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JP2012022019A - ズームレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム - Google Patents

ズームレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム Download PDF

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JP2012022019A
JP2012022019A JP2010157472A JP2010157472A JP2012022019A JP 2012022019 A JP2012022019 A JP 2012022019A JP 2010157472 A JP2010157472 A JP 2010157472A JP 2010157472 A JP2010157472 A JP 2010157472A JP 2012022019 A JP2012022019 A JP 2012022019A
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lens group
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Noriyuki Adachi
宣幸 安達
Tsuneo Uchida
恒夫 内田
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Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
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Abstract

【課題】フォーカシングレンズが軽量でコンパクトなズームレンズ系を提供する。
【解決手段】物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動することを特徴とするズームレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステムに関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの撮像素子を持つカメラ本体と、撮像素子の受光面に光学像を形成するためのズームレンズ系を備えた交換レンズ装置とを備え、撮像レンズをカメラ本体から着脱可能にしたレンズ交換式カメラシステム(以下、単に「カメラシステム」ともいう)の市場が急速に拡大している。このような交換レンズ装置は、静止画を撮影するに留まらず、動画撮影が可能なレンズを搭載したものに人気がある。
従来から最も物体側に負の屈折力を持つズームレンズでは、広画角化や近接撮影距離を比較的短くすることが容易な為、特に広画角用のズームレンズとして多く用いられている。
特許文献1は、物体側から順に負、負、正、正の屈折力の4つのレンズ群よりなり、負の屈折力を持つ第2レンズ群をフォーカシング時に移動させるズームレンズを開示している。
特許文献2は、物体側から順に負、負、正の屈折力の3つのレンズ群よりなり、第3レンズ群を前群と後群とに分け、前群をフォーカシング時に移動させるズームレンズを開示している。
特許文献3は、物体側から順に負、負、正の屈折力の3つのレンズ群よりなり、第1レンズ群を前群と後群とに分け、後群をフォーカシング時に移動させるズームレンズを開示している。
特開2010−72467号公報 特開2009−186570号公報 特開2009−175603号公報
しかしながら前記特許文献1、2、3に開示の光学系はいずれも、像ぶれ補正について何ら開示も示唆もされていない。本発明では、フォーカシング時レンズを高速で連続移動させることのできる軽量なフォーカシングレンズ群を持ち、更に像ぶれ補正を行うレンズ群を持ち、小型で良好な結像性能を有するズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む交換レンズ装置、及び該撮像装置を備えたカメラシステムを提供することである。
上記目的の一つは、以下のズームレンズ系により達成される。すなわち本発明は、物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動することを特徴とするズームレンズ系である。
上記目的の一つは、以下の交換レンズ装置により達成される。すなわち本発明は、ズームレンズ系であり、物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動することを特徴とするズームレンズ系と、
前記ズームレンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体との接続が可能なレンズマウント部とを備える、交換レンズ装置に関する。
上記目的の一つは、以下のカメラシステムにより達成される。すなわち本発明は、ズームレンズ系であり、物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動することを特徴とするズームレンズ系を含む交換レンズ装置と、
前記交換レンズ装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、前記ズームレンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体とを備える、カメラシステムに関する。
本発明によれば、最大画角が80°程度の、動画撮影に対応できる高速オートフォーカスが可能で、結像特性が良好で、撮影時の像ぶれ補正をレンズシフトで行えるコンパクトなズームレンズ系を提供することが可能である。
実施の形態1に係るズームレンズ系のレンズ配置図 実施の形態1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態での縦収差図 実施の形態1に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態2に係るズームレンズ系のレンズ配置図 実施の形態2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態での縦収差図 実施の形態2に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態3に係るズームレンズ系のレンズ配置図 実施の形態3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態での縦収差図 実施の形態3に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態4に係るズームレンズ系のレンズ配置図 実施の形態4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態での縦収差図 実施の形態4に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態5に係るカメラシステムの概略構成図
