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JP2012148071A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents

眼科用レーザ治療装置 Download PDF

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JP2012148071A JP2011286909A JP2011286909A JP2012148071A JP 2012148071 A JP2012148071 A JP 2012148071A JP 2011286909 A JP2011286909 A JP 2011286909A JP 2011286909 A JP2011286909 A JP 2011286909A JP 2012148071 A JP2012148071 A JP 2012148071A
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泰輝 横須賀
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Nidek Co Ltd
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Abstract

【課題】 横臥位の患者眼にレーザスポットを走査した治療を行う。
【解決手段】 治療レーザ光を患者眼に照射して患者眼を治療する眼科用レーザ治療装置において、術者が把持可能なハンドヘルド筐体と、検眼レンズを含み筐体に設けられた観察光学系と、レーザ光を患者眼に導光する導光光学系であって、レーザ光源からレーザ光を走査する走査部と、走査されたレーザ光が入射されるファイバが所定のパターンで多数束ねられ、出射端側が筐体に接続されているバンドルファイバと、バンドルファイバから出射されたレーザ光を検眼レンズを通して患者眼に照射するために筐体に設けられた照射光学系と、を有する導光光学系と、治療レーザ光のスポットの照射パターンを設定する照射パターン設定手段と、入力された信号に基づいて走査部の駆動を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、患者眼にレーザ光を照射し、治療を行う眼科用レーザ治療装置に関する。
光凝固等を行う眼科用レーザ治療装置は、レーザ光源から出射された治療用のレーザ光を患者眼に照射する照射光学系(レーザデリバリ)を備える。照射光学系は、一般的には、双眼の観察光学系を持つ顕微鏡ユニットに取り付けられて使用される。顕微鏡ユニットは、患者の顔(頭部)を固定保持する顔保持ユニットが設けられた架台に置かれる。患者は、座位において顔保持ユニットに顔を固定し、手術を受ける。一方、座位で手術を受けることができない横臥位の患者の場合には、術者は、バイザー状の観察ユニットである双眼倒像鏡に照射光学系が取り付けられたタイプの装置を使用することが多い。術者は、照射光学系が取り付けられた双眼倒像鏡を頭部に装着して治療を行う(例えば、特許文献1参照)。
また、光凝固等の眼科用レーザ治療装置では、従来、レーザ光を1スポットずつ照射する照射光学系を備えるものであったが、近年、ガルバノミラー等からなる走査部を照射光学系に組み込み、レーザ光のスポットを眼底組織上で2次元的に走査するレーザ治療装置(走査型光凝固装置)が提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。このような装置は、短時間に複数のスポットを照射するため、手術時間を短くでき、患者と医師の双方に負担が少ない。
特開2005−118166号公報 特表2006−524515号公報 特表2009−515654号公報
特許文献3のように、照射光学系が取り付けられた双眼倒像鏡を持つレーザ治療装置では、術者は患者眼観察用の検眼レンズを手に持ち、頭部を移動することによって患者眼に対してレーザ照射位置を位置合わせする必要がある。しかし、検眼レンズを介して患者眼を観察しながら、頭部を移動して適切にレーザ光の照射位置を目的の患部に適切に位置合わせすることは容易で無く、熟練が必要である。さらに、走査部が組み込まれた照射光学系を持つ双眼倒像鏡は、頭部に装着された際のバランスが悪くなり、レーザ光が走査されている間にレーザ光のスポットがずれ易い。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、横臥位の患者に対しても、レーザ光の照射位置の位置合わせを容易にし、レーザ光のスポットを走査した治療が適切に行える眼科用レーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 治療レーザ光源を持つ装置本体からのレーザ光を患者眼に導光照射して患者眼を治療する眼科用レーザ治療装置において、前記装置本体とは分離して設けられ、術者が手で把持可能なハンドヘルド筐体と、患者眼に対向する検眼レンズを含み、前記ハンドヘルド筐体に設けられた観察光学系と、前記レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系であって、(a)前記レーザ光源からレーザ光を走査する走査部と、該走査部で走査されたレーザ光が入射されるファイバが所定のパターンで多数束ねられ、出射端側が前記ハンドヘルド筐体に接続されているバンドルファイバと、該バンドルファイバから出射されたレーザ光を前記検眼レンズを通して患者眼に照射するために前記ハンドヘルド筐体に設けられた照射光学系と、を有するか、又は(b)前記レーザ光源からレーザ光を導光し、出射端側が前記ハンドヘルド筐体に接続されているファイバと、該ファイバから出射されたレーザ光を走査する走査部を含み、走査されたレーザ光を、前記検眼レンズを通して患者眼に照射するために前記ハンドヘルド筐体に設けられた照射光学系と、を有する導光光学系と、治療レーザ光のスポットの照射パターンを設定する照射パターン設定手段と、前記照射パターン設定手段により入力された設定信号に基づいて前記走査部の駆動を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科用レーザ治療装置は、、設定された照射パターンのレーザ光の照射位置を移動するための移動信号を入力する移動信号入力手段を備え、前記制御手段は、前記照射パターン設定手段の設定信号と前記移動信号入力手段により入力された移動信号とに基づいて前記走査部の駆動を制御する、ことを特徴とする。
(3) (2)の眼科用レーザ治療装置は、前記走査部よりレーザ光源側に配置されたエイミング光を発するエイミング光源を備え、前記制御手段は、エイミング光の照射時にも前記照射パターンと前記移動信号入力手段により入力された移動信号とに基づいて前記走査部の駆動を制御することを特徴とする。
(4) (3)の眼科用レーザ治療装置において、
前記導光光学系は前記バンドルファイバを含む光学系であり、前記照射パターン設定手段により設定可能な照射パターンは、前記バンドルファイバの束ねられている各ファイバのパターンに従って定められ、前記制御手段は、前記バンドルファイバの入射端側で束ねられている各ファイバの位置に基づいて前記走査部の駆動を制御することを特徴とする。
(5) (4)の眼科用レーザ治療装置において、前記装置本体に設けられた照明光源を持ち、前記バンドルファイバを共用して前記照明光源からの照明光を患者眼に導光して照射する照明光学系であって、前記照明光源から照明光を前記バンドルファイバの略全体に照明光を入射するレンズを持つ照明光学系を備えることを特徴とする。
(6) (1)の眼科用レーザ治療装置において、前記観察光学系は、前記検眼レンズを通して患者眼を撮像する撮像素子であって、前記ハンドヘルド筐体に設けられた撮像素子を含み、眼科用レーザ治療装置は、前記撮像素子により撮像された患者眼像を表示するディスプレイを備えることを特徴とする。
(7) 患者眼に導光照射して患者眼を治療する眼科用レーザ治療装置は、
装置本体と、装置本体に収められ,治療用のレーザ光を出射するレーザ光源と、装置本体とは分離して設けられ、術者が手で把持可能なハンドヘルド筐体と、レーザ光を,患者眼の組織上で所定の照射パターンとして照射するレーザデリバリ光学系であって,レーザ光源から出射されたレーザ光を患者眼に導光するために,ハンドヘルド筐体と装置本体を接続するファイバユニットと、レーザ光の光軸を偏向するためのスキャナと、レーザ光を患者眼の組織上にスポットとして結像させるための結像光学系と、を含むレーザデリバリ光学系と、治療レーザ光のスポットの照射パターンを設定する照射パターン設定ユニットと、照射パターン設定ユニットにより入力された設定信号に基づいてスキャナの駆動を制御する制御ユニットと、ハンドヘルド筐体に設けられた,観察光路とレーザデリバリ光学系の光路を合致させるためのビームコンバイナと、を備える、ことを特徴とする。
(8) (7)の眼科用レーザ治療装置において、ファイバユニットは、ファイバが所定のパターンで多数束ねられ、入射端側が装置本体側に接続され、出射端側がハンドヘルド筐体に接続されているバンドルファイバであり、スキャナは、レーザ光源とバンドルファイバの入射端との間に配置され、制御ユニットは、照射パターン設定ユニットにより入力された設定信号に基づいてスキャナの駆動を制御し、バンドルファイバの複数のファイバ入射端に選択的にレーザ光を入射させる、ことを特徴とする。
(9) (7)又は(8)の眼科用レーザ治療装置は、設定された照射パターンのレーザ光の照射位置を移動するための移動信号を入力するスイッチを含む移動信号入力ユニットを備え、制御ユニットは、照射パターン設定ユニットの設定信号と,移動信号入力ユニットにより入力された移動信号と,に基づいてスキャナの駆動を制御する、ことを特徴とする。
(10) (7)〜(9)の何れかの眼科用レーザ治療装置は、スキャナよりレーザ光源側に配置された,術者がレーザ光の照射位置を確認するためのエイミング光を発するエイミング光源を備え、
制御ユニットは、エイミング光の照射時にも照射パターンと,移動信号入力ユニットにより入力された移動信号と,に基づいてスキャナの駆動を制御する、ことを特徴とする。
(11) (8)〜(10)の何れかの眼科用レーザ治療装置において、照射パターン設定ユニットにより設定可能な照射パターンは、バンドルファイバの束ねられている各ファイバのパターンに従って定められる、ことを特徴とする。
(12) (8)〜(11)の何れかの眼科用レーザ治療装置は、装置本体に設けられた照明光源と、照明光源からの照明光を、バンドルファイバを共用して患者眼に導光するために、照明光をバンドルファイバの入射端の略全体に入射させるレンズを持つ照明光学系を備える、ことを特徴とする。
(13) (7)〜(12)の何れかの眼科用レーザ治療装置において、ハンドヘルド筐体には、患者眼を撮影するための撮像素子を含む観察光学系が備えられ、眼科用レーザ治療装置は、撮像素子により撮像された患者眼像を表示するディスプレイを備える、ことを特徴とする。
(14) (13)の眼科用レーザ治療装置において、観察光学系は、結像光学系を共用する、ことを特徴とする。
(15) (7)の眼科用レーザ治療装置において、スキャナは、ハンドヘルド筐体に設けられ、ファイバユニットを出射したレーザ光の光軸を偏向する、ことを特徴とする。
(16) (15)の眼科用レーザ治療装置において、ファイバユニットは、実質的に単一のファイバである、ことを特徴とする。
本発明によれば、横臥位の患者に対しても、レーザ光の照射位置の位置合わせを容易にし、レーザ光のスポットを走査した治療が適切に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は眼底の治療レーザ光を照射し、光凝固治療等を行う眼科用レーザ治療装置の光学系及び制御系を示す概略構成図である。図2は、治療レーザ光を導光する導光光学系が含むバンドルファイバの構成を説明する図である。図3は、照射パターンの一例を説明する図である。図4は、ディスプレイに表示される患者眼眼底の観察像ディスプレイと治療レーザ光の照射位置の指定について説明する図である。
眼科用レーザ治療装置100は、大別して、治療レーザ光源11等が収められ,装置の設定等を行う本体部100Aと、術者が手で把持するに適したハンドヘルト筐体100Baを持ち、患者眼を観察する観察光学系60及び患者眼にレーザ光を照射する照射光学系50が収められたハンドピース100Bと、を備える。治療レーザ光源11からのレーザ光は、バンドルファイバ40、ハンドピース100Bに設けられた検眼レンズとしてのコンタクトレンズ57を含む照射光学系50、等の導光光学系45により患者眼に照射される。本体部100Aは、照明光学系30、制御部70、操作ユニット80、ディスプレイ90、を備える。ハンドピース100Bは、照射光学系50、カメラユニット65を含む観察光学系60、を備える。照射光学系50及び観察光学系60はハンドピース100Bの筐体(ハウジング)100Ba内に収納されている。バンドルファイバ40の入射端側は、本体部100Aに接続され、バンドルファイバ40の出射端側はハンドピース100B側の照射光学系50に接続されている。
