JP2012018591A - 会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行するアフィリエイトシステム - Google Patents
会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行するアフィリエイトシステム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行するアフィリエイトシステムを提供する。
【解決手段】仮想店舗の主催者の会員データを一括入力して記憶管理する顧客管理システムと、仮想店舗で販売する商品のデータを入力して記憶管理する商品管理システムと、仮想店舗で販売された商品の代金と会費とを対象としてクレジットカード決済処理を実行する決済システムと、商品の紹介者に対して商品情報を提供すると共に、その商品情報内の誘導リンクを通じて仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有するアフィリエイタ販売管理システムと、決済システムを通じて決済された商品及び会費の決済情報及び紹介者に対する報酬情報を売上台帳データに記録する売上管理システムと、売上台帳データに基づいて所定期間の売上総額及び報酬総額を自動算出し、主催者の口座及び紹介者の口座へ自動的に振込む処理を実行する振込管理システムとを備えた構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】仮想店舗の主催者の会員データを一括入力して記憶管理する顧客管理システムと、仮想店舗で販売する商品のデータを入力して記憶管理する商品管理システムと、仮想店舗で販売された商品の代金と会費とを対象としてクレジットカード決済処理を実行する決済システムと、商品の紹介者に対して商品情報を提供すると共に、その商品情報内の誘導リンクを通じて仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有するアフィリエイタ販売管理システムと、決済システムを通じて決済された商品及び会費の決済情報及び紹介者に対する報酬情報を売上台帳データに記録する売上管理システムと、売上台帳データに基づいて所定期間の売上総額及び報酬総額を自動算出し、主催者の口座及び紹介者の口座へ自動的に振込む処理を実行する振込管理システムとを備えた構成とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、会員を有する仮想店舗の運営管理に関する一連の業務を受託代行するコンピュータシステムに関し、特に、アフィリエイト広告機能を有した仮想店舗として完全全自動で機能する受託代行サービスを提供することが可能なコンピュータシステムに関する。
近年、新たな広告手法として、アフィリエイト・プログラム(アソシエイト・プログラムとも言う)が注目されており、その広告手法を利用した商品の販売システムが本出願人により実現されている(例えば非特許文献1参照)。
アフィリエイト・プログラムとは、ユーザが何らかのトランザクション(商品の購入、アンケートへの記入、会員登録など)をブラウザにより発生させて初めて広告料がアフィリエイトに支払われる成果報酬型の広告配信手法である。アフィリエイト・プログラムでは、個人や企業のWeb(ウェブ)サイトやメールマガジンの運営者が、広告主(マーチャント)の広告を自身のサイトに配置し、そのサイトを訪れた訪問客の広告主のEC(Electronic Commerce)サイトへの誘導をはかるようにしている。そして、誘導された訪問客が広告を経由してECサイトへ進み、サービスや商品の購入、会員申込みなどを達成した際に、誘導元のサイトへの成果報酬が発生するようになっている。
アフィリエイト・プログラムを実施するためには、例えば、ユーザが閲覧したマーチャントサイトを特定し、ブラウザが最終的にトランザクションに関わるイベント(商品購入指示、アンケート記入、会員登録指示など)を発生させるまでの情報流通経路を追跡(トラッキング)する処理を実行する必要がある。このようなトラッキング処理には、クッキー(Cookie)が利用されている。例えば、販売者のサイトにリンク誘導させるURLの中にトラッキング情報(アフィリエイトIDのURL)を組み込み、その情報を用いてアフィリエイトに対する成功報酬の計算などを行うようにしたものがある(例えば特許文献1参照)
ところで、各種教育講座、語学教室、学習塾、など多数の会員または生徒を持っている主催者(事業主)が会員から入会金や当該教育機関で使用される教材の教材費(書籍や動画、音声等のダウンロード販売若しくはオンライン通信販売の形態で販売される教材の購入費)、月会費などを、クレジットカード決済にて徴収したいと考えた場合、その主催者は、クレジットカード会社の決済アカウントを取得する必要がある。
ところで、各種教育講座、語学教室、学習塾、など多数の会員または生徒を持っている主催者(事業主)が会員から入会金や当該教育機関で使用される教材の教材費(書籍や動画、音声等のダウンロード販売若しくはオンライン通信販売の形態で販売される教材の購入費)、月会費などを、クレジットカード決済にて徴収したいと考えた場合、その主催者は、クレジットカード会社の決済アカウントを取得する必要がある。
しかし、該事業における入会金や教材費、月会費などに対してクレジットカード決済を利用するには“(通称)役務決済”と言ってリスクが高いとクレジットカード会社は判断するため、クレジットカード会社の審査が大変厳しくなるのが現状であり、利用できたとしてもリスクが高い決済であるとして決済手数料が通常の決済に比べて、5割増〜2倍のように高く設定されるのが一般的である。
このようなケースの時に、主催者の信用力がクレジットカード会社の審査に合格できるレベルに達していない場合は、当然その主催者はクレジットカード決済を利用することができないことになり、もしも運良く利用できたとしても決済手数料が高い場合には事業の利益を圧迫することになり、主催者の事業運営に多大な影響を及ぼすことになり好ましくない。
中小零細企業や個人事業者等の場合、該事業に対するクレジットカード決済の審査に合格するレベルに達しておらず、該事業などにおいてクレジットカード決済を利用できないケースがほとんどであり、中堅大手企業以外では、クレジットカード決済を利用できないのが現状である。
中小零細企業や個人事業者等が、該事業にてクレジットカード決済を利用できない場合、銀行振込や銀行口座自動引落などを利用するしかないが、これらの仕組みでは徴収すべき会費等の回収率が低く、一般的に2〜3割程度の料金が回収できないことで、折角会員になってもらった会員を失う危険性を常に抱えながら事業運営を行っているのが現状である。
インフォカート株式会社、"初心者向けの商材から、・・・までアフィリエイト統合ASPのインフォカート"、[online]、[平成22年7月7日検索]、〈URL:http://www.infocart.jp/〉
前述のように、中小零細企業や個人事業者等の場合、該事業に対するクレジットカード決済の審査に合格するレベルに達しておらず、該事業などにおいてクレジットカード決済を利用できないケースがほとんどであり、中堅大手企業以外では、クレジットカード決済を利用できないのが現状である。
仮に、中小零細企業や個人事業者等がクレジットカード決済を利用できるようになった場合、会費等の回収率が劇的に向上し、原理的には、ほぼ100%回収ができるようになるため、前記の失っていた2〜3割の徴収率分だけ収益率が向上するため、該事業を運営する主催者の経営状況は劇的に良くなる。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行すると共に、アフィリエイト広告機能を有した仮想店舗として完全全自動で機能するサービスを提供することが可能な、アフィリエイトシステム(受託代行システム)を提供することにある。
詳しくは、本発明の目的は、クレジットカード決済を利用できない中小零細企業や個人事業者などに対してクレジットカード決済を利用可能とすると共に、アフィリエイト販売システムを活用することにより該事業の活性化と売上の増加を図り、日本の事業者の9割以上を占める中小零細企業や個人事業者等の経営状態が好転し日本経済に貢献することができるアフィリエイトシステム(受託代行システム)を提供することにある。
本発明は、会員を有する仮想店舗の運営管理に関する一連の業務を受託代行する受託代行システムを含むアフィリエイトシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、
前記代行処理システムに、前記仮想店舗の主催者の端末から主催者の会員データを一括入力し決済対象の会員データとして記憶し管理する手段を有する顧客管理システムと、前記主催者の端末から前記仮想店舗で販売する商品のデータを入力し商品管理データとして記憶し管理する手段を有する商品管理システムと、前記仮想店舗で販売された商品の商品代金と前記決済対象の会員の入会金及び月会費を含む会費とを対象としてクレジットカード決済の処理を実行する手段を有する決済システムと、前記商品を自己サイトで紹介する紹介者に対して前記商品管理データに登録されている商品情報を提供する手段、及び前記紹介者の紹介ページ上の商品情報に埋め込まれている誘導リンクを通じて前記仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有するアフィリエイタ販売管理システムと、前記決済システムを通じて決済された前記商品代金及び前記会費の決済情報を売上台帳データに自動的に記録し管理すると共に、前記誘導リンクを通じて販売された商品の紹介者に対する報酬情報を前記売上台帳データに自動的に記録し管理する手段を有する売上管理システムと、前記売上台帳データに記録された前記決済情報及び前記報酬情報に基づいて所定期間における売上総額と報酬総額とを自動的に算出し決定すると共に前記主催者の口座と前記紹介者の口座とへそれぞれ自動的に振込む振込処理を実行する手段を有する振込管理システムと、を備えることによって達成される。
前記代行処理システムに、前記仮想店舗の主催者の端末から主催者の会員データを一括入力し決済対象の会員データとして記憶し管理する手段を有する顧客管理システムと、前記主催者の端末から前記仮想店舗で販売する商品のデータを入力し商品管理データとして記憶し管理する手段を有する商品管理システムと、前記仮想店舗で販売された商品の商品代金と前記決済対象の会員の入会金及び月会費を含む会費とを対象としてクレジットカード決済の処理を実行する手段を有する決済システムと、前記商品を自己サイトで紹介する紹介者に対して前記商品管理データに登録されている商品情報を提供する手段、及び前記紹介者の紹介ページ上の商品情報に埋め込まれている誘導リンクを通じて前記仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有するアフィリエイタ販売管理システムと、前記決済システムを通じて決済された前記商品代金及び前記会費の決済情報を売上台帳データに自動的に記録し管理すると共に、前記誘導リンクを通じて販売された商品の紹介者に対する報酬情報を前記売上台帳データに自動的に記録し管理する手段を有する売上管理システムと、前記売上台帳データに記録された前記決済情報及び前記報酬情報に基づいて所定期間における売上総額と報酬総額とを自動的に算出し決定すると共に前記主催者の口座と前記紹介者の口座とへそれぞれ自動的に振込む振込処理を実行する手段を有する振込管理システムと、を備えることによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、
前記売上管理システムが、前記売上台帳データに基づいて財務諸表のデータを生成する手段と、前記主催者の端末からの要求に応じて前記財務諸表のデータを出力する手段とを更に有すること、
前記決済対象の会員は、前記仮想店舗の主催者が経営する教育講座、語学教室、又は学習塾の生徒を含み、且つ前記会費が当該教育機関で使用される教材の教材費を含むこと、
前記教材が、前記仮想店舗でダウンロード販売の形態に提供される電子教材を含むこと、
前記振込管理システムは、前記売上総額と前記報酬総額とを毎月規定された締め日に自動的に算出して決定すると共に、前記締め日の後の振込指定日に前記振込処理を実行すること、
前記顧客管理システムが、前記決済対象の会員データの閲覧が可能な顧客管理画面を前記主催者の端末側に表示する手段と、前記顧客管理画面を通じて入力された入退会の情報に基づいて前記決済対象の会員データを更新する手段と、を有すること、
前記代行処理システムは、カード会社システムと銀行口座振込ファームバンキングシステムとにネットワークを介して通信可能に接続されており、前記決済システムが、前記カード会社システムを通じて前記クレジットカード決済の処理を自動的に実行し、前記振込管理システムが、前記銀行口座振込ファームバンキングシステムを通じて前記振込処理を自動的に実行すること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
前記売上管理システムが、前記売上台帳データに基づいて財務諸表のデータを生成する手段と、前記主催者の端末からの要求に応じて前記財務諸表のデータを出力する手段とを更に有すること、
前記決済対象の会員は、前記仮想店舗の主催者が経営する教育講座、語学教室、又は学習塾の生徒を含み、且つ前記会費が当該教育機関で使用される教材の教材費を含むこと、
前記教材が、前記仮想店舗でダウンロード販売の形態に提供される電子教材を含むこと、
前記振込管理システムは、前記売上総額と前記報酬総額とを毎月規定された締め日に自動的に算出して決定すると共に、前記締め日の後の振込指定日に前記振込処理を実行すること、
前記顧客管理システムが、前記決済対象の会員データの閲覧が可能な顧客管理画面を前記主催者の端末側に表示する手段と、前記顧客管理画面を通じて入力された入退会の情報に基づいて前記決済対象の会員データを更新する手段と、を有すること、
前記代行処理システムは、カード会社システムと銀行口座振込ファームバンキングシステムとにネットワークを介して通信可能に接続されており、前記決済システムが、前記カード会社システムを通じて前記クレジットカード決済の処理を自動的に実行し、前記振込管理システムが、前記銀行口座振込ファームバンキングシステムを通じて前記振込処理を自動的に実行すること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
本発明によれば、代行処理システムがクレジットカード決済の処理を実行するので、仮想店舗の主催者がクレジットカードの決済アカウントを自前で取得し維持管理する必要が無くなる。また、クレジットカード決済の決済アカウントを信用不足で取得できない中小零細企業や個人事業者であっても会費等の徴収にクレジットカード決済を利用できるようになる。
その結果、会費等の回収率が劇的に向上し、原理的には、ほぼ100%回収ができるようになり、前述の失っていた2〜3割の徴収率分([背景技術]で述べた2〜3割程度の料金)だけ収益率が向上するため、該事業を運営する主催者の経営状況は劇的に良くなる。
また、アフィリエイト広告機能を有した仮想店舗として完全全自動で機能するサービスを提供することが可能となるので、主催者の事業運営にかかる作業負担がほとんど無くなり、経費の負担も少なくなる。さらに、受託代行システム側で自動的に売上台帳管理が行われるので、売上台帳を作成する必要も維持管理する必要も無くなる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら以下の順序で説明する。
1.本発明に係る受託代行システムの概要
2.受託代行システムの主要な仕組み
3.受託代行システムにおける課金決済処理の流れ
4.アフィリエイトシステムの全体構成
5.受託代行システムにおける主要な処理
5−1.顧客管理システムにおける会員データの登録管理
5−2.商品管理システムにおける商品データの登録管理
5−3.売上管理システムにおける売上データの管理
5−4.アフィリエイタ販売管理システムにおけるアフィリエイタのデータ管理
5−5.受託代行システムにおけるアフィリエイト販売処理の流れ
5−6.受託代行システム内の保持データ
