JP2012176690A - Case of airbag apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、折り畳まれたエアバッグを内部に収納するエアバッグ装置のケース体に関する。 The present invention relates to a case body of an airbag device that houses a folded airbag therein.
従来、自動車などの車両のハンドルであるステアリングホイールなどに備えられるエアバッグ装置が用いられている。このエアバッグ装置は、袋状に形成されたエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、エアバッグを非展開状態で収納する収納装置とを備えている。この収納装置は、折り畳まれたエアバッグなどを収納するケース体と、このケース体に取り付けられてエアバッグを覆うカバー体とを有している。ケース体は、筒状の壁部により周囲が構成されており、カバー体には、ケース体への取り付けの際に壁部に外嵌されて連結される筒状の取付壁部が設けられている。 Conventionally, an airbag device provided in a steering wheel or the like that is a handle of a vehicle such as an automobile has been used. The airbag device includes an airbag formed in a bag shape, an inflator that supplies gas to the airbag, and a storage device that stores the airbag in a non-deployed state. The storage device includes a case body that stores a folded airbag and the like, and a cover body that is attached to the case body and covers the airbag. The case body is configured by a cylindrical wall portion, and the cover body is provided with a cylindrical attachment wall portion that is externally fitted to and connected to the wall portion when attached to the case body. Yes.
そして、このようなエアバッグ装置として、ケース体の壁部に設けた複数の切欠部のそれぞれに臨んでラッチ用のワイヤー部材を配置し、このワイヤー部材をステアリングホイール本体に突設したフック部に対して係合させることで、ステアリングホイール本体に対してワンタッチで取り付けできる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。 And as such an airbag device, a wire member for latch is arranged facing each of the plurality of notches provided in the wall portion of the case body, and the wire member is attached to the hook portion protruding from the steering wheel body. The structure which can be attached to a steering wheel main body by one-touch by making it engage with is known (for example, refer patent document 1).
折り畳まれたエアバッグは、インフレータから供給されたガスが充填されることによって瞬時に膨張する。その際、カバー体の一部がエアバッグの膨張圧力により開裂して展開するため、このカバー体の取付壁部には、カバー部の一部の開裂に伴い、外方へと開くように荷重が加わる。このため、この取付壁部と連結されたケース体の壁部にも、カバー体の展開に追従して外方へと開くように荷重が加わる。特に、ケース体の壁部の切欠部には、エアバッグの膨張に伴う変形の応力が集中する。したがって、このような荷重に耐え得る剛性を得るために、ケース体を厚肉化したり、ケース体に補強用のリブを設けたりすると、レイアウトスペースや質量が大きくなるという問題点を有している。 The folded airbag is instantly inflated by being filled with the gas supplied from the inflator. At that time, since a part of the cover body is cleaved and deployed due to the inflation pressure of the airbag, a load is applied to the cover wall of the cover body so that the cover wall is opened to the outside when the cover part is cleaved. Will be added. For this reason, a load is also applied to the wall portion of the case body connected to the mounting wall portion so as to open outward following the development of the cover body. In particular, the deformation stress accompanying the inflation of the airbag is concentrated in the notch in the wall of the case body. Accordingly, in order to obtain rigidity capable of withstanding such a load, when the case body is thickened or a reinforcing rib is provided on the case body, there is a problem that layout space and mass increase. .
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小型化及び軽量化が可能で、エアバッグの膨張時の壁部の変形に起因する壁部の一部への応力の集中を緩和できるエアバッグ装置のケース体を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and can be reduced in size and weight, and can relieve stress concentration on a part of the wall portion due to deformation of the wall portion when the airbag is inflated. An object is to provide a case body of an airbag device.
請求項1記載のエアバッグ装置のケース体は、折り畳まれた袋状のエアバッグを内部に収納するエアバッグ装置のケース体であって、底部、この底部の周囲に立設された壁部、この壁部を前記底部側から先端部まで切り欠いて設けられた切欠部、及びこの切欠部の両側縁に外方に向けて突設された受け部を備えたケース体本体と、このケース体本体と別体で、このケース体本体に取り付けられ、前記切欠部の両側縁の前記受け部を対向して受けることにより前記切欠部の両側外方への前記壁部の変形量を制御する制御部材とを具備したものである。 The case body of the airbag device according to claim 1 is a case body of an airbag device that accommodates a folded bag-shaped airbag therein, and a bottom portion, a wall portion erected around the bottom portion, A case body having a notch provided by notching the wall from the bottom side to the tip, and a receiving part projecting outward on both side edges of the notch, and the case A control that is attached to the case body separately from the main body and controls the deformation amount of the wall portion outwardly on both sides of the notch portion by facing the receiving portions on both side edges of the notch portion. And a member.
請求項2記載のエアバッグ装置のケース体は、請求項1記載のエアバッグ装置のケース体において、制御部材は、少なくとも一部がケース体本体の切欠部の両側縁の受け部にそれぞれ間隙を介して対向する対向部と、これら対向部を連結する連結部とを備えているものである。
The case body of the airbag device according to
請求項3記載のエアバッグ装置のケース体は、請求項2記載のエアバッグ装置のケース体において、各対向部は、ケース体本体の底部から遠いほど切欠部の両側縁の受け部との間隙が大きい傾斜部をそれぞれ有しているものである。
The case body of the airbag device according to claim 3 is the case body of the airbag device according to
請求項1記載のエアバッグ装置のケース体によれば、ケース体本体の壁部に底部側から先端部まで切り欠いて設けた切欠部により壁部を切欠部の両側外方へと変形しやすくしつつ、切欠部の両側縁から外方へと突設した受け部をケース体本体と別体の制御部材によって対向して受けることで壁部の変形量を制御することにより、エアバッグの膨張時の壁部の変形に起因する応力が壁部の一部に集中することを制御部材によって確実に緩和できるとともに、エアバッグの膨張に追従して変形させるようにケース体本体を薄肉化することが可能になり、小型化及び軽量化が可能になる。 According to the case body of the airbag device according to claim 1, the wall portion is easily deformed outward on both sides of the notch portion by the notch portion provided by notching the wall portion of the case body body from the bottom side to the tip end portion. However, the airbag is inflated by controlling the amount of deformation of the wall part by receiving the receiving part projecting outward from both side edges of the notch part by the control member separately from the case body main body. The thickness of the case body can be reduced so that the stress caused by the deformation of the wall at the time can be relieved by the control member and the deformation of the case body follows the expansion of the airbag. It becomes possible to reduce the size and weight.
請求項2記載のエアバッグ装置のケース体によれば、請求項1記載のエアバッグ装置のケース体の効果に加え、制御部材の対向部の少なくとも一部をケース体本体の切欠部の両側縁の受け部にそれぞれ間隙を介して対向させることで、各対向部と切欠部の両側縁の受け部との間隙の大きさに応じて切欠部の両側外方への壁部の変形量を容易に制御できるとともに、これら対向部を連結部により連結することで、エアバッグの膨張による切欠部の一側での壁部の変形によって一方の対向部に加わる荷重を、切欠部の他側での壁部の変形によって他方の対向部に加わる荷重により支持できるので、エアバッグの膨張時の壁部の変形に起因するこの壁部の一部への応力の集中をより確実に緩和できる。
According to the case body of the airbag device according to
請求項3記載のエアバッグ装置のケース体によれば、請求項2記載のエアバッグ装置のケース体の効果に加え、壁部の切欠部の両側縁の受け部は、底部から離れるほどエアバッグの膨張時の外方への変形量が大きくなるため、各対向部に、ケース体本体の底部から遠いほど切欠部の両側縁の受け部との間隙が大きい傾斜部を設けることで、エアバッグの膨張時の壁部の変形に起因するこの壁部の一部への応力の集中をより確実に緩和できるとともに、傾斜部の角度によりケース体本体の壁部の変形量を容易に制御できる。
According to the case body of the airbag device according to claim 3, in addition to the effect of the case body of the airbag device according to
以下、本発明のエアバッグ装置のケース体の一実施の形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, an embodiment of a case body of an airbag device of the present invention will be described with reference to the drawings.
図4及び図5において、10はエアバッグ装置であり、このエアバッグ装置10は、自動車などの車両の運転席の乗員の前方に配置されたハンドルとしてのステアリングホイール11の乗員側に装着されている。
4 and 5,
ステアリングホイール11は、例えば円環状のグリップ部としてのリム部12と、このリム部12の内側に位置し図示しない操縦装置としてのステアリングシャフトに接続されるボス部13と、これらリム部12とボス部13とを連結する複数のスポーク部14とを備えている。なお、このステアリングホイール11は、通常傾斜した状態で備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、エアバッグ装置10側を乗員側、正面側あるいは後側、ステアリングシャフト側を車体側、背面側あるいは前側とし、このステアリングシャフトに沿った前後方向を軸方向とし、その他、このステアリングホイール11が備えられる車体の直進方向を基準として、前後方向及び上下方向などの方向を説明する。
The
そして、エアバッグ装置10は、カバー体としてのエアバッグカバー21、ケース体としてのベースプレートであるバックプレート22と、このバックプレート22に取り付けられたインフレータ23、図示しないエアバッグ、リテーナ25、及び、バックプレート22に組み付けられエアバッグ装置10をステアリングホイール11側に取り付けるための図示しない取付機構などを備えている。そして、エアバッグカバー21とバックプレート22とにより、エアバッグの一部、あるいは全体を収納する収納装置27が構成されている。
The
エアバッグカバー21は、合成樹脂などの部材にて一体に形成され、ステアリングホイール11のボス部13からスポーク部14に亘る部分の正面側を覆うカバー本体としての表板部31と、この表板部31の背面側から角筒状に下方へと突設された取付壁部としての取付板部32とを備えている。
The
表板部31の背面側には、図3に示すように、取付板部32に囲まれた位置に、厚さ寸法の小さい溝状のテアライン33が形成されており、エアバッグの膨張時にこのテアライン33に沿って開裂して展開するように構成されている。
As shown in FIG. 3, a groove-
また、取付板部32は、例えば多角形筒状に形成されている。さらに、この取付板部32には、バックプレート22と係合するための複数の開口部34及び複数の係止突起がそれぞれ設けられている。
The
各開口部34は、取付板部32を貫通して形成された四角形状の貫通孔である。
Each
また、各係止突起は、取付板部32の先端側から内方へと爪状に突出して形成されている。
Each locking projection is formed to project in a claw shape from the front end side of the
また、バックプレート22は、ホーン機構のホーンプレートを兼ねたもので、例えば合成樹脂にて一体に射出成形されている。そして、このバックプレート22は、図1及び図3に示すように、ケース体本体としてのベースプレート本体であるバックプレート本体38と、このバックプレート本体38とは別体の制御部材としての挟持体である駒部39とを備えている。
The
バックプレート本体38は、底部としての基板部41と、この基板部41の周縁部の全体に亘って上側(正面側)に突設(立設)された筒状の壁部としての立壁部42とを有しており、上側に開口43を有する箱状となっている。
The back plate
基板部41は、例えば多角形状をなし、中央部に円孔状のインフレータ取付孔44が設けられているとともに、このインフレータ取付孔44を囲んで例えば4カ所の取付孔45が設けられている。また、この基板部41の背面側には、インフレータ取付孔44及び取付孔45の周囲に亘って、図示しない接点用の金属板がインサート成形などにより一体的に配置されている。この金属板には、複数箇所にホーンスイッチの可動接点が固着されている。さらに、この基板部41には、表面側(正面側)に複数の溝部46が設けられている。これら溝部46は、エアバッグ膨張時の圧力によりバックプレート22を変形しやすくするものである。
The
また、立壁部42は、基板部41に対応する多角形筒状となっている。さらに、この立壁部42の外部には、エアバッグカバー21(図3)を係合保持するための複数の係合部としてのフック部47及び複数の係合受け部48がそれぞれ設けられている。そして、この立壁部42には、切欠部49が設けられている。
Further, the standing
フック部47は、立壁部42の外面に突設されてL字状となっており、立壁部42の周囲に離間されて複数配置されている。そして、これらフック部47は、エアバッグカバー21の各開口部34に係合されることで、エアバッグ膨張時の取付板部32の外方への広がりを受ける係合構造を構成する。