レーザ光源ユニット10には、治療レーザ光を出射する治療レーザ光源11、集光レンズ12、安全シャッタ11a、術者がスポット位置を確認できるための照準レーザ光(エイミング光)を出射するエイミング光源13、集光レンズ14、治療レーザ光とエイミング光とを合波する(同軸とする)ビームスプリッタ(コンバイナ)15、レーザ光を略平行光とする光学系としてのレンズ16、入射したレーザ光(の光軸)を2次元に走査する(偏向する)ために軸が互いに直交した2つのガルバノミラーを備える走査部(スキャナ)20、走査されたレーザ光をバンドルファイバ40の入射端面41に集光するレンズ17、を備える。本体部100A側の導光光学系45は、安全シャッタ11a、集光レンズ12、レンズ16、走査部20、レンズ17を含む。また、レーザ光源ユニット10は、さらに、照明光学系30を備える。照明光学系30は、赤外光を発光する照明光源31、照明光をバンドルファイバ40の入射端面41に照明光を導光するための光学系としてのレンズ32、照明光をレーザ光と合波させる(レーザ光と同軸とする)ダイクロイックミラー33、を備える。
治療レーザ光源11としては、眼底の治療(例えば、光凝固治療)に適した可視のレーザ光を出射する半導体レーザ、ファイバレーザ、固体レーザ等が用いられる。エイミング光源13としては、術者が視認できるような可視レーザ光を出射する半導体レーザが用いられる。なお、エイミング光は、赤外光でもよい。例えば、赤外光を撮像・表示可能なシステムを利用する場合、エイミング光が赤外光であっても術者はエイミング光の位置等を認識できる。ビームスプリッタ15は、治療レーザ光を透過し、エイミング光を反射するダイクロイックミラーとされている。安全シャッタ11aは、光軸に挿入されることで、治療レーザ光を遮断する役割を果たす。走査部20に用いられるガルバノミラーは、反射面を持つスキャンミラーと、ミラーを支えるシャフト、シャフトを軸回転させるアクチュエータ(モータ)、を備える。ガルバノミラーは、後述する制御部70の指令に基づいてスキャンミラーの角度を変える。走査部20は、レーザ光の光軸を2次元的に走査(偏向)し、バンドルファイバ40の中の1つのファイバにレーザ光を入射させる。走査部20としては、特開2001−149403号公報に記載の技術が利用できる。
照明光源31としては、可視光をカットする赤外フィルタを備えたハロゲンランプ、赤外光を発する発光ダイオード等が用いられる。レンズ32は、照明光源31からの照明光をバンドルファイバ40の入射端面41の略全面に渡って導光するような光学特性を備える。ダイクロイックミラー33は、レーザ光(治療レーザ光及びエイミング光)を透過し、赤外光を反射する特性を備える。従って、照明光源31から可視光が発せされても、ダイクロイックミラー33でカット(ここでは、透過)される。
図2では、バンドルファイバ(ファイバユニット)40全体の断面と、中心部の拡大図(3×3本のファイバFを示す)を模式的に示している。バンドルファイバ40は、多数のファイバFを所定のパターンとなるように規則的に束ねた導光部材である。各ファイバFは、レーザ光が伝播するコアCoと、コアCoの周囲を覆うクラッドClを備えている。各ファイバは、コア径Dcが10〜400μm程度であり、クラッドの厚みTcが10〜400μm程度とされている。従って、ファイバ径Dは、20〜800μm程度とされている。各ファイバは、バンドルファイバ40の入射端面41(又は出射端面42)において、コアが格子状パターンに配置されている。ファイバは、眼底に所定のパターンのレーザスポットを導光できるために充分な本数で、さらに、照明光を眼底へと導光できるために充分な本数が束ねられている。ファイバの本数としては、数十本〜数万本とする。バンドルファイバ40の入射端面及び出射端面は平面とされている。
本実施形態では、各ファイバは、コア径Dcが50μm、クラッドの厚みTcが25μm、ファイバ径Dが75μmのマルチモードファイバを、正方格子状に3000本配列した構成とする。従って、コアCoは、50μmの間隔で配列されていることとなる。なお、各ファイバFは、図示を略す固定部材(接着剤等)で固定され、束ねた状態(配列パターン)が維持されている。例えば、ファイバFの配列パターンは、バンドルファイバ40の中央部(光軸近傍)40C,中央部40Cより外側の中間部40Mに亘って、正方格子状として維持されている。少なくとも、治療レーザ光を導光するための用いられるファイバFの配列パターンが格子状に維持されていることが好ましい。また、ファイバFに効率的にレーザ光が入射されるように、ファイバFの入射端面には反射防止処理が施されている。バンドルファイバ40の入射端は、レーザ光源ユニット10(本体部100A)に接続され、出射端は、ハンドピース100Bに接続されている。
ハンドピース100Bにおいて、照射光学系50は、バンドルファイバ40の出射端面(各ファイバFの出射端面)42を患者眼の眼底に結像させる機能を備える。照射光学系40は、バンドルファイバ40から出射されたレーザ光を略平行光とするためのレンズ51、光軸に沿ってスライドするレンズ(群)52であって、患者眼の眼底に結像されるレーザスポットの結像倍率を変更する変倍光学系であるレンズ52、レンズ52を移動させるためのツマミ53、リレーレンズ54、バンドルファイバ40の出射端面42の結像位置を光軸に沿って前後させるフォーカシングレンズ55、フォーカシングレンズ55を移動させるツマミ56、照射光学系50の対物レンズであって、患者眼に対向し、前眼部に接触するコンタクトレンズ(検眼レンズ)57、を備える。観察光学系60は、レーザ光及び照明光と、観察光(眼底からの反射光)を分離するビームスプリッタ61、観察光学系としてのレンズ62を備え、レンズ62の下流には、カメラ65が配置されている。コンタクトレンズ57は、照射光学系50と観察光学系60とで共用されている。コンタクトレンズ57は、レーザ光をスポットとして患者眼の組織に結像させる結像レンズの役割を持っている。
レンズ52、フォーカシングレンズ55は、それぞれレンズカム(図示を略す)に保持されており、ツマミ53、56の操作により光軸に沿ってスライド移動される。ツマミ53、56は、術者が操作しやすいように、筐体100Baの表面に配置される。ここでは、筐体100Baから突出して設けられている。照射光学系50は、レーザ光を患者眼の眼底に結像、言い換えると、バンドルファイバ40の出射端面42と眼底とを共役とする。レンズ52の移動によってレーザスポットは、1〜10倍(スポット径として、50〜500μm)の間で連続的に変更される。また、照射光学系50は、照明光を眼底へと導光する。本実施形態では、照明光は、照射光学系50の光学部材の収差等により結像することなく眼底へと導光される。従って、眼底は、拡散した赤外光により照明されることとなる。
カメラ65は、2次元の撮像素子66、結像レンズ67を備える。撮像素子66は、赤外光(照明光の反射光)を受光可能(赤外光に感度を持つ特性)であって,少なくともエイミング光を受光可能な特性(エイミング光に感度を持つ特性)を備えている。本実施形態の撮像素子66は、赤外光から可視光の広い波長に亘って受光感度を持つ二次元CCD(charge-coupled device)とする。撮像素子66の受光面は、結像レンズ67、レンズ62、フォーカシングレンズ55、コンタクトレンズ57により、患者眼の眼底と共役とされている。ビームスプリッタ(ビームコンバイナ)61は、観察光学系の光路と照射光学系の光路を合致させる役割を持つ。ビームスプリッタ61は、レーザ光(特には、治療レーザ光)の減衰をできるだけ抑えるために、レーザ光を透過すると共に、赤外光を半透過/半反射する特性を有する。フォーカシングレンズ55は、患者眼の視度を調整(微調整)するための機能を有し、ツマミ56により軸方向に沿ってスライド移動する。フォーカシングレンズ55により、患者眼の眼底と撮像素子66の受光面とを共役とし、患者眼の眼底とバンドルファイバの出射端面42とを共役とする。
導光光学系45及び照明光学系50によって、レーザ光を患者眼の組織上で所定の照射パターンとして照射するレーザデリバリが構成される。レーザデリバリ光学系は、レーザ光源11から出射されたレーザ光を患者眼に導光するためのファイバユニットとしてのバンドルファイバ40と、レーザ光の光軸を偏向するためのスキャナである走査部20と、レーザ光を患者眼の組織上に所定のスポットサイズのレーザスポットとして結像させるための結像光学系であるコンタクトレンズ57と、を含む。ここでは、コンタクトレンズ57は、照射光学系50に含まれている。
装置全体を統括・制御する制御部70には、メモリ71、レーザ光源11、エイミング光源13、安全シャッタ11a、走査部20、撮像素子66、レーザ光の照射条件等の設定を行うための操作ユニット80、患者眼の眼底を観察するためのディスプレイ90、レーザ光を照射するトリガ入力手段(ユニット)であるフットスイッチ81、が接続されている。照明光源31の点灯、光量調整は図示を略すスイッチにより行われる。
操作ユニット80は、レーザ照射条件の設定、照射パターンの変更及び入力を兼ねるタッチパネル式のディスプレイ82を備える。ディスプレイ82には、各種のパネルスイッチが設けられており、レーザ光照射の照射条件(パラメータ)を設定できる。ディスプレイ82は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース機能を有し、ユーザが視覚的に数値等の確認、設定を行うことができる構成とされる。照射条件の項目としては、治療レーザ光の出力設定部83、照射時間(パルス幅)設定部84、休止時間(治療レーザ光の照射時間間隔)設定部85、治療レーザ光の照射(走査)パターン(眼底上に形成する治療レーザ光のスポット位置の配列パターン)の設定部86、その他の設定部等を呼び出すためのメニュースイッチ82a等が用意されている。
ディスプレイ82上の各項目をタッチすることにより数値を設定できる。例えば、術者が、設定部86のスイッチをタッチすることによりプルダウンメニューで設定可能な候補が表示され、術者が候補から数値を選択することにより項目における設定値が決定される。また、パターンが表示された設定部86のスポット位置をタッチすることにより、照射パターンの選択や変更等ができる。照射パターンの変更としては、例えば、3×3のパターンを選択した状態で、中央のスポット位置をタッチすると、タッチされたスポットがパターンから消える。この動作により、新たなパターンが設定されたることとなる。
制御部70は、設定された照射パターンに基づいて、レーザ光源11及びエイミング光源を駆動してレーザ光の出射・停止を制御すると共に、走査部20を駆動して、パターンに対応したファイバFにレーザ光を入射させる(詳細は後述する)。
ディスプレイディスプレイ90は、撮像素子66で取得した眼底画像を表示する役割を持つ。また、ディスプレイ90は、ディスプレイ82と同様にタッチパネル機能を有している。ディスプレイ90に表示された眼底像の位置を指定(触れる)ことにより、照射パターンの照射位置を移動することができる(詳細は後述する)。
次に、治療レーザ光の照射パターンについて説明する。図3は、3×3のファイバと、照射パターンを示す図である。ここでは、バンドルファイバ40の中から、3×3本のファイバF(F11、F12、F13、F21、F22、F23、F31,F32、F33)を例に挙げて説明する。
本実施形態では、バンドルファイバ40に入射させるレーザ光を走査部20により指定(選択)させることにより、ファイバFの正方格子状のパターンを基として、照射パターンを形成する。バンドルファイバ40の入射端面41におけるレーザ光の入射パターンが、バンドルファイバ40の出射端面42での出射パターンとなり、照射光学系50により眼底に導光(照射)され、眼底上に照射パターンが形成されることとなる。
ここで、入射端面41側の9本のファイバFにレーザ光を入射させる場合を想定する。図中矢印Aに示すように、走査部20によりレーザ光を偏向し、ファイバF11、F12、F13、F23、F22、F21、F31、F32、F33、の順にレーザ光を入射させる。
ファイバF11に入射されたレーザ光はコア内を伝播し、出射端面42側のファイバF11から出射される。このとき、ファイバF11の出射端では、コア径に対応したポットが形成される。同様に、ファイバF12、F13、F23、F22、F21、F31、F32、F33、の順に、出射端面42側にスポットが形成される。出射端面42は、上記の照射光学系50により患者眼の眼底へと導光(照射)される。
図3の右側に示すように、眼底上でのパターンPは、ファイバF11に対応するスポットS11から,矢印Bに示す順(スポットS12、S13、S23,S22、S21、S31、S32、S33)に形成される。眼底上でのスポットサイズは、結像倍率が1倍の場合、ファイバFのコア径である50μmであり、スポット間隔(隣り合うスポットの輪郭の間隔)は、クラッドの厚みの2倍である50μmとなっている。
なお、照射光学系50により、結像倍率が変更されると、スポットサイズとスポット間隔は、上記の関係(50μm:50μm=1:1)を維持したまま拡大されることとなる。また、設定部86において、パターンPの設定で、スポットS22に対応するスポット位置を消す設定を行うと、制御部70は、ファイバF22にレーザ光を入射させないに走査部20を制御する。また、スポット位置の追加では、設定部86にてパターンのスポット位置を追加(空白部分のタッチ処理)すると、図示を略す別のファイバにレーザ光を入射させるように制御部70が走査部20を制御する。このようにして、所期するパターンを設定でき、レーザ光を照射できる。
照射パターンは、予め複数用意され、術者がディスプレイ82上で選択可能に構成されている。照射パターンは、バンドルファイバ40のどのファイバFにレーザ光を入射させるかによって変更される。パターンは、ファイバFの正方格子状のパターンを基にしており、例えば、スポット位置を2×2、3×3、4×4、等の正方行列状に並べるパターン(正方パターン)、スポット位置を円弧状に並べるパターン(円弧パターン)、円弧を外径方向や内径方向に並べ扇形を形成するパターン(扇形パターン)、スポット位置を円状に並べるパターン(円パターン)、この円パターンを分割するパターン(円分割パターン)、スポットを直線状に並べた直線パターン、等が用意され、メモリ71に記憶されている。照射パターンは、設定部86の操作によりメモリ71に記憶されている複数の照射パターンの中から選択でき、設定部86の画面に表示される。
フットスイッチ81が術者により踏まれるまでは、制御部70は、エイミング光源13を制御して点灯させ、設定部86で設定されたパターンに基づいて走査部20を制御し、眼底上にエイミング光でのスポットのパターンを形成する。エイミング光の照射時には、照射パターンの各スポットの位置を術者が残像によって同時に観察可能な速さで走査されるか、又は照射パターンの各スポットの位置を術者が観察可能なように、各スポットの位置が間欠的に観察されるように走査される。
フットスイッチ81が術者により踏まれると、制御部70は各種パラメータに基づき、治療レーザ光のスポットのパターンを眼底に形成するようにレーザ光を照射する。制御部70は、レーザ光源11を制御すると共に、設定されたパターンに基づいて走査部20を制御し、眼底に治療レーザ光のスポットのパターンを形成する。
次に、ディスプレイ90を用いた照射パターンの位置の指定(移動)について説明する。図4に示すディスプレイ90には、カメラ65により撮像された患者眼の眼底Faがリアルタイム表示されている。また、ディスプレイ90には、眼底Fa上に形成されたエイミング光のパターンPaが表示されている(移り込んでいる)。ここでは、パターンPaは、3×3の正方パターンとする。パターンPaは、バンドルファイバ40の中央部40Cの9本のファイバにより構成されている。このため、観察領域の中央部(ディスプレイ90の中央部)にパターンPaが形成されることとなる。ここで、ディスプレイ90の領域A1をタッチすると、パターンPa1で示されるエイミング光のパターンがディスプレイ90に表示される。ディスプレイ90がパネルスイッチとなり、ディスプレイ90上でのタッチ位置が制御部70に入力される。領域A1は、照射パターンの中央部が位置する領域に対応している。制御部70は、ディスプレイ90からの入力信号に基づいて、バンドルファイバ40の中央部40Cからの変位量を取得する。制御部70は、変位量に基づいて走査部20の走査量を変位させ、レーザ光(エイミング光)を入射させるファイバを変更する。例えば、走査部20による3×3本のファイバFの選択領域(中央部40Cに対応)を、変位させた3×3本のファイバFの領域(中間部40Mに対応)に変更する。
このようにディスプレイ90は、照射パターンのスポットを移動する移動信号入力ユニットとして機能する。タッチパネル式ディスプレイのタッチ入力により、照射パターンのスポットを移動させる移動位置情報の信号が入力されることとなる。移動信号入力ユニットとしては、レバー等の入力部材を用いて移動信号を入力することでも良い。
以上のような構成を備える装置の動作を説明する。ここでは、患者が寝ている場合の治療(ベッドサイドでの治療)を例に挙げる。手術に先立ち、患者眼を観察する。術者は、照明光源31を点灯させる。ハンドピース100Bを手で持ち、コンタクトレンズ57を患者眼の前眼部に当接させる。そして、ディスプレイ90に眼底像が適正に表示されるように、ツマミ56を操作してピント調整を行う。術者は、ディスプレイ90に表示された眼底を観察する。そして、術者は、ディスプレイ82で、照射パターン、治治療レーザ光の出力、1スポットでのレーザ光の照射時間、等の手術条件を設定する。また、ツマミ53を操作し、治療レーザ光のスポットサイズを設定する。
術者が、エイミング光を点灯し、治療レーザ光の照射可能な状態にすると、制御部70は、走査部20等を制御し、眼底上にエイミング光のスポットでパターンを形成する。このとき、術者は、ディスプレイ90に表示されたパターンを確認し、照射位置を変更する場合には、ディスプレイ90(の眼底像)をタッチして、照射パターンの位置(領域)を変更する。制御部70は、ディスプレイ90で指定された位置に対応して走査部20を制御し、照射パターンの照射位置を変更する。照射パターンの位置は、患者眼に対するハンドピース100Bを移動することなく、走査部20の走査による変更される。このため、術者はハンドピース100Bを手で保持しやすい状態で保持しながら、安定して容易に照射パターンの位置を所望の位置へ変更できる。
照準合わせの完了後、術者がフットスイッチ81を踏むと、治療レーザ光の照射が開始される。制御部70は、フットスイッチ81からのトリガ信号に基づき、光源12からのエイミング光の出射を停止し、治療レーザ光源11から治療レーザ光を出射すると共に、走査部20を制御し、各スポット位置に治療レーザ光を順次照射する。すべてのスポット位置に治療レーザ光が照射されると、制御部70は、再び照射パターンに基づくエイミング光照射が開始する。このように、横臥位の患者に対しても、レーザ光の照射位置の位置合わせを容易に行え、レーザ光のスポットを走査した治療を適切に行える。
また、図1の光学系では、装置の大型化を抑制しつつ、所定のパターンに基づいて複数のスポットを照射できる。具体的には、走査部20を本体100A側に設けることで、眼底観察とレーザ治療を可能とするユニットを手持ち保持可能なハンドピース100Bとすることができる。これにより、ベッドサイドでの観察・治療が簡単にできる。また、ハンドピース100Bとコンタクトレンズ57が一体となっているため、装置100の扱いが簡単にできる。さらに、コンタクトレンズ57の押し当てがし易くなる。
なお、以上の説明では、ベッドサイトでの利用を例に挙げたが、これに限るものではなない。患者が座位の状態で、ハンドピース100Bを用いた観察・治療を行ってもよい。また、ハンドピース100Bは、一体的なユニットであればよく、顔保持ユニットを備える架台に搭載して使用してもよい。
また、以上の説明では、走査部に回転軸が直交する2つのガルバノミラーを用いる構成としたが、これに限るものではない。2次元的にレーザ光を偏向(走査)できる構成であればよく、レンズの傾斜を利用した偏向ユニット、デフォーマブルミラーによる偏向ユニット、を用いる構成としてもよい。
また、以上の説明では、照明光として赤外光を利用する構成としたが、これに限るものではない。可視光を発する発光素子を照明光源としてもよい。このような場合、レーザ光と照明光とを同軸とするミラー33として、エイミング光と治療レーザ光の波長を透過し、照明光を反射するダイクロイックミラーを用いる。このミラーには、照明光の色味が略白色となるような光学特性を必要とする。
また、以上の説明では、レンズ52のスライド移動により、ズーム機能を有する構成としたが、これに限るものではない。変倍が可能であれば、照射光学系の光路に光学素子素子を挿脱することでスポットの結像倍率を変更する構成としてもよい。
また、以上の説明では、コア径50μm、クラッドの厚み25μmのファイバFを用いたが、これに限るものではない。また、配列パターンは、正方格子状に限るものではなく、六方格子状であってもよい。なお、レーザ治療に適したスポットサイズ、スポット間隔が得られるようなファイバFのサイズが設定されていれば、変倍光学系は必ずしも必要ない。例えば、コア径200μm、クラッドの厚み100μmのファイバを正方格子状に配列することにより、一般的に光凝固治療で使用されている設定とできる。
また、以上の説明では、眼底の観察をハンドピース100Bに配置したカメラ65により行う構成としたが、これに限るものではない。観察光学系60を介して眼底を目視する構成としてもよい。この場合、照明光源は可視光源となる。また、バンドルファイバ40を介して眼底を観察する構成としてもよい。眼底を観察するための撮像素子の受光面と、入射端面42を共役とすればよい。
また、以上の説明では、ハンドピース100Bの検眼レンズとしての対物レンズ(結像光学系であるレンズ)を、患者眼に接触させるコンタクトレンズ57としたが、これに限られない。コンタクトレンズ57の代わりに、患者眼に対向し、患者眼から離された位置に配置された検眼レンズを用いても良い。この場合、ハンドピース100Bを光軸方向に移動させることによってフォーカス調整ができるため、上記フォーカスレンズ55は必ずしも必要ない。
また、以上の説明では、ディスプレイ90上で、照射パターンの位置を指定(変更)する構成としたが、これに限るものではない。照射パターンの位置を移動させる信号を入力するレバー等の入力手段(ユニット)を用いる構成としてもよい。入力手段の入力により、制御部70の制御によって走査部20のレーザ光の偏向(走査)が変わる構成であればよい。なお、このような場合、ディスプレイ90は、撮像素子66からの画像信号を直接表示する構成としてもよい。レーザ光の照射パターンの位置変更は、患者眼に対してハンドピース100Bを傾けたり、移動させたりしても行える。しかし、コンタクトレンズ57が使用されるときには、ハンドピース100Bの移動が行い難いので、走査部20の制御によって照射パターンの位置を変更することが好ましい。また、照射パターンは、予め特定のパターンとして固定されている構成としてもよい。例えば、装置として、2×2の正方パターンとして設定されていてもよい。
なお、以上の説明した構成に対して、マニュピュレータ機能を追加してもよい。具体的には、バンドルファイバ40の出射端42から患者眼までの光路上に、治療レーザ光の照射位置(レーザ光軸)を微調整するための構成を設ける。例えば、レンズ54が、光軸に対して横方向(XY方向)に移動可能とする移動機構を設け、この移動機構を術者が操作するレバー等の操作部材をハンドピース100B上に設ける。術者のレバー操作により、レンズ54が移動してレーザ光軸が傾斜される。これにより、眼底上での照射パターンの位置が全体的に移動されることとなる。なお、レンズ54は、移動機構により傾斜される構成であってもよい。
また、照射光学系50と観察光学系60の配置を入替え、ビームスプリッタ61が、治療レーザ光等を反射し赤外光を透過する構成とする。ビームスプリッタ61をレーザ光軸に対して横方向(XY方向)に傾斜可能とする傾斜機構を設け、この傾斜機構を術者が操作するレバーをハンドピース100B上に設ける。術者のレバー操作により、ビームスプリッタ61が傾斜され、レーザ光軸が傾斜される。これにより、眼底上での照射パターンの位置が全体的に移動されることとなる。
なお、上記の移動機構、傾斜機構は、レバー等の操作による機械的な操作であってもよいし、アクチュエータ等の駆動ユニットを介した電動操作であってもよい。また、操作は、ハンドピース100B以外に設けられた操作部、例えば、モニタへの信号入力、等により達成されてもよい。
なお、上記の移動機構、傾斜機構は、制御部70により制御される構成としてもよい。例えば、制御部70が、眼底に照射された照射パターン全体の位置をある距離(例えば、一つのスポット分の距離)だけ何れかの方向にずらすように移動機構(又は傾斜機構)を制御する。これにより、バンドルファイバ40の設計上制約されるスポット間の間隔(隣合うコア間の間隔)よりも狭い間隔で治療レーザ光を照射できる。また、移動機構等を制御し、治療レーザ光のスポットを移動させていくことにより、円形状などの曲線を持つ様々な照射パターンが形成しやすくなる。
また、制御部70が、カメラユニット65で取得した画像に基づいて移動機構等の制御し、治療レーザ光の照射位置をトラッキングする構成としてもよい。例えば、制御部70が、眼底像の特徴点を抽出し、特徴点の移動量をモニタする。制御部70が、特徴点の移動量に基づいて移動機構等を制御し、眼底の移動をキャンセルさせるように治療レーザ光のスポットの位置をずらす構成とする。
図5は、図1の導光光学系の変容例であり、走査部(スキャナ)をハンドピース100B側の照射光学系50に設けた場合の構成図である。ハンドヘルド筐体100Ba内に配置された走査部は、ファイバから出射されたレーザ光を走査する(レーザ光の光軸を偏向する)。図5において、走査部120は、図1と同じくガルバノミラー等の走査光学系により構成される。走査部120は、レンズ(群)52とリレーレンズ54との間に配置されている。また、バンドルファイバ40に代えて、単一のファイバ(ファイバユニット)140が本体10とハンドピース100Bとに接続されている。また、照明光学系130がハンドピース100B側に設けられている。照明光学系130は、照明光源131と、カメラ65とレンズ62との間に配置されたビームスプリッタ132と、備え、観察光学系60のレンズ62、ビームスプリッタ61、フォーカシングレンズ55、コンタクトレンズ57を共用する。本体100A側の導光光学系は、図1の走査部20、ダイクロイックミラー33が省略されている。その他の構成は、図1と同じであり、同一要素には同一符号を使用して、それらの説明は省略する。
なお、ファイバ140は、単一のファイバに限るものではない。ファイバユニットとして複数のファイバを備える構成であってもよい。例えば、コア径が異なるファイバを束ねてファイバユニットとしてもよい。ファイバユニットのいずれかの一つのファイバに、レーザ光を入射させることによって、レーザ光のスポットサイズを変更できる。この場合、ファイバユニットの入射端側に、レーザ光を入射させるファイバを選択する走査部等の偏向ユニットが必要となる。
この図5の導光光学系では、治療用レーザ光及びエイミング光がファイバ140によって照射光学系50に導光され、走査部120によって患者眼に向けて走査される。図5の導光光学系の場合、ハンドピース100B側に走査部120が設けられているため、図1よりもハンドピース100Bのサイズが多少大きくなる。しかし、図5の導光光学系では、図1のようにバンドルファイバ40の各ファイバの配置パターンに影響されず、レーザ光のスポットの位置を自由に走査できる利点がある。このため、設定部86ではスポットの配置の位置及びスポット間隔等の照射パターンを自由に設定可能にされている。レーザ照射に際して、エイミング光を移動するための移動信号の入力と、走査部120の駆動の制御は図1の場合と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
なお、以上の説明では、ハンドピース100B(ハンドヘルド筐体100Ba)に観察光学系60を組み込む構成としたが、これに限らない。ハンドヘルド筐体100Baには、患者眼に対向する位置に、観察光学系の観察光路とレーザデリバリ光学系(照射光学系)の光路とを合致させるためのビームコンバイナが配置される構成であればよい。例えば、観察光学系には、眼科用レーザ治療装置とは別の装置、例えば、手術顕微鏡、等を利用できる。
眼科用レーザ治療装置の光学系及び制御系の概略構成図である。 バンドルファイバの構成を説明する図である。 照射パターンを説明する図である。 ディスプレイの構成を説明する図である。 第2実施形態の装置の概略構成図である。
11 治療レーザ光源
13 エイミング光源
20,120 走査部
30,130 照明光学系
40 バンドルファイバ
45 導光光学系
50 照射光学系
60 観察光学系
70 制御部
80 操作ユニット
90 ディスプレイ
100 眼科用レーザ治療装置
100A 本体部
100B ハンドピース
100Ba ハンドヘルド筐体
140 ファイバ

Claims (16)

  1. 治療レーザ光源を持つ装置本体からのレーザ光を患者眼に導光照射して患者眼を治療する眼科用レーザ治療装置において、
    前記装置本体とは分離して設けられ、術者が手で把持可能なハンドヘルド筐体と、
    患者眼に対向する検眼レンズを含み、前記ハンドヘルド筐体に設けられた観察光学系と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を患者眼に導光する導光光学系であって、(a)前記レーザ光源からレーザ光を走査する走査部と、該走査部で走査されたレーザ光が入射されるファイバが所定のパターンで多数束ねられ、出射端側が前記ハンドヘルド筐体に接続されているバンドルファイバと、該バンドルファイバから出射されたレーザ光を前記検眼レンズを通して患者眼に照射するために前記ハンドヘルド筐体に設けられた照射光学系と、を有するか、又は(b)前記レーザ光源からレーザ光を導光し、出射端側が前記ハンドヘルド筐体に接続されているファイバと、該ファイバから出射されたレーザ光を走査する走査部を含み、走査されたレーザ光を、前記検眼レンズを通して患者眼に照射するために前記ハンドヘルド筐体に設けられた照射光学系と、を有する導光光学系と、
    治療レーザ光のスポットの照射パターンを設定する照射パターン設定手段と、
    前記照射パターン設定手段により入力された設定信号に基づいて前記走査部の駆動を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  2. 請求項1の眼科用レーザ治療装置は、、
    設定された照射パターンのレーザ光の照射位置を移動するための移動信号を入力する移動信号入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記照射パターン設定手段の設定信号と前記移動信号入力手段により入力された移動信号とに基づいて前記走査部の駆動を制御する、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  3. 請求項2の眼科用レーザ治療装置は、
    前記走査部よりレーザ光源側に配置されたエイミング光を発するエイミング光源を備え、
    前記制御手段は、エイミング光の照射時にも前記照射パターンと前記移動信号入力手段により入力された移動信号とに基づいて前記走査部の駆動を制御することを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  4. 請求項3の眼科用レーザ治療装置において、
    前記導光光学系は前記バンドルファイバを含む光学系であり、
    前記照射パターン設定手段により設定可能な照射パターンは、前記バンドルファイバの束ねられている各ファイバのパターンに従って定められ、
    前記制御手段は、前記バンドルファイバの入射端側で束ねられている各ファイバの位置に基づいて前記走査部の駆動を制御することを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  5. 請求項4の眼科用レーザ治療装置において、
    前記装置本体に設けられた照明光源を持ち、前記バンドルファイバを共用して前記照明光源からの照明光を患者眼に導光して照射する照明光学系であって、前記照明光源から照明光を前記バンドルファイバの略全体に照明光を入射するレンズを持つ照明光学系を備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  6. 請求項1の眼科用レーザ治療装置において、
    前記観察光学系は、前記検眼レンズを通して患者眼を撮像する撮像素子であって、前記ハンドヘルド筐体に設けられた撮像素子を含み、
    眼科用レーザ治療装置は、前記撮像素子により撮像された患者眼像を表示するディスプレイを備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  7. 患者眼に導光照射して患者眼を治療する眼科用レーザ治療装置は、
    装置本体と、
    装置本体に収められ,治療用のレーザ光を出射するレーザ光源と、
    装置本体とは分離して設けられ、術者が手で把持可能なハンドヘルド筐体と、
    レーザ光を,患者眼の組織上で所定の照射パターンとして照射するレーザデリバリ光学系であって,
    レーザ光源から出射されたレーザ光を患者眼に導光するために,ハンドヘルド筐体と装置本体を接続するファイバユニットと、
    レーザ光の光軸を偏向するためのスキャナと、
    レーザ光を患者眼の組織上にスポットとして結像させるための結像光学系と、を含むレーザデリバリ光学系と、
    治療レーザ光のスポットの照射パターンを設定する照射パターン設定ユニットと、
    照射パターン設定ユニットにより入力された設定信号に基づいてスキャナの駆動を制御する制御ユニットと、
    ハンドヘルド筐体に設けられた,観察光路とレーザデリバリ光学系の光路を合致させるためのビームコンバイナと、
    を備える、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  8. 請求項7の眼科用レーザ治療装置において、
    ファイバユニットは、ファイバが所定のパターンで多数束ねられ、入射端側が装置本体側に接続され、出射端側がハンドヘルド筐体に接続されているバンドルファイバであり、
    スキャナは、レーザ光源とバンドルファイバの入射端との間に配置され、
    制御ユニットは、照射パターン設定ユニットにより入力された設定信号に基づいてスキャナの駆動を制御し、バンドルファイバの複数のファイバ入射端に選択的にレーザ光を入射させる、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  9. 請求項7又は8の眼科用レーザ治療装置は、
    設定された照射パターンのレーザ光の照射位置を移動するための移動信号を入力するスイッチを含む移動信号入力ユニットを備え、
    制御ユニットは、照射パターン設定ユニットの設定信号と,移動信号入力ユニットにより入力された移動信号と,に基づいてスキャナの駆動を制御する、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  10. 請求項7〜9の何れかの眼科用レーザ治療装置は、
    スキャナよりレーザ光源側に配置された,術者がレーザ光の照射位置を確認するためのエイミング光を発するエイミング光源を備え、
    制御ユニットは、エイミング光の照射時にも照射パターンと,移動信号入力ユニットにより入力された移動信号と,に基づいてスキャナの駆動を制御する、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  11. 請求項8〜10の何れかの眼科用レーザ治療装置において、
    照射パターン設定ユニットにより設定可能な照射パターンは、バンドルファイバの束ねられている各ファイバのパターンに従って定められる、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  12. 請求項8〜11の何れかの眼科用レーザ治療装置は、
    装置本体に設けられた照明光源と、
    照明光源からの照明光を、バンドルファイバを共用して患者眼に導光するために、照明光をバンドルファイバの入射端の略全体に入射させるレンズを持つ照明光学系を備える、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  13. 請求項7〜12の何れかの眼科用レーザ治療装置において、
    ハンドヘルド筐体には、患者眼を撮影するための撮像素子を含む観察光学系が備えられ、
    眼科用レーザ治療装置は、撮像素子により撮像された患者眼像を表示するディスプレイを備える、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  14. 請求項13の眼科用レーザ治療装置において、
    観察光学系は、結像光学系を共用する、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  15. 請求項7の眼科用レーザ治療装置において、
    スキャナは、ハンドヘルド筐体に設けられ、ファイバユニットを出射したレーザ光の光軸を偏向する、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  16. 請求項15の眼科用レーザ治療装置において、
    ファイバユニットは、実質的に単一のファイバである、ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
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