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JP2012117780A - 冷房装置 - Google Patents

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JP2012117780A
JP2012117780A JP2010269390A JP2010269390A JP2012117780A JP 2012117780 A JP2012117780 A JP 2012117780A JP 2010269390 A JP2010269390 A JP 2010269390A JP 2010269390 A JP2010269390 A JP 2010269390A JP 2012117780 A JP2012117780 A JP 2012117780A
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return pipe
pipe
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liquid return
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正昭 今井
Yoshinori Inoue
良則 井上
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Abstract

【課題】空間領域1における空気の除湿を行なう間接熱交換式の除湿器2と,前記空間領域に設置した放射パネル9と,冷媒液の冷却を行なう冷媒液源装置6とを備え,更に,前記冷媒液源装置6から前記除湿器2に至る冷媒液供給管路7と,前記除湿器2から前記冷媒液源装置6に戻る冷媒液戻り管路8を備えて成る空調装置において,一台の前記冷媒液源装置6から,前記除湿器2と前記放射パネル9との両方に,その各々について好ましい温度の冷媒液を供給し,且つ,安定した冷房を行なう。
【解決手段】
前記放射パネル9を,前記冷媒液戻り管路に接続して,当該冷媒液戻り管路の冷媒液にて冷却する構成にする一方,前記冷媒液供給管路7と前記冷媒液戻り管路8との間にバイパス管路21設け,このバイパス管路に,前記冷媒液戻り管路の冷媒液の温度に応じて開閉作動する流量制御弁22を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は,各種の作業室内等の空間領域における冷房装置のうち,除湿器と放射パネルとを併用した冷房装置に関するものである。
一般に,室内等の空間領域における冷房は,例えば,特許文献1等に記載されているように,前記空間領域への供給する空気,又は前記空間領域内における空気を,間接熱交換式の除湿器において,冷凍機等の冷媒液源装置で冷却した冷媒液にて間接的な熱交換にて冷却することによって行なうというものであった。
しかし,この方式による冷房は,空気の冷却(顕熱負荷の除去)と,空気の除湿(潜熱負荷の除去)とが同時に行なわれるため,除湿能力と冷却能力との間は相対的な関係があって,湿度を低い所定値に設定すると温度が低くなり過ぎることになり,温度を高い所定値に設定すると所定の除湿ができなくなったりするという問題があった。
そこで,最近では,例えば,特許文献2及び3等に記載されているように,空間領域における空気を,当該空間領域の天井面又は壁面に配設した放射パネルからの放射によって冷却することが提案されている。
この放射パネルは,その裏面等に取付けた冷却用パイプ内に,冷凍機等の冷媒液源装置で冷却した水等の冷媒液を流すことによって,空間領域における空気を,熱輻射の原理で,放射冷却するという構成である。
そして,前記放射パネルと,前記した間接熱交換式の除湿器との両方を併用することにより,空気の除湿(潜熱負荷の除去)と,空気の冷却(顕熱負荷の除去)とを別々に行なうことができるから,最適な湿度で,最適な温度に冷房することができる。
特開平09−137964号公報 特開2006−170551号公報 特開2008−122036号公報
空気の除湿(潜熱負荷の除去)に前記した間接熱交換式の除湿器を使用する場合,この除湿器には,所定の除湿効果を得ることのためには,前記除湿器に対して,冷凍機等の冷媒液源装置において可成り低い温度(例えば,7℃)に冷却した冷媒液を供給するようにしなければならない。
これに対し,空気の冷却(顕熱負荷の除去)に,前記した放射パネルを使用する場合,この放射パネルには,前記除湿器に供給する冷媒液よりも高い温度にした冷媒液を供給することが,当該放射パネルによる過冷却を防止し,且つ,結露の発生を抑制すること,及び省エネルギー等の観点から好ましい。
従って,空気の除湿及び冷却に,前記した間接熱交換式の除湿器と,前記した放射パネルとの両方を併用する場合には,その冷媒液源装置としては,前記除湿器に対して約7℃と可成り低い温度の冷媒液を供給する低温用の冷媒液源装置と,前記放射パネルに対して約15〜20℃と可成り高い温度の冷媒液を供給する高温用の冷媒液源装置とを別々に設置しなければならず,冷媒液源装置の台数が多くなるばかりか,前記低温用の冷媒液源装置から前記除湿器への冷媒液管路と,前記高温用の冷媒液源装置から前記放射パネルへの冷媒液管路とを別々に必要とするから,冷房設備が著しく大型化するばかりか,設備費及び運転経費が大幅にアップするという問題があった。
本発明は,空間領域に対する空気の除湿及び冷却に間接熱交換式の除湿器と放射パネルとの両方を併用する場合に,前記した各種の問題を招来することがないようにすることを技術的課題としている。
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「空間領域における空気の除湿を行なう間接熱交換式の除湿器と,前記空間領域に設置した放射パネルと,冷媒液の冷却を行なう冷媒液源装置とを備え,更に,前記冷媒液源装置から前記除湿器に至る冷媒液供給管路と,前記除湿器から前記冷媒液源装置に戻る冷媒液戻り管路とを備えて成る冷房装置において,
前記放射パネルを,前記冷媒液戻り管路に接続して,この冷媒液戻り管路における冷媒液にて冷却する構成にする一方,
前記冷媒液供給管路に,当該冷媒液供給管路における冷媒液の一部を,前記除湿器をバイパスして前記冷媒液戻り管路に導くようにしたバイパス管路を設け,
このバイパス通路に,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の温度に応じて開閉作動する流量制御弁を設ける。」
ことを特徴としている。
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の一部を,当該冷媒液戻り管路から分岐して取り出して前記放射パネルに供給し,次いで,前記放射パネルからの冷媒液を,前記分岐部分よりも下流側において再び当該冷媒液戻り管路に戻すように構成している。」
ことを特徴としている。
請求項3は,
「前記請求項1の記載において,前記放射パネルにおける冷媒液を,当該放射パネルにおける冷媒液出口から出て当該放射パネルにおける冷媒液入口に戻る循環する構成にし,
更に,前記放射パネルにおいて循環する冷媒液と前記冷媒液戻り管路における冷媒液とを間接的に熱交換させる熱交換器を備えている。」
ことを特徴としている。
請求項4は,
「前記請求項3の記載において,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の一部を,当該冷媒液戻り管路から分岐して取り出して前記熱交換器に供給し,次いで,前記熱交換器からの触媒液を,前記分岐部分よりも下流側において再び当該冷媒液戻り管路に戻すように構成している。」
ことを特徴としている。
加えて,請求項5は,
「前記請求項3又は4の記載において,前記放射パネルにおける冷媒液の循環管路の途中に,真空タンクを設ける。」
ことを特徴としている。
請求項1の記載において,冷媒液源装置で,空気の除湿に必要な可成り低い供給温度(例えば,約7℃)に冷却された冷媒液は,冷媒液供給管路を介して除湿器に送られ,ここで,大気から取り入れた空気との間接的な熱交換による冷却にて除湿(潜熱負荷の除去)を行なうことにより,この除湿によって適宜温度(例えば,5℃程度)だけ上昇する。
この温度上昇した冷媒液は,冷媒液戻り管路を介して前記冷媒液源装置に戻るが,その途中において,放射パネルに供給される。
つまり,放射パネルには,除湿によって温度上昇した冷媒液が供給される。
これにより,前記除湿器に供給する冷媒液を除湿に最適な低い温度(例えば,約7℃)にすることと,前記放射パネルにおける冷媒液を,前記除湿器に供給する冷媒液より高い温度にすることとを,一台の冷媒液源装置によって達成することができ,換言すると,一台の冷媒液源装置を,前記除湿器と放射パネルとの両方に適用でき,その分,冷媒液源装置の台数を少なくできる。
