタフェイス8d、書換可能な不揮発性メモリ8e、及びタイマ8fを共有バスで接続してなるコンピュータである。CPU8aは、ROM8bに記憶された制御プログラムをRAM8cに読出して実行する。不揮発性メモリ8eは、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 又はEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等からなる。
入出力インタフェイス8dには、前述した操作パネル15が接続されている。操作パネル15には、電源スイッチ、運転開始を指示するスタートスイッチ、運転内容を選択するためのスイッチ等、使用者により操作される各種のスイッチが設けられている。
また、入出力インタフェイス8dには、前述した水位センサ24b及び重量センサ211が接続されている。水位センサ24bの検出信号は、入出力インタフェイス8dを介してCPU8aに与えられ、CPU8aは、水位センサ24bの検出信号に基づいて水槽2の内部の貯留水の水位を認識する。重量センサ211の検出信号は、入出力インタフェイス8dを介してCPU8aに与えられ、CPU8aは、重量センサ211の検出信号に基づいて水槽2に投入された洗濯物の質量を認識する。
そして、入出力インタフェイス8dには、前述した泡検知回路83、及び回転速度センサ85が接続されている。
さらに入出力インタフェイス8dは、インバータ回路84、給水弁51、排水弁27、送風ファン70、ヒータ72に接続されている。インバータ回路84にはドラムモータ4が接続されている。CPU8aは、操作パネル15の操作内容に従ってROM8bに格納された制御プログラムを実行し、インバータ回路84、給水弁51、排水弁27、送風ファン70、及びヒータ72に動作指令を与え、前述した洗濯運転及び乾燥運転、さらには脱水運転を実行する。
以下、洗濯乾燥機100の泡除去処理について詳述する。
まず、洗濯運転時に泡を検知した場合の泡除去処理について説明する。
(洗濯運転時の泡除去処理)
図6〜図9は、運転制御部8のCPU8aによる洗濯運転の処理手順を示すフローチャートである。
まず、運転制御部8のCPU8aは、ユーザにより操作パネル15のスタートキーがオンされたか否かを判定する(S1)。CPU8aはスタートキーがオンされていないと判定した場合(S1:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aはスタートキーがオンされたと判定した場合(S1:YES)、重量センサ211により布量(質量)を検出する(S2)。CPU8aは、検出した布量に基づいて洗い水位、洗い時間、及び脱水時間等を設定する。
そして、CPU8aは、給水弁51の給水出口を第1給水出口に切り替え(第1給水出口を開き)、給水を開始する(S3)。
次に、CPU8aは、水位センサ24bの出力値により水位が洗い水位に到達したか否かを判定する(S4)。CPU8aは、水位が洗い水位に到達していないと判定した場合(S4:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位が洗い水位に到達したと判定した場合(S4:YES)、ドラムモータ4の駆動をインバータ制御して回転ドラム3を所定の回転速度でタンブリングさせる(S5)。このとき、CPU8aは、同時に第1給水出口を閉じ、循環ポンプ120を駆動して、水槽2中の水を戻し管121の先端から回転ドラム3の内部に給水する循環シャワー給水を行う。
そして、CPU8aは、泡検知回路83により泡を検知したか否かを判定する(S6)。すなわち、泡が導出ダクト60に侵入して電極81を超え、電極81,82間が通電され、泡検知回路83により検知されたか否かを判定する。CPU8aは、泡を検知したと判定した場合(S6:YES)、処理を図7のステップS21へ進める。
CPU8aは泡を検知していないと判定した場合(S6:NO)、設定した洗い時間が経過したか否かを判定する(S7)。CPU8aは、洗い時間が経過していないと判定した場合(S7:NO)、判定処理をステップS6へ戻す。
CPU8aは洗い時間が経過したと判定した場合(S7:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S8)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位が、排水終了の判定の基準となる、予め設定されたリセット水位に到達したか否かを判定する(S9)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S9:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S9:YES)、リセット水位到達後に追加的に排水する時間が経過したか否かを判定する(S10)。この追加の排水時間は布量に応じた実験結果等により設定される。なお、実験により求められる必要時間は確保した上で、ユーザにより該必要時間より長く設定することにしてもよい。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S10:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S10:YES)、排水弁27を閉じ(S11)、洗濯処理を終了し、次工程のすすぎの中間脱水へ移行する。
CPU8aは前述のステップS6において泡を検知したと判定した場合、ステップS21において、循環ポンプ120をオフ(運転を停止)し、循環シャワー給水を停止する(S21)。CPU8aは、回転ドラム3を通常の洗濯時の回転数より低い回転数で回転させる泡抑制タンブリングを開始する(S22)。
CPU8aは、泡検知回路83により泡を検知したか否かを判定する(S23)。CPU8aは、泡を検知したと判定した場合(S23:YES)、処理を図8のステップS31へ進める。
CPU8aは泡を検知していないと判定した場合(S23:NO)、設定した洗い時間が経過したか否かを判定する(S24)。CPU8aは、洗い時間が経過していないと判定した場合(S24:NO)、処理をステップS23へ戻す。
CPU8aは洗い時間が経過したと判定した場合(S24:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S25)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え(第3給水出口を開き)、導出ダクト60への給水(風路給水)を開始する(S26)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位が、リセット水位に到達したか否かを判定する(S27)。ここで、リセット水位は、風路給水の時間当たりの通流量を考慮して設定される。又はリセット水位は風路給水を行わない場合と同一の値にし、リセット水位検知後の追加の排水時間を長くすることで調整することにしてもよい。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S27:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S27:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S28)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S29)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S29:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S29:YES)、排水弁27を閉じ(S30)、処理を終了する。
CPU8aは前述のステップS23において泡を検知したと判定した場合、ステップS31において、排水弁27を開き、排水を開始する(S31)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え(第3給水出口を開き)、導出ダクト60への給水を開始する(S32)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S33)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S33:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S33:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S34)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S35)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S35:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S35:YES)、排水弁27を閉じる(S36)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第1給水出口に切り替え(第1給水出口を開き)、水槽2への給水を開始する(S37)。
CPU8aは、水位センサ24bの出力値により、後述するステップS39の泡消タンブリングを行うための泡消水位に到達したか否かを判定する(S38)。泡消タンブリングは、泡を確実に除去するため、1回目の風路給水後に、泡消水位まで水槽2に給水した上で、回転ドラム3を通常の洗濯時の回転数より低い回転数で、設定した泡消時間、回転させるものである。泡消水位及び泡消時間等は実験等により求めることができる。CPU8aは、水位が泡消水位に到達していないと判定した場合(S38:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位が泡消水位に到達したと判定した場合(S38:YES)、泡消タンブリングを開始する(S39)。
CPU8aは、泡消時間が経過したか否かを判定する(S40)。CPU8aは、泡消時間が経過していないと判定した場合(S40:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは泡消時間が経過したと判定した場合(S40:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S41)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え(第3給水出口を開き)、導出ダクト60への給水を開始する(S42)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S43)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S43:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S43:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S44)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S45)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S45:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S45:YES)、排水弁27を閉じ(S46)、処理を終了し、次工程のすすぎの中間脱水へ移行する。なお、設定された洗い時間、洗いタンブリングがされていない場合、再度洗いタンブリングを行うことにしてもよい。
