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JP2012218748A - 飲料水供給システム及び飲料水供給方法 - Google Patents

飲料水供給システム及び飲料水供給方法 Download PDF

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JP2012218748A JP2011083801A JP2011083801A JP2012218748A JP 2012218748 A JP2012218748 A JP 2012218748A JP 2011083801 A JP2011083801 A JP 2011083801A JP 2011083801 A JP2011083801 A JP 2011083801A JP 2012218748 A JP2012218748 A JP 2012218748A
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Abstract

【課題】飲料水の供給量を効果的に制限することができる飲料水供給システム及び飲料水供給方法を提供する。
【解決手段】給水ボタン7が操作されている期間に基づく値(度数)を記憶可能なカード30をセットするためのカードユニット20を設ける。給水ボタン7が操作されている期間だけ、飲料水供給装置1からボトル2内の飲料水を供給し、その期間に基づく値(度数)をカード30に記憶させる。これにより、ユーザにとって際限なく飲料水の供給を受けることが難しくなるため、飲料水の供給量を効果的に制限することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一定量の飲料水が予め充填されたボトルを着脱可能な飲料水供給装置から、前記ボトル内の飲料水を供給するための飲料水供給システム及び飲料水供給方法に関するものである。
オフィス、病院、一般家庭などの様々な場所に設置可能な飲料水供給装置が知られている。飲料水供給装置の一例としては、水(製品水)が予め充填されたボトルを飲料水供給装置の本体に取り付けることにより、本体に備えられたタンク内にボトル内の水が自動的に供給され、貯留されるようになっているものがある。タンク内に貯留された水は、例えばユーザによる給水コックの操作に基づいてタンク内から供給され、飲料水供給装置の内部に設けられている給水管などを通過して外部へ供給される。
この種の飲料水供給装置では、通常、ユーザが何時でも自由に給水コックを操作することができ、給水コックが操作されている期間だけ飲料水が供給されるようになっている。しかしながら、このような構成では、ユーザが際限なく飲料水の供給を受けることが可能であるため、飲料水の供給量をある程度制限した方が好ましい場合もある。
そこで、硬貨(例えば10円硬貨)を先払いで飲料水供給装置に投入し、その投入金額に応じた量の飲料水を飲料水供給装置から供給するような構成が提案されている。なお、飲料水供給装置とは異なる技術分野として、例えばガソリンの給油に関する技術分野などにおいては、カードを利用したガソリンの供給システムも存在する(例えば特許文献1〜3)。
図4は、硬貨を先払いで投入可能な飲料水供給装置100の一例を示した正面図である。この飲料水供給装置100の本体103には、水などの飲料水が予め充填されたボトル102を取り付けることができる。本体103に取り付けられたボトル102内の飲料水は、本体103に備えられたタンク104内に自動的に供給され、貯留されるようになっている。
本体103には、タンク104内の飲料水を供給するための給水管105や、給水管105を介して供給される飲料水を外部に供給するために操作される給水コック106などが備えられている。この例では、常温の飲料水を供給する場合と、加熱された飲料水を供給する場合とで、それぞれ異なるタンク104、給水管105及び給水コック106が用いられるようになっている。
本体103の前面には、硬貨投入口107、表示部108及び操作ボタン109などが備えられている。操作ボタン109は、各給水コック106に対応付けて1つずつ(計2つ)設けられている。ユーザにより、硬貨投入口107から硬貨(例えば10円硬貨)が投入された場合には、その投入枚数に応じた時間が表示部108に表示される。
その後、一方の給水コック106の下方にコップなどの容器を配置して、当該給水コック106を操作した状態で、その給水コック106に対応する操作ボタン109を操作することにより、電磁弁(図示せず)が開放されて当該給水コック106から飲料水が供給される。このとき、操作ボタン109の操作開始と同時に、表示部108に表示されている時間がカウントダウンされる。そして、表示部108に表示されている時間が「0」になったときに、電磁弁が閉塞され、給水が停止される。また、途中で給水コック106に対する操作を止めた場合にも、給水が停止される。
