JP2012038401A - 半導体装置及び半導体装置の電源制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンバイ状態への設定と解除が頻繁に繰り返されることにより、消費電力が増大することを避けることのできる半導体装置を提供する。
【解決手段】内部回路50と、第1制御信号を受けて内部回路への電源供給を制御する電源制御回路40と、第2制御信号を受けて第1制御信号を出力する制御信号発生回路30と、を備え、制御信号発生回路30は、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず、第1の期間以上であるときに第1制御信号を非活性状態とする。
【選択図】図1
【解決手段】内部回路50と、第1制御信号を受けて内部回路への電源供給を制御する電源制御回路40と、第2制御信号を受けて第1制御信号を出力する制御信号発生回路30と、を備え、制御信号発生回路30は、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず、第1の期間以上であるときに第1制御信号を非活性状態とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及び半導体装置の電源制御方法に関する。特に、スタンバイ時に電源スイッチを遮断し内部回路にリーク電流が流れないようにする半導体装置及びその電源制御方法に関する。
トランジスタの微細化の進展に伴って、トランジスタの耐圧が低下するので半導体装置の電源電圧は低下する傾向にある。また、半導体装置の消費電力を減らすために、電源電圧を低電圧化する場合もある。そのような場合、半導体装置を低い電源電圧で高速に動作させるためには、半導体装置に用いられるMOSトランジスタの閾値を低くする必要がある。しかし、トランジスタの閾値電圧を低くするとトランジスタをオフしたときのサブスレッショルド電流が問題となる。従来、CMOS半導体集積回路は、クロックを停止すれば、消費電流は流れないと考えられてきたが、サブスレッシュルド電流が流れるとクロックを停止しても消費電流は流れる。このため、特にクロックを停止するスタンバイ時のサブスレッシュホールド電流を削減する技術として、スタンバイ時に保持が必要な出力ノードの電位を一定に保った状態で内部回路の電源の供給を遮断するパワーゲーティング技術が広く用いられるようになって来ている。
特許文献1には、従来のパワーゲーティング技術を用いた半導体装置が記載されている。図10は、特許文献1に記載されている従来のパワーゲーティング回路の構成を示す回路ブロック図である。図10の従来のパワーゲーティング回路は、電源Vddに接続されたメイン電源線MVLと、サブ電源線SVLと、ソースがメイン電源線MVLに、ドレインがサブ電源線SVLに接続され、ゲートが制御信号/SCRCに接続されたPチャネルMOSトランジスタQHPを備える。このPチャネルMOSトランジスタQHPは、制御信号/SCRCにより導通/非導通が制御される電源スイッチとして機能し、導通したときに、サブ電源線SVLはこの電源スイッチを介してメイン電源線MVLと接続される。また、この電源スイッチとなるPチャネルMOSトランジスタQHPには非導通となったときのサブスレッショルドリーク電流を少なくするため、閾値電圧の絶対値の高いトランジスタが使用される。
図10の従来のパワーゲーティング回路は、さらに、接地Vssに接続されたメイン接地線MGLと、サブ接地線SGLと、ソースがメイン接地線MGLに、ドレインがサブ接地線SGLに接続され、ゲートが制御信号SCRCに接続されたNチャネルMOSトランジスタQHNを備える。このNチャネルMOSトランジスタQHNは、制御信号SCRCにより導通/非導通が制御される電源スイッチとして機能し、導通したときに、サブ接地線SGLはこの電源スイッチを介してメイン接地線MGLと接続される。また、この電源スイッチとなるNチャネルMOSトランジスタQHNには非導通となったときのサブスレッショルドリーク電流を少なくするため、閾値電圧の高いトランジスタが使用される。
なお、制御信号SCRCと制御信号/SCRCは相補の信号であり、制御信号SCRCがハイレベル、制御信号/SCRCがロウレベルとなるときに電源スイッチは導通し、制御信号SCRCがロウレベル、制御信号/SCRCがハイレベルとなるときに電源スイッチは遮断する。制御信号SCRCと制御信号/SCRCはスタンバイ状態のときに電源スイッチを遮断し、スタンバイ状態が解除されると電源スイッチが導通するように制御する。
さらに、サブ電源線SVLとサブ接地線SGLには、内部回路104、106が接続され、内部回路には、電源スイッチが導通しているときには、電源スイッチを介して電源が供給され、電源スイッチが遮断すると、電源の供給が停止し、サブスレッショルド電流が流れなくなるように制御される。
特許文献1では、さらにサブ電源線SVLとサブ接地線SGLとの間に接続されるキャパシタSCと、メイン電源線MVLとサブ接地線SGLとの間に接続されるキャパシタVDCと、サブ電源線SVLとメイン接地線MGLとの間に接続されるキャパシタVSCとを含む電源間容量セル102が設けられている。特許文献1には、この電源間容量セル102により内部回路の電流消費時におけるサブ電源線の電圧低下を軽減することができ、内部回路の動作安定化と動作速度の改善が図られると記載されている。
以下の分析は本発明により与えられる。特許文献1のように、スタンバイ時に電源スイッチを非導通に制御することによりサブスレッショルドに起因する電源リーク電流は削減することができる。しかし、システムによって、スタンバイ状態の設定と解除とが交互に頻繁に生じ、その都度、電源スイッチを非導通状態と導通状態とに切り換えると、電源スイッチの導通と非導通のスイッチングに要する電流が増加し、却って消費電力が増加してしまう。
本発明の第1の側面による半導体装置は、内部回路と、第1制御信号を受けて前記内部回路への電源供給を制御する電源制御回路と、第2制御信号を受けて前記第1制御信号を出力する制御信号発生回路と、を備え、前記制御信号発生回路は、前記第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに前記第1制御信号を非活性状態とせず、前記第1の期間以上であるときに前記第1制御信号を非活性状態とする。
本発明の第2の側面による半導体装置は、複数の内部回路と、前記複数の内部回路毎に設けられた其々遅延量の異なる複数の遅延回路であって、入力に第1制御信号が接続されて前記第1制御信号を遅延させて出力する複数の第1制御信号遅延回路と、前記複数の内部回路毎に設けられ、前記対応する第1制御信号遅延回路により遅延された第1制御信号を受けて前記対応する内部回路への電源供給を制御する複数の電源制御回路と、第2制御信号を受けて前記第1制御信号を出力し、前記第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに前記第1制御信号を非活性状態とせず、前記第1の期間以上であるときに前記第1制御信号を非活性状態とする制御信号発生回路と、を備える。
