JP2012172718A - Bearing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば油圧ショベルに装備される作業装置のピン結合部等に用いて好適な軸受装置に関する。 The present invention relates to a bearing device suitable for use in, for example, a pin coupling portion of a working device equipped on a hydraulic excavator.
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。この作業装置は、ブーム、アーム、バケットおよびこれらを駆動する油圧シリンダからなり、上部旋回体の旋回フレームとブームとの間、ブームとアームとの間、アームとバケットとの間は、それぞれ軸受装置を用いて互いに回動可能に連結されている。 In general, a hydraulic excavator as a construction machine is provided with a self-propelled lower traveling body, an upper revolving body that is turnably mounted on the lower traveling body, and a front-rear side of the upper revolving body that can be raised and lowered. It is roughly constituted by a working device. The working device includes a boom, an arm, a bucket, and a hydraulic cylinder that drives the boom. A bearing device is provided between the swing frame of the upper swing body and the boom, between the boom and the arm, and between the arm and the bucket. Are connected to each other in a rotatable manner.
ここで、作業装置の各回動部分のうち、例えばアームとバケットとの間の回動部分に用いられる軸受装置は、アームの先端側に設けられ軸方向に延びるピン挿通孔が形成された筒状のボスと、該ボスのピン挿通孔に設けられたボス用ブッシュと、前記ボスと軸方向で対向して設けられ前記ピン挿通孔に対応する位置にそれぞれピン挿通孔が形成されたバケット側の一対のブラケットと、該各ブラケットのピン挿通孔にそれぞれ設けられたブラケット用ブッシュと、前記ボス用ブッシュと前記各ブラケット用ブッシュとに挿通され前記ボスと各ブラケットとを相対回転可能に連結する連結ピンと、該連結ピンを抜止めするために該連結ピンの端部と対向するように前記各ブラケットの軸方向の外側端面に設けられたカバーとにより大略構成されている。そして、カバーは、複数本のボルトを用いてブラケットの外側端面に取付けられている(例えば、特許文献1参照)。 Here, among the rotating parts of the working device, for example, the bearing device used for the rotating part between the arm and the bucket is a cylindrical shape provided with a pin insertion hole provided on the tip side of the arm and extending in the axial direction. Boss, a boss bush provided in the pin insertion hole of the boss, and a bucket side provided with a pin insertion hole at a position corresponding to the pin insertion hole provided opposite to the boss in the axial direction. A pair of brackets, bracket bushes provided in the pin insertion holes of the brackets, a boss bush and the bracket bushes, and the bosses and the brackets connected to each other so as to be relatively rotatable. A pin and a cover provided on the outer end face in the axial direction of each bracket so as to face the end of the connection pin in order to prevent the connection pin from being pulled out. There. The cover is attached to the outer end surface of the bracket using a plurality of bolts (see, for example, Patent Document 1).
ところで、上述した特許文献1によるものでは、バケット側のブラケットに対しボルトを用いてカバーを取付ける構成としているから、例えば掘削作業中にカバーに岩石等が衝突した場合には、衝突による負荷の殆どがボルトに作用してしまい、この負荷(せん断荷重等)によってボルトが破損する虞がある。このために、ボルトを太くしたり、本数を増やしたりしなくてはならず、小型化、軽量化の障害になるばかりか、組立作業性が低下するという問題がある。
By the way, according to the above-mentioned
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、カバーを相手方部材に取付けるための取付具に作用する負荷を軽減することにより、この取付具の構成を簡略化し、小型化、軽量化でき、また組立作業性を向上できるようにした軸受装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to simplify the structure of the fixture by reducing the load acting on the fixture for attaching the cover to the counterpart member. Another object of the present invention is to provide a bearing device that can be reduced in size and weight, and that can improve assembly workability.
