JP2012198524A - Drive mechanism of image pickup device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像装置に適用できる撮像素子の駆動機構に関する。詳しくは、撮像素子を撮像面に対して直角な方向に駆動して位置を制御することができる撮像素子の駆動機構に関する。 The present invention relates to an image sensor driving mechanism applicable to an imaging apparatus. Specifically, the present invention relates to a drive mechanism for an image sensor that can control the position by driving the image sensor in a direction perpendicular to the imaging surface.
静止画や動画を撮像する撮像装置には、たとえば特許文献1や特許文献2に記載されるように、撮像素子を駆動することによって自動焦点調整(AF)を実施するものがある。特許文献1に記載の撮像装置は、互いに対向する二組の駆動手段と、これら二組の駆動手段の間に架設される略逆V字形状の弾性体と、この略逆V字形状の弾性体の頂部に設けられる撮像素子とを備える。そして、二組の駆動手段を互いに反対方向に駆動することにより、略逆V字形状の弾性体の頂部に設けられる撮像素子を、光軸の方向に沿って移動させる。また、特許文献2に記載の撮像装置は、撮像素子が設けられたフレキシブル基板と、このフレキシブル基板の両端部に接続されるアクチュエータとを備える。そして、アクチュエータを駆動させることにより、撮像素子を光軸の方向に沿って移動させる。
Some imaging apparatuses that capture still images and moving images perform automatic focus adjustment (AF) by driving an imaging element, as described in
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示される構成は、次のような問題を有する。撮像素子が弾性体やフレキシブル基板により支持される構成では、撮像時のシャッターの動作やその他の機構の駆動に起因する振動が、撮像素子に伝搬することがある。そうすると、撮像時において撮像素子に不測の振動が発生するおそれがある。制振のためにアクチュエータによって撮像素子を駆動すると、撮像素子の撮像面が、受光レンズなどの光軸に対して傾斜するおそれがある。図22は、撮像素子が傾斜する仕組みを、模式的に示した図である。特許文献1や特許文献2に記載の構成を模式化すると、図22に示すように、三節リンク機構で示される。このような三節リンク機構では、撮像素子が設けられるリンクが傾斜することができる。このため、特許文献1や特許文献2の構成では、撮像時において撮像素子が傾斜するおそれがあることから、外乱に対する耐性が低いという問題を有する。
However, the configurations disclosed in
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、撮像素子の撮像面が光軸に対して傾斜しないようにできる撮像素子の駆動機構を提供することである。 In view of the above circumstances, the problem to be solved by the present invention is to provide a drive mechanism for an image sensor that can prevent the image pickup surface of the image sensor from being inclined with respect to the optical axis.
前記課題を解決するため、本発明は、撮像面を有する撮像素子を前記撮像面に対して直角な方向に駆動する撮像素子の駆動機構であって、前記撮像素子が設けられる被動リンクと、回転対偶を介して前記撮像素子が設けられる前記被動リンクに回転可能に連結される二組の駆動リンクとを備える第一の平面三節リンク機構と、二組の前記の駆動リンクのそれぞれに回転対偶を介して連結されており、二組の前記駆動リンクのそれぞれを前記撮像素子の前記撮像面に平行な方向に駆動できる二組の駆動部と、前記撮像素子を前記撮像面に対して直角な方向に駆動されるように案内する案内機構と、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides an image sensor drive mechanism for driving an image sensor having an image pickup surface in a direction perpendicular to the image pickup surface, the driven link provided with the image sensor, and a rotation A pair of drive links rotatably connected to the driven link on which the image sensor is provided via a pair, and a pair of rotation links for each of the two sets of drive links. Two sets of drive links that are connected to each other and can drive each of the two sets of drive links in a direction parallel to the imaging surface of the imaging device, and a direction perpendicular to the imaging surface of the imaging device And a guide mechanism for guiding so as to be driven by the motor.
本発明によれば、撮像素子の駆動機構に平面三節リンク機構と案内機構を用いることで、撮像素子が光軸の方向以外の方向に移動することや傾斜することを防止できる。したがって、撮像素子の駆動機構の剛性を高めることができ、外乱に対する耐性を高めることができる。さらに、駆動部を光軸に直角な方向に向けて配置することができるから、構造の簡素化と、撮像素子の駆動機構の薄型化を図ることができる。このため、撮像素子の駆動機構の小型化や省スペース化を図ることができる。 According to the present invention, it is possible to prevent the image sensor from moving or tilting in a direction other than the direction of the optical axis by using the planar three-bar linkage mechanism and the guide mechanism as the drive mechanism of the image sensor. Therefore, the rigidity of the drive mechanism of the image sensor can be increased, and resistance to disturbance can be increased. Furthermore, since the drive unit can be arranged in a direction perpendicular to the optical axis, the structure can be simplified and the drive mechanism of the image sensor can be thinned. For this reason, the drive mechanism of the image sensor can be reduced in size and space.
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の各実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100の構成の概念図である。図1に示すように、本発明の各実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100は、第一の平面三節リンク機構60と、撮像素子1と、二組の駆動部3a,3bと、二組の案内機構10a,10bとを有する。二組の駆動部3a,3bを、それぞれ「第一の駆動部3a」、「第二の駆動部3b」と称する。二組の案内機構10a,10bを、それぞれ「第一の案内機構10a」、「第二の案内機構10b」と称する。
FIG. 1 is a conceptual diagram of a configuration of a
第一の平面三節リンク機構60は、撮像素子1を駆動する。第一の平面三節リンク機構60は、四組の回転対偶4a,4b,6a,6bと、三組のリンク5a,5b,5cとを有する。三組のリンク5a,5b,5cのうちの一組のリンク5cには、撮像素子1が設けられる。撮像素子1が設けられるリンク5cを、「被動リンク5c」と称する。被動リンク5cには、撮像素子1の光軸2の方向(Z軸方向)に直角な方向(X軸方向)に沿って離間した位置に、他の二組のリンク5a,5bのそれぞれの一端が、回転対偶6a,6bを介して回転可能に連結される。これら他の二組のリンク5a,5bを、それぞれ、「第一の駆動リンク5a」、「第二の駆動リンク5b」と称する。このように、第一の平面三節リンク機構60は、二組の駆動リンク5a,5bを備える。第一の駆動リンク5aの他端は、回転対偶4aを介して、第一の駆動部3aと回転可能に連結する。第二の駆動リンク5bの他端は、回転対偶4bを介して、第二の駆動部3bと回転可能に連結する。第一の平面三節リンク機構60は、理想的には、可動平面(図1においてはX−Z平面)以外の空間(すなわち、Y軸方向の空間)には、自由度を有さない。
The first planar three-
撮像素子1は、外部から光を受光する撮像面101を有しており、撮像面101で受光した光を電気信号に変換することができる。撮像素子1には、CCD素子などといった、公知の各種撮像素子が適用できる。撮像素子1は、その撮像面101が駆動方向に直角になるように配設される。すなわち、撮像素子1の撮像面101は、第一の平面三節リンク機構60の可動平面(X−Z平面)に対して直角な方向を向いている。
The
二組の駆動部3a,3bは、第一の平面三節リンク機構60の可動平面上に設けられる。そして、二組の駆動部3a,3bのそれぞれは、二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの他端を、光軸2に対して直角な方向に往復動させることができる。図1中の矢印dは、二組の駆動部3a,3bの往復動の方向および範囲を示す(他の図も同様とする)。すなわち、二組の駆動部3a,3bの駆動軸13(往復動の軌跡)は、光軸2(Z軸)に対して直角な方向(X軸方向)に向けられる。また、図1に示すように、二組の駆動部3a,3bの駆動軸13は、一直線上にある。二組の駆動部3a,3bは、二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの他端を、互いに反対方向に同期して駆動することができる。そして、二組の駆動部3a,3bが同期して作動すると、被動リンク5cが光軸2の方向に移動する。図1中の矢印eは、二組の駆動部3a,3bの移動の向きを模式的に示し、矢印fは、被動リンク5cの移動の向きを模式的に示す(他の図も同様とする)。このように、本発明の各実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100は、撮像素子1を光軸2の方向に移動させることにより合焦動作を行うことができる。二組の駆動部3a,3bの具体的な構成については後述する。
The two sets of driving
二組の案内機構10a,10bは、撮像素子1の撮像面101が光軸2に対して直角となる姿勢を維持する機能を有する。第一の平面三節リンク機構60は、一自由度を有するリンク機構である。そして、第一の平面三節リンク機構60が二組の案内機構10a,10bを備えないとすると、被動リンク5cがチルト方向の自由度を有する(図22参照)。このため、外部から振動が加わった場合などには、撮像素子1がチルト方向に回転や振動する可能性がある。そこで、本発明の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100は、二組の案内機構10a,10bによって、撮像素子1の移動方向を規制する。特に、二組の案内機構10a,10bは、撮像素子1が光軸2の方向に沿って移動することを許容し、それ以外の方向へ移動することを規制する。これにより、二組の案内機構10a,10bは、撮像素子1のチルト方向への自由度を拘束する。
The two sets of
このように、本発明の各実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100は、二組の案内機構10a,10bを備えることにより、高剛性化を図ることができ、外乱に対する耐性を高くすることができる。さらに、二組の駆動部3a,3bが撮像素子1の撮像面101に平行に配置されるから、撮像素子1の駆動機構100の構造の簡素化や薄型化(光軸2の方向の寸法の小型化)を図ることができる。
As described above, the image
次に、本発明の第一実施形態について説明する。図2は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの構成を、模式的に示した平面図である。本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの二組の案内機構10a,10bは、平行リンク機構により形成される。本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの基本的な原理は、図1に示すとおりである。
Next, a first embodiment of the present invention will be described. FIG. 2 is a plan view schematically showing the configuration of the image
図2に示すように、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aに適用される第一の平面三節リンク機構60は、四組の回転対偶4a,4b,6a,6bと、三組のリンク5a,5b,5cとを備える。三組のリンク5a,5b,5cは、一組の被動リンク5cと、二組の駆動リンク5a,5bからなる。被動リンク5cには、光軸2に直角な方向に沿って離間した位置に、二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの一端が、回転対偶6a,6bを介して回転可能に連結される。二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの他端は、二組の駆動部3a,3bのそれぞれに、回転対偶4a,4bを介して回転可能に連結する。第一の平面三節リンク機構60は、理想的には、可動平面(図1においてはX−Z平面)以外の空間(すなわち、Y軸方向の空間)には、自由度を有さない。
As shown in FIG. 2, the first planar three-