本発明の第3の側面による半導体装置の電源制御方法は、半導体装置の内部回路に対する電源の供給を電源制御信号に基づいて制御する方法であって、前記電源制御信号が活性状態のときに前記内部回路に電源を供給し、前記電源制御信号の非活性状態が一定期間未満であるときは、前記内部回路への電源供給を維持し、前記電源制御信号の非活性状態が前記一定期間以上継続するときは、前記内部回路への電源の供給を停止する。
本発明によれば、スタンバイ期間が一定の期間より短いときには、内部回路への電源供給を遮断せずに継続することにより、スタンバイ状態の設定と解除とが交互に頻繁に生じ、その都度、電源スイッチを非導通状態と導通状態とに切り換えることによる電源スイッチのスイッチングにより生じる電流を削減することができる。
本発明の各実施形態について詳細に説明する前に、実施形態の概要について説明しておく。なお、概要の説明において引用する図面及び図面の符号は実施形態の一例として示すものであり、それにより本発明による実施形態のバリエーションを制限するものではない。
本発明による一実施形態の半導体装置は、一例を図1に示すように、内部回路(50)と、第1制御信号を受けて内部回路への電源供給を制御する電源制御回路(40)と、第2制御信号を受けて第1制御信号を出力する制御信号発生回路(30)と、を備え、制御信号発生回路は、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず、第1の期間以上であるときに第1制御信号を非活性状態とする。
上記実施形態によれば、第2制御信号が活性状態と非活性状態とを頻繁に切り替えるような制御が行われた場合であっても、電源制御回路(40)と内部回路(50)が消費する電力を最小にすることができる。一般的には、第2制御信号が非活性状態になる場合は、内部回路の動作は必要ないので、電源制御回路は、内部回路への電源供給を停止することにより、電源制御回路と内部回路で消費する電力を低減できる。
しかし、第2制御信号が頻繁に活性状態と非活性状態とを切り換えるような制御が行われる場合には、非活性状態になるときに、内部回路への電源供給を停止することにより削減できる消費電流より、電源制御回路に含まれる電源スイッチ(41、42)のスイッチング等による消費電流が大きくなる場合が生じる。このため、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であれば、電源制御回路は内部回路への電源供給の停止を行わず、電源供給を継続し、電源制御回路に含まれる電源スイッチ(41、42)のスイッチング等に起因する消費電力の増加を抑制することができる。
第1の期間は、たとえば、図1に示すような遅延回路(31)の遅延時間によって制御することができる。
また、本発明による一実施形態の半導体装置は、一例を図7に示すように、複数の内部回路(12、13、16、17)と、複数の内部回路毎に設けられた其々遅延量の異なる複数の遅延回路であって、入力に第1制御信号が接続されて第1制御信号を遅延させて出力する複数の第1制御信号遅延回路(35a〜35d)と、複数の内部回路毎に設けられ、対応する第1制御信号遅延回路により遅延された第1制御信号を受けて対応する内部回路への電源供給を制御する複数の電源制御回路(40a〜40d)と、第2制御信号を受けて第1制御信号を出力し、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず、第1の期間以上であるときに第1制御信号を非活性状態とする制御信号発生回路(30)と、を備える。
上記実施形態によれば、第2制御信号の非活性化期間が第1の期間未満である各電源制御回路は、電源供給を維持するので、電源制御回路に含まれる電源スイッチのスイッチング等に起因する消費電力の増加を抑制することができる。さらに、第1制御信号を非活性状態から活性状態に遷移させて各内部回路を活性化させる際に、内部回路毎に電源を非導通状態から導通状態に遷移させるタイミングをずらすことができるので、電源スイッチのスイッチングによる電源ノイズ等を抑制することができる。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
[実施形態1]
図2は、実施形態1による半導体装置を含むシステム全体のブロック図である。図2において、コントローラ1は、被制御デバイスである半導体装置10を制御する。図2の例ではコントローラ1はメモリコントローラであり、半導体装置10は、メモリコントローラによって制御されるDRAMやSRAMなどの半導体記憶装置である。コントローラ1と半導体装置10は共通の電源VDDとVSSに接続されている。電源VDDとVSSは、図示しないシステム上の電源発生部から供給される。なお、電源VDDは電源VSSより高電位の電源であり、コントローラ1と半導体装置10は電源VDDと電源VSSから電力の供給を受けて動作する。また、コントローラ1と半導体装置10には、図示しないシステム上のクロックジェネレータから共通のクロック信号CLKが供給されている。コントローラ1と半導体装置10は、このクロック信号CLKに同期して動作する。
図2は、実施形態1による半導体装置を含むシステム全体のブロック図である。図2において、コントローラ1は、被制御デバイスである半導体装置10を制御する。図2の例ではコントローラ1はメモリコントローラであり、半導体装置10は、メモリコントローラによって制御されるDRAMやSRAMなどの半導体記憶装置である。コントローラ1と半導体装置10は共通の電源VDDとVSSに接続されている。電源VDDとVSSは、図示しないシステム上の電源発生部から供給される。なお、電源VDDは電源VSSより高電位の電源であり、コントローラ1と半導体装置10は電源VDDと電源VSSから電力の供給を受けて動作する。また、コントローラ1と半導体装置10には、図示しないシステム上のクロックジェネレータから共通のクロック信号CLKが供給されている。コントローラ1と半導体装置10は、このクロック信号CLKに同期して動作する。
コントローラ1と半導体装置10との間には、半導体装置10のスタンバイ動作を制御する信号であるクロックイネーブル信号CKEと、複数のコマンド信号線/データ信号線/アドレス信号線が接続されている。コントローラ10は、外部からの入力信号に応答して半導体装置10を制御する。制御の具体的内容としては、例えばリード/ライト動作がある。それらの半導体装置10の動作を制御する信号がコントローラ1からコマンド信号線として与えられる。また、リード/ライト動作を行うときの半導体装置10のアドレスが、アドレス信号線を介してコントローラ1から半導体装置10に与えられる。さらに、リード動作のときのリードデータは、データ信号線を介して半導体装置10からコントローラ1に送られ、ライト動作のときのライトデータは、データ信号線を介してコントローラ1から半導体装置10へ送られる。
コントローラ1が半導体装置10に供給するクロックイネーブル信号CKEにより半導体装置10内の各内部回路への電源供給が制御されている。尚、半導体装置10の全ての内部回路についてクロックイネーブル信号CKEによる電源の制御を行う必要はなく、消費電流を削減する必要のある任意の部分だけでもよい。本発明によるゲート回路の挿入がレイアウト的な制約等で行うことができない領域も存在するためである。
例えば、被制御デバイスである半導体装置10はクロックイネーブル信号CKEがハイレベルのときに活性状態、ロウレベルのときに非活性状態として制御することができる。クロックイネーブル信号CKEがロウレベルのときの非活性状態は一般にスタンバイ状態と呼ばれる。なお、上記の例では、コントローラ1がメモリコントローラで、半導体装置10が半導体記憶装置である場合において、半導体装置10のスタンバイ状態を制御する信号がクロックイネーブル信号CKEである場合を例に説明をしたが、半導体装置10の活性状態と非活性状態を制御する信号(スタンバイ状態を制御する信号)であれば、クロックイネーブル信号CKE以外の信号であってもよい。また、コントローラ1は被制御デバイスの非活性状態の制御のみならず、コントローラ1内部においても非活性状態を制御するための信号を設けて、コントローラ1内部の全部または一部の回路の非活性状態を制御してもよい。または、クロックイネーブル信号CKE等被制御デバイスの非活性状態を制御する信号と同一の信号を用いてコントローラ1内部の回路の非活性状態を制御することもできる。
図3は、半導体装置10の内部全体のブロック図である。ここでは、好適な例として半導体装置10がDRAM、SRAM等の半導体記憶装置である場合を例に説明する。半導体装置10は、外部から与えられたクロック信号に同期して動作する同期式の半導体記憶装置であってもよい。
半導体装置10の内部の構成について説明する。半導体装置10は、メモリコントローラ1から送られてくるアドレス信号とコマンド信号をそれぞれ受け付ける入力バッファ13aと13bを備える。入力バッファ13bに受け付けられたコマンド信号は、コマンドデコーダ15でデコードされ、内部の各回路の動作を制御する。また、入力バッファ13aに取り込まれたアドレス信号は、行制御回路16、列制御回路17に接続され、コマンドデコーダ15でデコードしたコマンドに基づいて、メモリセルアレイ11の行アドレス、列アドレスを指定する。
DLL回路12は、クロック信号CLKに同期した内部クロック信号を生成し、入出力バッファ19に遅延のない外部クロック信号CLKに同期したクロック信号を供給する。リードライトアンプ18は、リード動作時には、メモリセルアレイから読み出したデータを増幅して入出力バッファ19へ転送する。また、ライト動作時には、入出力バッファ19から送られてきたデータを増幅してメモリセルアレイ11に書き込む。
入出力バッファ19は、リード動作時には、DLL回路から送られてきた同期クロックに同期してリードライトアンプ18が読み出したメモリセルアレイ11のデータを半導体装置10の外部へ出力する。また、入出力バッファ19は、ライト動作時には、外部からライトコマンドに同期して入力されたデータをリードライトアンプ18へ送る。
また、外部から入力されたクロックイネーブル信号CKEは、制御信号発生回路(CKE制御回路)30に接続される。制御信号発生回路30は、クロックイネーブル信号CKE(第2の制御信号)に基づいて、内部回路の非活性状態(スタンバイ状態)を制御するゲート制御信号(第1の制御信号)を出力する。図3の例では、ゲート制御信号は、DLL回路12、行制御回路16、列制御回路17、リードライトアンプ18、入出力バッファ19に接続され、各内部回路の非活性状態(スタンバイ状態)を制御し、各内部回路への電源供給を制御する。
図1は、実施形態1による内部回路への電源供給制御部の回路図である。図1において、制御信号発生回路30は、図3の制御信号発生回路(CKE制御回路)30であり、内部回路50と電源制御回路40は、図3のDLL回路12、行制御回路16、列制御回路17、リードライトアンプ18、入出力バッファ19のいずれかの内部回路とその内部回路へ電源を供給する電源制御回路に相当する。
図1の制御信号発生回路30は、第2制御信号として半導体装置10の外部から供給されるクロックイネーブル信号CKEを入力し、第1制御信号としてゲート制御信号を電源制御回路40に出力する。
制御信号発生回路30は、遅延回路31と、組み合わせ回路である論理OR回路32と、インバータ33を含んでいる。遅延回路31は第2制御信号を入力し、第2制御信号を遅延させた第3制御信号を出力する。論理OR回路32は第2制御信号と第3制御信号との論理ORを取ってゲート制御信号A(第1制御信号A)を出力する。インバータ33は、ゲート制御信号Aを入力し、論理反転したゲート制御信号B(第1制御信号B)を出力する。
なお、制御信号発生回路30は、第2制御信号の非活性期間(図1の例ではロウレベル)が一定の期間(第1の期間とする)未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず(図1の例では、第1制御信号Aがハイレベルを維持し、第1制御信号Bがロウレベルを維持)、第1の期間以上であるときに第1制御信号を非活性状態とする(図1の例では、第1制御信号Aがロウレベル、第1制御信号Bがハイレベル)とする回路であれば、図1に示す回路構成以外の回路であってもよい。特に論理OR回路は、正論理を取るか負論理を取るかによって、論理NOR回路、論理AND回路、論理NAND回路に置き換えることができる。
電源制御回路40は、内部回路50に付随して設けられ、内部回路50に電源を供給する回路である。図1の電源制御回路40は、第1電源VDDに直接接続されたメイン第1電源線VDDMとサブ第1電源線VDDSとを接続する第1の電源スイッチ41と、第2電源VSSに直接接続されたメイン第2電源線VSSMとサブ第2電源線VSSSとを接続する第2の電源スイッチ42とを備える。
第1の電源スイッチ41は、ソースがメイン第1電源線VDDMに、ドレインがサブ第1電源線VDDSに、ゲートが第1制御信号Bに接続されたPチャネルMOSトランジスタにより構成される。同様に、第2の電源スイッチ42は、ソースがメイン第2電源線VSSMに、ドレインがサブ第2電源線VSSSに、ゲートが第1制御信号Aに接続されたNチャネルMOSトランジスタにより構成される。
また、内部回路50は、4段縦続接続されたゲート回路51〜54を備えている。図1では、ゲート回路51〜54はインバータ回路であり、4段縦続接続されたインバータ回路51〜54のうち、初段のインバータ回路51には、入力信号INが接続され、最終段のインバータ回路54から出力信号OUTが出力される。
なお、初段と3段目であるインバータ回路51と53には、電源線として、サブ第1電源線VDDSとメイン第2電源線VSSMが接続されている。また、2段目と4段目のインバータ回路52と54には、電源線として、メイン第1電源線VDDMとサブ第2電源線VSSSが接続されている。
このように構成されているのは、第1制御信号が非活性状態となったときに、入力信号INの論理レベルがハイレベルに固定されるからである。入力信号INの論理レベルがハイレベルに固定されれば、1段目と3段目のインバータ回路51、53の出力がロウレベルに固定され、2段目と4段目のインバータ回路52、54の出力がハイレベルで固定されることになる。
インバータ回路51、53は、メイン第2電源線VSSMに接続されているので、たとえ、電源スイッチ41が非導通となり、サブ第1電源線VDDSの電圧が不定となった場合であってもロウレベルは、メイン第2電源線VSSMと同電位のロウレベルを出力することができる。
同様に、インバータ回路52、54は、メイン第1電源線VDDMに接続されているので、たとえ、電源スイッチ42が非導通となり、サブ第2電源線VSSSの電圧が不定となった場合であってもハイレベルは、メイン第1電源線VDDMと同電位のハイレベルを出力する。
したがって、電源スイッチ41、42が非導通となり、サブ第1電源線VDDS、サブ第2電源線VSSSの電位が不安定になった場合であっても、各インバータ回路51〜54は確定した論理レベルを出力し、次段のゲート入力に不安定な中間電圧を出力することがない。したがって、リーク電流の発生を防ぐと共に、回路の論理が不定になることを防ぐことができる。
次に、半導体装置10の図1に示す電源供給制御部の動作について、図4の動作タイミングチャートを使って説明する。図4では、制御信号発生回路30の入力信号として第2制御信号(クロックイネーブル信号CKE)、出力信号として第1制御信号A(ゲート制御信号A)の動作タイミングを示す。
図4のタイミングt1以前では、第2制御信号、第1制御信号Aが共にロウレベルであり非活性状態であるとする。タイミングt1になると、制御信号発生回路30の入力信号である第2制御信号が非活性状態(ロウレベル)から活性状態(ハイレベル)に立ち上がる。ゲート制御信号Aも第2制御信号の立ち上がりと同時に立ち上がり、電源スイッチを導通させ、内部回路に電源の供給を開始する。
次に、タイミングt2で第2制御信号がハイレベルからロウレベルに立下り、非活性化している。しかし、第1制御信号Aは、ハイレベル(活性状態)を維持している。
タイミングt3では、第2制御信号がロウレベルからハイレベルに立ち上がり、非活性状態から活性状態に復帰している。第1制御信号Aは、ハイレベル(活性状態)を維持する。
タイミングt4では、第2制御信号がハイレベルからロウレベルに立下り、非活性化する。しかし、第1制御信号Aはこの時点では、第2制御信号に追従せず、ハイレベル(活性状態)を維持する。
タイミングt5では、第2制御信号がロウレベル(非活性状態)を一定の期間維持しているので、第1制御信号Aが第2制御信号のロウレベル(非活性状態)への変化に追従し、ロウレベルを出力し、非活性状態となる。電源スイッチが非導通状態となり、内部回路への給電が停止する。
タイミングt6では、第2制御信号がロウレベル(非活性状態)からハイレベル(活性状態)への遷移している。第1制御信号Aは、この遷移に遅延せずに同期して、ハイレベルを出力し、活性状態となり、電源スイッチを再び導通させる。
すなわち、第2制御信号(クロックイネーブル信号CKE)の非活性期間(活性状態から非活性状態に遷移した後非活性状態を維持する期間)が所定の期間(第1の期間とする)未満であるときに第1制御信号Aを非活性状態とせず活性状態を維持する。一方、第2制御信号が非活性状態を維持する期間が第1の期間以上であるときに第1制御信号Aを非活性状態として電源スイッチを非導通に制御する。なお、図4では、電源スイッチを制御する第1制御信号として第1制御信号Aのタイミングを示したが、第1制御信号Bも、第
第1制御信号Aとハイレベルとロウレベルの論理が逆であるが、活性状態となり電源スイッチを導通させるタイミングと非活性状態となり電源スイッチを非導通に制御するタイミングは、まったく同一である。第1制御信号Aと第1制御信号Bで活性状態と非活性状態となるタイミングにおいて差異はない。
第1制御信号Aとハイレベルとロウレベルの論理が逆であるが、活性状態となり電源スイッチを導通させるタイミングと非活性状態となり電源スイッチを非導通に制御するタイミングは、まったく同一である。第1制御信号Aと第1制御信号Bで活性状態と非活性状態となるタイミングにおいて差異はない。
なお、上記のとおり、第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに第1制御信号を非活性状態とせず、第2制御信号の非活性期間が第1の期間以上であるときに第1制御信号を活性状態と制御するのは以下の理由による。
すなわち、第1制御信号の活性状態と非活性状態を切り換えると、それにつれて、電源スイッチ41と42が導通状態と非導通状態に切り替わる。電源スイッチ41と42は、導通したときに内部回路50に充分な電流を供給するために、オン抵抗は充分小さいトランジスタとする必要がある。したがって、電源スイッチ41、42はトランジスタサイズの大きなトランジスタが用いられたり、複数の並列に接続されたトランジスタが用いられたりする。したがって、電源スイッチ41、42は、ゲート容量や配線容量も大きく、導通、非導通のスイッチングには、一定の電流を消費する。従って、電源スイッチの導通と非導通のスイッチングが頻繁に行われる場合、電源スイッチをその都度非導通に制御するより、導通のまま維持したほうが全体としての消費電力を少なくすることができる。
どの程度の期間、第2制御信号の非活性期間が継続した場合に、第1制御信号を非活性にしたほうがよいかは、想定される内部回路50のサブスレッショルド電流、電源スイッチ41、42のスイッチングに要する電流により決まり、この値によって、遅延回路31の遅延時間を決めればよい。図4の動作タイミングチャートに示すとおり、遅延回路31の遅延時間を大きくしても内部回路を非活性状態にするのが遅れるだけであり、内部回路を非活性状態から活性状態に遷移させるときには、遅延は生じないので、内部回路の動作に問題は生じない。
また、第2制御信号が非活性化してから、電源スイッチを非導通に制御するまでの最適な時間は、上述したとおり、内部回路50の想定されるリーク電流と電源スイッチのスイッチング電流に依存するので、内部回路50と電源制御回路40に直結して設けられる制御信号発生回路により制御するのが好ましい。
たとえば、半導体装置10の外部から第2制御信号(チップイネーブル信号CKE)を非活性状態に制御するタイミングを変えることによっては、内部回路50と電源制御回路40とに最適な制御タイミングを実現するのは困難である。
次に、図1の電源供給制御部の変形例(バリエーション)について説明する。図5(a)は、実施形態1の変形例1の電源供給制御部の回路ブロック図である。図5(a)の変形例1では、電源スイッチ41aとなるPチャネルMOSトランジスタと、電源スイッチ42aとなるNチャネルMOSトランジスタに内部回路50に用いられるMOSトランジスタより閾値Vtの絶対値の高いトランジスタを用いている。電源スイッチに閾値Vtの高いトランジスタを用いることにより、電源スイッチ41a、42bを非導通にしたときに、メイン第1電源線VDDMとメイン第2電源線VSSMとの間に流れるオフリーク電流を低減することができる。
図5(b)は、実施形態1の変形例2の電源供給制御部の回路ブロック図である。図5(b)の変形例2では、第2電源VSSが電源スイッチ介さず直接内部回路に接続されている。一方、第1電源VDDは図1に示す実施形態1と同様に電源スイッチ41を介して内部回路50に電源が供給されている。
図5(b)のように第1電源VDD、第2電源VSSのうち、一方の電源のみを電源スイッチを介して内部回路に接続し、他方の電源を電源スイッチを介さず、直接内部回路に接続してもよい。図5(b)では、第1電源VDDと内部回路50との間にのみ電源スイッチ41を設けているが、第1電源VDDを内部回路50に直接接続し、第2電源VSSを電源スイッチ42を介して内部回路50に供給することもできる。
いずれの場合においても、第1制御信号が非活性状態のときに一方の電源のみを非導通とすることによってもリーク電流の発生を防ぐことができる。変形例2によれば、一方の電源のみに電源スイッチを設けることにより、第1電源VDDと第2電源VSSの両方に電源スイッチを設けるより、相対的なレイアウト面積を小さくすることができる。
図6(a)は、実施形態1の変形例3の電源供給制御部の回路ブロック図である。図6(a)の変形例3では、制御信号発生回路30bの電源系が図1に示す実施形態1の制御信号発生回路30とは異なっている。図6(a)の制御信号発生回路30bの電源VPPは、第1電源VDDより高い電圧の電源である。また、電源VBBは、第2電源VSSより低い電圧の電源である。この電源VPP、VBBの電圧は、半導体装置10の内部で昇圧回路、降圧回路を用いて生成することができる。
図6(a)では、PチャネルMOSトランジスタで構成される電源スイッチ41を非導通に制御するときに、電源スイッチ41となるPチャネルMOSトランジスタのゲートにソースの電圧VDDより高電圧のVPPを印加することができる。電源スイッチ41となるPチャネルMOSトランジスタのゲート電圧にソースより高電圧を印加することにより、電源スイッチのオフリーク電流をより低減することができる。
同様に、NチャネルMOSトランジスタで構成される電源スイッチ42を非導通に制御するときに、電源スイッチ42となるNチャネルMOSトランジスタのゲートにソースの電圧VSSより低電圧のVBBを印加することができる。電源スイッチ42となるNチャネルMOSトランジスタのゲート電圧にソースより低電圧を印加することにより、電源スイッチのオフリーク電流をより低減することができる。
図6(b)は、実施形態1の変形例4の電源供給制御部の回路ブロック図である。図1に示す実施形態1では、第1電源VDDから内部回路50に電源を供給する電源スイッチ41は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、第2電源VSSから内部回路50に電源を供給する電源スイッチ42は、NチャネルMOSトランジスタで構成されていた。
図6(b)の実施形態1の変形例4では、第1電源VDDから内部回路50に電源を供給する電源スイッチ41bは、ドレインが第1電源VDD、ソースが内部回路50のPチャネルMOSトランジスタのソースにそれぞれ接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより構成されている。
また、第2電源VSSから内部回路50に電源を供給する電源スイッチ42bは、ドレインが第2電源VSS、ソースが内部回路50のNチャネルMOSトランジスタのソースにそれぞれ接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより構成されている。
すなわち、第1電源VDDは、ドレインが第1電源VDDに、ソースが内部回路50にソースフォロア接続されたNチャンネルMOSトランジスタにより内部回路50に電源が供給され、第2電源VSSは、ドレインが第2電源VSSに、ソースが内部回路50にソースフォロア接続されたPチャンネルMOSトランジスタにより内部回路50に電源が供給される。
上記のような構成を取ることによって、電源スイッチ41b、42bを非導通に制御するときに、電源スイッチとなるNMOSトランジスタのゲートにソースより低い電圧、PMOSトランジスタのゲートにソースより高い電圧を印加することが可能となり、電源スイッチに流れるオフリーク電流を削減することができる。
また、制御電圧発生回路30は、電源スイッチのオン抵抗を低くするため、電源スイッチ41b、42bを導通状態に制御するときに、電源スイッチ41bとなるNMOSトランジスタのゲートに第1電源VDDより高い電圧を印加し、電源スイッチ42bとなるPMOSトランジスタのゲートに第2電源VSSより低い電圧を印加してもよい。
[実施形態2]
図7に、実施形態2による半導体装置の電源供給制御部のブロック図を示す。図7において、実施形態1と同様に、制御信号発生回路(CKE制御回路)30は、第2制御信号を入力し、第1制御信号を出力する。制御信号発生回路(CKE制御回路)30の構成は、実施形態1の制御信号発生回路30と同一である。従って、詳細な説明は省略する。図7において、DLL回路12、入力バッフア13、行制御回路16、列制御回路17は、それぞれ内部回路である。
図7に、実施形態2による半導体装置の電源供給制御部のブロック図を示す。図7において、実施形態1と同様に、制御信号発生回路(CKE制御回路)30は、第2制御信号を入力し、第1制御信号を出力する。制御信号発生回路(CKE制御回路)30の構成は、実施形態1の制御信号発生回路30と同一である。従って、詳細な説明は省略する。図7において、DLL回路12、入力バッフア13、行制御回路16、列制御回路17は、それぞれ内部回路である。
また、DLL回路12、入力バッフア13、行制御回路16、列制御回路17は、図3で説明したDLL回路12、入力バッフア13、行制御回路16、列制御回路17と同一の構成であり、全体の構成も制御信号発生回路(CKE制御回路)30がそれぞれ遅延回路35a〜35dを介して電源制御回路に接続されていることを除いて図3と同一である。遅延回路35a〜35dはそれぞれ遅延量の異なる遅延回路であり、制御信号発生回路(CKE制御回路)30が出力する第1制御信号を遅延させ、遅延された第1制御信号を出力する。
また、DLL回路12、入力バッフア13、行制御回路16、列制御回路17にそれぞれ対応して、それぞれの電源を制御する電源制御回路40a〜40dが設けられている。各電源制御回路40a〜40dの構成は、図1に示す実施形態1の電源制御回路40と同一である。従って、詳細な説明は省略する。
実施形態2では、制御信号発生回路(CKE制御回路)30から第1制御信号がそれぞれ遅延量の異なる遅延回路35a〜35dを介して各電源制御回路40a〜40dに接続されている。従って、第1制御信号が非活性状態から活性状態に遷移したときに、各内部回路(DLL回路、入力バッファ、行制御回路、列制御回路)に対応して設けられている電源制御回路40a〜40dが非活性状態から活性状態に遷移するタイミングが異なる。
一般に、電源制御回路が非活性状態から活性状態に遷移すると、内部回路への電源供給が停止している状態から内部回路への給電が開始されるので、内部回路の負荷容量等を充電するために電流が流れる。第1制御信号が非活性状態から活性状態に遷移して、多数の内部回路へ同時に給電が開始されるとすると、多数の内部回路の負荷容量等に対して同時に充電が開始されるため、急激に大きな電源電流が流れ、電源ノイズ等が発生する。
実施形態2では、制御信号発生回路(CKE制御回路)30と各内部回路に対応して設けられた電源制御回路40a〜40dとの間にそれぞれ遅延量の異なる遅延回路を介して接続しているので、第1制御信号が非活性状態から活性状態に遷移した後、電源制御回路毎に遅延回路35a〜35dにより遅延された第1制御信号が異なるタイミングで到達し、対応する内部回路(DLL回路、入力バッファ、行制御回路、列制御回路)に対して異なるタイミングで電源の給電を開始する。したがって、多数の内部回路に対して同時に給電が開始され、急激に大きな電源電流が流れることによる電源ノイズの発生を防ぐことができる。
なお、各遅延回路35a〜35dの遅延量は、第2制御信号が活性状態に遷移してから、各内部回路の動作が必要になるまでのタイミングと各内部回路の動作の立ち上がりに要する時間を考慮して決められる。例えば、半導体装置が同期式の半導体記憶装置で、第2制御信号がクロックイネーブル信号である場合には、クロックイネーブル信号が活性化してから、次のコマンド信号が受付可能になるまでの時間を考慮して各遅延回路の遅延量は決められる。
実施形態2において、各電源制御回路40a〜40dの構成は、実施形態1の電源制御回路40と同一の構成に限られず、図5(a)、(b)、図6(a)、(b)に示す変形例1〜4の電源制御回路の構成を取ってもよいことはもちろんである。
[実施形態3]
次に、実施形態3の半導体装置の電源制御方法について説明する。実施形態3は、図5(a)、(b)、図6(a)、(b)に示すような内部回路50に対して、電源制御信号(図5、図6のCKE信号)に基づいて、電源の供給を制御する方法である。実施形態3の電源制御方法は、好ましくは、実施形態1の半導体装置にも適用することができる。図8に実施形態3による半導体装置の電源制御方法の制御フローチャートを示す。
次に、実施形態3の半導体装置の電源制御方法について説明する。実施形態3は、図5(a)、(b)、図6(a)、(b)に示すような内部回路50に対して、電源制御信号(図5、図6のCKE信号)に基づいて、電源の供給を制御する方法である。実施形態3の電源制御方法は、好ましくは、実施形態1の半導体装置にも適用することができる。図8に実施形態3による半導体装置の電源制御方法の制御フローチャートを示す。
図8のステップS1では、電源制御信号CKEが活性状態を示しているか否かをチェックする。電源制御信号CKEが活性状態を示している場合は、ステップS2に進む。ステップS2では、内部回路に電源を供給し、ステップS1に戻る。
ステップS1で電源制御信号CKEが活性状態を示していない場合は、ステップS3へ進む。ステップS3では、電源制御信号CKEが一定時間以上非活性状態を示しているか否かをチェックする。ステップS3で、電源制御信号CKEが一定時間以上非活性状態を示していない場合は、ステップS1へ戻る。すなわち、この場合は、電源の制御は何も行わない。
ステップS3で電源制御信号CKEの非活性状態が一定時間以上継続する場合は、ステップS4へ進む。ステップS4では、内部回路の電源供給を停止する。ただし、内部回路のうち、電源供給を停止している間も出力ノードの電位をハイレベルに維持する必要のある第1の回路には、第1の電源VDDの供給を継続し、第2の電源VSSの供給を停止する。また、電源供給を停止している間も出力ノードの電位をロウレベルに維持する必要のある第2の回路には、第1の電源VDDの供給を停止し、第2の電源VSSの供給を継続する。なお、内部回路のハイレベルの電位は、第1の電源VDDと同一電位であり、ロウレベルの電位は、第2の電源VSSと同一電位であるとする。
ステップS4の内部回路の電源供給の停止が終われば、ステップS1に戻る。
上記実施形態3によれば、電源制御信号CKEの活性状態から非活性状態に遷移する時間が一定時間未満の場合は、電源制御信号CKEが非活性状態に遷移しても内部回路への電源供給を維持し、電源供給の停止と再開の制御が頻繁に行われることによる半導体装置の消費電力の増加を抑制することができる。
[実施形態4]
次に、実施形態4の半導体装置の電源制御方法について説明する。実施形態4は、図7に示すような複数の内部回路に対して共通の電源制御信号(第2制御信号)に基づいて電源の制御を行う方法である。実施形態4は、好ましくは実施形態2の半導体装置にも適用することができる。ただし、実施形態4では、図7に示す実施形態2のような内部回路毎の遅延回路(35a〜35d)を設けずに制御信号発生回路(CKE制御回路)30により一括して複数の内部回路毎に異なるタイミングで複数の電源制御回路を制御する方法も含む。
次に、実施形態4の半導体装置の電源制御方法について説明する。実施形態4は、図7に示すような複数の内部回路に対して共通の電源制御信号(第2制御信号)に基づいて電源の制御を行う方法である。実施形態4は、好ましくは実施形態2の半導体装置にも適用することができる。ただし、実施形態4では、図7に示す実施形態2のような内部回路毎の遅延回路(35a〜35d)を設けずに制御信号発生回路(CKE制御回路)30により一括して複数の内部回路毎に異なるタイミングで複数の電源制御回路を制御する方法も含む。
図9は、実施形態4による半導体装置の電源制御方法の制御フローチャートである。図9に示す制御フローチャートでは、開始時には、複数の内部回路に電源が供給されているものとする。ステップS11では、複数の内部回路に対して電源供給を維持する。
次に、ステップS12では、電源制御信号が活性状態にあるか否かをチェックする。電源制御信号は、実施形態2の第2制御信号のような複数の内部回路に対して共通に活性状態と非活性状態を制御する信号である。ステップS12でYesの場合は、ステップS11へ戻る。ステップS12でNoの場合は、ステップS13に進む。
ステップS13では、電源制御信号が一定時間以上非活性状態にあるか否かをチェックする。ステップS13でNoの場合は、ステップS11へ戻る。ステップS13でYesの場合は、ステップS4へ進む。
ステップS4では、複数の内部回路に対する電源供給を停止する。なお、ステップS4における制御の内容は、図8に示す実施形態3のステップS4と同一内容の制御である。すなわち、各内部回路に含まれるゲート回路のうち、電源供給を停止している間も出力ノードの電位をハイレベルに維持する必要のある第1のゲート回路には、第1の電源VDDの供給を継続し、第2の電源VSSの供給を停止する。また、電源供給を停止している間も出力ノードの電位をロウレベルに維持する必要のある第2のゲート回路には、第1の電源VDDの供給を停止し、第2の電源VSSの供給を継続する。ステップS4の制御が終了するとステップS15に進む。
ステップS15では、電源制御信号が非活性状態から活性状態に遷移し、複数の内部回路に対して電源供給を再開する必要があるか否かをチェックする。電源制御信号が非活性状態から活性状態に遷移していない場合には、NoとなりステップS4に戻り、電源供給の停止状態を維持する。
電源制御信号が非活性状態から活性状態に遷移し、ステップS15でYesと判定される場合は、ステップS16に進む。ステップS16では、各内部回路に対して電源供給の再開を制御する。複数の内部回路の給電を同時に再開すると急激に大電流が流れるので、内部回路毎の立ち上げに要する時間と、内部回路毎の動作が最初に必要となるタイミングとを考慮し、複数の内部回路のうち、先に電源供給を再開する必要がある内部回路から順番に時間をずらして電源供給を再開する。なお、内部回路毎に時間をずらして電源供給を再開するのは、複数の内部回路が同時に電源供給を再開し、一時期に大きな電源電流が流れ、電源ノイズ等が発生するのを防ぐためである。ステップS16の電源供給の再開が終了した場合は、最初のステップS11に戻って処理を継続する。
上記実施形態4によれば、実施形態3の効果に加えて、複数の内部回路に対して電源供給を再開する際、先行して電源供給が必要な内部回路から順番に時間をずらして電源供給を再開するので、電源供給の再開時に大電流が流れ、電源ノイズが発生することを防ぐことができる。
なお、上記実施形態では、好ましい半導体装置の実施形態として、主に半導体記憶装置を例に説明したが、本発明は、半導体記憶装置以外の半導体装置にも適用することができる。
なお、本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1:コントローラ
10:被制御デバイス(半導体装置)
11:メモリセルアレイ
12:DLL回路
13、13a、13b:入力バッファ
15:コマンドデコーダ
16:行制御回路
17:列制御回路
18:リードライトアンプ
19:入出力バッファ
30、30a、30b、30c:CKE制御回路(制御信号発生回路)
31:遅延回路
32:論理OR回路(組み合わせ回路)
33:インバータ
35a〜35d:遅延回路(第1制御信号遅延回路)
40、40a〜40d:電源制御回路
41、41a、42、42a:電源スイッチ
50:内部回路
51、52、53、54:ゲート回路
VDDM:メイン第1電源線
VDDS:サブ第1電源線
VSSS:サブ第2電源線
VSSM:メイン第2電源線
10:被制御デバイス(半導体装置)
11:メモリセルアレイ
12:DLL回路
13、13a、13b:入力バッファ
15:コマンドデコーダ
16:行制御回路
17:列制御回路
18:リードライトアンプ
19:入出力バッファ
30、30a、30b、30c:CKE制御回路(制御信号発生回路)
31:遅延回路
32:論理OR回路(組み合わせ回路)
33:インバータ
35a〜35d:遅延回路(第1制御信号遅延回路)
40、40a〜40d:電源制御回路
41、41a、42、42a:電源スイッチ
50:内部回路
51、52、53、54:ゲート回路
VDDM:メイン第1電源線
VDDS:サブ第1電源線
VSSS:サブ第2電源線
VSSM:メイン第2電源線
トランジスタの微細化の進展に伴って、トランジスタの耐圧が低下するので半導体装置の電源電圧は低下する傾向にある。また、半導体装置の消費電力を減らすために、電源電圧を低電圧化する場合もある。そのような場合、半導体装置を低い電源電圧で高速に動作させるためには、半導体装置に用いられるMOSトランジスタの閾値を低くする必要がある。しかし、トランジスタの閾値電圧を低くするとトランジスタをオフしたときのサブスレッショルド電流が問題となる。従来、CMOS半導体集積回路は、クロックを停止すれば、消費電流は流れないと考えられてきたが、サブスレッショルド電流が流れるとクロックを停止しても消費電流は流れる。このため、特にクロックを停止するスタンバイ時のサブスレッシュホールド電流を削減する技術として、スタンバイ時に保持が必要な出力ノードの電位を一定に保った状態で内部回路の電源の供給を遮断するパワーゲーティング技術が広く用いられるようになって来ている。
Claims (17)
- 内部回路と、
第1制御信号を受けて前記内部回路への電源供給を制御する電源制御回路と、
第2制御信号を受けて前記第1制御信号を出力する制御信号発生回路と、
を備え、
前記制御信号発生回路は、前記第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに前記第1制御信号を非活性状態とせず、前記第1の期間以上であるときに前記第1制御信号を非活性状態とすることを特徴とする半導体装置。 - 前記制御信号発生回路は、
前記第2制御信号を遅延させて第3制御信号を生成する遅延回路と、
前記第2制御信号又は前記第3制御信号のいずれかが活性状態のときに前記第1制御信号を活性状態とし、前記第2制御信号及び前記第3制御信号のいずれもが非活性状態のときに前記第1制御信号を非活性状態とする組み合わせ回路と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 前記電源制御回路は、第1の電源と前記内部回路との間に接続され、前記第1制御信号により導通非導通が制御される第1の電源スイッチを備え、前記第1の電源スイッチを介して前記内部回路へ第1の電源を供給することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
- 前記第1の電源スイッチは、ソースが前記第1の電源に接続され、ドレインが前記内部回路に接続され、ゲートが前記第1制御信号に接続された第1導電型の第1の電界効果型トランジスタを備え、
前記制御信号発生回路は、前記第1制御信号が非活性状態のときに前記第1の電界効果型トランジスタが十分に非導通となるように絶対値が前記第1の電源の電圧より高い電圧を出力することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。 - 前記内部回路は、第1導電型MOSトランジスタと、前記第1導電型とは逆導電型の第2導電型MOSトランジスタと、を含むCMOSトランジスタ回路を備え、
前記第1の電源スイッチは、ドレインが前記第1の電源に接続され、ソースが前記CMOSトランジスタ回路の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第1制御信号により導通非導通が制御されるソースフォロア接続された第2導電型MOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。 - 前記電源制御回路は、
第1の電源と前記内部回路との間に接続された第1の電源スイッチと、
第2の電源と前記内部回路との間に接続された第2の電源スイッチと、
を備え、
前記第1及び第2の電源スイッチは共に前記第1制御信号により導通非導通が制御され、前記第1制御信号が活性化されるときに、前記第1の電源スイッチを介して前記内部回路へ第1の電源が供給され、かつ、前記第2の電源スイッチを介して前記内部回路へ第2の電源が供給されることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。 - 前記内部回路は、
前記第1制御信号が活性状態のときに、前記第1の電源が前記第1の電源スイッチを介さずに直接供給され、前記第2の電源が前記第2の電源スイッチを介して供給され、前記第1制御信号が非活性状態のときに、前記第1の電源の電位と同電位に出力ノードの電位が固定される第1のゲート回路と、
前記第1制御信号が活性状態のときに、前記第1の電源が前記第1の電源スイッチを介して供給され、前記第2の電源が前記第2の電源スイッチを介さずに直接供給され、前記第1制御信号が非活性状態のときに、前記第2の電源の電位と同電位に出力ノードの電位が固定される第2のゲート回路と、
を備えることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。 - 前記第1の電源スイッチは、ソースが前記第1の電源に接続され、ドレインが前記内部回路に接続されたPMOS電源スイッチトランジスタを備え、
前記第2の電源スイッチは、ソースが前記第2の電源に接続され、ドレインが前記内部回路に接続されたNMOS電源スイッチトランジスタを備え、
前記第1制御信号は、前記PMOS電源スイッチトランジスタのゲートに接続された第1ゲート制御信号と、前記NMOS電源スイッチトランジスタのゲートに接続された第2ゲート制御信号と、を備え、
前記制御信号発生回路は、
前記第1制御信号が非活性状態となるときに、前記第1の電源の電圧より高い電圧を前記第1ゲート制御信号として出力し、かつ、前記第2の電源の電圧より低い電圧を前記第2ゲート制御信号として出力することを特徴とする請求項6又は7記載の半導体装置。 - 前記第1の電源は前記第2の電源より高い電圧を出力する電源であり、
前記第1の電源スイッチは、ドレインが前記第1の電源に接続され、ソースが前記内部回路に接続されたNMOS電源スイッチトランジスタを備え、
前記第2の電源スイッチは、ドレインが前記第2の電源に接続され、ソースが前記内部回路に接続されたPMOS電源スイッチトランジスタを備え、
前記第1制御信号は、前記NMOS電源スイッチトランジスタのゲートに接続された第1ゲート制御信号と、前記PMOS電源スイッチトランジスタのゲートに接続された第2ゲート制御信号と、を備え、
前記制御信号発生回路は、
前記第1制御信号が非活性状態となるときに、前記第1ゲート制御信号を前記第2の電源と同電位の信号として、前記第2ゲート制御信号を前記第1の電源と同電位の信号として出力し、且つ、
前記第1制御信号が活性状態となるときに、前記第1ゲート制御信号を前記第1の電源以上の電圧の信号として、前記第2ゲート制御信号を前記第2の電源以下の電圧の信号として出力することを特徴とする請求項6又は7記載の半導体装置。 - 複数の内部回路と、
前記複数の内部回路毎に設けられた其々遅延量の異なる複数の遅延回路であって、入力に第1制御信号が接続されて前記第1制御信号を遅延させて出力する複数の第1制御信号遅延回路と、
前記複数の内部回路毎に設けられ、前記対応する第1制御信号遅延回路により遅延された第1制御信号を受けて前記対応する内部回路への電源供給を制御する複数の電源制御回路と、
第2制御信号を受けて前記第1制御信号を出力し、前記第2制御信号の非活性期間が第1の期間未満であるときに前記第1制御信号を非活性状態とせず、前記第1の期間以上であるときに前記第1制御信号を非活性状態とする制御信号発生回路と、
を備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記制御信号発生回路は、
前記第2制御信号を遅延させて第3制御信号を生成する遅延回路と、
前記第2制御信号または前記第3制御信号のいずれかが活性化状態のときに前記第1制御信号を活性化させ、前記第2制御信号及び前記第3制御信号のいずれもが非活性状態のときに前記第1制御信号を非活性化させる組み合わせ回路と、
を備えることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。 - メモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイの行制御回路と、
前記メモリセルアレイの列制御回路と、
少なくとも前記メモリセルアレイからリードされたデータの出力タイミングを制御するDLL回路と、
前記メモリセルアレイのアドレス信号及び動作を制御するコマンド信号を入力する入力バッファ回路と、
をさらに備え、
前記複数の内部回路は、前記入力バッファ回路と、前記DLL回路と、前記行制御回路と、前記列制御回路と、を含み、
前記複数の第1制御信号遅延回路と前記複数の電源制御回路とが、前記入力バッファ回路と、前記DLL回路と、前記行制御回路と、前記列制御回路と、に其々対応して設けられ、前記第1の制御信号が非活性状態から活性状態に遷移するときに、前記入力バッファ回路と、前記DLL回路と、前記行制御回路と、前記列制御回路と、が同時に活性状態に遷移せずに、前記其々遅延量の異なる複数の第1制御信号遅延回路によって時間をずらして活性状態に遷移するように構成されていることを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。 - 前記半導体装置は、同期式半導体記憶装置であり、前記第2制御信号が、外部から前記半導体記憶装置のスタンバイ状態を制御するクロックイネーブル信号であることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載の半導体装置。
- 半導体装置の内部回路に対する電源の供給を電源制御信号に基づいて制御する方法であって、
前記電源制御信号が活性状態のときに前記内部回路に電源を供給し、
前記電源制御信号の非活性状態が一定期間未満であるときは、前記内部回路への電源供給を維持し、
前記電源制御信号の非活性状態が前記一定期間以上継続するときは、前記内部回路への電源の供給を停止することを特徴とする半導体装置の電源制御方法。 - 前記電源制御信号の非活性状態が前記一定期間以上継続し前記内部回路への電源の供給を停止した後、前記電源制御信号が活性状態に遷移したときは、前記内部回路への電源の供給を再開することを特徴とする請求項14記載の半導体装置の電源制御方法。
- 前記内部回路は、前記電源制御信号が活性状態のときに、共に第1の電源と第2の電源とが供給される第1の回路と第2の回路とを含み、
前記電源制御信号の非活性状態が前記一定期間以上継続するときは、前記第1の回路への前記第2の電源の供給を停止すると共に前記第1の電源の供給を維持することにより前記第1の回路の出力ノードを前記第1の電源と同一電圧に維持し、且つ、前記第2の回路への前記第1の電源の供給を停止すると共に前記第2の電源の供給を維持することにより前記第2の回路の出力ノードを前記第2の電源と同一電圧に維持することを特徴とする請求項14又は15記載の半導体装置の電源制御方法。 - 前記内部回路は、複数の内部回路を含み、前記電源制御信号の非活性状態が前記一定期間以上継続し、前記複数の内部回路に対する電源の供給を停止した後、前記電源制御信号が非活性状態から活性状態に遷移して前記複数の内部回路に対する電源の供給を再開するときは、前記複数の内部回路に対して其々時間をずらして電源の供給を再開することを特徴とする請求項14乃至16いずれか1項記載の半導体装置の電源制御方法。
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