以上のように、本実施の形態においては、設定された回転数で回転ドラム3を回転させる洗いタンブリングの開始後、泡を検知した場合、前記回転数より低い回転数で回転ドラム3を回転させる泡抑制タンブリングを行う。その後、泡が検知されなかった場合、洗い時間終了後の排水時に、導出ダクト60へ給水する風路給水を行う。泡抑制タンブリングにより電極81まで泡が到達しなくなった場合においても、泡が導出ダクト60に残存している場合がある。ここで、風路給水を行うことにより、確実に導出ダクト60から泡を排除することができる。しかも、この場合、洗濯運転を中断することなく、泡を排除することができる。
泡抑制タンブリングを行っても泡を検知した場合、すなわち電極81まで泡が到達している場合、洗濯運転を中断して排水を行い、同時に風路給水を行って泡を排出する。その後、泡消水位まで水槽2へ給水し、泡消タンブリングを行い、泡消時間の経過後、排水と同時に風路給水を行う。これにより、泡を確実に排除することができる。ここで、予め泡消タンブリングの前に風路給水を行っているので、泡消時間を短縮化することができる。泡消水位も風路給水を行わない場合と比較して低くすることができ、泡除去に使用する水の量を低減させることができる。
次に、すすぎ運転時に泡拘束を検知した場合の泡除去処理について説明する。
(すすぎ運転時の泡除去処理)
図10及び図11は、運転制御部8のCPU8aによるすすぎ運転の処理手順を示すフローチャートである。
まず、CPU8aは排水弁27を開く(S51)。
そして、回転ドラム3を回転させて中間脱水を開始する(S52)。CPU8aは、布量に基づいて設定される脱水時間に対応させて、段階的に回転ドラム3の回転速度(単位時間当たりの回転数)が上がるように、インバータ回路84によりドラムモータ4をインバータ制御する。
CPU8aは、泡拘束を検知したか否かを判定する(S53)。CPU8aは、設定した回転速度と、回転速度センサ85により検知した回転速度とを比較し、設定回転速度と検知回転速度との差が所定値以上である場合、すなわち加速度の追従遅れを検知した場合、泡拘束が生じたと判定する。
CPU8aは泡拘束を検知したと判定した場合(S53:YES)、この泡拘束の検知が1回目であるか否かを判定する(S54)。CPU8aは1回目であると判定した場合(S54:YES)、処理をステップS53へ戻す。
CPU8aは泡拘束の検知が1回目でないと判定した場合(S54:NO)、泡消処理を開始する(S55)。具体的には、ドラムモータ4を停止し、第1給水出口を開いて泡消水位まで水槽2へ給水を行い、泡消時間、所定の回転数で回転ドラム3を回転させた後、排水する。泡消水位、泡消時間、及び回転数等は実験等により求めることができる。
CPU8aは、泡消処理が終了したか否かを判定する(S56)。CPU8aは泡消処理が終了していないと判定した場合(S56:NO)、判定処理を繰り返す。CPU8aは泡消処理が終了したと判定した場合(S56:YES)、処理をステップS52へ戻す。
CPU8aはステップS53において泡拘束を検知しなかった場合(S53:NO)、回転速度センサ85により検知した回転ドラム3の回転数(回転速度)が所定回転数以上になったか否かを判定する(S57)。CPU8aは所定回転数以上になっていないと判定した場合(S57:NO)、処理をステップS53へ戻す。
CPU8aは所定回転数以上になったと判定した場合(S57:YES)、設定した脱水時間が経過し、中間脱水が終了したか否かを判定する(S58)。CPU8aは中間脱水が終了していないと判定した場合(S58:NO)、処理をステップS53へ戻す。
CPU8aは中間脱水が終了したと判定した場合(S58:YES)、排水弁27を閉じる(S59)。
次に、CPU8aは給水弁51の第1給水出口を開き(S60)、水位センサ24bの出力値により、水位が、布量に応じて設定されるすすぎ水位に到達したか否かを判定する(S61)。CPU8aはすすぎ水位に到達していないと判定した場合(S61:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aはすすぎ水位に到達したと判定した場合(S61:YES)、所定回転数で回転ドラム3を回転させる、すすぎタンブリングを開始する(S62)。
CPU8aは、布量に応じて設定されるすすぎ時間が経過したか否かを判定する(S63)。CPU8aはすすぎ時間が経過していないと判定した場合(S63:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aはすすぎ時間が経過したと判定した場合(S63:YES)、中間脱水時に泡拘束を検知したか否かを判定する(S64)。
CPU8aは泡拘束を検知したと判定した場合(S64:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S65)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え、導出ダクト60への給水を開始する(S66)。
