JP2012132053A - スパッタリング装置およびスパッタリング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの真空チャンバで複数の異種の基板に膜を形成することができると共に、高品質な半導体デバイスを生産できるスパッタリング装置を提供する。
【解決手段】排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバ(107)と、真空チャンバ(107)内に設置されスパッタリング電源(312a)と接続された第1スパッタリングカソード(303a)と、真空チャンバ(107)内に設置されスパッタリング電源(312b)と接続された第2スパッタリングカソード(303b)と、基板(8)が載置される基板ホルダ(131)と、基板(8)に高周波電圧を印加して基板(8)を逆スパッタ(S12)する高周波電源(130)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバ(107)と、真空チャンバ(107)内に設置されスパッタリング電源(312a)と接続された第1スパッタリングカソード(303a)と、真空チャンバ(107)内に設置されスパッタリング電源(312b)と接続された第2スパッタリングカソード(303b)と、基板(8)が載置される基板ホルダ(131)と、基板(8)に高周波電圧を印加して基板(8)を逆スパッタ(S12)する高周波電源(130)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ターゲットが設置されるスパッタリングカソードを複数備えたスパッタリング装置およびスパッタリング方法に関するものである。
スパッタリング法は真空蒸着法に比べ、形成される膜厚の制御性が良く、また高融点材料や化合物の薄膜も容易に形成できる薄膜形成技術である。そのため、スパッタリング法による薄膜形成は、半導体やディスプレイ、電子部品などの工業分野に広く普及している。特に、永久磁石や電磁石などを磁気回路として用いるマグネトロンスパッタ法は、薄膜の形成速度が真空蒸着法に比べ約1〜2桁遅いというスパッタリング法の課題を解決し、スパッタリング法による量産化を可能にしている。
従来のスパッタリング装置300は図9に示すように構成されている。
従来のスパッタリング装置300において、真空チャンバ107には、絶縁材108を介してスパッタリングカソード103が設けられている。スパッタリングカソード103には平板状のターゲット1が取り付けられている。真空チャンバ107の内部には、基板ホルダ7がスパッタリングカソード103と対向して配置されており、薄膜が形成される基板8が基板ホルダ7の上に保持される。
従来のスパッタリング装置300において、真空チャンバ107には、絶縁材108を介してスパッタリングカソード103が設けられている。スパッタリングカソード103には平板状のターゲット1が取り付けられている。真空チャンバ107の内部には、基板ホルダ7がスパッタリングカソード103と対向して配置されており、薄膜が形成される基板8が基板ホルダ7の上に保持される。
スパッタリングカソード103は、図10〜図12のように構成され、動作する。
スパッタリングカソード103のバッキングプレート2とカソード本体3とで形成された空間には、マグネトロン放電用の磁気回路4が設けられている。ターゲット1は、バッキングプレート2の基板ホルダ7と対向する位置に、インジウムなどのハンダ剤により接着されている。磁気回路4は、バッキングプレート2とターゲット1を貫通して閉じた磁力線5を形成し、かつ磁力線5の一部がターゲット1の表面で平行になって、ターゲット1の表面には、図12に示すように、トロイダル型の閉じたトンネル状の磁場6が形成される。
スパッタリングカソード103のバッキングプレート2とカソード本体3とで形成された空間には、マグネトロン放電用の磁気回路4が設けられている。ターゲット1は、バッキングプレート2の基板ホルダ7と対向する位置に、インジウムなどのハンダ剤により接着されている。磁気回路4は、バッキングプレート2とターゲット1を貫通して閉じた磁力線5を形成し、かつ磁力線5の一部がターゲット1の表面で平行になって、ターゲット1の表面には、図12に示すように、トロイダル型の閉じたトンネル状の磁場6が形成される。
スパッタリング装置300では、真空ポンプ109などの真空排気系にて真空チャンバ107内部を高真空(10−4〜10−5Pa程度)まで排気し、ガス導入系のガス流量調整器110を通して真空チャンバ107にArなどの放電ガスを導入し、圧力調整バルブ111を調整して真空チャンバ107内を10−1〜10−2Pa程度の圧力に保つ。そして、直流もしくは交流のスパッタリング電源112によりスパッタリングカソード103に負の電圧を印加することにで、電場と磁気回路によるトロイダル型トンネル状磁場との周辺でマグネトロン放電が生起する。そして、生起したマグネトロン放電により、ターゲット1がスパッタされて発生したスパッタ粒子が基板8に堆積して、このスパッタ粒子により薄膜が基板8の表面に形成される。
この従来のスパッタリング装置300は、ターゲット1が1個であり、基板8に複数の異種の膜を形成するためには、膜の数量分のスパッタリング装置が必要となる。
例えば、半導体製造過程などでは、Si基板上に、Cu,AlなどがSi基板へ拡散することを防止するTa,TaN,Ti,TiNなどからなるバリア膜と、このバリア膜の上にCu,Alなどからなる電気信号配線膜を形成する。
例えば、半導体製造過程などでは、Si基板上に、Cu,AlなどがSi基板へ拡散することを防止するTa,TaN,Ti,TiNなどからなるバリア膜と、このバリア膜の上にCu,Alなどからなる電気信号配線膜を形成する。
このような複数の異種の膜を形成する場合には、膜の数量分のスパッタリング装置が必要となり、設備コストが増大する課題がある。また、複数の膜形成工程が必要となり、生産リードタイムが増加してしまう。
これらの課題を解決するために、例えば特許文献1のように、1つの真空チャンバ内に材料形成が異なる複数のスパッタリングターゲットを搭載する取り組みが行われている。
図13は、材料形成が異なる2種類のターゲット120,121を設けた特許文献1のスパッタリング装置301を示す図である。図13のスパッタリング装置301のスパッタリングカソードは、ターゲット120,121毎に、それぞれのターゲット形状に応じた電磁石122,123を設けたものである。このスパッタリング装置301は、それぞれのターゲット形状に応じた電磁石122,123を設けることで、スパッタを互いに独立して制御可能としている。
図13は、材料形成が異なる2種類のターゲット120,121を設けた特許文献1のスパッタリング装置301を示す図である。図13のスパッタリング装置301のスパッタリングカソードは、ターゲット120,121毎に、それぞれのターゲット形状に応じた電磁石122,123を設けたものである。このスパッタリング装置301は、それぞれのターゲット形状に応じた電磁石122,123を設けることで、スパッタを互いに独立して制御可能としている。
具体的には、図14のプロセスのフローチャートに示すように、ターゲット120の裏面に設けた電磁石122またはターゲット121の裏面に設けた電磁石123を選択することにより、所望の薄膜材料のみのスパッタリングを行うことができる。従って、組成が異なる複数の膜を基板上に堆積することができる。
図14において、ステップS1では、基板8を真空チャンバ107内に投入し、基板ホルダ7で保持する。ここで、基板8は、図15(a)に示すように、下部配線,裏面配線等との電気信号の伝達を目的とした金属パッド200a,200bが、基板8の表面あるいは窪みの底に存在するものである。ステップS2では、電磁石122に電圧を印加してターゲット120によるスパッタ(Aスパッタ)を行う。ステップS3では、電磁石123に電圧を印加してターゲット121によるスパッタ(Bスパッタ)を行う。ステップS4で、薄膜材料が異なる2種類の膜が形成した基板8を真空チャンバ107から取り出し、スパッタが完了する。図15(b)はスパッタが完了した基板8を示す。この基板8には、ターゲット120材料からなるスパッタ膜201と、スパッタ膜201上にターゲット121材料からなるスパッタ膜202が形成されている。基板8の上に形成されたスパッタ膜201はバリア層となり、スパッタ膜202は電気信号配線層となる。この構成により、デバイス特性を得ることができる。
しかしながら特許文献1のスパッタリング装置301でスパッタした場合、基板8の表面に存在する金属パッド200aとスパッタ膜201との接触抵抗が増大してしまうことがある。
ここで、特許文献1のスパッタリング装置301で接触抵抗が増大することについて、具体的に説明する。
基板8上に存在する金属パッド200aは、スパッタリング装置301に投入されるまでは大気に曝されているため、その表面には自然酸化膜が形成される。この自然酸化膜が形成された状態でスパッタを行うと、スパッタ膜201と金属パッド200aの界面に自然酸化膜(自然酸化膜層)が存在することになる。一般的に、自然酸化膜は、電気抵抗の増大または電気抵抗のバラつきの原因となる。このように、自然酸化膜が界面に存在することで、電気信号の伝達に悪影響を及ぼし、接触抵抗が増大する。
基板8上に存在する金属パッド200aは、スパッタリング装置301に投入されるまでは大気に曝されているため、その表面には自然酸化膜が形成される。この自然酸化膜が形成された状態でスパッタを行うと、スパッタ膜201と金属パッド200aの界面に自然酸化膜(自然酸化膜層)が存在することになる。一般的に、自然酸化膜は、電気抵抗の増大または電気抵抗のバラつきの原因となる。このように、自然酸化膜が界面に存在することで、電気信号の伝達に悪影響を及ぼし、接触抵抗が増大する。
本発明は、このような従来の課題を解決し、1つの真空チャンバで複数の異種の基板に膜を形成することができると共に、高品質な半導体デバイスを生産できるスパッタリング装置およびスパッタリング方法を提供することを目的とする。