特開平7−89598号公報 特開平11−66396号公報 特開2004−18035号公報
上記のような硬貨を先払いで飲料水供給装置100に投入するような構成では、必要な量だけ給水を行った後、まだ表示部108に表示されている時間が「0」でない場合に、余った量に相当する金額の返金を行うことができなかった。そのため、無駄な課金が行われる場合があるという問題があった。
また、給水を行う際には、給水コック106と操作ボタン109を操作しなければならないため、ユーザによっては操作方法が分かりにくい場合があった。そして、ユーザが操作を誤った場合には、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金が生じる可能性があった。
さらに、ボトル102内が空になったときであっても、給水コック106及び操作ボタン109が操作された場合には、表示部108に表示されている時間のカウントダウンが行われる。そのため、ボトル102内が空になったことに気付かずに給水コック106及び操作ボタン109を操作した場合に、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金が生じる可能性があった。
また、いかなるユーザであっても、飲料水供給装置100に硬貨を投入すれば利用可能となるため、特定のユーザ(例えば飲料水供給装置100が設置された会社の社員など)に対してのみ給水を行うことができないという問題があった。
なお、上述の通り、ガソリンの給油に関する技術分野などにおいては、カードを利用したガソリンの供給システムが存在するが、通常、このような技術分野では給油量に相当する現金を支払うことも可能である。また、給油所のガソリンが空になるといったことは想定されておらず、特定のユーザに対してのみ給油を行うといったことも通常は想定できない。そのため、当該技術分野においては、上記のような課題はそもそも存在し得ない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、飲料水の供給量を効果的に制限することができる飲料水供給システム及び飲料水供給方法を提供することを目的とする。また、本発明は、無駄な課金が行われるのを防止することができる飲料水供給システム及び飲料水供給方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、特定のユーザに対してのみ給水を行うことができる飲料水供給システム及び飲料水供給方法を提供することを目的とする。
本発明に係る飲料水供給システムは、一定量の飲料水が予め充填されたボトルを着脱可能な飲料水供給装置から、前記ボトル内の飲料水を供給するための飲料水供給システムであって、前記飲料水供給装置に設けられ、前記ボトル内の飲料水の供給を指示するために操作される給水操作部と、前記給水操作部が操作されている期間に基づく値を記憶可能な記憶媒体をセットするための記憶媒体セット部と、前記給水操作部が操作されている期間だけ、前記飲料水供給装置から前記ボトル内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく値を前記記憶媒体に記憶させる給水制御部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、給水操作部が操作されている期間だけ、飲料水供給装置からボトル内の飲料水が供給され、その期間に基づく値が記憶媒体に記憶されるため、ユーザにとって際限なく飲料水の供給を受けることが難しくなる。したがって、飲料水の供給量を効果的に制限することができる。
また、給水操作部が操作されている期間に基づく値が記憶媒体に記憶されるため、硬貨を先払いで飲料水供給装置に投入する構成のように、余った量に相当する金額の返金を行うことができないといったことがない。したがって、無駄な課金が行われるのを防止することができる。
さらに、記憶媒体セット部に記憶媒体をセットした状態で給水操作部を操作するだけで給水を行うことができるため、硬貨を先払いして給水コックと操作ボタンを操作しなければならないような飲料水供給装置と比較して、操作方法がユーザにとって分かりやすい。このような観点からも、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金を防止することができる。
また、記憶媒体を持っているユーザのみが当該飲料水供給装置を利用可能となるため、特定のユーザに対してのみ給水を行うことができる。