しかも,前記放射パネルは,前記冷媒液戻り管路に接続されていることにより,前記冷媒液戻り管路を,前記放射パネルに対する冷媒液管路の一部に共用できて,管路構成が簡単になるから,このことと,前記冷媒液源装置の台数を少なくできることとによって,冷房設備の全体を大幅に小型化できるとともに,設備費を低減でき,しかも,運転経費を節減できる。
ところで,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の温度は,前記除湿器における除湿負荷に応じて変動するから,前記放射パネルへの冷媒液の温度も変動する。
この場合,前記冷媒液源装置からの冷媒液供給管路には,前記冷媒液戻り管路へのバイパス管路が設けられていて,前記冷媒液戻り管路から冷媒液源装置に戻る冷媒液の温度は,前記バイパス通路を流れる流量を多くすると低くなり,前記バイパス通路を流れる流量を少なくすると高くなるから,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の温度,ひいては,前記放射パネルにおける冷媒液の温度を,前記バイパス管路における流量制御弁の温度制御によって,任意に設定することができ,且つ,この設定温度に維持することができるから,前記した効果を助長できるともに,前記除湿器による除湿及び前記放射パネルによる冷却を,これらにおける負荷の変動にかかわらず,安定して行なうことができる。
また,請求項2によると,前記冷媒液戻り管路における冷媒液を,前記放射パネルに導く場合において,前記冷媒液戻り管路から前記放射パネルへの流量を,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の全てを放射パネルを経て冷媒液源装置に戻すように構成する場合に比べて少なくできるから,この分だけ,前記放射パネルを小型にできるとともに,前記冷媒液戻り管路と前記放射パネルとの間における管路を小径にできる利点がある。
次に,請求項3によると,前記冷媒液戻り管路における冷媒液は,前記熱交換器において,放射パネルにおいて循環する冷媒液と間接的に熱交換する。
前記熱交換器での間接的な熱交換に際しては,前記冷媒液戻り管路における冷媒液と,前記放射パネルにおいて循環する冷媒液との間には,前記した熱交換に必要な温度差(例えば,3〜4℃)が存在するから,前記放射パネルにおいて循環する冷媒液の温度は,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の温度よりも,前記熱交換に必要な温度差(例えば,3〜5℃)の分だけ高い温度になる。
これにより,一台の冷媒液源装置から前記放射パネルに供給する冷媒液の温度を,更に高くでき,ひいては,当該放射パネルにおける過冷却を防止でき,結露の発生を抑制できる等のように,放射パネルにおいて好都合の好ましい温度にすることができる。
また,請求項4によると,前記冷媒液戻り管路における冷媒液を,前記熱交換器に導く場合において,前記冷媒液戻り管路から前記熱交換器への流量を,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の全てを熱交換器に経て冷媒液源装置に戻すように構成する場合に比べて少なくできるから,この分だけ,前記熱交換器を小型にできるとともに,前記冷媒液戻り管路から前記熱交換器への管路を小径にできる。
特に,請求項5によると,前記放射パネルにおける冷媒液の循環管路内の全体が,これに設けた真空タンクによって,大気圧より低い負圧になるから,この循環管路における管継ぎ手等に冷媒液の漏れが発生することを確実に防止できる。
本発明の第1の実施の形態を示す配管図である。 放射パネルの斜視図である。 図2のII−II視断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す配管図である。
本発明の実施の形態を,図1〜図4の図面ついて説明する。
図1〜図3は,本発明における第1の実施の実施の形態を,図4は,本発明における第2の実施の形態を示している。
図1において,符号1は,冷房を行なう空間領域を示し,事務室又は各種の作業室等がこれに該当する。
符号2は,除湿器を示し,この除湿器2は,除湿用冷却コイル2a及び図示しない送風フアン等を内蔵し,大気中から外気ダクト3を介して取り入れた空気を,前記冷却コイル2aの箇所を通過したのち,送風ダクト4を介して前記各空間領域1内における床等の適宜箇所に噴出するものであり,前記各空間領域1内における空気は,天井等における排気口5から大気中に排気される。
