JP2012091830A - ボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底部14の底壁部19が、外周縁部に位置する接地部18と、接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部21と、立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部22と、可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部23と、を備え、立ち上がり周壁部の上端部と、可動壁部のボトル径方向の外端部と、の接続部分には、可動壁部の表面形状に倣ってボトル径方向の外側に延長させた仮想線Lに対して上方に窪む環状凹溝25が形成され、可動壁部が、陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、環状凹溝を中心に回動自在に配設されているボトル1を提供する。
【選択図】図3
Description
(1)本発明に係るボトルは、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、底部の底壁部が、外周縁部に位置する接地部と、該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、前記立ち上がり周壁部の上端部と、前記可動壁部のボトル径方向の外端部と、の接続部分には、可動壁部の表面形状に倣ってボトル径方向の外側に延長させた仮想線に対して上方に窪む環状凹溝が形成され、前記可動壁部が、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記環状凹溝を中心に回動自在に配設されていることを特徴とする。
本実施形態に係るボトル1は、図1から図3に示すように、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これらがそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態でこの順に連設された概略構成とされている。
なお、ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームがブロー成形されて形成され、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、図示されないキャップが螺着される。更に、口部11、肩部12、胴部13及び底部14は、それぞれボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状とされている。
胴部13は筒状に形成されていると共に、ボトル軸O方向の両端部同士の間がこれら両端部より小径に形成されている。この胴部13には、ボトル軸O方向に間隔を開けて複数の第2環状凹溝15が形成されている。図示の例では、ボトル軸O方向に等間隔を開けて第2環状凹溝15が4つ形成されている。各第2環状凹溝15は、胴部13の全周に亘って連続して形成された溝部とされている。
底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞し、且つ外周縁部が接地部18とされた底壁部19と、を備えるカップ状に形成されている。
可動壁部22は、下方に向けて突の曲面状に形成されると共に、ボトル径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。また、この可動壁部22のボトル径方向の外端部と、立ち上がり周壁部21の上端部と、の接続部分には、上方に向けて突に湾曲した環状凹溝25が形成されている。そして、可動壁部22は、陥没周壁部23を上方に向けて移動させるように、この環状凹溝25を中心に回動自在とされている。
上記環状凹溝25は、可動壁部22の表面形状に倣ってボトル径方向の外側に延長させた仮想線Lよりも上方に位置し、該位置で全周に亘って連続的に上方に窪むように形成されている。
なお、可動壁部22が複数の曲線や直線、またはそれらの組合せで構成されている場合には、前記環状凹溝25に隣接する部分の表面形状に倣って延長された線を上記仮想線Lとする。
なお、図示の例では、リブ40は上方に向けて曲面状に窪んだ複数の凹部40aがボトル径方向に沿って断続的に、且つ直線状に延在することで構成されている。これにより、リブ40は、ボトル径方向に沿う縦断面視形状が波形状に形成されている。
なお、各リブ40において、複数の凹部40aのうち、最もボトル径方向の外側に位置する凹部40aが環状凹溝25にボトル径方向の内側から近接し、最もボトル径方向の内側に位置する凹部40aが陥没周壁部23にボトル径方向の外側から近接している。
上筒部23bには、ボトル径方向の内側に向けて張り出す張出部23dが形成されている。この張出部23dは、上筒部23bの上端部を除くボトル軸O方向のほぼ全長に亘って形成されており、図2に示すようにボトル周方向に複数連ねられて形成されている。
なお図示の例では、ボトル周方向に隣り合う張出部23d同士は、ボトル周方向に間隔を開けて配置されている。
なお、図示の例では、多角形状が略正三角形状の場合を例に挙げているが、この場合に限定されるものではない。
特に、立ち上がり周壁部21と可動壁部22との接続部分には上記仮想線Lに対して上方に窪む環状凹溝25が形成され、この環状凹溝25を中心に可動壁部22を回動させるので、可動壁部22の外端部に柔軟性を具備させて高いヒンジ効果を期待でき、可動壁部22をボトル1内の内圧変化に感度良く追従させながら柔軟に変形させることができる。従って、ボトル1内の減圧吸収性能を向上させることができる。
また、立ち上がり周壁部21は、例えばボトル軸O方向に沿って平行に延在させる等、適宜変更しても良い。また、可動壁部22は、例えばボトル径方向に沿って平行に突出させたり、上方に傾斜させたり等、適宜変更しても良い。さらにまた、可動壁部22は、例えば平面状若しくは上方に向けて窪む凹曲面状に形成する等、適宜変更しても良い。
また、上記実施形態では、ボトル周方向に隣り合う張出部23d同士がボトル周方向に間隔を開けて配置されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば張出部23d同士がボトル周方向に間隔を開けずに配置され、互いに直接連結されていても良い。この場合、上筒部23bのうち、張出部23dが配設された部分における横断面視形状が円形状となっていても良く、上筒部23bの横断面視形状がボトル軸O方向の全長に亘って円形状となっていても良い。
また、張出部23dは必須ではなく具備しなくとも良い。更に、陥没周壁部23は、2段筒状に形成されているものとしたが、3段以上の筒状に形成されていても、多段状に形成されていなくても良い。
O…ボトル軸
1…ボトル
13…胴部
14…底部
18…接地部
19…底部の底壁部
21…立ち上がり周壁部
22…可動壁部
23…陥没周壁部
25…環状凹溝
Claims (1)
- 合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、
底部の底壁部は、
外周縁部に位置する接地部と、
該接地部にボトル径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
該立ち上がり周壁部の上端部からボトル径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、
該可動壁部のボトル径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
前記立ち上がり周壁部の上端部と、前記可動壁部のボトル径方向の外端部と、の接続部分には、可動壁部の表面形状に倣ってボトル径方向の外側に延長させた仮想線に対して上方に窪む環状凹溝が形成され、
前記可動壁部は、前記陥没周壁部を上方に向けて移動させるように、前記環状凹溝を中心に回動自在に配設されていることを特徴とするボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010240948A JP5645604B2 (ja) | 2010-10-27 | 2010-10-27 | ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010240948A JP5645604B2 (ja) | 2010-10-27 | 2010-10-27 | ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012091830A true JP2012091830A (ja) | 2012-05-17 |
JP5645604B2 JP5645604B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=46385680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010240948A Active JP5645604B2 (ja) | 2010-10-27 | 2010-10-27 | ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5645604B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014088210A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ボトル |
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JP2007269392A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製壜体 |
JP2009154943A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Hokkai Can Co Ltd | 合成樹脂製ボトル |
WO2010056517A1 (en) * | 2008-11-17 | 2010-05-20 | Amcor Limited | Container base structure responsive to vacuum related forces |
-
2010
- 2010-10-27 JP JP2010240948A patent/JP5645604B2/ja active Active
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5645604B2 (ja) | 2014-12-24 |
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