本発明による軸受装置は、軸方向に延びるピン挿通孔が形成された筒状のボスと、該ボスのピン挿通孔に設けられたボス用ブッシュと、前記ボスと軸方向で対向して設けられ前記ピン挿通孔に対応する位置にそれぞれピン挿通孔が形成された一対の相手方部材と、該各相手方部材のピン挿通孔にそれぞれ設けられた相手方部材用ブッシュと、前記ボス用ブッシュと前記各相手方部材用ブッシュとに挿通され前記ボスと各相手方部材とを相対回転可能に連結する連結ピンと、該連結ピンを抜止めするために該連結ピンの端部と対向するように前記各相手方部材の軸方向の外側端面に設けられたカバーとを備えている。 A bearing device according to the present invention is provided with a cylindrical boss formed with a pin insertion hole extending in the axial direction, a boss bush provided in the pin insertion hole of the boss, and facing the boss in the axial direction. A pair of counterpart members each having a pin insertion hole formed at a position corresponding to the pin insertion hole, a counterpart member bush provided in the pin insertion hole of each counterpart member, the boss bush and each counterpart A connecting pin that is inserted into the member bush and connects the boss and each counterpart member so as to be relatively rotatable, and a shaft of each counterpart member so as to face the end of the connection pin to prevent the connection pin from being pulled out. And a cover provided on the outer end face in the direction.
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記連結ピンの両端部を前記各相手方部材の外側端面よりも軸方向に突出して設け、前記カバーには前記連結ピンの突出端部を収容するための軸端収容凹部を設け、該カバーの軸端収容凹部内には前記連結ピンの突出端部を回転可能に支持するためのカバー用ブッシュを設ける構成としたことにある。
In order to solve the above-described problem, the feature of the configuration adopted by the invention of
請求項2の発明は、前記カバーは、ボルトを用いて前記相手方部材の外側端面に取付ける構成としたことにある。 The invention according to claim 2 is that the cover is configured to be attached to the outer end surface of the counterpart member using a bolt.
請求項1の発明によれば、各ブラケットよりも軸方向に突出した連結ピンの両端部は、カバーに設けた軸端収容凹部内にカバー用ブッシュを介して挿嵌されている。従って、カバーに岩石等が衝突して大きな負荷が作用しても、この負荷はカバー用ブッシュを介して高強度な連結ピンによって受承することができる。これにより、衝突による負荷の多くを連結ピンで受承できるから、カバーを相手方部材に取付けるためのボルト等の取付具に作用する負荷を軽減することができる。 According to the first aspect of the present invention, both ends of the connecting pin protruding in the axial direction from each bracket are inserted into the shaft end receiving recess provided in the cover via the cover bush. Therefore, even if a rock or the like collides with the cover and a large load is applied, this load can be received by the high-strength connecting pin through the cover bush. Thereby, since most of the load caused by the collision can be received by the connecting pin, the load acting on the fixture such as a bolt for attaching the cover to the counterpart member can be reduced.
この結果、カバーをブラケットに取付ける取付具としてボルトを用いた場合には、このボルトを細いものにしたり、本数を減らしたりすることができるから、軸受装置の小型化、軽量化を図ることができ、また組立作業性を向上することができる。しかも、カバーの軸端収容凹部(カバー用ブッシュ)に連結ピンを挿嵌することにより、ブラケットとカバーとの間のボルト穴の位置合わせを容易に行うことができ、この点でも組立作業性を向上することができる。 As a result, when a bolt is used as a fixture for attaching the cover to the bracket, the bolt can be made thinner or the number thereof can be reduced, so that the bearing device can be reduced in size and weight. In addition, the assembly workability can be improved. Moreover, by inserting the connecting pin into the shaft end receiving recess (cover bush) of the cover, it is possible to easily align the bolt hole between the bracket and the cover. Can be improved.
また、カバーの軸端収容凹部内にカバー用ブッシュを設けることにより、カバーを連結ピンに対してがたつかないように取付けることができるから、ボルトに作用する負荷をより一層に軽減することができる。 In addition, by providing a cover bush in the shaft end accommodating recess of the cover, the cover can be mounted so as not to rattle against the connecting pin, so the load acting on the bolt can be further reduced. it can.
請求項2の発明によれば、ボルトを締付けたり、緩めたりすることにより、カバーを相手方部材の外側端面に対し、容易に取付け、取外しすることができる。 According to the invention of claim 2, the cover can be easily attached to and detached from the outer end surface of the counterpart member by tightening or loosening the bolt.