さらに、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aは、二組の案内機構10a,10bとして、二組の案内リンク8a,8bと、四組の回転対偶7a,7b,9a,9bとを備える。二組の案内リンク8a,8bを、それぞれ、「第一の案内リンク8a」、「第二の案内リンク8b」と称する。二組の案内リンク8a,8bのそれぞれの一端は、回転対偶7a,7bを介して、被動リンク5cに回転可能に連結する。また、二組の案内リンク8a,8bのそれぞれの他端は、回転対偶9a,9bを介して、二組の駆動部3a,3bのそれぞれに回転可能に連結する。そして、第一の案内リンク8aと、第一の駆動リンク5aとは、平行に設けられる。同様に、第二の案内リンク8bと、第二の駆動リンク5bとは、平行に設けられる。第一の案内リンク8aの他端と、第一の駆動リンク5aの他端とは、第一の駆動部3aに連結される。同様に、第二の案内リンク8bの他端と、第二の駆動リンク5bの他端とは、第二の駆動部3bに連結される。そして、第一の案内リンク8aと、第一の駆動リンク5aと、第一の駆動部3aと、被動リンク5cとが、平行リンク機構を形成する。同様に、第二の案内リンク8bと、第二の駆動リンク5bと、第二の駆動部3bと、被動リンク5cとが、平行リンク機構を形成する。
Furthermore, the image
平行リンク機構の互いに対向するリンクどうしは平行に維持される。したがって、二組の駆動部3a,3bの駆動軸13と、被動リンク5cとは、平行に維持される。このため、被動リンク5cに設けられる撮像素子1は、光軸2に直角な状態に維持される。このように、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aによれば、撮像素子1の撮像面101がチルト方向に変位することを防止できる。したがって、撮像素子の駆動機構100aの高剛性化を図ることができる。
The mutually opposing links of the parallel link mechanism are maintained in parallel. Therefore, the
図3は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの具体的な構成を示した平面図である。図4は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの具体的な構成を示した斜視図である。図5は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aから撮像素子1および第一の平面三節リンク機構60を除いて示した斜視図である。図6は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aの具体的な構成を示した平面図である。
FIG. 3 is a plan view showing a specific configuration of the image
図3と図4のそれぞれに示すように、第一の駆動リンク5aは、二組のリンク部材51a,52aにより構成される。同様に、第二の駆動リンク5bも、二組のリンク部材51b,52bにより構成される。そして、第一の駆動リンク5aを構成する二組のリンク部材51a,52aは、Y軸方向に離間して設けられる。同様に、第二の駆動リンク5bを構成する二組のリンク部材51b,52bも、Y軸方向に離間して設けられる。特に、二組の駆動リンク5a,5bを構成する二組のリンク部材51a,52a,51b,52bは、撮像素子1のY軸方向の両端部に設けられる構成であることが好ましい。二組の駆動リンク5a,5bがこのような構成を有すると、第一の平面三節リンク機構60が、可動平面(X−Z平面)以外の空間(Y軸方向の空間)の自由度を持つことを防止できる。したがって、撮像素子1が光軸2の方向以外の方向へ移動することを防止できる。なお、二組の駆動リンク5a,5bを構成するリンク部材の数は限定されない。要は、二組の駆動リンク5a,5bは、複数のリンク部材がY軸方向に離間して設けられる構成であればよい。
As shown in FIG. 3 and FIG. 4, the
図5と図6のそれぞれに示すように、二組の駆動部3a,3bにはボイスコイルモータ(VCM)が適用される。ボイスコイルモータは、コイル部材31と、上部ヨーク32と、下部ヨーク33と、ガイド板バネ34と、磁石35と、駆動部材36とを有する。駆動部材36は、ガイド板バネ34によってベース部材37に連結される。また、磁石35がベース部材37に設けられる。そして、駆動部材36には、磁石35に近接する位置に、コイル部材31が組み付けられる。下部ヨーク33は、磁石35とベース部材37との間に設けられるとともに、上部ヨーク32は、コイル部材31と磁石35と下部ヨーク33とを覆うように設けられる。ガイド板バネ34は、駆動部材36の駆動方向を規定する。すなわち、駆動部材36は、ガイド板バネ34が曲げ弾性変形することによって、Y軸方向に移動できるが、他の方向には移動できない。ガイド板バネ34の曲げ弾性変形の方向は、撮像素子1の撮像面101と平行に設定される。このため、駆動部材36は、撮像素子1の撮像面101に平行に移動する。ベース部材37は、撮像装置の本体(不図示)に取り付けられる。
As shown in FIGS. 5 and 6, a voice coil motor (VCM) is applied to the two sets of
なお、第一実施形態においては、二組の駆動部3a,3bとしてボイスコイルモータが適用される構成を示したが、適用可能な駆動部3a,3bは、ボイスコイルモータに限定されるものではない。要は、二組の駆動リンク5a(リンク部材51a,52a),5b(リンク部材51b,52b)のそれぞれの他端を往復動させることができる構成であればよい。たとえば、二組の駆動部3a,3bには、ボイスコイルモータのほかに、電磁石や、圧電アクチュエータや、超音波モータなどといった、各種リニアアクチュエータが適用可能である。
In the first embodiment, the configuration in which the voice coil motor is applied as the two sets of
図7は、本発明の第一実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100aに適用される第二の案内機構10bとしての案内リンク8bおよび回転対偶7b,9bの構成を示した斜視図である。図7に示すように、案内リンク8bおよび回転対偶7b,9bは、帯板状の部材により一体に形成される。案内リンク8bを構成するリンク部材は、帯板状の部材の幅方向の両側が曲げ起こされることによって、剛性が高められている。回転対偶7b,9bは、幅方向の両側に曲げ起こされた部分を有さない部分であり、弾性変形できる部分である。すなわち、回転対偶7b,9bは、弾性ヒンジにより構成される。なお、他のリンク部材および回転対偶も、図7に示す構成が適用される。
FIG. 7 is a perspective view showing the configuration of the
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図8は、本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bの構成を、模式的に示した平面図である。本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bの二組の案内機構10a,10bは、板バネ11a,11bを有する。本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bの基本原理は、図1に示す構成と同じである。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. FIG. 8 is a plan view schematically showing the configuration of the
図8に示すように、本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bは、撮像素子1と、第一の平面三節リンク機構60と、二組の案内機構10a,10bと、二組の駆動部3a,3bとを備える。
As shown in FIG. 8, an image
第一の平面三節リンク機構60は、四組の回転対偶4a,4b,6a,6bと、三組のリンク5a,5b,5cとを有する。三組のリンク5a,5b,5cは、一組の被動リンク5cと、二組の駆動リンク5a,5bからなる。被動リンク5cには、光軸2に直角な方向に沿って互いに離間した位置に、回転対偶6a,6bを介して、二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの一端が回転可能に連結される。二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの他端は、回転対偶4a,4bを介して、二組の駆動部3a,3bのそれぞれに回転可能に連結される。第一の平面三節リンク機構60は、理想的には、可動平面(図1においてはX−Z平面)以外の空間(すなわち、Y軸方向の空間)には、自由度を有さない。
The first planar three-
二組の案内機構10a,10bは、それぞれ板バネ11a,11bと板バネ固定部12a,12bとを有する。板バネ11a,11bの一端は、被動リンク5cに固定される。また、板バネ11a,11bの他端は、板バネ固定部12a,12bを介して、外部(たとえば、撮像素子の駆動機構のフレームなど)に固定される。そして、板バネ11a,11bは、光軸2に関して線対称に配設される。また、板バネ11a,11bは、光軸2の方向に沿って曲げ弾性変形可能に配設される。たとえば、板バネ11a,11bは、それらの長手方向が光軸2に対して略直角となるように配置される。このため、被動リンク5cは、軸線方向に沿って往復動できるが、他の方向への移動は拘束される。このように、本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bは、二組の案内機構10a,10bの板バネ11a,11bおよび板バネ固定部12a,12bによって、高剛性化が図られ、撮像素子1の高精度な駆動を実行できる。
The two sets of
図9は、本発明の第二実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100bの斜視図である。図9に示すように、第一の駆動リンク5aは、二組のリンク部材51a,52aにより構成され、第二の駆動リンク5bも、二組のリンク部材51b,52bにより構成される。そして、第一の駆動リンク5aの二組のリンク部材51a,52aと、第二の駆動リンク5bの二組のリンク部材51b,52bは、Y軸方向(光軸2の方向および駆動軸13の方向に直角な方向)に離間して設けられる。このような構成によれば、第一の平面三節リンク機構60の可動平面(X−Z平面)以外の空間(Y軸方向の空間)への自由度が拘束される。なお、駆動部3a,3bの構成と、各リンクおよび各回転対偶の具体的な構成は、本発明の第一実施形態と同じ構成が適用できる。すなわち、本発明の第二実施形態においても、各回転対偶は弾性ヒンジによって構成される。このように、二組の駆動リンク5a,5bは、それぞれ、複数のリンク部材51a,51bにより構成される。なお、二組の駆動リンク5a,5bを構成するリンク部材の数は限定されない。要は、二組の駆動リンク5a,5bは、複数のリンク部材がY軸方向に離間して設けられる構成であればよい。
FIG. 9 is a perspective view of the
次に、本発明の第三実施形態について説明する。本発明の第三実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100cは、撮像素子1の駆動時に生じる反動を打ち消すことができる構成を有しており、ユーザの持ち手に振動などが伝達しないようにできる。図10は、本発明の第三実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100cの構成の概念図である。図10に示すように、本発明の第三実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100cは、撮像素子1と、カウンターマス14と、二組の平面三節リンク機構60,70と、二組の駆動部3a,3bと、四組の案内機構10a,10b,10c,10dとを備える。二組の平面三節リンク機構60,70を、それぞれ、「第一の平面三節リンク機構60」「第二の平面三節リンク機構70」と称する。
Next, a third embodiment of the present invention will be described. The image
第一の平面三節リンク機構60は、二組の駆動リンク5a,5b(第一の駆動リンク5aと第二の駆動リンク5b)と、一組の被動リンク5cと、四組の回転対偶4a,4b,6a,6bとを有する。第二の平面三節リンク機構70は、二組の駆動リンク5d,5e(第三の駆動リンク5dと第四の駆動リンク5e)と、一組の被動リンク5fと、四組の回転対偶4c,4d,6c,6dとを有する。第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cには、撮像素子1が設けられる。第二の平面三節リンク機構70の被動リンク5fには、カウンターマス14が設けられる。撮像素子1とカウンターマス14とは、同じ質量を有する。第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cには、X軸方向に互いに離間した位置に、回転対偶6a,6bを介して、二組の駆動リンク5a,5bのそれぞれの一端が、回転可能に連結される。同様に、第二の平面三節リンク機構70の被動リンク5fには、X軸方向に互いに離間した位置に、回転対偶6c,6dを介して、二組の駆動リンク5d,5eのそれぞれの一端が回転可能に連結される。第一の駆動部3aには、第一の駆動リンク5aの他端と、第三の駆動リンク5dの他端とが、それぞれ回転対偶4a,4cを介して回転可能に連結される。第二の駆動部3bには、第二の駆動リンク5bの他端と、第四の駆動リンク5eの他端とが、それぞれ回転対偶4b,4dを介して回転可能に連結される。そして、二組の平面三節リンク機構60,70は、同じ構成を有しており、二組の駆動部3a,3bの共通の駆動軸13に関して線対称に配設される(実際には、X−Y平面に関して面対称に配設される)。
The first planar three-
これらの二組の平面三節リンク機構60,70は、理想的には、可動平面(図10においてはX−Z平面)以外の空間(Y軸方向の空間)には自由度を有さない。
Ideally, these two sets of planar three-