The
また、係合受け部48は、本実施の形態では立壁部42のフック部47よりも基端側の位置に、基板部41に亘って凹設されている。そして、これら係合受け部48は、エアバッグカバー21の各係止突起が係合されることで、エアバッグ展開時にエアバッグカバー21をバックプレート22に確実に保持し、エアバッグの展開力を保持する固定構造を構成する。
Further, in the present embodiment, the
また、切欠部49は、取付機構の一部をなし、例えばバックプレート22の後部でかつ左右幅方向の中央部に位置しており、立壁部42の基板部41側から先端部に亘って直線状に連続しており、開口43に連通している。すなわち、この切欠部49は、立壁部42を上下方向全体に切り欠いて設けられている。このため、立壁部42は、切欠部49の位置で左右に離間されている。さらに、この切欠部49の両側縁には、立壁部42に対してバックプレート22の内方(内面側)であって、切欠部49に対して外方、換言すれば互いに離反する両側方向(反接近方向)に向けて、受け部としての切欠部側対向部である突出壁部51,51が突設されている。
Further, the
これら突出壁部51,51は、立壁部42に対して略垂直に前方に向けてそれぞれ突設された対向壁部51a,51aと、これら対向壁部51a,51aの先端部に連続する屈曲部51b,51bとを一体に有しており、平面視でL字状(逆L字状)に屈曲している。対向壁部51a,51aは、基板部41から立壁部42の先端部まで、すなわち切欠部49の両側縁全体に亘ってそれぞれ連続している。また、屈曲部51b,51bは、互いに離間される方向、すなわち切欠部49の外方、換言すれば切欠部49内の空間に突出する方向に対して反対方向へと折り返されている。すなわち、切欠部49の一側縁に位置する屈曲部51bは一側方向に向けて突出し、切欠部49の他側縁に位置する屈曲部51bは他側方向に向けて突出している。
The protruding wall portions 51 and 51 are opposed
一方、駒部39は、切欠部49の両側縁間を連結するためのもので、立壁部42の内方で、かつ、切欠部49に対応する位置でバックプレート本体38に取り付けられている。この駒部39は、例えば合成樹脂などにより一体に成形されており、図2に示すように、一対の対向部53,53と、これら対向部53,53を連結する連結部54とを備え、平面視で略C字状をなしている。そして、この駒部39は、例えばバックプレート本体38に対して、対向部53,53を突出壁部51,51の屈曲部51b,51bと立壁部42との間に挿入するように開口43側からスライドさせることで取り付けられる。
On the other hand, the
対向部53,53は、図1に示すように、駒部39をバックプレート本体38に取り付けた状態で、このバックプレート本体38の突出壁部51,51に対向して位置しており、図2に示すように、互いに対向する端面である支持面53a,53aには、傾斜部53b,53bと直線部53c,53cとが上下に備えられている。
As shown in FIG. 1, the facing
傾斜部53b,53bは、上側ほど互いに離間されるように、すなわち上側へと拡開状に傾斜している。また、これら傾斜部53b,53bは、図1及び図3(a)に示すように、駒部39をバックプレート本体38に取り付けた状態で、このバックプレート本体38の突出壁部51,51の対向壁部51a,51aに対して間隙Gを介して離間されて対向している。したがって、この間隙Gは、バックプレート本体38の基板部41から遠いほど大きく設定されている。
The
また、直線部53c,53cは、駒部39をバックプレート本体38に取り付けた状態で、バックプレート本体38の突出壁部51,51を左右両側から挟持している。すなわち、これら直線部53c,53cは、突出壁部51,51の対向壁部51a,51aの外側に対して隙間なく、あるいはほぼ隙間なく位置している。
Further, the
また、連結部54は、対向部53,53の反支持面53a,53a側にこれら対向部53,53に対してほぼ直交する方向に突設された連結壁部54a,54aと、これら連結壁部54a,54a間に連続する平板状の連結部本体54bとを一体に備えている。そして、駒部39をバックプレート本体38に取り付けた状態で、連結壁部54a,54aは突出壁部51の屈曲部51b,51bの先端部に離間されて対向しており、連結部本体54bは切欠部49の前方両側に亘って位置している。
The connecting