5−7.アフィリエイタ販売管理システムにおける売上代金及び報酬の算出処理
5−8.振込管理システムにおける振込データの管理
5−9.従来の仮想店舗の仕組みとの比較
《1.本発明に係る受託代行システムの概要》
先ず、本発明に係る受託代行システムについてその概要を説明する。
2.受託代行システムの主要な仕組み
3.受託代行システムにおける課金決済処理の流れ
4.アフィリエイトシステムの全体構成
5.受託代行システムにおける主要な処理
5−1.顧客管理システムにおける会員データの登録管理
5−2.商品管理システムにおける商品データの登録管理
5−3.売上管理システムにおける売上データの管理
5−4.アフィリエイタ販売管理システムにおけるアフィリエイタのデータ管理
5−5.受託代行システムにおけるアフィリエイト販売処理の流れ
5−6.受託代行システム内の保持データ
5−7.アフィリエイタ販売管理システムにおける売上代金及び報酬の算出処理
5−8.振込管理システムにおける振込データの管理
5−9.従来の仮想店舗の仕組みとの比較
《1.本発明に係る受託代行システムの概要》
先ず、本発明に係る受託代行システムについてその概要を説明する。
図1は、本発明に係るアフィリエイトシステムの概略構成、及び受託代行システムにおける課金決済処理の流れを示す模式図である。なお、本発明で言う「アフィリエイトシステム」とは、狭義の意味では、そのシステムの中核となる図1中の受託代行システム30のことを言うが、広義の意味では、図1に示される全体のコンピュータネットワークシステムのことを言う。
図1において、受託代行システム30は、会員を有するEC(Electronic Commerce)サイト(以下「仮想店舗サイト」又は「仮想店舗」と呼ぶ)10の主催者を対象として、その主催者から決済を含む全処理を受託代行するコンピュータシステムである。
受託代行システム30の主要な構成としては、仮想店舗10で販売された商品の商品代金と決済対象の会員の入会金及び月会費を含む会費とを対象として、カード会社41のコンピュータ(以下「カード会社システム41」と呼ぶ)との間でクレジットカード決済の処理を実行する決済システム31と、仮想店舗サイト10の運営管理に関する一連の業務処理を実行するアフィリエイト販売システム32とを備えている。なお、ここで言う「一連の業務処理」とは、コンピュータによって自動的に実行される業務処理であり、後述する「会員管理、商品管理、売上管理、課金管理、販売管理、振込管理」などの管理業務を含む各種業務処理のことを言う。
決済システム31は、課金対象の会員の会費をクレジットカード決済により自動的に徴収する手段を少なくとも備えている。
本実施の形態では、受託代行システム30は、仮想店舗10のコンピュータとカード会社41のコンピュータ(以下「カード会社システム41」と呼ぶ)とに、インターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。
図1に示されるアフィリエイタ2は、自身のサイトで主催者の商品を紹介販売することで貰える販売マージンを稼ぐ人(紹介者)を指しており、アフィリエイタ2に対しては、受託代行システム30からアフィリエイタ用のログイン画面を通じて商品情報が提供される。アフィリエイタ2は、その商品情報を用いて自身のサイトで商品をユーザ1に紹介し、上記商品情報に予め埋め込まれている誘導リンク(URL(Uniform Resource Locator)リンク)を通じてユーザ1が仮想店舗10に誘導される。その誘導リンクには、受託代行システム30内のコンピュータ(以下「代行処理サーバ」と呼ぶ)が最初のアクセス先ホストとして設定されており、ユーザ(購入者)1が画面上の商品(誘導リンク)をクリックすると、受託代行システム30内の代行処理サーバを介して仮想店舗10のウェブページ(商品の詳細を解説した商品画面のページ)へジャンプし、ユーザ端末の表示部には仮想店舗10の商品画面が表示されるようにしている。
本実施の形態では、主催者の全ての販売売上行為は仮想店舗10上にて実行され、ユーザ(会員)1は、主催者の仮想店舗10上で商品の購入や入会金や月会費の支払いを行うなど、ユーザ1からは受託代行システム30は見えず、全ての仕組みを主催者が提供しているように見える仕組みとしている。なお、その仕組みに係るアドレス変換処理については図面を用いて後述する。
また、本実施の形態では、図1中の決済システム31とアフィリエイト販売システム32は、一つコンピュータシステム(統合又は機能分散された1以上の代行処理サーバから成るシステム)で構成され、同一システム内で一体化して動作する形態としている。そして、仮想店舗10の運営管理に関するデータ群を受託代行システム30内のデータベースに集約して記憶管理し、そのデータベースを用いて課金決済を含む一連の業務処理を実行する形態としている。
上記のような動作形態及びデータの管理形態とすることで、仮想店舗10から見た時に、外部サービス業者として“受託代行”契約することで、アフィリエイト広告機能を有した仮想店舗10として完全全自動で機能したサービスを提供可能としている。
詳しくは、本発明においては、会員を有する仮想店舗の主催者に対して受託代行業者が受託代行システムを提供することで、該主催者がクレジットカード決済にて該事業における入会金や教材費(書籍や動画、音声等の「ダウンロード販売」及び「オンライン通信販売」における購入費等)、月会費などの徴収ができる仕組みを提供すると同時に、主催者の代わりに決済売上に対する売上台帳管理を行い、受託代行業者に対する受託代行システムの利用手数料およびその他支払うべく必要経費(アフィリエイト広告報酬や営業代行手数料など)を差し引いて、主催者の口座へ自動的に振込むことで、主催者の売上管理などの煩雑な業務を代行し、主催者が該事業に専念できる仕組みを提供するようにしている。
[背景技術]で述べたように、一般的に仮想店舗10で販売行為を行う場合には、ショッピングカートを外部サービス事業者に申込み、そこで利用するクレジットカード決済の決済アカウントを主催者自らクレジットカード会社の信用調査に合格して取得することで、クレジットカード決済を利用するのが常識となっているが、本発明では、ショッピングカートを申込み、外部サービス事業者として利用するのと同様に、本発明の「受託代行システム」の利用を申込むことで、それらの全ての仕組みが提供される。
以下、本発明に係る受託代行システム30の主要な仕組みについて説明する。
《2.受託代行システム30の主要な仕組み》
ここでは、受託代行システム30の主要な仕組みについてその概略を説明し、詳細については仕組み別のシステム構成図を用いて後述する。
ここでは、受託代行システム30の主要な仕組みについてその概略を説明し、詳細については仕組み別のシステム構成図を用いて後述する。
受託代行システム30は、仮想店舗10の主催者の会員データを一括入力して決済対象の顧客データとして記憶管理する。受託代行システム30は、主催者に対して該会員データの管理を行う顧客管理システムを備えており、全ての会員の情報は、顧客管理システムの顧客データベース(以下「会員データベース」と呼ぶ)に登録される。顧客管理システムは、主催者の端末からの更新操作に応じて、会員データベース内の会員情報を更新(会員の削除,追加,修正)する手段を備えており、主催者は、受託代行システム30が提供する顧客管理システムを利用して会員の入会や退会などの管理を行う。
受託代行システム30は、仮想店舗に出品する商品の情報を保管する商品データベースを備えており、主催者は、受託代行システム30側の商品データベースに、会員に提供する商品の内容を商品管理データとして登録する。その商品管理データは、例えば、教材や書籍などの販売商品の他、入会金や月会費などの徴収データで構成される。
前述の会員データベースに登録されている会員は、受託代行システム30側の商品管理データに登録されている教材や書籍(電子書籍や動画、音声等のダウンロード販売およびオンライン通信販売で販売される商品)などの販売商品を購入することができる。
受託代行システム30では、商品登録データに登録されている入会金や月会費などの徴収データに基づき、毎月課金される会員(以下、説明の便宜上「月課金会員」と呼ぶ)に対してクレジットカード決済にて、入会金や月会費の徴収を行う。
