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JP2012097566A - 樹脂製インテークマニホールド - Google Patents

樹脂製インテークマニホールド Download PDF

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Abstract

【課題】二次添加ガス注入口が、サージタンクの側方からの二次添加用ガス配管を接続できるようにして、しかも、サージタンクから分岐する複数の出口管を通じて二次添加ガスをより均等に各気筒に放出し空燃比の均等化が図れるようにする。
【解決手段】スロットルボディ20が接続される入り口1から吸気が供給されるサージタンク2と、このサージタンク2からエンジン側となる前方に延び出した複数の出口管3とを備え、サージタンク2を設けた二次添加ガス注入口4を、サージタンク2の背部壁2aに沿って側方へ突出させる構成にすることにより、上記の課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットルボディが接続される入り口から吸気が供給されるサージタンクと、このサージタンクからエンジン側に延び出した複数の出口管とを備え、燃料タンクでの蒸発燃料のほか、燃料を含んで還流対象となるEGRガス、ブローバイガスなどの二次添加ガスをエンジンの吸気側に放出して燃焼させパージ(purge)などするための二次添加用ガス配管を接続する二次添加ガス注入口を設けたインテークマニホールドに関する。
このような二次添加用ガス配管構造は、下記の特許文献1、2に蒸発燃料配管構造として開示されている。吸気側に返す二次添加ガスには、さまざまな目的があるが、エンジンの気筒数が複数の場合、各気筒毎に同じ比率で分配することが必要となる。これは各気筒毎に空燃比を均一にしなければ、エンジン効率としてロスが生じ、結果として燃費の低下や部品の損傷に繋がるからである。
これらの二次添加ガスを各気筒に均一に分配する方法としては、インテークマニホールド中にこれらのガスを拡散させ、吸気に均一に混合する方法が一般的である。特に、吸気の流れを均一化するために設けられたサージタンクは二次添加ガスを拡散させる空間として多用されている。
特許文献1には、円筒の側面から円筒の軸に沿って一列に各気筒への吸気の出口管が設けられたサージタンクにパージパイプを配置させる際に、配置の自由度を確保するため、サージタンク内にパージパイプをロウ付けして固定する方法が開示されている。
一方、特許文献2には、サージタンクの上部に複数の出口管が延び出したタイプのインテークマニホールドが開示されている。特許文献2のインテークマニホールドでは、蒸発燃料、EGRガス、ブローバイガスの少なくとも1つを還流対象とした二次添加のガス導入管を、サージタンクの出口管の延び出し口と反対側となる背部壁の下部で出口管の延び出し口配列域の中央に設けている。またこのガス導入管は、サージタンクの外部にガス導入管の配管接続口が突出するのと同時に、サージタンク内部の空間にもガス導入管の導入口を突出させ、二次添加ガス導入口をサージタンクの吸気導入口の開口縁に対応する位置まで延ばしている。これにより、導入した二次添加用ガスをサージタンク内にいち早く拡散させて各気筒への放出量、空燃比を均一化できるようにしている。
特開平11−210573号公報 特開2006−207469号公報
しかし、特許文献1のインテークマニホールドの構成では、サージタンクの蒸発燃料導入口から、サージタンクの各出口管の延び出し口までの距離がそれぞれにおいて異なっている。
このため、サージタンク内にその一側の二次添加ガス導入口から導入された二次添加ガスは、入口に近い側の出口管から遠い側の出口管まで距離に応じて希薄になり、各気筒の二次添加ガスの配分効率が悪く、空燃比が異なるという課題を有する。また、サージタンク内にロウ付けするため、コスト的にも高価になる。なお、特許文献1ではパージパイプについての記載であるが、吸気に混入させる二次添加ガスという観点からは、EGRガスやブローバイガスを還流させる場合についても同じことがいえる。
また、特許文献2に記載の二次添加用ガス配管は、サージタンクの中央付近の空間に向けて開口を設けているので、各気筒への空燃比の均一化という観点からは、好ましい構成と言える。しかし、二次添加用ガス配管をサージタンクの背部側から引き回して、サージタンク背部壁に直角に接続しているため嵩張るという課題を有する。なおここで「背部壁」とは出口管に対向する側の壁をいう。また、ガス導入管がサージタンク内に突出していてサージタンク内での吸気の流れを乱しやすく、その突出位置や突出状態に制限を受ける。さらに、エンジンを車体に対して横置き(クランク軸が車両進行方向に対して略直角方向)にした際には、車両衝突時に二次添加用ガス配管が他の部品に突き刺さる可能性がある。これはガス漏れを引き起こすことにもつながる。