また、図4に示すインフレータ23は、バックプレート22のインフレータ取付孔44に挿入嵌合される円盤状のインフレータ本体部23aと、このインフレータ本体部23aから外周側に突設されバックプレート22の基板部41に固定されるフランジ部23bとを備えている。また、インフレータ本体部23aの周囲には、図示しないガス噴射口が設けられ、フランジ部23bには、図示しない取付孔が4カ所に設けられている。また、インフレータ本体部23aの底部には、制御装置に接続される図示しないコネクタが設けられている。
An inflator 23 shown in FIG. 4 includes a disc-shaped inflator
また、エアバッグは、例えば、2枚の基布の外周部同士を縫い合わせて扁平な袋状に形成されているとともに、一方の基布の中央部に、バックプレート22と同様に、円孔状のインフレータ取付孔と、このインフレータ取付孔を囲んで設けられた4カ所の取付孔とが設けられている。
In addition, the airbag is formed in a flat bag shape by stitching the outer peripheral portions of two base fabrics, for example, and in the center portion of one base fabric, as in the case of the
また、リテーナ25は、金属板などにて形成されたリテーナ基部25aと、このリテーナ基部25aに固定された図示しない4本の取付ボルトとを備えている。そして、リテーナ基部25aは、中央部に、円孔状のインフレータ取付孔25bが設けられている。また、取付ボルトは、インフレータ取付孔25bを囲んで背面側に突設され、それぞれ図示しないナットが螺合されるようになっている。
The
また、取付機構は、エアバッグ装置10をステアリングホイールに進退可能にそれぞれ取り付けるものである。そして、これら取付機構は、それぞれ、バックプレート22の一部を覆って絶縁性を有する樹脂にて一体的に形成されており、図1に示すように、ワンタッチワイヤーとも呼ばれるワイヤー56と、図示しないコイルスプリングとがそれぞれ取り付けられている。
The attachment mechanism attaches the
ワイヤー56は、ワンタッチワイヤーとも呼び得るもので、エアバッグ装置10をステアリングホイール11の芯金11aに着脱可能に固定するものであり、弾性変形可能な線材にてU字状に湾曲形成されている。また、このワイヤー56は、押動操作可能に案内されており、両端の中間部が立壁部42の両側部の基板部41側に切り欠き形成された切欠開口部58及び切欠部49からそれぞれ露出している。これら切欠開口部58及び切欠部49には、図4に示すように、ステアリングホイール11の芯金11aに突設された係合突出部11bが挿入され、これら係合突出部11bがワイヤー56に対して係合される。したがって、エアバッグ装置10は、ステアリングホイール11の芯金11aに対して3点(3箇所)で支持される。
The
また、コイルスプリングは、エアバッグ装置10をステアリングホイールに対して正面側に付勢するためのものであり、基板部41の背面側に突設された図示しない付勢手段装着部に保持されている。
The coil spring is for urging the
そして、このエアバッグ装置10は、バックプレート本体38に対して駒部39(図1)、ワイヤー56及びコイルスプリングなどを装着したバックプレート22に、インフレータ23、エアバッグ、エアバッグカバー21、リテーナ25などを取り付けて構成される。
The
また、エアバッグの内側にリテーナ25を挿入し、このリテーナ25の取付ボルトを取付孔から引き出した状態で、エアバッグを所定の形状に折り畳む。さらに、折り畳んだエアバッグに被せたエアバッグカバー21に対して、バックプレート22を挿入する。すなわち、バックプレート22の立壁部42をエアバッグカバー21の取付板部32の内側へと差し込む。
Further, the
このとき、エアバッグカバー21の係止突起がバックプレート22の立壁部42の外面を摺接することにより、係止突起の取付板部32からの突出寸法分、取付板部32が外方へと撓んで押し広げられる。この状態でさらにバックプレート22をエアバッグカバー21側へと押し込むことで、取付板部32の内面を外面が摺動したフック部47の先端がそれぞれ開口部34に挿入されてエアバッグカバー21の取付板部32が内方へと復帰変形し、係止突起が係合受け部48に挿入係合される。すなわち、バックプレート22をエアバッグカバー21に対して挿入して押し込むだけで、これらエアバッグカバー21とバックプレート22とがワンタッチで直接取り付け固定される。
