JP2012257374A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1次側の整合器において整合調整が容易な非接触電力伝送装置を提供する。
【解決手段】高周波電源30と、高周波電源30から電力の供給を受ける1次側誘導コイル51と、1次側誘導コイル51から電力が電磁誘導により供給される1次側共鳴コイル52と、1次側共鳴コイル52からの電力を磁場共鳴して受電する2次側共鳴コイル61と、2次側共鳴コイル61により受電された電力を電磁誘導により取り出す2次側誘導コイル62と、2次側誘導コイル62により受電された電力が供給される負荷80と、高周波電源30と1次側誘導コイル51の間に設けられた整合器40と、2次側誘導コイル62と負荷80の間に設けられた整流器70と、を備えている。整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値が設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】高周波電源30と、高周波電源30から電力の供給を受ける1次側誘導コイル51と、1次側誘導コイル51から電力が電磁誘導により供給される1次側共鳴コイル52と、1次側共鳴コイル52からの電力を磁場共鳴して受電する2次側共鳴コイル61と、2次側共鳴コイル61により受電された電力を電磁誘導により取り出す2次側誘導コイル62と、2次側誘導コイル62により受電された電力が供給される負荷80と、高周波電源30と1次側誘導コイル51の間に設けられた整合器40と、2次側誘導コイル62と負荷80の間に設けられた整流器70と、を備えている。整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値が設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、非接触電力伝送装置に関するものである。
非接触電力伝送装置の構成として、1次側回路において電源と整合回路とコイルを備えるとともに、2次側回路においてコイルと可変インピーダンス回路と整流回路を備えたものがある(例えば、特許文献1,2)。
この種の非接触電力伝送装置(例えば、非接触充電装置)の構成例を図4に示す。図4において、1次側回路としてインフラ(系統電源)100、高周波電源101、整合器102、1次側コイル103を備えている。2次側回路として2次側コイル104、整流器105、負荷106を備えている。そして、負荷の変動、コイル間の距離の変化、コイルの位置ズレ変化で、系の入力インピーダンス(整合器102、コイル103,104、整流器105、負荷106により決定する)が変化すると、1次側整合器102で系の入力インピーダンスと高周波電源101の出力インピーダンスの整合調整を行う。
ところが、図4のシステム構成とした場合、整流器105により系の入力インピーダンスは容量性リアクタンス成分を含むので、整合調整が困難となる。
本発明の目的は、1次側の整合器において整合調整が容易な非接触電力伝送装置を提供することにある。
本発明の目的は、1次側の整合器において整合調整が容易な非接触電力伝送装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、高周波電源と、前記高周波電源から電力の供給を受ける1次側誘導コイルと、前記1次側誘導コイルから電力が電磁誘導により供給される1次側共鳴コイルと、前記1次側共鳴コイルからの電力を磁場共鳴して受電する2次側共鳴コイルと、前記2次側共鳴コイルにより受電された電力を電磁誘導により取り出す2次側誘導コイルと、前記2次側誘導コイルにより受電された電力が供給される負荷と、前記高周波電源と前記1次側誘導コイルの間に設けられた整合器と、前記2次側誘導コイルと前記負荷の間に設けられた整流器と、を備え、前記整流器の容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1の非接触電力伝送装置において、前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の非接触電力伝送装置において、前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの誘導性リアクタンス値が前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの容量性リアクタンス値と同じになるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1の非接触電力伝送装置において、前記整合器の出力端から負荷までの容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の非接触電力伝送装置において、前記整合器の出力端から前記負荷までの誘導性リアクタンス値が前記整合器の出力端から前記負荷までの容量性リアクタンス値と同じになるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置において、前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値と前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値とが異なる値であることを要旨とする。
請求項1〜6に記載の発明によれば、高周波電源から電力が1次側誘導コイルと1次側共鳴コイルと2次側共鳴コイルと2次側誘導コイルと整流器を介して負荷に供給される。一方、高周波電源と1次側誘導コイルの間に設けられた整合器により整合調整される。ここで、整流器の容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および2次側誘導コイルの自己インダクタンス値が設定されているので、1次側の整合器において整合調整が容易となる。
特に、請求項3,5に記載の発明によれば、整流器の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および2次側誘導コイルの自己インダクタンス値が設定されているので、1次側の整合器において整合調整がより容易となる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置において、前記整流器は、整流素子と平滑コンデンサを有することを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、整流器は整流素子と平滑コンデンサを有する場合において、整合器において整合調整がより容易となる。
