JP2012015984A - クロック逓倍回路、固体撮像装置及び位相シフト回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】クロック周波数が大きく変動しても、所望のデューティ比のクロック信号を精度よく生成する。
【解決手段】クロック逓倍回路10を、第1インバータ2と、第2インバータ3と、容量素子4と、電流供給部1と、差動検出部6と、逓倍信号生成部9とを備える構成とする。本発明では、電流供給部1は、第1クロック信号CKの周波数が高くなると電流を増大して第1インバータ2及び第2インバー3の電流シンク端子2aに該電流を供給する。また、差動検出器6は、容量素子4の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、第1クロック信号CKの正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号Xを生成する。そして、逓倍信号生成部9は、第1クロック信号CK及び第2クロック信号Xに基づいて第1クロック信号CKの2逓倍信号を生成する。
【選択図】図1
【解決手段】クロック逓倍回路10を、第1インバータ2と、第2インバータ3と、容量素子4と、電流供給部1と、差動検出部6と、逓倍信号生成部9とを備える構成とする。本発明では、電流供給部1は、第1クロック信号CKの周波数が高くなると電流を増大して第1インバータ2及び第2インバー3の電流シンク端子2aに該電流を供給する。また、差動検出器6は、容量素子4の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、第1クロック信号CKの正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号Xを生成する。そして、逓倍信号生成部9は、第1クロック信号CK及び第2クロック信号Xに基づいて第1クロック信号CKの2逓倍信号を生成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クロック信号を2逓倍する回路及びそれを備える固体撮像装置、並びに、クロック信号の位相シフト回路に関する。
従来、種々の電子機器において、その動作を制御するためにクロック信号が用いられる。例えば、2−1パラレルシリアル変換回路等の動作制御がその一例として挙げられる(例えば特許文献1参照)。
図4に、特許文献1に記載されている2−1パラレルシリアル変換回路の概略構成を示す。なお、図4に示すような2−1パラレルシリアル変換回路は、パラレルデータをシリアルデータに変換して出力する例えばUSB(Universal Serial Bus)インターフェース等の回路に用いられる。
2−1パラレルシリアル変換回路100は、入力パラレルデータ(PDIN1、PDIN2)を1/2周波数クロック信号PCKに乗せ換える2つのリタイミング用フリップフロップ回路101,102を備える。また、2−1パラレルシリアル変換回路100は、基準クロック信号CKから1/2周波数クロック信号PCKを生成するトグルフリップフロップ回路103を備える。さらに、2−1パラレルシリアル変換回路100は、セレクタ104と、シリアル変換用フリップフロップ回路105とを備える。
セレクタ104には、リタイミング用フリップフロップ回路101の出力P1と、リタイミング用フリップフロップ回路102の出力P2と、1/2周波数クロック信号PCKとが入力される。そして、セレクタ104の出力P3は、シリアル変換用フリップフロップ回路105を経由して外部回路に出力(図4中のSOUT)される。
次に、2−1パラレルシリアル変換回路100の動作を、図5(a)〜(h)を参照しながら説明する。なお、図5(a)〜(h)は、2−1パラレルシリアル変換回路100の動作時における基準クロック信号CK、1/2周波数クロック信号PCK、入力パラレルデータPDIN1及びPDIN2、並びに、各回路部の出力信号のタイミングチャートである。なお、各部の動作は全て基準クロック信号CKの立ち上がりを基準とする。
まず、基準クロック信号CKは、図5(a)及び(b)に示すように、トグルフリップフロップ回路103で1/2周波数クロック信号PCKに分周される。また、入力パラレルデータ(PDIN1、PDIN2)は、図5(e)及び(f)に示すように、それぞれリタイミング用フリップフロップ回路101及び102において、1/2周波数クロック信号PCKによりラッチされ出力される。
次いで、セレクタ104は、図5(g)に示すように、1/2周波数クロック信号PCKがハイレベルとなるタイミングで、一方のリタイミング用フリップフロップ回路101の出力P1を選択する。また、セレクタ104は、1/2周波数クロック信号PCKがローレベルとなるタイミングで、他方のリタイミング用フリップフロップ回路102の出力P2を選択する。そして、セレクタ104の出力P3は、基準クロック信号CKの立ち上がりでラッチされ、SOUTとして外部へ出力される(図5(h)参照)。
上述のような2−1パラレルシリアル変換回路100では、セレクタ104の出力P3をラッチするタイミングとデータ変化点とのセットアップ/ホールドマージンを最大にするため、クロック信号のデューティ比は50%であることが望ましい。しかしながら、基準クロック信号CKのデューティ比のばらつきが大きいと、セットアップ/ホールドマージンが小さくなり、出力データに誤りが発生する可能性がある。
このような問題への対応策としては、例えば、デューティ比にばらつきのある基準クロック信号CKを、一旦2分周し、さらにその2分周された信号を逓倍回路で2逓倍することにより、クロック信号のデューティ比を揃える手法が考えられる。この際に用いられる逓倍回路としては、従来、様々な回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図6に、特許文献2で提案されている逓倍回路の構成を示す。特許文献2で提案されている逓倍回路200は、入力信号反転器201と、2つのTTL(Transistor-transistor logic)ゲート202,203と、3つのエッジ検出器204〜206とを備える。さらに、逓倍回路200は、2つの検出器207,208と、分周器209と、抵抗Ri及びコンデンサCi(i=1〜4)からなる積分回路(遅延回路)とを備える。なお、入力信号反転器201、3つのエッジ検出器204〜206及び2つの検出器207,208は、TTLゲートで構成される。また、各回路素子は、所定の機能を果たすように適宜配線接続される。