会員でない一般購入希望者は、会員登録後に教材や書籍などの販売商品を買うことができる(販売商品を購入することができる会員は、月課金会員とは区別される)。
各種教育講座、語学教室、学習塾、などの会員の情報は、会員データに登録されると共に、課金会員データにも登録されて、商品管理データに登録されている金額データにより、利用する商品の入会金の課金と月会費が毎月課金される。
販売商品と入会金、月会費の区別なく、決済されたものは全て売上台帳データに記録され、受託代行業者は、毎月の総売上金額から受託代行システム30の利用料(アフィリエイタ2に対する報酬料金を含む利用料)を差し引いた残額を主催者の口座へ振込む。
以上のような業務処理は、受託代行システム30によって自動的に実行される。
《3.受託代行システム30における課金決済処理の流れ》
次に、受託代行システム30における課金決済処理について、図1中の(S1)〜(S5)の流れに沿って説明する。なお、ここでは、仮想店舗で購入した商品の代金と会員の会費(入会金、月会費等)をクレジットカード決済にて自動的に徴収すると共に、それらの入金情報を受託代行システム30が管理する売上台帳データ(仮想店舗の主催者に対応するファイル)に記録し、その売上台帳データに基づいて当月の仮想店舗への振込額を求め、当該仮想店舗の主催者の口座に自動的に振込む形態を例として説明する。
次に、受託代行システム30における課金決済処理について、図1中の(S1)〜(S5)の流れに沿って説明する。なお、ここでは、仮想店舗で購入した商品の代金と会員の会費(入会金、月会費等)をクレジットカード決済にて自動的に徴収すると共に、それらの入金情報を受託代行システム30が管理する売上台帳データ(仮想店舗の主催者に対応するファイル)に記録し、その売上台帳データに基づいて当月の仮想店舗への振込額を求め、当該仮想店舗の主催者の口座に自動的に振込む形態を例として説明する。
図1において、ユーザ1の端末(パソコン1a,携帯端末1b等)から仮想店舗10の商品画面を通じて商品の注文(S1)を受付けた受託代行システム30は、決済画面をユーザ端末の表示部に表示する。そして、その決済画面を通じて入力されたカード情報(又は会員IDに対応して登録されているカード情報)に基づき、当該カード会社5のコンピュータとの間でユーザの認証処理をした後、商品代金の課金決済処理を実行すると共に(S2)、完了通知(注文受付完了通知)を仮想店舗サイト10へ送信する。
受託代行システム30から完了通知を受信した仮想店舗サイト10は、完了画面をユーザ端末の表示部に表示して通知し、商品の注文受付が完了した旨をユーザ1に知らせる。
受託代行システム30では、例えば上記完了通知を仮想店舗サイト10へ送信する際に(注文の受付を完了した際に)、その商品が前述の誘導リンクを通じて仮想店舗サイト10で販売されたと判定した場合は当該アフィリエイタ2に対する報酬の課金情報を記録すると共に、当該商品の決済代金を当該仮想店舗10の売上額として売上台帳データに記録する(S3)。なお、このS3の処理は、注文の受付を完了した時点とせずに、即時決済又はクレジットカード決済に応じて商品代金をユーザの口座から引落とした時点、あるいは、商品のクーリングオフ期間(キャンセル可能期間)が経過した時点、あるいは、商品のクーリングオフ期間が経過し且つ商品の返品有効期間が経過した時点としても良い。
上記商品代金の決済処理及びアフィリエイト報酬の課金処理とは別に、受託代行システム30では、前述の商品管理データ内の徴収データに含まれる会費情報(入会金や月課金会員の月会費を含む会費情報)に基づいて、クレジットカード決済による入会金や月会費の決済処理をカード会社システム41との間で実行すると共に、その決済代金を当該仮想店舗10の売上額として売上台帳データに記録する。
そして、受託代行システム30は、毎月規定された〆日に、売上台帳データに記録された売上額、及びアフィリエイト報酬の課金情報に基づいて仮想店舗10に対する振込む金額、及びアフィリエイタ2(子アフィリエータ及び親アフィリエータ)に対する振込む報酬額を決定すると共に、上記〆日の後の振込指定日に、当該仮想店舗サイト(主催者)の指定口座への売上代金の振込処理を実行し(S4)、更に、当該アフィリエイタ2の指定口座への報酬額の振込処理を実行する(S5)。
《4.アフィリエイトシステムの全体構成》
次に、本発明に係るアフィリエイトシステムの全体構成について説明する。
《4.アフィリエイトシステムの全体構成》
次に、本発明に係るアフィリエイトシステムの全体構成について説明する。
図2は、本発明に係るアフィリエイトシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。なお、図1と同一構成箇所は同一の符号を付して説明を省略又は簡略化して説明する。
図2において、アフィリエイトシステムは、仮想店舗サイト10と、アフィリエイトサイト20と、受託代行システム30と、金融機関システム40と、を含んで構成される。
アフィリエイトサイト20は、アフィリエイタ2による商品の紹介ページ21aが掲載されるサイトであり、商品紹介手段21としては、自分のブログ、メールマガジン、SNS(ソーシャルネットワーキングサービスを提供するサイト)などを利用することができる。
金融機関システム40は、図1に示したカード会社システム41の他に、銀行口座振込FBシステム(ファームバンキングシステム)42を含み、受託代行システム30では、銀行口座振込FBシステム42を利用して主催者への売上代金とアフィリエイタ2への報酬額の自動振込みを行う形態としている。なお、自動振込みの形態としては、売上発生時と報酬発生時にリアルタイムに自動振込する形態とすることも可能であるが、本実施の形態では、前述の月課金会員を含む会員登録されたユーザからの売上は、毎月規定された〆日にひと月の売上総額として集計し、その売上総額から諸経費(本例ではアフィリエイタ2に対して支払う報酬総額、代行手数料及び振込手数料)を差し引いた金額を振込金額として決定し、〆日の後の振込指定日に自動振込みを実行する形態としている。
ユーザ1の通信端末は、Webブラウザを実装した情報処理端末であり、仮想店舗サイト10及びアフィリエイトサイト20のコンピュータと通信可能に接続される。その通信端末としては、パソコン1aや携帯端末1b(携帯電話機やスマートフォン等)など、インターネット接続機能を有する任意の情報処理装置を利用することができる。
アフィリエイトサイト20には、アフィリエイタ2の紹介ページ21aが掲載され、仮想店舗サイト10の商品画面11上には販売ページ11aが掲載される。そして、紹介ページ21aには販売ページ11aへの誘導リンクが貼付されており、販売ページ11aには、決済画面G1上の決済ページG1aへのリンク(購入リンク)が貼付されている。
仮想店舗10の主催者は、好ましい実施の形態では、各種教育機関(例えば各種教育講座を開催する機関、語学教室、学習塾)など、多数の会員または生徒を持っている事業者(中小零細企業や個人事業者)である。
受託代行システム30は、仮想店舗10における書籍や動画、音声等から成る教材(以下「電子教材」と呼ぶ)等のダウンロード販売およびオンライン通信販売の処理を代行して実行すると共に、主催者が会員から徴収する代金(入会金、月会費、上記電子教材の教材費)のクレジットカード決済の処理を代行して実行する手段を備えている。また、主催者が、教育講座、語学教室、又は学習塾の生徒を持っている主催者の場合は、各生徒を会員として受講料をクレジットカード決済により徴収する手段を備えている。
更に、受託代行システム30は、会員管理、課金管理、商品管理、売上管理、月課金管理、アフィリエイタ管理など、各種の管理を行うためのデータベース33を備えている。
《アフィリエイト販売システム32の構成とデータベース33の構成》
図3は、受託代行システム30内のアフィリエイト販売システム32が備えている各管理システムの構成の一例を示すブロック図である。上記各種の管理を行うための管理システムとしては、仮想店舗10の主催者の端末から主催者の会員データを一括入力し決済対象の会員データとして記憶し管理する手段を有する「顧客管理システム32a」と、主催者の端末から仮想店舗10で販売する商品のデータを入力し商品管理データとして記憶し管理する手段を有する「商品管理システム32b」と、決済システム31を通じて決済された商品及び会費の決済情報を売上台帳データに自動的に記録し管理すると共に、アフィリエイタ2が自己サイト20で紹介した商品情報に予め埋め込まれている誘導リンクを通じて販売された商品のアフィリエイタ(紹介者)2に対する報酬情報を売上台帳データに自動的に記録し管理する手段を有する「売上管理システム32c」と、を備えている。
《アフィリエイト販売システム32の構成とデータベース33の構成》
図3は、受託代行システム30内のアフィリエイト販売システム32が備えている各管理システムの構成の一例を示すブロック図である。上記各種の管理を行うための管理システムとしては、仮想店舗10の主催者の端末から主催者の会員データを一括入力し決済対象の会員データとして記憶し管理する手段を有する「顧客管理システム32a」と、主催者の端末から仮想店舗10で販売する商品のデータを入力し商品管理データとして記憶し管理する手段を有する「商品管理システム32b」と、決済システム31を通じて決済された商品及び会費の決済情報を売上台帳データに自動的に記録し管理すると共に、アフィリエイタ2が自己サイト20で紹介した商品情報に予め埋め込まれている誘導リンクを通じて販売された商品のアフィリエイタ(紹介者)2に対する報酬情報を売上台帳データに自動的に記録し管理する手段を有する「売上管理システム32c」と、を備えている。
更に、上記商品管理システム32bで管理される商品管理データに基づいて仮想店舗10で商品を販売する処理を実行する手段、アフィリエイタ2に対して上記商品管理データに登録されている商品情報を提供する手段、及び、前記誘導リンクを通じて仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有する「アフィリエイト販売管理システム32d」と、上記売上台帳データに記録された決済情報及び報酬情報に基づいて所定期間における売上総額と報酬総額とを自動的に算出し決定すると共に主催者の口座とアフィリエイタ2の口座とへそれぞれ自動的に振込む振込処理を実行する手段を有する「振込管理システム32e」と、を備えている。
また、データベース33としては、仮想店舗サイト10を含むインターネットWEBサイトの主催者の会員情報を保管する会員データベース33aと、課金対象の顧客の情報を保管する課金データベース33bと、仮想店舗サイト10で販売される商品のデータ、及び月会費を納める会員に提供される月会費商品のデータを保管する商品データベース33cと、売上台帳データ等を保管する売上データベース33dと、月課金会員の課金データを保管する月課金データベース33eと、アフィリエイタ2のデータを保管するアフィリエイタデータベース33fと、を備えている。
なお、これらの各管理システムの名称、各データベースの名称、及び前述の決済システムとアフィリエイト販売システムの名称は、説明の便宜上、名前を付けて機能的に分類したものであり、ソフトウェア構成若しくはハードウェア構成を限定するものではない。本実施の形態では、受託代行システム30内の各システム31,32(32a〜32e)は同一コンピュータシステム内で完全一体化して動作するシステムである。
《5.受託代行システムにおける主要な処理》
以下、各管理システム32a〜32eを含む受託代行システム30における主要な処理について順次説明する。なお、既に説明した技術的事項については、説明を省略又は簡略化して説明する。
以下、各管理システム32a〜32eを含む受託代行システム30における主要な処理について順次説明する。なお、既に説明した技術的事項については、説明を省略又は簡略化して説明する。
《5−1.顧客管理システム32aにおける会員データの登録管理》
先ず、主催者の会員データの登録管理に関する処理について、図4を参照して説明する。
先ず、主催者の会員データの登録管理に関する処理について、図4を参照して説明する。
仮想店舗サイト10の主催者は、パソコン等の通信端末から受託代行システム30内の顧客管理システム32aにログインし、仮想店舗の会員データを顧客管理システム32aに送信する。その会員データは、エクセル(EXCEL:登録商標)などの所定の汎用ソフトウェアで作成したファイルであり、顧客管理システム32aでは、主催者の通信端末から一括入力した会員データを所定のデータ形式に変換し、主催者を特定する主催者ID及び会員を特定する会員ID等で関連付けて会員データベース33aに登録する処理を実行する。その際、一括入力した会員データのうち、課金する顧客のデータ(課金対象の会員データ若しくは会員IDのみ)を課金データベース33bに登録する。
会員データベース33aに登録された顧客データは、主催者の通信端末から参照及び更新が可能となっており、仮想店舗の主催者は、顧客管理システム32aにログインして、顧客管理システム32aが提供する顧客管理画面(会員データベース33aに保管されている会員データの閲覧が可能な管理画面)を通して会員の入会や退会などの管理を行う。例えば、入会する会員のデータを顧客管理画面上で入力すると、その会員のデータが会員データベース33aに反映される。また、退会する会員を顧客管理画面上で指定することで、その会員のデータが会員データベース33aから削除される。その際、関連するデータベースも顧客管理システム32aによって自動的に更新される。
《5−2.商品管理システム32bにおける商品データの登録管理》
次に、主催者の商品データの登録管理に関する処理について、図5を参照して説明する。
次に、主催者の商品データの登録管理に関する処理について、図5を参照して説明する。
仮想店舗サイト10の主催者は、パソコン等の通信端末から受託代行システム30内の商品管理システム32bにログインし、仮想店舗で販売する商品のデータを商品データ登録画面の案内に従って登録する。
主催者の通信端末の表示部に表示される商品データ登録画面には、例えば、商品名、提供価格、商品の解説文、商品画面11上に表示される商品の写真画像等の入力欄が設けられており、主催者は、販売を希望する商品の情報を画面上で入力する。受託代行システム30内の商品管理システム32bは、その商品情報(商品の解説文,商品の画像等からなるWebページのデータ)を受信し、商品IDを自動的に付与し(例えばシステム固有の商品番号nnnを採番)、商品ID、及び主催者ID等で関連付けて商品データベース33cに登録する。その際、商品管理システム32bは、受託代行システム30内の代行処理サーバを宛先ホストとした購入ページへのURLリンクを「購入リンク」として、その購入リンクを当該商品情報に自動的に貼り付ける処理を実行し、その購入リンク付きの商品情報を商品データベース33cに登録する。
商品データベース33cには、(a)販売商品(ダウンロード)のデータ(電子書籍のデータ、動画,音声(音楽)のデータ)、(b)販売商品(オンライン通販)のデータ(各種通販商品のデータ)、(c)月会費商品のデータ(入会金、月会費の課金情報)が商品ID等で関連付けて登録される。
ここで、仮想店舗サイト10に出品される商品の販売形態と課金形態について説明する。
商品の販売形態としては、例えば、電子書籍,動画,音声(音楽)等のデータで構成されるデジタルコンテンツを商品として、仮想店舗サイト10で注文された商品をユーザ端末側の記憶部にリアルタイムにダウンロードして販売する「ダウンロード販売」と、上記デジタルコンテンツが格納された記憶媒体や各教科の教材(紙媒体に印刷された書籍,模型,工作材料,理科実験器具等)など、仮想店舗サイト10で注文された実際の物品を商品として、仮想店舗サイト10で注文された商品を発送して販売する「オンライン通信販売」と、がある。
商品の課金形態としては、商品が仮想店舗サイト10で販売される都度、その代金が課金される形態と、入会金と月会費を納める会員(月課金会員)を対象として、商品の販売料金が所定期間単位(例えば月単位)で課金される形態と、がある。