そして、CPU8aは、水位センサ24bの出力により、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S67)。ここで、リセット水位は、風路給水の時間当たりの通流量を考慮して設定される。又はリセット水位は風路給水を行わない場合と同一の値にし、リセット水位検知後の追加の排水時間を長くすることで調整することにしてもよい。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S67:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S67:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S68)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S69)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S69:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S69:YES)、排水弁27を閉じ(S70)、処理を終了する。ここで、再度、すすぎを行う場合、処理をステップS51へ戻す。
CPU8aはステップS64において、泡拘束を検知しなかったと判定した場合(S64:NO)、排水弁27を開き、排水を開始する(S71)。
CPU8aは、水位センサ24bの出力により、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S72)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S72:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S72:YES)、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S73)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S73:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは前記排水時間が経過したと判定した場合(S73:YES)、排水弁27を閉じ(S74)、処理を終了する。ここで、再度、すすぎを行う場合、処理をステップS51へ戻す。
以上のように、本実施の形態においては、中間脱水時に泡拘束を検知した場合、泡拘束の検知が1回目であるとき、脱水を続行し、泡拘束の検知を2回以上したとき、中間脱水を中断して泡消処理を行った上で中間脱水を再開する。そして、泡検知を1回でも行った場合、すすぎ処理後の排水時に風路給水処理を行う。従って、導出ダクト60に泡が残存している場合においても泡を除去することができ、再度すすぎを行うために中間脱水を行う場合に泡拘束が生じるのが防止される。そして、脱水時の回転不良を抑制して、ドラムモータ4の異常温度上昇及び異常振動等の発生を抑制することができ、確実に脱水して、次工程のすすぎを十分に行うことができる。また、すすぎ処理後に風路給水処理を行うので、泡拘束検知後の泡消処理の時間は従来と比較して短縮化することができ、泡消水位を減じて泡除去に使用する水の量を減じることができる。
以上のように、本実施の形態においては、洗濯時に泡を検知した場合、又はすすぎの中間脱水時に泡拘束を検知した場合に、導出ダクト60に給水する風路給水を行うので、該導出ダクト60に侵入した泡を排出することができ、その後の工程でフィルタ71等の乾燥ユニットへの泡の付着を防止し、フィルタ71の濡れ、及び通風不良等の不具合の発生を防止することができる。
また、本実施の形態の風路給水によれば、泡の発生部分に効率よく給水して泡を消去したり排出したりすることができるので、泡除去処理に要する時間及び水量を抑制することができる。
洗濯運転時及びすすぎ運転時の泡除去処理の手順は、前述した手順に限定されない。
以下に、洗濯運転時及びすすぎ運転時の泡除去処理の他の例について説明する。
まず、洗濯運転時の泡除去処理の他の例について説明する。
(洗濯運転時の泡除去処理の他の例)
この例の場合、風路給水時にリセット水位に到達した時点で風路給水を停止せず、風路給水を所定時間続行した後、第3給水出口を閉じて排水を終了する。
図12〜図14はこの場合のCPU8aの処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順のステップS1〜S11は、図6のステップS1〜S11と同一である。
CPU8aは前述のステップS6において泡を検知したと判定した場合、図12のステップS81において、循環ポンプ120をオフする(S81)。CPU8aは、回転ドラム3を通常の洗濯時の回転数より低い回転数で回転させる泡抑制タンブリングを開始する(S82)。
CPU8aは、泡検知回路83により泡を検知したか否かを判定する(S83)。CPU8aは、泡を検知したと判定した場合(S83:YES)、処理を図13のステップS101へ進める。
CPU8aは泡を検知していないと判定した場合(S83:NO)、設定した洗い時間が経過したか否かを判定する(S84)。CPU8aは、洗い時間が経過していないと判定した場合(S84:NO)、処理をステップS83へ戻す。
CPU8aは洗い時間が経過したと判定した場合(S84:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S85)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口第3給水出口を開き、導出ダクト60への給水を開始する(S86)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位が、排水終了の判定の基準となる、予め設定されたリセット水位に到達したか否かを判定する(S87)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S87:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S87:YES)、リセット水位到達後に追加的に風路給水する時間が経過した否かを判定する(S88)。追加の風路給水時間は、リセット水位到達後に導出ダクト60に泡が残存している場合に泡を排出するのに要する時間を実験により求める等して設定する。なお、前記リセット水位又はステップS90の追加の排水時間は風路給水の通流量を考慮せずに設定し、この追加の風路給水時間の設定により調整することにしてもよい。また、追加の風路給水時間は、ユーザの指示により設定することにしてもよい。
CPU8aは、前記風路給水時間が経過していないと判定した場合(S88:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは前記風路給水時間が経過したと判定した場合(S88:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S89)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S90)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S90:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S90:YES)、排水弁27を閉じ(S91)、処理を終了する。
CPU8aは前述のステップS83において泡を検知したと判定した場合、ステップS101において、排水弁27を開き、排水を開始する(S101)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え(第3給水出口を開き)、導出ダクト60への給水を開始する(S102)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S103)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S103:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S103:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S104)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S105)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S105:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S105:YES)、排水弁27を閉じる(S106)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第1給水出口に切り替え、水槽2への給水を開始する(S107)。
CPU8aは、水位センサ24bの出力値により、予め設定してある泡消水位に到達したか否かを判定する(S108)。CPU8aは、水位が泡消水位に到達していないと判定した場合(S108:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位が泡消水位に到達したと判定した場合(S108:YES)、回転ドラム3を通常の洗濯時の回転数より低い回転数で回転させる泡消タンブリングを開始する(S109)。
CPU8aは、予め設定してある泡消時間が経過したか否かを判定する(S110)。CPU8aは、泡消時間が経過していないと判定した場合(S110:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは泡消時間が経過したと判定した場合(S110:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S111)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え、導出ダクト60への給水を開始する(S112)。
CPU8aは、水位センサ24bにより、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S113)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S113:NO)、処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S113:YES)、追加の風路給水時間が経過した否かを判定する(S114)。CPU8aは、前記風路給水時間が経過していないと判定した場合(S114:NO)、処理を繰り返す。
CPU8aは前記風路給水時間が経過したと判定した場合(S114:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S115)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S116)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S116:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S116:YES)、排水弁27を閉じ(S117)、処理を終了する。
以上のように、この例においては、ステップS88及びステップS114に示すように、風路給水時にリセット水位に到達した場合、追加の風路給水を行った上で、第3給水出口を閉じて排水を終了するので、リセット水位に到達した時点で導出ダクト60に泡が残存しているときにも確実に泡を排出することができる。なお、ステップS102で風路給水した場合にはリセット水位に到達したことを検知した後、ステップS104で風路給水を停止しているが、他の風路給水処理と同様に、リセット水位到達検知後の追加の風路給水を行うことにしてもよい。
