JP2012032378A - 道路端検出装置、運転者支援装置、および道路端検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーダ装置は、レーダ処理にて、個別領域を自車両の進行方向の左右方向に仮想的に多数並べて形成される検出対象領域の各個別領域に対してそれぞれ光波を照射し、この光波が被測定物に反射されることによる反射光を受光して、対物距離および反射強度をそれぞれ検出する(S110〜S140)。各個別領域のうちの隣接する個別領域で各対物距離の差が基準距離差以上となる第1境界と(S160)、各個別領域のうちの隣接する個別領域で各反射強度の差が基準強度差以上となる第2境界とを検出し(S170)、第1境界の位置または第2境界の位置を道路端として設定する(S180)。
【選択図】図3
Description
さらに、上記道路端検出装置においては、第3の構成のように、検出結果取得手段は、被測定物を検出する対象となる個別領域を自車両の進行方向の左右方向に仮想的に多数並べて形成される検出対象領域において、各個別領域に対してそれぞれ光波を照射し、この光波が被測定物に反射されることによる反射光を受光することにより、該反射光の反射強度および対物距離をそれぞれ検出する光学式検出手段、によって検出された、個別領域毎の反射強度および対物距離を取得するようにしてもよい。
このような道路端検出装置によれば、光学式検出手段を備えたレーダ装置として機能することができる。
また、上記道路端検出装置においては、第7の構成のように、道路端設定手段は、自車両の左右方向における正面の位置を基準として、左右方向のそれぞれにおいて道路端を検出するようにしてもよい。
さらに、上記道路端検出装置においては、第8の構成のように、道路端設定手段は、各境界検出手段が検出した各境界の位置のうちの自車両の正面の位置に近い境界を道路端として設定してもよい。
次に、上記目的を達成するために成された第10の構成としての運転者支援装置は、自車両が走行する道路の道路端を検出する道路端検出手段と、自車両が道路端に接近したとき、自車両が道路端に接近しなくなるような運転支援を行う運転支援手段と、を備え、道路端検出手段は、上記何れか1項に記載の道路端検出装置として構成されている。
また、上記運転者支援装置においては、第11の構成のように、道路端検出手段は、第9の構成の道路端検出装置として構成されており、運転支援手段は、自車両が物理境界に接近したときと、自車両が法規境界に接近したときとで異なる運転支援を行うようにしてもよい。
次に、上記目的を達成するために成された第12の構成の道路端検出方法は、車両において、自車両が走行する道路の左右何れかの端部(以下、「道路端」という。)を検出するための方法であって、被測定物を検出する対象となる検出対象領域に対して光波または電磁波を照射し、被対象物までの距離(以下、「対物距離」という。)と被対象物による反射波の強度(以下、「反射強度」という。)とを、検出対象領域を複数に分割した個別領域毎に取得する検出結果取得工程と、各対物距離に基づいて道路端の候補となる第1境界を検出する第1境界検出工程と、各反射強度に基づいて道路端の候補となる第2境界を検出する第2境界検出工程と、を実施することを特徴とする。
[本実施形態の構成]
図1は本実施形態の運転支援システム1(運転者支援装置)の概略構成を示す説明図、図2はレーザ光を照射する領域を示す模式図である。運転支援システム1は、例えば乗用車等の車両に搭載されており、図1に示すように、レーダ装置10(道路端検出装置、光学式検出手段)と車両制御部30とを備えている。
レーダ制御部11は、CPU,ROM,RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとして構成されており、ROM等に記憶されたプログラムに従って、後述するレーダ処理等の各種処理を実施する。なお、レーダ制御部11は、回路などによるハードウェアで構成してもよい。また、レーダ制御部11は、後述するレーダ処理を実施することにより、被対象物(物体50)までの対物距離および反射強度を測定するとともに、自車両が走行する道路における左右方向の境界(道路端)を検出する。
[本実施形態の処理]
このような運転支援システム1では、例えば、以下の処理が実施される。図3(a)はレーダ装置10のレーダ制御部11が実行するレーダ処理(道路端検出手段)を示すフローチャート、図3(b)はレーダ処理のうちの対物距離/反射強度検出処理を示すフローチャートである。また、図5はレーダ処理のうちの道路境界検出処理を示すフローチャート、図7はレーダ処理のうちの境界判定処理を示すフローチャートである。
続いて、道路境界検出処理を実施する(S180:道路端設定手段)。道路境界検出処理は、対物距離検出結果に基づく道路端と反射強度に基づく道路端とをどのように利用するかを設定し、道路端の位置を決定する処理である。
このためには、全てのプロットが終了してから各領域のプロット数をカウントしてもよいし、投票処理においてプロットされた領域のカウンタ値をプロットがされる度にインクリメントするようにしてもよい。なお、最大投票位置における投票数(プロット数)は、RAMにおける所定領域に格納される。
[1]極大投票位置における投票数が閾値以上であること(信頼度の確認)、
[2]2つの極大投票位置から得られる直線が概ね平行である(傾きaの値の差が閾値以内)、
[3]2つの極大投票位置から得られる直線が異なる位置に存在する(切片bの差が閾値以上)
の各条件の全てを満たすこと等が考えられる。
以上のように詳述した運転支援システム1においてレーダ装置10のレーダ制御部11は、レーダ処理にて、自車両が走行する道路の道路端を検出し、車両制御部30は、車両制御処理にて、自車両が道路端に接近したとき、自車両が道路端に接近しなくなるような運転支援を行う。
また、レーダ装置10においてレーダ制御部11は、複数の検出対象領域においてそれぞれ検出した複数組の対物距離および反射強度を取得し、複数の検出対象領域にて検出された対物距離および反射強度を利用して各境界を検出する。
このようなレーダ装置10によれば、一方の道路端だけでなく、左右両方の道路端を検出することができる。
このようなレーダ装置10によれば、道路端を、より自車両の正面に近い位置に設定することで、道路端を検出し間違えたとしても、自車両に脱輪等を誘発させないようにすることができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
Claims (12)
- 車両に搭載され、自車両が走行する道路の左右何れかの端部(以下、「道路端」という。)を検出する道路端検出装置であって、
被測定物を検出する対象となる検出対象領域に対して光波または電磁波を照射し、前記被測定物までの距離(以下、「対物距離」という。)と前記被測定物による反射波の強度(以下、「反射強度」という。)とを、前記検出対象領域を複数に分割した個別領域毎に取得する検出結果取得手段と、
前記各対物距離に基づいて道路端の候補となる第1境界を検出する第1境界検出手段と、
前記各反射強度に基づいて道路端の候補となる第2境界を検出する第2境界検出手段と、
を備えたことを特徴とする道路端検出装置。 - 請求項1に記載の道路端検出装置において、
前記第1境界検出手段は、前記第1境界として、前記各個別領域のうちの隣接する個別領域で前記各対物距離の差が基準距離差以上となる部位を検出し、
前記第2境界検出手段は、前記第2境界として、前記各個別領域のうちの隣接する個別領域で前記各反射強度の差が基準強度差以上となる部位を検出すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の道路端検出装置において、
前記検出結果取得手段は、被測定物を検出する対象となる個別領域を自車両の進行方向の左右方向に仮想的に多数並べて形成される検出対象領域において、各個別領域に対してそれぞれ光波を照射し、この光波が被測定物に反射されることによる反射光を受光することにより、前記対物距離および前記反射強度をそれぞれ検出する光学式検出手段、によって検出された、個別領域毎の対物距離および反射強度を取得すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項3に記載の道路端検出装置において、
前記光学式検出手段を備えたこと
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の道路端検出装置において、
前記検出結果取得手段は、前記複数の検出対象領域においてそれぞれ検出された複数組の対物距離および反射強度を取得し、
前記各領域検出手段は、前記複数の検出対象領域にて検出された対物距離および反射強度を利用して前記各境界を検出すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の道路端検出装置において、
前記第1境界の位置または前記第2境界の位置を道路端として設定する道路端設定手段、を備えたこと
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項6に記載の道路端検出装置において、
前記道路端設定手段は、前記自車両の左右方向における正面の位置を基準として、左右方向のそれぞれにおいて道路端を検出すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項7に記載の道路端検出装置において、
前記道路端設定手段は、前記各境界検出手段が検出した各境界の位置のうちの自車両の正面の位置に近い境界を前記道路端として設定すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 請求項6または請求項7に記載の道路端検出装置において、
前記道路端設定手段は、前記各境界検出手段が検出した各境界の位置が異なる場合、前記第1境界を物理境界としての道路端に設定し、前記第2境界を法規境界としての道路端に設定すること
を特徴とする道路端検出装置。 - 車両に搭載され、自車両の運転者による運転操作を支援する運転者支援装置であって、
自車両が走行する道路の端部(以下、「道路端」という。)を検出する道路端検出手段と、
自車両が道路端に接近したとき、自車両が道路端に接近しなくなるような運転支援を行う運転支援手段と、を備え、
前記道路端検出手段は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の道路端検出装置として構成されていること
を特徴とする運転者支援装置。 - 請求項10に記載の運転者支援装置において、
前記道路端検出手段は、請求項9に記載の道路端検出装置として構成されており、
前記運転支援手段は、自車両が物理境界に接近したときと、自車両が法規境界に接近したときとで異なる運転支援を行うこと
を特徴とする運転者支援装置。 - 車両において、自車両が走行する道路の左右何れかの端部(以下、「道路端」という。)を検出するための道路端検出方法であって、
被測定物を検出する対象となる検出対象領域に対して光波または電磁波を照射し、前記被測定物までの距離(以下、「対物距離」という。)と前記被測定物による反射波の強度(以下、「反射強度」という。)とを、前記検出対象領域を複数に分割した個別領域毎に取得する検出結果取得工程と、
前記各対物距離に基づいて道路端の候補となる第1境界を検出する第1境界検出工程と、
前記各反射強度に基づいて道路端の候補となる第2境界を検出する第2境界検出工程と、
を実施することを特徴とする道路端検出方法。
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