JP2013091114A - インタラクション操作システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ロボット側には感覚情報を検出する感覚情報検出部と、感覚情報を伝送する感覚情報出力部と、ロボットを駆動させるロボット駆動装置を備え、操作者にはロボットから伝送された前記感覚情報を操作者に付与する感覚情報付与部、並びに多関節構造体、制御装置及び教示情報出力部より成るロボット教示装置を装着し、前記多関節構造体は可動部に変化量検出センサを有する関節を含む関節群とセンサ信号を処理する処理部と処理されたデータを伝送する通信部とにより構成されることにより、操作者の動作を拘束せず、かつ、操作者の身体的条件を問わずにロボットの操作を行うことができるシステムが実現する。
【選択図】 図1
Description
ロボットから伝送された前記感覚情報を操作者に付与する感覚情報付与部、並びに可動部に変化量検出センサを有する関節を含む関節群とセンサ信号を処理する処理部と処理されたデータを伝送する通信部とにより構成される多関節構造体、制御装置及び教示情報出力部より成るロボット教示装置を操作者に装着し、
前記ロボット教示装置は、前記操作者の動作を拘束することなく前記操作者の動作に連動して形状を変化させる多関節構造体の、当初操作基準点における特定された1又は複数の関節の位置及び/又は姿勢に対する形状変化後の操作基準点における前記1又は複数の関節の位置及び/又は姿勢を計測すると共に計測され又は制御部により修正された位置及び/又は姿勢情報を前記ロボット駆動装置に伝送し、
前記ロボットは、ロボット駆動装置により、前記多関節構造体の特定された1又は複数の関節に対応する1又は複数の部分を、当初駆動基準点における位置及び/又は姿勢に対する前記伝送された位置及び/又は姿勢へと追随変動させると共に追随移動に伴い前記感覚情報検出部が新たに検出する感覚情報を前記感覚情報付与部に伝送し、
前記操作者は、前記感覚情報付与部が付与する新たな感覚情報に基づいて動作を行うことを特徴とするインタラクション操作システムが提供される。
また、前記ロボットの構成又は前記操作者の身体的条件に適合させるべく前記多関節構造体における前記特定の1又は複数の関節を選択することを特徴とするインタラクション操作システムが提供される。
インタラクション操作システム600の構成は、実施例1におけるインタラクション操作システム100と同様である。ただし、ロボット100は、手指部118(図1参照)に物体検出部618を有している。手指部118は、ワークWを把持する機能を有している。
ロボット100の手指部118の構成について図11を用いて説明する。図11は、ロボット100の手指部118が、ワークWを把持しようとする状態を示したものである。なお、図11においては、ワークWの一部を点線で示している。
物体検知部618は、検知光投受光ユニット618Uを有している。検知光投受光ユニット618Uの構成について図13を用いて説明する。検知光投受光ユニット618Uは、投光部LE、受光部REを有している。投光素子LEとしては、例えば近赤外LED等を利用することができる。受光素子REとしては、例えばフォトトランジスタやフォトダイオード、増幅回路内蔵受光素子等を利用することができる。なお、フォトダイオードを使用する場合は、増幅回路やフィルター回路を、受光素子REと合わせて配置するようにしてもよい。
図12Aに示すように、触覚情報検出部122は、タッチパッド122aを有している。タッチパッド122aは、所定の方向からの圧力を検出する。また、タッチパッド122aは、検出した圧力と自らを特定する情報とを関連づけて感覚情報として感覚情報出力部130へ送信する。
次に、ロボット教示装置400の触覚情報付与部320の構成について図14を用いて説明する。触覚情報付与部320は、ロボット教示装置400の操作者の指に配置される。触覚情報付与部320は、ロボット100から伝送された物体検知情報に基づき、物体検知情報に対応する感覚を操作者に提供する。
次に、物体検出部618による物体検知情報の生成の概要について図15を用いて説明する。図15は、図11における手指部118及びワークWを矢印a11方向から見た状態を示している。図15Aは、ワークWに対して第一指部118a及び第二指部118bが近接して位置しており、各検知光がワークWにほぼ垂直に投光される状態を示している。
