JP2013034536A - 脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】生体の脂肪組織を簡易かつ迅速に溶解する。
【解決手段】生体内に挿入されて心臓等の臓器に付着している脂肪組織に押し当てられる開口部10aを有する細長い円筒形状の筐体10と、筐体10内の開口部10a近傍に配置された一対の回転軸17を有し、筐体10内に開口部10aから脂肪組織を引き込む一対のローラ15と、一対のローラ15により筐体10内に引き込まれた脂肪組織に超音波を照射し、筐体10内で脂肪組織を加熱して溶解させる超音波素子27とを備える脂肪溶解装置100を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】生体内に挿入されて心臓等の臓器に付着している脂肪組織に押し当てられる開口部10aを有する細長い円筒形状の筐体10と、筐体10内の開口部10a近傍に配置された一対の回転軸17を有し、筐体10内に開口部10aから脂肪組織を引き込む一対のローラ15と、一対のローラ15により筐体10内に引き込まれた脂肪組織に超音波を照射し、筐体10内で脂肪組織を加熱して溶解させる超音波素子27とを備える脂肪溶解装置100を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システムに関するものである。
従来、皮下脂肪等の脂肪組織を溶解する脂肪溶解装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の脂肪溶解装置は、超音波振動装置の先端に配置された探針先端を超音波振動させることにより、探針先端の周囲に熱摩擦を発生させて脂肪を溶解し、この状態で脂肪に生理食塩水などを照射して乳化することで、脂肪を吸引除去することとしている。
しかしながら、臓器に付着している内臓脂肪を溶解する場合は、脂肪組織が臓器に近接しているため、脂肪の溶解処置によって臓器に損傷を与えないように慎重に操作する必要があり、脂肪の溶解処置に経験と作業時間が要求されるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体の脂肪組織を簡易かつ迅速に溶解することができる脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、生体内に挿入され脂肪組織に押し当てられる開口部を有する筐体と、該筐体内に前記開口部から前記脂肪組織を引き込む引き込み部と、該引き込み部により引き込まれた前記脂肪組織を、前記筐体内で溶解させる溶解部とを備える脂肪溶解装置を提供する。
本発明は、生体内に挿入され脂肪組織に押し当てられる開口部を有する筐体と、該筐体内に前記開口部から前記脂肪組織を引き込む引き込み部と、該引き込み部により引き込まれた前記脂肪組織を、前記筐体内で溶解させる溶解部とを備える脂肪溶解装置を提供する。
本発明によれば、生体の脂肪組織に筐体の開口部が押し当てられた状態で、引き込み部の作動により筐体内に脂肪組織が引き込まれ、溶解部の作動により筐体内で脂肪組織が溶解される。このように、筐体内に脂肪組織を引き込むことで、筐体と脂肪組織とを位置決めすることができる。また、筐体内に局所的に引き込んだ脂肪組織を溶解させることで、脂肪組織が付着している臓器等を加熱するような誤操作を防ぎ、臓器等が損傷するのを防ぐことができる。したがって、脂肪組織の溶解処置を簡易化し、迅速性を向上することができる。
上記発明においては、前記溶解部が、前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織を非接触で加熱する超音波素子であることとしてもよい。
このように構成することで、溶解部と脂肪組織とが非接触の状態でも脂肪組織を溶解させることができる。また、脂肪組織を局所的に加熱することができる。
このように構成することで、溶解部と脂肪組織とが非接触の状態でも脂肪組織を溶解させることができる。また、脂肪組織を局所的に加熱することができる。
また、上記発明においては、前記筐体が、前記引き込み部により前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織と前記超音波素子との間に伝播部材が満たされるように、該伝播部材を貯留可能な貯留空間を有することとしてもよい。
このように構成することで、引き込み部によって開口部から筐体内に脂肪組織を引き込んだ状態で貯留空間に伝播部材を充填することにより、脂肪組織と超音波素子との間に液体による超音波の伝播空間を形成することができる。これにより、超音波を高効率で伝播させて脂肪組織を溶解させ易くすることができる。伝播部材としては、例えば、水やゼリー等が挙げられる。
このように構成することで、引き込み部によって開口部から筐体内に脂肪組織を引き込んだ状態で貯留空間に伝播部材を充填することにより、脂肪組織と超音波素子との間に液体による超音波の伝播空間を形成することができる。これにより、超音波を高効率で伝播させて脂肪組織を溶解させ易くすることができる。伝播部材としては、例えば、水やゼリー等が挙げられる。