本発明のスパッタリング装置は、排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、基板が載置される基板ホルダと、前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の別のスパッタリング装置は、排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、基板が載置される基板ホルダと、前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、前記基板の外周を覆うと共に前記基板ホルダへ前記基板を固定するマスクと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の別のスパッタリング装置は、排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、基板が載置される基板ホルダと、前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、第1マスクと、第2マスクと、前記基板の外周を覆うと共に前記基板ホルダへ前記基板を固定する位置に、前記第1マスクと前記第2マスクのいずれかを移動させるマスク入替機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明のスパッタリング方法は、基板ホルダで保持された基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後に、スパッタリングカソードのターゲットをスパッタして前記基板に成膜することを特徴とする。
本発明の別のスパッタリング方法は、外周がマスクで覆われると共に基板ホルダで保持されたダミー基板に対し、第1スパッタリングカソードの第1ターゲットをスパッタして前記ダミー基板に第1膜を成膜し、外周が前記マスクで覆われると共に前記基板ホルダで保持された基板へ高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後、前記第1スパッタリングカソードの前記第1ターゲットをスパッタして前記基板に第1膜を成膜し、第2スパッタリングカソードの第2ターゲットをスパッタして前記基板に第2膜を成膜する、ことを特徴とする。
本発明の別のスパッタリング方法は、基板ホルダで保持された基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後に、外周が第1マスクで覆われると共に前記基板ホルダで保持された前記基板に対し、第1スパッタリングカソードの第1ターゲットをスパッタして前記基板に第1膜を成膜し、前記第1マスクと第2マスクを入れ替えて前記基板の外周を前記第2マスクで覆い、外周が前記第2マスクで覆われると共に前記基板ホルダで保持された前記基板に対し、第2スパッタリングカソードの第2ターゲットをスパッタして前記基板に第2膜を成膜することを特徴とする。
本発明のスパッタリング装置およびスパッタリング方法によれば、1つの真空チャンバで複数の異種の膜を形成することができると共に、高品質な半導体デバイスを生産することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、同じ部材については、同一符号を用いて詳しい説明は省略する。
なお、以下の説明において、同じ部材については、同一符号を用いて詳しい説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるスパッタリング装置でのスパッタを、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるスパッタリング装置の概略構成図である。図2は、本発明の実施の形態1におけるスパッタのプロセスのフローチャートである。図3は、逆スパッタ処理の説明図である。
本発明の実施の形態1におけるスパッタリング装置でのスパッタを、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるスパッタリング装置の概略構成図である。図2は、本発明の実施の形態1におけるスパッタのプロセスのフローチャートである。図3は、逆スパッタ処理の説明図である。
本実施の形態1のスパッタリング装置401は、処理対象の基板8を載置すると共にその中心を軸として回転する基板ホルダ131と、基板ホルダ131へ接続されると共に基板8に高周波電圧を印加する高周波電源130を有する。また、このスパッタリング装置401は、基板8を基板ホルダ131に固定すると共に、基板8の外周を覆うマスク132を有する。図1では、マスク132のみ断面図として、その構成を分かり易く図示している。
排気系とガス導入系を有する真空チャンバ107には、図1に示すように基板ホルダ131と対向する位置に、第1スパッタリングカソード303a,第2スパッタリングカソード303bが、それぞれ絶縁材108を介して取り付けられている。第1スパッタリングカソード303aには、第1ターゲット120が取り付けられている。第2スパッタリングカソード303bには、第2ターゲット121が取り付けられている。第1,第2ターゲット120,121の少なくとも1つは金属材料からなる。第1ターゲット120には、第1スパッタリング電源312aから電圧が印加される。第2ターゲット121には、第2スパッタリング電源312bから電圧が印加される。第1,第2スパッタリングカソード303a,303bのそれぞれの基本的な構造は、図10に示したスパッタリングカソード103と同じであるため、詳細な説明は省略している。
このスパッタリング装置401の各構成要件の動作を制御する制御装置100は、図2のフローチャートを実行する。
まず、ステップS11では、真空チャンバ107内に基板8を投入し、基板ホルダ131で基板8を保持する。それと共に、基板8の外周の処理が不要な部分をマスク132で覆ってマスクする。また、このマスク132によって基板8を基板ホルダ131に押し付けている。