ここで、逓倍回路200の動作を、図7(a)〜(j)を参照しながら説明する。なお、図7(a)〜(j)は、逓倍回路200の動作時における各回路素子の出力信号のタイミングチャートであり、各回路素子の出力信号(図6中のa点〜j点の出力信号に対応)波形を示す。
まず、入力信号反転器201の入力端(a点)に信号が入力されると、入力信号反転器201は、その入力信号を反転して出力する(図7(a)及び(b)参照)。次いで、分周器209は、図7(c)に示すように、入力信号反転器201で位相反転された信号を1/2周波数に分周し、その分周信号を出力する。その後、分周器209から出力された分周信号は、入力信号の周期Tより時定数の大きい抵抗R1及びコンデンサC1からなる積分回路を通過し、三角波状の信号波形になる(図7(d)参照)。
この三角波状の信号(以下、三角波信号という)は、検出器208のプラス端子(正相端子)に入力される。また、三角波信号は周期Tより十分大きい時定数の抵抗R2及びコンデンサC2からなる積分回路を通過し、その積分回路からは、図7(e)に示すように、レベル一定の信号(以下、閾値信号という)が出力される。そして、この閾値信号は、検出器208のマイナス端子(逆相端子)に入力される。
検出器208は、三角波信号のレベルが閾値信号のレベル以上である場合に、ハイレベルの信号を出力し、三角波信号のレベルが閾値信号のレベル未満である場合に、ローレベルの信号を出力する。この結果、検出器208からは、図7(f)に示すように、分周器209から出力された分周信号(図7(c))に対して、90度位相のずれた信号が出力される。
エッジ検出器204は、図7(g)に示すように、検出器208から出力される信号(図7(f))の立ち下がりを基準にパルス状の信号を出力する。また、エッジ検出器205は、図7(h)に示すように、検出器208から出力される信号の立ち上がりを基準にパルス状の信号を出力する。さらに、エッジ検出器206は、図7(i)に示すように、入力信号反転器201から出力される反転信号(図7(b))の立ち下がりを基準にして、パルス状の信号を出力する。
そして、特許文献2の逓倍回路200では、検出器207において、3つのエッジ検出器204〜206から出力される各パルス状の信号の立ち上がりを基準にしてパルス状の信号を出力する。この結果、検出器207からは、図7(j)に示すように、入力信号(図7(a))の2逓倍信号が出力される。
上述のように、クロック信号のデューティ比を揃える際に用いる逓倍回路としては、例えば特許文献2等で提案されているような抵抗及びコンデンサからなる積分回路(遅延回路)を用いた逓倍回路を適用することができる。しかしながら、特許文献2等で提案されているような構成の逓倍回路を用いた場合、次のような問題がある。
特許文献2の逓倍回路200(図6)では、上述のように、抵抗R1及びコンデンサC1で構成される積分回路(遅延回路)から出力される三角波信号を用いて、位相のずれた分周クロック信号を生成する。このような回路において、低周波数動作に対応するために三角波信号のレベルの傾きが緩やかになるように積分回路を設定すると、高周波数で動作させた際には三角波信号の振幅は小さくなる。この場合、検出器208における三角波信号(図7(d))と閾値信号(図7(e))との比較が難しくなる。
また、この場合、三角波信号の振幅が小さいので、基準クロック信号CKの入力ばらつきの影響を受けやすくなる。さらに、三角波信号と比較する閾値信号のレベルも基準クロック信号CKの入力ばらつきの影響を受ける。また、積分回路に用いる抵抗やコンデンサの性能ばらつきにより、三角波信号の傾き(振幅)や閾値信号のレベルも変動する。
すなわち、特許文献2で提案されているような積分回路(遅延回路)を用いた逓倍回路200では、上述した様々な原因により、周波数が変化した際に所定のデューティ比(例えば50%等)の2逓倍クロック信号を安定して生成することが困難になる。その結果、例えば特許文献2等で提案されている逓倍回路200では、入力されるクロック信号の周波数変化に十分対応できないという問題が生じる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、動作周波数が大きく変動しても、所望のデューティ比のクロック信号を精度よく得ることのできるクロック逓倍回路及びそれを備える固体撮像装置、並びに、位相シフト回路を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のクロック逓倍回路は、第1インバータと、第2インバータと、容量素子と、電流供給部と、差動検出部と、逓倍信号生成部とを備える構成とし、各部の構成及び機能を次のようにする。第1インバータは、第1クロック信号の正相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有する。第2インバータは、第1クロック信号の逆相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有する。また、第2インバータは、その電流ソース端子及び電流シンク端子が第1インバータの電流ソース端子及び電流シンク端子にそれぞれ接続される。容量素子は、第1インバータの出力端と第2インバータの出力端との間に設けられる。電流供給部は、第1クロック信号の周波数が高くなると制御電流を増大して第1インバータ及び第2インバータの電流ソース端子に制御電流を供給する。さらに、電流供給部は、電流ソース端子に供給する制御電流の電流量と同じ電流量の制御電流を第1インバータ及び第2インバータの電流シンク端子から出力させる。差動検出器は、容量素子の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を生成する。そして、逓倍信号生成部は、第1クロック信号及び第2クロック信号に基づいて第1クロック信号の2逓倍信号を生成する。
また、本発明の固体撮像装置は、行方向及び列方向にマトリクス状に配置された複数の画素と、上記本発明のクロック逓倍回路と、デジタルアナログ変換回路と、アナログデジタル変換回路とを備える構成とする。なお、本発明の固体撮像装置では、デジタルアナログ変換回路は、クロック逓倍回路で生成された2逓倍信号により駆動され、アナログデジタル変換用の参照電圧信号を生成する。また、アナログデジタル変換回路は、クロック逓倍回路で生成された2逓倍信号により駆動されるカウンタ部を含み、画素の画素値をデジタル値に変換する。
さらに、本発明の位相シフト回路は、上記本発明のクロック逓倍回路における第1インバータと、第2インバータと、容量素子と、電流供給部と、差動検出部とを備える構成とする。