また、上記発明においては、前記貯留空間内に設けられ、該貯留空間内に満たされた伝播部材を保持し、前記引き込み部により前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織に接触可能な伝播部材保持部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、伝播部材保持部により貯留空間内に満たされた伝播部材を保持し、引き込み部による引き込みから脂肪組織を解放した場合に、開口部から外部に伝播部材が漏れるのを防ぐことができる。また、伝播部材保持部が伝播部材を保持した状態で、筐体内に引き込まれた脂肪組織に接触することにより、脂肪組織と超音波素子との間に伝播部材による超音波の伝播空間を維持することができる。
また、上記発明においては、前記溶解部が、前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織が接触可能に設けられたヒータであることとしてもよい。
このように構成することで、ヒータの熱を脂肪組織に伝熱させて脂肪組織を加熱することができる。例えば、脂肪組織とヒータとの接触面積を大きくすれば、1度に脂肪組織の広範囲を溶解させることができる。
このように構成することで、ヒータの熱を脂肪組織に伝熱させて脂肪組織を加熱することができる。例えば、脂肪組織とヒータとの接触面積を大きくすれば、1度に脂肪組織の広範囲を溶解させることができる。
また、上記発明においては、前記引き込み部が、前記開口部の近傍に該開口部の幅方向に所定の間隔を空けて配置された軸線回りに互いに反対方向に回転可能な回転体を備えることとしてもよい。
このように構成することで、回転体を回転させて、これらの回転体の間に脂肪組織を押し付けるだけで、回転体どうしの間に脂肪組織を挟み摩擦で筐体内に引き寄せることができる。
このように構成することで、回転体を回転させて、これらの回転体の間に脂肪組織を押し付けるだけで、回転体どうしの間に脂肪組織を挟み摩擦で筐体内に引き寄せることができる。
また、上記発明においては、前記回転体を加熱する加熱部を有することとしてもよい。
このように構成することで、加熱部により回転体を加熱することにより、回転体どうしの間に挟んだ脂肪組織を加熱して柔らかくし、筐体内に引き込み易くすることができる。これにより、脂肪組織をより簡易かつ迅速に溶解させることができる。
このように構成することで、加熱部により回転体を加熱することにより、回転体どうしの間に挟んだ脂肪組織を加熱して柔らかくし、筐体内に引き込み易くすることができる。これにより、脂肪組織をより簡易かつ迅速に溶解させることができる。
また、上記発明においては、前記引き込み部が、前記開口部の幅方向に所定の間隔を空けて配置され、互いに向かい合う方向に向かって突出する爪部を有する一対のアームと、該一対のアームを互いに近接または離間させる方向に移動させる第1駆動機構と、前記一対のアームの爪部を前記開口部から前記筐体の内外に出し入れする第2駆動機構とを備えることとしてもよい。
このように構成することで、第2駆動機構により一対のアームの爪部を筐体の外部に配置した状態で開口部を脂肪組織に押し付け、第1駆動機構によって一対のアームを近接させる方向に移動させることにより、脂肪組織に爪部を引っ掛けることができる。そして、第2駆動機構によって一対のアームを筐体内に引っ込めることにより、爪部に引っ掛けられた脂肪組織を筐体内に引き寄せることができる。これにより、一対のアームにより脂肪組織を把持して筐体内に引き込み、筐体と脂肪組織とをより確実に位置決めすることができる。
また、上記発明においては、前記引き込み部が、前記開口部の近傍に配置されて前記脂肪組織を吸引可能な吸引口を有する吸引管を備えることとしてもよい。
このように構成することで、開口部を脂肪組織に押し付けた状態で、吸引口によって脂肪組織を吸引することにより、吸引管によって脂肪組織を筐体内に引き込んだ状態で保持することができる。
このように構成することで、開口部を脂肪組織に押し付けた状態で、吸引口によって脂肪組織を吸引することにより、吸引管によって脂肪組織を筐体内に引き込んだ状態で保持することができる。
また、上記発明においては、前記溶解部により溶解された脂肪組織を吸引する吸引部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、溶解部により溶解された脂肪組織が筐体内に混入しても、吸引部により脂肪組織を吸引し、生体の他の領域の脂肪組織を溶解する際の妨げとなるのを防止することができる。
このように構成することで、溶解部により溶解された脂肪組織が筐体内に混入しても、吸引部により脂肪組織を吸引し、生体の他の領域の脂肪組織を溶解する際の妨げとなるのを防止することができる。
また、上記発明においては、前記引き込み部により引き込まれた前記脂肪組織が接触可能に設けられた鋭利な形状の尖端部を有する針状部材を備えることとしてもよい。
このように構成することで、心外膜で覆われている心臓周囲の脂肪組織のように、膜で覆われているような脂肪組織を溶解する場合に、針状部材の尖端部を突き刺して膜を破り、脂肪組織を溶解し易くすることができる。
このように構成することで、心外膜で覆われている心臓周囲の脂肪組織のように、膜で覆われているような脂肪組織を溶解する場合に、針状部材の尖端部を突き刺して膜を破り、脂肪組織を溶解し易くすることができる。
また、上記発明においては、前記脂肪組織の引き込み量を検出するセンサと、該センサにより検出された引き込み量に応じて前記引き込み部の駆動を制御する制御部とを備えることとしてもよい。
このように構成することで、筐体内に脂肪組織を十分に引き込んだ状態で制御部により引き込み部の駆動を停止させれば、筐体と脂肪組織とを位置決め固定した状態で溶解部により脂肪組織を加熱し、より精度よく脂肪組織を溶解させることができる。
このように構成することで、筐体内に脂肪組織を十分に引き込んだ状態で制御部により引き込み部の駆動を停止させれば、筐体と脂肪組織とを位置決め固定した状態で溶解部により脂肪組織を加熱し、より精度よく脂肪組織を溶解させることができる。
また、上記発明においては、前記脂肪組織を観察する観察光学系を備えることとしてもよい。
このように構成することで、処置したい患部の脂肪組織を観察光学系により観察しながら、その脂肪組織を溶解させることができる。
このように構成することで、処置したい患部の脂肪組織を観察光学系により観察しながら、その脂肪組織を溶解させることができる。
本発明は、前記脂肪組織を観察する観察光学系を有する内視鏡装置と、上記脂肪溶解装置とを備える脂肪溶解処理システムを提供する。
本発明によれば、内視鏡装置で処置したい患部の脂肪組織を観察光学系により観察しながら、脂肪溶解装置によりその脂肪組織を溶解させることができる。
本発明によれば、内視鏡装置で処置したい患部の脂肪組織を観察光学系により観察しながら、脂肪溶解装置によりその脂肪組織を溶解させることができる。
本発明によれば、生体の脂肪組織を簡易かつ迅速に溶解することができるという効果を奏する。
[第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る脂肪溶解装置について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置は、生体の心臓等の臓器に付着している脂肪組織を溶解することができるようになっている。この脂肪溶解装置100は、例えば、図1、図2(a),(b)に示すように、生体内に挿入される細長い円筒形状の筐体10と、筐体10内に脂肪組織A(図3参照)を引き込む一対のローラ(引き込み部)15と、一対のローラ15を回転駆動させる一対の駆動軸23を有する回転駆動部21と、筐体10内に引き込まれた脂肪組織Aを加熱し溶解させる超音波素子(溶解部)27と、を備えている。図1において、符合Hは心臓を示し、符合Pは心膜を示し、符合Cは心膜腔を示し、符合Xは剣状突起を示しており、同図は筐体10を剣状突起Eの下部から心膜Bを貫通して心膜腔C内に挿入する様子を示している。
本発明の第1実施形態に係る脂肪溶解装置について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置は、生体の心臓等の臓器に付着している脂肪組織を溶解することができるようになっている。この脂肪溶解装置100は、例えば、図1、図2(a),(b)に示すように、生体内に挿入される細長い円筒形状の筐体10と、筐体10内に脂肪組織A(図3参照)を引き込む一対のローラ(引き込み部)15と、一対のローラ15を回転駆動させる一対の駆動軸23を有する回転駆動部21と、筐体10内に引き込まれた脂肪組織Aを加熱し溶解させる超音波素子(溶解部)27と、を備えている。図1において、符合Hは心臓を示し、符合Pは心膜を示し、符合Cは心膜腔を示し、符合Xは剣状突起を示しており、同図は筐体10を剣状突起Eの下部から心膜Bを貫通して心膜腔C内に挿入する様子を示している。
筐体10は、先端近傍の側壁に開口する開口部10aを有しており、開口部10aから筐体10内に脂肪組織Aを引き込むことができるようになっている。筐体10には、超音波素子27と開口部10aとの間に空洞部が形成されている。この空洞部は、脂肪組織によって開口部10aが閉塞されることにより超音波素子27と脂肪組織との間に液体が満たされるように、水等の液体(伝播部材)を貯留可能な貯留空間11として機能するようになっている。なお、伝播部材としてはゼリーを用いることとしてもよい。
一対のローラ15は、筐体10内の開口部10a近傍、すなわち、貯留空間11内に設けられ、開口部10aの幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対の回転軸17を有している。これらのローラ15は、回転駆動部21の駆動軸23の一端に設けられた歯車25に噛み合う歯車19を備えている。
各ローラ15は、回転駆動部21の作動により一対の駆動軸23が回転させられると、歯車25、歯車19を介してその回転力が伝達されることにより、互いに回転軸17回りに回転するようになっている。これら一対のローラ15は、互いに反対方向に回転した状態で脂肪組織が押し付けられると、ローラ15どうしの間に脂肪組織を挟み、摩擦で筐体10内に脂肪組織を引き寄せることができるようになっている。
超音波素子27は、筐体10内に設けられており、貯留空間11を介して開口部10aに対向して配置されている。超音波素子27には、超音波装置(図示略)からの駆動信号を印加する配線29が接続されており、一対のローラ15により筐体10内に引き込まれた脂肪組織に照射する超音波を発生することができるようになっている。この超音波素子27は、開口部10aに向けて超音波を発生し、筐体10内の開口部10aの手前で一点に集束させるようになっている。超音波の焦点位置を符合Pとする。