二組の駆動部3a,3bが駆動軸13に沿って移動すると、第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cと第二の平面三節リンク機構70の被動リンク5fとが、光軸2の方向に沿って互いに反対向きに移動する。図10の矢印fは、被動リンク5c(撮像素子1)の移動方向を示し、矢印gは、被動リンク5f(カウンターマス14)の移動方向を示す。二組の平面三節リンク機構60,70は同じ構成を有するから、撮像素子1とカウンターマス14は同期して駆動される。このため、撮像素子1が駆動されることによって生じる光軸2の方向の反動は、カウンターマス14が駆動されることによって打ち消される。このように、撮像装置のオートフォーカス動作において撮像素子1が駆動された場合であっても、撮像素子1の駆動に起因する振動などの発生を防止できる。したがって、ユーザに不快感や違和感を引き起こすことを防止できる。
When the two sets of
なお、図10に示す本発明の第三実施形態における二組の平面三節リンク機構60,70および四組の案内機構10a,10b,10c,10dは、図1に示す第一の平面三節リンク機構60と共通の構成を有する。ただし、二組の平面三節リンク機構60,70の具体的な構成は図4に示す構成に限定されない。たとえば、第二実施形態(図9参照)と同じ構成を有していてもよい。要は、撮像素子1とカウンターマス14とを、互いに反対向きに同期して移動させることができる構成であればよい。
Note that the two sets of planar three-
また、第一の平面三節リンク機構60の二組の案内機構10a,10bと、第二の平面三節リンク機構70の二組の案内機構10c,10dの剛性を異ならせるとともに、撮像素子1とカウンターマス14の質量を異ならせる構成であってもよい。そして、このような構成においては、カウンターマス14の質量を、第二の平面三節リンク機構70の二組の案内機構10c,10dの剛性の変更量に反比例させる構成であることが好ましい。たとえば、第二の平面三節リンク機構70の二組の案内機構10c,10dの板バネのバネ定数を、第一の平面三節リンク機構60の二組の案内機構10a,10bの板バネのバネ定数よりも大きくする。そして、カウンターマス14の質量を、撮像素子1の質量に対して、バネ定数の変更量に反比例するように小さくする。このような構成によれば、カウンターマス14の質量を小さくしても、撮像素子1の駆動に起因する反動を打ち消すことができる。したがって、撮像素子の駆動機構の重量化や大型化を防止または抑制できる。
The two sets of
次に、本発明の第四の実施形態について、図11を参照して説明する。図11は、本発明の第四の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100dの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である(案内機構は図略)。本発明の第四の実施形態は、部品点数の削減と製造コストの削減を図ることができる形態である。なお、第一の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
第一の平面三節リンク機構60は、被動リンク5cと、四組の回転対偶4a,4b,6a,6bと、二組の駆動リンク5a,5bとを有する。説明の便宜上、四組の回転対偶のそれぞれを、第一の回転対偶4a、第二の回転対偶4b、第三の回転対偶6a、第四の回転対偶6bと称する。また、二組の駆動リンクのうちの一方を第一の駆動リンク5aと称し、他方を第二の駆動リンク5bと称する。被動リンク5cの一端と第一の駆動リンク5aとは、弾性ヒンジである第三の回転対偶6aによって連結される。第一の駆動リンク5aと第一の駆動部3aとは、弾性ヒンジである第一の回転対偶4aによって連結される。被動リンク5cの他端と第二の駆動リンク5bとは、弾性ヒンジである第四の回転対偶6bによって連結される。第二の駆動リンク5bと第二の駆動部3bとは、弾性ヒンジである第二の回転対偶4bによって連結される。
第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cの前記一端側の部分と、第三の回転対偶6aと、一方の駆動リンクとしての第一の駆動リンク5aと、第一の回転対偶4aとは、第一の板バネ79aによって一体に形成される。同様に、第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cの前記他端側の部分と、第四の回転対偶6bと、他方の駆動リンクとしての第二の駆動リンク5bと、第二の回転対偶4bとは、第二の板バネ79bによって一体に形成される。
さらに、第四の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100dは、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とを有する。撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72は、たとえば略板状の部材が適用される。撮像素子1は、撮像素子支持部材71に設けられる。そして、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とが第一の板バネ79aおよび第二の板バネ79bを挟持する。撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とは、ネジ73によって締結(結合)される。
このような構成によれば、部品点数の削減と、製造コストの削減を図ることができる。
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 11 is a diagram schematically showing the configuration around the first planar three-
The first planar three-
The portion of the one end side of the driven
Further, the image
According to such a configuration, it is possible to reduce the number of parts and the manufacturing cost.
次に、本発明の第五の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100eについて説明する。なお、第四の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図12は、本発明の第五の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100eおよび撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である(案内機構は図略)。
第五の実施形態は図13の状態を改善するための実施形態である。図13は、図12のXIII部の拡大図であり、本発明の第4の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100dにおいて、撮像素子支持部材71が変形している状態を模式的に示す図である。すなわち、前述の第四の実施形態においては、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とが、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bとを挟持する構成である。このような構成であると、図13に示すように、ネジ73による締結力では、撮像素子支持部材71や第一の板バネ79aや第二の板バネ79bは完全に固定されずに変形することがある。そうすると、撮像素子支持部材71や第一の板バネ79aや第二の板バネ79bにおいて、固定されていない部分(非固定部分)の寸法が増加し、撮像素子の駆動機構100eの剛性が低下するおそれがある。