符号6は,水等の冷媒液を冷却する冷凍機等の冷媒液源装置を示し,この冷媒液源装置6において所定の低い温度(例えば,7℃)に冷却した冷媒液は,冷媒液供給管路7から送出され,この冷媒液供給管路7より分岐する供給枝管路2a′を介して前記除湿器2における除湿用冷却コイル2aに供給される。
一方,前記除湿器2における除湿用冷却コイル2aから排出枝管路2a″を介して排出される冷媒液は,前記冷媒液供給管路7に並べて設けた冷媒液戻り管路8を通って前記冷媒液源装置6に戻って冷却されることを繰り返すのであり,これにより,前記各空間領域1に取り入れる空気の除湿を行なうようにしている。
なお,本実施の形態の場合,前記除湿器2には,大気から外気ダクト3を介して取り入れた空気と,前記冷却コイル2aにて間接的に冷却することで除湿したあとの空気との間で,間接的に熱交換するようにした空気予冷器2bを設けている。
また,他の実施の形態においては,前記除湿器2を,前記各空間領域1内に設置することによって,前記各空間領域1内における空気の間接的な冷却による除湿を行なうという構成にすることができる。
前記各空間領域1における天井又は壁面等には,放射パネル9が配設されている。
この放射パネル9は,図2及び図3に示すように,アルミニウム等のように熱伝達性に優れた金属製の放射板9aを備え,その表裏両面のうちいずれか一方又は両方に,冷却パイプ9bを配設して,この冷却バイプ9bに,水等の冷媒液を流すことによって,前記放射板9aの全体を冷却するという構成になっている。
また,前記放射板9aのうち空間領域1内に面する表面には,放熱用フィン9cが設けられている。
前記冷媒液戻り管路8には,上流側管路11及び下流側管路12を接続している。
この場合,前記上流側管路11と下流側管路12との間を閉ループの管路に構成することに加えて,前記下流側管路12が前記冷媒液戻り管路8に合流する部分12aを,前記上流側管路11が前記冷媒液戻り管路8から分岐する部分11aよりも下流側に位置することにより,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の一部を,前記上流側管路11より取り出しのち,前記下流側管路12を介して再び前記冷媒液戻り管路8に合流するように構成している。
そして,前記上流側管路11と下流側管路12とから成る閉ループ管路に,循環ポンプ13を設けることに加えて,前記各空間領域1における放射パネル9のポンプ17付き入口管路16及び出口管路18を並列に接続することにより,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液が,上流側管路11を経て各放射パネル9を流れたのち,前記下流側管路12を経て前記冷媒液戻り管路8に戻るように構成している。
なお,前記入口管路16におけるポンプ17は,出口管路18に設けるという構成にしても良い。
この構成において,前記冷媒液源装置6で,空気の除湿に必要な例えば約7℃程度に冷却された冷媒液は,前記冷媒液供給管路7から前記供給枝管路2a′を介して除湿器2における除湿用冷却コイル2aに送られ,ここで,外気ダクト3から取り入れた空気と間接的に熱交換にて冷却して除湿(潜熱負荷の除去)を行なうことにより,この除湿によって例えば約5℃程度だけ温度上昇する。
これにより,前記除湿器2から前記冷媒液戻り管路8を介して前記冷媒液源装置6に戻る冷媒液の温度は,前記冷媒液供給管路7における約7℃程度の温度よりも前記除湿にて上昇する約5℃程度だけ高い温度,例えば約12℃程度になる。
そして,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液は,上流側管路11を介して各放射パネル9に供給される。
つまり,各放射パネル9には,除湿によって温度上昇した冷媒液が供給される。
これにより,前記除湿器2aに供給する冷媒液を除湿に最適な低い温度(例えば,約7℃)にすることと,前記各放射パネル9における冷媒液を,前記除湿器2aに供給する冷媒液より高い温度にすることとを,一台の冷媒液源装置6によって達成することができる。
また,前記冷媒液戻り管路8から前記各放射パネル9には,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の一部が,当該冷媒液戻り管路8から分岐する上流側管路11を介して供給され,各放射パネル9から下流側管路12を介して前記冷媒液戻り管路8に戻される。
この構成によると,前記冷媒液戻り管路8から前記各放射パネル9への流量を,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の全てを各放射パネル9を経て冷媒液源装置6に戻すように構成する場合に比べて少なくできる。
更に,前記した実施の形態においては,前記冷媒液供給管路7と前記冷媒液戻り管路8との間には,前記除湿器2aに対する供給枝管路2a′及び排出枝管路2a″の接続箇所よりも上流側の部位に,前記冷媒液供給管路7における冷媒液の一部を,前記除湿器2における除湿用冷却コイル2aをバイパス(迂回)して前記冷媒液戻り管路8に導くようにしたバイパス管路21が設けられている。
この場合,前記冷媒液戻り管路8から冷媒液源装置6に戻る冷媒液の温度は,前記バイパス管路21を流れる流量を多くすると低くなり,前記バイパス管路21を流れる流量を少なくすると高くなる。
そこで,前記バイパス管路21に流量制御弁22を設け,この流量制御弁22を,前記冷媒液戻り管路8に設けた温度センサ23によって開閉制御するという構成にすることにより,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の温度を,前記バイパス管路21による流量制御によって,任意に設定することができるとともに,この設定温度に維持することができる。
この場合,前記温度センサ23は,図示したように,前記冷媒液戻り管路8のうち,前記バイパス管路21よりも下流側で,且つ,前記下流側管路12の合流部分12aと前記冷媒液源装置6との間の部位に設けることが好ましい。
また,別の実施の形態においては,前記温度センサ23を,前記に代えて,前記冷媒液戻り管路8のうち,前記バイパス管路21よりも下流側で,且つ,前記除湿器2aからの排出枝管路2a″の接続部と前記上流側管路11の分岐部分11aとの間の部位に設けるという構成にすることができる。これにより,前記各放射パネル9に対する冷媒液の温度を任意に設定することができるとともに,この設定温度に維持することができる。
次に,図4は,第2の実施の形態を示している。
この第2の実施の形態は,前記冷媒液戻り管路8と,前記各放射パネル9との間に,間接式の熱交換器10を設けており,その他の構成は,前記第1の実施の形態と同様である。
前記熱交換器10は,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液が流れる一次側10aと,前記放射パネル9における冷媒液が流れる二次側10bとを備え,その間において,熱交換するものである。
前記熱交換器10の一次側10aには,その入口側に前記冷媒液戻り管路8から分岐する上流側管路11が,その出口側に前記冷媒液戻り管路8に合流する下流側管路12が各々接続されている。
更に,前記上流側管路11及び下流側管路12のうちいずれか一方又は両方には,循環ポンプ13を設けることにより,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の一部を当該冷媒液戻り管路8から前記上流側管路11を介して一旦取り出して前記熱交換器10の一次側10aに供給したのち,前記下流側管路12を介して前記上流側管路11よりも下流側の部位において再び当該冷媒液戻り管路8に戻すように構成している。
一方,前記熱交換器8の二次側8bにおける入口側と出口側との間を,閉ループの循環管路14に形成して,この閉ループの循環管路14に,循環ポンプ15を設けることに加えて,前記各空間領域1における放射パネル9のポンプ17付き入口管路16及び出口管路18を並列に接続することにより,前記各放射パネル9における冷媒液が,前記各放射パネル9と,前記熱交換器8の二次側8bとの間を循環するように構成している。
なお,前記入口管路16におけるポンプ17は,出口管路18に設けるという構成にしても良い。
また,前記各放射パネル9における循環管路14中には,内部を真空ポンプ19にて大気圧より低い負圧にした真空タンク20が設けられていて,この真空タンク20によって,前記循環管路14の全体における圧力を,大気圧より低い負圧にするように構成している。
この構成によると,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液は,前記熱交換器10において,各放射パネル9において循環する冷媒液と間接的に熱交換する。
前記熱交換器10での間接的な熱交換に際しては,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液と,前記各放射パネル9において循環する冷媒液との間には,前記した熱交換に必要な温度差(例えば,3〜4℃)が存在するから,前記各放射パネル9において循環する冷媒液の温度を,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の温度よりも,前記熱交換に必要な温度差(例えば,3〜5℃)の分だけ高い温度にすることができる。
また,前記冷媒液戻り管路8から前記熱交換器10における一次側10aには,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の一部が,当該冷媒液戻り管路8から分岐する上流側管路11を介して供給され,一次側10aから下流側管路12を介して前記冷媒液戻り管路8に戻される。
この構成によると,前記冷媒液戻り管路8から前記熱交換器10への流量を,前記冷媒液戻り管路8における冷媒液の全てを熱交換器10に経て冷媒液源装置6に戻すように構成する場合に比べて少なくできる。
また,前記した実施の形態においては,前記冷媒液戻り管路8と前記熱交換器10とを接続する上流側管路11又は下流側管路12に設けた循環ポンプ13を,前記各放射パネル9に対する循環通路14に設けた温度センサ24にて,回転数等の運転を制御するように構成している。
これにより,前記各放射パネル9における冷媒液の温度を,任意に設定することができるとともに,この設定温度に維持することができる。
1 冷房の空間領域
2 除湿器
2a 除湿用冷却コイル
3 外気ダクト
4 送風ダクト
5 排気口
6 冷媒液源装置
7 冷媒液供給管路
8 冷媒液戻り管路
9 放射パネル
9a 放射板
9b 冷却パイプ
10 冷媒液の熱交換器
10a 熱交換器の一次側
10b 熱交換器の二次側
11 上流側管路
12 下流側管路
14 放射パネルの循環管路
15 循環ポンプ
20 真空タンク
21 バイパス管路
22 流量制御弁
23 温度センサ

Claims (5)

  1. 空間領域における空気の除湿を行なう間接熱交換式の除湿器と,前記空間領域に設置した放射パネルと,冷媒液の冷却を行なう冷媒液源装置とを備え,更に,前記冷媒液源装置から前記除湿器に至る冷媒液供給管路と,前記除湿器から前記冷媒液源装置に戻る冷媒液戻り管路とを備えて成る冷房装置において,
    前記放射パネルを,前記冷媒液戻り管路に接続して,この冷媒液戻り管路における冷媒液にて冷却する構成にする一方,
    前記冷媒液供給管路に,当該冷媒液供給管路における冷媒液の一部を,前記除湿器をバイパスして前記冷媒液戻り管路に導くようにしたバイパス管路を設け,
    このバイパス通路に,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の温度に応じて開閉作動する流量制御弁を設けることを特徴とする冷房装置。
  2. 前記請求項1の記載において,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の一部を,当該冷媒液戻り管路から分岐して取り出して前記放射パネルに供給し,次いで,前記放射パネルからの冷媒液を,前記分岐部分よりも下流側において再び当該冷媒液戻り管路に戻すように構成していることを特徴とする冷房装置。
  3. 前記請求項1の記載において,前記放射パネルにおける冷媒液を,当該放射パネルにおける冷媒液出口から出て当該放射パネルにおける冷媒液入口に戻る循環する構成にし,
    更に,前記放射パネルにおいて循環する冷媒液と前記冷媒液戻り管路における冷媒液とを間接的に熱交換させる熱交換器を備えていることを特徴とする冷房装置。
  4. 前記請求項3の記載において,前記冷媒液戻り管路における冷媒液の一部を,当該冷媒液戻り管路から分岐して取り出して前記熱交換器に供給し,次いで,前記熱交換器からの触媒液を,前記分岐部分よりも下流側において再び当該冷媒液戻り管路に戻すように構成していることを特徴とする冷房装置。
  5. 前記請求項3又は4の記載において,前記放射パネルにおける冷媒液の循環管路の途中には,真空タンクが設けられていることを特徴とする冷房装置。
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