JP2012010045A - Spiral antenna - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電波を受信するスパイラルアンテナに関する。 The present invention relates to a spiral antenna that receives radio waves.
従来、携帯機器に搭載されるVHF(Very High Frequency)帯のアナログTV(TeleVision)放送受信用のアンテナが知られている。VHF帯のアンテナとしては、伸縮式のホイップアンテナや、イヤホンの導線をアンテナとして利用したイヤホンタイプのアンテナが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
2. Description of the Related Art Conventionally, antennas for receiving analog TV (TeleVision) broadcasts in a VHF (Very High Frequency) band mounted on portable devices are known. As VHF band antennas, telescopic whip antennas and earphone type antennas using earphone conductors as antennas are known (see, for example,
携帯機器として携帯電話機を例にとると、様々な機能が付加されており、本体も小型化及び薄型化され、アンテナを搭載するスペースが限られる。このため、ホイップアンテナ及びイヤホンタイプのアンテナを外部露出型のアンテナとして、携帯電話機に搭載していた。 Taking a mobile phone as an example of a mobile device, various functions are added, the main body is reduced in size and thickness, and a space for mounting an antenna is limited. For this reason, whip antennas and earphone type antennas are mounted on mobile phones as externally exposed antennas.
現在のアナログ放送がデジタル放送に移行されると、VHF帯の空き帯域を利用してマルチメディア放送が開始される予定である。このマルチメディア放送は、概ね100MHz帯と200MHz帯とを利用した放送である。このように、マルチメディア放送の周波数帯が低いため、マルチメディア放送用のアンテナ自体が大型になるおそれがあった。 When the current analog broadcasting is shifted to digital broadcasting, multimedia broadcasting is scheduled to start using a vacant VHF band. This multimedia broadcast is a broadcast that generally uses the 100 MHz band and the 200 MHz band. Thus, since the frequency band of multimedia broadcasting is low, the antenna for multimedia broadcasting itself may be large.
さらに、携帯機器使用の利便性等のために、マルチメディア放送用のアンテナを携帯機器の筐体に内蔵する要請がある。しかし、従来の携帯機器に搭載されるVHF帯のアンテナは、外部露出型のアンテナであった。 Furthermore, there is a demand for incorporating an antenna for multimedia broadcasting in the casing of a portable device for the convenience of using the portable device. However, a VHF band antenna mounted on a conventional portable device is an externally exposed antenna.
本発明の課題は、低い周波数帯用のアンテナを小型化して携帯機器に内蔵することである。 An object of the present invention is to downsize an antenna for a low frequency band and incorporate it in a portable device.
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のスパイラルアンテナは、
互いに対向して配置された第1及び第2のスパイラル電極部を有するアンテナ素子を備えることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the spiral antenna of the invention according to
An antenna element having first and second spiral electrode portions arranged to face each other is provided.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記第1及び第2のスパイラル電極部の少なくとも一つは、1本のスパイラル電極を有する複数の層からなることを特徴とする。
The invention according to
At least one of the first and second spiral electrode portions includes a plurality of layers having one spiral electrode.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記アンテナ素子は、
前記第1及び第2のスパイラル電極部が形成されている絶縁体のフィルムを備えることを特徴とする。
The invention according to
The antenna element is
An insulating film on which the first and second spiral electrode portions are formed is provided.
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記アンテナ素子は、
前記第1及び第2のスパイラル電極部を支持する誘電体、磁性体又は磁性誘電体の基体部を備えることを特徴とする。
The invention according to
The antenna element is
It is characterized by comprising a dielectric body, a magnetic body, or a magnetic dielectric base section for supporting the first and second spiral electrode sections.
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記アンテナ素子は、
前記第1及び第2のスパイラル電極部に対向して配置された平板状電極部を備え、
前記第1及び第2のスパイラル電極部における給電点からの接続線との接続位置から電極の先端までの長さが同じであり、
前記第1及び第2のスパイラル電極部から前記平板状電極部までの間の前記基体部の誘電率及び透磁率の少なくとも一つがそれぞれ異なることを特徴とする。
The invention according to
The antenna element is
A flat electrode portion disposed opposite to the first and second spiral electrode portions;
The length from the connection position with the connection line from the feeding point in the first and second spiral electrode portions to the tip of the electrode is the same,
At least one of a dielectric constant and a magnetic permeability of the base portion between the first and second spiral electrode portions and the flat electrode portion is different.
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記アンテナ素子は、
前記第1及び第2のスパイラル電極部に対向して配置された平板状電極部を備えることを特徴とする。
The invention according to
The antenna element is
A flat electrode portion disposed opposite to the first and second spiral electrode portions is provided.
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記平板状電極部は、複数の層からなることを特徴とする。
The invention according to claim 7 is the spiral antenna according to
The flat electrode portion is composed of a plurality of layers.
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記第1及び第2のスパイラル電極部における給電点からの接続線との接続位置から電極の先端までの長さが同じであり、
前記第1及び第2のスパイラル電極部から前記平板状電極部までの長さがそれぞれ異なることを特徴とする。
The invention according to claim 8 is the spiral antenna according to
The length from the connection position with the connection line from the feeding point in the first and second spiral electrode portions to the tip of the electrode is the same,
The lengths from the first and second spiral electrode portions to the flat electrode portion are different from each other.
請求項9に記載の発明は、請求項1から4、6、7のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナにおいて、
前記第1及び第2のスパイラル電極部における給電点からの接続線との接続位置から電極の先端までの長さがそれぞれ異なることを特徴とする。
The invention according to claim 9 is the spiral antenna according to any one of
The first and second spiral electrode portions have different lengths from the connection position with the connection line from the feeding point to the tip of the electrode.
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナにおいて、
複数の共振の周波数帯を切り替えて前記アンテナ素子のインピーダンス整合をとる整合回路を備えることを特徴とする。
The invention according to
A matching circuit is provided that performs impedance matching of the antenna element by switching a plurality of resonance frequency bands.
本発明によれば、低い周波数帯用のアンテナを小型化でき、携帯機器に内蔵できる。 According to the present invention, an antenna for a low frequency band can be reduced in size and can be built in a portable device.
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態及び第1〜第3の変形例を順に詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。 Hereinafter, embodiments and first to third modifications according to the present invention will be described in detail in order with reference to the accompanying drawings. However, the scope of the invention is not limited to the illustrated examples.