前記飲料水供給システムは、前記飲料水供給装置に設けられ、前記ボトル内の飲料水の有無を検知するための水量検知部を備え、前記給水制御部は、前記水量検知部により前記ボトル内に飲料水がないと検知されているときには、前記給水操作部が操作されている場合であっても前記飲料水供給装置から飲料水を供給させず、かつ、前記記憶媒体の記憶内容を変更しないことが好ましい。
このような構成によれば、ボトル内が空になったときには、給水操作部が操作されている場合であっても飲料水供給装置から飲料水が供給されず、記憶媒体の記憶内容も変更されないため、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金が生じるのを防止することができる。
前記飲料水供給システムは、前記水量検知部による検知結果に基づいて、前記ボトル内に飲料水がないことを報知するための報知部を備えていることが好ましい。
このような構成によれば、ボトル内が空になったときには、その旨が報知部により報知されるため、飲料水供給装置の設置者にボトルの交換を促すことができる。
前記記憶媒体には、前記飲料水供給装置から供給可能な飲料水の量に対応する値を予め記憶しておくことができ、前記給水制御部は、前記記憶媒体に予め記憶されている値から、前記給水操作部が操作された期間に対応する値を差し引いた値を、前記記憶媒体に上書き保存するとともに、前記給水操作部が操作された期間に対応する値が前記記憶媒体に予め記憶されている値に到達したときに、前記飲料水供給装置による飲料水の供給を停止させることが好ましい。
このような構成によれば、記憶媒体に予め記憶されている値に相当する量を超えて飲料水が供給されることがないため、ユーザは際限なく飲料水の供給を受けることができず、飲料水の供給量を効果的に制限することができる。
前記記憶媒体が、カードからなることが好ましい。
このような構成によれば、携行しやすいカードを記憶媒体として用いることにより、ユーザにとって利用しやすい飲料水供給システムを提供することができる。
本発明に係る飲料水供給方法は、一定量の飲料水が予め充填されたボトルを着脱可能な飲料水供給装置から、前記ボトル内の飲料水を供給するための飲料水供給方法であって、記憶媒体セット部に記憶媒体がセットされたことを検知する記憶媒体検知ステップと、前記記憶媒体セット部に前記記憶媒体がセットされた状態で、前記飲料水供給装置に設けられた給水操作部の操作を検知する給水操作検知ステップと、前記給水操作部が操作されている期間だけ、前記飲料水供給装置から前記ボトル内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく値を前記記憶媒体に記憶させる給水制御ステップとを含むことを特徴とする。
このような構成によれば、前記飲料水供給システムと同様の効果を奏する飲料水供給方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る飲料水供給システムの一例を示した正面図である。 給水制御部の構成例の一部を示した回路図である。 給水制御部による制御の一例を示したフローチャートである。 硬貨を先払いで投入可能な飲料水供給装置の一例を示した正面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る飲料水供給システム10の一例を示した正面図である。この飲料水供給システム10は、一定量の飲料水が予め充填されたボトル2を着脱可能な飲料水供給装置1から、ボトル2内の飲料水を供給するためのシステムである。ボトル2内には、例えば水(製品水)などの飲料水が予め充填されるが、水に限らず、他の各種飲料水を充填可能である。
飲料水供給装置1は、オフィス、病院、一般家庭などの様々な場所に設置可能である。設置されている飲料水供給装置1の本体3に対してボトル2を取り付けることにより、本体3に備えられたタンク4内にボトル2内の飲料水が自動的に供給され、貯留されるようになっている。
本体3には、タンク4内の飲料水を供給するための給水管5や、給水管5を介して供給される飲料水を外部に供給するための給水口6などが備えられている。この例では、常温の飲料水を供給する場合と、加熱された飲料水を供給する場合とで、それぞれ異なるタンク4、給水管5及び給水口6が用いられるようになっているが、常温の飲料水又は加熱された飲料水のいずれか一方のみを供給可能な構成であってもよいし、冷却された飲料水を供給可能な構成であってもよい。
この例では、本体3の前面に、給水ボタン7及び報知ランプ8などが備えられている。給水ボタン7は、ボトル2内の飲料水の供給を指示するために操作される給水操作部を構成している。また、報知ランプ8は、ボトル2内に飲料水がないことを報知するための報知部を構成している。ただし、上記報知部は、報知ランプ8のように視覚による報知を行う構成に限らず、音などの他の手段を介して報知を行うような構成であってもよい。
飲料水供給装置1の本体3には、当該飲料水供給装置1から飲料水の供給を受ける際に必要なカード30を挿入するためのカードユニット20が取り付けられている。この例では、ユーザにとってカード30を挿入しやすいように、本体3の側面上部にカードユニット20が取り付けられている。ただし、このような構成に限らず、カードユニット20は、本体3の他の位置に取り付けられていてもよいし、本体3とは分離して設けられていてもよい。
カード30は、例えば磁気カードからなり、給水ボタン7が操作されている期間に基づく値を記憶可能な記憶媒体を構成している。ただし、記憶媒体は、情報を記憶可能なものであれば、磁気カードに限らず、ICカードなどの他のカードであってもよいし、カード以外の記憶媒体であってもよい。カードユニット20は、記憶媒体としてのカード30をセットするための記憶媒体セット部を構成している。
本実施形態では、飲料水供給装置1から供給可能な飲料水の量に対応する値をカード30に予め記憶しておくことができるようになっている。この例では、供給可能な飲料水の量を度合いで表す値としての度数を、カード30に予め記憶しておくことができるようになっており、1度数当たり一定量の飲料水の供給を飲料水供給装置1から受けることができる。
そのため、カード30に度数を記憶させるための書き込み装置(図示せず)が、飲料水供給装置1やカードユニット20などとは別個に設けられていてもよい。この書き込み装置は、金銭の支払いに応じて、その金額に対応する度数をカード30に記憶させるものであってもよし、金銭の支払いを伴わずに任意の度数をカード30に記憶できるようなものであってもよい。また、所定の度数が記憶されたカード30を予め用意しておき、そのカード30をユーザに配布又は販売するような構成であってもよい。
カードユニット20には、カード30を挿入するためのカード挿入口21と、挿入されたカード30に記憶されている度数を表示するための度数表示部22と、カード30の返却を指示するために操作される返却ボタン23とが備えられている。カード挿入口21にカード30を挿入した場合には、そのカード30に記憶されている度数が度数表示部22に表示される。その後、飲料水供給装置1から飲料水の供給を受けた場合には、カード30に予め記憶されている度数から、給水ボタン7が操作された期間に対応する度数を差し引いた値が、カード30に上書き保存される。これにより、給水ボタン7が操作されている期間に基づく値をカード30に記憶することができる。
1度数分を超えて飲料水の供給が継続的に行われた場合には、給水ボタン7の継続的な操作が一定期間行われるごとに、カード30に予め記憶されている度数を「1」ずつ差し引いて上書き保存するようになっていることが好ましい。この場合、度数表示部22に表示される度数は、給水ボタン7の継続的な操作が一定期間行われるごとに「1」ずつカウントダウンされることになる。
本実施形態では、給水ボタン7が操作された期間(時間)に対応する値がカード30に記憶されるようになっているが、例えば流量センサなどを用いて、飲料水供給装置1から供給される飲料水の流量に対応する値が、給水ボタン7が操作されている期間に基づく値としてカード30に記憶されるようになっていてもよい。
また、カード30は、給水ボタン7が操作されている期間に基づく値を記憶可能な構成であれば、例えば、給水ボタン7が操作された期間に対応する度数が累積して記憶されるような構成などであってもよい。この場合、度数表示部22に表示される度数は、給水ボタン7の継続的な操作が一定期間行われるごとに「1」ずつカウントアップされることになる。
図2は、給水制御部40の構成例の一部を示した回路図である。給水制御部40は、給水ボタン7が操作されている期間だけ、飲料水供給装置1からボトル2内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく値をカード30に記憶させるものであり、各種の電気部品を用いて構成することができる。
本実施形態における給水制御部40には、2つの給水ボタン7にそれぞれ対応付けて、一方の給水ボタン7が操作された場合に閉回路となる第1回路部41と、他方の給水ボタン7が操作された場合に閉回路となる第2回路部42とが備えられている。第1回路部41は、第1電磁弁43に接続されており、第2回路部42は、第2電磁弁44に接続されている。また、第1回路部41及び第2回路部42は、いずれもカードタイマ45に接続されている。
