JP2012252038A - 光学フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明フィルムと、この透明フィルムの上に形成されたハードコート層とを含む光学フィルムにおいて、前記ハードコート層の表面に凸部の頂部間平均間隔Sm600〜1500μm及び算術平均粗さRa0.04〜0.2μmの凹凸構造を形成する。前記凹凸構造の算術平均傾斜Δaは0.05〜5°であってもよい。前記光学フィルムのヘイズは0.1〜2%であってもよい。前記ハードコート層は、硬化性樹脂前駆体及びセルロースナノファイバーを含む硬化性組成物の硬化物で形成されていてもよい。前記セルロースナノファイバーは、平均繊維径10〜500nm程度であり、かつ平均繊維長20〜500μm程度であってもよい。
【選択図】なし
Description
本発明の光学フィルムは、透明フィルムの上に形成されたハードコート層を含む。このハードコート層は、40〜200μm程度の小型画素のサイズよりも大きい凹凸構造を表面に形成することを特徴とする。特に、この凹凸構造を大きく、かつ高さの低いなだらかな構造に調整することにより、ヘイズの小さいクリアなフィルムであるにも拘わらず、ギラツキを抑制でき、防眩性及びアンチニュートンリング性を向上できる。
具体的には、表面の凹凸構造は、頂部間平均間隔Smが600〜1500μmであり、好ましくは620〜1400μm、さらに好ましくは650〜1300μm(特に700〜1200μm)程度であり、高度な防眩性及びアンチニュートンリング性を実現するために、650〜1100μm(特に700〜1000μm)程度であってもよい。本発明では、Smを小型の画素よりも大きくすることにより、防眩性やアンチニュートンリング性と視認性とを両立できる。Smが小さすぎると、ギラツキが発生するとともに、画像が白味がかって透過性が低下する。Smが大きすぎると、防眩性やアンチニュートンリング性が低下する。
表面に前記凹凸構造が形成されたハードコート層は、透明で、かつ硬質な材質で形成されていればよいが、光学特性及び機械的特性に優れたハードコート層を簡便に製造できる点から、硬化性樹脂前駆体及びセルロースナノファイバーを含む硬化性組成物の硬化物で形成されていてもよい。硬化性組成物の硬化物で形成されることにより耐擦傷性などの機械的特性を向上できるともに、セルロースナノファイバーを含有することにより、光学特性を損なうことなく、簡便な方法で、前記凹凸構造を形成できる。
硬化性樹脂前駆体としては、熱や活性エネルギー線(紫外線や電子線など)などにより反応する官能基を有する化合物であり、熱や活性エネルギー線などにより硬化又は架橋して樹脂(特に硬化又は架橋樹脂)を形成可能な種々の硬化性化合物が使用できる。前記樹脂前駆体としては、例えば、熱硬化性化合物又は樹脂[エポキシ基、重合性基、イソシアネート基、アルコキシシリル基、シラノール基などを有する低分子量化合物(例えば、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂など)]、活性光線(紫外線など)により硬化可能な光硬化性化合物(光硬化性モノマー、オリゴマーなどの紫外線硬化性化合物など)などが例示でき、光硬化性化合物は、EB(電子線)硬化性化合物などであってもよい。なお、光硬化性モノマー、オリゴマーや低分子量であってもよい光硬化性樹脂などの光硬化性化合物を、単に「光硬化性樹脂」という場合がある。
セルロースナノファイバーとしては、例えば、β−1,4−グルカン構造を有する多糖類で形成されている限り、特に制限されず、高等植物由来のセルロース繊維[例えば、木材繊維(針葉樹、広葉樹などの木材パルプなど)、竹繊維、サトウキビ繊維、種子毛繊維(コットンリンター、ボンバックス綿、カポックなど)、ジン皮繊維(例えば、麻、コウゾ、ミツマタなど)、葉繊維(例えば、マニラ麻、ニュージーランド麻など)などの天然セルロース繊維(パルプ繊維)など]、動物由来のセルロース繊維(ホヤセルロースなど)、バクテリア由来のセルロース繊維、化学的に合成されたセルロース繊維[セルロースアセテート(酢酸セルロース)、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなどの有機酸エステル;硝酸セルロース、硫酸セルロース、リン酸セルロースなどの無機酸エステル;硝酸酢酸セルロースなどの混酸エステル;ヒドロキシアルキルセルロース(例えば、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロースなど);カルボキシアルキルセルロース(カルボキシメチルセルロース(CMC)、カルボキシエチルセルロースなど);アルキルセルロース(メチルセルロース、エチルセルロースなど);再生セルロース(レーヨン、セロファンなど)などのセルロース誘導体繊維など]などが挙げられる。これらのセルロースナノファイバーは、単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。
硬化性組成物は、柔軟性などの機械的特性を向上させるために、さらに硬化性樹脂前駆体の硬化反応に関与するエチレン性不飽和結合を有さない高分子を含んでいてもよい。
硬化性組成物は、透明性などの光学特性を改良する点などから、さらに無機粒子を含んでいてもよい。
硬化性組成物は、重合開始剤を含んでいてもよい。重合開始剤は、熱重合開始剤(ベンゾイルパーオキサイドなどの過酸化物などの熱ラジカル発生剤)であってもよく、光重合開始剤(光ラジカル発生剤)であってもよい。好ましい重合開始剤は、光重合開始剤である。光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン類又はプロピオフェノン類、ベンジル類、ベンゾイン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、アシルホスフィンオキシド類などが例示できる。光重合開始剤には、慣用の光増感剤や光重合促進剤(例えば、第三級アミン類など)が含まれていてもよい。光重合開始剤の割合は、硬化性樹脂前駆体100重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部、さらに好ましくは1〜8重量部(特に1〜5重量部)程度であってもよい。
透明フィルム(又は基材フィルム)としては、ガラス、セラミックスの他、樹脂シートが例示できる。透明フィルムを構成する樹脂としては、前記ハードコート層と同様の樹脂が使用できる。好ましい透明フィルムとしては、透明性ポリマーフィルム、例えば、セルロース誘導体[セルローストリアセテート(TAC)、セルロースジアセテートなどのセルロースアセテートなど]、ポリエステル系樹脂[ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアリレート系樹脂など]、ポリスルホン系樹脂[ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなど]、ポリエーテルケトン系樹脂[ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトンなど]、ポリカーボネート系樹脂(ビスフェノールA型ポリカーボネートなど)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、環状ポリオレフィン系樹脂[トパス(TOPAS)(登録商標)、アートン(ARTON)(登録商標)、ゼオネックス(ZEONEX)(登録商標)など]、ハロゲン含有樹脂(ポリ塩化ビニリデンなど)、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、酢酸ビニル又はビニルアルコール系樹脂(ポリビニルアルコールなど)などで形成されたフィルムが挙げられる。透明フィルムは1軸又は2軸延伸されていてもよい。
本発明の光学フィルムは、前記ハードコート層を有することにより、高い防眩性及びアンチニュートンリング性を有するにも拘わらず、ヘーズが抑制され、高い透明性を有している。
すなわち、Cの値が100%に近づく程、透明導電性膜による像のボケが小さい[参考文献;須賀、三田村,塗装技術,1985年7月号]。
本発明の光学フィルムは、ハードコート層の表面に前記凹凸構造を形成できる限り、特に限定されず、慣用の方法を利用できる。ハードコート層が硬化性組成物の硬化物で形成されている場合、本発明の光学フィルムは、透明フィルムの上に、硬化性組成物を含む塗工液を塗布し、乾燥後、活性エネルギー線を照射して硬化することにより得ることができる。
耐擦傷性の指標として、♯0000のスチールウールを9.5N/cm2の加重でハードコート層の表面を10往復回擦り、傷の本数に基づいて、以下の基準で評価した。
○:1〜3本
△:4〜6本
×:7本以上。
JIS K5400に準拠し、荷重4.9Nで鉛筆硬度を測定した。
ヘイズメーター(日本電色(株)製、商品名「NDH−5000W」)を用いて、JIS K7136に準拠して測定した。
光学フィルムの写像鮮明度を、写像測定器(スガ試験機(株)製、商品名「ICM−1T」)を用いて、JIS K7105に基づき、フィルムの製膜方向と光学櫛の櫛歯の方向とが平行になるようにフィルムを設置して測定を行った。写像測定器の光学櫛のうち、0.125〜2mm幅の光学櫛における写像鮮明度を測定した。
光学フィルムの透明フィルム側に黒フィルムを貼り合わせ、2m離れた地点から、蛍光管がむき出しの蛍光灯(10000cd/m2)をフィルム表面に映し、その反射像のボケの程度を目視で観察し、以下の基準で評価した。
△:蛍光灯は部分的にボケているが、輪郭が明確に見える
×:蛍光灯が殆どボケず、輪郭が非常に明確に見える。
表示面におけるギラツキの判定は、42インチサイズのフルHD液晶テレビ(画素数1080×1920)上に、得られた光学フィルムを配設し、白表示として目視にて以下の基準で評価した。なお、用いたLCDモニターの表層側偏光板は、クリアタイプの偏光板であった。
○:ギラツキが僅かに感じられる
×:ギラツキが感じられる。
透過像の判定は、42インチサイズのフルHD液晶テレビ(画素数1080×1920)上に、得られた光学フィルムを両面テープ(日東電工(株)製、CS9621)を用いて貼り付け、液晶テレビの画像を表示し、透過像を目視にて以下の基準で評価した。なお、用いたLCDモニターの表層側偏光板は、クリアタイプの偏光板であった。
○:透過像が鮮明に見えるが、通常のクリア液晶テレビに比べやや劣る
△:透過像がやや白く見える
×:透過像がぼやけて不鮮明に見える。
ガラス基板上に、光学フィルムのハードコート層がガラス基板と接触するように、光学フィルムを設置し、透明フィルム側から指で押圧した際のニュートンリングの発生状況を目視で観察し、以下の基準で評価した。
△:僅かだがニュートンリングが確認できる
×:ニュートンリングが発生した。
光学フィルムの透明フィルム側に黒フィルムを貼り合わせ、積分球反射強度測定装置((株)日立ハイテクノロジーズ製、U−3300)を用いて、積分反射率(視感度換算)を測定した。
JIS B0601に準拠して、接触式表面粗さ計(東京精密(株)製、surfcom570A)を用いて、走査範囲3mm、走査回数2回の条件で、算術平均粗さRa、凸部の頂部間平均間隔Sm、算術平均傾斜Δaを測定した。
(ハードコート層塗工液:NC−1)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(ダイセル・サイテック(株)製、DPHA)50重量部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(ダイセル・サイテック(株)製、PETIA)50重量部、セルロースアセテートプロピオネート(イーストマン社製、CAP)0.5重量部を、メチルエチルケトン(MEK)100重量部、1−メトキシ−2−プロパノール(MMPG)50重量部及び1−ブタノール(BuOH)(沸点113℃)50重量部の混合溶媒に溶解した。この溶液に、光重合開始剤(チバ・ジャパン(株)製、商品名「イルガキュア184」)2重量部を加えて溶解した。さらに、この溶液に、セルロースナノファイバー(ダイセル化学工業(株)製、平均繊維径70nm、平均繊維長約800μm、1重量%水分散液)5重量部を加えて、1時間攪拌し、ハードコート層塗工液:NC−1を調製した。
セルロースナノファイバーの平均繊維長を約400μmに変更する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NC−2を調製した。
セルロースナノファイバーの平均繊維長を約200μmに変更する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NC−3を調製した。
セルロースナノファイバーの平均繊維長を約100μmに変更する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NC−4を調製した。
セルロースナノファイバーの添加量を3重量部に変更する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NC−5を調製した。
セルロースナノファイバーの添加量を3重量部に変更する以外は、NC−2と同様にしてハードコート層塗工液:NC−6を調製した。
セルロースナノファイバーの添加量を3重量部に変更する以外は、NC−3と同様にしてハードコート層塗工液:NC−7を調製した。
セルロースナノファイバーの添加量を3重量部に変更する以外は、NC−4と同様にしてハードコート層塗工液:NC−8を調製した。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)の添加量を20重量部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETIA)の添加量を50重量部に変更する以外は、NC−8と同様にしてハードコート層塗工液:NC−9を調製した。
セルロースナノファイバーの平均繊維長を約60μmに変更し、添加量を10重量部に変更する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NC−8を調製した。
セルロースナノファイバーの添加量を15重量部に変更する以外は、NC−10と同様にしてハードコート層塗工液:NC−11を調製した。
さらに中空シリカ(日揮触媒化成(株)製「A2SL−02SH」、20重量%アルコール分散液)を7重量部添加する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−1を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−5と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−2を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−6と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−3を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−7と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−4を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−8と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−5を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−9と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−6を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−10と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−7を調製した。
さらに中空シリカ(A2SL−02SH)を7重量部添加する以外は、NC−11と同様にしてハードコート層塗工液:NCL−8を調製した。
セルロースナノファイバーの代わりに、フッ素系レベリング剤0.1重量部を超音波処理することなく、開始剤とともに添加する以外は、NC−1と同様にしてハードコート層塗工液:HC−1を調製した。
さらにシリカ粒子(日本触媒(株)製「シーホスタKE−P150」、平均粒径1.5μm)を5重量部添加する以外は、HC−1と同様にしてハードコート層塗工液:HC−2を調製した。
さらにスチレンビーズ(平均粒径3.5μm)を1重量部添加する以外は、HC−1と同様にしてハードコート層塗工液:HC−3を調製した。
さらにアクリルビーズ(平均粒径7μm)を20重量部添加する以外は、HC−1と同様にしてハードコート層塗工液:HC−4を調製した。
透明フィルムとして、トリアセチルセルロースフィルム(富士フィルム(株)製、TAC、厚み80μm)を用い、このフィルムの上に、ハードコート層塗工液NC−1をバーコーター♯26を用いて塗工した後、50℃で1分間乾燥した。塗工フィルムを紫外線照射装置(ウシオ電機(株)製、高圧水銀ランプ、紫外線照射量:800mJ/cm2)に通して、紫外線硬化処理を行い、ハードコート性及び表面凹凸構造を有するハードコート層を形成した。得られた光学フィルムにおけるハードコート層の厚みは約8μmであった。
ハードコート層塗工液NC−1の代わりに、ハードコート層塗工液NC−2〜9、NCL1〜6、HC−1〜2を用いる以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。なお、ハードコート層の厚みは、実施例3(NC−3)及び実施例6(NC−6)が約7μm、実施例10(NCL−1)が約9μm、比較例1(HC−1)が約6μm、比較例2(HC−2)が約7μmであった以外は約8μmであった。
塗工後の乾燥温度を80℃に変更する以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。得られた光学フィルムにおけるハードコート層の厚みは約8μmであった。
ハードコート層塗工液NC−1の代わりに、ハードコート層塗工液HC−3又はHC−4を用い、塗工後の乾燥温度を70℃に変更する以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。得られた光学フィルムにおけるハードコート層の厚みは、比較例4(HC−3)が約6μmであり、比較例5(HC−4)が約12μmであった。
Claims (15)
- 透明フィルムと、この透明フィルムの上に形成されたハードコート層とを含む光学フィルムであって、前記ハードコート層の表面に、凸部の頂部間平均間隔Sm600〜1500μm及び算術平均粗さRa0.04〜0.2μmの凹凸構造が形成されている光学フィルム。
- 凹凸構造の算術平均傾斜Δaが0.05〜5°である請求項1記載の光学フィルム。
- ヘイズが0.1〜2%である請求項1又は2記載の光学フィルム。
- 光学櫛幅0.125mmの透過像鮮明度が1〜67%であり、光学櫛幅0.25mmの透過像鮮明度が2〜67%であり、光学櫛幅0.5mmの透過像鮮明度が10〜85%であり、光学櫛幅1mmの透過像鮮明度が50〜95%であり、かつ光学櫛幅2mmの透過像鮮明度が80〜99%である請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルム。
- ハードコート層が、硬化性樹脂前駆体及びセルロースナノファイバーを含む硬化性組成物の硬化物で形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の光学フィルム。
- セルロースナノファイバーが10〜500nmの平均繊維径及び20〜500μmの平均繊維長を有する請求項1〜5のいずれかに記載の光学フィルム。
- セルロースナノファイバーの割合が、硬化性樹脂前駆体100重量部に対して0.01〜3重量部である請求項5又は6記載の光学フィルム。
- 硬化性組成物が、さらにエチレン性不飽和結合を有さない高分子を含む請求項5〜7のいずれかに記載の光学フィルム。
- エチレン性不飽和結合を有さない高分子がセルロース誘導体である請求項8記載の光学フィルム。
- 硬化性組成物が、さらに中空シリカ粒子を含む請求項5〜9のいずれかに記載の光学フィルム。
- 表面反射率が4%以下である請求項10記載の光学フィルム。
- ハードコート層の厚みが30μm以下である請求項1〜11のいずれかに記載の光学フィルム。
- ハードコート層が凝集剤を実質的に含有しない請求項1〜12のいずれかに記載の光学フィルム。
- 透明フィルムの上に、ハードコート層を形成するための塗工液を塗布し、乾燥後、活性エネルギー線を照射して硬化する請求項1記載の光学フィルムの製造方法。
- 70℃以下の温度で乾燥する請求項14記載の製造方法。
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