At this time, the locking projection of the
この後、リテーナ25の取付ボルトを取付孔45に挿入しながら、これらエアバッグ、リテーナ25、及びエアバッグカバー21をバックプレート22に組み合わせる。
Thereafter, the airbag, the
さらに、バックプレート22の背面側に突出した取付ボルトに取付孔を挿入しながら、バックプレート22の背面側からインフレータ23を組み合わせ、取付ボルトにナットを螺合して締め付ける。この状態で、インフレータ23のガス噴射口を設けたインフレータ本体部23aの正面側の部分がインフレータ取付孔44からエアバッグの内側に挿入され、エアバッグ装置10が構成される。
Further, the
そして、エアバッグ装置10は、ステアリングホイール11に正面側から押し込むと、取付機構の各ワイヤー56にステアリングホイール11側の係合突出部11bが係合し、複数箇所でエアバッグ装置10がステアリングホイール11に係合して抜け止め支持されるように、ワンタッチで取り付けられる。
When the
さらに、各種電気的な配線を行うことにより、エアバッグ装置10を備えたステアリングホイール11がステアリングシャフトに取り付けられた状態で構成される。
Furthermore, the
そして、このように構成されたステアリングホイール11は、運転席の乗員がリム部12を把持して回動することにより、走行時の操作が行われる。また、乗員が押動部を兼ねたエアバッグ装置10のエアバッグカバー21をコイルスプリングの付勢力に抗して押動することにより、電気的導通が生じ、車体側のホーン装置が吹鳴される。
The
また、例えば車両の正面衝突などの際は、インフレータ23からエアバッグの内部にガスが急速に噴射されて、折り畳まれて収納されたエアバッグが急激に膨張する。すると、このエアバッグの膨張の圧力により、図3(b)に示すように、エアバッグカバー21の一部がテアライン33に沿って開裂してエアバッグの突出口61が形成され、この突出口61からエアバッグが突出して乗員の前方で膨張展開し、乗員を拘束して保護する。
Further, for example, in the event of a frontal collision of the vehicle, gas is rapidly injected from the inflator 23 into the airbag, and the airbag stored in a folded state is rapidly inflated. Then, due to the inflation pressure of the airbag, a part of the
このとき、エアバッグカバー21の開口部34に対して、このエアバッグカバー21の内方に位置するバックプレート22の立壁部42に突設したフック部47が係合していることにより、エアバッグの膨張時にエアバッグカバー21をバックプレート22に強固に保持し、エアバッグカバー21の脱落を防止するとともに、エアバッグの膨張圧力に伴うエアバッグカバー21の取付板部32の外方への広がりがバックプレート22の立壁部42よって支持される。したがって、この立壁部42も外方へと広がるように若干変形する。このため、切欠部49では、この切欠部49の両側縁、すなわち突出壁部51,51が外方(両側方)へと開くように変形するものの、この変形を駒部39の対向部53,53の支持面53a,53aにより両側方から受けることで、突出壁部51,51の変形が傾斜部53b,53bに沿って追従して規制され、バックプレート22の変形に伴う立壁部42の一部(切欠部49の両側縁など)への応力集中が緩和される。なお、図3(b)においては、エアバッグカバー21及びバックプレート22の変形を、説明をより明確にするために誇張して示している。
At this time, the
また、エアバッグカバー21の係止突起が、バックプレート22の係合受け部48に当接していることにより、バックプレート22に対するエアバッグカバー21の前後方向の位置が規制され、エアバッグの展開時にエアバッグカバー21をバックプレート22側(ステアリングホイール11側)に強固に保持する。
Further, since the engagement protrusion of the