このような構成により、一方の給水ボタン7が操作された場合には、第1電磁弁43が開かれ、当該第1電磁弁43に対応する給水口6から飲料水(例えば常温の飲料水)が供給されるとともに、カードタイマ45による計時が開始され、計時された期間に基づく値がカード30に記憶される。また、他方の給水ボタン7が操作された場合には、第2電磁弁44が開かれ、当該第2電磁弁44に対応する給水口6から飲料水(例えば加熱された飲料水)が供給されるとともに、カードタイマ45による計時が開始され、計時された期間に基づく値がカード30に記憶される。
第1回路部41には、給水ランプ46が電気的に接続され、第2回路部42には、給水ランプ47が電気的に接続されている。給水ランプ46,47は、給水ボタン7が操作されるか否かにかかわらず、使用可能なカード30(例えば度数が残っているカード30)がカードユニット20にセットされた状態で点灯するようになっている。
また、第1回路部41及び第2回路部42には、それぞれ同時押し防止用リレー48が設けられており、当該同時押し防止用リレー48を介して、第1回路部41及び第2回路部42が電気的に接続されている。この同時押し防止用リレー48の作用により、いずれか一方の給水ボタン7が操作され、その給水ボタン7に対応する給水口6から飲料水が供給されているときには、他方の給水ボタン7が操作された場合であっても、その給水ボタン7に対応する給水口6からは飲料水が供給されないようになっている。
ただし、給水ボタン7が1つだけ設けられている場合には、その給水ボタン7が操作された場合に閉回路となる回路部が1つだけ設けられた構成であってもよい。また、給水ボタン7が3つ以上設けられている場合には、それらの給水ボタンにそれぞれ対応付けて回路部が設けられた構成であってもよい。
本実施形態では、飲料水供給装置1に取り付けられたボトル2内の飲料水の有無を検知するための水量検知部として、例えばフロートスイッチ49が飲料水供給装置1の本体3に備えられている。このフロートスイッチ49は、例えばタンク4内に設けられていてもよいし、ボトル2とタンク4との間の流路に設けられていてもよい。タンク4内にフロートスイッチ49を設けた場合には、ボトル2内の飲料水がなくなったことを、タンク4内の水位が所定水位以下になったことに基づいて検知することができる。ただし、水量検知部は、フロートスイッチ49に限らず、ボトル2内の飲料水の有無を検知することができるような他の各種構成を採用することができる。
ボトル2内の飲料水がなくなり、フロートスイッチ49が設けられている部分の水位が所定水位以下になったときには、フロートスイッチ49が切り替わる。フロートスイッチ49には、第1回路部41及び第2回路部42の双方の一部を構成している渇水時用リレー50が電気的に接続されている。
このような構成により、フロートスイッチ49が設けられている部分の水位が下がって、フロートスイッチ49が切り替わったときには、渇水時用リレー50により第1回路部41及び第2回路部42が遮断され、どちらの給水ボタン7が操作された場合であっても、その給水ボタン7に対応する給水口6からは飲料水が供給されないようになっている。このときには、カード30に対する記憶内容(例えば記憶されている度数)の変更も行われない。また、給水ランプ46,47に対する通電が遮断されるため、給水ランプ46,47は消灯するようになっている。
渇水時用リレー50には、上述の報知ランプ8が電気的に接続されており、渇水時用リレー50が第1回路部41及び第2回路部42を遮断した状態では、報知ランプ8への通電が行われるようになっている。したがって、フロートスイッチ49によりボトル2内の飲料水がないことが検知されたときには、渇水時用リレー50により報知ランプ8への通電が開始され、当該報知ランプ8が点灯することにより、ボトル2内に飲料水がないことを報知することができる。
本実施形態における給水制御部40は、飲料水の供給に関する制御を行う制御部と、カード30への書き込みに関する制御を行う制御部とを含む構成であるが、これらの制御部がいずれもカードユニット20に設けられていてもよいし、飲料水供給装置1とカードユニット20などのように、複数の装置に分けて設けられていてもよい。
図3は、給水制御部40による制御の一例を示したフローチャートである。例えばカードユニット20内に設けられたセンサなどにより、カードユニット20にカード30がセットされたことを検知した場合には(ステップS101でYes:記憶媒体検知ステップ)、フロートスイッチ49により、ボトル2内に飲料水があるか否かを判定する(ステップS102:水量検知ステップ)。
ボトル2内に飲料水がないと判定した場合には(ステップS102でNo)、第1電磁弁43及び第2電磁弁44への電源を遮断することにより(ステップS113)、給水口6から飲料水を供給することができない状態とする。このとき、報知ランプ8を点灯させることにより、ボトル2内に飲料水がないことを報知するとともに(ステップS114:報知ステップ)、給水ランプ46,47を消灯させた給水不可モードとする(ステップS115)。
一方、ボトル2内に飲料水があると判定した場合には(ステップS102でYes)、カードユニット20にセットされたカード30に予め度数が記憶されているか否か、すなわち度数が残っているか否かを判定する(ステップS103)。その結果、カード30の度数がない場合には(ステップS103でNo)、飲料水供給装置1に対するユーザの操作が不可状態となる(ステップS117)。これに対して、カード30の度数がある場合には(ステップS103でYes)、給水ランプ46,47を点灯させた給水可能モードとし(ステップS104)、給水ボタン7の操作を検知する(ステップS105:給水操作検知ステップ)。
その後、給水ボタン7の操作を検知した場合には(ステップS105でYes)、給水ボタン7が操作されている期間だけ、飲料水供給装置1からボトル2内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく度数をカード30に記憶させるための制御が行われる(ステップS106〜S112:給水制御ステップ)。
具体的には、まず、操作されている給水ボタン7に対応する電磁弁43,44を開き(ステップS106)、カード30に記憶されている度数を書き換える処理(課金処理)と給水動作を開始する(ステップS107)。課金処理は、例えばカード30に予め記憶されている度数から、給水ボタン7が操作された期間に対応する度数を差し引いた度数を、カード30に上書き保存することにより行われる。ボトル2内に飲料水があり(ステップS108でYes)、かつ、カード30の度数が残っていれば(ステップS109でYes)、給水ボタン7が操作されている間(ステップS110でYes)、継続して給水動作が行われる。
給水動作中にボトル2内の飲料水がなくなった場合には(ステップS108でNo)、課金処理を停止するとともに(ステップS116)、第1電磁弁43及び第2電磁弁44への電源を遮断することにより(ステップS113)、給水口6からの飲料水の供給を停止させる。このとき、報知ランプ8を点灯させることにより、ボトル2内に飲料水がないことを報知するとともに(ステップS114:報知ステップ)、給水ランプ46,47を消灯させた給水不可モードとする(ステップS115)。
また、給水動作中にカード30の度数がなくなった場合にも(ステップS109でNo)、操作されている給水ボタン7に対応する電磁弁43,44を閉じ(ステップS111)、課金処理及び給水動作を停止する(ステップS112)。すなわち、給水ボタン7が操作された期間に対応する度数がカード30に予め記憶されている度数に到達したときに、飲料水供給装置1による飲料水の供給が停止されるようになっている。
給水ボタン7の操作が解除された場合(ステップS110でNo)も同様に、操作されていた給水ボタン7に対応する電磁弁43,44を閉じ(ステップS111)、課金処理及び給水動作を停止する(ステップS112)。このとき、カード30には、予め記憶されていた度数から、給水ボタン7が操作された期間に対応する度数を差し引いた度数が、残った度数として上書き保存される。
本実施形態では、給水ボタン7が操作されている期間だけ、飲料水供給装置1からボトル2内の飲料水が供給され、その期間に基づく値(度数)がカード30に記憶されるため、ユーザにとって際限なく飲料水の供給を受けることが難しくなる。したがって、飲料水の供給量を効果的に制限することができる。
また、給水ボタン7が操作されている期間に基づく度数がカード30に記憶されるため、硬貨を先払いで飲料水供給装置に投入する構成のように、余った量に相当する金額の返金を行うことができないといったことがない。したがって、無駄な課金が行われるのを防止することができる。
さらに、カードユニット20にカード30をセットした状態で給水ボタン7を操作するだけで給水を行うことができるため、硬貨を先払いして給水コックと操作ボタンを操作しなければならないような飲料水供給装置と比較して、操作方法がユーザにとって分かりやすい。このような観点からも、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金を防止することができる。
また、カード30を持っているユーザのみが当該飲料水供給装置1を利用可能となるため、特定のユーザに対してのみ給水を行うことができる。
また、本実施形態では、ボトル2内が空になったときには(ステップS102又はS108でNo)、給水ボタン7が操作されている場合であっても飲料水供給装置1から飲料水が供給されず、カード30の記憶内容も変更されないため、課金されているにもかかわらず給水が行われないといった無駄な課金が生じるのを防止することができる。