また、脂肪溶解装置100は、筐体10の貯留空間11に液体を供給する送水管31と、一対のローラ15による筐体10内への脂肪組織の引き込み量を検出するセンサ33と、センサ33により検出された引き込み量に応じて回転駆動部21を制御する制御部(図示略)とを備えている。
送水管31は、筐体10内にその長手方向に沿って設けられ、先端が貯留空間11内に開口するように配置されている。一対のローラ15によって開口部10aから筐体10内に脂肪組織を引き込むことにより脂肪組織によって開口部10aを閉塞した状態で、送水管31により貯留空間11に液体を供給して充填することにより、脂肪組織と超音波素子27との間に液体による超音波の伝播空間を形成することができるようになっている。
センサ33は、検出光を発する投光部33Aと、投光部33Aから発せられた検出光を受光する受光部33Bとを備えている。投光部33Aおよび受光部33Bは、開口部10aの近傍に開口部10aを幅方向に挟んで対向して配置されており、検出光が超音波の焦点位置Pを通過するように、検出光の光軸位置が調整されている。
このセンサ33は、筐体10内に脂肪組織が引き込まれ、投光部33Aから発せられた検出光が脂肪組織によって遮光されることにより、受光部33Bによる検出光の受光が妨げられると、受光部33Bから制御部に駆動停止信号を出力するようになっている。
制御部は、受光部33Bからの駆動停止信号が入力されると、回転駆動部21の駆動を停止するようになっている。
制御部は、受光部33Bからの駆動停止信号が入力されると、回転駆動部21の駆動を停止するようになっている。
次に、このように構成された脂肪溶解装置100の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置100を用いて、生体の臓器等に付着している脂肪組織を溶解するには、まず、生体内に筐体10を挿入し、脂肪組織に筐体10の開口部10aを押し当てる。
本実施形態に係る脂肪溶解装置100を用いて、生体の臓器等に付着している脂肪組織を溶解するには、まず、生体内に筐体10を挿入し、脂肪組織に筐体10の開口部10aを押し当てる。
次いで、センサ33の投光部33Aから検出光を発生させるとともに、回転駆動部21を駆動させて一対のローラ15を互いに反対方向に回転させる。これにより、図3に示すように、ローラ15どうしの間に脂肪組織Aが挟み込まれ、摩擦により筐体10内に脂肪組織Aが引き寄せられる。
一対のローラ15により、超音波素子27から発せられる超音波の焦点位置Pまで脂肪組織Aが引き込まれると、センサ33の投光部33Aから発せられていた検出光が脂肪組織Aにより遮光される。その結果、受光部33Bから制御部に駆動停止信号が出力され、制御部によって回転駆動部21の駆動が停止されて、一対のローラ15による脂肪組織Aの引き込みが停止される。これにより、筐体10内に引き込まれた脂肪組織Aにより開口部10aが閉塞された状態で、筐体10と脂肪組織Aとが位置決め固定される。
次いで、送水管31から液体を供給し、貯留空間11内に液体を充填する。貯留空間11が液体で満たされたら、超音波素子27から超音波を発生させ、貯留空間11内の液体により形成された伝播空間を介して脂肪組織Aに超音波を照射する。これにより、筐体10内で超音波の焦点位置P付近の脂肪組織Aを加熱し、脂肪組織Aを溶解させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る脂肪溶解装置100によれば、筐体10内に脂肪組織Aを引き込むことで、筐体10と脂肪組織Aとを位置決めすることができる。また、筐体10内に局所的に引き込んだ脂肪組織Aを加熱することで、脂肪組織Aに付着している臓器等を加熱するような誤操作を防ぎ、臓器等が損傷するのを防ぐことができる。したがって、脂肪組織Aの溶解処置を簡易化し、迅速性を向上することができる。また、貯留空間11内の液体により形成された伝播空間を介して脂肪組織Aに超音波を照射することにより、超音波を高効率で伝播させて脂肪組織Aを溶解させ易くすることができる。
本実施形態においては、一対のローラ15の表面に、半径方向外方に突出する複数の突起部(図示略)を設けることとしてもよい。このようにすることで、突起部により脂肪組織を絡ませて、より効率的に脂肪組織を筐体10内に引き込むことができる。
また、本実施形態においては、脂肪組織が超音波の焦点位置Pまで引き込まれるとローラ15による引き込みを停止することとしたが、ローラ15を回転させ続けることとしてもよい。例えば、心外膜に覆われた心臓の表面に付着している脂肪組織のように膜により覆われた脂肪組織を溶解する場合に、ローラ15を回転させ続けることにより、超音波によって膜内の脂肪組織が加熱されて溶解した状態でローラ15により膜を破り、溶けた脂肪組織を心外膜から解放することができる。
本実施形態は、以下のように変形することができる。
第1変形例としては、例えば、図4(a),(b)および図5に示すように、2つの他のローラ41を各ローラ15にそれぞれ平行に配置し、ベルト45により各ローラ15と他のローラをそれぞれ連結することとしてもよい。この場合、他のローラ41は、それぞれ回転軸17に平行な回転軸43回りに回転可能に配置し、ベルト45により各ローラ15の回転が伝達されて各ローラ15と共に回転されるようにすることとしてもよい。
第1変形例としては、例えば、図4(a),(b)および図5に示すように、2つの他のローラ41を各ローラ15にそれぞれ平行に配置し、ベルト45により各ローラ15と他のローラをそれぞれ連結することとしてもよい。この場合、他のローラ41は、それぞれ回転軸17に平行な回転軸43回りに回転可能に配置し、ベルト45により各ローラ15の回転が伝達されて各ローラ15と共に回転されるようにすることとしてもよい。
第2変形例としては、例えば、図6(a),(b)および図7に示すように、筐体10が、貯留空間11内に満たされたた液体を保持するバルーン(伝播部材保持部)51と、バルーン51により保持された液体を吸水する吸水管55とを備えることとしてもよい。
この場合、バルーン51は貯留空間11内に配置し、送水管31および吸水管55を共にバルーン51内に開口させることとすればよい。また、バルーン51は、伸縮可能な弾性部材により形成し、貯留空間11内に液体が満たされることにより、容積が増大して底部51aが開口部10aの近傍まで延びることができるようになっていることとすればよい。
本変形例によれば、バルーン51により貯留空間11内に満たされた液体を保持することで、一対のローラ15による引き込みから脂肪組織Aを解放した場合に、開口部10aから外部に液体が漏れるのを防ぐことができる。また、バルーン51が液体を保持した状態で、筐体10内に引き込まれた脂肪組織Aに底部51aが接触することにより、脂肪組織Aと超音波素子27との間に、液体による超音波の伝播空間を維持することができる。
第3変形例としては、例えば、図8(a),(b)および図9に示すように、筐体10が、超音波素子27により溶解された脂肪組織Aを吸引する吸引部61を備えることとしてもよい。吸引部61は、筐体10の長手方向に沿って配置される配管形状を有し、超音波の焦点位置Pの近傍にその先端を配置することとすればよい。
このようにすることで、超音波素子27により溶解された脂肪組織Aが筐体10内に混入しても、吸引部61により脂肪組織Aを吸引し、生体の他の領域の脂肪組織Aを溶解する際の妨げになるのを防止することができる。
本変形例においては、図10(a),(b)および図11に示すように、吸引部(針状部材)61が、その先端に鋭利な形状の尖端部61aを備えることとしてもよい。
このようにすることで、一対のローラ15によって筐体10内に引き込んだ脂肪組織Aに吸引部61の尖端部61aを食い込ませることができる。したがって、膜で覆われているような脂肪組織を溶解する場合に、吸引部61の尖端部61aを突き刺して膜を破り、脂肪組織Aを溶解し易くすることができる。
このようにすることで、一対のローラ15によって筐体10内に引き込んだ脂肪組織Aに吸引部61の尖端部61aを食い込ませることができる。したがって、膜で覆われているような脂肪組織を溶解する場合に、吸引部61の尖端部61aを突き刺して膜を破り、脂肪組織Aを溶解し易くすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る脂肪溶解装置200について、図12(a),(b)および図13を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置200は、引き込み部として、一対のローラ15に代えて、筐体10の開口部10aの幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のアーム71と、一対のアーム71を互いに近接または離間させる方向に移動させる第1駆動機構73と、一対のアーム71を開口部10aから筐体10の内外に出し入れする第2駆動機構77とを備える点で、第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る脂肪溶解装置100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態に係る脂肪溶解装置200について、図12(a),(b)および図13を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置200は、引き込み部として、一対のローラ15に代えて、筐体10の開口部10aの幅方向に所定の間隔を空けて配置された一対のアーム71と、一対のアーム71を互いに近接または離間させる方向に移動させる第1駆動機構73と、一対のアーム71を開口部10aから筐体10の内外に出し入れする第2駆動機構77とを備える点で、第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る脂肪溶解装置100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
一対のアーム71は、例えば、板状部材により形成されており、開口部10aを挟んで互いに略平行に配置されている。また、これらのアーム71は、一端が略直角に折れ曲がり、互いに向かい合う方向に向かって突出する鋭利な形状の爪部71aを有している。また、一対のアーム71の他端は、互いに離れる方向に向かって略直角に折れ曲がり、第1駆動機構73を構成するようになっている。
第1駆動機構73は、一対のアーム71の他端に連結されたピストン部73Aと、ピストン部73Aを内壁に密着させながら往復運動可能に収容する中空構造のシリンダ部73Bと、を備えている。
この第1駆動機構73は、シリンダ制御部(図示略)の作動により、空気圧、油圧、または、水圧等によってシリンダ部73B内でピストン部73Aを開口部10aの幅方向に往復移動させることができるようになっている。シリンダ部73B内でピストン部73Aが往復移動すると、一対のアーム71の爪部71aが互いに近接または離間する方向に移動させられるようになっている。
第2駆動機構77は、回転駆動部21の歯車25に噛み合う歯車77Aと、第1駆動機構73のシリンダ部73Bから延び、歯車77Aと噛み合う複数の歯を有する平板状のラック部77Bとを備えている。この第2駆動機構77は、回転駆動部21の作動により回転させられる一対の駆動軸23の回転運動を歯車77Aおよびラック部77Bにより直線移動に変換することができるようになっている。歯車77Aおよびラック部77Bにより、駆動軸23の回転運動が直線移動に変換されると、一対のアーム71が開口部10aから筐体10の内外に出し入れされるように移動するようになっている。符合73Cは、一対のアーム71が開口部10aの内外に出し入れされるときに、アーム71が上下方向に動作するように動きを規制するためのガイドであり、一対のアーム71を支持している。
このように構成された本実施形態に係る脂肪溶解装置100によれば、第2駆動機構77により一対のアーム71の爪部71aを筐体10の外部に配置した状態で開口部10aを脂肪組織Aに押し付け、第1駆動機構73によって一対のアーム71を近接させる方向に移動させることにより、脂肪組織Aに爪部71aを引っ掛けることができる。
そして、第2駆動機構77によって一対のアーム71を筐体10内に引っ込めることにより、爪部71aに引っ掛けられた脂肪組織Aを筐体10内に引き寄せることができる。これにより、一対のアーム71により脂肪組織Aを把持して筐体10内に引き込み、筐体10と脂肪組織Aとをより確実に位置決めした状態で、脂肪組織Aに超音波を照射することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る脂肪溶解装置300について、図14(a),(b)および図15を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置300は、引き込み部として、一対のローラ15に代えて、脂肪組織Aを吸引して筐体10内に引き込む吸引管81を備える点で、第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る脂肪溶解装置100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係る脂肪溶解装置300について、図14(a),(b)および図15を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置300は、引き込み部として、一対のローラ15に代えて、脂肪組織Aを吸引して筐体10内に引き込む吸引管81を備える点で、第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る脂肪溶解装置100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
吸引管81は、筐体10の長手方向に沿って設けられ、開口部10aの近傍に配置されて脂肪組織Aを吸引可能な吸引口81aを有している。この吸引管81は、超音波素子27により、脂肪組織Aが溶解させられると、溶解した脂肪組織Aが溶け込んだ貯留空間11内の液体ごと吸引して除去することができるようになっている。
本実施形態に係る脂肪溶解装置100によれば、開口部10aを脂肪組織Aに押し付けた状態で、吸引口81aによって脂肪組織Aを吸引することにより、吸引口81によって脂肪組織Aを筐体10内に引き込んだ状態で保持することができる。また、溶解した脂肪組織Aを吸引管81により吸引して除去することで、生体の他の領域の脂肪組織Aを溶解する際に妨げとなるのを防止することができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態に係る脂肪溶解装置400について、図16(a),(b)および図17を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置400は、溶解部として、超音波素子27に代えて、脂肪組織Aに接触して、熱伝達により脂肪組織Aを加熱するヒータ91を備える点で、第1実施形態〜第3実施形態と異なる。
以下、第1実施形態〜第3実施形態に係る脂肪溶解装置100,200,300と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態に係る脂肪溶解装置400について、図16(a),(b)および図17を参照して説明する。
本実施形態に係る脂肪溶解装置400は、溶解部として、超音波素子27に代えて、脂肪組織Aに接触して、熱伝達により脂肪組織Aを加熱するヒータ91を備える点で、第1実施形態〜第3実施形態と異なる。
以下、第1実施形態〜第3実施形態に係る脂肪溶解装置100,200,300と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