本実施の形態では、後者の形態で課金される商品を「月会費商品」と呼び、仮称店舗サイト10では、月会費商品として販売される。月会費商品は、例えば、商品代金が月会費に含まれるもの、会員用の商品割引料金で販売されるもの、所定数を超えると代金が換算されて販売されるものなど、所定の料金体系に応じて月課金会員に販売される商品であり、例えば、月課金会員用の販売ページを介して販売される形態と、会員が選択した商品若しくは特定の商品を定期的に発送することにより販売される形態とがある。
《5−3.売上管理システム32cにおける売上データの管理》
次に、主催者の売上データの管理に関する処理について、図6を参照して説明する。
次に、主催者の売上データの管理に関する処理について、図6を参照して説明する。
受託代行システム30内の売上管理システム32cでは、仮想店舗サイト10で販売された商品の代金、及び、入会金や月会費を含む決済データを主催者ID及び支払締日の情報等で関連付けて、当該主催者の売上データとして売上データベース33d内の売上台帳データに記録する。
売上データベース33dに記録された売上台帳データは、主催者の通信端末から参照可能及び更新が可能となっている。例えば、仮想店舗の主催者は、売上管理システム32cにログインして、現時点までの日別の売上データ、月毎の売上総額、売上の口座振込予定日、区分毎(商品種類毎,会費種別毎など)の売上集計データなど、売上台帳データに基づいて作成される各種のデータを通信端末から閲覧することが可能である。また、売上管理システム32cは、売上台帳データに基づいて財務諸表のデータを生成する機能を備えており、主催者の通信端末からの要求に応じて財務諸表のデータを通信端末側に出力可能としている。
月課金データベース33eは、前述の月会費商品の課金データ及び月会費等の課金データ(月課金会員に対する課金データ)を保管するデータベースであり、通常の商品(商品が販売される都度リアルタイムに課金される商品)に対する課金データとは別管理できるように、図4に示した課金データベース33の補助データベースとして用意されている。
後述するアフィリエイタ販売管理システム32dでは、売上データベース33d内の売上台帳データに記録された売上データ及び月課金データベース33eに保管されている月課金会員に対する入会金や月会費の徴収データ等に基づいて、主催者の売上に関する決済データを生成し、主催者口座への振込処理を実行する。
《5−4.アフィリエイタ販売管理システム32dにおけるアフィリエイタのデータ管理》
次に、アフィリエイタのデータ管理に関する処理について、図7を参照して説明する。
次に、アフィリエイタのデータ管理に関する処理について、図7を参照して説明する。
アフィリエイタが受け取る報酬としては、(1)アフィリエイタが直接誘導した販売告知に対する報酬、詳しくは、商品の紹介ページに貼付された誘導リンクを通じて仮想店舗で当該商品が購入された際に支払われる報酬(アフィリ報酬)と、(2)親アフィリエイタの紹介によって会員登録した子アフィリエイタが誘導した販売告知に対して、親アフィリエイタに支払われる報酬(2ティア報酬)とがある。
受託代行システム30内のアフィリエイタ販売管理システム32dは、アフィリエイタとして会員登録されたユーザを識別するためのアフィリエイトID、及び2ティア報酬を受ける親アフィリエイタを識別するための2ティアIDに関連付けて、それぞれ、アフィリエイタに対して支払うアフィリ報酬、及びその親アフィリエイタに対して支払う2ティア報酬をアフィリエイタデータベースに記憶し管理する。
また、アフィリエイタ販売管理システム32dでは、アフィリエイタのログイン画面を提供する。アフィリエイタは、ログイン画面を通して表示された商品リストの中から好みの商品を選び、その商品情報(誘導リンクが埋め込まれたデータ)を自分のブログ、メールマガジン、又はSNSの紹介ページに貼り付け、その紹介ページで商品を紹介する。
《5−5.受託代行システム30におけるアフィリエイト販売処理の流れ》
次に、受託代行システム30におけるアフィリエイト販売処理の流れについて、図8を参照して説明する。なお、以下の説明では、クッキー機能を有するユーザ端末からのアクセスを受けた場合を例として説明するが、クッキー機能を持たない携帯端末の場合も受託代行システム30内には後述のデータD1〜D3がデータリストとして保持されている。
次に、受託代行システム30におけるアフィリエイト販売処理の流れについて、図8を参照して説明する。なお、以下の説明では、クッキー機能を有するユーザ端末からのアクセスを受けた場合を例として説明するが、クッキー機能を持たない携帯端末の場合も受託代行システム30内には後述のデータD1〜D3がデータリストとして保持されている。
図8は、アフィリエイト販売処理の流れを説明するための模式図であり、図8中の(P1)〜(P5)は処理の流れを示し、図8中の矢印は通信ネットワークを介した情報の流れを示している。以下、アフィリエイト販売処理の流れを、(P1)〜(P5)の流れに沿って説明する。
(P1)アフィリエイタによる商品の告知
アフィリエイタは、前述のように、商品情報(誘導リンクが埋め込まれた画像又はテキストデータ)を自分のブログ等の紹介ページに貼り付け、その紹介ページで商品を告知する。
(P1)アフィリエイタによる商品の告知
アフィリエイタは、前述のように、商品情報(誘導リンクが埋め込まれた画像又はテキストデータ)を自分のブログ等の紹介ページに貼り付け、その紹介ページで商品を告知する。
本実施の形態では、誘導リンクは、ハイパーリンク、若しくはQRコード(登録商標)等の所定の2次元コード内にコード化されたリンクを含み、その誘導リンクは、受託代行システム30内の代行処理サーバをアクセス先ホストとし且つ、URLの末尾に例えば(a1)アフィリエイトIDと(a2)商品ID又は主催者IDとを付加した形式のURLリンクで構成される。
(P2)誘導リンク情報の保持
ユーザ端末1aの画面上に表示されている商品情報がユーザによりクリックされると、受託代行システム30は、ユーザ端末1aに商品ID(又は販売者ID)とアフィリエイトIDとを記録したクッキー(Cookie)を設定し、その後ブラウザを閉じたり、パソコンの電源を切ったりしても、クッキーの有効期限までは(例えば設定日から30日間)は、この情報が再現されるようにする。
(P3)アドレス変換
上記P2において、誘導リンクがクリックされると、受託代行システム30は、アクセスURLのアドレス変換手段(誘導処理手段)によって、仮想店舗サイト10の販売ページに誘導する。このアドレス変換手段によるURLのアドレス変換処理について説明する。
(P2)誘導リンク情報の保持
ユーザ端末1aの画面上に表示されている商品情報がユーザによりクリックされると、受託代行システム30は、ユーザ端末1aに商品ID(又は販売者ID)とアフィリエイトIDとを記録したクッキー(Cookie)を設定し、その後ブラウザを閉じたり、パソコンの電源を切ったりしても、クッキーの有効期限までは(例えば設定日から30日間)は、この情報が再現されるようにする。
(P3)アドレス変換
上記P2において、誘導リンクがクリックされると、受託代行システム30は、アクセスURLのアドレス変換手段(誘導処理手段)によって、仮想店舗サイト10の販売ページに誘導する。このアドレス変換手段によるURLのアドレス変換処理について説明する。
先ず、アフィリエイトIDの取得処理を説明する。
受託代行システム30は、ユーザ端末1aとの間のセッション情報を解析してアフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、セッション情報からアフィリエイトIDを取得し、アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、クッキーの内容を読み取り、クッキーからアフィリエイトIDを取得する。
上記ロジックは、誘導リンクから商品の購入へ移行する際に、アフィリエイトIDを取得継承する時のアフィリエイトIDを取得する方法として、セッションとクッキーを切替えるロジックである。例えば、誘導リンクからブラウザを閉じないで、商品の購入へ直接移行した場合は、セッションが存在できるため、アフィリエイトIDはセッションから取得する。また、例えば販売者ページのURLを「お気に入り」などに一旦入れて、後から商品を購入する場合は、パソコンの電源を切ったり、ブラウザを一旦閉じたりするため、セッションは切れてしまい、セッション情報が存在しなくなる。その場合は、誘導リンク読込み時に設定したクッキーを読込み、アフィリエイトIDを取得する。