次に、すすぎ運転時の泡除去処理の他の例について説明する。
(すすぎ運転時の泡除去処理の他の例)
図15及び図16は、この場合の運転制御部8のCPU8aによるすすぎ運転の処理手順を示すフローチャートである。
まず、CPU8aは排水弁27を開く(S121)。
そして、回転ドラム3を回転させて中間脱水を開始する(S122)。
CPU8aは、泡拘束を検知したか否かを判定する(S123)。CPU8aは、設定した回転速度と、回転速度センサ85により検知した回転速度とを比較し、設定回転速度と検知回転速度との差が所定値以上である場合、泡拘束が生じたと判定する。
CPU8aは泡拘束を検知したと判定した場合(S123:YES)、この泡拘束の検知が1回目であるか否かを判定する(S124)。CPU8aは1回目であると判定した場合(S54:YES)、処理をステップS123へ戻す。
CPU8aは泡拘束の検知が1回目でないと判定した場合(S124:NO)、泡消処理を開始する(S125)。具体的には、ドラムモータ4を停止し、第1給水出口を開いて給水を開始し、所定時間回転ドラム3を回転させた後、排水する。
CPU8aは、泡消処理が終了したか否かを判定する(S126)。CPU8aは泡消処理が終了していないと判定した場合(S126:NO)、判定処理を繰り返す。CPU8aは泡消処理が終了したと判定した場合(S126:YES)、処理をステップS122へ戻す。
CPU8aはステップS123において泡拘束を検知しなかった場合(S123:NO)、回転速度センサ85により検知した回転ドラム3の回転数が所定回転数以上になったか否かを判定する(S127)。CPU8aは所定回転数以上になっていないと判定した場合(S127:NO)、処理をステップS123へ戻す。
CPU8aは所定回転数以上になったと判定した場合(S127:YES)、設定脱水時間が経過し、中間脱水が終了したか否かを判定する(S128)。CPU8aは中間脱水が終了していないと判定した場合(S128:NO)、処理をステップS123へ戻す。
CPU8aは中間脱水が終了したと判定した場合(S128:YES)、排水弁27を閉じる(S129)。
次に、CPU8aは給水弁51の第1給水出口を開き(S130)、すすぎ水位に到達したか否かを水位センサ24bの出力値により判定する(S131)。CPU8aはすすぎ水位に到達していないと判定した場合(S131:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aはすすぎ水位に到達したと判定した場合(S131:YES)、すすぎタンブリングを開始する(S132)。
CPU8aは、すすぎ時間が経過したか否かを判定する(S133)。CPU8aはすすぎ時間が経過していないと判定した場合(S133:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aはすすぎ時間が経過したと判定した場合(S133:YES)、中間脱水時に泡拘束を検知したか否かを判定する(S134)。
CPU8aは泡拘束を検知したと判定した場合(S134:YES)、排水弁27を開き、排水を開始する(S135)。
CPU8aは、給水弁51の給水出口を第3給水出口に切り替え、導出ダクト60への給水を開始する(S136)。
CPU8aは、水位センサ24bの出力により、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S137)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S137:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S137:YES)、追加の風路給水時間が経過した否かを判定する(S138)。追加の風路給水時間は、リセット水位到達後に導出ダクト60に泡が残存している場合に泡を排出するのに要する時間を実験により求める等して設定する。前述のリセット水位又は追加の排水時間は風路給水の通流量を考慮せずに設定し、この追加の風路給水時間の設定により調整することにしてもよい。
CPU8aは、前記風路給水時間が経過していないと判定した場合(S138:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは前記風路給水時間が経過したと判定した場合(S138:YES)、第3給水出口を閉じ、風路給水を停止する(S139)。
CPU8aは、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S140)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S140:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S140:YES)、排水弁27を閉じ(S141)、処理を終了する。ここで、再度、すすぎを行う場合、処理をステップS51へ戻す。
CPU8aはステップS134において、泡拘束を検知しなかったと判定した場合(S134:NO)、排水弁27を開き、排水を開始する(S142)。
CPU8aは、水位センサ24bの出力値により、水位がリセット水位に到達したか否かを判定する(S143)。CPU8aは、水位がリセット水位に到達していないと判定した場合(S143:NO)、処理を繰り返す。