(実施の形態1〜4)
図1、4、7及び10は、各々実施の形態1〜4に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。各図においていずれも無限遠合焦状態にある光学系を表している。またレンズに付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際の移動方向を示している。各実施の形態に係るズームレンズ系は、物体側から像面側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2、絞りAと、少なくとも正の屈折力を有する後続群とを備えている。また、像ぶれ補正を行うレンズ群全体もしくは一部を上下方向の矢印にて示している。なお、各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群の屈折力の符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表している。
図1に示すように、実施の形態1に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は物体側から順に、物体側に凸面を向け、像面側に光軸から周辺にいくに従い負の屈折力が弱まる方向に曲率半径が大きくなる非球面を持つ負レンズL1と、物体側に凸面を持ち、像面側に光軸から周辺にいくに従い正の屈折力が強まる方向に曲率半径が小さくなる非球面を持つ正レンズL2からなる。第2レンズ群G2、は像面側に凸面を向け、像面側に非球面を持つ負レンズL3からなる。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向け、レンズ面の両面を非球面とした正レンズL4、負レンズL5と正レンズL6の接合レンズからなり、メニスカス負レンズL7、そして正レンズL8とからなる。絞りAは第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。フォーカシングに際しては第2レンズ群G2を光軸上に沿って移動させている。具体的には、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第2レンズ群G2を物体側へ移動させている。正レンズL8は像ぶれ補正時、光軸に垂直な方向に所定量移動する。像ぶれ補正レンズ群の移動量はカメラ本体の振れ角度0.3°相当を補正する量となっている。
実施の形態1の第1レンズ群G1は最大画角がおよそ80°の入射角度を持つ光束を光軸と平行な方向へ大きく曲げる強い発散作用を持っている。更に像面側の非球面は、広角端での歪曲収差を良好に補正している。L2の正レンズは特にL1で発生したマイナス方向の倍率色収差をプラス方向へ補正している。第2レンズ群G2を構成する負レンズL3の非球面は、フォーカシング時の収差変動、特に像面湾曲の変化を小さくしている。実施の形態においては、該L2、L3は樹脂材料からなっている。正の屈折力を持つ第3レンズ群G3は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2からの光束を結像させる働きを持っており、主に球面収差、コマ収差の補正をしている。正レンズL4は両面を非球面とし、負レンズL5と正レンズL6との接合レンズとともに、軸上色収差を補正している。負レンズL7は第3レンズ群G3の最も物体側にある正レンズL4で発生したマイナス方向の像面湾曲を補正している。最も像面側に正レンズL8を配置し撮像面に対するテレセントリック性を確保している。
図4に示すように、実施の形態2に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、負レンズL2、正の屈折力を持ち物体側に凸面を持ち、像面側に光軸から周辺にいくに従い正の屈折力が強まる方向に曲率半径が小さくなる非球面を持つ正レンズL3からなる。第2レンズ群G2は、像面側に凸面を向けた負レンズL4からなる。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向け、非球面を持つ正レンズL5、負レンズL6と正レンズL7との接合レンズからなり、物体側に凸面を向けた負レンズL8、そして正レンズL9とからなる。絞りAは第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。フォーカシングに際しては第2レンズ群G2を光軸上に沿って移動させている。具体的には、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第2レンズ群G2を物体側へ移動させている。正レンズL9は像ぶれ補正時、光軸に垂直な方向に所定量移動する。像ぶれ補正レンズ群の移動量はカメラ本体の振れ角度0.3°相当を補正する量となっている。
実施の形態2の第1レンズ群G1は最大画角がおよそ80°の入射角度を持つ光束を光軸と平行な方向へ大きく曲げる強い発散作用を持っている。負レンズL2は非球面を像面側に設け、非球面変形量が周辺にいくに従い、曲率半径が大きくなる負の屈折力が弱くなるような形状としている。実施の形態ではレンズ周辺部のコバ形状が非球面の変形により非常に薄い構成となり、あたかも正レンズのような形となっている。L2の非球面レンズを樹脂層で構成させ負レンズL1に接合し複合非球面としてもよいし、負レンズL1と空気間隔を空けプラスチックレンズとして構成させても良い。正レンズL3は、特に負レンズL1で発生したマイナス方向の倍率色収差をプラス方向へ補正している。第2レンズ群G2を構成する負レンズL3の非球面は、フォーカシング時の収差変動を小さくしている。実施の形態においては、負レンズL2、正レンズL3、負レンズL4は樹脂材料からなっている。正の屈折力を持つ第3レンズ群G3は第1レンズ群G1、第2レンズ群G2からの光束を結像させる働きを持っており、主に球面収差、コマ収差の補正をしている。特に正レンズL5を両面非球面にすることで、球面収差、コマ収差を良好に補正している。また負レンズL6と正レンズL7との接合レンズとともに軸上色収差を補正している。負レンズL8は第3レンズ群G3の最も物体側にある正レンズL5で発生したマイナス方向の像面湾曲を補正している。最も像面側に正レンズL9を配置し、撮像面に対するテレセントリック性を確保している。
図7に示すように、実施の形態3に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は物体側から順に、物体側に凸面を向けた負レンズL1と、物体側に凸面を向けたメニスカス負レンズL2、物体側に凸面を向け非球面を像面側にもつ正レンズL3からなる。第2レンズ群G2は像面側に凸面を向けた負レンズL4からなる。第3レンズ群G3は物体側に凸面を向けた正レンズL5、負レンズL6と正レンズL7の接合レンズからなり、物体側に凸面を向けた負レンズL8、そして正レンズL9とからなる。絞りAは第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。フォーカシングに際しては第2レンズ群G2を光軸上に沿って移動させている。具体的には、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第2レンズ群G2を物体側へ移動させている。L9は像ぶれ補正時、光軸に垂直な方向に所定量移動する。像ぶれ補正レンズ群の移動量はカメラ本体の振れ角度0.3°相当を補正する量となっている。
実施の形態3の第1レンズ群G1は最大画角がおよそ80°の入射角度を持つ光束を光軸と平行な方向へ大きく曲げる強い発散作用を持っている。特に第2レンズL2の像面側の非球面は、第1レンズL1、第2レンズL2で生じたプラス方向の像面湾曲を良好に補正している。第3レンズL3は、物体側にあるL1とL2の2枚の負レンズで発生したマイナス方向の倍率色収差を補正する働きを持っている。第1レンズ群G1を3枚のレンズで構成しているため、諸収差を適切に補正することができる。第2レンズ群G2を構成する負レンズL4に非球面を用いずともズーミング時、フォーカシング時に光学性能を維持させることができる。実施の形態においては、該L2、L3、L4は樹脂材料からなっている。正の屈折力を持つ第3レンズ群G3は第1レンズ群G1、第2レンズ群G2からの光束を結像させる働きを持っており、主に球面収差、コマ収差を補正している。正レンズL5は両面を非球面とし、負レンズL6と正レンズL7との接合レンズとともに軸上色収差を補正している。負レンズL8は第3レンズ群G3の最も物体側にある正レンズL5で発生したマイナス方向の像面湾曲を補正している。最も像面側に正レンズL9を配置し、撮像面に対するテレセントリック性を確保している。
図10に示すように、実施の形態4に係るズームレンズ系において、第1レンズ群G1は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、負レンズL2、正レンズL3、負レンズL4とからなる。第2レンズ群G2は負レンズL5からなる。第3レンズ群G3は物体側に凸面を向けた正レンズL6、負レンズL7と正レンズL8の接合レンズからなり、像ぶれ補正時光軸上を上下に所定量移動する接合レンズからなる負レンズL9と正レンズL10、そして弱い屈折力の正レンズL11とからなる。像ぶれ補正レンズ群の移動量はカメラ本体の振れ角度0.3°相当を補正する量となっている。絞りAは第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。フォーカシングに際しては第2レンズ群G2を光軸上に沿って移動させている。具体的には、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングに際して、第2レンズ群G2を物体側へ移動させている。
実施の形態4の第1レンズ群G1は画角がおよそ80°の入射角度を持つ光束を光軸と平行な方向へ大きく曲げる働きを強い発散作用を持っている。第2レンズ群G2を構成する負レンズL5の非球面は、フォーカシング時の収差変動を小さくしている。実施の形態においては、該L2、L5は樹脂材料からなっている。正の屈折力を持つ第3レンズ群G3中、最も物体側にある正の屈折力を持った正レンズL6と、負レンズL7と正レンズL8との接合レンズは、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2からの光束を結像させる働きを持っており、主に球面収差、コマ収差の補正をしている。負レンズL9と正レンズL10は像ぶれ時に起る色分離を最小化するため、接合レンズとしている。
以下、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系が満足することが好ましい条件を説明する。なお、各実施の形態に係るズームレンズ系に対して複数の好ましい条件が規定されるが、これら複数の条件全てを満足するズームレンズ系の構成が最も望ましい。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。例えば、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系のように、
物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠状態から近接物体合状態へのフォーカシングの際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動するズームレンズ系とすることである。
例えば実施の形態1〜4に係るズームレンズ系は以下の条件(1)を満足することが好ましい。
0.1<d1w/d2w< 0.4 ・・・(1)
ここで、
d1w:広角端での無限遠合焦状態における第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔、
d2w:広角端での無限遠合焦状態における第2レンズ群と後続群の空気間隔
である。
前記条件(1)は、第1レンズ群の最も像面側に配置されたレンズと第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズとの物体距離無限遠時の広角端における空気間隔を規定するものである。条件(1)の下限を超えると、第1レンズ群と第2レンズ群とが最も接近するフォーカス位置にてクリアランスを確保できず、機構部品と接触するなど不具合が起るため望ましくない。上限を超えると、機構上の干渉は回避できるが、第1レンズ群と第2レンズ群とが離れ空気間隔が広がることにより、前玉有効径が大きくなり鏡筒サイズの拡大を招くため望ましくない。
物体距離無限遠から近接物体距離へのフォーカシング時は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化する構成とする理由は、それぞれの群の間隔が変化することで、変倍に伴う像面変動の補正を適正に行う為である。
さらにフォーカシング時に第2レンズ群が撮像面に対して移動する構成とすると、第2レンズ群が固定であった場合に比べて、光学全長の短縮化が図れるので望ましい。さらに、フォーカシング時の光学性能の劣化を小さくすることができる。
なお、さらに以下の条件(1)‘を満足することにより、前記効果を更に奏功させることができる。
0.1<d1w/d2w<0.35 ・・・(1)‘
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、全系無限遠合時広角端の焦点距離をfwとした時、条件(2)を満足することが望ましい。
0.9 <|f1/fw|< 5.6 ・・・(2)
前記条件(2)は第1レンズ群の焦点距離を規定するものである。上限を超えて焦点距離が長くなると、バックフォーカスが短くなるため光学全長が短縮されるが、像面湾曲がマイナス方向へ過大となり、これを補正する為にはレンズ枚数の追加が避けられなくなり簡素なレンズ構成とすることが出来なくなる。逆に焦点距離が短くなると、特に望遠端での球面収差補正が困難となるばかりでなく光学全長が長くなるため望ましくない。
本発明の実施にあたり、絞りは後続群内に配置されることが望ましいが、より望ましくは後続群内の最も物体側に配置することである。絞りと後続レンズ群とを分離することで、後続群内で調芯組立を行う場合の作業性が、絞りユニットを介さないことで高まり、組み立て工数削減に効果を得ることができる。
例えば実施の形態1〜4に係るズームレンズ系は以下の条件(3)を満足することが好ましい。
0.3 < βw < 0.8 ・・・(3)
ここで、
βw:像ぶれ補正レンズ群の広角端における近軸横倍率
である。
条件式(3)は、像ぶれ補正用のレンズ群の倍率を規定することにより、光学全長を短くするとともに、像ぶれ補正用のレンズ群の平行移動量を適切な値にし、諸収差を良好に補正するための条件である。条件(3)の下限を超える場合には、光学全長を短くするには有利であるが、像ぶれ補正用のレンズ群で発生するコマ収差、非点収差が過大となり、これらの軸外収差を他のレンズ群でバランス良く補正することが困難となる。また、条件(3)の上限を越える場合には、光学全長が長くなり、また、手ぶれ補正時の像ぶれ補正用のレンズ群の平行移動量が過大となり、レンズ群を移動させるアクチュエータが大型化してしまい、鏡筒をコンパクトにするのが困難になる。
像ぶれ補正用のレンズ群は軽量であることが望ましく、光学レンズ素子1枚、ないし2枚程度から構成させるのが好ましい。また絞りユニットとの機構上の配置においては、メカ的な干渉が避けられる程°の距離をおいて配置されるのが望ましい。
実施の形態1〜4に係るズームレンズ系を構成している各光学レンズ素子は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子(すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子)のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善されるので、好ましい。
更に本発明の実施の形態では、フォーカシングを行う第2レンズ群の構成を1枚の光学レンズ素子としているが、それはAFを高速駆動させる為、フォーカシング群の軽量化を図るためである。硝子で構成させても良いし、球面研磨レンズに樹脂層からなる所謂ハイブリッドレンズとしても良い。更に硝子材料のみならず樹脂材料で構成させても本発明の課題を解決させることが出来る。
(実施の形態5)
図13は、実施の形態5に係るカメラシステムのブロック図である。実施の形態5に係るカメラシステムは、カメラ本体100と、交換レンズ装置200とを含む。
カメラ本体100は、カメラコントローラ101、撮像センサ102、シャッタユニット103、画像表示制御部104、撮像センサ制御部105、コントラスト検出部106、シャッタ制御部107、画像記録制御部108、ディスプレイ110、レリーズ釦111、メモリ112、電源113及びカメラマウント114を含む。
カメラコントローラ101は、カメラシステム全体を制御する演算装置である。カメラコントローラ101は、画像表示制御部104と、撮像センサ制御部105と、コントラスト検出部106と、シャッタ制御部107と、画像記録制御部108と、メモリ112と、カメラマウント114と電気的に接続され相互に信号のやり取りが可能である。また、カメラコントローラ101は、レリーズ釦111と電気的に接続され、レリーズ釦111の操作による信号を受信する。さらに、カメラコントローラ101は、電源113と接続される。
撮像センサ102は、例えばC−MOSセンサである。撮像センサ102は、受光面に入射した光学像を画像データに変換して出力する。撮像センサ102は、撮像センサ制御部105からの駆動信号に応じて駆動される。撮像センサ制御部105は、カメラコントローラ101からの制御信号に応じて、撮像センサ102を駆動する駆動信号を出力するとともに、撮像センサ102から出力される画像データをカメラコントローラ101へ出力する。コントラスト検出部106は、カメラコントローラ101からの制御信号に応じて、撮像センサ102から出力される画像データからコントラストを演算して検出し、カメラコントローラ101へ出力する。
シャッタユニット103は、撮像センサ102に入射する画像光の光路を遮断するシャッタ板を含む。シャッタユニット103は、シャッタ制御部107からの駆動信号に応じて駆動される。シャッタ制御部107は、カメラコントローラ101からの制御信号に応じて、シャッタユニット103のシャッタ板の開閉タイミングを制御する。
ディスプレイ110は、例えば液晶表示装置である。ディスプレイ110は、画像表示制御部104からの駆動信号に応じて駆動され、表示面に画像を表示する。画像表示制御部104は、カメラコントローラ101からの制御信号に応じて、ディスプレイ110に表示する画像データとディスプレイを駆動する駆動信号を出力する。
画像記録制御部108は、カメラコントローラ101からの制御信号に応じて、画像データを着脱可能に接続されたメモリカード109に出力する。
カメラマウント114は、カメラ本体200と後述する交換レンズ装置200とを機構的に接続する。また、カメラマウント114は、カメラ本体200と後述する交換レンズ装置200とを電気的に接続するインターフェースとしても機能する。
交換レンズ装置200は、レンズコントローラ201、像ぶれ制御部202、絞り制御部203、フォーカス制御部204、ズーム制御部205、メモリ206、ぶれ検出部207、絞りユニット208、ズームレンズ系209及びレンズマウント210を含む。
レンズコントローラ201は、交換レンズ装置200の全体を制御する演算装置であり、レンズマウント210及びカメラマウント114を介して前述したカメラ本体にあるカメラコントローラ101と接続される。レンズコントローラ201は、像ぶれ制御部202、絞り制御部203、フォーカス制御部204、ズーム制御部205、メモリ206及びぶれ検出部207と電気的に接続され相互に信号のやり取りが可能である。
ズームレンズ系209は、上述した実施の形態1のズームレンズ系である。ズームレンズ系209は、レンズ群209a、レンズ群209b及びレンズ群209cを含む。ズームレンズ系209は、レンズ群209a、209b、209cを光軸に沿った方向に移動させて、ズーミングを行う。ズームレンズ系209は、フォーカシングレンズ群209bを光軸に沿った方向に移動させて、フォーカシングを行う。また、ズームレンズ系209は、像ぶれ補正レンズ群209cを光軸に直交する方向に移動させて、像ぶれ補正を行う。
像ぶれ制御部202は、レンズコントローラ201からの制御信号に応じて、像ぶれ補正レンズ群209cの現在の位置を検出して出力する。また、像ぶれ制御部202は、像ぶれ補正レンズ群209cを駆動する駆動信号を出力して、像ぶれ補正レンズ群209cを光軸と直交する方向に駆動する。
絞り制御部203は、レンズコントローラ201からの制御信号に応じて、絞りユニット208の現在の位置を検出して出力する。また、絞り制御部203は、絞りユニット208に含まれる絞り羽根を駆動する駆動信号を出力して絞りを開閉し、光学系のFナンバーを変更する。
フォーカス制御部204は、レンズコントローラ201からの制御信号に応じて、フォーカシングレンズ群209bの現在の位置を検出して出力する。また、フォーカス制御部204は、フォーカシング群209bを駆動する駆動信号を出力して、フォーカシングレンズ群209bを光軸に沿った方向に駆動する。
ズーム制御部205は、レンズコントローラ201からの制御信号に応じて、ズームレンズ群209a、209b、209cの現在の位置を検出して出力する。また、ズーム制御部205は、ズームレンズ群209a、209b、209cを駆動する駆動信号を出力して、ズームレンズ群209a、209b、209cを光軸に沿った方向に駆動する。
以上の構成において、レリーズ釦111が半押しされると、カメラコントローラ101は、オートフォーカスのルーチンを実行する。はじめに、カメラコントローラ101は、カメラマウント114及びレンズマウント210を介して、レンズコントローラ201と通信し、ズームレンズ群209a、209b、209c、フォーカシングレンズ群209b、像ぶれ補正レンズ群209c及び絞りユニット208の状態を検出する。
次に、カメラコントローラ101は、カメラマウント114及びレンズマウント210を介して、レンズコントローラ201と通信し、レンズコントローラ201にフォーカシングレンズ群209bをウォブリング駆動する制御信号を出力する。レンズコントローラ201は、制御信号に基づいてフォーカス制御部204を制御して、フォーカシングレンズ群209bをウォブリング駆動する。カメラコントローラ101は、同時にカメラマウント114及びレンズマウント210を介して、レンズコントローラ201と通信し、レンズコントローラ201に絞り値が所定の値となるように指示する制御信号を出力する。レンズコントローラ201は、制御信号に基づいて絞り制御部203を制御して、絞りユニット208の絞り羽根を所定のFナンバーとなるように駆動する。
一方、カメラコントローラ101は、撮像センサ制御部105及びコントラスト検出部106に、制御信号を出力する。撮像センサ制御部105及びコントラスト検出部106は、それぞれフォーカシングレンズ群209bのウォブリング駆動のサンプリング周波数と関連付けて、撮像センサ102からの出力を得る。撮像センサ制御部105は、カメラコントローラ101からの制御信号に基づいて、光学像に対応する画像データをカメラコントローラ101へ送信する。カメラコントローラ101は、画像データに所定の画像処理を施し、画像表示制御部104へ送信する。画像表示制御部104は、画像データをディスプレイ110に可視像として表示させる。
また、コントラスト検出部106は、ウォブリングと関連付けて画像データのコントラスト値を演算により求めてカメラコントローラ101へ送信する。カメラコントローラ101は、コントラスト検出部106の検出結果に基づいて、レンズコントローラ201へフォーカシングレンズ群のフォーカシング移動方向と移動量を決定し、これらに関する情報をレンズコントローラ201へ送信する。レンズコントローラ201は、フォーカシングレンズ群209bを移動するように、フォーカス制御部204へ制御信号を出力する。
フォーカス制御部204は、レンズコントローラ201からの制御信号に基づいてフォーカシングレンズ群209bを駆動する。
以上説明した実施の形態1では、ズームレンズ系として実施の形態1に記載したズームレンズ系を適用した例を説明したが、他の実施の形態に係るズームレンズ系を適用しても良いことは言うまでもない。
以下、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。後述するように、数値実施例1〜4は、それぞれ実施の形態1〜4に対応する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。
図2、4、6及び8は、各々実施の形態1〜4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態における縦収差図である。
各縦収差図において、左側から順に、球面収差(SA(mm))、非点収差(AST(mm))、歪曲収差(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
Figure 2012022019
ここで、κは円錐定数、A4,A6,A8及びA10は、それぞれ4次、6次、8次及び10次の非球面係数である。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。
数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に示す。
(表1)
面データ
面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 104.79360 1.70000 1.75039 45.5
2* 14.11960 7.23930
3 53.48700 4.20890 1.63185 23.4
4* -64.32310 可変
5 -20.74670 1.00000 1.54360 56.0
6* -70.85060 可変
7(絞り) ∞ 1.50000
8* 17.18620 2.47040 1.60820 57.8
9* 104.78870 0.20000
10 26.67370 0.80000 1.72342 38.0
11 12.16250 4.96930 1.62041 60.3
12 -16.62090 0.20000
13 -242.00890 0.81840 1.70154 41.1
14 11.95320 4.29260
15 41.58320 1.76430 1.51680 64.2
16 -346.67830 BF
像面 ∞

非球面データ
第2面
K= 0.00000E+00, A4=-2.28690E-05, A6=-8.21557E-08, A8=-3.65299E-10
A10=-1.97419E-12
第4面
K= 0.00000E+00, A4=-6.82611E-06, A6=-5.54081E-08, A8= 6.42339E-10
A10=-4.30705E-12
第6面
K= 0.00000E+00, A4=-1.11598E-05, A6= 1.17977E-07, A8=-1.73302E-09
A10= 1.59732E-11
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-8.23363E-05, A6=-1.23544E-06, A8=-1.87392E-08
A10=-4.33067E-10
第9面
K= 0.00000E+00, A4= 2.93472E-05, A6=-7.23152E-07, A8=-3.72748E-08
A10=-2.87250E-11

各種データ
ズーム比 2.80014
広角 中間 望遠
焦点距離 14.3987 24.0939 40.3185
Fナンバー 3.60517 4.70020 5.76812
画角 40.0710 24.8202 15.1230
像高 10.8150 10.8150 10.8150
レンズ全長 94.3552 89.5957 97.5656
BF 29.09953 39.82728 57.55796
d4 6.5172 7.1216 6.7444
d6 27.5753 11.4836 2.1000

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -61.63434
2 5 -54.35067
3 7 24.97327

(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図4に示した実施の形態2に対応する。
数値実施例2のズームレンズ系の面データを表2に示す。
(表2)
面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 86.66020 1.30000 1.77250 49.6
2 14.23360 0.20000
3 14.23360 1.50000 1.54360 56.0
4* 13.98030 6.47290
5 44.00630 3.97150 1.63185 23.4
6* -107.54900 可変
7 -19.75230 1.00000 1.54360 56.0
8* -57.34390 可変
9(絞り) ∞ 1.50000
10* 16.46360 2.67980 1.60820 57.8
11* 117.74390 0.20000
12 27.76630 0.80000 1.72342 38.0
13 11.46000 4.91930 1.62041 60.3
14 -19.44130 0.20000
15 186.21390 0.82000 1.70154 41.1
16 11.91570 3.45530
17 39.95880 1.70650 1.51823 59.0
18 -2076.12290 BF
像面 ∞

非球面データ
第4面
K= 0.00000E+00, A4=-3.03043E-05, A6=-8.47979E-08, A8=-1.16725E-09
A10=-8.95427E-13
第6面
K= 0.00000E+00, A4=-1.04340E-05, A6=-4.00762E-08, A8= 1.10491E-09
A10=-6.24852E-12
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-7.49541E-06, A6= 1.07579E-07, A8=-3.60542E-09
A10= 4.32910E-11
第10面
K= 0.00000E+00, A4=-7.82234E-05, A6=-7.69569E-07, A8=-1.61880E-08
A10=-2.82006E-10
第11面
K= 0.00000E+00, A4= 1.66125E-05, A6=-5.23175E-07, A8=-2.79224E-08
A10=-5.43633E-11

各種データ
ズーム比 2.85000
広角 中間 望遠
焦点距離 14.4003 24.3094 41.0409
Fナンバー 3.60552 4.70092 5.76896
画角 40.0747 24.6547 14.8746
像高 10.8150 10.8150 10.8150
レンズ全長 93.5139 89.3875 97.5680
BF 29.35072 40.34810 58.48252
d6 8.3405 7.7763 6.1602
d8 25.0974 10.5378 2.2000

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -52.27574
2 7 -55.95287
3 9 24.16783

(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態3に対応する。
数値実施例3のズームレンズ系の面データを表3に示す。
(表3)
面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 63.22440 1.30000 1.58913 61.3
2 14.59190 4.77520
3 30.58660 1.49020 1.54360 56.0
4* 14.14470 3.84470
5 22.28760 3.73960 1.60740 27.0
6* 160.05920 可変
7 -22.83810 1.00000 1.54360 56.0
8* -58.05490 可変
9(絞り) ∞ 1.50000
10* 15.54220 2.94430 1.60820 57.8
11* 285.73990 0.34260
12 36.79150 0.80000 1.72342 38.0
13 12.53930 4.68890 1.62041 60.3
14 -19.35440 0.20000
15 161.87650 0.82000 1.70154 41.1
16 11.68540 5.34910
17 38.09310 1.74340 1.51680 64.2
18 436.05980 BF
像面 ∞

非球面データ
第4面
K= 0.00000E+00, A4=-5.44576E-05, A6=-1.58151E-07, A8=-2.27016E-09
A10= 4.84012E-12
第6面
K= 0.00000E+00, A4= 7.93874E-06, A6=-8.26366E-09, A8= 1.86616E-09
A10=-1.39326E-11
第8面
K= 0.00000E+00, A4=-7.30182E-06, A6=-3.86910E-08, A8= 1.32208E-09
A10=-3.59227E-12
第10面
K= 0.00000E+00, A4=-7.39950E-05, A6=-7.01861E-07, A8=-1.93716E-08
A10=-2.14383E-10
第11面
K= 0.00000E+00, A4= 2.62799E-05, A6=-4.87820E-07, A8=-3.02852E-08
A10=-6.92452E-12

各種データ
ズーム比 2.84990
広角 中間 望遠
焦点距離 14.4004 24.3105 41.0398
Fナンバー 3.60556 4.70060 5.76820
画角 40.1327 24.6300 14.8690
像高 10.8150 10.8150 10.8150
レンズ全長 96.8142 91.7920 101.0672
BF 28.42988 39.58654 58.44785
d6 6.5947 6.0960 5.8814
d8 27.2516 11.5715 2.2000

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -43.60023
2 7 -69.95750
3 9 25.25487

(数値実施例4)
数値実施例4のズームレンズ系は、図11に示した実施の形態4に対応する。
数値実施例4のズームレンズ系の面データを表4に示す。
(表4)
面番号 r d nd vd
物面 ∞
1 61.71270 1.30000 1.58913 61.3
2 14.62050 4.01940
3 29.88820 1.49360 1.54360 56.0
4* 18.94550 4.34900
5 59.37300 3.24520 1.80518 25.5
6 -76.99860 0.20000
7 -67.17730 0.90000 1.71300 53.9
8 -121.81040 可変
9 -16.86220 1.00000 1.54360 56.0
10* -53.56120 可変
11(絞り) ∞ 1.50000
12* 14.78400 3.66620 1.60820 57.8
13* -63.50450 1.74700
14 263.03310 0.80000 1.80610 40.7
15 13.34730 4.78130 1.58913 61.3
16 -15.93620 0.51890
17 128.93680 0.80000 1.72342 38.0
18 11.65180 1.94400 1.48749 70.4
19 16.04170 可変
20 26.56180 1.95010 1.71736 29.5
21 44.82240 BF
像面 ∞

非球面データ
第4面
K= 0.00000E+00, A4=-3.87598E-05, A6=-9.83871E-08, A8=-7.72283E-10
A10= 8.35102E-13
第10面
K= 0.00000E+00, A4=-1.38354E-05, A6=-4.23848E-08, A8= 2.93893E-09
A10=-3.32442E-11
第12面
K= 0.00000E+00, A4= 2.58463E-06, A6= 7.86089E-07, A8=-7.28990E-09
A10= 1.81771E-10
第13面
K= 0.00000E+00, A4= 1.39108E-04, A6= 8.83724E-07, A8=-5.40431E-09
A10= 2.09785E-10

各種データ
ズーム比 2.84994
広角 中間 望遠
焦点距離 14.3993 24.3086 41.0372
Fナンバー 3.60528 4.70065 5.76786
画角 40.0334 24.6931 14.8726
像高 10.8150 10.8150 10.8150
レンズ全長 93.0668 90.7845 101.5571
BF 19.50304 31.34773 51.33382
d8 5.2347 5.6005 5.9599
d10 24.5736 10.5130 2.2000
d19 9.5408 9.1086 7.8487

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -59.17648
2 9 -45.71076
3 11 25.48156
4 20 87.00553

以下の表5に、各数値実施例に係るズームレンズ系における各条件の対応値を示す。
表5 (条件の対応値:数値実施例1〜4)
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) d1w/d2w 0.24 0.33 0.24 0.21
(2)|F1/FW| 4.28 3.63 3.03 4.11
(3) βw 0.58 0.60 0.63 2.73
本発明に係るズームレンズ系は、レンズ交換式カメラシステム、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能であり、特にレンズ交換式カメラシステム等の高画質が要求されるズームレンズ系に好適である。
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
A 開口絞り
S 像面
100 レンズ交換式デジタルカメラシステム
101 カメラ本体
102 撮像素子
110 液晶モニタ
114 カメラマウント部
200 交換レンズ装置
209 ズームレンズ系
210 レンズマウント部

Claims (7)

  1. ズームレンズ系であって、物体側から像面側へと順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも1つの正の屈折力を有する後続群とを備え、ズーミングに際して、前記各レンズ群の間隔を変化させ、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔と、前記第2レンズ群と前記後続群のうち最も物体側にあるレンズ群との間隔が変化し、前記正の屈折力を有する後続群全体もしくは一部を、光学的に像ぶれを補正する為に光軸に対して垂直方向に移動するズームレンズ系。
  2. 以下の条件(1)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    0.1<d1w/d2w<0.4 ・・・(1)
    ここで、
    d1w:無限遠合焦時広角端における、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、
    d2w:無限遠合焦時広角端における、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔
    である。
  3. 以下の条件(2)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    0.9<|f1/fw|<5.6 ・・・(2)
    ここで、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    fW:光学端における全系の焦点距離
    である。
  4. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に、絞りを配置したことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ系:
  5. 以下の条件(3)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    0.3 < βw < 0.8 ・・・(3)
    ここで、
    βw:像ぶれを光学的に補正する為に光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群の広角端における近軸横倍率
    である。
  6. 請求項1に記載のズームレンズ系と、
    前記ズームレンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体との接続が可能なレンズマウント部とを備える交換レンズ装置。
  7. 請求項1に記載のズームレンズ系を含む交換レンズ装置と、
    前記撮像装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、前記ズームレンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体とを備えるカメラシステム。
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