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JP2012206473A - 化粧板 - Google Patents

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JP2012206473A
JP2012206473A JP2011075735A JP2011075735A JP2012206473A JP 2012206473 A JP2012206473 A JP 2012206473A JP 2011075735 A JP2011075735 A JP 2011075735A JP 2011075735 A JP2011075735 A JP 2011075735A JP 2012206473 A JP2012206473 A JP 2012206473A
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JP
Japan
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resin
acrylic film
paper
impregnated
impregnated paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2011075735A
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English (en)
Inventor
Takashi Kamiya
隆志 神谷
Yasushi Suzuki
康史 鈴木
Tomoyuki Miyauchi
智行 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 接着剤、プライマーを必要とせず、メラミン樹脂含浸紙とアクリルフィルムを熱圧成形と同時に一体化することができ、仕上がった製品も耐光性、耐薬品性、化粧紙の色調、柄模様が鮮明となり、更に耐光性が優れ、屋外での使用も可能な化粧板を得る。
【解決手段】 メラミン樹脂含浸紙と、フェノール樹脂含浸紙と、前記メラミン樹脂含浸紙と熱圧着可能なアクリルフィルムを積層し、熱圧成形する。アクリルフィルムとしては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とポリブチルアクリレート(PBA)との共押し出し品や、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とフッ素樹脂との共押し出し品を用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は化粧板に関する。
これまでより、机、カウンター等の水平面、壁等の垂直面に使用されるメラミン化粧板が知られており、その構成、製造方法については、化粧板ハンドブック(新建材研究所、昭和48年発行)等に詳しく記載されている。このメラミン化粧板は、化粧板用の化粧紙にメラミン樹脂を含浸、乾燥した樹脂含浸紙と、芯材層を成すフェノール樹脂含浸紙と、化粧紙の柄を保護する目的で、オーバーレイ紙にメラミン樹脂を含浸し、乾燥した樹脂含浸オーバーレイ紙と、反りを抑制する目的で最下層にバランス紙とを必要に応じて積層し、熱圧成形することによって得られる。
近年では、表面をプラスチックフィルムで被覆した化粧板が知られている。例えば、実開昭63−176624号公報には、樹脂含浸紙等の積層素材の上にフッ素系樹脂フィルムが重ねられ一体に成型された化粧材に関する考案が開示されている。
特開平3−184844号公報には、パターン樹脂層の表面にアクリル樹脂層が形成された建築用化粧板に関する発明が開示されている。
特開2006−305742号公報には、予め加圧して成形された樹脂含浸積層板に非結晶性ポリエステル樹脂(PET−G)をベースにしたハイグロスフィルムをポリウレタン樹脂系接着剤、その他の反応硬化型接着剤により接着する技術が開示されている。
実開昭63−176624号公報 特開平3−184844号公報 特開2006−305742号公報 特開2007−90657号公報
しかしながら、特許文献1では、フィルムの接着性向上のため表面処理するかプライマー、接着剤の塗布を必要としていた。また、特許文献2では、アクリル樹脂層はフィルム、塗料等の形態でパターン樹脂層の表面を被覆し、この際には各種接着剤を用いることが必要とされる。特許文献3では、既に積層一体化された積層板の上に接着剤を用いてフィルムを接着する必要があり、工数と手間がかかる。
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、メラミン樹脂含浸紙と、フェノール樹脂含浸紙と、前記メラミン樹脂含浸紙と接着剤を介することなく熱圧着可能なアクリルフィルムを積層し、熱圧成形してなることを特徴とする化粧板である。
本発明によれば、接着剤、プライマーを必要とせず、メラミン樹脂含浸紙とアクリルフィルムを熱圧成形と同時に一体化することができ、仕上がった製品も耐光性、耐薬品性、化粧紙の色調、柄模様が鮮明となる。しかも耐光性が優れるため屋外での使用も可能である。
本発明に係わるアクリルフィルムは、アクリル樹脂をベースとする透明なラミネートフィルムで、メラミン樹脂含浸紙と熱圧着が容易なようにアクリル樹脂にはポリメチルメタクリレート(PMMA)が用いられている。
耐薬品性をより向上させるために請求項3に記載のようにアクリルフィルムとフッ素樹脂が共押し出し成形したものを用いるのが好ましい。フッ素樹脂としては、ポリビニリデンジフロライド(PVDF)が好適である。
メラミン樹脂含浸紙は化粧板用の化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を含浸、乾燥したもので通常公知のものが使用できる。
樹脂含浸コア紙は化粧板用のコア紙、例えばクラフト紙、不織布、織布、にフェノール−ホルムアルデヒド樹脂やメラミン−ホルムアルデヒド樹脂或はこれらの混合物を主成分とする樹脂液や、これらの樹脂をバインダー成分として無機充填材、例えば水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムを含むスラリーを含浸、乾燥したものが使用できる。
その他、必要に応じて化粧紙の柄を保護する目的でメラミン樹脂含浸オーバーレイ紙、反りを抑制するためバランス紙を用いても良い。
熱圧成形する際は、樹脂含浸コア紙、メラミン樹脂含浸紙、アクリルフィルムを積層し、温度110〜150℃、圧力5〜10MPa、時間30〜90分の条件で行う。
メラミン樹脂含浸紙
坪量140g/mの化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を主な成分とする樹脂液を、数1で示す含浸率が110%となるように含浸し、乾燥して樹脂含浸化粧紙を得た。
Figure 2012206473
フェノール樹脂含浸コア紙
坪量190g/mのクラフト紙にフェノール樹脂を主な成分とする樹脂液を数1で示す含浸率が50%となるように含浸し、乾燥してフェノール樹脂含浸コア紙を得た。
アクリルフィルム(A)
PMMA(ポリメチルメタクリレート)を基材とし、PBA(ポリブチルアクリレート)エラストマーを共押出した厚み50μmのアクリルフィルム(PLEXIGLAS(登録商標) Film Clear 99836、ダイセル・エボニック株式会社製)を用意した。
化粧板の製造
下から順に、メラミン樹脂含浸紙を1枚、フェノール樹脂含浸コア紙を15枚、メラミン樹脂含浸紙を1枚、アクリルフィルム(A)のPMMA側がメラミン樹脂含浸紙に当接するように積層し、温度140℃、圧力10MPa、時間60分の条件で熱圧成形した。この際、アクリルフィルム(A)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
アクリルフィルム(B)
PMMAをベース基材とし、PVDFとを共押し出しした厚み50μmのアクリルフィルム(EUROPLEX(登録商標) HC 99716、ダイセル・エボニック株式会社製)を用意した。
実施例1において、アクリルフィルム(A)の代わりにアクリルフィルム(B)を用いた以外は同様に実施した。この際、アクリルフィルム(B)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
アクリルフィルム(C)
アクリル樹脂をベース基材とする50μmのアクリルフィルム(アクリプレン(登録商標) HBS006、三菱レイヨン株式会社製、商品名)を用意した。
実施例1において、アクリルフィルム(A)の代わりにアクリルフィルム(C)を用いた以外は同様に実施した。この際、アクリルフィルム(C)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
アクリルフィルム(D)
アクリル樹脂をベース基材とし、フッ素樹脂を積層した50μmのアクリルフィルム(アクリプレン(登録商標) FBS006、三菱レイヨン株式会社製、商品名)を用意した。
実施例1において、アクリルフィルム(A)の代わりにアクリルフィルム(D)を用いた以外は同様に実施した。この際、アクリルフィルム(D)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
メラミン樹脂含浸紙
坪量140g/mの化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を主な成分とする樹脂液を、数1で示す含浸率が110%となるように含浸し、乾燥して樹脂含浸化粧紙を得た。
Figure 2012206473
樹脂含浸コア紙
78g/mのガラス繊維不織布に、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂とメラミン−ホルムアルデヒド樹脂をバインダー成分とし、無機充填材として水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムを含むスラリーを数1で示す含浸率が1300%となるように含浸し、乾燥して樹脂含浸コア紙を得た。
アクリルフィルム(A)
PMMA(ポリメチルメタクリレート)を基材とし、PBA(ポリブチルアクリレート)エラストマーを共押出した厚み50μmのアクリルフィルム(PLEXIGLAS(登録商標) Film Clear 99836、ダイセル・エボニック株式会社製)を用意した。
化粧板の製造
下から順に、メラミン樹脂含浸紙を1枚、樹脂含浸コア紙を5枚、メラミン樹脂含浸紙を1枚、アクリルフィルム(A)のPMMA側がメラミン樹脂含浸紙に当接するように積層し、温度140℃、圧力10MPa、時間60分の条件で熱圧成形した。この際、アクリルフィルム(A)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
実施例5において、アクリルフィルム(A)の代わりに実施例2で用いたアクリルフィルム(B)を用いた以外は同様に実施した。この際、アクリルフィルム(B)のPMMA側には接着剤は塗布しなかった。
比較例1
実施例1において、アクリルフィルム(A)を用いなかった以外は同様に実施した。
評価結果を表1に示す。
Figure 2012206473
試験方法は以下の通りとした。
(1)耐光性:メタルハライドランプ式耐光性試験機(岩崎電気;アイスーパーUVテスター「型式;SUV−W13、照度;70mW/cm2)にて96時間照射し、明度をL、色相と彩度を示す色度をa、bで表わすL表色系でそれぞれの色差(ΔL、Δa、Δb)を測定して、数2にて計算される色差(ΔE)を算出した。
Figure 2012206473
但し、ΔL=L 1−L 0、Δa=a 1−a 0、Δb=b 1−b 0であり、また、L 0、a 0、b 0は照射前の値を示し、L 1、a 1、b1 は照射後の値を示す。
(2)鮮明性:化粧板の印刷柄の鮮明性について、斜光にて目視で確認した。
◎:印刷柄が鮮明に確認できる。
○:印刷柄がほぼ鮮明に確認できる。
△:若干光の照り返し・白ボケがある。
×:光の照り返し・白ボケにより印刷柄が鮮明に確認できない。
(3)鏡面性:蛍光灯に対して、斜め45°、下方2mに化粧板を置いて目視で表面に映った蛍光灯の揺らぎを確認し、蛍光灯が明瞭に直線で映るものを○、軽微な揺らぎがあるものを△とした。
(4)耐薬品性:JISK6902(熱硬化性化粧板試験方法)の耐汚染性試験に準拠して試験を実施し、表1記載の試験液を使用して各種薬品の耐性を目視観察した。
○:表面に変化無し
△〜○:表面が僅かに汚れる。
△:表面に僅かに跡が残る(変色)。
×〜△:表面が侵される(艶変化)。
×:表面が腐食する、又は膨れが生じる。
本発明の実施例1の構成断面図。 本発明の実施例2の構成断面図。
1 アクリルフィルム
1a PBA
1b PMMA
1c フッ素樹脂
2 メラミン樹脂含浸紙
3 樹脂含浸コア紙
7 化粧板

Claims (3)

  1. メラミン樹脂含浸紙と、樹脂含浸紙コア紙と、熱圧着可能なアクリルフィルムとからなり、前記メラミン樹脂含浸紙と前記アクリルフィルムとを接着剤を介することなく積層し、熱圧成形してなることを特徴とする化粧板。
  2. 前記アクリルフィルムが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とポリブチルアクリレート(PBA)との共押し出しであることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
  3. 前記アクリルフィルムが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)とフッ素樹脂との共押し出しであることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
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