触覚情報検出部122の動作の概要について図16を用いて説明する。図16は、第三指部118cがワークWに接触し、把持している状態を示している。この場合、ロボット100は、第三指部118cを介して、ワークWに対して所定の圧力PW1をかけている。一方、第三指部118cは、ワークWに対してかけた圧力と同じだけの反力PW3をワークWから受ける。タッチパッド122aは、検出した圧力に基づき反力PW3を検出する。タッチパッド122aは、検出した圧力と自らを特定する情報とを関連づけて感覚情報として、ロボット教示装置400へ送信する。
触覚情報付与部320による操作者への感覚の提供動作の概要について図17を用いて説明する。図17は、操作者が触覚情報付与部320を所定の指に装着した状態を示している。図17Aに示すように、操作者は、ベルト部320bによって形成される指配置空間(図14参照)に指fを配置し、ベルト部320bを動作させて指fとベルト部320bとを接触させる。これにより、操作者は、ベルト部320bを介して種々の感覚を得ることができる。
(1) 図5では、操作者はマイクロフォンを装着しロボットは頭部の口部分に内蔵のスピーカーを備えている。操作者は、ロボットの作業環境を感覚情報付与部を介してリアルタイムに取得しているのでロボット周囲の危険情報をいち早く察知することができる。このような場合に、操作者が駆けつけるのは時間のロスが大きく、作業場内のスピーカーから流すためにはそのための操作が必要である。そのままの姿勢でロボットに内蔵したスピーカーから操作者の声を発することが最も早く、かつ、何の特別な操作も必要とせずに情報を伝達できることとなる。また、ロボットに障害物が接近している場合等には、当該ロボットから危険情報を発することにより、危険の迫っている場所も併せて知らせる効果がある。
110 ロボット本体
120 感覚情報検出部
121 視覚情報検出部
122 触覚情報検出部
123 聴覚情報検出部
124 外力情報検出部
130 感覚情報出力部
140 駆動部
150 駆動基準点
151 駆動固定基準点
152 駆動移動基準点
200 操作者
300 感覚情報付与部
310 視覚情報付与部
320 触覚情報付与部
330 聴覚情報付与部
340 力覚情報付与部
400 ロボット教示装置
410 多関節構造体
411 関節
412 可動部
413 ポテンショメータ
414 通信機能付きCPU
420 制御部
430 教示情報出力部
440 操作基準点
441 操作固定基準点
442 操作移動基準点
450 固定具
500 ワーク
600 周囲の情景
700 マイクロフォン
710 内蔵スピーカー
618 物体検知部
618U 検知光投受光ユニット
LE 投光素子
RE 受光素子
619 検知光投受光用開口
122a タッチパッド
320a 回転部
320b ベルト部
320c 回転制御部
320d 回転駆動部
Claims (12)
- 操作者が操作するロボット教示装置を用いてロボットに動作を教示するインタラクション操作システムにおいて、
前記ロボットは、
物体を把持するための手指部、
前記物体を検出し、物体検出情報を生成する物体検出部であって、前記手指部に配置される物体検出部、
前記ロボットを駆動させるロボット駆動装置、
を有し、
前記ロボット教示装置は、
前記ロボットから伝送された前記物体検知情報に基づき、前記物体検知情報に対応する感覚を前記操作者に提供する物体検知感覚提供部、
を有し、
前記物体検出部は、
前記手指部が前記物体を把持する際に、前記物体が位置する方向である把持物体存在方向に前記検知光を投光する投光部、
前記把持物体存在方向から前記反射光を受光する受光部、
受光した前記反射光に基づいて前記物体検知情報を生成する物体検知情報生成部、
を有すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項1に係るインタラクション操作システムにおいて、
前記物体検知感覚提供部は、
前記操作者の指に配置され、
回転部、
前記回転部に両端が固定され、前記操作者の前記指を配置するための指配置空間を形成するベルト部、
前記回転部を回転させる回転制御部であって、前記物体検知情報に基づき、前記回転部を回転させる回転制御部、
を有すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項1又は請求項2に係るインタラクション操作システムにおいて、
前記投光部及び前記受光部は、
ナロー型であること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項1〜請求項3に係るインタラクション操作システムのいずれかにおいて、
前記投光部及び前記受光部は、
