JP2012166240A - ピンチロールの速度制御装置及び速度制御システム - Google Patents
ピンチロールの速度制御装置及び速度制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012166240A JP2012166240A JP2011029706A JP2011029706A JP2012166240A JP 2012166240 A JP2012166240 A JP 2012166240A JP 2011029706 A JP2011029706 A JP 2011029706A JP 2011029706 A JP2011029706 A JP 2011029706A JP 2012166240 A JP2012166240 A JP 2012166240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinch roll
- speed
- target value
- value
- speed control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
【解決手段】ピンチロールの速度目標値と張力バランス目標値とを入力信号とし、第1のPI制御器を用いてピンチロールの補正速度目標値を出力する主幹制御部と、該補正速度目標値とピンチロールの速度実績値との第1の差分値を求め、該差分値を入力として第2のPI制御器によりピンチロールモータを駆動する電流指令値を求めるドライブ部とを具備し、主幹制御部は、張力バランス目標値と電流指令値との第2の差分値を求め、該第2の差分値を第1のPI制御器に入力し、その出力をローパスフィルタに入力し、該ローパスフィルタの出力と速度目標値とから補正速度目標値を出力する。
【選択図】図1
Description
前記主幹制御部は、前記ピンチロールの速度目標値の補正量を演算する第1のPI制御器の遅れに対するローパスフィルタを有し、前記張力バランス目標値Trefと、前記ドライブ部から入力された電流指令値Iとの第2の差分値を求め、該第2の差分値を前記第1のPI制御器に入力し、その出力を前記ローパスフィルタに入力し、該ローパスフィルタの出力と前記速度目標値Vrefとを加算器で加えて前記補正速度目標値Vref’を出力することを特徴とする。
本発明のピンチロールの速度制御システムは、上記本発明のピンチロールの速度制御装置と、前記ピンチロールの速度制御装置の制御周期に同期して、前記ピンチロールモータを駆動する電流指令値Iもしくはピンチロールの駆動電流の実績値、前記補正速度目標値Vref’、又は前記ピンチロールモータの速度実績値Vの内のいずれかを含む操業実績データを入力信号とし、該入力信号の周波数解析により周波数成分のピークを求め、予め設定した閾値と比較してピンチロール速度に顕著な振動が発生していることを検知し、その振動周波数を求めて前記ピンチロールモータの速度制御装置のローパスフィルタの時定数Tを出力する振動検知装置とを備え、前記ローパスフィルタの時定数をピンチロール速度に振動周波数に基づき変更することで、ピンチロールの振動を抑制することを特徴とする。
また、本発明のピンチロールの速度制御システムの他の特徴とするところは、前記ピンチロールの速度制御装置はPLCで構成され、前記振動検知装置はパーソナルコンピュータで構成される点にある。
金属板の一例である鋼板の熱間連続圧延プロセスにおける、被圧延材である鋼板をコイル状に巻き取る装置を例として、本発明のピンチロールの速度制御装置及び速度制御システムの実施の形態を説明する。図3に鋼板の巻き取り装置の概略構成を示す。熱間連続圧延機の仕上スタンド100、110の下流側に捲取機140が設置されており、この捲取機140で鋼板130をコイル状に巻き取る。仕上スタンド100、110と捲取機140との間に、一対のロールからなるピンチロール120が配置されており、仕上スタンド100、110から出てきた鋼板130を鋼板面の両側から挟んで押さえ込むことにより、ピンチロール120と捲取機140との間に張力を付与することで、鋼板130のバタツキを抑える役割を持っている。
本発明の第1の実施形態のピンチロールの速度制御装置の構成を図1を用いて説明する。本実施形態のピンチロールの速度制御装置は、主幹制御部30とドライブ部31とで構成される。
次に、本発明の第2の実施形態のピンチロールの速度制御装置の構成を図2を用いて説明する。本実施形態では、第1の実施形態で説明したピンチロールの制御装置に例えばLANボードを付加して、主幹制御部30を上記制御基幹ネットワーク60にLANケーブル40を用いて接続する。
Claims (3)
- 金属板を被圧延材とし、仕上スタンドと捲取機との間に金属板を挟んで張力を付与しながら通板する一対のロールからなるピンチロールを備えた連続圧延機において、ディジタル制御により前記ピンチロールを駆動するピンチロールの速度制御装置であって、
予め設定された前記ピンチロールの速度目標値Vrefと張力バランス目標値Trefとを入力信号とし、第1のPI制御器を用いて前記ピンチロールの補正速度目標値Vref’を出力する主幹制御部と、
前記主幹制御部から入力された補正速度目標値Vref’と前記ピンチロールの速度実績値Vとの第1の差分値を求め、該差分値を入力として第2のPI制御器によりピンチロールモータを駆動する電流指令値Iを求めて、前記ピンチロールモータを駆動するドライブ部とを具備し、
前記主幹制御部は、前記ピンチロールの速度目標値の補正量を演算する第1のPI制御器の遅れに対するローパスフィルタを有し、
前記張力バランス目標値Trefと、前記ドライブ部から入力された電流指令値Iとの第2の差分値を求め、該第2の差分値を前記第1のPI制御器に入力し、その出力を前記ローパスフィルタに入力し、該ローパスフィルタの出力と前記速度目標値Vrefとを加算器で加えて前記補正速度目標値Vref’を出力することを特徴とするピンチロールの速度制御装置。 - 請求項1に記載のピンチロールの速度制御装置と、
前記ピンチロールの速度制御装置の制御周期に同期して、前記ピンチロールモータを駆動する電流指令値Iもしくはピンチロールの駆動電流の実績値、前記補正速度目標値Vref’、又は前記ピンチロールモータの速度実績値Vの内のいずれかを含む操業実績データを入力信号とし、該入力信号の周波数解析により周波数成分のピークを求め、予め設定した閾値と比較してピンチロール速度に顕著な振動が発生していることを検知し、その振動周波数を求めて前記ピンチロールモータの速度制御装置のローパスフィルタの時定数Tを出力する振動検知装置とを備え、
前記ローパスフィルタの時定数をピンチロール速度に振動周波数に基づき変更することで、ピンチロールの振動を抑制することを特徴とするピンチロールの速度制御システム。 - 前記ピンチロールの速度制御装置はPLCで構成され、
前記振動検知装置はパーソナルコンピュータで構成されることを特徴とする請求項2に記載のピンチロールの速度制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011029706A JP5614319B2 (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | ピンチロールの速度制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011029706A JP5614319B2 (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | ピンチロールの速度制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012166240A true JP2012166240A (ja) | 2012-09-06 |
