JP2012218355A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の吐出口が配されたフェイス面を有し、吐出口からインクを吐出して被記録材に記録を行う記録ヘッド9と、記録ヘッド9のフェイス面に摺擦されてフェイス面を払拭するベルト状の払拭部材30と、記録ヘッド9のフェイス面を払拭する際に払拭部材30に含浸される払拭液の付着量を制限するニップローラ33と、ニップローラ33を制御することで払拭部材30における払拭液の付着量を異ならせ、払拭液が異なる複数種類の払拭動作を行うように制御する制御回路と、を備える。制御回路は、記録ヘッド9による記録動作に応じて複数種類の払拭動作から選択した1つの払拭動作を行うように制御する。
【選択図】図10
Description
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(1−1)装置の概略
図1に、第1の実施形態のインクジェット記録装置(以下、プリンタともいう)の外観図を示す。これはいわゆるシリアルスキャン型のプリンタであり、被記録材Pの搬送方向に対して直交する方向(主走査方向)に記録ヘッドをスキャン(主走査)して画像を形成するものである。
図2は、プリンタのキャリッジユニット2に搭載される記録ヘッド9を、インクが吐出される方向から模式的に示した斜視図である。ここで、記録ヘッド9には、主走査方向Sに沿って、異なる色調(色、濃度を含む)の複数種類のインクを吐出可能な複数の吐出口列11〜16が並んで配置されている。異なる色調のインクとしては、例えば、ブラック(Bk)、ライトシアン(Lc)、シアン(C)、ライトマゼンタ(Lm)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)が用いられている。各吐出口列11〜16に対しては、インク導入部23から記録ヘッド9内部のインク流路を介してインクが供給される。インク導入部23には、後述のインクタンクからチューブを介してインクが導入される。
キャリッジユニット2は、記録動作の開始前または記録動作中に必要に応じてホームポジションで停止する。ホームポジション付近には、キャップおよび払拭部材を含む回復系ユニットが配置されている。
図5に、本実施形態において用いたプリンタの制御回路の構成例を示す。図5に示すように、制御回路は、プログラマブル・ペリフェラル・インターフェイス101(以下、PPI101と称する)を備えている。PPI101は、ホストコンピュータ100から送られてくる指令信号(コマンド)や記録データを含む記録情報信号を受信してMPU102に転送すると共に、ホストコンピュータ100に対しては必要に応じプリンタのステータス情報を送出する。また、PPI101は、ユーザーがプリンタに対して各種設定を行うための設定入力部や、ユーザーに対してメッセージを表示する表示部等を有したコンソール106との間で入出力を行う。また、PPI101は、キャリッジユニット2または記録ヘッド9がホームポジションに位置することを検出するホームポジションセンサや、キャッピングセンサ等を含むセンサ群107からの信号入力を受容する。
図6〜図8は、上記構成を用いて行われるプリンタの制御手順の例を示す。
図6に、回復(記録ヘッド9のクリーニング)処理シーケンスを示す。図6に示すように、一次電源投入後にプリンタとしての機能を実際に実行可能な状態にする二次電源投入(ソフトオン)、あるいはホストコンピュータ100からの記録開始コマンドの入力(ステップS1)に応じて起動される。まず、ステップS2において、現在時刻Taの読み込みを行い、ステップS3において前回、回復処理を行った時刻Tbの読み込みを行う。そして、ステップS4において、経過時間(クリーニング間隔T)の算出が行われる。次に、ステップS5において、上述した制御回路は、算出したクリーニング間隔Tが規定の閾値Uを超えているか否かの判定を行い、肯定判定である場合には、ステップS6においてクリーニング、すなわち予備吐出やワイピングを実行する。その後、ステップS7において、時刻Tbの内容を時刻Taに置換し、READY状態とする(ステップS8)。
図7に記録処理シーケンスを示す。プリンタの休止状態では、上述のように、記録ヘッド9またはフェイス面の吐出口列は、キャッピングが施されている。このため、記録動作に先立ってキャップ27を開放させることで、記録ヘッド9またはキャリッジユニット2をスキャン可能状態にする。すなわち、制御回路は、例えばキャッピング状態であるか否かを検出するためのセンサ(センサ群107の構成要素の1つとして設けられている)に基づいてステップ9にて判定を行う。キャッピング状態である場合には、フェイス面に対してキャップ27を下降させてキャップ・オープン状態とする(ステップS10)。
図8に、記録動作終了後に実行されるシーケンスを示す。図7に示したような被記録材の1頁分の記録シーケンス(ステップS23)が終了したとき、図8に示すように、ステップS24においてワイピング動作を行うか否かを規定する、第2の払拭動作フラグ(後述)の内容を判定する。第2の払拭動作フラグがオン(セット状態)である場合には、第2の払拭動作によってワイピングを行う(ステップS25)。また、このとき、第2の払拭動作フラグおよびドットカウンタのリセットを行う。
第2の実施形態は、払拭に用いられる払拭部材30へ払拭液を供給する方法に特徴を有している。第1の実施形態では、払拭部材30に、予め払拭液を含ませた状態で供給され、プリンタ内に保持されている。第1の実施形態の構成では、供給する消耗品が限られる一方で、払拭部材30と払拭液をセットで保持する必要があり、払拭部材30と払拭液のどちらか一方のみを交換することができない。例えば第1の実施形態で述べたように、払拭液が払拭部材に対して過剰に付与され、払拭部材30に過剰に含ませた払拭液をニップローラ33で制限しているので、払拭液が過剰になる場合を避けられない。通常、余剰の払拭液は、再利用されること無く廃棄されている。
30 払拭部材
31 供給ローラ
33 ニップローラ
35 ドクターブレード
36 払拭液貯め
55 吐出口
Claims (5)
- 複数の吐出口が配されたフェイス面を有し、前記吐出口からインクを吐出して被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録ヘッドの前記フェイス面に摺擦されて前記フェイス面を払拭するベルト状の払拭部材と、
前記記録ヘッドの前記フェイス面を払拭する際に前記払拭部材に含浸される払拭液の付着量を制限する液量制限手段と、
前記液量制限手段を制御することで前記払拭部材における前記払拭液の付着量を異ならせ、前記払拭液が異なる複数種類の払拭動作を行うように制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記記録ヘッドによる記録動作に応じて前記複数種類の払拭動作から選択した1つの払拭動作を行うように制御する、インクジェット記録装置。 - 前記払拭液を前記払拭部材に供給する払拭液供給手段を備え、
前記払拭液供給手段によって前記払拭部材に前記払拭液を含浸させる、請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記払拭部材によって前記フェイス面に付着した前記払拭液を前記フェイス面から除去する払拭液除去手段を備え、
制御手段は、記録動作後に所定の操作が行われたときに、前記払拭液除去手段によって前記フェイス面に付着した払拭液を除去する、請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記液量制限手段は、前記払拭部材を挟み込む一対のローラを有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記液量制限手段は、前記払拭部材が浸される前記払拭液が収容された容器と、前記容器の前記払拭液から引き出された前記払拭部材に当接して前記払拭液の付着量を制限するブレード部材と、を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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