このように、本実施の形態によれば、バックプレート本体38の立壁部42に基板部41側から先端部まで切り欠いて設けた切欠部49により、立壁部42を切欠部49の両側外方へと変形しやすくしつつ、切欠部49の両側縁から外方へと突設した突出壁部51,51をバックプレート本体38と別体の駒部39によって対向して受けることで立壁部42の変形量を制御することにより、エアバッグの膨張時の立壁部42の変形に起因する立壁部42の一部への応力の集中を駒部39によって確実に緩和できるとともに、エアバッグの膨張に追従して変形させるようにバックプレート本体38を薄肉化、すなわち厚肉部や補強リブなどを削減して必要以上の剛性を持たない構造とすることが可能になり、小型化及び軽量化が可能になる。したがって、エアバッグ装置10(収納装置27)のレイアウトスペースを取ることができるとともに、製造コストを低減しつつ、バックプレート22の強度を確保できる。
Thus, according to the present embodiment, the standing
具体的に、駒部39の対向部53,53をバックプレート本体38の切欠部49の両側縁の突出壁部51,51(の対向壁部51a,51a)にそれぞれ所定の間隙Gを介して対向させることで、各対向部53,53と切欠部49の両側縁の突出壁部51,51(の対向壁部51a,51a)との間隙Gの大きさに応じて切欠部49の両側外方への立壁部42の変形量(追従量)を容易に制御できるとともに、これら対向部53,53を連結部54により連結することで、エアバッグの膨張による切欠部49の一側での立壁部42の変形によって一方の対向部53に加わる荷重を、切欠部49の他側での立壁部42の変形によって他方の対向部53に加わる荷重により支持できるので、エアバッグの膨張時の立壁部42の変形に起因する立壁部42の一部への応力の集中をより確実に緩和できる。
Specifically, the facing
また、エアバッグの膨張時に、エアバッグカバー21及びバックプレート22をそれぞれ外方へと広がるように変形させることができるので、エアバッグの突出口61がより広がってエアバッグがより展開しやすくなる。
Further, since the
さらに、立壁部42の切欠部49の両側縁の突出壁部51,51は、基板部41から離れるほどエアバッグの膨張時の外方への変形量が大きくなるため、対向部53,53に、バックプレート本体38の基板部41から遠いほど切欠部49の両側縁の突出壁部51,51(の対向壁部51a,51a)との間隙Gが大きい傾斜部53b,53bを設けることで、エアバッグの膨張時の立壁部42の変形に起因する立壁部42の一部への応力の集中をより確実に緩和できるとともに、傾斜部53b,53bの角度を適宜設定することによりバックプレート本体38の立壁部42の変形量を容易に制御できる。
Further, the protruding wall portions 51, 51 on both side edges of the
なお、上記の一実施の形態において、ハンドルは、円環状のリム部を有するステアリングホイール11としたが、この構成に限られず、例えば上端部が連続していない円弧状のリム部を備えたハンドルに適用することもできる。
In the above embodiment, the handle is the
また、切欠部49は、立壁部42の前後、あるいは左右など、任意の箇所に任意の個数設けることができる。この場合には、それぞれの切欠部49に対応して駒部39を取り付けることにより、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
Further, any number of the
さらに、バックプレート22の形状は、多角形状以外でも任意に設定できる。
Further, the shape of the
そして、上記一実施の形態では、バックプレート22を合成樹脂により成形したが、例えば鋼板などにより構成することも可能である。この場合でも、切欠部49の両側縁から外方へと突設した突出壁部51を駒部39によって対向して受けることで突出壁部51の変形量を制御することにより、鋼板などを薄肉化する、すなわち薄手の鋼板などを用いることができ、小型化及び軽量化が可能で、エアバッグの膨張時の立壁部42の変形に起因する立壁部42の一部への応力の集中を緩和できるなど、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
In the above embodiment, the
本発明は、例えば、自動車のハンドルに備えられる運転席乗員用のエアバッグ装置のケース体に適用できる。 The present invention can be applied to, for example, a case body of an airbag device for a driver's seat occupant provided in a steering wheel of an automobile.