第五の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100eは、第四の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100dについて、剛性を高めた構成を有する。図12に示すように、第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cの前記一端側の部分と、第三の回転対偶6aと、第一の駆動リンク5aと、第一の回転対偶4aとは、第一の板バネ79aによって一体に形成される。同様に、第一の平面三節リンク機構60の被動リンク5cの前記他端側の部分と、第四の回転対偶6bと、第二の駆動リンク5bと、第二の回転対偶4bとは、第二の板バネ79bによって一体に形成される。そして、第一の板バネ79aのうちの被動リンク5cとなる部分は、第三の回転対偶6aとなる部分よりも厚い。同様に、第二の板バネ79bのうちの被動リンク5cとなる部分は、第四の回転対偶6bとなる部分よりも厚い。そして、このような構成により、被動リンク5cとなる部分は、第三の回転対偶6aと第四の回転対偶6bとなる部分よりも剛性が高くなる(変形しにくくなる)。なお、被動リンク5cとなる部分と第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bとなる部分の厚さの比は、(第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bとなる部分の厚さ)/(被動リンク5cとなる部分の厚さ)=1/10程度であることが好ましい。このような構成によれば、被動リンク5cとなる部分の変形を防止しつつ、第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bが変形することができる。
また、第一の平面三節リンク機構60の第三の回転対偶6aと第四の回転対偶6bと被動リンク5cと、撮像素子支持部材71とが一体の部材で形成される構成であってもよい。このような構成であっても、前記同様の効果を得ることができる。
Next, an image
FIG. 12 is a diagram schematically showing the configuration around the image
The fifth embodiment is an embodiment for improving the state of FIG. FIG. 13 is an enlarged view of a portion XIII in FIG. 12, schematically showing a state in which the image
The image
Further, the third
次に、本発明の第六の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100fについて説明する。本発明の第六の実施形態は、第五の実施形態と同様に、図12に示す状態の発生を防止するための形態である。なお、第四の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図14は、本発明の第六の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100fの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である。図14に示すように、被動リンク支持部材72のX軸方向の軸方向の端部が、第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bとしての弾性ヒンジの一部に達している。そして、その状態で、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とがネジ73によって締結されている。すなわち、第三の回転対偶6aと第四の回転対偶6bのそれぞれの一部が、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とによって挟持されている。このような構成によれば、第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bのそれぞれの一部が拘束されるため、非固定部分の寸法の増加を防止することができる。したがって、撮像素子の駆動機構100fの剛性の低下を防止できる。
図15は、本発明の第六の実施形態の変形形態にかかる撮像素子の駆動機構100fの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である。図15に示すように、被動リンク支持部材72のX軸方向の軸方向の端部が、第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bとしての弾性ヒンジの一部に達している。そして、その状態で、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とがネジ73によって締結されている。さらに、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72のX軸方向端部であって、第三の回転対偶6aと第四の回転対偶6bのそれぞれに達している部分が、ネジ74によって締結されている。このような構成によれば、第三の回転対偶6aおよび第四の回転対偶6bとしての弾性ヒンジの一部が、撮像素子支持部材71と被動リンク支持部材72とネジ74とによって、強固に挟持される。したがって、第一の板バネ79aおよび第二の板バネ79bの非固定部分の寸法の増加を防止できるから、撮像素子の駆動機構100fの剛性の低下を防止できる。
Next, an image
FIG. 14 is a diagram schematically showing a configuration around the first planar three-
FIG. 15 is a diagram schematically illustrating the configuration of the periphery of the first planar three-
次に、本発明の第七の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100gについて説明する。本発明の第七の実施形態は、第五の実施形態と同様に、図12に示す状態の発生を防止するための形態である。なお、第四の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図16は、本発明の第七の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100gの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である。図17は、図16のXVII部の拡大図である。図16と図17に示すように、撮像素子支持部材71には、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bに接触する側の面であって、ネジ73が締結される位置(たとえば、ネジ73が貫通する穴が形成される位置)に、ザグリ溝75が形成される。ザグリ溝75は、被動リンク5cの可動平面(X−Z面)に対して直角方向(Y軸方向)に延伸する。このような構成であると、図17に示すように、撮像素子支持部材71は、ネジ73を締結する軸線方向の力によって、ザグリ溝75が形成される部分が、被動リンク5cに接近するように変形する。その結果、ザグリ溝75の開口の縁部76が、被動リンク5c(第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれ)に常に接触する。このため、被動リンク5cは、ザグリ溝75の開口の縁部76によって、被動リンク支持部材72に常に押さえつけられる。したがって、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれの非固定部分の寸法の増加を防止できるから、撮像素子の駆動機構100gの剛性の低下を防止できる。