さらに、ボトル2内が空になったときには(ステップS102又はS108でNo)、その旨が報知ランプ8により報知されるため、飲料水供給装置1の設置者にボトル2の交換を促すことができる。
また、本実施形態では、カード30に予め記憶されている度数に相当する量を超えて飲料水が供給されることがないため、ユーザは際限なく飲料水の供給を受けることができず、飲料水の供給量を効果的に制限することができる。
さらに、本実施形態では、携行しやすいカード30を記憶媒体として用いることにより、ユーザにとって利用しやすい飲料水供給システム10を提供することができる。
以上のような効果に加えて、当該飲料水供給システム10を設置(導入)した設置者にとっては、次のような効果を期待できる。例えば、カード30としてプリペイドカードを採用した場合には販売価格を調整し、ICカードを採用した場合にはチャージ料金を調整するだけで、販売する飲料水の単価を容易に設定又は変更できる。また、カード30としてプリペイドカードを採用した場合には販売枚数や度数を制限し、ICカードを採用した場合にはチャージ料金を制限するだけで、飲料水の供給量を容易に制限できる。さらに、カード30を用いた課金により、飲料水供給装置1に金銭が残らないため、集金などを行う必要がない上、防犯性も高い。
1 飲料水供給装置
2 ボトル
3 本体
4 タンク
5 給水管
6 給水口
7 給水ボタン
8 報知ランプ
10 飲料水供給システム
20 カードユニット
21 カード挿入口
22 度数表示部
23 返却ボタン
30 カード
40 給水制御部
43 第1電磁弁
44 第2電磁弁
46 給水ランプ
47 給水ランプ
49 フロートスイッチ

Claims (6)

  1. 一定量の飲料水が予め充填されたボトルを着脱可能な飲料水供給装置から、前記ボトル内の飲料水を供給するための飲料水供給システムであって、
    前記飲料水供給装置に設けられ、前記ボトル内の飲料水の供給を指示するために操作される給水操作部と、
    前記給水操作部が操作されている期間に基づく値を記憶可能な記憶媒体をセットするための記憶媒体セット部と、
    前記給水操作部が操作されている期間だけ、前記飲料水供給装置から前記ボトル内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく値を前記記憶媒体に記憶させる給水制御部とを備えたことを特徴とする飲料水供給システム。
  2. 前記飲料水供給装置に設けられ、前記ボトル内の飲料水の有無を検知するための水量検知部を備え、
    前記給水制御部は、前記水量検知部により前記ボトル内に飲料水がないと検知されているときには、前記給水操作部が操作されている場合であっても前記飲料水供給装置から飲料水を供給させず、かつ、前記記憶媒体の記憶内容を変更しないことを特徴とする請求項1に記載の飲料水供給システム。
  3. 前記水量検知部による検知結果に基づいて、前記ボトル内に飲料水がないことを報知するための報知部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の飲料水供給システム。
  4. 前記記憶媒体には、前記飲料水供給装置から供給可能な飲料水の量に対応する値を予め記憶しておくことができ、
    前記給水制御部は、前記記憶媒体に予め記憶されている値から、前記給水操作部が操作された期間に対応する値を差し引いた値を、前記記憶媒体に上書き保存するとともに、前記給水操作部が操作された期間に対応する値が前記記憶媒体に予め記憶されている値に到達したときに、前記飲料水供給装置による飲料水の供給を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の飲料水供給システム。
  5. 前記記憶媒体が、カードからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の飲料水供給システム。
  6. 一定量の飲料水が予め充填されたボトルを着脱可能な飲料水供給装置から、前記ボトル内の飲料水を供給するための飲料水供給方法であって、
    記憶媒体セット部に記憶媒体がセットされたことを検知する記憶媒体検知ステップと、
    前記記憶媒体セット部に前記記憶媒体がセットされた状態で、前記飲料水供給装置に設けられた給水操作部の操作を検知する給水操作検知ステップと、
    前記給水操作部が操作されている期間だけ、前記飲料水供給装置から前記ボトル内の飲料水を供給させるとともに、その期間に基づく値を前記記憶媒体に記憶させる給水制御ステップとを含むことを特徴とする飲料水供給方法。
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