JP2013092984A - 車両のペダル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転席のフロア5に固定され、上面に乗員の右足RFの少なくともかかと部Hを載置することが可能なフットレスト4と、フットレスト4の左右側方の一方に備えられ、踏面を下方に押す押し動作により操作可能なアクセルペダル2と、フットレスト4の左右側方のアクセルペダル2とは反対側に備えられ、踏面を下方に押す押し動作により操作可能なブレーキペダル3と、を備え、アクセルペダル2及びブレーキペダル3は、フットレスト4に載せた右足RFをかかと部Hを中心として左右に傾けることで右足RFのつま先部Tが載置できるようにフットレスト4に隣接して配置される。
【選択図】図1
Description
これらのペダル装置のうち、アクセルペダル及びブレーキペダルは、運転者が主に右足で操作するものであり、通常、右足でアクセルペダル及びブレーキペダルを選択的に踏むことでアクセル操作及びブレーキ操作を可能にしている。したがって、アクセルとブレーキの操作を切換える場合には右足をアクセルセルペダルとブレーキペダルとで踏み換える必要がある。
そこで、ペダル装置の踏み換え時の労力を低減させる方法の一つとして、ブレーキペダルとアクセルペダルを一体化し、踏み換え時の右足の移動距離を低減させる方法が考案されている。
また、特許文献2では、アクセルペダルの上方にブレーキペダルを備え、右足のアクセルペダルの踏み込みによりアクセル操作を、右足の甲部によってブレーキペダルを上方に引くことによりブレーキ操作を可能にしている。
また、特許文献3ではブレーキ操作を右足のかかと部で押す操作によって行うことから、かかと部が上下に移動する構成となっており、かかと部が安定しないので、微少なアクセル操作やブレーキ操作が困難となる虞がある。
安定したアクセル及びブレーキの操作が可能であるとともに、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み換えを迅速かつ容易に可能な車両のペダル装置を提供することにある。
また、請求項3に記載の車両のペダル装置は、請求項1または2において、アクセルペダル及びブレーキペダルは、フットレストに対し上下方向に揺動可能に支持されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、アクセルペダル及びブレーキペダルの踏面がフットレストの上面と上下方向に一致するように配置されるので、アクセルペダルとフットレストとの間、及びブレーキペダルとフットレストとの間で段差がなく、つま先部をアクセルペダルとブレーキペダルとの間でスムーズに移動させることができる。よって、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み換えをより迅速かつ容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、アクセルペダル及びブレーキペダルがフットレストの前方で左右方向に延びる一つの板状部材で構成され、左右方向中間部を中心軸として揺動可能に支持されるので、アクセルペダルとフットレストを一つの部品で構成することができ、部品点数を低減させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態のペダル装置の構造を示す上面図である。図2は、本発明の第1の実施形態のペダル装置の構造を示す側面図であり、車両後方からの側面視を示している。
図1、2に示すように、本発明の第1の実施形態のペダル装置1は、自動車の運転席のフロア5に備えられ、アクセルペダル2及びブレーキペダル3を有している。
フットレスト4は、上面4aに運転者の右足RFを乗せることが可能な矩形状の板部材により構成され、運転席のフロア5上に車両前後方向に延びるように設置され、車体に固定されている。
アクセルペダル2は、フットレスト4の右側に配置され、フットレスト4の前後方向中央位置よりやや前方で基端部2aがフットレスト4に支持され、先端部2bが右前上方に斜めに延びるように配置されている。
更に、フットレスト4に右足RFのかかと部Hを載せた状態で、右足RFのつま先部Tを右方に傾けることでつま先部Tがアクセルペダル2に載せられるようにアクセルペダル4が配置され、右足RFのつま先部Tを左方に傾けることでつま先部Tがブレーキペダル3に載せられるようにブレーキペダル3が配置されている。
以上のように構成されることで、本実施形態のペダル装置1は、アクセルペダル2とブレーキペダル3との間に運転者の右足RFを載せるフットレスト4が設けられているので、これらのペダル2、3の非操作時には、右足RFをフットレスト4に載せておくことができ、右足RFの疲労軽減を図ることができる。
図3、4に示すように、第2の実施形態のペダル装置10は、第1の実施形態のペダル装置1と比較して、フットレスト4の高さと各ペダル2、3の延出方向が異なる。
以上のように構成することで、第2の実施形態のペダル装置10においても、第1の実施形態と同様に、右足RFのかかと部Hをフットレスト4に載せた状態で、つま先部Tを左右に傾けることでアクセルペダル2及びブレーキペダル3に選択的に載せて操作可能とすることができ(図3、4中A、Bに示す)、アクセルペダル2とブレーキペダル3との踏み換え操作を迅速かつ容易にすることができる。
図5、6に示すように、第3の実施形態のペダル装置20では、アクセルペダル2とブレーキペダル3とが一つの板状部材で構成された統合ペダル21であって、フットレスト4の前方で左右方向に延びるように配置されている。統合ペダル21は、シーソー式のペダルであって、その左右方向中間部で前後方向に延びる軸線CLを中心軸としてフロア5あるいはフットレスト4に左右方向に揺動可能に支持されている。
フットレスト4は、右足RFのかかと部Hを載置できるように大きさが設定されている。そして、フットレスト4にかかと部Hを載せた状態で右足RFのつま先部Tを左右に傾けることで、つま先部Tが統合ペダル21の右側の先端部2b及び左側の先端部3bに載せて押すことができるように、統合ペダル21及びフットレスト4の位置が設定されている。
更には、統合ペダル21、即ちアクセルペダル2及びブレーキペダル3がシーソー式のペダルであるので、ブレーキペダル3側の左側の先端部3bを押してブレーキ操作することでアクセルペダル2側の右側の端部2bが持ち上げられ、アクセル操作を強制的に戻すことができる。よって、アクセル戻り不良時でもブレーキ操作により強制的にアクセル戻しを行うことが可能となり、安全性を高めることができる。
2 アクセルペダル
3 ブレーキペダル
4 フットレスト
21 統合ペダル
RF 右足
H かかと部
T つま先部
Claims (4)
- 車体に固定され、上面に乗員の足の少なくともかかと部を載置することが可能なフットレストと、
前記フットレストの左右側方の一方に備えられ、踏面を下方に押す押し動作により操作可能なアクセルペダルと、
前記フットレストの左右側方の前記アクセルペダルとは反対側に備えられ、踏面を下方に押す押し動作により操作可能なブレーキペダルと、を備え、
前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルは、前記フットレストに載せた足をかかと部を中心として左右に傾けることで前記足のつま先部が載置できるように前記フットレストに隣接して配置されることを特徴とする車両のペダル装置。 - 前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルは、夫々前記踏面が前記フットレストの上面と上下位置が一致するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両のペダル装置。
- 前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルは、前記フットレストに対し上下方向に揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のペダル装置。
- 前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルは、前記フットレストの前方で左右方向に延びる一つの板状部材で構成され、左右方向中間部を中心軸として揺動可能に支持されるシーソー式のペダルであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のペダル装置。
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JP2011236090A JP2013092984A (ja) | 2011-10-27 | 2011-10-27 | 車両のペダル装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
- 2011-10-27 JP JP2011236090A patent/JP2013092984A/ja active Pending
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