Next, an image
FIG. 16 is a diagram schematically showing a configuration around the first planar three-
次に、本発明の第八の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100hについて説明する。本発明の第八の実施形態は、第七の実施形態の変形形態であり、図12に示す状態の発生を防止するための形態である。なお、第七の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図18は、本発明の第八の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100hの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である。図19は、図18のXIX部を拡大して示す図である。
図18と図19に示すように、撮像素子支持部材71には、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bに接触する側の面であって、ネジ73が締結される位置に、ザグリ溝75が形成される。ザグリ溝75は、被動リンク5cの可動平面(X−Z面)に対して直角方向(Y軸方向)に延伸する。さらに、ザグリ溝75よりもX軸方向の端部側には、エッジ部77が形成される。エッジ部77は、被動リンク5cとしての第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれの側に向かって先細り形状に突起し、先端が尖った山のように形成される部分である。このような構成によれば、図19に示すように、撮像素子支持部材71はネジ73を締結する軸線方向の力によって、ザグリ溝75が形成される部分が被動リンク5cに接近するように変形する。その結果、エッジ部77が、被動リンク5c(第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれ)に常に接触する。このため、被動リンク5cは、エッジ部77によって、被動リンク支持部材72に常に押さえつけられる。そうすると、撮像素子支持部材71は、エッジ部77が被動リンク5cとしての第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれに常に接触した状態で移動するように変形する。したがって、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれの非固定部分の寸法の増加を防止できるから、撮像素子の駆動機構100hの剛性の低下を防止できる。
Next, an image
FIG. 18 is a diagram schematically illustrating the configuration of the periphery of the first planar three-
As shown in FIGS. 18 and 19, the imaging
次に、本発明の第九の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100iについて説明する。本発明の第九の実施形態は、第七の実施形態の変形形態であり、図12に示す状態の発生を防止するための形態である。なお、第七の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付して示し、説明は省略する。
図20は、本発明の第九の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100iの第一の平面三節リンク機構60および撮像素子1の周辺の構成を模式的に示す図である。図21は、図20のXXI部を拡大して示す図である。
図20と図21に示すように、撮像素子支持部材71には、被動リンク支持部材72に接触する側の面であって、ネジ73が締結される位置に、被動リンク5cの可動平面(X−Z面)に対して直角方向(Y軸方向)に延伸するザグリ溝75が形成される。さらに、ザグリ溝75よりもX軸方向の端部側には、R部78が形成される。R部78は、被動リンク5cとしての第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれの側に向かって、所定の曲率半径を有する円弧状に膨出するように形成される部分である。このような構成によれば、図21に示すように、撮像素子支持部材71はネジ73を締結する軸線方向の力によって、ザグリ溝75が形成される部分が被動リンク5c(第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれ)に接近するように変形する。その結果、R部78が、被動リンク5c(第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれ)に常に接触する。このため、被動リンク5cは、R部78によって、被動リンク支持部材72に常に押さえつけられる。そうすると、撮像素子支持部材71は、エッジ部77が被動リンク5cとしての第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれに常に接触した状態で移動するように変形する。したがって、第一の板バネ79aと第二の板バネ79bのそれぞれの非固定部分の寸法の増加を防止できるから、撮像素子の駆動機構100iの剛性の低下を防止できる。
Next, an image
FIG. 20 is a diagram schematically showing the configuration of the periphery of the first planar three-
As shown in FIGS. 20 and 21, the imaging
なお、本発明の第四〜第九の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100d,100e,100f,100g,100h,100iは、第一〜第三の実施形態にかかる撮像素子の駆動機構100a,100b,100cに組み合わせることができる。
The image
以上、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明は、前記実施形態に何ら限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。 As mentioned above, although each embodiment of this invention was described in detail with reference to drawings, this invention is not limited to the said embodiment at all. The present invention can be variously modified without departing from the spirit of the present invention.
1:撮像素子、5c:被動リンク、5a,5b:駆動リンク、4a,4b,6a,6b:回転対偶、3a,3b:駆動部 1: imaging device, 5c: driven link, 5a, 5b: driving link, 4a, 4b, 6a, 6b: rotating pair, 3a, 3b: driving unit
Claims (13)
前記撮像素子が設けられる被動リンクと、回転対偶を介して前記撮像素子が設けられる前記被動リンクに回転可能に連結される二組の駆動リンクとを備える第一の平面三節リンク機構と、
二組の前記の駆動リンクのそれぞれに回転対偶を介して連結されており、二組の前記駆動リンクのそれぞれを前記撮像素子の前記撮像面に平行な方向に駆動できる二組の駆動部と、
前記撮像素子を前記撮像面に対して直角な方向に駆動されるように案内する案内機構と、
を備えることを特徴とする撮像素子の駆動機構。 An image sensor driving mechanism for driving an image sensor having an imaging surface in a direction perpendicular to the imaging surface,
A first planar three-joint link mechanism comprising: a driven link provided with the image sensor; and two sets of drive links rotatably connected to the driven link provided with the image sensor via a rotating pair;
Two sets of drive links that are connected to each of the two sets of drive links via a rotary pair, and that can drive each of the two sets of drive links in a direction parallel to the imaging surface of the imaging device;
A guide mechanism for guiding the image sensor to be driven in a direction perpendicular to the imaging surface;
A drive mechanism for an image sensor, comprising:
前記カウンターマスを前記撮像素子の撮像面に対して直角の方向に駆動されるように案内する他の案内機構と、
をさらに備え、
前記第二の平面三節リンク機構の二組の前記駆動リンクは、回転対偶を介して、二組の前記駆動部のそれぞれに回転可能に連結されるとともに、
前記第一の平面三節リンク機構と前記第二の平面三節リンク機構とは、線対称に配設されることを特徴とする請求項6に記載の撮像素子の駆動機構。 A second planar three-bar linkage mechanism comprising: a driven link provided with the counter mass; and two sets of drive links rotatably connected to the driven link provided with the counter mass via a rotating pair.
Another guide mechanism for guiding the counter mass so as to be driven in a direction perpendicular to the imaging surface of the imaging device;
Further comprising
Two sets of the drive links of the second planar three-bar linkage mechanism are rotatably connected to each of the two sets of the drive units via a rotation pair,
The image sensor driving mechanism according to claim 6, wherein the first planar three-joint link mechanism and the second planar three-joint link mechanism are arranged line-symmetrically.
前記被動リンクの他の一部と、前記二組の駆動リンクの他方と、前記被動リンクの他の一部と前記二組の駆動リンクの他方とを連結する回転対偶である弾性ヒンジとを構成する第二の板バネと、
前記被動リンクを支持する被動リンク支持部材と、
前記撮像素子が設けられる撮像素子支持部材と、
を有し、
前記第一の板バネと前記第二の板バネの前記被動リンクを構成する部分は、前記被動リンク支持部材と前記撮像素子支持部材とにより挟持され、前記被動リンク支持部材と前記撮像素子支持部材とはネジにより締結されることを特徴とする請求項2に記載の撮像素子の駆動機構。 A first part that constitutes a part of the driven link, one of the two sets of drive links, and an elastic hinge that is a rotational pair that couples the part of the driven links and one of the two sets of drive links. Leaf springs,
The other part of the driven link, the other of the two sets of drive links, and the elastic hinge that is a rotating pair that connects the other part of the driven links and the other of the two sets of drive links. A second leaf spring to
A driven link support member for supporting the driven link;
An image sensor support member provided with the image sensor;
Have
The portion of the first leaf spring and the second leaf spring that constitutes the driven link is sandwiched between the driven link support member and the imaging element support member, and the driven link support member and the imaging element support member The image sensor drive mechanism according to claim 2, wherein the image sensor is fastened by a screw.
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