次に、誘導リンクから商品の販売ページへ移行する際のアドレス変換処理を説明する。
受託代行システム30は、先ず、誘導リンク内の引数URLを取得し、引数URLが空か否かを判定する。引数URLが空でないと判定した場合は、誘導リンクから販売者ページのURLを取得し、引数URLが空であると判定した場合は、誘導リンクの商品ID(又は販売者ID)に関連付けられて記憶されている販売者ページのURLを商品データベース33cから取得する。
そして、アドレス変換手段は、誘導リンクのクリック操作に応答して、該操作元のユーザ端末1aのアクセス先URLを、受託代行システム30のURLから販売者ページのURLアドレスに変換することにより、販売者ページのURLで指定した仮想店舗サイトへ誘導(ジャンプ)させる。
(P4)販売者ページの表示
販売者ページのURLへ移動(ジャンプ)すると、ユーザ端末1aの表示部には、上記(P3)のアドレス変換で表示設定された販売者ページが表示される。ユーザは、ユーザ端末1aの表示部に表示されている販売者ページ上の購入リンクをクリックすることで当該商品を購入することができる。
(P5)決済ページ(課金ページ)の表示
販売者ページの購入リンクをユーザがクリックすると、受託代行システム30により決済ページの画面データがユーザ端末1aに送信され、決済ページの画面がユーザ端末1aの表示部に表示される。ユーザは、商品を購入する場合は、決済の形態(カード決済、銀行振込決済など)を選択して、希望した商品を購入する。
(P4)販売者ページの表示
販売者ページのURLへ移動(ジャンプ)すると、ユーザ端末1aの表示部には、上記(P3)のアドレス変換で表示設定された販売者ページが表示される。ユーザは、ユーザ端末1aの表示部に表示されている販売者ページ上の購入リンクをクリックすることで当該商品を購入することができる。
(P5)決済ページ(課金ページ)の表示
販売者ページの購入リンクをユーザがクリックすると、受託代行システム30により決済ページの画面データがユーザ端末1aに送信され、決済ページの画面がユーザ端末1aの表示部に表示される。ユーザは、商品を購入する場合は、決済の形態(カード決済、銀行振込決済など)を選択して、希望した商品を購入する。
《5−6.受託代行システム内の保持データ》
以上のような流れで、受託代行システムに誘導され、決済された時には、受託代行システム30内には、以下のデータD1〜D3がデータリストとして保持されている。なお、購入された商品の代金は一時的に受託代行業者の口座へ振込まれ、その後に主催者及びアフィリエイタへの支払処理が実行される。その際、受託代行システム30では、以下のデータリストを用いて、売上代金及びアフィリエイト報酬の支払処理を実行する。
以上のような流れで、受託代行システムに誘導され、決済された時には、受託代行システム30内には、以下のデータD1〜D3がデータリストとして保持されている。なお、購入された商品の代金は一時的に受託代行業者の口座へ振込まれ、その後に主催者及びアフィリエイタへの支払処理が実行される。その際、受託代行システム30では、以下のデータリストを用いて、売上代金及びアフィリエイト報酬の支払処理を実行する。
D1.誘導された購入者の個人情報(会員データ)
D2.上記1項で購入者が商品購入した場合の決済情報と商品情報
D3.上記1項で購入者を誘導した“アフィリエイタ”と“2ティア”のID及び同報酬額の情報
上記D2のデータは、「売上台帳」のデータとして当該仮想店舗のIDに関連付けて売上データベース33dに記録される。
D2.上記1項で購入者が商品購入した場合の決済情報と商品情報
D3.上記1項で購入者を誘導した“アフィリエイタ”と“2ティア”のID及び同報酬額の情報
上記D2のデータは、「売上台帳」のデータとして当該仮想店舗のIDに関連付けて売上データベース33dに記録される。
《5−7.アフィリエイタ販売管理システムにおける売上代金及び報酬の算出処理》
次に、アフィリエイタ販売管理システム32dにおける売上代金及びアフィリエイト報酬の算出処理について説明する。
次に、アフィリエイタ販売管理システム32dにおける売上代金及びアフィリエイト報酬の算出処理について説明する。
仮想店舗で販売された商品の売上代金及びアフィリエイト報酬の課金情報はデータベース33に記録されており、毎月規定された締め日に、仮想店舗に振込む金額とアフィリエイタに振込む報酬額が決定される。
詳しくは、受託代行システム30内のアフィリエイト販売システム32は、例えば、仮想店舗で当該商品が購入された際の商品代金及び課金対象の会員の会費を含むデータを主催者の売上データとしてデータベース33内の売上台帳データに記録する手段と、仮想店舗で購入された当該商品のアフィリエイタに対する報酬のデータを支出データとしてデータベース33内の売上台帳データに記録する手段とを備えており、アフィリエイト販売システム32内の振込管理システム32eでは、その売上台帳データに記録されている売上データ及び支出データに基づいて、所定期間の主催者の売上総額(本例では今月の売上総額)と、所定期間のアフィリエイタに支払う報酬総額(本例では今月のアフィリエイト報酬総額)を決定する。
本実施の形態では、今月のアフィリエイト報酬総額Aは、以下の数1により求め、仮想店舗への振込額Bは、以下の数2により求めるようにしている。
(数1)
A = 今月のアフィリエイト報酬の総額+今月の2ティア報酬の総額
A = 今月のアフィリエイト報酬の総額+今月の2ティア報酬の総額
(数2)
B = 今月の売上総額
−(今月の売上総額×利用料%) :代行手数料の金額計算
−A
−振込手数料
《5−8.振込管理システム32eにおける振込データの管理》
次に、主催者の振込データの管理に関する処理について図9を参照して説明する。
B = 今月の売上総額
−(今月の売上総額×利用料%) :代行手数料の金額計算
−A
−振込手数料
《5−8.振込管理システム32eにおける振込データの管理》
次に、主催者の振込データの管理に関する処理について図9を参照して説明する。
振込管理システム32eでは、前述の売上管理システム32eが記録した売上データベース33d内の売上データと月課金データベース33e内の課金データを用いて、前記数2により仮想店舗への振込額を決定する。さらに、月課金データベース33e内の課金データ(アフィリエイトIDに対応して記憶されているアフィリエイト報酬、及び2ティアIDに対応して記憶されている2ティア報酬のデータ)を用いて、アフィリエイタ及び親アフィリエイタへの報酬額を決定する。そして、仮想店舗への振込額、アフィリエイタ及び親アフィリエイタへの報酬額の各振込データを、締め日の後の振込指定日に、銀行口座振込FBシステム42へ転送し、振込みを実行する。
このように、受託代行システム30では、仮想店舗10(主催者=商品出品者)への振込額は、毎月の総売上から受託代行システムの利用料(代行手数料)とアフィリエイト広告報酬及び振込手数料を差し引いた残額とし、その金額を仮想店舗の口座へ振込む処理を実行すると共に、アフィリエイトIDに対応して記憶されているアフィリエイト報酬を当該アフィリエイタの口座へ振込む処理を実行し、更に、そのアフィリエイタの親アフィリエイタが存在する場合には、2ティアIDに対応して記憶されている2ティア報酬を当該親アフィリエイタの口座へ振込む処理を実行する。
《5−9.従来の仮想店舗の仕組みとの比較》
以上のように、本発明によれば、受託代行システムに仮想店舗の運営を委託することによって、主催者の事業運営にかかる負担が大幅に軽減され、更に、クレジットカード決済を利用できない中小零細企業や個人事業者であってもその決済を利用できるようになり、事業の活性化と売上の増加を図ることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、受託代行システムに仮想店舗の運営を委託することによって、主催者の事業運営にかかる負担が大幅に軽減され、更に、クレジットカード決済を利用できない中小零細企業や個人事業者であってもその決済を利用できるようになり、事業の活性化と売上の増加を図ることが可能となる。