本発明は、このような問題に鑑み、二次添加用パイプが、サージタンクの側方からの二次添加用ガス配管を接続できるようにしながら、サージタンクから分岐する複数の出口管を通じて二次添加ガスを、より均等に各気筒に放出し空燃比の均等化が図れるインテークマニホールドを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のインテークマニホールドは、上方に配置されたスロットルボディに接続される入り口と、底部に各気筒への出口管の延び出し口を有するサージタンクと、前記延び出し口を介して前記サージタンクに接続され、前記サージタンクの底部から延び出して前記サージタンクに対向するように立ち上がる出口管を有する樹脂製インテークマニホールドであって、
前記サージタンクの背部壁に沿って、前記サージタンク側方へ突出させた二次添加ガス注入口を有することを特徴とする。
このような構成では、二次添加ガス注入口がサージタンクから側方に突出しているので、二次添加用ガス配管をサージタンクの側方から接続できる。また、二次添加ガス注入口の突出がサージタンクの背部壁に沿った突出であることにより、二次添加用ガス配管の嵩が減る。また、サージタンク内には、突出する部分を有さないので、サージタンク内の吸気の流れを乱すこともない。
しかも、サージタンクは上方にスロットルボディが接続され、各気筒への出口管がサージタンク底部に形成された出口管延び出し口からサージタンクに対向するように立ち上がる構成なので、吸気はサージタンクの上方からサージタンクの底部に流れ、底部から上方に分岐して流れる。したがって、サージタンクの背部壁(出口管が立ち上がるのと反対側の壁)に、各気筒への空燃比を均一にできるような二次添加ガス注入口の位置を確保することができる。
上記において、さらに、二次添加ガス注入口は、サージタンクの内部で各出口管の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に、二次添加ガス導入口を有するものである。
このような構成では、さらに、二次添加ガス注入口は、サージタンク内の背部壁の各出口管の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に二次添加ガス導入口を設けることができる。これにより、吸気が各出力口に分岐する手前であって、しかも各出力口とほぼ等距離になる位置で二次添加ガスを吸気に混入させることができる。
本発明のインテークマニホールドによれば、二次添加ガス注入口自体と、それに接続した二次添加用ガス配管の引き回しが、インテークマニホールドの周辺空間において、嵩張らない構成とすることができる。
併せて、二次添加ガス注入口がサージタンク背部壁に沿った側方へ突出するので、サージタンク内の二次添加ガス導入口は、サージタンクの背部壁にそって開口し、サージタンク内の空間に突出する開口はなく、サージタンク内の吸気の流れが乱れることがない。また、サージタンク内に突出したガス導入口がないので、車両衝突時にどこかに突き刺さるというおそれもない。
また、本発明のインテークマニホールドの構成では、吸気がサージタンクの上方からサージタンクの底部に流れ、底部から上方に分岐して流れる。したがって、サージタンクの背部壁(出口管が立ち上がるのと反対側の壁)に、各気筒への空燃比を均一にできるような二次添加ガス注入口の位置を確保することができる。
特に、二次添加ガス注入口をサージタンクの背部壁において、出口管の延び出し口の配列領域のほぼ中央とすれば、吸気が各出力口に分岐する手前であって、しかも各出力口とほぼ等距離になる位置で二次添加ガスを吸気に混入させることができる。この結果、各気筒での空燃比を均一できる。なお、上記に加えて、二次添加ガス注入口をできるだけサージタンク上方のスロットルボディに近い位置であれば、二次添加ガスはより早くサージタンク内に拡散するので、空燃比の均一化という観点で、より有効な効果を得る事ができる。
さらに、以上のような作用および効果を得る事のできるインテークマニホールドを樹脂で形成し、なおかつたった2分割された部材で形成するため、量産性に優れコスト低減に大きく寄与する。
本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドの1つの例をアッパー部材とロア部材に分離して示す斜視図。 同インテークマニホールドの断面図。 同インテークマニホールドのサージタンクにおける二次添加用パイプ突出部の横断面図。
本実施の形態に係るインテークマニホールドの具体例について、図1〜図3を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、本実施の形態は本発明の一形態の例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形を許すものである。
図1、図2に示す本実施の形態のインテークマニホールド100は、図1に示すように、アッパー部材11およびロア部材12の二分割にされた樹脂製部材によって構成される。そして、図2に示すようにスロットルボディ20が接続される入り口1から吸気が供給されるサージタンク2と、このサージタンク2の底部からエンジン側に延び出した複数の出口管3とを備えている。なお、サージタンク2の底部と出口管3との間を出口管3の延び出し口3a(若しくは単に「延び出し口3a」)と呼ぶ。
また、サージタンク2には二次添加ガス注入口4が設けられている。この二次添加ガス注入口4には、図示しない燃料タンクでの蒸発燃料やEGRガス、ブローバイガスなどのうち、少なくとも1つを還流対象の二次添加ガスとして、配給する二次添加用ガス配管(図示せず)が接続される。
インテークマニホールド100は、上方にスロットルボディ20が直接接続される入り口1が形成される。入り口1はサージタンク2の入り口でもある。したがって、入り口1からは連続してサージタンク2が続く。サージタンク2は、上下に向かって縦長形状部分を有し、底部には、各気筒への出口管3の延び出し口3aが形成されている。サージタンク2の底部において、延び出し口3aが並んだ部分を延び出し口配列域と呼ぶ。図1においては延び出し口3aが3気筒分横一列に並んで形成されている。延び出し口配列域とは、これら3つの延び出し口が配列された領域をいう。なお本明細書ではサージタンク2について吸気上流側を「上」、下流側を「下」と呼ぶが便宜的な呼び方であり、重力方向の上下に限定されるものではない。
サージタンク2の入り口1は、延び出し口配列域と同程度の幅を有しなくてもよい。したがって、サージタンク2は、入り口1から縦長形状部分を経て幅広の延び出し口配列域へと連続的に広がる形状となる。なお、吸気の流れを制御するために、縦長形状部分は、上から下に向かって断面積が変化してもよい。図2では、入り口1から下方に向かって、縦長形状部分の断面積が絞られているが、もちろん、設計によって広がる形状にしてもよい。
サージタンク2の底部に形成された延び出し口3aから各気筒に向かって出口管3が形成される。出口管3は、サージタンク2の底部からサージタンク2と対向するように立ち上がる。そして、入り口1と略同一の位置で、入り口1と反対側に曲がり、エンジン側と接続するための接続フランジ3cが形成される。接続フランジ3cには、出口3bが開口している。すなわち、出口管3の立ち上がり方向にエンジンが配置される。
このように、本発明のインテークマニホールド100は、サージタンク2の底部から出口管3がサージタンク2と対向するように立ち上がるV字若しくはU字形状をしているので、スロットルボディ20からエンジンまでの間で、吸気の流れを整形するための流路長を確保し、なおかつ前後長を短くしてコンパクト化している。
また、サージタンク2と出口管3との間には、インテークマニホールド100全体の強度を確保するために、縦向きリブ32や横向きリブ31が断面T字になるように形成されている。
二次添加ガス注入口4は、サージタンク2の背部壁2aにインテークマニホールド100の側面に突出するように形成されている。ここで、サージタンク2の背部壁2aとは、サージタンク2において、出口管3の立ち上がりとは逆側面を言う。また、二次添加ガス注入口は1つである必要はなく、複数あってもよい。例えば、符号13、14も二次添加ガス注入口である。例えば、符号13をブレーキパイプとするならば、符号14はブローバイガスの注入口とする等である。
図3に二次添加ガス注入口4の平面断面を示す。二次添加ガス注入口4は突出基部4aでサージタンク2の背部壁2aと一体となる。そして、サージタンク2の内部に内向き膨出部2eを形成する。内向き膨出部2eには、二次添加ガス導入口5が開口させられる。したがって、二次添加ガス注入口4から二次添加ガス導入口5まで貫通孔が形成されている。言い換えると、二次添加ガス導入口5はサージタンク2の内壁面に沿って形成されている。なお、後述するが、内向き膨出部2eは、二次添加ガス導入口5をサージタンク2の内壁の所定の位置で開口させるために設ける部分である。
このように、本発明のインテークマニホールド100は、樹脂成形された2つの部材で形成するため、型成形が可能な形状でなければならず、サージタンク2の側面側に突出形成された二次添加ガス注入口4は、サージタンク2の内部に突出口を形成しない構成になっている。
この時、二次添加ガス導入口5は、背部壁2aであって、各出口管3の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に開口する。ここで、「背部壁2aであって、各出口管3の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置」とは、サージタンク2の背部壁2aの内面であって、延び出し口領域のほぼ中央を臨める位置をいい、背部壁2aの中央を意味するものではない。また、二次添加ガス導入口5は、サージタンク2の内部で各出口管3の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に開口していると言ってもよい。さらに、「延び出し口配列域のほぼ中央」は、各気筒の空燃比が均一になる位置を含むものである。
次に、本発明のインテークマニホールド100における二次添加ガス注入口4の働きについて説明する。図示しないエアクリーナからの吸気は、スロットルボディ20に導入される。スロットルボディ20では、アクセルの開閉に応じてスロットルバルブ20aが回動し、スロットルボディ20を通過する吸気量を調節する。スロットルボディ20を通過した吸気は、サージタンク2に導入される。
サージタンク2は、各気筒への出口管3に分岐する前に設けられた空間であり、吸気を吸引するタイミングがそれぞれ異なる各気筒へ、吸気を常に一定の状態にするバッファ空間から吸気を供給する。サージタンク2に延び出し口3aを介して接続されている出口管3は、各気筒の吸気ポートに繋がる。サージタンク2内の吸気は、エンジンのシリンダ内の負圧によって出口管3内を流れ、各気筒に送られる。この時、出口管3内を流れる間に吸気は整流される。
一方、二次添加ガスは、例えばパージガスはキャニスタから、またブローバイガスはクランク室から、またEGRガスは、エキゾーストマニホールドから、配管やパイプ等の手段でインテークマニホールド100に送られてくる。
これらの二次添加ガスの配管は、二次添加ガス注入口4に接続される。この時、二次添加ガス注入口4はインテークマニホールド100のサージタンク2の背部壁2aに側面方向に突出するように形成されているので、二次添加ガスの配管が接続しやすい。
また、二次添加ガスの配管は、インテークマニホールド100やサージタンク2の側面に沿って取り回すことができる。したがって、配管がインテークマニホールド100やサージタンク2の背部壁2aに対して直角にアプローチする場合と比較して、嵩高くならない。
また、二次添加ガス注入口4は、言い換えると、サージタンク2の背部壁2aに側面側から挿入される形で形成されているので、各気筒への出口管3が配置されている側に設ける場合より配置の位置の自由度が高い。
また、二次添加ガス注入口4が、サージタンク2の背部壁2aに側面側から挿入された形であり、本発明のインテークマニホールド100がアッパー部材11およびロア部材12の2つの樹脂成形部材からなるため、サージタンク2内には、内側に突出した出口を形成しない。二次添加ガス注入口4のサージタンク2内の出口は、二次添加ガス導入口5であり、サージタンク2の内壁に沿った形状で開口している。したがって、サージタンク2内の吸気の流れを乱すことがない。
二次添加ガスは、このような二次添加ガス注入口4からサージタンク2内の二次添加ガス導入口5を通って、サージタンク2内に導入される。二次添加ガス導入口5は、サージタンク2内の底部に設けられた延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に設けられているので、二次添加ガスは、上方からの吸気と混ぜ合わされ、どの出口管3に対しても、ほぼ同じ距離の移動で到達することができる。結果、各気筒の空燃比を均一にすることができる。
なお、この時、二次添加ガス導入口5がサージタンク2の入り口1に近いほど、吸気との混合が早い段階で行われるので、各気筒の空燃比を均一にするという観点からは好ましい。
また、このような形態のインテークマニホールド100は、図1、図2に示すようにサージタンク2の底部と各出口管3の延び出し口3aから出口3bまでとを、図2に示す割線6で上下に2分割することにより、2分割したアッパー部材11およびロア部材12の双方を型成形しやすくなる。アッパー部材11はロア部材12に比し形態が複雑になるが、図1に矢印で示すように概ね左右に開く成形型と、上下に開く成形型とによって型成形することができる。
このような型成形において、サージタンク2の側方に突出して設ける二次添加ガス注入口4は、左右の型の開き方向に向いて開口しているので、左右に開く型による成形によって容易に型成形される。このことは、サージタンク2の二次添加ガス注入口4とは反対の側に突出させた二次添加ガス注入口13、14についても同様である。
また、二次添加ガス注入口4の突出基部4aがサージタンク2内に開口させる二次添加ガス導入口5は、上下に開かれる型によって成形されるサージタンク2内面に開口させるだけでよい。しかし、それでは、二次添加ガス注入口4の突出基部4aがなす二次添加ガス導入口5は、図3に示す外に凸の丸みが付いた形態をしている背部壁2aに対して、破線で示す内面に沿って楕円形に開口することになるので、各出口管3の延び出し口3aの配列域に対して大きく片寄る。
そこで、図示例では、図2、図3に示すように、サージタンク2の背部壁2aの内面に、二次添加ガス注入口4の突出方向と反対側に縦に走る段差2bを設け、上下に開かれる型による型成形を損なわない程度の内向き膨出部2eを、入り口1下で背部へ張り出した肩部2c内面から下に延びるように形成する。そして、この縦に走る段差2bの下部に二次添加ガス注入口4の突出基部4aに対応した二次添加ガス導入口5を開口させている。
これにより、各出口管3の延び出し口3aの配列方向における好適な位置に配置させられ、延び出し口3aの配列域のほぼ中央、図示例では、特に、二次添加ガス注入口4の突出側から見て、ほぼ中央の若干手前位置に開口を設けている。
内向き膨出部2eは、図示例の場合、前記肩部2cからサージタンク背部壁2aの内面を二次添加ガス導入口5を開口させる位置まで延びるように設け、その延び終わり位置にて下向きで左右方向に走る段差2bを形成している。この構成により、サージタンク2の内面の上下に開く型により型成形ができるようにしている。
なお、本実施の形態のインテークマニホールド100は、その材質を特に問うものではないが、図示例では樹脂製としてある。具体的には、PA6GF30(ポリアミド6+ガラス30%入り)を採用している。これにより、必要な強度、耐熱性が得られる。しかし、本実施の形態のインテークマニホールド100は、サージタンク2に対し出口管3が底部前方に延び出した後立ち上がってサージタンク2と極く直近で対向し合うコンパクトな形態で、できるだけ軽量化する関係から、振動したり損傷しやすい面がある。
そこで、図1に示すように、入り口1部と各出口管3とを繋ぐ横方向に延びた横向きリブ31と、これら横向きリブ31のほぼ左右方向中央位置から下方に延びてサージタンク2と各出口管3の配列域との中央部間を繋ぐ縦向きリブ32とを設けて補強している。また、これら横向きリブ31、縦向きリブ32を形成する型内通路は、サージタンク2の背部壁2aの下端側を樹脂注入口としてインジェクション成形するのに、サージタンク2側から各出口管3側への樹脂流れを促進する樹脂流れ通路となり、ボリュームの大きな出口3bの接続フランジ3cへの樹脂流れがよくなる。
二次添加ガス注入口4のサージタンク2の外面からの突出境界部には、二次添加ガス注入口4に接続される二次添加用ガス配管から伝達される振動による応力が集中して、破損しやすい。これに対応するのに、図1に示すように二次添加ガス注入口4のサージタンク2の外面からの突出する突出基部4aまわりには前記集中応力を分散させる軸線方向のリブ34を一体形成している。このような構成は他の二次添加ガス注入口13や14に対しても同様に行うのが好適である。二次添加ガス注入口4はサージタンク2の背部壁2aに沿って突出している関係から、リブ34は背部壁2aに沿って一体成形された上下側のものと、前部側でサージタンク2側面から立ち上がる前部側のものとの3か所に設け、二次添加ガス注入口4の背部側は、上下側のリブ34と背部壁2aに補強されることから省略してある。
特に、ボリュームの大きな接続フランジ3cへの樹脂流れ上、入り口1に形成する接続フランジ1aのボリュームは、横向きリブ31上で接続フランジ1aで中継して各出口管3の接続フランジ3c近くに放射線状に延びて双方を繋げる梁状リブ31aを通じた接続フランジ3cへの樹脂流れを促進するのに好適である。また、横向きリブ31、縦向きリブ32の双方がサージタンク2側から出口管3までの途中に窓等の開口、途切れ部がないことも、サージタンク2側から出口管3側への樹脂流れを促進するのに役立っている。また、ロア部材12の側にも各出口管3の出口3b側間を連結する補強リブ33を形成してある。
本発明は、二次添加用ガス配管を接続するのに便利なように二次添加ガス注入口をサージタンクから突出させるのに、車体の前後方向に嵩張らない向きに設定して、しかも、二次添加ガスの各出口管を通じた各気筒への放出量、空燃比を均等化するのに実用される。
1 入り口
2 サージタンク
2a 背部壁
2e 内向き膨出部
3 出口管
3a 延び出し口
3b 出口
4 二次添加ガス注入口
4a 突出基部
5 二次添加ガス導入口
20 スロットルボディ
100 インテークマニホールド

Claims (2)

  1. 上方に配置されたスロットルボディに接続される入り口と、底部に各気筒への出口管の延び出し口を有するサージタンクと、前記延び出し口を介して前記サージタンクに接続され、前記サージタンクの底部から延び出して前記サージタンクに対向するように立ち上がる出口管を有する樹脂製インテークマニホールドであって、
    前記サージタンクの背部壁に沿って、前記サージタンク側方へ突出させた二次添加ガス注入口を有することを特徴とする樹脂製インテークマニホールド。
  2. 前記二次添加ガス注入口は、前記サージタンクの内部で前記各出口管の延び出し口配列域のほぼ中央に対応する位置に、二次添加ガス導入口を有する請求項1に記載の樹脂製インテークマニホールド。
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