JP5614319B2 JP5614319B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=46970926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011029706A Active JP5614319B2 (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | ピンチロールの速度制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5614319B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105102143A (zh) * | 2012-12-21 | 2015-11-25 | Sms集团有限公司 | 用于缠绕金属带的方法以及装置 |
JP2016007629A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | Jfeスチール株式会社 | ピンチロールの制御方法及び制御装置 |
CN114700371A (zh) * | 2022-02-15 | 2022-07-05 | 阳春新钢铁有限责任公司 | 一种高线夹送辊三保险动作过程控制系统及方法 |
CN116047884A (zh) * | 2022-10-12 | 2023-05-02 | 深圳市大族机器人有限公司 | 伺服驱动器参数自整定方法、装置和计算机设备 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170052740A (ko) * | 2015-11-03 | 2017-05-15 | 주식회사 포스코 | 잉크젯 프린팅을 이용한 코팅 강판의 제조장치 및 그 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04189246A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-07 | Toshiba Corp | 巻取機の制御装置 |
-
2011
- 2011-02-15 JP JP2011029706A patent/JP5614319B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04189246A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-07 | Toshiba Corp | 巻取機の制御装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105102143A (zh) * | 2012-12-21 | 2015-11-25 | Sms集团有限公司 | 用于缠绕金属带的方法以及装置 |
JP2016007629A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-18 | Jfeスチール株式会社 | ピンチロールの制御方法及び制御装置 |
CN114700371A (zh) * | 2022-02-15 | 2022-07-05 | 阳春新钢铁有限责任公司 | 一种高线夹送辊三保险动作过程控制系统及方法 |
CN114700371B (zh) * | 2022-02-15 | 2024-02-20 | 阳春新钢铁有限责任公司 | 一种高线夹送辊三保险动作过程控制系统及方法 |
CN116047884A (zh) * | 2022-10-12 | 2023-05-02 | 深圳市大族机器人有限公司 | 伺服驱动器参数自整定方法、装置和计算机设备 |
CN116047884B (zh) * | 2022-10-12 | 2024-02-20 | 深圳市大族机器人有限公司 | 伺服驱动器参数自整定方法、装置和计算机设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5614319B2 (ja) | 2014-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5614319B2 (ja) | ピンチロールの速度制御システム | |
CN110817549B (zh) | 一种收卷控制方法、设备、系统及计算机存储介质 | |
JP5961103B2 (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム | |
JP6173898B2 (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム | |
JP6404195B2 (ja) | プラント制御装置、圧延制御装置、プラント制御方法およびプラント制御プログラム | |
JP2018005544A (ja) | プラント制御装置、圧延制御装置、プラント制御方法およびプラント制御プログラム | |
US9411324B2 (en) | Hot strip mill controller | |
JP2015036150A (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム | |
JP5776204B2 (ja) | ルーパー制御装置及びルーパー制御方法 | |
JP4968001B2 (ja) | 連続圧延機の負荷配分制御装置 | |
JP6308927B2 (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム | |
JP3812157B2 (ja) | 圧延機の安定化制御方法およびその装置 | |
JP5632115B1 (ja) | フィードバック制御方法、フィードバック制御装置及びプログラム | |
JP4323273B2 (ja) | 連続圧延機の負荷配分制御装置 | |
JP2012152808A (ja) | 熱間圧延ラインにおけるロール制御方法 | |
JP5818511B2 (ja) | 自動板厚制御方法 | |
JP5272677B2 (ja) | 圧延機間張力制御方法及び圧延機間張力制御装置 | |
JP5202157B2 (ja) | タンデム圧延装置の板厚張力制御方法及び板厚張力制御装置 | |
JPH04182019A (ja) | 圧延機の板厚制御装置 | |
JP5831145B2 (ja) | 連続鋳造機モールド内湯面レベル制御装置及び制御方法 | |
CN110695542B (zh) | 一种激光切割控制方法、系统、装置及存储介质 | |
JP2012121063A (ja) | タンデム圧延機の制御方法及び制御装置 | |
JP6373800B2 (ja) | 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム | |
CN114867570B (zh) | 时变系统的迭代学习控制的故障检测 | |
KR20230035563A (ko) | 주파수 거동을 고려한 롤링 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140812 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140825 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5614319 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |