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JP2012198707A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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JP2012198707A JP2011061720A JP2011061720A JP2012198707A JP 2012198707 A JP2012198707 A JP 2012198707A JP 2011061720 A JP2011061720 A JP 2011061720A JP 2011061720 A JP2011061720 A JP 2011061720A JP 2012198707 A JP2012198707 A JP 2012198707A
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Abstract


【課題】 顧客と顧客から取得した情報の関連を直感的に把握することができるようにする。
【解決手段】 実施形態によれば、情報処理システムは、電子機器と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、前記電子機器は、顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、前記特徴画像を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された特徴画像と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する第1の記録手段と、前記特徴画像と前記顧客情報とを前記情報処理装置へ送信する送信手段とを有し、前記情報処理装置は、前記送信手段により送信された前記特徴画像と前記顧客情報とを記録する第2の記録手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、飲食店等の顧客に関する情報を処理する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、ファミリーレストランなどの飲食店では、接客係がハンディターミナルを用いて顧客からの注文を受け付けている。例えば、接客係がハンディターミナルを携帯して客席に赴き、テーブル番号を入力してから各顧客が注文した商品の商品データを入力していく。接客係は、注文の受け付けが終了すると、ハンディターミナルに表示された注文品を読み上げて、顧客に注文品を確認する。接客係は、注文品を確認した後、ハンディターミナルからオーダステーションに注文商品データを送信する。
ハンディターミナルを用いて注文を受け付ける際、1つのテーブルに同席した複数の顧客の注文をまとめて注文すると、料理などの配膳時に、テーブルのどの顧客に配膳すべきかまでは判別できなかった。そこで、従来では、テーブルごとに座席の位置(椅子記号など)を入力して、座席位置と注文品との関連を判別可能とすることが考えられていた。
また、ハンディターミナルに手書き入力機能を設け、この手書き入力機能により手書きメッセージを送信して、厨房に設置されたキッチンプリンタにより印刷するシステムも考えられている。このシステムでは、文字だけでなく絵なども手書きメッセージとして通知することができる。
特開平7−141572号公報 特開2002−312857号公報
このように従来では、テーブルの座席位置と注文品とを関連付けておくことで、配膳時に注文品を何れの顧客に配膳すべきかを判別可能とすることができる。しかしながら、顧客が座席を移動した場合には、顧客と注文品との関連が途切れてしまい把握できなくなってしまう。この場合、座席位置をもとに配膳しようとすると、誤った顧客に注文品を配膳してしまうおそれがあった。
また、手書きによる文字や絵などメッセージを利用したとしても、顧客と注文品との関連を直感的に把握するように伝えることは困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、顧客と顧客から取得した情報の関連を直感的に把握することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態によれば、情報処理システムは、電子機器と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、前記電子機器は、顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、前記特徴画像を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された特徴画像と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する第1の記録手段と、前記特徴画像と前記顧客情報とを前記情報処理装置へ送信する送信手段とを有し、前記情報処理装置は、前記送信手段により送信された前記特徴画像と前記顧客情報とを記録する第2の記録手段を有する。
本実施形態におけるオーダエントリシステムの全体構成を示すシステム図。 本実施形態におけるハンディターミナルの使用していない状態の外観構成を示す図。 本実施形態におけるハンディターミナルの使用状態の外観構成を示す図。 本実施形態におけるハンディターミナルの機能構成を示すブロック図。 本実施形態におけるオーダステーションの機能構成を示すブロック図。 本実施形態におけるハンディターミナルに記録されたテーブルデータの一例を示す図。 本実施形態におけるハンディターミナルに記録される顧客管理データの一例を示す図。 本実施形態におけるオーダステーションに記録されたターミナル管理データの一例を示す図。 本実施形態における特徴画像データを生成するための特徴画像データ及びパーツデータの一例を示す図。 本実施形態におけるハンディターミナルの動作について示すフローチャート。 本実施形態におけるハンディターミナルの動作について示すフローチャート。 本実施形態におけるハンディターミナルの動作について示すフローチャート。 本実施形態における顧客特徴入力モードにおいてLCDにより表示されるメニュー構成の一例を示す図。 本実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイ(LCD)にテーブルレイアウト画像と共に顧客ダミー画像が表示された一例を示す図。 本実施形態におけるテーブルレイアウト画像と共に座席位置と対応付けて顧客特徴が表示された一例を示す図。 本実施形態における顧客に対応付けて注文された商品名を表示した一例を示す図。 本実施形態におけるハンディターミナル16の通常使用時の動作について示すフローチャート。 本実施形態におけるハンディターミナルのオーダステーションからの受信に応じた処理を示すフローチャート。 本実施形態におけるオーダステーションの処理を示すフローチャート。 本実施形態におけるカスタマチェックプリンタの動作を示すフローチャート。 本実施形態におけるカスタマチェックプリンタにより印刷される伝票の一例を示す図。
以下、本実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるオーダエントリシステムの全体構成を示すシステム図である。本実施形態におけるオーダエントリシステムには、オーダステーション10(情報処理装置)、POS端末11、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、カスタマチェックプリンタ14、複数の無線アクセスユニット15(15−1,…,15−n)、及び複数のハンディターミナル16(16−1,16−2,16−3,…,16−m)(情報処理装置)が設けられている。
オーダステーション10は、例えばLAN(Local Area Network)17を介して、POS端末11、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、及び無線アクセスユニット15と接続され、相互にデータ通信することができる。ハンディターミナル16は、無線アクセスユニット15と無線通信が可能であり、無線アクセスユニット15を通じてオーダステーション10とデータ通信することができる。
オーダステーション10は、オーダエントリシステム全体を制御するもので、ハンディターミナル16において入力された情報を受信して管理し、必要に応じてPOS端末11、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、ハンディターミナル16に各種情報を送信する。ハンディターミナル16から受信されるデータには、注文品を示す注文商品データや顧客特徴データを含む顧客管理データが含まれる。
POS端末11は、チェックアウトカウンタに設置され、顧客との間で会計処理をするための端末である。
キッチンプリンタ12は、厨房の内部にいる調理担当者に注文されたメニュー品目を指示するためのもので、オーダステーション10から受信した顧客管理データ(注文商品データ)に応じた内容の伝票(調理指示伝票)を印刷する。調理指示伝票には、例えばオーダステーション10から受信した顧客特徴データや特徴画像データ(後述する)を同時に印刷することもできる。
キッチンディスプレイ13は、厨房の内部にいる調理担当者や接客エリアにいる接客係が注文商品や顧客情報を確認するためのもので、オーダステーション10から受信した注文商品データや顧客情報等を表示する。
カスタマチェックプリンタ14は、接客係や顧客に対して注文されたメニュー品目を提示するための伝票を印刷するもので、オーダステーション10から受信した顧客管理データ(注文商品データ、顧客特徴データ、特徴画像データ)に応じた内容の伝票(客用伝票)を印刷する。客用伝票には、例えばメニュー品目(商品注文データ)の他、テーブル番号やオーダステーション10から受信した顧客特徴データや特徴画像データ(後述する)を同時に印刷することもできる。また、本実施形態におけるカスタマチェックプリンタ14では、例えば客用伝票として印刷する場合には顧客特徴データや特徴画像データを印刷せず、接客係の参照用の伝票として印刷する場合には顧客特徴データや特徴画像データを商品注文データと共に印刷するといった使い分けができるものとする。
無線アクセスユニット15(15−1,…,15−n)は、複数の接客係が携帯するハンディターミナル16(16−1,16−2,16−3,…,16−m)と店内の何れの場所においても無線通信が可能となるように、ホールの天井等に複数箇所に分散して設置される。
ハンディターミナル16は、接客係が顧客から受けた注文品を示す注文商品データをエントリするための端末である。ハンディターミナル16は、テーブルを特定するテーブル番号と対応付けて、メニュー品目を特定するメニューコード及びその数量とで構成される注文商品データを入力可能である。また、ハンディターミナル16は、テーブルに座っている顧客の特徴(顧客特徴データ)を記録して表示させることが可能である。この顧客特徴データと注文商品データとを関連付けて記録することで、顧客特徴を表示させて商品を注文した顧客を確認することができるようになる。また、本実施形態におけるハンディターミナル16では、顧客特徴データをもとに顧客の特徴を直感的に把握できるようにするための特徴画像データを生成して、商品注文データと共に表示させることもできる。ハンディターミナル16は、入力された注文商品データや顧客特徴データ(特徴画像データ)を、無線アクセスユニット15を介してオーダステーション10に送信する。
次に、ハンディターミナル16の詳細な構成について説明する。
図2(a)(b)(c)は、本実施形態におけるハンディターミナル16の使用していない状態の外観構成を示す図である。図2(a)は、ハンディターミナル16の平面図、図2(b)は、ハンディターミナル16の左側面図、図2(c)は、ハンディターミナル16の上面図である。図4は、操作状態のハンディターミナル16の平面図である。図3は、本実施形態におけるハンディターミナル16の使用状態の外観構成を示す図である。
ハンディターミナル16は、本体ユニット(第1ユニット)21と開閉ユニット(第2ユニット)22とがヒンジ23によって回動自在に連結されて構成される。ヒンジ23は、本体ユニット21と開閉ユニット22の操作面が対向された閉状態と、本体ユニット21と開閉ユニット22の操作面が開放された開状態とに状態を変更させることができる。
図3に示すように、本体ユニット21の操作面には、タッチスクリーンディスプレイ25が設けられている。タッチスクリーンディスプレイ25は、LCDとタッチパネルとが積層一体化されており、各種情報を表示すると共にタッチ操作に応じたデータを入力することができる。また、開閉ユニット22の操作面には、キーボード26が設けられている。キーボード26は、商品別の複数の商品キーや確定キー、ハンディターミナル16を各種動作モードに設定するためのモードキー等が設けられている。
図4は、本実施形態におけるハンディターミナル16の機能構成を示すブロック図である。
ハンディターミナル16は、全体を制御するCPU30と、情報処理プログラムを含む各種プログラムや固定的なデータ予め記憶するROM31と、ワークエリア等として使用されるRAM32とがバスラインを介して接続されて構成されている。また、CPU30には、バスラインを介して、表示コントローラ34、タッチパネルコントローラ35、キーボードコントローラ36、及び無線通信ユニット33が接続されている。
CPU30は、ROM31に記録されたプログラムを実行することにより各部を制御して各種の機能を実現する。CPU30は、キーボード26の操作により接客係からの指示を入力するだけでなく、各種動作モードに応じてタッチスクリーンディスプレイ25(LCD37)に操作ボタンを表示し、この操作ボタン(タッチパネル38)へのタッチ操作に応じて各種の指示を入力することができる。
表示コントローラ34は、表示用画像データに基づいてLCD37を駆動制御し、表示用画像データに応じた画像を、タッチスクリーンディスプレイ25を構成するLCD37に表示させる。タッチパネルコントローラ35は、タッチスクリーンディスプレイ25を構成するタッチパネル38からの入力信号を取り込む。
キーボードコントローラ36は、キーボード26からのキー入力信号を取り込む。
無線通信ユニット33は、ハンディターミナル16との無線通信を制御する。
次に、本実施形態におけるオーダステーション10について説明する。図5は、本実施形態におけるオーダステーション10の機能構成を示すブロック図である。
オーダステーション10は、全体を制御するCPU40と、情報処理プログラムを含む各種プログラムや固定的なデータ予め記憶するROM41と、ワークエリア等として使用されるRAM42とがバスラインを介して接続されて構成されている。また、CPU40には、バスラインを介して、入出力コントローラ45、記録装置43、通信インタフェースユニット44が接続されている。
CPU40は、ROM41あるいは記録装置43に記録されたプログラムを実行することにより各部を制御して各種の機能を実現する。
入出力コントローラ45は、表示用画像データに基づいてLCD46を駆動制御し、表示用画像データに応じた画像をLCD46に表示させ、また、キーボード47からの入力信号を取り込む。
記録装置43は、ハードディスクやフラッシュメモリ等のデータ書き換え可能な記録媒体にデータを記録するもので、ハンディターミナル16から受信された注文商品データや顧客情報、あるいは各種プログラムやデータ等を記録する。
通信インタフェースユニット44は、POS端末11、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、キッチンプリンタ12、POS端末11、及び無線アクセスユニット15との間でのデータ通信を制御する。
図6は、本実施形態におけるハンディターミナル16に記録されたテーブルデータの一例を示す図である。
テーブルデータは、店舗内に設置されている各テーブルについて、テーブルに予め決められた固有のテーブル番号と対応付けて、座席数、座席配置、テーブルレイアウト画像データ等が対応付けて設定されている。テーブルデータは、ハンディターミナル16によって顧客特徴データを取得し、顧客特徴(特徴画像データ)をタッチスクリーンディスプレイ25(LCD37)において表示するために使用されるデータである。
座席数は、テーブル毎に決められた顧客が着席可能な数を示すデータである。
座席配置は、テーブル形状に応じた座席数分の顧客の位置を示すデータである。例えば、矩形状の6人掛けのテーブルの場合には、長辺側にそれぞれ3人の顧客が配置されることを示す。座席配置のデータを参照することで、各顧客のテーブルに対する配置を判別することができる。
テーブルレイアウト画像データは、顧客特徴を表示する際に、テーブルの何れの位置に顧客が配置されているかを分かり易くするために表示するテーブルの形状を表すデータである。
図7は、本実施形態におけるハンディターミナル16に記録される顧客管理データの一例を示す図である。
顧客管理データは、ハンディターミナル16によって入力されるデータであり、ハンディターミナル16に記録されると共にオーダステーション10に送信されて記録される。顧客管理データは、店舗内に設置されているテーブル毎に、テーブルに予め決められた固有のテーブル番号と対応付けて、座席位置、顧客特徴データ、注文商品データ等が対応付けて設定される。さらに、顧客特徴データをもとに生成される特徴画像データが設定される。
座席位置は、テーブルに着席している各顧客の位置を示すデータである。座席位置は、接客係によるタッチスクリーンディスプレイ25あるいはキーボード26への操作により指定される。
顧客特徴データは、接客係によるタッチスクリーンディスプレイ25あるいはキーボード26への操作により入力されるデータあり、顧客を識別するための特徴(顧客特徴)を示す。顧客特徴としては、性別、年代、服の色、髪型、体格などの様々な特徴項目毎について指定できるものとする。詳細については後述する(図13参照)。
特徴画像データは、顧客特徴データをもとに生成されるデータであり、顧客の特徴を直感的に把握できるようにした画像パターンを表す。特徴画像データは、顧客特徴データが示す顧客特徴に応じたパーツデータ(部分画像データ)(図9参照)や、顧客特徴に応じた表示色や文字等の組み合わせによって生成される。
注文商品データは、顧客が注文した商品を示すデータであり、顧客毎に分類して設定される。すなわち、注文商品データは、座席位置及び顧客特徴データ(特徴画像データ)と関連付けて、顧客管理データに設定される。
なお、ハンディターミナル16は、接客係の操作によって入力された顧客管理データを記録しておくだけでなく、オーダステーション10にも送信する。また、ハンディターミナル16は、オーダステーション10から送信された顧客管理データ、すなわち他のハンディターミナル16によって入力された顧客管理データを受信して記録することができる。例えば、ハンディターミナル16−1は、ハンディターミナル16−2によって入力された顧客管理データを、オーダステーション10を介して受信することができる。これにより、ハンディターミナル16−1を携帯している接客係は、ハンディターミナル16−2を携帯する接客係が担当しているテーブルの顧客についての応対も、オーダステーション10から受信した顧客管理データを利用してすることができる。
図8は、本実施形態におけるオーダステーション10に記録されたターミナル管理データの一例を示す図である。
ターミナル管理データは、各ハンディターミナル16(16−1,16−2,16−3,…,16−m)が何れのテーブルについての顧客管理データを記録しているか管理するためのデータであり、ハンディターミナル16を識別するための固有のハンディターミナルコードと対応付けて、それぞれのハンディターミナル16が記録している顧客管理データに対応するテーブル番号が設定されている。
オーダステーション10は、ハンディターミナル16との顧客管理データの送受信に応じてターミナル管理データを更新し、またターミナル管理データを参照して、ハンディターミナル16に記録された顧客管理データの更新や削除を指示する。
図9(a)(b)(c)(d)は、本実施形態における特徴画像データを生成するためにハンディターミナル16、オーダステーション10(あるいはカスタマチェックプリンタ14)に記録された特徴画像データ及びパーツデータの一例を示す図である。
顧客特徴データでは、性別、年代、服の色、髪型、体格などの様々な特徴項目毎に、顧客の特徴を表す顧客特徴が設定される。ハンディターミナル16とオーダステーション10は、顧客特徴データが示す各特徴項目についての設定内容に応じて特徴パーツデータを組み合わせることにより特徴画像データを生成する。顧客特徴データには接客係が感じた顧客特徴が設定されているため、顧客特徴データに応じて特徴画像データを生成することで、顧客の特徴を直感的に把握することができる画像が得られる。
図9(a)は、後述する図13に示すグループ種類メニュー「家族風」に対応する顧客特徴メニューから選択される顧客特徴に対応する特徴画像データを示す。例えば、顧客特徴メニュー「父風」について、「父風」を表す複数の特徴パーツデータが組み合わされた特徴画像データが予め設定されている。同様にして、顧客特徴メニュー「母風」「祖父風」…「子供」のそれぞれに対応する特徴画像データが設定される。
図9(b)は、「体格」の特徴項目に対応する特徴パーツデータを示す。例えば、「太め」「普通」「細め」などの顧客特徴のそれぞれに対応する特徴パーツデータが設定される。図9(c)は、「髪型」の特徴項目に対応する特徴パーツデータを示す。例えば、「長い」「短い」「なし」などの顧客特徴のそれぞれに対応する特徴パーツデータが設定される。図9(d)は、「装飾品」の特徴項目に対応する特徴パーツデータを示す。例えば、「メガネ」「ネックレス」などの顧客特徴のそれぞれに対応する特徴パーツデータが設定される。同様にして、他の特徴項目についても、特徴パーツデータが用意されているものとする。
なお、ハンディターミナル16において特徴画像データを生成して、オーダステーション10に送信する構成とした場合には、オーダステーション10に特徴パーツデータを記録させておかなくても良い。また、ハンディターミナル16からオーダステーション10に顧客特徴データを送信し、オーダステーション10において特徴画像データを生成する構成とした場合には、ハンディターミナル16に特徴パーツデータを記録させておかなくても良い。この場合、ハンディターミナル16は、オーダステーション10によって生成された特徴画像データを受信して表示するようにすれば良い。また、カスタマチェックプリンタ14に特徴パーツデータを記録しておき、顧客特徴データをもとに特徴画像データを生成する機能を設けた場合には、オーダステーション10からカスタマチェックプリンタ14に顧客特徴データを送信するだけで、特徴画像を印刷させることが可能となる。
次に、本実施形態におけるハンディターミナル16の動作について、図10、図11、及び図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。図10〜図12に示すフローチャートは、新規顧客を登録して注文を受けるための動作を示している。
ハンディターミナル16のCPU30は、キーボード26(あるいはタッチスクリーンディスプレイ25)の操作により新規顧客の登録が要求されると(ステップA1のYes)、新規登録モードに移行して登録対象とするテーブルのテーブル番号の入力を受け付ける。
CPU30は、テーブル番号が入力されると(ステップA3のYes)、テーブル番号に対応するテーブルデータを読み出し(ステップA4)、顧客管理データの該当するテーブル番号に対応付けて各座席位置にダミーデータをセットする(ステップA5)。例えば、テーブルデータのテーブル番号1の座席数が6席である場合、顧客管理データには、テーブル番号1と対応付けて、6座席分のダミーデータをセットする。
また、CPU30は、テーブルレイアウト画像データをもとに表示されるテーブルレイアウト画像と共に、ダミーデータに応じた顧客ダミー画像を座席位置に応じてLCD37に表示する(ステップA6)(図14参照)。
ここで、CPU30は、顧客特徴入力モードを起動に移行して、接客係の操作による顧客特徴の入力が可能な状態にする。まず、CPU30は、LCD37において顧客特徴入力メニューを表示する(ステップA7)。
図13は、顧客特徴入力モードにおいて、LCD37により表示されるメニュー構成の一例を示す図である。図13に示すように、顧客特徴入力メニューは、例えば「グループ」「個別」の選択項目が設けられたメニューである。本実施形態におけるハンディターミナル16では、複数の顧客について接客係が容易に識別することができる顧客特徴を、操作負担を増大させることなく入力できるようにメニューが構成されている。
例えば、複数の顧客からなるグループが、顧客の組合せが特定されるグループ種類に該当する場合には、顧客特徴入力メニューにおいて「グループ」の選択項目を選択することにより、効率的に複数の顧客に対する顧客特徴を指定することができるようにする。例えば、家族風のグループの場合には、家族を構成する「父風」「母風」「祖父風」「祖母風」「子供(男)」「子供(女)」の顧客が含まれることを特定できるため、この家族を構成する顧客を選択項目とするメニュー(顧客特徴メニュー)を提示することで、顧客を識別するために有効な顧客特徴を簡単に指定することができる。
また、複数の顧客からなるグループが顧客の組合せが特定されるグループでない場合、例えば同じ性別の同年代の顧客からなるグループの場合には、顧客特徴入力メニューにおいて「個別」の選択項目を選択することにより、効率的に複数の顧客に対する顧客特徴を指定することができるようにする。例えば、複数の顧客を識別することができる個別特徴種類を任意に指定して、それぞれの個別特徴種類について用意された顧客特徴を選択項目とするメニュー(顧客特徴メニュー)を提示することで、顧客を識別するために有効な顧客特徴を簡単に指定することができる。例えば、個別特徴種類には「性別・年代」「服色」「装飾品」「髪型」「体格」…などがあり、それぞれの個別特徴種類に応じた顧客特徴メニュー、例えば「服色」については「赤」「黄」「黒」…を選択項目とした顧客特徴メニューを提示することで、顧客特徴とする「服色」について簡単に指定することができるようになる。
ここで、CPU30は、接客係の操作によって顧客特徴入力メニューから「グループ」の選択項目が選択されると(ステップA8のYes)、グループ種類メニューをLCD37に表示する(ステップA9)。例えば、グループ種類メニューには、図13に示すように、「家族風」「カップル」「同世代グループ」…などのグループ種類が選択項目として設けられる。
ここで、接客係の操作によってグループ種類メニューからグループ種類が選択されると(ステップA10のYes)、CPU30は、選択されたグループに応じた顧客特徴メニューをLCD37に表示する(ステップA11)。
例えば、グループ種類メニューから「家族風」が選択された場合には、例えば「父風」「母風」「祖父風」「祖母風」「子供(男)」「子供(女)」を選択項目とする顧客特徴メニューを表示する。また、グループ種類メニューから「カップル」が選択された場合には、顧客が男性と女性の2人組であることが特定されるので「男」「女」を選択項目とする顧客特徴メニューを表示する。なお、「同世代グループ」が選択された場合には、「同世代グループ」が構成する顧客の組合せを特定できないため、後述する個別特徴種類メニューを自動的に表示して個別特徴を指定できるようにしても良い。
なお、「メニュー戻り」が指示された場合には(ステップA12のYes)、CPU30は、再度、顧客特徴入力メニューを表示して、「グループ」あるいは「個別」を選択できるようにする(ステップA7)。また、グループ種類メニューから別のグループ種類を示す選択項目を選択することもできる(ステップA13のNo,A10)。
ここで、テーブルレイアウト画像と共に表示された顧客ダミー画像(図14参照)が接客係のタッチ操作により選択された場合(ステップA13のYes)、CPU30は、この顧客ダミー画像が表示された座席位置に対応するダミーデータを顧客特徴の設定対象として決定し、接客係の操作による顧客特徴メニューからの顧客特徴の指定を入力する(ステップA14)。この顧客特徴の指定入力に応じて、CPU30は、顧客管理データ中の先に選択された顧客ダミー画像(座席位置)と対応付けて、ダミーデータに代えて顧客特徴メニューから選択された顧客特徴を示す顧客特徴データを設定する(ステップA15)。
他の顧客についても同様にして、顧客ダミー画像の選択と、この顧客ダミー画像に対応する座席位置に座った顧客の特徴を顧客特徴メニューから選択する操作を繰り返して実行すれば良い(ステップA13〜A17)。グループ種類に対応する顧客特徴メニューには、そのグループ内の各顧客を識別することが容易な顧客特徴が選択項目として用意されているため、顧客ダミー画像の選択と顧客特徴の選択を繰り返して操作すれば良く、効率的に各顧客についての顧客特徴を指定することができる。
なお、「メニュー戻り」が指示された場合には(ステップA16のYes)、CPU30は、再度、顧客特徴入力メニューを表示して、「個別」を選択して個別特徴を選択できるようにする(ステップA7)。すなわち、グループ種類に応じた顧客特徴メニューを利用して顧客特徴を設定するだけでなく、後述するように、さらに個別特徴種類メニューから任意の個別特徴種類を指定して、個別特徴を顧客ダミー画像(座席位置)に対して設定することができる。
図14は、タッチスクリーンディスプレイ25(LCD37)にテーブルレイアウト画像と共に顧客ダミー画像が表示された一例を示している。図14に示す例では、4名の顧客に対応する顧客ダミー画像が表示されている。CPU30は、顧客特徴入力メニュー、グループ種類メニュー、及び顧客特徴メニューを、テーブルレイアウト画像と重ならない位置、あるいは入力タイミングに合わせてテーブルレイアウト画像とオーバーラップさせて表示することができる。