詳しくは、従来の仮想店舗の仕組みでは、クレジットカード会社の信用審査を受けて決済アカウントを取得し維持管理する必要があり、信用不足で決済アカウントを取得できない場合も多々あったのに対し、本発明の仕組みでは、クレジットカードの決済アカウントを自前で取得し維持管理する必要が無くなる。
また、従来の仕組みでは、自ら売上台帳を作成し維持管理する必要があったのに対し、本発明の仕組みでは、受託代行システム側で自動的に売上台帳管理が行われるので、売上台帳を作成する必要も維持管理する必要も無くなる。
さらに、従来の仕組みでは、アフィリエイト報酬の管理やその支払いに自らの煩雑な作業が必要であり、また、図10(A)の模式図に示すように、ショッピングカートのサービスを提供する外部サービス業者やアフィリエイトサービスを提供する外部サービス業者に委託した場合も、一般に仮想店舗の運営にかかわる各種業務の一部の業務が受託されるだけであったのに対し、本発明の仕組みでは、図10(B)の模式図に示すように、受託先の受託代行システム30が全機能を具備して且つ完全自動化なので、経費の負担も少なく、作業負担はほとんど無くなる。
1 ユーザ
1a パソコン(ユーザ端末)
1b 携帯端末(ユーザ端末)
2 アフィリエイタ(紹介者)
10 仮想店舗サイト
11 商品画面
11a 販売ページ
20 アフィリエイトサイト装置
21 商品紹介手段
21a 紹介ページ
30 受託代行システム(アフィリエイトシステム)
30A 代行処理サーバ
31 決済システム
32 アフィリエイト販売システム
32a 顧客管理システム
32b 商品管理システム
32c 売上管理システム
32d アフィリエイト販売管理システム
32e 振込管理システム
33 データベース群
33a 会員データベース
33b 課金データベース
33c 商品データベース
33d 売上データベース
33e 月課金データベース
33f アフィリエイタデータベース
40 金融機関システム
41 カード会社システム
42 銀行口座振込FBシステム
1a パソコン(ユーザ端末)
1b 携帯端末(ユーザ端末)
2 アフィリエイタ(紹介者)
10 仮想店舗サイト
11 商品画面
11a 販売ページ
20 アフィリエイトサイト装置
21 商品紹介手段
21a 紹介ページ
30 受託代行システム(アフィリエイトシステム)
30A 代行処理サーバ
31 決済システム
32 アフィリエイト販売システム
32a 顧客管理システム
32b 商品管理システム
32c 売上管理システム
32d アフィリエイト販売管理システム
32e 振込管理システム
33 データベース群
33a 会員データベース
33b 課金データベース
33c 商品データベース
33d 売上データベース
33e 月課金データベース
33f アフィリエイタデータベース
40 金融機関システム
41 カード会社システム
42 銀行口座振込FBシステム
Claims (7)
- 会員を有する仮想店舗の運営管理に関する一連の業務を受託代行する受託代行システムを含むアフィリエイトシステムであって、
前記代行処理システムに、
前記仮想店舗の主催者の端末から主催者の会員データを一括入力し決済対象の会員データとして記憶し管理する手段を有する顧客管理システムと、
前記主催者の端末から前記仮想店舗で販売する商品のデータを入力し商品管理データとして記憶し管理する手段を有する商品管理システムと、
前記仮想店舗で販売された商品の商品代金と前記決済対象の会員の入会金及び月会費を含む会費とを対象としてクレジットカード決済の処理を実行する手段を有する決済システムと、
前記商品を自己サイトで紹介する紹介者に対して前記商品管理データに登録されている商品情報を提供する手段、及び前記紹介者の紹介ページ上の商品情報に埋め込まれている誘導リンクを通じて前記仮想店舗の販売ページに誘導する手段を有するアフィリエイタ販売管理システムと、
前記決済システムを通じて決済された前記商品代金及び前記会費の決済情報を売上台帳データに自動的に記録し管理すると共に、前記誘導リンクを通じて販売された商品の紹介者に対する報酬情報を前記売上台帳データに自動的に記録し管理する手段を有する売上管理システムと、
前記売上台帳データに記録された前記決済情報及び前記報酬情報に基づいて所定期間における売上総額と報酬総額とを自動的に算出し決定すると共に前記主催者の口座と前記紹介者の口座とへそれぞれ自動的に振込む振込処理を実行する手段を有する振込管理システムと、
を備えたことを特徴とするアフィリエイトシステム。 - 前記売上管理システムが、前記売上台帳データに基づいて財務諸表のデータを生成する手段と、前記主催者の端末からの要求に応じて前記財務諸表のデータを出力する手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載のアフィリエイトシステム。
- 前記決済対象の会員は、前記仮想店舗の主催者が経営する教育講座、語学教室、又は学習塾の生徒を含み、且つ前記会費が当該教育機関で使用される教材の教材費を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のアフィリエイトシステム。
- 前記教材が、前記仮想店舗でダウンロード販売の形態に提供される電子教材を含むことを特徴とする請求項3に記載のアフィリエイトシステム。
- 前記振込管理システムは、前記売上総額と前記報酬総額とを毎月規定された締め日に自動的に算出して決定すると共に、前記締め日の後の振込指定日に前記振込処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアフィリエイトシステム。
- 前記顧客管理システムが、前記決済対象の会員データの閲覧が可能な顧客管理画面を前記主催者の端末側に表示する手段と、前記顧客管理画面を通じて入力された入退会の情報に基づいて前記決済対象の会員データを更新する手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアフィリエイトシステム。
- 前記代行処理システムは、カード会社システムと銀行口座振込ファームバンキングシステムとにネットワークを介して通信可能に接続されており、前記決済システムが、前記カード会社システムを通じて前記クレジットカード決済の処理を自動的に実行し、前記振込管理システムが、前記銀行口座振込ファームバンキングシステムを通じて前記振込処理を自動的に実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のアフィリエイトシステム。
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JP2010156332A JP2012018591A (ja) | 2010-07-09 | 2010-07-09 | 会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行するアフィリエイトシステム |
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JP2010156332A JP2012018591A (ja) | 2010-07-09 | 2010-07-09 | 会員を有する仮想店舗から決済を含む全処理を受託代行するアフィリエイトシステム |
Publications (1)
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JP (1) | JP2012018591A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2010
- 2010-07-09 JP JP2010156332A patent/JP2012018591A/ja active Pending
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