図1〜図10を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1〜図5を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態のスパイラルアンテナ100を搭載したオープン状態の携帯電話機10を示す。図2に、アンテナ素子3の斜視方向の構成を示す。図3に、フィルムアンテナ部31の平面の構成を示す。図4に、アンテナ素子3の側面の構成を示す。図5に、アンテナ素子3が配置された筐体1を有する携帯電話機10の側面の構成を示す。
Embodiments according to the present invention will be described with reference to FIGS. First, the apparatus configuration of the present embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1 shows a
本実施の形態の携帯電話機10は、携帯電話通信機能に加えて、少なくともVHF帯のマルチメディア放送の受信機能を有する携帯機器である。VHF帯のマルチメディア放送は、100MHz帯と、200MHz帯と、の2つの周波数帯域の放送がある。100MHz帯(90〜108MHz帯)の放送として、地域毎の放送が予定されている。200MHz帯(207〜222MHz帯)の放送として、動画等のコンテンツデータを配信する放送が予定されている。
The
図1に示すように、携帯電話機10は、折りたたみ式の携帯電話機である。図1には、携帯電話機10をオープンした状態が示されている。携帯電話機10は、筐体1と、基板2と、スパイラルアンテナ100と、を備える。筐体1は、携帯電話機10の内蔵部品を収納するケースであり、中央部分に折り曲げ機構を有する。基板2は、筐体内に1内に収納されたPCB(Printed Circuit Board)であり、その中央部分で可変な接続線を介して接続されている。このように、筐体1及び基板2は、中央部分で折り曲げ可能である。
As shown in FIG. 1, the
基板2上には、スパイラルアンテナ100が設置されている。スパイラルアンテナ100は、アンテナ素子3と、接続線4と、整合回路5と、グランド部6と、を有する。アンテナ素子3は、マルチメディア放送の電波を受信するアンテナ素子である。接続線4は、基板2上に形成され、アンテナ素子3と整合回路5とを電気的に接続する銅箔等の金属線である。整合回路5は、アンテナ素子3と信号処理回路(図示略)とのインピーダンス整合をとる回路である。グランド部6は、基板2上に形成され、接地された銅箔等の金属板である。整合回路5は、上記信号処理回路に接続され、この信号処理回路から給電されている。この給電部分を給電点Pとする。
A
また、図1に示すように、基板2の短手方向(幅方向)にX軸をとり、基板2の長手方向(長さ方向、先端方向)にY軸をとり、基板2に垂直な方向にZ軸をとるものとする。グランド部6の端の辺は、X軸方向に設定されている。また、アンテナ素子3の長手方向は、グランド部6の端の辺に平行(X軸方向)に設定されている。
In addition, as shown in FIG. 1, the X axis is taken in the short direction (width direction) of the
図2に示すように、アンテナ素子3は、例えば、長手方向(X軸方向)の長さが20〜40[mm]、幅(Y軸方向の長さ)が4〜10[mm]、厚み(Z軸方向の長さ)が1〜3[mm]の直方体の形状を有する。しかし、この形状及び大きさに限定されるものではない。
As shown in FIG. 2, the
アンテナ素子3は、フィルムアンテナ部31と、基体部32と、を有する。フィルムアンテナ部31は、フィルムの平面上に電極が形成されたFPC(Flexible Printed Circuit)である。基体部32は、所定の比誘電率及び比透磁率を有する磁性誘電体である。フィルムアンテナ部31は、基体部32に貼り付けられている。
The
図3に示すように、基体部32へ貼り付けていない状態のフィルムアンテナ部31は、フィルム311と、スパイラル電極部312と、接続部313と、スパイラル電極部314と、接続部315と、平板状電極部(ベタ電極部)316と、を有する。スパイラル電極部312、接続部313、スパイラル電極部314、接続部315及び平板状電極部316は、ポリイミド等の絶縁体のフィルム311の上面に形成されており、銅箔等の金属(導体)からなる。スパイラル電極部312,314は、スパイラル形状の電極である。スパイラル電極部312,314は、互いに線対称な形状を有する。接続部313は、スパイラル電極部312,314を電気的に接続するとともに、接続線4に電気的に接続される。接続線4との良好な接続のために、接続部313は、例えば、金メッキされる。接続部315は、スパイラル電極部314及び平板状電極部316を電気的に接続する。平板状電極部316は、ベタ形状の電極である。
As shown in FIG. 3, the
図4に示すように、フィルムアンテナ部31は、基体部32に貼り付けられている。フィルムアンテナ部31は、基板2の平面に平行に、3層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、スパイラル電極部312、平板状電極部316、スパイラル電極部314、の3層が配置されている。スパイラル電極部312,スパイラル電極部314は、基体部32の外周に貼り付けられ、平板状電極部316が、基体部32の内部(切り込み)に貼り付けられている。スパイラル電極部312及び平板状電極部316の間の距離(Z軸方向の長さ)を長さL1とする。平板状電極部316及びスパイラル電極部314の間の距離(Z軸方向の長さ)を長さL2とする。ここでは、L1=L2であるものとする。
As shown in FIG. 4, the
対向した状態でスパイラル電極部312とスパイラル電極部314との電極の巻線方向は、同じ方向となることが好ましい。しかし、スパイラル電極部312とスパイラル電極部314との間に平板状電極部316が配置されているので、上記巻線方向が異なってもよい。
The winding direction of the electrodes of the
基体部32は、フィルムアンテナ部31及びその電極部を支持する基体である。また、基体部32は、比誘電率εr=4〜30、比透磁率μr=2〜20の磁性誘電体からなる。基体部32は、ポリポロピレン、セラミック等の誘電体材料に、鉄や六方晶フェライト等の磁性体の粒子が混ぜ合わされた複合材料からなる。
The
接続部313(接続線4との接続位置)からスパイラル電極部312,314の帯状の電極の先端までの長さは、スパイラルアンテナ100の共振周波数に対応する長さに設定される。ここでは、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さが等しく、ともに100[MHz]で共振する長さに設定されているものとする。さらに、基体部32の磁性誘電体による波長短縮効果により、基体部32がない場合よりも、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さを短くすることができる。基体部32を磁性誘電体とすることにより、比誘電率εr及び比透磁率μrが波長短縮効果を大きくすることに寄与して好ましい。しかし、基体部32を誘電体又は磁性体としてもよい。
The length from the connection portion 313 (connection position with the connection line 4) to the tips of the strip-like electrodes of the
また、フィルムアンテナ部31は、スパイラル電極部312、平板状電極部316、スパイラル電極部314、の3層のスタック構造を有する。このため、スパイラル電極部312及び平板状電極部316の間、スパイラル電極部314及び平板状電極部316の間、等に静電容量が発生する。これらの静電容量により、スパイラルアンテナ100のLC成分のうちの静電容量Cを稼ぐため、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さをより短くすることができる。