一方、接客係の操作によって顧客特徴入力メニューから「個別」の選択項目が選択されると(ステップA8のNo、図11ステップA18のYes)、CPU30は、個別特徴種類メニューをLCD37に表示する(ステップA19)。例えば、個別特徴種類メニューには、図13に示すように、「性別・年代」「服色」「装飾品」「髪型」「体格」…などの個別特徴種類が選択項目として設けられる。
ここでは、「メニュー戻り」が指示された場合には(ステップA20のYes)、CPU30は、再度、顧客特徴入力メニューを表示して、「グループ」あるいは「個別」を選択できるようにする(ステップA7)。
一方、接客係の操作によって個別特徴種類メニューから個別特徴種類が選択されると(ステップA21のYes)、CPU30は、選択された個別特徴に応じた顧客特徴メニューをLCD37に表示する(ステップA22)。
例えば、個別特徴種類メニューから「年代・性別」が選択された場合には、例えば「男10代」「男20代」…「男60代以上」「女10代」…「女60代以上」を選択項目とする顧客特徴メニューを表示する。また、個別特徴種類メニューから「服色」が選択された場合には、例えば「赤」「黄」「青」「黒」…を選択項目とする顧客特徴メニューを表示する。同様にして、他の個別特徴種類についても、それぞれに対応した顧客特徴メニューを表示することができる。
なお、「メニュー戻り」が指示された場合には(ステップA23のYes)、CPU30は、再度、個別特徴種類メニューを表示して、別の個別特徴種類を選択できるようにする(ステップA19)。
ここで、テーブルレイアウト画像と共に表示された顧客ダミー画像(図14参照)が接客係のタッチ操作により選択された場合(ステップA24のYes)、CPU30は、この顧客ダミー画像が表示された座席位置に対応するダミーデータを顧客特徴の設定対象として決定し、接客係の操作による顧客特徴メニューからの顧客特徴の指定を入力する(ステップA25)。この顧客特徴の指定入力に応じて、CPU30は、顧客管理データ中の先に選択された顧客ダミー画像(座席位置)と対応付けて、ダミーデータに代えて顧客特徴メニューから選択された顧客特徴を示す顧客特徴データを設定する(ステップA26)。
他の顧客についても同様にして、顧客ダミー画像の選択と、この顧客ダミー画像に対応する座席位置に座った顧客の特徴を顧客特徴メニューから選択する操作を繰り返して実行すれば良い(ステップA24〜A28)。個別特徴種類に対応する顧客特徴メニューには、接客係が複数の顧客の識別が容易と考える顧客特徴が選択項目として用意されているため、顧客ダミー画像の選択と顧客特徴の選択を繰り返して操作すれば良く、効率的に各顧客についての顧客特徴を指定することができる。
なお、「メニュー戻り」が指示された場合には(ステップA27のYes)、CPU30は、再度、顧客特徴種類メニューを表示して、別の個別特徴種類を選択できるようにする(ステップA19)。すなわち、1種類の個別特徴種類に応じた顧客特徴メニューを利用して顧客特徴を設定するだけでなく、他の種類の個別特徴種類に応じた顧客特徴メニューを指定することで、複数の顧客特徴を組み合わせて顧客ダミー画像(座席位置)に対して設定することができる。従って、複数の顧客を確実に識別することができる顧客特徴を設定することができる。
ここで、操作メニューから顧客登録の終了が指示されると(ステップA28のYes)、CPU30は、最初に入力されたテーブル番号と対応付けて、顧客毎に座席位置と顧客特徴データとが関連付けられた顧客管理データを記録する(ステップA29)。また、CPU30は、顧客特徴データに設定された設定内容に応じて、特徴パーツデータを組み合わせることによって特徴画像データを生成する。
また、CPU30は、無線通信ユニット33を通じて、オーダステーション10に対して新規追加された顧客管理データを送信する(ステップA30)。オーダステーション10は、ハンディターミナル16から受信した顧客管理データを記録する。
CPU30は、確定された顧客管理データに基づいて、テーブルレイアウト画像と特徴画像データに応じた特徴画像を座席位置に応じてLCD37に表示する(ステップA31)。
図15は、テーブルレイアウト画像と共に、座席位置と対応付けて特徴画像が表示された一例を示している。図15に示すように、テーブルの形状を表す画像と共に特徴画像を表示することにより、各顧客と特徴画像との対応を容易に識別することが可能となる。図15では、例えば「女性」「赤い服」の顧客特徴が設定された顧客に対応する特徴画像1、「男性」「黄色い服」「太め」の顧客特徴が設定された顧客に対応する特徴画像2、「男性・40代」「メガネ」の顧客特徴が設定された顧客に対応する特徴画像3が表示された例を示している。なお、ハンディターミナル16がカラー表示可能であれば、「服の色」などの色についての顧客特徴については、図15に示すような文字「赤」「黄」ではなく表示色を変えることにより直感的に認識できるようにしても良い。
なお、前述した説明では、ハンディターミナル16において特徴画像データを生成して表示するものとしているが、特徴画像データをオーダステーション10において生成するようにしても良い。この場合、オーダステーション10は、ハンディターミナル16から受信した顧客管理データの顧客特徴データをもとに特徴画像データを生成して、ハンディターミナル16に返信する。ハンディターミナル16は、オーダステーション10から受信した特徴画像データを、該当するテーブル番号、座席位置と関連付けて顧客管理データに設定し、特徴画像をタッチパネルレイアウト画像と共に表示する。
また、顧客特徴が設定されなかった顧客ダミー画像については、表示から削除するものとする。これにより、新規登録の対象としたテーブルの顧客数(顧客特徴を指定された顧客ダミー画像の数)を特定して、顧客数データとして記録することもできる。
こうして、顧客特徴の登録が終了すると、CPU30は、操作メニューを表示して、次の処理の指示を受け付ける。ここで、注文商品が指示されると、CPU30は、商品注文モードに移行する(ステップA32のYes)。ここでは、注文を受け付ける対象とする特徴画像がタッチ操作により選択された後(ステップA33)、キーボード26への操作により注文された商品が指定されると(ステップA34)、CPU30は、顧客管理データにおいて、顧客(座席位置、顧客特徴データ)と対応付けて注文商品データを記録していく(ステップA35)。
CPU30は、入力された注文商品データに応じて、顧客に対応付けた商品名をLCD37に表示させる(ステップA36)。図16には、顧客に対応付けて注文された商品名を表示した一例を示している。図16に示す例では、テーブルの右側に座った顧客が「Aセット」と「赤ワイン」を1個ずつ注文したことを示している。
他の顧客についても同様にして、特徴画像がタッチされることにより注文受け付けの対象とする顧客として設定し、キーボード26の操作によって入力された注文商品を示す注文商品データを順次、顧客と対応付けて顧客管理データに設定していく(ステップA33〜A37)。
こうして、顧客からの注文受付が完了して注文確定が指示されると(ステップA37)、CPU30は、注文商品データを含む顧客管理データを、オーダステーション10に対して無線通信ユニット33を通じて送信する(ステップA38)。オーダステーション10は、ハンディターミナル16から受信した顧客管理データが既に受信済みであれば(同じテーブル番号の顧客管理データが記録済み)、この顧客管理データに含まれる注文商品データを新たに受信された注文商品データに応じて更新する。
このようにして、本実施形態におけるハンディターミナル16では、接客係が顧客特徴メニューを用いて設定した顧客特徴に応じて特徴画像を生成し、各顧客が座っている位置に応じてタッチスクリーンディスプレイ25に表示し、顧客特徴と対応付けて注文を受け付けることができる。直感的に認識できる特徴画像(及び座席位置)と注文商品とが関連付けられるため、何れの顧客がどの商品を注文したか容易に認識することができるようになる。
なお、前述した説明では、特徴画像と注文商品とを関連付けるとしているが、特徴画像とは他の情報を顧客情報として関連付けて記録できるようにしても良い。例えば、接客係に通知された特別な要望やクレーム、連絡事項、接客係が気がついた他の接客係に周知した方が良い情報などを、タッチスクリーンディスプレイ25あるいはキーボード26の操作によって入力可能とすることで、特徴画像と対応付けて顧客管理データとして、ハンディターミナル16及びオーダステーション10において記録することも可能である。
次に、本実施形態におけるハンディターミナル16の通常使用時の動作について、図17に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ハンディターミナル16の通常使用時では、例えば、テーブル番号を入力することにより、そのテーブル番号に対応して記録された顧客管理データの確認(商品注文データを含む)のための確認処理をすることができる。CPU30は、操作メニューをLCD37に表示して、タッチスクリーンディスプレイ25に対するタッチ操作により各処理を実行する。
ハンディターミナル16のCPU30は、テーブル番号が入力され(ステップB1のYes)、キーボード26(あるいはタッチスクリーンディスプレイ25)の操作により確認要求が指示されると(ステップB2のYes)、確認モードに移行し、入力されたテーブル番号に対応する顧客管理データが記録されているかを判別する。
ここで、テーブル番号に対応する顧客管理データが記録されている場合(ステップB3のYes)、CPU30は、テーブル番号に応じた顧客管理データを読み出して(ステップB7)、テーブルレイアウト画像と座席位置に応じて配置された特徴画像をLCD37に表示する(ステップB8)。これにより、確認の対象として指定したテーブルの顧客と座席位置を特徴画像によって確認することができる。
ここで、注文商品の確認要求が指示され(ステップB9)、確認の対象としてテーブル全体が指定されると(ステップB10のYes)、CPU30は、該当テーブルの全ての顧客の商品注文データを読み出してLCD37に表示する(ステップB11)。
一方、確認の対象として特徴画像が選択されると(ステップB12のYes)、CPU30は、該当する顧客の商品注文データを読み出してLCD37に表示する(ステップB13)。図16には、顧客が注文した商品名を表示した一例を示している。図16に示す例では、テーブルの右側に座った顧客(顧客特徴「男性・40代」「メガネ」が設定されている)が「Aセット」と「赤ワイン」を1個ずつ注文しており、まだ配膳が完了していないことを示している。
ところで、確認対象として入力されたテーブル番号の顧客管理データが記録されていない場合(ステップB3のNo)、すなわち顧客の新規登録の処理をしていないハンディターミナル16の場合には、CPU30は、オーダステーション10に対して、入力されたテーブル番号に該当する顧客管理データの送信を要求する(ステップB4)。
CPU30は、無線通信ユニット33を通じて、顧客管理データを受信すると、他のテーブルの顧客管理データと共に記録する(ステップB5)。以下、前述と同様にして、予め顧客管理データが記録されていた場合と同様の処理を行う(ステップB7〜B13)。
これにより、ハンディターミナル16を用いて、各テーブルにおいて注文された(配膳されていない)商品を任意のタイミングで確認することができる。
なお、ハンディターミナル16の通常使用時では、確認処理だけでなく、顧客追加登録、座席位置の変更、追加注文の受け付け等が可能である。
顧客追加登録が指示されると、CPU30は、入力されたテーブル番号に対応する顧客管理データへの新規顧客追加のための処理を実行する。すなわち、テーブルレイアウト画像と顧客ダミー画像が表示された画面に対して、空いている座席位置にタッチすることで、そのタッチ位置に顧客ダミー画像を追加して、前述と同様にして顧客特徴の設定を受け付け、顧客特徴2応じた特徴画像を表示するものとする。
また、タッチスクリーンディスプレイ25に対して、テーブルレイアウト画像と共に表示された特徴画像を移動させる操作、すなわち特徴画像にタッチしたまま移動させる(ドラッグ)操作がされた場合には、CPU30は、移動操作に応じて特徴画像の表示位置を変更する。つまり、顧客の追加や既存の顧客の座席位置が変更された場合には、接客係の操作によって特徴画像の座席位置を任意に修正することができる。CPU30は、顧客管理データに新規の顧客特徴データを座席位置と対応付けて追加すると共に、修正操作に応じて、必要に応じて顧客管理データの座席位置と顧客特徴データとの対応関係を補正する。ここで、操作メニューから確定が指示されると、CPU30は、顧客特徴の追加登録や座席位置の変更の処理を終了し、顧客管理データに応じて、テーブルレイアウト画像と共に修正後の特徴画像を座席位置に応じて表示する。
さらに、注文商品が指示されると、CPU30は、商品注文モードに移行し、追加登録された顧客からの注文や他の顧客からの注文を受け付けることができる。この注文受け付け処理は、図12のステップA33〜A37と同様にして実行されるものとして詳細な説明を省略する。
CPU30は、修正後の顧客管理データを記録し、無線通信ユニット33を通じて、オーダステーション10に対して修正された顧客管理データを送信する。オーダステーション10は、ハンディターミナル16から受信した顧客管理データを記録する。
このようにして、ハンディターミナル16の通常使用時では、テーブル番号を指定することにより、該当するテーブルの顧客管理データについて、顧客管理データの確認(商品注文データを含む)、顧客の追加登録、座席位置の変更のための処理を任意に実行することができる。
次に、ハンディターミナル16とオーダステーション10との連携について説明する。図18は、ハンディターミナル16のオーダステーション10からの受信に応じた処理を示すフローチャート、図19は、オーダステーション10の処理を示すフローチャートである。
オーダステーション10(CPU40)は、ハンディターミナル16から未登録のテーブル番号に対応する顧客管理データを受信すると(ステップD1のYes)、この新規の顧客管理データを記録装置43に記録する(ステップD2)。なお、前述した説明では、ハンディターミナル16において特徴画像データを生成して表示するものとしているが、特徴画像データをオーダステーション10において生成するようにしても良い。この場合、オーダステーション10は、ハンディターミナル16から受信した顧客管理データの顧客特徴データをもとに特徴画像データを生成して、ハンディターミナル16に返信する。
また、オーダステーション10は、ターミナル管理データにおいて、顧客管理データの送信元であるハンディターミナル16を識別するハンディターミナルコードと対応付けて、受信した顧客管理データに対応するターミナル番号を設定する。
さらに、オーダステーション10は、この新規の顧客管理データ(テーブル番号)についての商品注文データを受信すると(ステップD3のYes)、商品注文データを顧客管理データに記録すると共に、顧客管理データ(商品注文データ、顧客特徴データ、特徴画像データ)を、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、及びカスタマチェックプリンタ14に送信する(ステップD4)。
キッチンプリンタ12は、オーダステーション10から受信した顧客管理データ(商品注文データ)に基づいて、例えば厨房の内部にいる調理担当者のために調理指示伝票を印刷する。なお、キッチンプリンタ12では、注文商品のリストだけでなく、顧客特徴を含む顧客情報を印刷させることができる。顧客情報(顧客特徴、特徴画像等)を注文商品と共に印刷することで、商品を注文した顧客を確実に認識することができる。
また、キッチンディスプレイ13は、オーダステーション10から受信した顧客管理データに基づいて、調理担当者や接客係のために注文された商品のリストを表示する。なお、キッチンディスプレイ13では、注文商品のリストだけでなく、顧客特徴を含む顧客情報を表示させることができる。顧客情報(顧客特徴等)を注文商品と共に表示することで、商品を配膳する際に配膳先とする顧客を確実に認識することができる。
なお、キッチンディスプレイ13に表示された注文商品のうち接客係により顧客に配膳が完了した商品(あるいは厨房から提供済みの商品)については、消し込み(リストからの削除)の操作が行われる。キッチンディスプレイ13は、消し込みの操作がされた商品をオーダステーション10に通知する。
また、カスタマチェックプリンタ14は、オーダステーション10から受信した顧客管理データ(商品注文データ)に基づいて、例えば接客係のために客用伝票を印刷する。カスタマチェックプリンタ14は、注文商品のリストだけでなく、顧客特徴を含む顧客情報を印刷させることができる。顧客情報としては、顧客特徴データと同データに基づく特徴画像を印刷することができる。顧客情報(顧客特徴、特徴画像等)を注文商品と共に印刷することで、商品を注文した顧客を確実に認識することができる。なお、カスタマチェックプリンタ14による印刷処理の詳細については後述する(図20、図21参照)。
また、オーダステーション10は、ハンディターミナル16からテーブル番号の指定と共に顧客管理データの送信要求を受信すると(ステップD5のYes)、該当するテーブル番号の顧客管理データを、要求元のハンディターミナル16に送信する(ステップD6)。
また、オーダステーション10は、顧客管理データが更新された場合、例えばハンディターミナル16における新規顧客の追加や注文商品の追加、キッチンディスプレイ13における消し込み操作などがあった場合には(ステップD7のYes)、該当する顧客管理データ(商品注文データ)を更新して、顧客管理データ(商品注文データ)を、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、及びカスタマチェックプリンタ14に送信する(ステップD9)。消し込み操作があった場合には、商品注文データについて配膳済みであることを示すデータを付加する。
また、オーダステーション10は、ターミナル管理データを参照して、更新された顧客管理データを記録しているハンディターミナル16を判別し、このハンディターミナル16に対して更新された顧客管理データ(更新データ)を送信する。
ハンディターミナル16は、オーダステーション10から更新された顧客管理データ(更新データ)を受信すると(図18、ステップC1のYes)、該当するテーブル番号の顧客管理データを更新する(ステップC2)。
また、オーダステーション10は、POS端末11からテーブル番号の指定と共に会計要求が受信されると(ステップD10のYes)、該当するテーブル番号の顧客管理データをPOS端末11に送信する(ステップD11)。POS端末11は、オーダステーション10から受信した顧客管理データをもとに会計に必要なデータを表示して、顧客との間で会計処理のための操作が行われる。ここでは、注文品や金額などのデータを表示するだけでなく、顧客毎に商品注文をリスト表示して合計金額を表示すると共に顧客特徴や特徴画像を表示するようにしても良い。会計処理をする接客係は、表示された顧客特徴や特徴画像を見て、会計をする顧客を確認することができる。
POS端末11は、会計処理が終了した顧客管理データ(テーブル番号)をオーダステーション10に通知する。オーダステーション10は、この通知に応じて記録装置43に記録していた該当する顧客管理データを削除すると共に、ターミナル管理データを参照して、会計処理が終了したテーブル番号の顧客管理データを記録しているハンディターミナル16に対して、該当する顧客管理データの削除を指示する(ステップD12)。
ハンディターミナル16は、オーダステーション10からテーブル番号と共に削除指示を受信すると(図18、ステップC3のYes)、指定されたテーブル番号の顧客管理データ(顧客特徴データを含めて)削除する(ステップC4)。
このようにして、本実施形態におけるハンディターミナル16、POS端末11、キッチンプリンタ12、キッチンディスプレイ13、及びカスタマチェックプリンタ14のそれぞれにおいて、顧客特徴データに応じて生成された特徴画像を確認することができるので、顧客と顧客から取得した情報の関連を容易に把握することが可能となる。
次に、カスタマチェックプリンタ14の動作について、図20に示すフローチャートを参照しながら説明する。
カスタマチェックプリンタ14は、オーダステーション10から顧客特徴データ(商品注文データ)を受信すると、顧客特徴や特徴画像を印刷する特徴画像印刷モードとなっているか判別する。例えば、カスタマチェックプリンタ14には、商品注文データ(注文商品のリスト)と共に、顧客特徴や特徴画像を印刷する特徴画像印刷モードを任意に設定できる機能が設けられているものとする。例えば、接客係が客用伝票を参照して注文商品をどの顧客に配膳するか確認しようとする場合に特徴画像印刷モードを設定し、また商品の配膳と共に顧客に渡す伝票を印刷する場合には特徴画像印刷モードを設定しない。
特徴画像印刷モードが設定されない場合(ステップE2のNo)、カスタマチェックプリンタ14は、顧客特徴データの商品注文データをもとに注文商品のリストを伝票に印刷する(ステップE5)。図21(a)には、注文商品のリストが印刷された客用伝票の一例を示している。
一方、特徴画像印刷モードが設定された場合(ステップE2のYes)、カスタマチェックプリンタ14は、顧客特徴データの商品注文データをもとに注文商品のリストを伝票に印刷すると共に、顧客特徴データと特徴画像データをもとに顧客特徴を示す文字列と特徴画像を印刷する(ステップE4)。図21(b)には、注文商品のリストと共に顧客特徴と特徴画像が印刷された客用伝票の一例を示している。
図21(b)に示す伝票では、顧客特徴を示す文字列や顧客画像をもとに、例えば「紅茶」を注文した顧客が「女性」「赤い服」の顧客特徴をもつことを直感的に把握することができる。同様にして、Aセットと赤ワインを注文した顧客は「男性・40代」「メガネ」の顧客特徴、Bセットとビールを注文した顧客が「男性」「黄色い服」「太め」の顧客特徴を持つことを把握することができる。接客係は、この伝票を参照することにより、注文商品と顧客との関連を容易に把握することができる。
なお、オーダステーション10から受信した顧客管理データに特徴画像データが含まれない場合、カスタマチェックプリンタ14において顧客特徴データをもとに特徴画像データを生成して(ステップE3)、前述したように、図21(b)に示す伝票を印刷しても良い。この場合、カスタマチェックプリンタ14には、図9に示す特徴パーツデータが予め記録されているものとする。
なお、前述した説明では、カスタマチェックプリンタ14において商品注文データと共に特徴画像を印刷する特徴画像印刷モードを選択できるものとしているが、常に、特徴画像を印刷する伝票と特徴画像を印刷しない客用伝票の両方を印刷するようにしても良い。また、カスタマチェックプリンタ14は、オーダステーション10からの印刷命令に応じて、特徴画像を印刷する伝票と特徴画像を印刷しない客用伝票の両方あるいは何れか一方を印刷できるようにしても良い。この場合、オーダステーション10は、図21(a)(b)に示す印刷パターンを生成してカスタマチェックプリンタ14に出力する。
このようにして、カスタマチェックプリンタ14において商品注文データ(注文商品のリスト)と共に、直感的に顧客を認識することができる顧客特徴や特徴画像を印刷した伝票を出力することができるので、例えば接客係は伝票を参照することにより、各顧客が注文した商品と各顧客との対応を確実に把握することができる。
なお、前述した説明では、飲食店等で使用されるオーダエントリシステムを例にして説明しているが、顧客の情報を記録するために使用される情報処理装置(パーソナルコンピュータ、携帯電話機等)を対象とすることができる。情報処理装置は、前述した処理を実現するための情報処理プログラムをプロセッサにより実行することにより顧客特徴データを入力し、この顧客特徴データに応じた特徴画像データを生成して記録する。これにより、顧客に関する情報を記録するデータベース等を構築することもできる。例えば、顧客を直接撮影して画像を得られない場合であっても、顧客特徴を入力することで顧客を直感的に把握できる特徴画像を蓄積することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…オーダエントリシステム、11…POS端末、12…キッチンプリンタ、13…キッチンディスプレイ13、14…カスタマチェックプリンタ、15(15−1,…,15−n)…無線アクセスユニット、16(16−1,16−2,16−3,…,16−m)…ハンディターミナル、25…タッチスクリーンディスプレイ、26…キーボード。

Claims (11)

  1. 電子機器と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、
    前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、
    前記特徴画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された特徴画像と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する第1の記録手段と、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを前記情報処理装置へ送信する送信手段とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記送信手段により送信された前記特徴画像と前記顧客情報とを記録する第2の記録手段を有する情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置と通信する印刷装置をさらに有し、
    前記印刷装置は、前記情報処理装置から前記特徴画像と前記顧客情報とを受信して、前記顧客情報と共に前記特徴画像を印刷する請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置と通信する表示装置をさらに有し、
    前記表示装置は、前記情報処理装置から前記特徴画像と前記顧客情報とを受信して、前記顧客情報と共に前記特徴画像を表示する請求項1記載の情報処理システム。
  4. 前記顧客特徴入力手段は、1人の顧客について複数の顧客特徴を入力し、
    前記画像生成手段は、前記複数の顧客特徴のそれぞれに応じた部分画像を組み合わせて前記特徴画像を生成する請求項1記載の情報処理システム。
  5. 電子機器と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、
    前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、
    前記顧客特徴と前記顧客情報とを関連付けて前記情報処理装置へ送信する送信手段とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記送信手段により送信された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する第1の記録手段とを有する情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置と通信する印刷装置をさらに有し、
    前記印刷装置は、前記情報処理装置から前記特徴画像と前記顧客情報とを受信して、前記顧客情報と共に前記特徴画像を印刷する請求項5記載の情報処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記特徴画像を前記電子機器へ送信する画像送信手段をさらに有し、
    前記電子機器は、
    前記画像送信手段により送信された前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する第2の記録手段と、
    前記特徴画像を表示する表示手段とをさらに有する請求項5記載の情報処理システム。
  8. 前記印刷手段は、
    前記特徴画像を印刷する特徴画像印刷モードを設定する設定手段をさらに有し、
    前記特徴画像印刷モードが設定されている場合に、前記顧客情報と共に前記特徴画像を印刷する請求項2または請求項6記載に記載の情報処理システム。
  9. 顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、
    前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、
    前記特徴画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された特徴画像と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録する記録手段とを有する情報処理装置。
  10. 電子機器と情報処理装置とを有する情報処理システムの情報処理方法であって、
    前記電子機器は、
    顧客特徴を入力し、
    前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成し、
    前記特徴画像を表示し、
    前記特徴画像と対応付けて顧客情報を入力し、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録し、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記電子機器から送信された前記特徴画像と前記顧客情報とを記録する情報処理方法。
  11. コンピュータを、
    顧客特徴を入力する顧客特徴入力手段と、
    前記顧客特徴入力手段により入力された前記顧客特徴をもとに前記顧客特徴を表す特徴画像を生成する画像生成手段と、
    前記特徴画像を表示させる表示手段と、
    前記表示手段により表示された特徴画像と対応付けて顧客情報を入力する情報入力手段と、
    前記特徴画像と前記顧客情報とを関連付けて記録させる記録手段として機能させるための情報処理プログラム。
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