まず、ステップS11では、真空チャンバ107内に基板8を投入し、基板ホルダ131で基板8を保持する。それと共に、基板8の外周の処理が不要な部分をマスク132で覆ってマスクする。また、このマスク132によって基板8を基板ホルダ131に押し付けている。
なお、この実施の形態1の基板8は、図3に示すように、その表面に金属パッド200aが形成されている。また、基板8の一部には、穴8aと、この穴8aの底部にある金属パッド200bが形成されている。
ステップS12では、真空チャンバ107内へ放電ガスとして例えばArガスを導入し、真空チャンバ107内の圧力を0.5〜1.0Pa程度に保つ。そして、基板8へ200W程度の高周波電圧を高周波電源130から印加する。すると、基板8の表面で放電が生起し、スパッタ粒子203により基板8がスパッタされ、表面が削られる。同様に、基板8の上に存在する金属パッド200aも、スパッタ粒子203により表面が削られる。その結果、真空チャンバ107内への投入前に金属パッド200a上に生成した自然酸化膜も除去される。
なお、基板8に形成された穴8aの中に存在する金属パッド200bの場合、基板8の表面の金属パッド200aよりスパッタで削られる速度が遅くなる。これは、この逆スパッタ処理のためのスパッタ粒子203が到達する割合が、穴8bの中では基板8の表面に比べて少ないためである。ちなみに、Ar圧力1.0Pa、高周波電圧200W、基板8の穴8aの穴径80μm、深さ200μmとし、金属パッド200bの材質をTiとした場合、金属パッド200b上の自然酸化膜の削れ量は、一時間当たり20nm程度となる。
ステップS12において、真空チャンバ107内での逆スパッタ処理が完了すると、次いでステップS13では、Aスパッタ(第1スパッタ)を行う。続いて、ステップS14ではBスパッタ(第2スパッタ)を行う。これらスパッタ条件については、後述する。表面にAスパッタ材料の膜とその上にBスパッタ材料の膜が形成された基板8は、ステップS15でマスク132を外して真空チャンバ107から排出することによって、スパッタが完了する。スパッタが完了した基板8の上に形成されたAスパッタ膜(第1膜)はバリア膜(バリア層)、Bスパッタ膜(第2膜)は電気信号配線膜(電気信号配線層)となり、所望のデバイス特性を得ることができる。
ここで、Aスパッタ条件およびBスパッタ条件について説明する。
Aスパッタのターゲット材料はTi,Ta等のバリア層を形成する材料とし、Bスパッタのターゲット材料はAl,Cu等からなる電気信号伝達用配線を形成する材料としている。真空チャンバ107内の圧力や印加電圧等のスパッタ条件は、一般的なマグネトロンスパッタに準ずる条件とする。
Aスパッタのターゲット材料はTi,Ta等のバリア層を形成する材料とし、Bスパッタのターゲット材料はAl,Cu等からなる電気信号伝達用配線を形成する材料としている。真空チャンバ107内の圧力や印加電圧等のスパッタ条件は、一般的なマグネトロンスパッタに準ずる条件とする。
本実施の形態1のスパッタリング装置401は、前述のように、真空チャンバ107から基板8を取り出すことなく、1つのスパッタリング装置内でステップS12とステップS13、ステップS14を実施する。そのため、ステップS12での逆スパッタ処理後に基板8を大気に曝すことなくステップS13で続けてAスパッタを行うことができる。よって、本実施の形態1のスパッタリング装置401でのスパッタでは、金属パッド200aとスパッタ膜201の界面に自然酸化膜が存在せず、配線抵抗の増大を防ぐことができる。すなわち、本実施の形態1のスパッタリング装置401でのスパッタでは、金属パッド200aとスパッタ膜201の間の配線抵抗を低下させることができる。
以上説明したように、本実施の形態1では、バリア膜形成のためのスパッタ(Aスパッタ)の前に、基板8へ高周波電圧を印加して基板8を逆スパッタすることにより、基板8の微細な穴8a内にある金属パッド200b上の自然酸化膜を除去している。本実施の形態1のスパッタリング装置401では、1つのスパッタリング装置401を使用して材料形成が異なる複数の薄膜を形成できると共に、自然酸化膜の除去によって接触抵抗を低下させることができるので、高品質な半導体デバイスを生産するスパッタを実現できる。
なお、本実施の形態1においては、ステップS16で、次の加工対象の基板8に対してステップS12の逆スパッタを実施する前に、ステップS14で使用済みのマスク132を移動させて、再使用している。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるスパッタリング装置でのスパッタを、図4〜図6(c)を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態2におけるスパッタリング装置のマスクの断面の概略図である。図5は、本発明の実施の形態2におけるスパッタのプロセスのフローチャートである。図6(a)〜(c)は、本発明の実施の形態2におけるマスクの再使用工程の説明図である。
本発明の実施の形態2におけるスパッタリング装置でのスパッタを、図4〜図6(c)を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態2におけるスパッタリング装置のマスクの断面の概略図である。図5は、本発明の実施の形態2におけるスパッタのプロセスのフローチャートである。図6(a)〜(c)は、本発明の実施の形態2におけるマスクの再使用工程の説明図である。