ヒータ91は、例えば、円柱形状を有し、開口部10aの内側の一対のローラ15の間に、筐体10の半径方向に沿って配置されている。また、ヒータ91は、図16(a)に示すように、一対のローラ15の隙間寸法よりも若干小さい太さを有し、一対のローラ15により筐体10内に引き込まれた脂肪組織Aがその先端部分の端面および側壁に接触可能に設けられている。ヒータ91には、加熱装置(図示略)からの駆動信号を印加する配線93が接続されており、先端部分に接触した脂肪組織Aに熱を伝達することができるようになっている。
本実施形態に係る脂肪溶解装置100によれば、ヒータ91の熱を脂肪組織Aに伝熱させて脂肪組織Aを加熱することができる。また、第1実施形態〜第3実施形態の中で構成されている超音波素子27の音の集束点(加熱部位)の寸法と比較して、ヒータ91の先端部分の加熱部位の寸法(脂肪組織Aに接触する面積)の方が大きいことから、一度に脂肪組織Aの広範囲を溶解させることができる。
本変形例においては、例えば、図18(a),(b)および図19に示すように、ヒータ(針状部材)91が、その先端部分に鋭利な形状の尖端部91aを有することとしてもよい。
このようにすることで、一対のローラ15によって筐体10内に引き込んだ脂肪組織Aにヒータ(針状部材)91の尖端部91aを食い込ませることができる。脂肪組織Aが膜で覆われている場合に、ヒータ91の尖端部91aが膜を突き刺して破り、脂肪組織Aを溶解し易くすることができる。
このようにすることで、一対のローラ15によって筐体10内に引き込んだ脂肪組織Aにヒータ(針状部材)91の尖端部91aを食い込ませることができる。脂肪組織Aが膜で覆われている場合に、ヒータ91の尖端部91aが膜を突き刺して破り、脂肪組織Aを溶解し易くすることができる。
上記各実施形態に係る脂肪溶解装置100,200,300,400は、複数のレンズ(図示略)等により構成される観察光学系(図示略)を有する内視鏡装置(図示略)とともに、脂肪溶解処理システム(図示略)を構成することとしてもよい。
このようにすることで、内視鏡装置で処置したい患部の脂肪組織Aを観察光学系により観察しながら、脂肪溶解装置100,200,300,400により、その脂肪組織Aを溶解させることができる。
このようにすることで、内視鏡装置で処置したい患部の脂肪組織Aを観察光学系により観察しながら、脂肪溶解装置100,200,300,400により、その脂肪組織Aを溶解させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記の各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。例えば、第2実施形態および第3実施形態に係る脂肪溶解装置200,300がバルーン51を備えることとしてもよいし、第2実施形態〜第4実施形態に係る脂肪溶解装置200,300,400が吸引部61を備えることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、針状部材として、吸引部61やヒータ91を例示して説明したが、これら吸引部61やヒータ91とは別個に、尖端部を有する針状部材(図示略)を開口部10aの近傍に配置することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、脂肪溶解装置100,200,300,400が、複数のレンズ(図示略)等により構成される観察光学系(図示略)を備え、観察光学系により脂肪組織Aを観察することができるようになっていることしてもよい。このようにすることで、処置したい患部の脂肪組織Aを観察光学系により観察しながら、その脂肪組織Aを溶解させることができる。
また、上記実施形態においては、脂肪溶解装置100,200,300,400が、複数のレンズ(図示略)等により構成される観察光学系(図示略)を備え、観察光学系により脂肪組織Aを観察することができるようになっていることしてもよい。このようにすることで、処置したい患部の脂肪組織Aを観察光学系により観察しながら、その脂肪組織Aを溶解させることができる。
A 脂肪組織
10 筐体
10a 開口部
11 貯留空間
15 ローラ(引き込み部、回転体)
27 超音波素子(溶解部)
33 センサ
51 バルーン(伝播部材保持部)
61 吸引部(吸引部、針状部材)
61a,91a 尖端部
71 アーム
71a 爪部
73 第1駆動機構
77 第2駆動機構
81 吸引管(引き込み部、吸引管)
81a 吸引口
91 ヒータ(溶解部,針状部材)
100,200,300,400 脂肪溶解装置
10 筐体
10a 開口部
11 貯留空間
15 ローラ(引き込み部、回転体)
27 超音波素子(溶解部)
33 センサ
51 バルーン(伝播部材保持部)
61 吸引部(吸引部、針状部材)
61a,91a 尖端部
71 アーム
71a 爪部
73 第1駆動機構
77 第2駆動機構
81 吸引管(引き込み部、吸引管)
81a 吸引口
91 ヒータ(溶解部,針状部材)
100,200,300,400 脂肪溶解装置
Claims (14)
- 生体内に挿入され脂肪組織に押し当てられる開口部を有する筐体と、
該筐体内に前記開口部から前記脂肪組織を引き込む引き込み部と、
該引き込み部により引き込まれた前記脂肪組織を、前記筐体内で溶解させる溶解部とを備える脂肪溶解装置。 - 前記溶解部が、前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織を非接触で加熱する超音波素子である請求項1に記載の脂肪溶解装置。
