JP2012136835A - 横型ブラインドのスラット角度調節装置及びスラット角度調節装置の組立方法 - Google Patents
横型ブラインドのスラット角度調節装置及びスラット角度調節装置の組立方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持し、ラダーコードの縦糸の下端にレールを吊下支持し、操作装置の操作に基づいてラダーコードを介してスラットを回動する横型ブラインドにおいて、ラダーコード13の縦糸31の下端部を無端状とし、下端部を案内部材35に相対移動可能に掛装し、案内部材35を取付部材34に取着し、取付部材34をレール16に対し該レールの上方若しくは側方から嵌着可能とした。
【選択図】図3
Description
この発明の目的は、スラットの回動操作時のボトムレールの高さ位置の変化を防止するとともにスラットの回動操作に対するボトムレールの干渉を防止しながら美観の低下を防止し、かつ組立ての容易なスラット角度調節装置を提供することにある。
請求項3では、前記案内部材に軸部を設け、前記軸部を前記取付部材に設けた透孔に嵌合可能とした。
請求項5では、前記案内部材に、昇降コードを挿通する透孔を設け、前記透孔の前記スラットの長手方向両側に前記縦糸を掛装する案内溝を設けた。
請求項7では、前記レールから生地押えを介してプリーツスクリーンの生地を吊下支持し、前記取付部材は、前記生地押えと同一部品を使用した。
以下、この発明を具体化した横型ブラインドのスラット角度調節装置の第一の実施形態を図面に従って説明する。
前記中間レール16からプリーツスクリーンの生地19が吊下支持され、その生地19の下端にボトムレール20が取着されている。前記生地19はジグザグ状に折り畳み可能である。そして、前記昇降コード17は前記中間レール16及び生地19に挿通され、その昇降コード17の下端に前記ボトムレール20が吊下支持されている。
図3に示すように、前記中間レール16は中間リブ24の両端部に上下方向に延びる側辺25,26が形成されて、上部及び下部を開口したほぼ四角枠状の形材で形成されている。前記中間リブ24の前記側辺26近傍には下方へ突出する係止突条27が形成され、側辺25の下端部には、係止突条27側に向かって延びる係止リブ28が形成されている。
中間レール16をラダーコード13で吊下支持する状態とするには、生地押え34の透孔36に案内部材35の軸部39を嵌着し、その案内部材35の案内溝38a,38bのいずれかにラダーコード13の縦糸31の無端状部分を掛装する。そして、生地押え34を中間レール16に取着すると、図3に示すように、中間レール16がラダーコード13に吊下支持される。
(1)スラット14の回動操作時に、中間レール16の回動を防止することができる。従って、スラット14の回動操作時における中間レール16の下縁の高さ位置の変化を防止することができる。
(2)スラット14の回動操作時に、中間レール16の重量が干渉しないので、スラット14の回動操作を円滑に行うことができるとともに、各スラット14を垂直方向まで容易に回動することができる。
(3)中間レール16がラダーコード13から吊下支持される状態に容易に組み立てることができる。
(4)ラダーコード13の縦糸31に弛みを必要としないので、美観を向上させることができる。
(5)案内部材35は、透孔36の両側に案内溝38a,38bを設けたので、中間レール16の両側部で共通の案内部材35を使用して、中間レール16をラダーコード13に吊下支持することができる。
(第二の実施形態)
図7は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、第一の実施形態の案内部材35の構成を一部変更したものである。第一の実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
(1)スラット14を水平方向から垂直方向に回動させるとき、第一の実施形態ではスラット14の自重によりスラット14が瞬時に垂直方向まで回動してしまいスラット14の角度を斜め方向に微調整することが難しいことがある。
(2)第一の実施形態では、図8に示すように、スラット14の回動操作時に中間レール16が傾くことがある。この実施形態では、案内部材41の案内溝42の曲面が非対称であり、かつ生地19が吊下支持される側の曲率が大きくなっている。さらに、軸部39が案内部材41の前後方向中央部からオフセットされている。このような構成により、図7に示すように、スラット回動操作時の中間レール16の傾きを小さくすることができる。
・第一の実施形態において、中間レール16からプリーツスクリーンの生地19を吊下支持せず、横型ブラインドのみの構成としてもよい。この場合には、昇降コード17の下端を中間レール16に取着することにより、中間レール16が横型ブラインドのボトムレールとして動作する。
・第一の実施形態において、案内部材35は、プリーツスクリーンの生地押え29と同様な生地押え34を使用して中間レール16に取着する構成としたが、生地押え34に限らず、中間レール16に容易に取着し得る取付部材であればよい。
・天窓用ブラインド等、スラットの回動操作時にボトムレールを回動させないようにした横型ブラインドに適用することができる。
・ラダーコードの一方の縦糸の下端と昇降コードの下端とを無端状に連結し、その無端状部分でボトムレールを吊下支持する横型ブラインドに適用することもできる。
(付記1)ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持し、前記ラダーコードの縦糸の下端に中間レールを吊下支持し、操作装置の操作に基づいて前記ラダーコードを介してスラットを回動可能とし、前記中間レールからプリーツスクリーンの生地を吊下支持し、前記スラット及び生地に前記ヘッドボックスから垂下される昇降コードを挿通し、前記操作装置の操作に基づいて前記昇降コードを介して前記スラット及び生地を昇降可能とした日射遮蔽装置において、前記ラダーコードの縦糸の下端部を無端状とし、前記下端部を案内部材に相対移動可能に掛装し、前記案内部材を取付部材に取着し、前記取付部材を前記中間レールに該中間レールの上方から嵌着可能とし、前記案内部材に前記縦糸の下端部を掛装する案内溝を設け、前記案内溝の底面を前記縦糸の移動方向に対し非対称の曲面としたことを特徴とする日射遮蔽装置のスラット角度調節装置。
Claims (8)
- ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを支持し、前記ラダーコードの縦糸の下端にレールを支持し、操作装置の操作に基づいて前記ラダーコードを介してスラットを回動する横型ブラインドにおいて、
前記ラダーコードの縦糸の下端部を無端状とし、前記下端部を案内部材に相対移動可能に掛装し、前記案内部材を取付部材に取着し、前記取付部材を前記レールに対し該レールの上方若しくは側方から挿入して嵌着可能としたことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節装置。 - 前記案内部材を前記取付部材に対し下方から嵌合可能としたことを特徴とする請求項1記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記案内部材に軸部を設け、前記軸部を前記取付部材に設けた透孔に嵌合可能としたことを特徴とする請求項2記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記取付部材には、前記案内部材に前記縦糸を案内する回避溝を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記案内部材に、昇降コードを挿通する透孔を設け、前記透孔の前記スラットの長手方向両側に前記縦糸を掛装する案内溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記レールからプリーツスクリーンの生地を吊下支持し、前記案内溝の底面を非対称の曲面としたことを特徴とする請求項5記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- 前記レールから生地押えを介してプリーツスクリーンの生地を吊下支持し、前記取付部材は、前記生地押えと同一部品を使用したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
- ラダーコードの縦糸の下端部を無端状とし、前記下端部を案内部材に相対移動可能に掛装し、前記案内部材を取付部材に取着し、次いで前記取付部材をレールに対し該レールの上方若しくは側方から嵌着することを特徴とするスラット角度調節装置の組立方法。
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