本実施の形態2のスパッタリング装置の構成は、前述の実施の形態1のスパッタリング装置の構成と同じであるため、構成についての説明は省略する。本実施の形態2が、前述の実施の形態1と異なる点は、スパッタのプロセスである。以下、この点について説明する。
前述の実施の形態1では、ステップS12〜ステップS14で基板8を覆っていたマスク132をそのまま移動させて、再使用している。すなわち、マスク132に特に処理を加えずに再使用している。
ここで、マスク132に特に処理を加えずに再使用する状態を説明するために、マスク132の具体例を図4に示す。
基板ホルダ131に載置された基板8は、リング状のマスク132の係合部101によってその外周を押さえ付けられ、基板ホルダ131に保持されている。しかしながら、このように基板8とマスク132が接触した状態では、ステップS12の逆スパッタ処理において、マスク132の表面でも放電が生起し、基板8と同様にマスク132もスパッタ粒子203で叩かれる。ここで、前述の実施の形態1のように、特に処理を加えずに再使用しているマスク132の表面には、図4に示すように1つ前の基板8に対するステップS14のBスパッタでのBスパッタ膜204が形成されている。その結果、マスク132表面を覆うBスパッタ膜204がスパッタ粒子203で叩かれて基板8上に飛散する。その結果、ステップS13で行うAスパッタ膜の成膜時に、基板8の表面にBスパッタ膜204が存在してしまうことになる。例えば、基板8をSiO2、Aスパッタの第1ターゲット120の材料をTi、Bスパッタの第2ターゲット121の材料をCuとする場合、SiO2とTiの界面にCuが付着することで、Tiの密着性の低下の問題が発生する。なお、この密着性の低下の問題は、Aスパッタ、Bスパッタそれぞれの材料物性にも起因して特性が変化する。
基板ホルダ131に載置された基板8は、リング状のマスク132の係合部101によってその外周を押さえ付けられ、基板ホルダ131に保持されている。しかしながら、このように基板8とマスク132が接触した状態では、ステップS12の逆スパッタ処理において、マスク132の表面でも放電が生起し、基板8と同様にマスク132もスパッタ粒子203で叩かれる。ここで、前述の実施の形態1のように、特に処理を加えずに再使用しているマスク132の表面には、図4に示すように1つ前の基板8に対するステップS14のBスパッタでのBスパッタ膜204が形成されている。その結果、マスク132表面を覆うBスパッタ膜204がスパッタ粒子203で叩かれて基板8上に飛散する。その結果、ステップS13で行うAスパッタ膜の成膜時に、基板8の表面にBスパッタ膜204が存在してしまうことになる。例えば、基板8をSiO2、Aスパッタの第1ターゲット120の材料をTi、Bスパッタの第2ターゲット121の材料をCuとする場合、SiO2とTiの界面にCuが付着することで、Tiの密着性の低下の問題が発生する。なお、この密着性の低下の問題は、Aスパッタ、Bスパッタそれぞれの材料物性にも起因して特性が変化する。
この問題を解決するために、この実施の形態2では、制御装置100での制御を変更して、基板8の表面とAスパッタ膜との界面に、Bスパッタ膜が付着しないように構成している。
本実施の形態2のスパッタのプロセスのフローを図5に示す。図5のフローチャートが図2のフローチャートと異なる点は、ステップS14からマスク132を移動させるステップS16までの間に、ステップS21、S22を行っている点である。ステップS11〜ステップS16は、前述の実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
具体的には、ステップS14でのBスパッタ材料のスパッタ後に、ステップS21で、基板8とは別のダミー基板8bを真空チャンバ107内に投入し、このダミー基板8bを基板ホルダ131に載せ(図6(a)参照)、マスク132によってダミー基板8bを基板ホルダ131に押さえ付けて保持する。
そして、ステップS22で、ダミー基板8bとマスク132とを、Aスパッタ(第1スパッタ)する。
このステップS22でのAスパッタによって、マスク132から露出しているダミー基板8bの表面と、ステップS14でBスパッタ膜204が表面に形成されているマスク132の上に、Aスパッタ膜205が形成される(図6(b)参照)。すなわち、このステップS22でのAスパッタによって、マスク132上では、Bスパッタ膜204が露出していない状態になる。
このステップS22でのAスパッタによって、マスク132から露出しているダミー基板8bの表面と、ステップS14でBスパッタ膜204が表面に形成されているマスク132の上に、Aスパッタ膜205が形成される(図6(b)参照)。すなわち、このステップS22でのAスパッタによって、マスク132上では、Bスパッタ膜204が露出していない状態になる。
なお、これらステップS21とステップS22は、ステップS15でウエハとしての基板8を真空チャンバ107から取り出して、次の基板8を基板ホルダ131にセットする前に行われる。
ステップS23では、ダミー基板8bを基板ホルダ131から取り外し、ステップS22でマスク132を移動させる。そして、図6(c)に示すように、次の基板8を真空チャンバ107内に投入し、基板ホルダ131に基板8を押さえ付けて保持する。このステップS21、S22を行った後にステップS12の逆スパッタを実施すると、マスク132の表面から逆スパッタにより剥がれて飛散する材料は、ステップS21で形成されたAスパッタ膜204となる。そのため、基板8(SiO2)とAスパッタ材料(Ti)の界面に、Bスパッタ材料(Cu)が入り込むことがない。
また、基板8にSiO2、Aスパッタ材料にTiを用いる場合は、ステップS12の逆スパッタ処理中に基板8の上へTiが飛散し、基板8のSiO2と結合し、酸化チタンが生成される。また、逆スパッタ処理中はUV光が発生し、酸化Ti光触媒効果が得られる。この光触媒効果により、基板8の上にあるCH基(油分等)を分解、洗浄する効果がある。酸化Ti光触媒効果によれば、基板8の表面上のCH基をCO2とH2Oに分解し、表面上からCH基を除去することが可能となり、界面を洗浄し、TiとSiO2の密着性をさらに向上させる効果が得られる。
(実施の形態3)
図7は本実施の形態3におけるスパッタリング装置の水平概略図を示す。
図2に示す前述の実施の形態1のプロセスのフローでスパッタを行った場合、実施の形態2で前述した通り、マスク132の表面にBスパッタ膜が付着した状態で逆スパッタ処理を行うため、基板8とAスパッタ膜との間にBスパッタ膜が存在し、デバイス特性の悪化を招く恐れがある。そこで、この実施の形態3では、スパッタ毎にマスクを切り替え、逆スパッタ処理およびAスパッタ時はAマスク(第1マスク)332、Bスパッタ時は、Bマスク(第2マスク)333を使用するよう構成している。
図7は本実施の形態3におけるスパッタリング装置の水平概略図を示す。
図2に示す前述の実施の形態1のプロセスのフローでスパッタを行った場合、実施の形態2で前述した通り、マスク132の表面にBスパッタ膜が付着した状態で逆スパッタ処理を行うため、基板8とAスパッタ膜との間にBスパッタ膜が存在し、デバイス特性の悪化を招く恐れがある。そこで、この実施の形態3では、スパッタ毎にマスクを切り替え、逆スパッタ処理およびAスパッタ時はAマスク(第1マスク)332、Bスパッタ時は、Bマスク(第2マスク)333を使用するよう構成している。
ここで、Aマスク332,Bマスク333において、基板8上をマスクする面積は加工対象により任意に設計するが、基板8を押さえる機構は同一とする。これは、できる限りスパッタ条件を揃えるためである。
実施の形態3におけるプロセスの制御は、制御装置100で行う。
ここで、図8の本実施の形態3のスパッタのプロセスのフローチャートを用いて、説明する。
ここで、図8の本実施の形態3のスパッタのプロセスのフローチャートを用いて、説明する。
まず、ステップS11で、ロードロック135を大気開放し、ロードロックゲート140を開ける。そして基板8を基板搬送レール134に搭載し、ロードロックゲート140を閉じ、ロードロック135の真空引きを開始する。ロードロック135が設定の真空度に到達すると、チャンバーゲート141を開き、基板搬送レール134が動作し、基板8を真空チャンバ107内へ搬送する。
続いて、ステップS31で、Aマスク332が基板搬送レール134の終端に位置する図7の状態で停止するように、マスク入替機構の一例としてのマスクハンド136でAマスク332を移動させる。
そして、ステップS12で、基板8をAマスク332が覆った状態で逆スパッタ処理を行う。
逆スパッタ処理の完了後、ステップS13で、Aスパッタを行う。このとき、マスクハンド136は、Aマスク332をステップS31と同じ状態で保持している。
逆スパッタ処理の完了後、ステップS13で、Aスパッタを行う。このとき、マスクハンド136は、Aマスク332をステップS31と同じ状態で保持している。
そして、ステップS32で、Aスパッタの完了後、マスクハンド136が90度左方向に回転し、基板ホルダ131の上の基板8をマスクハンド136のBマスク333で覆う。すなわち、基板ホルダ131および基板8上にBマスク333を移動させる。
ステップS14で、Bマスク333をこの状態で保持したまま、Bスパッタを行う。
そして、ステップS15で、チャンバーゲート141が開き、基板8をロードロック135へ搬送し、スパッタを完了する。
そして、ステップS15で、チャンバーゲート141が開き、基板8をロードロック135へ搬送し、スパッタを完了する。
なお、ステップS32でのBスパッタ完了後、次の基板8のスパッタを開始する前に、ステップS31で、マスクハンド136は右方向に90度回転し、基板ホルダ131の上をAマスク332が覆う図7の状態に戻る。
以上の処理工程を繰り返して新しい基板8を繰り返し処理し、スパッタを行う。
また、Aマスク332,Bマスク333については、使用回数が増加すると、表面にスパッタ膜が付着し、パーティクルの原因となる。そのため、定期的な交換が必要となる。交換する手順は、まず、マスクロードロック137が真空引き完了している状態で、マスクゲート143が開き、マスクハンド136が旋回してマスクホルダー138或いはマスクホルダー139にマスクを置く。マスクハンド136が旋回し、図7の位置まで戻ってからマスクゲート143を閉じ、マスクチャンバー137を大気開放し、完了後にマスク取り出し蓋142を開け、マスクを取り出し、新品をセットする。セット完了しマスクチャンバー137が真空引き完了すると、マスクゲート143が開き、マスクハンド136が旋回して新品マスクを保持する。
また、Aマスク332,Bマスク333については、使用回数が増加すると、表面にスパッタ膜が付着し、パーティクルの原因となる。そのため、定期的な交換が必要となる。交換する手順は、まず、マスクロードロック137が真空引き完了している状態で、マスクゲート143が開き、マスクハンド136が旋回してマスクホルダー138或いはマスクホルダー139にマスクを置く。マスクハンド136が旋回し、図7の位置まで戻ってからマスクゲート143を閉じ、マスクチャンバー137を大気開放し、完了後にマスク取り出し蓋142を開け、マスクを取り出し、新品をセットする。セット完了しマスクチャンバー137が真空引き完了すると、マスクゲート143が開き、マスクハンド136が旋回して新品マスクを保持する。
このように、逆スパッタ処理およびAスパッタとBスパッタでマスクを交換することによって、界面異物の付着をさらに防止できる。
本発明は、各種の半導体デバイスに利用されるバリア膜、電気信号配線膜を、高品質に生産するのに寄与できる。
1 ターゲット
2 バッキングプレート
3 カソード
4 磁気回路
5 磁力線
6 トンネル状の磁場
7 基板ホルダ
8 基板
8a 穴
8b ダミー基板
100 制御装置
101 係合部
103 スパッタリングカソード
303a 第1スパッタリングカソード
303b 第2スパッタリングカソード
107 真空チャンバ
108 絶縁材
109 真空ポンプ
110 ガス流量調整器
111 圧力調整バルブ
112,312a,312b スパッタリング電源
120 第1ターゲット
121 第2ターゲット
122,123 電磁石
130 高周波電源
131 基板ホルダ
132 マスク
134 基板搬送レール
135 ロードロック
136 マスクハンド
137 マスクロードロック
138,139 マスクホルダー
140 ロードロックゲート
141 チャンバーゲート
142 マスク取り出し蓋
143 マスクゲート
200a,200b 金属パッド
201,202 スパッタ膜
203 スパッタ粒子
204 Bスパッタ膜
205 Aスパッタ膜
2 バッキングプレート
3 カソード
4 磁気回路
5 磁力線
6 トンネル状の磁場
7 基板ホルダ
8 基板
8a 穴
8b ダミー基板
100 制御装置
101 係合部
103 スパッタリングカソード
303a 第1スパッタリングカソード
303b 第2スパッタリングカソード
107 真空チャンバ
108 絶縁材
109 真空ポンプ
110 ガス流量調整器
111 圧力調整バルブ
112,312a,312b スパッタリング電源
120 第1ターゲット
121 第2ターゲット
122,123 電磁石
130 高周波電源
131 基板ホルダ
132 マスク
134 基板搬送レール
135 ロードロック
136 マスクハンド
137 マスクロードロック
138,139 マスクホルダー
140 ロードロックゲート
141 チャンバーゲート
142 マスク取り出し蓋
143 マスクゲート
200a,200b 金属パッド
201,202 スパッタ膜
203 スパッタ粒子
204 Bスパッタ膜
205 Aスパッタ膜
Claims (8)
- 排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、
前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、
前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、
基板が載置される基板ホルダと、
前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、を備えた
スパッタリング装置。 - 排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、
前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、
前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、
基板が載置される基板ホルダと、
前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、
前記基板の外周を覆うと共に前記基板ホルダへ前記基板を固定するマスクと、を備えた
スパッタリング装置。 - 排気系およびガス導入系と接続された真空チャンバと、
前記真空チャンバ内に設置され、第1スパッタリング電源と接続された第1スパッタリングカソードと、
前記真空チャンバ内に設置され、第2スパッタリング電源と接続された第2スパッタリングカソードと、
基板が載置される基板ホルダと、
前記基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタする高周波電源と、
第1マスクと、
第2マスクと、
前記基板の外周を覆うと共に前記基板ホルダへ前記基板を固定する位置に、前記第1マスクと前記第2マスクのいずれかを移動させるマスク入替機構と、を備えた
スパッタリング装置。 - 前記第1スパッタリングカソードおよび前記第2スパッタリングカソードに設けられるターゲットが異なる材料からなる
請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスパッタリング装置。 - 前記第1スパッタリングカソードおよび前記第2スパッタリングカソードに設けられるターゲットのいずれかが金属材料からなる
請求項4に記載のスパッタリング装置。 - 基板ホルダで保持された基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後に、
スパッタリングカソードのターゲットをスパッタして前記基板に成膜する
スパッタリング方法。 - 外周がマスクで覆われると共に基板ホルダで保持されたダミー基板に対し、第1スパッタリングカソードの第1ターゲットをスパッタして前記ダミー基板に第1膜を成膜し、
外周が前記マスクで覆われると共に前記基板ホルダで保持された基板へ高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後、
前記第1スパッタリングカソードの前記第1ターゲットをスパッタして前記基板に第1膜を成膜し、第2スパッタリングカソードの第2ターゲットをスパッタして前記基板に第2膜を成膜する、
スパッタリング方法。 - 基板ホルダで保持された基板に高周波電圧を印加して前記基板を逆スパッタした後に、
外周が第1マスクで覆れると共に前記基板ホルダで保持された前記基板に対し、第1スパッタリングカソードの第1ターゲットをスパッタして前記基板に第1膜を成膜し、
前記第1マスクと第2マスクを入れ替えて前記基板の外周を前記第2マスクで覆い、
外周が前記第2マスクで覆われると共に前記基板ホルダで保持された前記基板に対し、第2スパッタリングカソードの第2ターゲットをスパッタして前記基板に第2膜を成膜する
スパッタリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010283909A JP2012132053A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | スパッタリング装置およびスパッタリング方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010283909A JP2012132053A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | スパッタリング装置およびスパッタリング方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012132053A true JP2012132053A (ja) | 2012-07-12 |
Family
ID=46647975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010283909A Pending JP2012132053A (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | スパッタリング装置およびスパッタリング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012132053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015025823A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 株式会社ブイ・テクノロジー | スパッタリング成膜装置及びスパッタリング成膜方法 |
US10208213B2 (en) | 2013-08-12 | 2019-02-19 | Basf Coatings Gmbh | Dip-coating composition for electroconductive substrates, comprising a sol-gel composition |
KR20190049407A (ko) | 2017-11-01 | 2019-05-09 | 캐논 톡키 가부시키가이샤 | 기판 처리 장치 및 성막 장치 |
-
2010
- 2010-12-21 JP JP2010283909A patent/JP2012132053A/ja active Pending
Cited By (3)
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US10208213B2 (en) | 2013-08-12 | 2019-02-19 | Basf Coatings Gmbh | Dip-coating composition for electroconductive substrates, comprising a sol-gel composition |
WO2015025823A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 株式会社ブイ・テクノロジー | スパッタリング成膜装置及びスパッタリング成膜方法 |
KR20190049407A (ko) | 2017-11-01 | 2019-05-09 | 캐논 톡키 가부시키가이샤 | 기판 처리 장치 및 성막 장치 |
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