前記手指部の先端に配置されること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項1〜請求項4に係るインタラクション操作システムのいずれかにおいて、
前記ロボットは、さらに、
少なくとも触覚情報を含む前記感覚情報を検出する感覚情報検出部であって、前記手指部に配置される感覚情報検出部、
を有し、
前記ロボット教示装置は、さらに、
前記ロボットから伝送された前記感覚情報に基づき、前記感覚情報に対応する感覚を前記操作者に提供する感覚情報付与部、
を有し、
前記感覚情報付与部は、さらに、
前記操作者の指に配置され、
回転部、
前記回転部に両端が固定され、前記操作者の前記指を配置するための指配置空間を形成するベルト部、
前記回転部を回転させる回転制御部であって、前記物体検知情報に基づき、前記回転部を回転させる回転制御部、
を有すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項5に係るインタラクション操作システムにおいて、
前記感覚情報検出部は、さらに、
前記手指部が前記物体に与えた力の反力を検出すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項6に係るインタラクション操作システムにおいて、
前記感覚情報検出部は、
タッチパッドであること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項1〜請求項7に係るインタラクション操作システムのいずれかにおいて、
前記ロボット教示装置は、
前記操作者が装着するものであり、さらに、
可動部に変化量検出センサを有する関節を含む関節群とセンサ信号を処理する処理部と処理されたデータを伝送する通信部とにより構成される多関節構造体、
制御装置、
及び、教示情報出力部、
を有し、
前記ロボット教示装置は、
前記操作者の動作を拘束することなく前記操作者の動作に連動して形状を変化させる多関節構造体の、当初操作基準点における特定された1又は複数の関節の位置及び/又は姿勢に対する形状変化後の操作基準点における前記1又は複数の関節の位置及び/又は姿勢を計測すると共に計測され又は制御部により修正された位置及び/又は姿勢情報を前記ロボット駆動装置に伝送し、
前記ロボットは、
ロボット駆動装置により、前記多関節構造体の特定された1又は複数の関節に対応する1又は複数の部分を、当初駆動基準点における位置及び/又は姿勢に対する前記伝送された位置及び/又は姿勢へと追随変動させると共に追随移動に伴い前記感覚情報検出部が新たに検出する感覚情報を前記感覚情報付与部に伝送すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項8に係るインタラクション操作システムにおいて、
前記操作基準点及び/又は前記駆動基準点について、固定基準点と移動基準点の2の基準点を設けると共に固定基準点に対する移動基準点の方向及び2点間の距離についての計測部及び計測値出力部を設け、前記多関節構造体全体及び/又は前記ロボット全体が移動した場合に、一方の前記固定基準点から前記移動基準点への移動距離及び移動方向を他方に伝送すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項9に記載のインタラクション操作システムにおいて、
前記固定基準点から前記移動基準点への移動距離及び移動方向の伝送を選択的に行うこと、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - 請求項8〜請求項10に係るインタラクション操作システムのいずれかにおいて、
前記ロボットの構成又は前記操作者の身体的条件に適合させるべく前記多関節構造体における前記特定の1又は複数の関節を選択すること、
を特徴とするインタラクション操作システム。 - ロボットの物体を把持するための手指部に配置される物体検出装置であって、
前記物体を検出し、物体検出情報を生成する物体検出部であって、前記手指部に配置される物体検出部、
を有し、
前記物体検出部は、
前記手指部が前記物体を把持する際に、前記物体が位置する方向である把持物体存在方向に前記検知光を投光する投光部、
前記把持物体存在方向から前記反射光を受光する受光部、
受光した前記反射光に基づいて前記物体検知情報を生成する物体検知情報生成部、
を有すること、
を特徴とする物体検出装置。
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