CPU8aは、水位がリセット水位に到達したと判定した場合(S143:YES)、リセット水位到達の検出後の追加の排水時間が経過したか否かを判定する(S144)。CPU8aは、前記排水時間が経過していないと判定した場合(S144:NO)、判定処理を繰り返す。
CPU8aは排水時間が経過したと判定した場合(S144:YES)、排水弁27を閉じ(S145)、処理を終了する。
以上のように、この例においては、風路給水時にリセット水位に到達した場合、追加の風路給水を行った後、第3給水出口を閉じて排水を終了するので、リセット水位に到達した時点で導出ダクト60に泡が残存しているときにも確実に泡を排出することができる。
なお、前記実施の形態において、洗濯時に泡を検知する手段として、電極81,82、及び泡検知回路83を適用する場合につき説明しているが、この場合に限定されるものではない。光センサを用いて泡を検知してもよく、超音波を用いて泡を検知してもよい。
また、泡拘束を検知する手段も前記実施の形態において説明した場合に限定されるものではない。
以上、説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 外筐
2 水槽
211 重量センサ
24b 水位センサ
3 回転ドラム
4 ドラムモータ
51 給水弁
53、56 副給水管
54、57 給水ノズル
60 導出ダクト
61 導入ダクト
69 連結ダクト
70 送風ファン
73 排気ダクト
8 運転制御部(風路給水手段、給水制御手段、終了判定手段、泡拘束検知手段)
81、82 電極
83 泡検知回路(泡検知手段)
84 インバータ回路(回転数制御手段)
85 回転速度センサ(回転数検知手段)
15 操作パネル
71 フィルタ
100 洗濯乾燥機

Claims (11)

  1. 水槽と、該水槽の内部の回転ドラムと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファンとを備え、洗濯、及び乾燥を行うように構成されている洗濯乾燥機において、
    泡を検知する泡検知手段と、
    前記乾燥風路の前記送風ファンの上流側部分に給水する風路給水手段と、
    洗濯時に前記泡検知手段により泡を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する給水制御手段と
    を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記風路給水手段により給水する場合に、前記水槽の水を排水するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記水槽の排水の終了を判定する終了判定手段を備え、
    前記給水制御手段は、前記終了判定手段が前記終了を判定した後に給水を終了するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記風路給水手段により給水する前に、前記回転ドラムを洗濯時より低い回転数で回転させるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記給水制御手段により給水した後に、前記水槽に給水し、前記回転ドラムを洗濯時より低い回転数で回転させ、再度、前記風路給水手段により給水するように構成されていることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記泡検知手段は、前記送風ファンの上流側部分の泡を検知するように構成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 水槽と、該水槽の内部の回転ドラムと、該回転ドラムを回転させるモータと、前記水槽及び回転ドラム内に供給される乾燥風が通流する乾燥風路と、該乾燥風路に配置した送風ファンとを備え、洗濯、すすぎ、及び乾燥を行うように構成されている洗濯乾燥機において、
    泡拘束を検知する泡拘束検知手段と、
    前記乾燥風路の前記送風ファンの上流側部分に給水する風路給水手段と、
    脱水時に前記泡拘束検知手段により泡拘束を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する給水制御手段と
    を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  8. 前記給水制御手段は、すすぎを行った後の排水時に給水するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の洗濯乾燥機。
  9. 前記水槽の排水の終了を判定する終了判定手段を備え、
    前記給水制御手段は、前記終了判定手段が前記終了を判定した後に給水を終了するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の洗濯乾燥機。
  10. 前記モータの回転数を制御する回転数制御手段と、
    前記モータの回転数を検知する回転数検知手段と
    を備え、
    前記泡拘束検知手段は、前記回転数制御手段が制御した回転数と、前記回転数検知手段が検知した回転数との差異に基づいて、泡拘束を検知するように構成されていることを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  11. 前記泡拘束検知手段により泡拘束を検知した場合に、前記風路給水手段により給水する前に、前記水槽に給水して前記回転ドラムを回転させ、排水する泡消手段を備えることを特徴とする請求項7から10までのいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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