以下、本発明の実施の形態に係る軸受装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図7に従って詳細に説明する。なお、本実施の形態では、作業装置を構成するアームとバケットとの間のピン結合部として設けた軸受装置を代表例として説明する。 Hereinafter, a case where the bearing device according to the embodiment of the present invention is applied to a hydraulic excavator will be described as an example, and will be described in detail with reference to FIGS. In the present embodiment, a bearing device provided as a pin coupling portion between an arm and a bucket constituting the working device will be described as a representative example.
図1において、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより大略構成され、上部旋回体3の前側には後述の作業装置5が設けられている。
In FIG. 1,
また、上部旋回体3は、支持構造体を形成する旋回フレーム4を介して下部走行体2上に設けられている。この旋回フレーム4は、前,後方向に延びる左,右の縦板(図示せず)を有し、該各縦板の前側位置には作業装置5が俯仰動可能に設けられている。
The
5は上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置5は、土砂の掘削作業等を行うものである。ここで、作業装置5は、基端側が旋回フレーム4の各縦板の前側位置に回動可能にピン結合されたブーム6と、該ブーム6の先端側に回動可能にピン結合されたアーム7と、該アーム7の先端側に回動可能にピン結合されたバケット8とにより大略構成されている。そして、作業装置5のブーム6,アーム7,バケット8は、各シリンダ9A,9B,9Cによって駆動されものである。
ここで、作業装置5のアーム7には、その先端側に位置して後述のアームボス12が設けられている。また、バケット8には、本実施の形態による相手方部材を構成する後述のブラケット14が設けられている。そして、アーム7とバケット8との間は、後述の軸受装置11によって回動可能にピン結合されている。
Here, the arm 7 of the
11は本実施の形態による軸受装置を示している(図2参照)。この軸受装置11は、アーム7の先端側とバケット8の基端側との間に左,右方向に延びて設けられている。この軸受装置11は、アーム7の先端側でバケット8を相対回転(回動)可能に支持するものである。そして、軸受装置11は、後述するアームボス12、ボス用ブッシュ13、ブラケット14、ブラケット用ブッシュ15、連結ピン16、カバー17、ボルト19、カバー用ブッシュ20等により構成されている。
12はアーム7の先端側に溶接等により一体的に設けられたボスとしてのアームボスである。このアームボス12は、高強度な鋼材を用いて左,右方向に延びる略円筒状に形成され、その内周側はピン挿通孔12Aとなっている。また、アームボス12の左,右両側には、図2、図3に示すように、径方向に貫通するようにボス側給脂孔12Bが設けられている。このボス側給脂孔12Bは、後述のボス用ブッシュ13に潤滑油を供給するものである。
13はアームボス12のピン挿通孔12A内に軸方向に離間して設けられた左,右のボス用ブッシュである。この左,右のボス用ブッシュ13は、後述の連結ピン16を摺動可能に外嵌する滑り軸受を形成している。各ボス用ブッシュ13は、円筒状に形成され、アームボス12のピン挿通孔12A内に圧入等の手段を用いて固定的に嵌合されている。
また、ボス用ブッシュ13の内周側には、潤滑油を貯えるための貯油溝13Aが複数本設けられている。一方、ボス用ブッシュ13の外周側には、アームボス12のボス側給脂孔12Bに対応する位置に環状溝13Bが設けられ、該環状溝13Bは、ボス用ブッシュ13を径方向に貫通した貫通孔(図示せず)を通じて後述する連結ピン16の油溝16Bに連通することができる。
A plurality of
14はバケット8に溶接等の固着手段を用いて一体的に設けられた相手方部材としての左,右のブラケットを示している。このブラケット14は、アームボス12とほぼ同様に高強度な鋼板を用いて平板状に形成され、アームボス12を左,右方向で挟むように、該アームボス12と軸方向で対向して配置されている。そして、各ブラケット14には、アームボス12のピン挿通孔12Aと対応した位置にピン挿通孔14Aが形成されている。
また、ブラケット14は、アームボス12と軸方向の反対側が外側端面14Bとなり、該外側端面14Bの外周側には、周方向に所定の間隔をもって複数個、例えば5個のねじ穴14C(1個のみ図示)が設けられている。
The
15は各ブラケット14のピン挿通孔14Aにそれぞれ設けられた相手方部材用ブッシュとしてのブラケット用ブッシュである。該各ブラケット用ブッシュ15は、ボス用ブッシュ13とほぼ同様に、後述の連結ピン16を摺動可能に外嵌する円筒状の滑り軸受を形成し、ピン挿通孔14A内に圧入等の手段を用いて固定的に嵌合されている。
また、ブラケット用ブッシュ15の内周側には、潤滑油を貯えるための貯油溝15Aが複数本設けられている。該各貯油溝15Aは、後述する連結ピン16の油溝16Cを介してカバー17のカバー側給脂孔17Dに連通することができる。
A plurality of
16はアームボス12と各ブラケット14とを相対回転可能に連結した連結ピンを示している。この連結ピン16は、ボス用ブッシュ13と各ブラケット用ブッシュ15とに摺動可能に挿通されている。また、連結ピン16は、アームボス12と各ブラケット14との間の負荷(せん断荷重等)に耐えることができる十分な直径寸法をもった円柱体として形成されている。
ここで、連結ピン16は、図4に示すように、アームボス12と各ブラケット14内に挿着されたときに、軸方向の両端部が前記各ブラケット14の外側端面14Bよりも軸方向に突出する構成となっている。この連結ピン16の突出端部16Aは、後述のカバー17に径方向から負荷が作用した場合でも、該カバー17がずれないように保持できる寸法、即ち、カバー17との間に十分な係合代を形成できるような突出寸法に設定されている。
Here, as shown in FIG. 4, when the connecting
また、連結ピン16の外周側には潤滑油を貯える複数の油溝16B,16Cが軸方向に延びて設けられている。左,右方向の内側に位置する各油溝16Bは、ボス用ブッシュ13との間で潤滑油を貯えるもので、図4に示すように、各貯油溝13Aと貫通孔に連通可能となっている。これにより、アームボス12のボス側給脂孔12Bから注入された潤滑油は、ボス用ブッシュ13の環状溝13B、貫通孔を通って連結ピン16の油溝16Bに流れ、該油溝16Bからボス用ブッシュ13の各貯油溝13Aに供給される。
A plurality of
一方、左,右方向の外側に位置する各油溝16Cは、ブラケット用ブッシュ15および後述のカバー用ブッシュ20との間で潤滑油を貯えるもので、各貯油溝15A,20Aとカバー17のカバー側給脂孔17Dと連通可能となっている。これにより、カバー17のカバー側給脂孔17Dから注入された潤滑油は、連結ピン16の油溝16Cに流れ、該油溝16Cからブラケット用ブッシュ15の各貯油溝15Aとカバー用ブッシュ20の貯油溝20Aに供給される。
On the other hand, each of the
17は各ブラケット14の外側端面14Bに着脱可能に設けられた左,右のカバーを示している。このカバー17は、連結ピン16の突出端部16Aと対向することにより、軸方向に移動自在な連結ピン16を抜止めするものである。また、カバー17は、図5、図6に示すように、厚肉な円板体として形成され、外側端面14Bと対面する当接面17A側には軸端収容凹部17Bが形成されている。この軸端収容凹部17Bは、連結ピン16の突出端部16Aを収容するもので、ブラケット14のピン挿通孔14Aとほぼ同じ直径寸法をもった円形凹部として形成されている。
また、カバー17の外周側には、ブラケット14のねじ穴14Cに対応するように、周方向に所定の間隔をもって5個のボルト挿通孔17Cが形成されている。一方、カバー17の中央部には、軸方向に貫通するようにカバー側給脂孔17Dが設けられ、該カバー側給脂孔17Dは、ブラケット用ブッシュ15と後述のカバー用ブッシュ20に潤滑油を供給するものである。さらに、カバー17の当接面17Aには、軸端収容凹部17Bの外側に位置して円環状のシール溝17Eが形成されている。このシール溝17Eには、カバー17をブラケット14に取付けたときに、軸端収容凹部17Bの周囲を密閉するシールリング18が装着される。
Further, on the outer peripheral side of the
そして、カバー17は、シール溝17Eにシールリング18を装着した状態で、当接面17Aをブラケット14の外側端面14Bに当接させ、この状態で各ボルト挿通孔17Cに挿通した取付具となるボルト19をブラケット14のねじ穴14Cに螺着することにより、ブラケット14に取付けることができる。この取付作業では、連結ピン16の突出端部16Aによってカバー17を所定の位置に容易に位置決めすることができる。
Then, the
20はカバー17の軸端収容凹部17B内に設けられたカバー用ブッシュを示し、該カバー用ブッシュ20は、連結ピン16の突出端部16Aを回転可能に支持するものである。また、カバー用ブッシュ20は、図5、図7に示すように、短尺な円筒状の滑り軸受として形成され、軸端収容凹部17B内に圧入等の手段を用いて固定的に嵌合されている。さらに、カバー用ブッシュ20の内周側には、潤滑油を貯えるための貯油溝20Aが設けられ、該貯油溝20Aは、連結ピン16の油溝16Cを介してカバー17のカバー側給脂孔17Dに連通することができる。
ここで、カバー17の軸端収容凹部17B内にカバー用ブッシュ20を設けたことにより、連結ピン16を摺動状態で挿嵌できるから、連結ピン16に対してカバー17を正確に位置決めすることができる。また、カバー17に対し負荷が径方向から作用した場合でも、カバー17の変位を最小限、即ち微小な隙間寸法の範囲に抑えることができる。
Here, by providing the
なお、21はアームボス12とブラケット14の外周側に嵌合して設けられたOリングで(図3等参照)、該Oリング21は、アームボス12とブラケット14との摺接面間に外部から塵埃等が侵入するのを防止すると共に、潤滑油の漏洩を防止するものである。
本実施の形態による油圧ショベル1の軸受装置11は上述の如き構成を有するもので、油圧ショベル1の掘削作業時には、軸受装置11を介してアーム7の先端側にピン結合されたバケット8が、バケットシリンダ9Cの伸縮動作に応じて連結ピン16を中心として回動動作を行う。
The bearing
また、この掘削作業時には、外部に突出したカバー17に岩石等が衝突することがある。この衝突による負荷がブラケット14にカバー17を取付けているボルト19に作用すると、ボルト19が破損する虞がある。
Further, during this excavation work, rocks or the like may collide with the
然るに、本実施の形態によれば、連結ピン16の両端部をブラケット14の外側端面14Bよりも軸方向に突出して設けた上で、カバー17には、前記連結ピン16の突出端部16Aを収容するための軸端収容凹部17Bを設ける。また、カバー17の軸端収容凹部17B内には、前記連結ピン16の突出端部16Aを回転可能に支持するためのカバー用ブッシュ20を設ける構成としている。
However, according to the present embodiment, both end portions of the connecting
従って、カバー17の軸端収容凹部17B内にカバー用ブッシュ20を介して連結ピン16の突出端部16Aを挿嵌した状態では、カバー17に岩石等が衝突して大きな負荷が作用しても、この負荷はカバー用ブッシュ20を介して高強度な連結ピン16によって受承することができる。これにより、衝突による負荷の多くを連結ピン16で受承できるから、ボルト19に作用する負荷を軽減することができる。
Therefore, in the state where the
この結果、カバー17をブラケット14に取付けるボルト19として、細いものにしたり、取付ける本数を減らしたりすることができるから、軸受装置11の小型化、軽量化を図ることができ、また組立作業性を向上することができる。
As a result, the
また、カバー17の軸端収容凹部17B(カバー用ブッシュ20)に連結ピン16を挿嵌した状態では、ブラケット14に対してカバー17を同心円上に配置できるから、ブラケット14のねじ穴14Cとカバー17のボルト挿通孔17Cとを容易に位置合わせすることができ、この点でも組立作業性を向上することができる。
Further, in a state where the connecting
しかも、カバー17の軸端収容凹部17B内にカバー用ブッシュ20を設けることにより、連結ピン16の相対回転を許しつつ、カバー17を連結ピン16の突出端部16Aに対してがたつかないように取付けることができる。これにより、ボルト19に作用する負荷をより一層に軽減することができる。
In addition, by providing the
一方、連結ピン16の外周側には油溝16B,16Cを設けているから、この油溝16B,16C等を通じてボス用ブッシュ13、ブラケット用ブッシュ15、カバー用ブッシュ20に潤滑油を供給することができ、円滑な回動動作を持続することができる。
On the other hand, since the
さらに、ブラケット14にカバー17を取付ける取付具としてボルト19を用いているから、このボルト19ボルトを締付けたり、緩めたりすることにより、カバー17をブラケット14の外側端面14Bに対し、容易に取付け、取外しすることができる。
Further, since the
なお、実施の形態では、アームボス12内に左,右方向に離間して2個のボス用ブッシュ13を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばアームボス12内の全長に亘って1個のボス用ブッシュを設ける構成としてもよく、また3個以上のボス用ブッシュを設ける構成としてもよい。
In the embodiment, the case where two
また、実施の形態では、カバー17を5本のボルト19を用いてブラケット14に取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば1本ないし4本、または6本以上のボルト19を用いてカバー17をブラケット14に取付ける構成としてもよい。また、ボルト19以外の取付具を用いてカバー17をブラケット14に取付ける構成としてもよい。