請求項7に記載の発明によれば、整流器は整流素子と平滑コンデンサを有する場合において、整合器において整合調整がより容易となる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜7のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置において、前記1次側誘導コイルの巻数および前記2次側誘導コイルの巻数を調整することにより前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、1次側誘導コイルの巻数および2次側誘導コイルの巻数を調整することにより1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を容易に設定することができる。
本発明によれば、1次側の整合器において整合調整が容易な非接触電力伝送装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、非接触電力伝送装置10は、インフラ(系統電源)20と、高周波電源30と、整合器40を介して高周波電源30に接続された1次側誘導コイル51と、1次側共鳴コイル52と、2次側共鳴コイル61と、2次側誘導コイル62と、2次側誘導コイル62に接続された整流器70と、整流器70に接続された負荷80を備えている。1次側共鳴コイル52にはコンデンサ53が並列に接続されている。2次側共鳴コイル61にはコンデンサ63が並列に接続されている。
図1に示すように、非接触電力伝送装置10は、インフラ(系統電源)20と、高周波電源30と、整合器40を介して高周波電源30に接続された1次側誘導コイル51と、1次側共鳴コイル52と、2次側共鳴コイル61と、2次側誘導コイル62と、2次側誘導コイル62に接続された整流器70と、整流器70に接続された負荷80を備えている。1次側共鳴コイル52にはコンデンサ53が並列に接続されている。2次側共鳴コイル61にはコンデンサ63が並列に接続されている。
1次側誘導コイル51と1次側共鳴コイル52とコンデンサ53とにより1次側共鳴器50を構成するとともに、2次側共鳴コイル61と2次側誘導コイル62とコンデンサ63とにより2次側共鳴器60を構成している。また、整合器40、1次側誘導コイル51、1次側共鳴コイル52、2次側共鳴コイル61、2次側誘導コイル62、整流器70、負荷80およびコンデンサ53,63は共鳴系を構成する。
高周波電源30は、高周波電力(交流電力)を出力する電源である。
1次側誘導コイル51、1次側共鳴コイル52、2次側共鳴コイル61および2次側誘導コイル62は電線により形成されている。コイルを構成する電線には、例えば、絶縁ビニル被覆線が使用される。コイルの巻径や巻数は、伝送しようとする電力の大きさ等に対応して適宜設定される。この実施形態では1次側誘導コイル51、1次側共鳴コイル52、2次側共鳴コイル61および2次側誘導コイル62は、同じ巻径に形成されている。1次側共鳴コイル52および2次側共鳴コイル61は、同じ巻径、巻数に形成され、各コンデンサ53,63として同じコンデンサが使用されている。
1次側誘導コイル51、1次側共鳴コイル52、2次側共鳴コイル61および2次側誘導コイル62は電線により形成されている。コイルを構成する電線には、例えば、絶縁ビニル被覆線が使用される。コイルの巻径や巻数は、伝送しようとする電力の大きさ等に対応して適宜設定される。この実施形態では1次側誘導コイル51、1次側共鳴コイル52、2次側共鳴コイル61および2次側誘導コイル62は、同じ巻径に形成されている。1次側共鳴コイル52および2次側共鳴コイル61は、同じ巻径、巻数に形成され、各コンデンサ53,63として同じコンデンサが使用されている。
整合器40は、高周波電源30と1次側誘導コイル51との間に設けられている。整合器40により高周波電源30側のインピーダンスを変更することができる。
整流器70は、2次側誘導コイル62と負荷80との間に設けられている。整流器70は整流素子としてのダイオード71と平滑コンデンサ72で構成されている。ダイオード71のアノード端子が2次側誘導コイル62側となるとともにダイオード71のカソード端子が負荷80側となっている。平滑コンデンサ72の一端がアースされるとともに他端がダイオード71のカソード端子と結線されている。
整流器70は、2次側誘導コイル62と負荷80との間に設けられている。整流器70は整流素子としてのダイオード71と平滑コンデンサ72で構成されている。ダイオード71のアノード端子が2次側誘導コイル62側となるとともにダイオード71のカソード端子が負荷80側となっている。平滑コンデンサ72の一端がアースされるとともに他端がダイオード71のカソード端子と結線されている。
1次側誘導コイル51および2次側誘導コイル62は、整流器70の平滑コンデンサ72による容量性リアクタンス(広義には整流器70の容量性リアクタンス成分)を打ち消すべく、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定する。
本実施形態では、整合器40の出力端から負荷80までの誘導性リアクタンス値が整合器40の出力端から負荷80までの容量性リアクタンス値と同じになるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定しており、より具体的には、1次側誘導コイル51の巻数に比べて2次側誘導コイル62の巻数を多くしており、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値と2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値とが異なる値である。
なお、整合器40の出力端から負荷80までの容量性リアクタンスは、コンデンサ53の容量、コンデンサ63の容量、整流器70の容量、整流器70のダイオード71の寄生容量、負荷80の容量を合成した値(その他寄生容量は無視できるほど小さいものとする)となる。ここで、負荷80の容量については、負荷80がバッテリの場合、例えば充電量が半分の時の容量値とする。一方、整合器40の出力端から負荷80までの誘導性リアクタンスは、1次側誘導コイル51と1次側共鳴コイル52と2次側共鳴コイル61と2次側誘導コイル62とを合成した値(その他寄生インダクタンスは無視できるほど小さいものとする)となる。
非接触電力伝送装置10は、車両に搭載されたバッテリ(2次電池)に対して非接触充電を行うシステムに適用することができる。具体的には、2次側共鳴コイル61、2次側誘導コイル62、コンデンサ63、整流器70および負荷80(バッテリ)が車両に搭載されている。一方、インフラ(系統電源)20、高周波電源30、整合器40、1次側誘導コイル51、コンデンサ53、1次側共鳴コイル52が、バッテリに非接触状態で充電を行う充電装置に装備され、この充電装置は地上側設備(充電ステーション)に設けられる。
次に、このように構成した非接触電力伝送装置10の作用を説明する。
使用前に1次側誘導コイル51の巻数に比べて2次側誘導コイル62の巻数が多くされ、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値が所望の値となるように設定される。これにより、整流器70の平滑コンデンサ72による容量性リアクタンス(広義には整流器70の容量性リアクタンス成分)が打ち消される。その結果、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定することにより整合器40による整合調整が容易となる。
使用前に1次側誘導コイル51の巻数に比べて2次側誘導コイル62の巻数が多くされ、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値が所望の値となるように設定される。これにより、整流器70の平滑コンデンサ72による容量性リアクタンス(広義には整流器70の容量性リアクタンス成分)が打ち消される。その結果、1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定することにより整合器40による整合調整が容易となる。
負荷80への電力伝送時には、例えば、車両が給電(充電)装置の近くの所定位置に停止した状態で負荷80(例えばバッテリ)への給電が行われる。
高周波電源30から1次側誘導コイル51に共鳴系の共鳴周波数で高周波電力が出力され、1次側誘導コイル51において高周波電源30から電力の供給を受ける。さらに、1次側共鳴コイル52において1次側誘導コイル51から電力が電磁誘導により供給され、2次側共鳴コイル61において1次側共鳴コイル52からの電力を磁場共鳴して受電する。そして、2次側誘導コイル62において2次側共鳴コイル61により受電された電力を電磁誘導により取り出し、2次側誘導コイル62により受電された電力が整流器70において整流された後に負荷80(例えばバッテリ)に直流電力が供給される。
高周波電源30から1次側誘導コイル51に共鳴系の共鳴周波数で高周波電力が出力され、1次側誘導コイル51において高周波電源30から電力の供給を受ける。さらに、1次側共鳴コイル52において1次側誘導コイル51から電力が電磁誘導により供給され、2次側共鳴コイル61において1次側共鳴コイル52からの電力を磁場共鳴して受電する。そして、2次側誘導コイル62において2次側共鳴コイル61により受電された電力を電磁誘導により取り出し、2次側誘導コイル62により受電された電力が整流器70において整流された後に負荷80(例えばバッテリ)に直流電力が供給される。
また、負荷の変動、コイル52,61間の距離の変化、コイル52,61の位置ズレ変化等により、系の入力インピーダンスが変化すると、1次側整合器40で系の入力インピーダンスと高周波電源30の出力インピーダンスの整合調整が行われる。
以上のごとく、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)整流器70の平滑コンデンサ72による容量性リアクタンスを打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。広義には、整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。これにより、整合器40において整合調整が容易になる。その結果、整合器の設計条件を緩和することができる。つまり、整合調整範囲の緩和と整合器構成素子選定要件の緩和を図ることができる。また、整合範囲を拡大することができる。
(1)整流器70の平滑コンデンサ72による容量性リアクタンスを打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。広義には、整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。これにより、整合器40において整合調整が容易になる。その結果、整合器の設計条件を緩和することができる。つまり、整合調整範囲の緩和と整合器構成素子選定要件の緩和を図ることができる。また、整合範囲を拡大することができる。
(2)整合器40の出力端から負荷80までの誘導性リアクタンス値が整合器40の出力端から負荷80までの容量性リアクタンス値と同じになるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。これにより、整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値が設定されているので、1次側の整合器40において整合調整がより容易となる。
(3)整流器70は、整流素子としてのダイオード71と平滑コンデンサ72を有し、平滑コンデンサ72により系の入力インピーダンスは容量性リアクタンスを含む場合において、1次側の整合器40において整合調整がより容易となる。
(4)1次側誘導コイル51の巻数および2次側誘導コイル62の巻数を調整することにより1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を容易に設定することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・上記実施形態では、整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。これに代わり、整流器70の容量性リアクタンス成分を減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。例えば、整合器40の出力端から負荷80までの容量性リアクタンス成分を減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定する。
・上記実施形態では、整流器70の容量性リアクタンス成分を打ち消すように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定した。これに代わり、整流器70の容量性リアクタンス成分を減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。例えば、整合器40の出力端から負荷80までの容量性リアクタンス成分を減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定する。
・整合器40の出力端から整流器70の出力端までの容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。
このとき、整合器40の出力端から整流器70の出力端までの誘導性リアクタンス値が整合器40の出力端から整流器70の出力端までの容量性リアクタンス値と同じになるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定すると、1次側の整合器40において整合調整がより容易となる。
・上記実施形態では1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値の設定方法として、1次側誘導コイル51の巻数および2次側誘導コイル62の巻数を調整した。これに代わり、図2に示すように2次側誘導コイル62の内部(内径側)における中心部分に磁性体90を配置することにより、空間の透磁率を調整して1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。あるいは、図3に示すように、2次側誘導コイル62の外部(軸方向の外部)における近接する部位に磁性体91を配置することにより、空間の透磁率を調整して1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定してもよい。さらには、1次側誘導コイル51の大きさ(巻径)および2次側誘導コイル62の大きさ(巻径)を調整して1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。あるいは、1次側誘導コイル51の導線の断面積および2次側誘導コイル62の導線の断面積を調整して1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定してもよい。
・整流器70は整流素子(ダイオード71)とコンデンサ72で構成した場合について説明したが、整流素子(ダイオード71)のみの場合に適用してもよい。この場合には整流素子(ダイオード71)の寄生の容量リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように1次側誘導コイル51の自己インダクタンス値および2次側誘導コイル62の自己インダクタンス値を設定する。
・2次側にインピーダンス調整回路があってもよい。
10…非接触電力伝送装置、30…高周波電源、40…整合器、51…1次側誘導コイル、52…1次側共鳴コイル、61…2次側共鳴コイル、62…2次側誘導コイル、70…整流器、80…負荷。
Claims (8)
- 高周波電源と、
前記高周波電源から電力の供給を受ける1次側誘導コイルと、
前記1次側誘導コイルから電力が電磁誘導により供給される1次側共鳴コイルと、
前記1次側共鳴コイルからの電力を磁場共鳴して受電する2次側共鳴コイルと、
前記2次側共鳴コイルにより受電された電力を電磁誘導により取り出す2次側誘導コイルと、
前記2次側誘導コイルにより受電された電力が供給される負荷と、
前記高周波電源と前記1次側誘導コイルの間に設けられた整合器と、
前記2次側誘導コイルと前記負荷の間に設けられた整流器と、
を備え、
前記整流器の容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする非接触電力伝送装置。 - 前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする請求項1の非接触電力伝送装置。
- 前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの誘導性リアクタンス値が前記整合器の出力端から前記整流器の出力端までの容量性リアクタンス値と同じになるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする請求項2に記載の非接触電力伝送装置。
- 前記整合器の出力端から負荷までの容量性リアクタンス成分を打ち消すまたは減少させるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする請求項1の非接触電力伝送装置。
- 前記整合器の出力端から前記負荷までの誘導性リアクタンス値が前記整合器の出力端から前記負荷までの容量性リアクタンス値と同じになるように前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする請求項4に記載の非接触電力伝送装置。
- 前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値と前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値とが異なる値である請求項1〜5のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置。
- 前記整流器は、整流素子と平滑コンデンサを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置。
- 前記1次側誘導コイルの巻数および前記2次側誘導コイルの巻数を調整することにより前記1次側誘導コイルの自己インダクタンス値および前記2次側誘導コイルの自己インダクタンス値を設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置。
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