- 前記筐体が、前記引き込み部により前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織と前記超音波素子との間に伝播部材が満たされるように、該伝播部材を貯留可能な貯留空間を有する請求項2に記載の脂肪溶解装置。
- 前記貯留空間内に設けられ、該貯留空間内に満たされた伝播部材を保持し、前記引き込み部により前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織に接触可能な伝播部材保持部を備える請求項3に記載の脂肪溶解装置。
- 前記溶解部が、前記筐体内に引き込まれた前記脂肪組織が接触可能に設けられたヒータである請求項1に記載に脂肪溶解装置。
- 前記引き込み部が、前記開口部の近傍に該開口部の幅方向に所定の間隔を空けて配置された軸線回りに互いに反対方向に回転可能な回転体を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の脂肪溶解装置。
- 前記回転体を加熱する加熱部を有する請求項6に記載の脂肪溶解装置。
- 前記引き込み部が、前記開口部の幅方向に所定の間隔を空けて配置され、互いに向かい合う方向に向かって突出する爪部を有する一対のアームと、該一対のアームを互いに近接または離間させる方向に移動させる第1駆動機構と、前記一対のアームの爪部を前記開口部から前記筐体の内外に出し入れする第2駆動機構とを備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の脂肪溶解装置。
- 前記引き込み部が、前記開口部の近傍に配置されて前記脂肪組織を吸引可能な吸引口を有する吸引管を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の脂肪溶解装置。
- 前記溶解部により溶解された脂肪組織を吸引する吸引部を備える請求項1から請求項9のいずれかに記載の脂肪溶解装置。
- 前記引き込み部により引き込まれた前記脂肪組織が接触可能に設けられた鋭利な形状の尖端部を有する針状部材を備える請求項1から請求項10のいずれかに記載に脂肪溶解装置。
- 前記脂肪組織の引き込み量を検出するセンサと、該センサにより検出された引き込み量に応じて前記引き込み部の駆動を制御する制御部とを備える請求項1から請求項11のいずれかに記載の脂肪溶解装置。
- 前記脂肪組織を観察する観察光学系を備える請求項1記載の脂肪溶解装置。
- 前記脂肪組織を観察する観察光学系を備える内視鏡装置と、
請求項1に記載の脂肪溶解装置とを備える脂肪溶解処理システム。
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PCT/JP2012/062810 WO2013018418A1 (ja) | 2011-08-04 | 2012-05-18 | 脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011171027A JP2013034536A (ja) | 2011-08-04 | 2011-08-04 | 脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013034536A true JP2013034536A (ja) | 2013-02-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011171027A Withdrawn JP2013034536A (ja) | 2011-08-04 | 2011-08-04 | 脂肪溶解装置および脂肪溶解処理システム |
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JP (1) | JP2013034536A (ja) |
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JPH0611308B2 (ja) * | 1991-04-19 | 1994-02-16 | 克弥 高須 | 脂肪吸引装置およびその器具 |
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NZ537256A (en) * | 2002-05-23 | 2007-09-28 | Gendel Ltd | Ablation device using electric field to sensitise the target tissue and ultrasound to treat the tissue |
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- 2011-08-04 JP JP2011171027A patent/JP2013034536A/ja not_active Withdrawn
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2012
- 2012-05-18 WO PCT/JP2012/062810 patent/WO2013018418A1/ja active Application Filing
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