The
また、スパイラルアンテナ100は、スパイラル電極部312、平板状電極部316、スパイラル電極部314、の3層のスタック構造で発生する静電容量により、共振する周波数帯が多くなる(多共振になる)。この多共振の周波数帯の一つを200MHz帯に調整することで、スパイラルアンテナ100は、マルチメディア放送の100MHz帯及び200MHz帯で共振する受信アンテナに設定されている。この共振の周波数帯の調整は、例えば、携帯電話機10、携帯電話機10の大きさ及び形状に最適で且つ200MHz帯の共振が発生する基体部32の比誘電率εr及び比透磁率μrに調整する。
Further, the
図5に示すように、携帯電話機10において、アンテナ素子3は、筐体1の先端部分に配置される。
As shown in FIG. 5, in the
次に、図6〜図9を参照して、スパイラルアンテナ100のアンテナ特性を説明する。図6(a)に、スパイラルアンテナ100の200MHz帯のリターンロス[dB]の周波数特性を示す。図6(b)に、スパイラルアンテナ100の100MHz帯のリターンロス[dB]の周波数特性を示す。図7(a)に、スパイラルアンテナ100のXZ平面における100[MHz]の指向特性を示す。図7(b)に、スパイラルアンテナ100のXZ平面における214[MHz]の指向特性を示す。図8(a)に、スパイラルアンテナ100のXY平面における100[MHz]の指向特性を示す。図8(b)に、スパイラルアンテナ100のXY平面における214[MHz]の指向特性を示す。図9(a)に、スパイラルアンテナ100の100MHz帯のゲインの周波数特性を示す。図9(b)に、スパイラルアンテナ100の200MHz帯のゲインの周波数特性を示す。
Next, antenna characteristics of the
スパイラルアンテナ100の200MHz帯及び100MHz帯のリターンロス[dB]を測定した。なお、スパイラルアンテナの特性は、携帯電話機10をオープンした状態で測定されるものとし、以下の測定でも同様である。図6(a)に示すように、スパイラルアンテナ100の200MHz帯のリターンロス[dB]は、約210[MHz]で一番小さくなった。図6(b)に示すように、スパイラルアンテナ100の100MHz帯のリターンロス[dB]は、約100[MHz]で一番小さくなった。これらの測定結果から、スパイラルアンテナ100において、マルチメディア放送の100MHz帯及び200MHz帯で共振がとれていることが分かる。
The return loss [dB] of the 200 MHz band and 100 MHz band of the
また、スパイラルアンテナ100のXZ平面及びXY平面における100[MHz]及び214[MHz]の指向性を測定した。具体的には、100[MHz]及び214[MHz]において、XZ平面及びXY平面のゲインのH(水平)成分及びV(垂直)成分を測定した。スパイラルアンテナ100のXZ平面における100[MHz]の指向特性は、図7(a)に示すようになった。スパイラルアンテナ100のXZ平面における214[MHz]の指向特性は、図7(b)に示すようになった。スパイラルアンテナ100のXY平面における100[MHz]の指向特性は、図8(a)に示すようになった。また、スパイラルアンテナ100のXY面における214[MHz]の指向特性は、図8(b)に示すようになった。
Further, the directivities of 100 [MHz] and 214 [MHz] on the XZ plane and the XY plane of the
スパイラルアンテナ100の100MHz帯のXZ平面のV成分の指向性のゲインの最大値、最小値及び平均値は、図9(a)に示すようになった。スパイラルアンテナ100の200MHz帯のXZ平面のV成分の指向性のゲインの最大値、最小値及び平均値は、図9(b)に示すようになった。これらの測定結果から、スパイラルアンテナ100において、マルチメディア放送の100MHz帯及び200MHz帯で、受信に必要なゲインが得られていることが分かる。
The maximum value, minimum value, and average value of the directivity gain of the V component on the XZ plane of the 100 MHz band of the
次に、図10を参照して、スパイラルアンテナ100の共振の周波数帯の広帯域化を説明する。図10に、スパイラル電極部312,314の電極の長さを異にしたスパイラルアンテナ100の100MHz帯のリターンロス[dB]の周波数特性を示す。
Next, with reference to FIG. 10, the widening of the resonance frequency band of the
ここまでの説明におけるスパイラルアンテナ100では、スパイラル電極部312,314における接続線4からの帯状の電極の長さが等しく且つ100[MHz]で共振する長さに設定した。ここで、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さを異にする構成を説明する。具体的には、例えば、スパイラル電極部312における接続線4との接続点からの帯状の電極の長さを95[MHz]で共振する長さとし、スパイラル電極部314における接続線4との接続点からの帯状の電極の長さを100[MHz]で共振する長さに設定する。
In the
スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さを異にしたスパイラルアンテナ100の100MHz帯のリターンロス[dB]を測定した。図10に示すように、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さを異にしたスパイラルアンテナ100では、100[MHz]付近のリターンロス[dB]の落ち込み部分が広がっている。この測定結果から、スパイラルアンテナ100において、マルチメディア放送の100MHz帯で共振がとれているとともに広帯域化が実現されていることが分かる。
The return loss [dB] in the 100 MHz band of the
共振する周波数帯の広帯域化は、スパイラル電極部312,314の帯状の電極の長さを異にする構成に限定されるものではない。例えば、スパイラル電極部312,314における接続部313(接続線4との接続位置)から帯状の電極の先端までの長さが同じ値であり、図4のアンテナ素子3において基体部32の長さL1≠L2で且つL1及びL2が近い値となる位置に、平板状電極部316を配置する構成としてもよい。この構成では、スパイラル電極部312及び平板状電極部316の間の静電容量と、平板状電極部316及びスパイラル電極部314の間の静電容量と、が異で且つ近い値になるので、スパイラル電極部312,314それぞれに対応して共振する周波数がずれて広帯域化が実現される。
The widening of the resonating frequency band is not limited to the configuration in which the lengths of the strip-shaped electrodes of the
また、図4のアンテナ素子3において、長さL1に対応する位置の基体部32と、長さL2に対応する位置の基体部32と、のそれぞれの比誘電率εr及び比透磁率μrを異にする構成としてもよい。例えば、スパイラル電極部312,314における接続部313(接続線4との接続位置)から帯状の電極の先端までの長さが同じ値であり、長さL1に対応する基体部32の複合材料と、長さL2に対応する基体部32の複合材料と、を異にして、それぞれの比誘電率εr及び比透磁率μrが異なる値で且つ近い値にする。この構成でも、スパイラル電極部312及び平板状電極部316の間の静電容量と、平板状電極部316及びスパイラル電極部314の間の静電容量と、が異で且つ近い値になるので、スパイラル電極部312,314それぞれに対応して共振する周波数がずれて広帯域化が実現される。
In the
以上、本実施の形態によれば、スパイラルアンテナ100は、対向したスパイラル電極部312,314を有するスタック構造のアンテナ素子3を備える。このため、VHF帯用のアンテナを小型化して多共振(100MHz帯及び200MHz帯)のスパイラルアンテナ100とすることができ、スパイラルアンテナ100を携帯電話機10の筐体1に内蔵できる。
As described above, according to the present embodiment, the
また、アンテナ素子3は、磁性誘電体の基体部32を備える。このため、波長短縮効果により、スパイラルアンテナ100(アンテナ素子3)の大きさを小さくすることができる。
The
また、アンテナ素子3は、絶縁体のフィルム311を備える。このため、スパイラル電極部312,314(及び平板状電極部316)をフィルム311上に容易に形成でき、スパイラルアンテナ100を容易に作成できる。
The
また、アンテナ素子3は、スパイラル電極部312,314に対向する平板状電極部316を備える。このため、スパイラル電極部312,314と平板状電極部316との間の容量を稼ぐことができ、スパイラルアンテナ100(アンテナ素子3)の大きさを小さくすることができる。
The
また、アンテナ素子3のスパイラル電極部312,314における接続部313(接続線4との接続位置)から帯状の電極の先端までの長さを異なる値で且つ近い値にする構成としてもよい。また、アンテナ素子3のスパイラル電極部312,314における接続部313から帯状の電極の先端までの長さが同じ値であり、基体部32の長さL1≠L2とし且つ長さL1,L2が近い値の位置に平板状電極部316を配置してもよい。また、アンテナ素子3のスパイラル電極部312,314における接続部313から帯状の電極の先端までの長さが同じ値であり、長さL1に対応する基体部32と長さL2に対応する基体部32とを、比誘電率εr及び比透磁率μrを異なる値で且つ近い値の材料とすることとしてもよい。これらの構成により、スパイラル電極部312,314の電極の長さに対応する共振の周波数帯を広帯域化できる。
Moreover, it is good also as a structure which makes the length from the connection part 313 (connection position with the connection wire 4) in the
また、アンテナ素子3の3つの電極部を、基板2側から順に、1層のスパイラル電極部、1層のスパイラル電極部、平板状電極部316、として配置する構成としてもよい。また、アンテナ素子3の3つの電極部を、基板2側から順に、平板状電極部、1層のスパイラル電極部、1層のスパイラル電極部、として配置する構成としてもよい。これらの3層のスタック構造のアンテナ素子を有するスパイラルアンテナも、スパイラルアンテナ100と同様のアンテナ特性及び効果が得られる。
Further, the three electrode portions of the
また、アンテナ素子の電極部を、基板2側から順に、1層のスパイラル電極部、2層にわたり繋がった1本のスパイラル形状の電極を有する2層のスパイラル電極部(以下、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部という)、として配置する構成としてもよい。
In addition, the electrode portion of the antenna element is formed in order from the
また、アンテナ素子3における接続部313からスパイラル電極部312,314の帯状の電極の先端までのそれぞれの長さは、100MHz帯に共振する長さに設定されていたが、これに限定されるものではない。例えば、接続部313(接続線4との接続位置)からスパイラル電極部312の電極の先端までの長さが100MHz帯に共振する長さに設定され、接続部313からスパイラル電極部314の電極の先端までの長さが200MHz帯に共振する長さに設定される構成、又は周波数帯がその逆の構成としてもよい。
In addition, the length from the
(第1の変形例)
図11〜図13を参照して、上記実施の形態の第1の変形例を説明する。図11に、本変形例の整合回路5Aの回路構成を示す。図12に、本変形例のスパイラルアンテナの470〜700MHz帯のVSWRの周波数特性を示す。図13に、本変形例のスパイラルアンテナの470〜700MHz帯の放射効率の周波数特性を示す。
(First modification)
A first modification of the above embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 11 shows a circuit configuration of the
本変形例のスパイラルアンテナの構成は、上記実施の形態のスパイラルアンテナ100の整合回路5を、整合回路5Aに替えた構成である。このため、異なる部分を主として説明する。
The configuration of the spiral antenna of this modification is a configuration in which the
上記実施の形態のスパイラルアンテナ100は、VHF帯のマルチメディア放送における100MHz帯及び200MHz帯の電波の受信アンテナであった。本変形例のスパイラルアンテナは、VHF帯のマルチメディア放送の100MHz帯及び200MHz帯と、UHF帯のワンセグ放送(地上波デジタル放送)の470〜700MHz帯と、の電波の受信アンテナである。
The
アンテナ素子3において、複数の共振の周波数帯のうち、少なくとも3つが、100MHz帯と、200MHz帯と、470〜700MHz帯と、に調整されているものとする。また、整合回路5Aに接続される信号処理回路は、上記3つの周波数帯域の信号を処理する。
In the
図11に示すように、整合回路5Aは、ポート51と、スイッチ52と、コンデンサ53と、インダクタ54と、バリギャップダイオード55と、インダクタ56と、コンデンサ57,58と、インダクタ59,60と、給電用の+端子61と、グランド用の−端子62と、を有する。ポート51は、信号処理回路に接続され、給電用の+端子及びグランド用の−端子を有する。スイッチ52は、ポート51の+端子に接続されるとともに、上記3つの周波数帯域を切り替えるスイッチである。
As shown in FIG. 11, the
コンデンサ53及びインダクタ54は、200MHz帯に対応してインピーダンス整合をとる。コンデンサ53の一端は、スイッチ52に接続され、他端が+端子61に接続されている。インダクタ54の一端は、コンデンサ53及びスイッチ52に接続され、他端が接地されている。
The
バリギャップダイオード55及びインダクタ56は、100MHz帯に対応してインピーダンス整合をとる。バリギャップダイオード55のカソードは、スイッチ52に接続され、アノードが+端子61に接続されている。インダクタ56の一端は、バリギャップダイオード55のカソード及びスイッチ52に接続され、他端が接地されている。
The
コンデンサ57,58及びインダクタ59,60は、470〜700MHz帯に対応してインピーダンス整合をとる。スイッチ52は、コンデンサ57,58を直列に介して+端子61に接続されている。インダクタ59の一端は、コンデンサ57,58に接続され、他端が接地されている。インダクタ60の一端は、コンデンサ58及び+端子61に接続され、他端が接地されている。+端子61は、接続線4を介してアンテナ素子3の電極部(接続部313)に接続されている。−端子62は、グランド部6に接続されている。
このように、整合回路5Aは、スイッチ52を切り替えることで、本変形例のスパイラルアンテナにおける上記3つの周波数帯のインピーダンス整合を切り替えることができる。
Thus, the
本変形例のスパイラルアンテナの470〜700MHz帯のVSWRを測定した。このとき、スイッチ52は、コンデンサ57側に接続されている。図12に示すように、本変形例のスパイラルアンテナにおいて、470〜700MHz帯におけるVSWRは、落ち込んでおり、共振がとられている。
The VSWR in the 470 to 700 MHz band of the spiral antenna of this modification was measured. At this time, the
また、本変形例のスパイラルアンテナの470〜700MHz帯の放射効率を測定した。このとき、スイッチ52は、コンデンサ57側に接続されている。本変形例のスパイラルアンテナにおいて、470〜700MHz帯における放射効率は、図13に示すようになった。この測定結果から、本変形例のスパイラルアンテナにおいて、ワンセグ放送の470〜700MHz帯の電波受信に必要な放射効率が得られることが分かる。同様に、本変形例のスパイラルアンテナにおいて、100MHz帯及び200MHz帯でも共振をとることができ、100MHz帯及び200MHz帯の電波受信に必要な放射効率(ゲイン)が得られる。
Moreover, the radiation efficiency of the 470-700 MHz band of the spiral antenna of this modification was measured. At this time, the
以上、本変形例によれば、スパイラルアンテナ100は、100MHz帯、200MHz帯及び470〜700MHz帯の受信が可能なアンテナ素子3と、整合回路5Aとを備える。このため、整合回路5Aにより、各周波数帯を切り替えてアンテナ素子3と外部の信号処理回路とのインピーダンス整合をとることができる。
As described above, according to the present modification, the
(第2の変形例)
図14〜図16を参照して、上記実施の形態の第2の変形例を説明する。先ず、図14及び図15を参照して、2層のスタック構造のスパイラルアンテナを説明する。図14(a)に、スパイラル電極部が2層のフィルムアンテナ部31Bの平面の構成を示す。図14(b)に、スパイラル電極部が2層で電極が短いフィルムアンテナ部31Cの平面の構成を示す。図15に、アンテナ素子3Bの側面の構成を示す。
(Second modification)
A second modification of the above embodiment will be described with reference to FIGS. First, a spiral antenna having a two-layer stack structure will be described with reference to FIGS. FIG. 14A shows a planar configuration of the
本変形例の2層のスタック構造のスパイラルアンテナの構成は、上記実施の形態のスパイラルアンテナ100のアンテナ素子3を、アンテナ素子3Bに替えた構成である。このため、異なる部分を主として説明する。
The configuration of the spiral antenna having a two-layer stack structure according to the present modification is a configuration in which the
アンテナ素子3Bは、フィルムアンテナ部31Bと、基体部32Bと、を備える。図14(a)に示すように、基体部32Bへ貼り付けていない状態のフィルムアンテナ部31Bは、フィルム311Bと、スパイラル電極部312Bと、接続部313Bと、スパイラル電極部314Bと、を有する。スパイラル電極部312B、接続部313B、スパイラル電極部314Bは、フィルム311Bの平面上に形成されている。フィルム311B、スパイラル電極部312B、接続部313B、スパイラル電極部314Bは、フィルムアンテナ部31のフィルム311、スパイラル電極部312、接続部313、スパイラル電極部314と同様の構成である。
The
また、図14(b)に示すように、フィルムアンテナ部31Bに替えてフィルムアンテナ部31Baとしてもよい。基体部32Bへ貼り付けていない状態のフィルムアンテナ部31Baは、フィルム311Bと、スパイラル電極部312Baと、接続部313Bと、スパイラル電極部314Baと、を有する。スパイラル電極部312Ba,314Baは、スパイラル電極部312B,314Bよりも帯状の電極の長さが短い。
Moreover, as shown in FIG.14 (b), it may be set as the film antenna part 31Ba instead of the
図15に示すように、アンテナ素子3Bのフィルムアンテナ部31Bは、基体部32Bに貼り付けられている。フィルムアンテナ部31Bは、基板2の平面に平行に、2層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、スパイラル電極部312B、スパイラル電極部314B、の2層が配置されている。スパイラル電極部312,スパイラル電極部314は、基体部32の外周に貼り付けられている。
As shown in FIG. 15, the
対向した状態でスパイラル電極部312とスパイラル電極部314との電極の巻線方向は、同じ方向となることが好ましい。基体部32Bは、基体部32と同様の構成を有する。接続部313Bに、接続線4が接続される。
The winding direction of the electrodes of the
スパイラル電極部312B,314Bの帯状の電極の長さは、本変形例のスパイラルアンテナの共振周波数に対応する長さに設定される。図14(b)のフィルムアンテナ部31Baのスパイラル電極部312Ba,314Baの帯状の電極の長さは、アンテナ素子3Bよりも高い共振周波数に対応する長さに設定される。
The length of the strip-like electrodes of the
フィルムアンテナ部31Bは、スパイラル電極部312B、スパイラル電極部314B、の2層のスタック構造を有する。このため、スパイラル電極部312B及びスパイラル電極部314Bの間、等に静電容量が発生する。基体部32Bによる波長短縮効果と、静電容量と、により、スパイラル電極部312B,314Bの帯状の電極の長さを短くすることができる。
The
また、本変形例のスパイラルアンテナは、スパイラル電極部312B、スパイラル電極部314B、の2層のスタック構造で発生する静電容量により、共振する周波数帯が多くなる(多共振になる)。
In addition, the spiral antenna of this modification has a large number of resonant frequency bands (multiple resonances) due to the capacitance generated in the two-layer stack structure of the
次に、図16及び図17を参照して、他のスタック構造のアンテナ素子3C,3D,3E,3Fを説明する。図16(a)に、アンテナ素子3Cの側面の構成を示す。図16(b)に、アンテナ素子3Dの側面の構成を示す。図16(c)に、アンテナ素子3Eの側面の構成を示す。図16(d)に、アンテナ素子3Fの側面の構成を示す。図17(a)に、アンテナ素子3Dのフィルムアンテナ部31Dの一例の平面の構成を示す。図17(b)に、アンテナ素子3Dのフィルムアンテナ部31Dの別の一例の平面の構成を示す。
Next, another stack
図16(a)に示すように、アンテナ素子3Cは、3層のスタック構造を有する。アンテナ素子3Cは、フィルムアンテナ部31Cと、基体部32Cと、を有する。フィルムアンテナ部31Cは、基体部32Cに貼り付けられている。フィルムアンテナ部31Cは、フィルム311Cと、電極部312Cと、接続部313Cと、電極部314Cと、接続部315Cと、電極部316Cと、を有する。導体の電極部312C、接続部313C、電極部314C、接続部315C及び電極部316Cが、絶縁体のフィルム311Cの平面上に形成されている。接続部315Cに、接続線4が接続される。
As shown in FIG. 16A, the
フィルムアンテナ部31Cは、基板2の平面に平行に、3層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、電極部314C,312C,316Cの3層が配置されている。電極部314C,316Cは、基体部32Cの外周に貼り付けられ、電極部312Cが、基体部32Cの内部(切り込み)に貼り付けられる。
The
電極部314C,312C,316Cは、順に、スパイラル電極部、平板状電極部、スパイラル電極部とする。しかし、電極部314C,312C,316Cは、順に、スパイラル電極部、スパイラル電極部、平板状電極部としたり、平板状電極部、スパイラル電極部、スパイラル電極部とする等、他の構成としてもよい。また、電極部314C,312C,316Cは、順に、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、1層のスパイラル電極部、としてもよい。
The
図16(b)に示すように、アンテナ素子3Dは、4層のスタック構造を有する。アンテナ素子3Dは、フィルムアンテナ部31Dと、基体部32Dと、を有する。フィルムアンテナ部31Dは、基体部32Dに貼り付けられている。フィルムアンテナ部31Dは、フィルム311Dと、電極部312Dと、接続部313Dと、電極部314Dと、接続部315Dと、電極部316Dと、接続部317Dと、電極部318Dと、を有する。導体の電極部312D、接続部313D、電極部314D、接続部315D、電極部316D、接続部317D及び電極部318Dが、絶縁体のフィルム311Dの平面上に形成されている。接続部313Dに、接続線4が接続される。
As shown in FIG. 16B, the
フィルムアンテナ部31Dは、基板2の平面に平行に、4層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、電極部312D,316D,318D,314Dの4層が配置されている。電極部312D,314Dは、基体部32Dの外周に貼り付けられ、電極部316D,318Dが、基体部32Dの内部(切り込み)に貼り付けられる。
The
電極部312D,316D,318D,314Dは、順に、1層のスパイラル電極部、1層の平板状電極部、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部とする。このパターンのフィルムアンテナ部31Dをフィルムアンテナ部31Daとする。図17(a)に示すように、フィルムアンテナ部31Daは、フィルム311Dと、(スパイラル)電極部312Dと、接続部313Dと、(スパイラル)電極部314Dと、接続部315Dと、(平板状)電極部316Dと、接続部317Daと、(スパイラル)電極部318Dと、を有する。
The
導体の電極部312D、接続部313D、電極部314D、接続部315D、電極部316D及び電極部318Dが、絶縁体のフィルム311Dの一方の平面(第1面)に形成されている。導体の接続部317Daが、絶縁体のフィルム311Dの他方の平面(第2面(第1面の裏面))に形成されている。接続部317Daは、電極部314Dの電極の端部と、電極部318Dの電極の端部とを、スルーホールを介して電気的に接続している。このため、電極部314D,318Dは、2層にわたって接続部317Daを介して繋がった1本のスパイラル電極を有する。
The
また、電極部312D,316D,318D,314Dは、順に、1層のスパイラル電極部、1本のスパイラル電極を有する3層のスパイラル電極部としてもよい。このパターンのフィルムアンテナ部31Dをフィルムアンテナ部31Dbとする。図17(b)に示すように、フィルムアンテナ部31Dbは、フィルム311Dと、(スパイラル)電極部312Dと、接続部313Dと、(スパイラル)電極部314Dと、接続部315Dbと、(スパイラル)電極部316Dと、接続部317Dと、(スパイラル)電極部318Dと、を有する。
The
導体の電極部312D、接続部313D、電極部314D、電極部316D、接続部317D及び電極部318Dが、絶縁体のフィルム311Dの一方の平面(第1面)に形成されている。導体の接続部315Dbが、絶縁体のフィルム311Dの他方の平面(第2面(第1面の裏面))に形成されている。接続部315Dbは、電極部314Dの電極の端部と、電極部316Dの電極の端部とを、スルーホールを介して電気的に接続している。このため、電極部314D,316D,318Dは、3層にわたって接続部315Db,317Dを介して繋がった1本のスパイラル電極を有する。
The
しかし、電極部312D,316D,318D,314Dは、順に、1層のスパイラル電極部、2層の平板状電極部、1層のスパイラル電極部、としたり、1層のスパイラル電極部、1層のスパイラル電極部、1層の平板状電極部、1層のスパイラル電極部(電極部316D,314Dが1本のスパイラル電極を有する)とする等、他の構成としてもよい。また、アンテナ素子3Dの上下(Z軸方向)を逆に配置する構成としてもよい。
However, the
図16(c)に示すように、アンテナ素子3Eは、4層のスタック構造を有する。アンテナ素子3Eは、フィルムアンテナ部31Eと、基体部32Eと、を有する。フィルムアンテナ部31Eは、基体部32Eに貼り付けられている。フィルムアンテナ部31Eは、フィルム311Eと、電極部312Eと、接続部313Eと、電極部314Eと、接続部315Eと、電極部316Eと、接続部317Eと、電極部318Eと、を有する。導体の電極部312E、接続部313E、電極部314E、接続部315E、電極部316E、接続部317E及び電極部318Eが、絶縁体のフィルム311Eの上に形成されている。接続部315Eに、接続線4が接続される。
As shown in FIG. 16C, the
フィルムアンテナ部31Eは、基板2の平面に平行に、4層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、電極部314E,312E,318E,316Eの4層が配置されている。電極部314E,316Eは、基体部32Eの外周に貼り付けられ、電極部312E,318Eが、基体部32Eの内部(切り込み)に貼り付けられる。
The
電極部314E,312E,318E,316Eは、順に、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、1層の平板状電極部、1層のスパイラル電極部とする。しかし、電極部314E,312E,318E,316Eは、順に、1層のスパイラル電極部、1層の平板状電極部、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、としたり、1層のスパイラル電極部、2層の平板状電極部、1層のスパイラル電極部とする等、他の構成としてもよい。また、電極部314E,312E,318E,316Eは、順に、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、としてもよい。
The
図16(d)に示すように、アンテナ素子3Fは、5層のスタック構造を有する。アンテナ素子3Fは、フィルムアンテナ部31Fと、基体部32Fと、を有する。フィルムアンテナ部31Fは、基体部32Fに貼り付けられている。フィルムアンテナ部31Fは、フィルム311Fと、電極部312Fと、接続部313Fと、電極部314Fと、接続部315Fと、電極部316Fと、接続部317Fと、電極部318Fと、接続部319Fと、電極部320Fと、を有する。導体の電極部312F、接続部313F、電極部314F、接続部315F、電極部316F、接続部317F、電極部318F、接続部319F及び電極部320Fが、絶縁体のフィルム311Fの上に形成されている。接続部315Fに、接続線4が接続される。
As shown in FIG. 16D, the
フィルムアンテナ部31Fは、基板2の平面に平行に、5層の電極部が配置された構成を有する。具体的には、基板2側から順に、電極部314F,312F,318F,320F,316Fの4層が配置されている。電極部314F,316Fは、基体部32Fの外周に貼り付けられ、電極部312F,318F,320Fが、基体部32Fの内部(切り込み)に貼り付けられる。
The
電極部314F,312F,318F,320F,316Fは、順に、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、1層のスパイラル電極部、1層の平板状電極部、1層のスパイラル電極部(電極部318F,316Fが1本のスパイラル電極を有する)とする。しかし、電極部314F,312F,318F,320F,316Fは、順に、1本のスパイラル電極を有する2層のスパイラル電極部、1本のスパイラル電極を有する3層のスパイラル電極部とする等、他の構成としてもよい。また、アンテナ素子3Fの上下(Z軸方向)を逆に配置する構成としてもよい。
The
以上、本変形例によれば、スパイラルアンテナ100は、アンテナ素子3C,3D,3E又は3Fを備える。このため、アンテナ素子を2層以上の電極部により構成できる。アンテナ素子の電極部の層の数を増やすほど、アンテナ素子の大きさ(面積)をより小さくできる。また、1本のスパイラル電極を有する複数層のスパイラル電極部を、1つのスパイラル電極部として機能させることにより、アンテナ素子の大きさ(面積)をより小さくできる。また、アンテナ素子が複数層の平板状電極部を有する構成とできる。
As described above, according to this modification, the
(第3の変形例)
図18〜図21を参照して、上記実施の形態の第3の変形例を説明する。図18(a)に、筐体1の形状に対応したアンテナ素子3Gの斜視方向の構成を示す。図18(b)に、アンテナ素子3Gの側面の構成を示す。図19(a)に、側面にスパイラル電極部を有するアンテナ素子3Hの斜視方向の構成を示す。図19(b)に、アンテナ素子3Hの側面の構成を示す。図20(a)に、フィルムアンテナ部31Iのみからなるアンテナ素子3Iの斜視方向の構成を示す。図20(b)に、フィルムアンテナ部31Iのみからなるアンテナ素子3Iの側面の構成を示す。図21(a)に、アンテナ素子3Hが配置された筐体1を有する携帯電話機10Hの側面の構成を示す。図21(b)に、アンテナ素子3Iが横に配置された筐体1を有する携帯電話機10Iの側面の構成を示す。図21(c)に、アンテナ素子3Iが縦に配置された筐体1を有する携帯電話機10Iの側面の構成を示す。
(Third Modification)
With reference to FIGS. 18-21, the 3rd modification of the said embodiment is demonstrated. FIG. 18A shows a configuration in the perspective direction of the
本変形例のスパイラルアンテナの構成は、上記実施の形態のスパイラルアンテナ100のアンテナ素子3を、アンテナ素子3G,3H,3Iに替えた構成である。このため、異なる部分を主として説明する。
The configuration of the spiral antenna of this modification is a configuration in which the
図18(a)、(b)に示すように、本変形例の一例であるアンテナ素子3Gの上面の一辺は、カーブ形状である。これは、筐体1内のアンテナ素子3Gを配置するスペースがカーブ形状であるものとし、これに対応したものである。なお、図18(b)は、図18(a)の矢印方向からみたアンテナ素子3Gの側面図である。アンテナ素子3Gは、フィルムアンテナ部31Gと、基体部32Gと、を有する。フィルムアンテナ部31Gは、フィルム311Gと、スパイラル電極部312Gと、接続部313Gと、スパイラル電極部314Gと、を有する。導体のスパイラル電極部312G、接続部313G、スパイラル電極部314Gは、絶縁体のフィルム311Gの平面上に形成されている。接続部313Gに、接続線4が接続される。
As shown in FIGS. 18A and 18B, one side of the upper surface of the
フィルムアンテナ部31Gは、磁性誘電体の基体部32Gに貼り付けられている。スパイラル電極部312G及びスパイラル電極部314Gは、基体部32Gを間に介して対向している。フィルムアンテナ部31Gは、基板2側から順に、スパイラル電極部312G、スパイラル電極部314Gが配置されている。対向した状態でスパイラル電極部312G及びスパイラル電極部314Gの巻線方向は、同じ方向であることが好ましい。
The
図19(a)、(b)に示すように、本変形例の一例であるアンテナ素子3Hは、直方体の形状である。なお、図19(b)は、図19(a)の矢印方向からみたアンテナ素子3Hの側面図である。アンテナ素子3Hは、フィルムアンテナ部31Hと、基体部32Hと、を有する。フィルムアンテナ部31Hは、フィルム311Hと、スパイラル電極部312Hと、接続部313Hと、スパイラル電極部314Hと、を有する。導体のスパイラル電極部312H、接続部313H、スパイラル電極部314Hは、絶縁体のフィルム311Hの平面上に形成されている。接続部313Hに、接続線4が接続される。
As shown in FIGS. 19A and 19B, the
フィルムアンテナ部31Hは、磁性誘電体の基体部32Hに貼り付けられている。スパイラル電極部312H及びスパイラル電極部314Hは、基体部32Hを間に介して対向している。対向した状態でスパイラル電極部312H及びスパイラル電極部314Hの巻線方向は、同じ方向であることが好ましい。
The
図21(a)に示すように、アンテナ素子3Hは、携帯電話機10Hの筐体1の先端に配置される。アンテナ素子3Hにおいて、スパイラル電極部312H及びスパイラル電極部314Hは、XZ平面に平行な位置に配置されている。
As shown in FIG. 21A, the
図20(a)、(b)に示すように、本変形例の一例であるアンテナ素子3Iは、フィルム形状である。なお、図20(b)は、図20(a)の矢印方向からみたアンテナ素子3Iの側面図である。アンテナ素子3Iは、フィルムアンテナ部31Iのみを有する。フィルムアンテナ部31Iは、フィルム311Iと、スパイラル電極部312Iと、接続部313Iと、スパイラル電極部314Iと、を有する。導体のスパイラル電極部312I、接続部313I、スパイラル電極部314Iは、順に、絶縁体のフィルム311Iの下面、側面、上面に形成されている。接続部313Iに、接続線4が接続される。
As shown in FIGS. 20A and 20B, the antenna element 3I as an example of this modification has a film shape. FIG. 20B is a side view of the antenna element 3I viewed from the direction of the arrow in FIG. The antenna element 3I has only the film antenna part 31I. The film antenna unit 31I includes a
スパイラル電極部312I及びスパイラル電極部314Iは、フィルム311Iを間に介して対向している。対向した状態でスパイラル電極部312I及びスパイラル電極部314Iの巻線方向は、同じ方向であることが好ましい。
The spiral electrode portion 312I and the
図21(b)に示すように、アンテナ素子3Iは、携帯電話機10Iの筐体1の先端の上面に配置されている。具体的には、スパイラル電極部312I及びスパイラル電極部314Iが、筐体1の先端のXY平面に平行な位置に配置されている。また、図21(c)に示すように、アンテナ素子3Iは、携帯電話機10Iの筐体1の先端の側面に配置されている。具体的には、スパイラル電極部312I及びスパイラル電極部314Iが、筐体1の先端のXZ平面に平行な位置に配置されている。
As shown in FIG. 21 (b), the antenna element 3I is disposed on the upper surface of the tip of the
以上、本変形例によれば、スパイラルアンテナ100は、アンテナ素子3G,3H又は3Iを備える。このため、スパイラルアンテナ100(アンテナ素子)を筐体1の形状に対応する形状にすることができ、スパイラルアンテナ100を筐体1に容易に内蔵できる。
As described above, according to this modification, the
なお、上記実施の形態及び各変形例における記述は、本発明に係るスパイラルアンテナの一例であり、これに限定されるものではない。 Note that the description in the above embodiment and each modification is an example of the spiral antenna according to the present invention, and the present invention is not limited to this.
例えば、上記実施の形態及び各変形例のスパイラルアンテナの構成の少なくとも2つを適宜組み合わせることとしてもよい。 For example, it is possible to appropriately combine at least two of the configurations of the spiral antennas of the above embodiment and each modification.
また、上記実施の形態、各変形例のスパイラルアンテナの構成は、スパイラル電極部(及び平板電極部)をフィルム上に形成したフィルムアンテナ部とし、フィルムアンテナ部を基体部に貼り付ける構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、基体部の表面に電極部のパターンを印刷したスパイラルアンテナの構造としてもよい。また、電極部のパターンが印刷された基体部の2つ以上を接続したスパイラルアンテナの構造としてもよい。さらに、基体部の磁性誘電体(又は誘電体、磁性体)の層と、電極部の層と、を適宜積層したスパイラルアンテナの構造としてもよい。 In addition, the configuration of the spiral antenna of the above-described embodiment and each modified example is a configuration in which the spiral electrode portion (and the plate electrode portion) is a film antenna portion formed on a film, and the film antenna portion is attached to the base portion. However, the present invention is not limited to this. For example, a structure of a spiral antenna in which a pattern of an electrode part is printed on the surface of the base part may be used. Moreover, it is good also as a structure of the spiral antenna which connected two or more of the base | substrate parts on which the pattern of the electrode part was printed. Furthermore, a spiral antenna structure in which a magnetic dielectric layer (or dielectric or magnetic body) layer of the base portion and an electrode portion layer are appropriately stacked may be employed.
また、上記実施の形態、各変形例のスパイラルアンテナは、VHF帯のマルチメディア放送の受信アンテナであるものとしたが、これに限定されるものではない。他の通信方式の低い周波数帯の電波を受信する受信アンテナとしてもよい。 In addition, the spiral antennas of the above-described embodiments and modifications are assumed to be VHF band multimedia broadcast receiving antennas, but are not limited thereto. It is good also as a receiving antenna which receives the electromagnetic wave of the low frequency band of another communication system.
また、上記実施の形態、各変形例のスパイラルアンテナを内蔵する携帯機器は、携帯電話機であるものとしたが、これに限定されるものではない。スパイラルアンテナを内蔵する携帯機器は、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)端末、ネットブック等、他の携帯機器としてもよい。 Moreover, although the portable device incorporating the spiral antenna of the above embodiment and each modification is assumed to be a cellular phone, it is not limited to this. The portable device incorporating the spiral antenna may be another portable device such as a PDA (Personal Digital Assistant), a PHS (Personal Handyphone System) terminal, or a netbook.
その他、上記実施の形態、各変形例におけるスパイラルアンテナの細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。 In addition, the detailed configuration and detailed operation of the spiral antenna in the above-described embodiments and modifications can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
10,10H,10I 携帯電話機
100 スパイラルアンテナ
1 筐体
2 基板
3,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3I アンテナ素子
31,31B,31Ba,31C,31D,31Da,31Db,31E,31F,31G,31H,31I フィルムアンテナ部
311,311B,311C,311D,311E,311F,311G,311H,311I フィルム
312,314,312B,314B,312Ba,314Ba,312G,314G,312H,314H,312I,314I スパイラル電極部
313,315,313B,313C,315C,313D,315D,317D,317Da,315Db,313E,315E,317E,313F,315F,317F,319F,313G,313H,313I 接続部
316 平板状電極部
312C,314C,316C,312D,314D,316D,318D,312E,314E,316E,318E,312F,314F,316F,318F,320F 電極部
32,32B,32C,32D,32E,32F,32G,32H 基体部
4 接続線
5,5A 整合回路
51 ポート
52 スイッチ
53 コンデンサ
54 インダクタ
55 バリギャップダイオード
56,59,60 インダクタ
57,58 コンデンサ
61 +端子
62 −端子
6 グランド部
P 給電点
10, 10H,
Claims (10)
前記第1及び第2のスパイラル電極部が形成されている絶縁体のフィルムを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパイラルアンテナ。 The antenna element is
The spiral antenna according to claim 1 or 2, further comprising an insulating film on which the first and second spiral electrode portions are formed.
前記第1及び第2のスパイラル電極部を支持する誘電体、磁性体又は磁性誘電体の基体部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナ。 The antenna element is
4. The spiral antenna according to claim 1, further comprising a dielectric body, a magnetic body, or a base body portion of a magnetic dielectric material that supports the first and second spiral electrode portions. 5.
前記第1及び第2のスパイラル電極部に対向して配置された平板状電極部を備え、
前記第1及び第2のスパイラル電極部における給電点からの接続線との接続位置から電極の先端までの長さが同じであり、
前記第1及び第2のスパイラル電極部から前記平板状電極部までの間の前記基体部の誘電率及び透磁率の少なくとも一つがそれぞれ異なることを特徴とする請求項4に記載のスパイラルアンテナ。 The antenna element is
A flat electrode portion disposed opposite to the first and second spiral electrode portions;
The length from the connection position with the connection line from the feeding point in the first and second spiral electrode portions to the tip of the electrode is the same,
5. The spiral antenna according to claim 4, wherein at least one of a dielectric constant and a magnetic permeability of the base portion between the first and second spiral electrode portions and the flat electrode portion is different.
前記第1及び第2のスパイラル電極部に対向して配置された平板状電極部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のスパイラルアンテナ。 The antenna element is
The spiral antenna according to any one of claims 1 to 4, further comprising a plate-like electrode portion arranged to face the first and second spiral electrode portions.
前記第1及び第2のスパイラル電極部から前記平板状電極部までの長さがそれぞれ異なることを特徴とする請求項6又は7に記載のスパイラルアンテナ。 The length from the connection position with the connection line from the feeding point in the first and second spiral electrode portions to the tip of the electrode is the same,
The spiral antenna according to claim 6 or 7, wherein lengths from the first and second spiral electrode portions to the flat electrode portion are different from each other.
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---|---|---|---|
JP2010143262A JP2012010045A (en) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | Spiral antenna |
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JP2010143262A JP2012010045A (en) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | Spiral antenna |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015524162A (en) * | 2012-05-10 | 2015-08-20 | イーエムダブリュ カンパニー リミテッド | Magnetic sheet, magnetic sheet manufacturing method, and antenna including magnetic sheet |
CN110659715A (en) * | 2019-11-01 | 2020-01-07 | 嘉兴微感电子科技有限公司 | UHF helical antenna dielectric label |
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2010
- 2010-06-24 JP JP2010143262A patent/JP2012010045A/en active Pending
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