10 エアバッグ装置
22 ケース体としてのバックプレート
38 ケース体本体としてのバックプレート本体
39 制御部材としての駒部
41 底部としての基板部
42 壁部としての立壁部
49 切欠部
51 受け部としての突出壁部
53 対向部
53b 傾斜部
54 連結部
10 Airbag device
22 Back plate as a case body
38 Back plate body as the case body
39 Block as control member
41 Substrate as the bottom
42 Standing wall as wall
49 Notch
51 Protruding wall as a receiving part
53 Opposite part
53b Slope
54 Connection
Claims (3)
底部、この底部の周囲に立設された壁部、この壁部を前記底部側から先端部まで切り欠いて設けられた切欠部、及びこの切欠部の両側縁に外方に向けて突設された受け部を備えたケース体本体と、
このケース体本体と別体で、このケース体本体に取り付けられ、前記切欠部の両側縁の前記受け部を対向して受けることにより前記切欠部の両側外方への前記壁部の変形量を制御する制御部材と
を具備したことを特徴とするエアバッグ装置のケース体。 A case body of an airbag device for storing a folded bag-like airbag therein,
A bottom part, a wall part standing around the bottom part, a notch part provided by notching the wall part from the bottom part side to the tip part, and projecting outward on both side edges of the notch part A case body with a receiving part,
Separately from the case body main body, attached to the case body main body, and receiving the receiving portions on both side edges of the notch portion so as to face each other, the deformation amount of the wall portion outwardly on both sides of the notch portion is reduced. A case body of an airbag device comprising: a control member for controlling.
少なくとも一部がケース体本体の切欠部の両側縁の受け部にそれぞれ間隙を介して対向する対向部と、
これら対向部を連結する連結部とを備えている
ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のケース体。 The control member is
At least a part facing each other through the gap to the receiving part on both side edges of the cutout part of the case body body,
The case body of the airbag device according to claim 1, further comprising: a connecting portion that connects the facing portions.
ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置のケース体。 The case body of the airbag device according to claim 2, wherein each of the opposing portions has an inclined portion having a larger gap with the receiving portions on both side edges of the notch portion as it is farther from the bottom of the case body main body. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011040683A JP2012176690A (en) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | Case of airbag apparatus |
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JP2011040683A JP2012176690A (en) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | Case of airbag apparatus |
Publications (1)
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ID=46978859
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JP2011040683A Withdrawn JP2012176690A (en) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | Case of airbag apparatus |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2501814A (en) * | 2012-04-23 | 2013-11-06 | Nihon Plast Co Ltd | Case member of airbag device |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040683A patent/JP2012176690A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2501814A (en) * | 2012-04-23 | 2013-11-06 | Nihon Plast Co Ltd | Case member of airbag device |
US8807589B2 (en) | 2012-04-23 | 2014-08-19 | Nihon Plast Co., Ltd. | Case member of airbag device |
GB2501814B (en) * | 2012-04-23 | 2014-10-22 | Nihon Plast Co Ltd | Case member of airbag device |
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