本発明では、第1及び第2インバータを第1クロック信号でオンオフ制御することにより、電流供給部から第1及び第2インバータを介して容量素子に供給する制御電流(バイアス電流)の方向を繰り返し変化させる。その際、容量素子の両電極間の電位差信号が差動検出器に入力される。次いで、差動検出器は、入力された電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を生成する。そして、本発明では、逓倍信号生成部により、第1クロック信号及び第2クロック信号に基づいて第1クロック信号の2逓倍信号を生成する。
また、本発明では、上記動作で2逓倍信号を生成する際、第1クロック信号の周波数が高くなると、第1及び第2インバータに供給する制御電流を増大させる。これにより、第1クロック信号の周波数が高くなっても、容量素子の両電極間の電位差信号の振幅を十分に大きくすることができ、差動検出器での電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果の出力精度を向上させることができる。さらに、差動検出器では、入力された電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて第2クロック信号が生成するので、第1クロック信号の周波数の変化に関係なく、第2クロック信号を安定して高精度に生成することができる。
上述のように、本発明の逓倍回路では、入力されるクロック信号の周波数が変化しても、差動検出部で検出される容量素子の両電極間の電位差信号を十分大きくすることができる。また、本発明では、入力されるクロック信号の周波数の変化に関係なく、第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を安定して高精度に生成することができる。それゆえ、本発明では、入力されるクロック信号の周波数が変化しても、デューティ比50%の2逓倍クロック信号を精度よく生成することができる。
さらに、後述するように、本発明では、第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号のデューティ比も精度良く50%に調整することが可能である。それゆえ、本発明の位相シフト回路では、デューティ比が精度良く調整された第2クロック信号を外部回路に供給することができる。
すなわち、本発明のクロック逓倍回路及びそれを備える固体撮像装置、並びに、位相シフト回路によれば、動作周波数が大きく変動しても、所望のデューティ比に高精度に調整されたクロック信号を外部回路に供給することができる。
以下に、本発明の実施形態に係る逓倍回路、位相シフト回路及びそれを備える固体撮像装置の一例を、図面を参照しながら下記の順で説明する。なお、本発明は、以下に示す例に限定されない。
1.逓倍回路の構成例
2.逓倍回路の動作例
3.固体撮像装置の構成例
1.逓倍回路の構成例
2.逓倍回路の動作例
3.固体撮像装置の構成例
<1.逓倍回路の構成例>
図1に、本発明の実施形態に係る逓倍回路の概略構成を示す。逓倍回路10(クロック逓倍回路)は、電流供給部1と、第1インバータ2と、第2インバータ3と、容量素子4と、初期化スイッチ5(初期化スイッチ素子)と、差動検出器6と、EXOR(排他的論理和)素子9(逓倍信号生成部)とを備える。
図1に、本発明の実施形態に係る逓倍回路の概略構成を示す。逓倍回路10(クロック逓倍回路)は、電流供給部1と、第1インバータ2と、第2インバータ3と、容量素子4と、初期化スイッチ5(初期化スイッチ素子)と、差動検出器6と、EXOR(排他的論理和)素子9(逓倍信号生成部)とを備える。
電流供給部1は、第1カレントミラー回路11と、第2カレントミラー回路12と、第3カレントミラー回路13と、可変バイアス電流源14(可変電流源)とを備える。
第1カレントミラー回路11は、第1PMOS(Positive channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ41と、第2PMOSトランジスタ42とで構成される。第1PMOSトランジスタ41のソース端子は、第2PMOSトランジスタ42のソース端子に接続される。また、第1PMOSトランジスタ41のゲート端子は、第2PMOSトランジスタ42のゲート端子及び第1PMOSトランジスタ41のドレイン端子に接続される。さらに、第1PMOSトランジスタ41のドレイン端子は可変バイアス電流源14の電流ソース側の端子に接続される。そして、第2PMOSトランジスタ42のドレイン端子は、第3カレントミラー回路13内の後述する第1NMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ51のドレイン端子に接続される。
第2カレントミラー回路12は、第3PMOSトランジスタ43と、第4PMOSトランジスタ44とで構成される。第3PMOSトランジスタ43のソース端子は、第4PMOSトランジスタ44のソース端子及び第1カレントミラー回路11内の第1PMOSトランジスタ41(第2PMOSトランジスタ42)のソース端子に接続される。また、第3PMOSトランジスタ43のゲート端子は、第4PMOSトランジスタ44のゲート端子及び第3PMOSトランジスタ43のドレイン端子に接続される。さらに、第3PMOSトランジスタ43のドレイン端子は、第3カレントミラー回路13内の後述する第2NMOSトランジスタ52のドレイン端子に接続される。そして、第4PMOSトランジスタ44のドレイン端子は、第1インバータ2及び第2インバータ3の電流ソース端子2aに接続される。
第3カレントミラー回路13は、第1NMOSトランジスタ51と、第2NMOSトランジスタ52と、第3NMOSトランジスタ53とで構成される。第1NMOSトランジスタ51のドレイン端子は、第1カレントミラー回路11内の第2PMOSトランジスタ42のドレイン端子に接続される。また、第1NMOSトランジスタ51のゲート端子は、第2NMOSトランジスタ52のゲート端子、第3NMOSトランジスタ53のゲート端子及び第1NMOSトランジスタ51のドレイン端子に接続される。さらに、第1NMOSトランジスタ51のソース端子は、第2NMOSトランジスタ52のソース端子、第3NMOSトランジスタ53のソース端子及び可変バイアス電流源14の電流シンク側の端子に接続される。また、第2NMOSトランジスタ52のドレイン端子は、第2カレントミラー回路12内の第3PMOSトランジスタ43のドレイン端子に接続される。そして、第3NMOSトランジスタ53のドレイン端子は、第1インバータ2及び第2インバータ3の電流シンク端子2bに接続される。
可変バイアス電流源14は、第1カレントミラー回路11〜第3カレントミラー回路13を介して第1インバータ2及び第2インバータ3に所定のバイアス電流(制御電流)を供給する。なお、本実施形態では、可変バイアス電流源14として、逓倍回路10の動作周波数(外部から入力されるクロック信号CKの周波数)に応じてバイアス電流を調整できる可変電流源を用いる。具体的には、可変バイアス電流源14は、入力されたクロック信号CKの周波数が高くなるとバイアス電流を増大して供給し、逆にクロック信号CKの周波数が低くなるとバイアス電流を低減して供給するように動作する。なお、可変バイアス電流源14としては、上述のようなバイアス電流調整機能を備える構成であれば、任意のものを用いることができる。
上述した各カレントミラー回路では、その入力側の流れる電流の量及び方向が出力側に流れる電流のそれらと同じになる。それゆえ、電流供給部1を上述のように構成することにより、第1インバータ2及び第2インバータ3の電流ソース端子2aに流入する電流量と、電流シンク端子2bから流出する電流量とを同じにすることができる。また、この結果、後述するように、動作周波数が大きく変動してもより確実に高精度でデューティ比50%のクロック信号(2逓倍クロック信号及び入力されたクロック信号CKに対して90度位相のずれたクロック信号)を生成することができる。
第1インバータ2は、PMOSトランジスタ21と、NMOSトランジスタ22とで構成される。PMOSトランジスタ21のソース端子は、電流ソース端子2aに接続される。また、PMOSトランジスタ21のドレイン端子は、NMOSトランジスタ22のドレイン端子に接続され、両トランジスタ間の接続点が第1インバータ2の出力端子D0b(出力端)となる。さらに、NMOSトランジスタ22のソース端子は、電流シンク端子2bに接続される。そして、PMOSトランジスタ21のゲート端子は、NMOSトランジスタ22のゲート端子に接続され、両ゲート端子には外部から正相のクロック信号CK(第1クロック信号)が入力される。すなわち、第1インバータ2を構成するPMOSトランジスタ21及びNMOSトランジスタ22のON/OFF動作は、正相のクロック信号CKにより制御される。
第2インバータ3は、PMOSトランジスタ31と、NMOSトランジスタ32とで構成される。PMOSトランジスタ31のソース端子は、電流ソース端子2aに接続される。また、PMOSトランジスタ31のドレイン端子は、NMOSトランジスタ32のドレイン端子に接続され、両トランジスタ間の接続点が第2インバータ3の出力端子D0(出力端)となる。さらに、NMOSトランジスタ32のソース端子は、電流シンク端子2bに接続される。そして、PMOSトランジスタ31のゲート端子は、NMOSトランジスタ32のゲート端子に接続され、両ゲート端子には外部から逆相のクロック信号CKbが入力される。すなわち、第2インバータ3を構成するPMOSトランジスタ31及びNMOSトランジスタ32のON/OFF動作は、逆相のクロック信号CKbにより制御される。
容量素子4は、第1インバータ2の出力端子D0bと第2インバータ3の出力端子D0との間に設けられる。このように容量素子4を接続すると、第1インバータ2及び第2インバータ3内の各MOSトランジスタをクロック信号でON/OFF制御することにより、電流供給部1から容量素子4に供給されるバイアス電流の方向が繰り返し反転する。この際に変化する第1インバータ2の出力端子D0bの電圧信号は、後述する差動比較器7のマイナス側端子に出力され、第2インバータ3の出力端子D0の電圧信号は、後述の差動比較器7のプラス側端子に出力される。
初期化スイッチ5は、容量素子4の両電極間に設けられる。逓倍回路10でクロック信号の逓倍処理を行う際には、最初、初期化スイッチ5をON状態にして、容量素子4の両電極間の電位差、すなわち、第1インバータ2の出力端子D0bと第2インバータ3の出力端子D0との間の電位差を零にする。
差動検出器6は、差動比較器7と、その出力端に設けられた第3インバータ8とで構成される。
差動比較器7は、そのプラス側端子に入力される第2インバータ3の出力信号(電圧信号)と、マイナス側端子に入力される第1インバータ2の出力信号(電圧信号)との差分信号(電位差信号)を算出する。さらに、差動比較器7は、算出された差分信号から差分信号の変動範囲の中間値における比較結果を出力する。
具体的には、差動比較器7は、差分信号のレベルがその中間値以上である場合にはローレベルの信号を出力し、差分信号のレベルがその中間値未満である場合にはハイレベルの信号を出力する。この結果、後述するように、差動比較器7からは、第2インバータ3に入力される逆相のクロック信号CKbに対して90度位相のずれたクロック信号(第3クロック信号)が生成される。そして、差動比較器7は、生成されたクロック信号を第3インバータ8に出力する。
なお、差分信号の中間値は、初期状態における出力端子D0またはD0bの電位に基づいて設定することができる。
第3インバータ8は、差動比較器7から入力されたクロック信号を反転する。これにより、第1インバータ2に入力される正相のクロック信号CKに対して90度位相のずれたクロック信号X(第2クロック信号)が生成される。そして、第3インバータ8は生成したクロック信号Xを、EXOR素子9の一方の入力端子に出力する。
EXOR素子9は、第3インバータ8から一方の入力端子に入力されたクロック信号Xと、他方の入力端子に入力された正相のクロック信号CKとの排他的論理和を算出し、その算出信号を出力する。この結果、EXOR素子9からは、正相のクロック信号CKの2逓倍クロック信号(2逓倍信号)が出力される。
<2.逓倍回路の動作例>
次に、本実施形態の逓倍回路10の具体的な動作を、図2(a)〜(i)を参照しながら説明する。図2(a)〜(i)は、逓倍回路10に入力されるクロック信号、及び、逓倍回路10を構成する各回路素子から出力される信号のタイミングチャートである。より具体的には、図2(a)は、初期化スイッチ5の動作波形図である。図2(b)及び(c)は、それぞれ逓倍回路10に入力される正相のクロック信号CK及び逆相のクロック信号CKbの信号波形図である。図2(d)及び(e)は、それぞれ第2インバータ3の出力端子D0及び第1インバータ2の出力端子D0bにおける出力信号波形図(電圧信号波形図)である。図2(f)は、第2インバータ3の出力信号と第1インバータ2の出力信号との差分信号、すなわち、差動比較器7で生成される差分信号の波形図である。図2(g)は、差動比較器7の出力信号の波形図である。そして、図2(h)及び(i)は、それぞれ、第3インバータ8及びEXOR素子9の出力信号の波形図である。
次に、本実施形態の逓倍回路10の具体的な動作を、図2(a)〜(i)を参照しながら説明する。図2(a)〜(i)は、逓倍回路10に入力されるクロック信号、及び、逓倍回路10を構成する各回路素子から出力される信号のタイミングチャートである。より具体的には、図2(a)は、初期化スイッチ5の動作波形図である。図2(b)及び(c)は、それぞれ逓倍回路10に入力される正相のクロック信号CK及び逆相のクロック信号CKbの信号波形図である。図2(d)及び(e)は、それぞれ第2インバータ3の出力端子D0及び第1インバータ2の出力端子D0bにおける出力信号波形図(電圧信号波形図)である。図2(f)は、第2インバータ3の出力信号と第1インバータ2の出力信号との差分信号、すなわち、差動比較器7で生成される差分信号の波形図である。図2(g)は、差動比較器7の出力信号の波形図である。そして、図2(h)及び(i)は、それぞれ、第3インバータ8及びEXOR素子9の出力信号の波形図である。
まず、逓倍処理開始時T0に、初期化スイッチ5がONされ、その後、時刻T1までその状態を維持する(図2(a)の信号波形61参照)。この時刻T0〜T1の間では、第1インバータ2の出力端子D0b及び第2インバータ3の出力端子D0の電位は同電位となるので、差動比較器7において生成される差分信号66(図2(f))の値(電位差)は零に初期化される。その結果、初期状態では、逓倍回路10(EXOR素子9)からはハイレベルの信号が出力される(図2(i)参照)。
なお、ここで説明する動作例では、図2(d)及び(e)に示すように、出力端子D0の電位は、出力端子D0bの電位に対して常に逆相で変化するので、差分信号66の変動範囲の中間値は、初期状態における出力端子D0及びD0bの電位レベル差となる。すなわち、差動比較器7の出力は、例えばトランジスタの閾値電圧のばらつきや第1インバータ2の出力端子D0b及び第2インバータ3の出力端子D0における駆動能力のばらつきなどの影響に関係なく、常に差分信号66の変動範囲の中間値で反転する。
次いで、時刻T1から正相のクロック信号CKのレベルがハイレベルになる時刻T2までは、第2インバータ3のPMOSトランジスタ31がOFF状態であり、NMOSトランジスタ32がON状態であるので、出力端子D0からバイアス電流が流出する。この結果、図2(d)に示すように、第2インバータ3の出力端子D0の電位は直線的に低下する。一方、時刻T1〜T2の間では、第1インバータ2のPMOSトランジスタ21がON状態であり、NMOSトランジスタ22がOFF状態であるので、出力端子D0bにバイアス電流が流入する。この結果、図2(e)に示すように、第1インバータ2の出力端子D0bの電位は直線的に上昇する。
次いで、時刻T2で、正相のクロック信号CKがハイレベル(逆相のクロック信号CKbがローレベル)になると、第2インバータ3のPMOSトランジスタ31がON状態となり、NMOSトランジスタ32がOFF状態となる。これにより、第2インバータ3の出力端子D0にバイアス電流が流入するので、出力端子D0の電位は、図2(d)に示すように、時刻T2以降、直線的に上昇する。また、この際、第1インバータ2のPMOSトランジスタ21はOFF状態となり、NMOSトランジスタ22はON状態となる。この結果、第1インバータ2の出力端子D0bからバイアス電流が流出するので、出力端子D0bの電位は、図2(e)に示すように、時刻T2以降、直線的に低下する。
次いで、時刻T3で、正相のクロック信号CKがローレベル(逆相のクロック信号CKbがハイレベル)になると、第2インバータ3のPMOSトランジスタ31がOFF状態となり、NMOSトランジスタ32がON状態となる。これにより、第2インバータ3の出力端子D0からバイアス電流が流出するので、出力端子D0の電位は、図2(d)に示すように、時刻T3以降、直線的に低下する。また、この際、第1インバータ2のPMOSトランジスタ21はON状態となり、NMOSトランジスタ22はOFF状態となる。この結果、第1インバータ2の出力端子D0bにバイアス電流が流入するので、出力端子D0bの電位は、図2(e)に示すように、時刻T3以降、直線的に上昇する。
時刻T3以降、各インバータの出力端子の電位は、クロック信号の半周期間隔で上昇と低下を繰り返す。その結果、図2(d)及び図2(e)に示すように、第2インバータ3の出力端子D0及び第1インバータ2の出力端子D0bの電位は、三角波状に変化する。また、本実施形態では、電流供給部1を複数のカレントミラー回路で構成しているので、第1インバータ2及び第2インバータ3からなる回路に供給するバイアス電流の電流量と、その回路から引き出す(出力される)バイアス電流の電流量とが同じになる。それゆえ、容量素子4における充放電動作の速度は一定となり、第2インバータ3の出力端子D0の出力信号64と第1インバータ2の出力端子D0bの出力信号65とは、図2(d)及び図2(e)に示すように、時間軸に対して対称に変化する。また、これにより、両出力信号の差分信号の中間値も一定となる。
上述のような第2インバータ3及び第1インバータ2の出力信号が差動比較器7に入力されると、差動比較器7は、第2インバータ3の出力信号と第1インバータ2の出力信号との差分信号(電位差信号)を生成する。この際、第2インバータ3の出力信号及び第1インバータ2の出力信号は、時間軸に対して互いに対称に変化する三角波状の出力信号であるので、差分信号66もまた、図2(f)に示すように、三角波状の信号波形となる。
また、差動比較器7は、生成した差分信号66の変動範囲の中間値における比較結果を出力する。具体的には、差動比較器7は、差分信号66のレベルがその中間値以上である場合にはローレベルの信号を出力し、差分信号66のレベルが中間値未満である場合には、ハイレベルの信号を出力する。その結果、図2(g)に示すように、差動比較器7からは、逆相のクロック信号CKb(図2(c)中の信号63)に対して、90度の位相差を有するデューティ比50%のクロック信号67が生成される。そして、差動比較器7は、逆相のクロック信号CKbに対して90度位相のずれた(遅れた)クロック信号67を第3インバータ8に出力する。
次いで、第3インバータ8は、差動比較器7から入力されたクロック信号67を反転し、その反転信号をEXOR素子9に出力する。なお、第3インバータ8では差動比較器7の出力信号を反転するので、第3インバータ8からは、図2(h)に示すように、正相のクロック信号CK(図2(b)中の信号62)に対して90度位相のずれた(遅れた)クロック信号68が出力される。すなわち、本実施形態の逓倍回路10における電流供給部1から差動検出器6までの回路部は、入力された正相のクロック信号CKの位相をシフトさせる位相シフト回路としても機能する。
そして、EXOR素子9は、正相のクロック信号CK(図2(b)中の信号62)と、第3インバータ8から出力される正相のクロック信号CKに対して90度位相のずれたクロック信号68との排他的論理和を算出する。すなわち、EXOR素子9では、入力される2つのクロック信号において、両者のレベルが共にハイレベルまたはローレベルである期間はローレベルの信号を出力し、その他の場合にはハイレベルの信号を出力する。この結果、EXOR素子9からは、図2(i)に示すように、クロック周期が入力されたクロック信号の1/2であり、且つ、デューティ比50%の2逓倍クロック信号69が出力される。
本実施形態の逓倍回路10では、上述のようにして、デューティ比50%の2逓倍クロック信号69を生成する。
なお、本実施形態の逓倍回路10では、第1インバータ2及び第2インバータ3に供給するバイアス電流が一定の場合、差動比較器7で算出される三角波信号(図2(f)の差分信号66)の傾きは一定である。それゆえ、本実施形態の逓倍回路10において、第1インバータ2及び第2インバータ3に供給するバイアス電流が一定の場合には、入力されるクロック信号CKの周波数が高くなると、差動比較器7で算出される差分信号66(三角波信号)の振幅も小さくなる。この場合、差動比較器7での差分信号66の変化範囲の中間値における比較結果の検出精度が低下する。
しかしながら、本実施形態では、動作周波数が高くなった場合、電流供給部1から第1インバータ2及び第2インバータ3に供給するバイアス電流を増大する。この場合、差動比較器7で算出される三角波信号の傾きが大きくなり、三角波信号の振幅も大きくなる。この結果、差動比較器7での差分信号66の変化範囲の中間値における比較結果の検出精度が向上し、入力されたクロック信号CKに対して90度の位相差を有するデューティ比50%のクロック信号を安定して精度良く生成することができる。それゆえ、本実施形態では、最終的に生成するデューティ比50%の2逓倍クロック信号を安定して高精度に生成することができる。
一方、動作周波数が低い場合、本実施形態では、第1インバータ2及び第2インバータ3に供給するバイアス電流を低減する。この場合、差動比較器7で算出される三角波信号の傾きは小さくなるが、クロック信号のローレベル期間またはハイレベル期間が長くなるので、三角波信号の振幅は十分大きくなる。それゆえ、本実施形態では、動作周波数が低い場合にバイアス電流を低減しても、差動比較器7での三角波信号(差分信号)の変化範囲の中間値における比較結果の検出精度は低下しない。さらに、動作周波数が低い場合にバイアス電流を低減することにより、逓倍回路10における消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、上述のように、電流供給部1により、第1インバータ2及び第2インバータ3からなる回路に供給するバイアス電流と、その回路から引き出すバイアス電流とが同じになるように制御する。それゆえ、本実施形態では、入力されたクロック信号CKの周波数に関係なく、第2インバータ3の出力端子D0における出力信号と第1インバータ2の出力端子D0bにおける出力信号とは、図2(d)及び(e)に示すように、時間軸に対して対称に変化する。その結果、差動比較器7で90度位相のずれたクロック信号を生成する際に、差動比較器7の出力は生成した差分信号66の変動範囲の中間値で反転する。すなわち、差動比較器7の出力は、クロック信号CKの周波数に関係なく、常に差分信号66の変動範囲の中間値で反転するので、より安定してデューティ比50%の2逓倍クロック信号を生成することが可能になる。
以上のことから、本実施形態の逓倍回路10では、その動作周波数の変動に関係なく、デューティ比50%のクロック信号を精度よく安定して得ることができる。
また、本実施形態の逓倍回路10では、その動作周波数の変動に関係なく、第3インバータ8から、入力されたクロック信号CKに対して90度の位相差を有するデューティ比50%のクロック信号を安定して精度良く出力することができる。それゆえ、本実施形態の逓倍回路10では、入力されたクロック信号CKに対して90度位相のずれたクロック信号を必要とする外部回路に、デューティ比が50%に高精度に調整されたクロック信号を供給することができる。
なお、本実施形態では、差動検出器6を差動比較器7と第3インバータ8とで構成することにより、差動検出器6から正相のクロック信号CKに対して90度位相のずれたクロック信号を生成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、第1インバータ2の出力端子D0b及び第2インバータ3の出力端子D0をそれぞれ差動比較器7のプラス端子及びマイナス端子に接続した場合には、差動比較器7から直接、90度位相のずれた正相のクロック信号を出力することができる。この場合には、差動検出器6を差動比較器7のみで構成することができる。
また、例えば、第1インバータ2に逆相のクロック信号CKbを入力し、第2インバータ3に正相のクロック信号CKを入力した場合にも、差動比較器7から直接、90度位相のずれた正相のクロック信号を出力することができる。この場合にもまた、差動検出器6を差動比較器7のみで構成することができる。
上述のように差動検出器6を差動比較器7のみで構成する場合、逓倍回路10の回路構成をより簡易にすることができる。ただし、差動比較器7の出力信号の波形がなまってしまうような場合には、上述した本実施形態の逓倍回路10のように、差動比較器7の出力信号の波形をシャープにするため、差動比較器7の出力側に第3インバータ8を設けることが好ましい。
<3.固体撮像装置の構成例>
次に、図1に示した本発明の一実施形態に係る逓倍回路10を、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像装置に適用した例を説明する。このような固体撮像装置では、高精細で且つ高フレームレートの映像信号を生成するために、カウンタやDAC(Digital to Analog Converter)等の回路は、DDR(Double Data Rate)方式により駆動されることが多い。
次に、図1に示した本発明の一実施形態に係る逓倍回路10を、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像装置に適用した例を説明する。このような固体撮像装置では、高精細で且つ高フレームレートの映像信号を生成するために、カウンタやDAC(Digital to Analog Converter)等の回路は、DDR(Double Data Rate)方式により駆動されることが多い。
カウンタやDACをDDR方式により駆動する場合、クロック信号の立ち上がり時及び立ち下がり時に入力データをラッチするので、その動作マージンを考慮すると、クロック信号のデューティ比は50%であることが望ましい。それゆえ、このような用途において、図1に示す本発明の一実施形態に係る逓倍回路10は、クロック供給源として好適である。
図3に、CMOS型固体撮像装置内の逓倍回路10付近の回路構成を示す。
固体撮像装置70は、複数の画素72が行方向及び列方向にマトリクス状に配置されて構成される画素アレイ部71と、行走査回路73と、列走査回路74と、2つの逓倍回路10,75と、タイミング制御回路76とを備える。さらに、固体撮像装置70は、DAC77(デジタルアナログ変換回路)と、ADC(Analog to Digital Converter)ブロック78とを備える。各部の構成及び機能は次の通りである。
画素アレイ部71内の各画素72は、対応する行選択線Hiと列信号線Vj(i,j=0,1,2…)とに接続される。行走査回路73は、複数の行選択線Hi(i=0,1,2…)から、画素値を読み出す所定の行選択線Hiを選択する。また、列走査回路74は、行走査回路73によって選択された行選択線Hiにおいて、画素値を読み出す所定の列信号線Vj(j=0,1,2…)を選択する。
逓倍回路75は、外部から入力されるクロック信号を逓倍して基準クロック信号を生成する。そして、逓倍回路75は、生成した基準クロック信号をタイミング制御回路76に出力する。
タイミング制御回路76は、逓倍回路75から入力された基準クロック信号を用いて内部クロック信号を生成する。そして、タイミング制御回路76は、生成した内部クロック信号を、行走査回路73、列走査回路74、DAC77、ADCブロック78及び逓倍回路10に出力する。
逓倍回路10は、図1及び2で説明した本発明の一実施形態に係る逓倍回路で構成され、タイミング制御回路76から入力される内部クロック信号を逓倍して、デューティ比50%の2逓倍クロック信号を生成する。そして、逓倍回路10は、生成したデューティ比50%の2逓倍クロック信号をDAC77及び後述するカラムADC部80内のカウンタ部82に出力する。
DAC77は、アナログデジタル変換用の参照電圧RAMPを生成し、その参照電圧RAMPをADCブロック78に供給する。なお、この例では、DAC77は、逓倍回路10から入力されるデューティ比50%の2逓倍クロック信号によりDDR駆動される。
ADCブロック78は、複数のカラムADC部80(アナログデジタル変換回路)を有し、各カラムADC部80は、画素アレイ部71の対応する各列に設けられる。また、各カラムADC部80は、コンパレータ81、カウンタ部82及びラッチ回路83で構成される。
コンパレータ81は、DAC77から入力される参照電圧RAMPと、接続された列信号線Vjを介して伝送される画素72からの出力値とを比較する。
カウンタ部82は、逓倍回路10から入力されるデューティ比50%の2逓倍クロック信号に基づいてDDR駆動され、コンパレータ81における比較処理が完了するまでの時間をカウントする。なお、図3に示す例では、カラムADC部80はCDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)処理機能部としても作用させる。それゆえ、カウンタ部82内のアップ/ダウンのカウント処理は、タイミング制御回路76から入力される内部クロック信号(図3中の信号UD)で制御させる。
ラッチ回路83は、タイミング制御回路76から入力される内部クロック信号(図3中の信号LAT)により駆動され、カウンタ部82におけるカウント結果(カウント値)を保持する。そして、ラッチ回路83で保持されたカウント値は、列走査回路74の走査動作により、水平出力線84に順次引き出される。
上述のように、本実施形態の固体撮像装置70では、図1及び2で説明した逓倍回路10で生成したデューティ比50%の2逓倍クロック信号を用いて、DAC77及びカウンタ部82をDDR方式で駆動する。この際、本実施形態の逓倍回路10では、入力される内部クロックの周波数に関係なく、デューティ比が50%に精度よく調整された2逓倍クロック信号をDAC77及びカウンタ部82に供給することができる。それゆえ、本実施形態の固体撮像装置70では、DAC77及びカウンタ部82の動作マージンを向上させることができる。
なお、上記実施形態では、図1及び2で説明した逓倍回路10を固体撮像装置70に適用する例を説明したが、本発明はこれに限定されず、デューティ比50%のクロック信号を用いて動作制御を行う任意の電子機器及び電子回路に適用することができる。例えば、図4に示した2−1パラレルシリアル変換回路100等を含むインターフェース回路に本発明の逓倍回路を適用してもよい。この場合にも、デューティ比が50%に高精度に調整されたクロック信号を安定して2−1パラレルシリアル変換回路100に供給することができるので、2−1パラレルシリアル変換回路100のセットアップ/ホールドマージンを最大にすることができる。
1…電流供給部、2…第1インバータ、3…第2インバータ、4…容量素子、5…初期化スイッチ、6…差動検出器、7…差動比較器、8…第3インバータ、9…EXOR素子、10…逓倍回路、11…第1カレントミラー回路、12…第2カレントミラー回路、13…第3カレントミラー回路、14…可変バイアス電流源、21,31,41〜44…PMOSトランジスタ、22,32,51〜53…NMOSトランジスタ、70…固体撮像装置、71…画素アレイ部、72…画素、73…行走査回路、74…列走査回路、75…逓倍回路、76…タイミング制御回路、77…DAC、78…ADCブロック、80…カラムADC部、81…コンパレータ、82…カウンタ部、83…ラッチ回路
Claims (8)
- 第1クロック信号の正相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有する第1インバータと、
前記第1クロック信号の逆相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有し、該電流ソース端子及び電流シンク端子が前記第1インバータの電流ソース端子及び電流シンク端子にそれぞれ接続された第2インバータと、
前記第1インバータの出力端と前記第2インバータの出力端との間に設けられた容量素子と、
前記第1クロック信号の周波数が高くなると前記制御電流を増大して前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流ソース端子に前記制御電流を供給し、且つ、前記電流ソース端子に供給する制御電流の電流量と同じ電流量の制御電流を前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流シンク端子から出力させる電流供給部と、
前記容量素子の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、前記第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を生成する差動検出部と、
前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて前記第1クロック信号の2逓倍信号を生成する逓倍信号生成部と
を備えるクロック逓倍回路。 - 前記電流供給部が、
カレントミラー回路と、
前記制御電流を、前記カレントミラー回路を介して前記第1及び第2インバータに供給し、この際、前記第1クロック信号の周波数に応じて前記制御電流を可変する可変電流源とを有する
請求項1に記載のクロック逓倍回路。 - 前記差動検出部が、
前記電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、前記第1クロック信号の逆相信号に対して90度の位相差を有する第3クロック信号を生成する差動比較器と、
前記差動比較器で生成された前記第3クロック信号を反転して前記第2クロック信号を生成する第3インバータとを有する
請求項1に記載のクロック逓倍回路。 - 前記逓倍信号生成部が、前記第1クロック信号の正相信号と前記第2クロック信号との排他的論理和を算出する論理回路素子である
請求項1に記載のクロック逓倍回路。 - さらに、前記容量素子の両電極間の電位差を零にする初期化スイッチ素子を備える
請求項1に記載のクロック逓倍回路。 - 前記第1インバータは、
ソース端子が前記電流ソース端子に接続され、ドレイン端子が前記容量素子の一方の電極に接続され且つゲート端子に前記第1クロック信号の正相信号が入力されるP型MOSトランジスタと、
ソース端子が前記電流シンク端子に接続され、ドレイン端子が前記容量素子の一方の電極に接続され且つゲート端子に前記第1クロック信号の正相信号が入力されるN型MOSトランジスタとで構成され、
前記第2インバータは、
ソース端子が前記電流ソース端子に接続され、ドレイン端子が前記容量素子の他方の電極に接続され且つゲート端子に前記第1クロック信号の逆相信号が入力されるP型MOSトランジスタと、
ソース端子が前記電流シンク端子に接続され、ドレイン端子が前記容量素子の他方の電極に接続され且つゲート端子に前記第1クロック信号の逆相信号が入力されるN型MOSトランジスタとで構成される
請求項1に記載のクロック逓倍回路。 - 行方向及び列方向にマトリクス状に配置された複数の画素と、
第1クロック信号の正相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有する第1インバータと、前記第1クロック信号の逆相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有し、該電流ソース端子及び電流シンク端子が前記第1インバータの電流ソース端子及び電流シンク端子にそれぞれ接続された第2インバータと、前記第1インバータの出力端と前記第2インバータの出力端との間に設けられた容量素子と、前記第1クロック信号の周波数が高くなると前記制御電流を増大して前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流ソース端子に前記制御電流を供給し、且つ、前記電流ソース端子に供給する制御電流の電流量と同じ電流量の制御電流を前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流シンク端子から出力させる電流供給部と、前記容量素子の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、前記第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を生成する差動検出部と、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて前記第1クロック信号の2逓倍信号を生成する逓倍信号生成部とを有するクロック逓倍回路と、
前記クロック逓倍回路で生成された前記2逓倍信号により駆動され、アナログデジタル変換用の参照電圧信号を生成するデジタルアナログ変換回路と、
前記クロック逓倍回路で生成された前記2逓倍信号により駆動されるカウンタ部を含み、前記画素の画素値をデジタル値に変換するアナログデジタル変換回路と
を備える固体撮像装置。 - 第1クロック信号の正相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有する第1インバータと、
前記第1クロック信号の逆相信号によりオンオフ制御され、オン時に内部を流れる制御電流の電流ソース端子及び電流シンク端子を有し、該電流ソース端子及び電流シンク端子が前記第1インバータの電流ソース端子及び電流シンク端子にそれぞれ接続された第2インバータと、
前記第1インバータの出力端と前記第2インバータの出力端との間に設けられた容量素子と、
前記第1クロック信号の周波数が高くなると前記制御電流を増大して前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流ソース端子に前記制御電流を供給し、且つ、前記電流ソース端子に供給する制御電流の電流量と同じ電流量の制御電流を前記第1インバータ及び第2インバータの前記電流シンク端子から出力させる電流供給部と、
前記容量素子の両電極間の電位差信号が入力され、該電位差信号の変化範囲の中間値における比較結果に基づいて、前記第1クロック信号の正相信号に対して90度の位相差を有する第2クロック信号を生成する差動検出部と
を備える位相シフト回路。
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