In the embodiment, the case where the
一方、実施の形態では、軸受装置11を大型の油圧ショベル1に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、軸受装置11を例えば中型の油圧ショベルまたは小型の油圧ショベルに適用する構成としてもよい。
On the other hand, in the embodiment, the case where the bearing
さらに、実施の形態では、軸受装置11を油圧ショベル1に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、油圧クレーン、ホイールローダ、ブルドーザ等の他の建設機械のピン結合部に適用してもよい。
Furthermore, in the embodiment, the case where the bearing
5 作業装置
7 アーム
8 バケット
11 軸受装置
12 アームボス(ボス)
12A,14A ピン挿通孔
13 ボス用ブッシュ
14 ブラケット(相手方部材)
14B 外側端面
15 ブラケット用ブッシュ(相手方部材用ブッシュ)
16 連結ピン
16A 突出端部
17 カバー
17A 当接面
17B 軸端収容凹部
19 ボルト
20 カバー用ブッシュ
5 Working device 7 Arm 8
12A, 14A
14B
16 connecting
Claims (2)
前記連結ピンの両端部を前記各相手方部材の外側端面よりも軸方向に突出して設け、
前記カバーには前記連結ピンの突出端部を収容するための軸端収容凹部を設け、
該カバーの軸端収容凹部内には前記連結ピンの突出端部を回転可能に支持するためのカバー用ブッシュを設ける構成としたことを特徴とする軸受装置。 A cylindrical boss having a pin insertion hole extending in the axial direction, a boss bush provided in the pin insertion hole of the boss, and facing the pin in the axial direction and corresponding to the pin insertion hole A pair of counterpart members each having a pin insertion hole formed therein, a counterpart member bush provided in each pin insertion hole of the counterpart member, the boss bush, and the counterpart member bush. A connecting pin for connecting the boss and each counterpart member so as to be rotatable relative to each other, and an axially outer end face of each counterpart member so as to face the end of the connecting pin to prevent the connection pin from being removed. A bearing device comprising a cover,
Both ends of the connecting pin are provided to protrude in the axial direction from the outer end face of each counterpart member,
The cover is provided with a shaft end receiving recess for receiving the protruding end of the connecting pin,
A bearing device characterized in that a cover bush for rotatably supporting the protruding end portion of the connecting pin is provided in the shaft end accommodating recess of the cover.
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Cited By (1)
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CN113790210A (en) * | 2021-09-26 | 2021-12-14 | 徐工集团工程机械股份有限公司科技分公司 | Hinge structure for engineering machinery |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |