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JP2012074573A - 太陽電池パネルおよび太陽電池パネルを搭載した人工衛星 - Google Patents

太陽電池パネルおよび太陽電池パネルを搭載した人工衛星 Download PDF

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JP2012074573A JP2010218876A JP2010218876A JP2012074573A JP 2012074573 A JP2012074573 A JP 2012074573A JP 2010218876 A JP2010218876 A JP 2010218876A JP 2010218876 A JP2010218876 A JP 2010218876A JP 2012074573 A JP2012074573 A JP 2012074573A
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Abstract

【課題】 人工衛星や宇宙船の高性能化に伴い大電力の供給が可能な太陽電池パネルが必要となり、これに伴って太陽電池パネルの出力電圧も高くする必要がある。太陽電池パネルの出力電圧が高くなると、太陽電池間の電位差が大きくなるために、太陽電池の発生電力をエネルギー源とした放電が太陽電池間で発生しやすくなる。従来の太陽電池パネルでは太陽電池間の距離を抑制するか、太陽電池間を絶縁物で遮蔽することで太陽電池間の放電を抑制していたため、実装効率が低くなり出力電圧が低下する、あるいは太陽電池パネルの質量が増大という課題があった。
【解決手段】 太陽電池を発生電圧が許容できる電位差以下となるように分割して配置し、各々の太陽電池を斜め方向に順に接続することにより、太陽電池パネル上のどの太陽電池間の電位差も許容できる値以下とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は人工衛星や飛行船等で用いられる太陽電池パネルに関し、特に、高出力電圧であって太陽電池間の放電を抑制可能な太陽電池の配列構造を有する太陽電池パネルに関するものである。
近年、人工衛星や宇宙船の高性能化に伴い大電力の供給が可能な太陽電池パネルが必要となり、これに伴って太陽電池パネルの出力電圧を高くする必要がでている。
太陽電池パネルの出力電圧が高くなると、太陽電池間の電位差が大きくなるために、太陽電池の発生電力をエネルギー源とした放電が太陽電池間で発生しやすくなる。
この太陽電池間で発生する放電を防ぐ手段として、隣接する太陽電池間の距離を従来より大きくとるようにしたり、あるいは、RTV接着剤等の絶縁材料を太陽電池間の間隙に充填し、絶縁バリアとして使用することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1(図18等)によれば、一列の太陽電池アセンブリ列の電位差をVボルトとした場合に、隣り合う太陽電池アセンブリ列は折り返し電位の方向が逆方向で接続されているため、隣り合う太陽電池アセンブリ列における太陽電池間での電位差は折り返した最下段は0ボルトで最も小さく、最上段が最大の2Vとなり最も電位差が大きくなる。この最上段が最も電位差が大きく、静電破壊を起こす危険性が高い部分となる。
太陽電池間の電位差が小さいほど太陽電池間で放電するリスクが小さく、太陽電池間の絶縁バリアが無い場合は、有る場合に比べ、電圧が少なくとも1/2以下ならば安全であることが示されている(特許文献1、段落0049参照)。
したがって、太陽電池間の電位差を小さくすることができる太陽電池の配置構造が実現できれば、太陽電池間の放電を防ぐために有効である。
また、大電力の供給が可能な太陽電池パネルを得るには、太陽電池を太陽電池パネルのサブストレイト上に効率良く貼る必要がある。一般に、太陽電池パネルの機構上の制約によってサブストレイト上には太陽電池を貼ることができない局所部分が生ずるが、この局所部分の周辺にも太陽電池パネルを貼ることができれば、より太陽電池パネルの出力電圧を高くすることができる。
特開平11−274542号公報
従来、太陽電池パネルではその放電対策として、隣接する太陽電池間の距離を極力大きくとるようにしたり、あるいは、RTV接着剤等の絶縁材料を太陽電池間の間隙に充填し絶縁バリアとして使用することを行っていたが、これらの方法では次の課題があった。
第1に、太陽電池間の距離を広げるということは太陽電池パネルにおける太陽電池の実装効率が低下するということであり、結果として太陽電池パネルの出力電圧が低下するという課題があった。
第2に、RTV接着剤等の絶縁材料を太陽電池間の間隙に充填する方法では、太陽電池パネルの質量が増加し、これに伴いロケット打ち上げ費用増加によりコストが増大するという課題、また、充填した絶縁物が軌道上で欠損するなどした場合には欠損部分にエネルギー源が集中し、放電のリスクが逆に増大するという課題があった。
本発明はこれらの課題を解決するためになされたものであり、大電力の供給が可能であって太陽電池間で発生する放電を抑えることが可能な、太陽電池パネルを提供することを目的とする。
この発明に係る太陽電池パネルは、太陽電池セルからなる複数の太陽電池アセンブリ列と前記太陽電池アセンブリ列の間を電気的に接続する接続線路とから構成される複数の太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングを支持する基板とを備えた太陽電池パネルであって、前記基板上には、電位勾配が第1の方向にあるk個の前記太陽電池アセンブリ列が一列に配置された第1の太陽電池アセンブリ列群と、前記第1の太陽電池アセンブリ列群に隣接し、電位勾配が前記第1の方向とは逆の第2の方向にあるk個の前記太陽電池アセンブリ列が一列に配置された第2の太陽電池アセンブリ列群と、からなるn個の太陽電池アセンブリ列群対が、互いに鏡像関係となる位置に配置され、前記太陽電池ストリングは、前記第1の太陽電池アセンブリ列群にあってk行×n列の行列状に配置された各々の前記太陽電池アセンブリ列が、前記行列の行番号と列番号とが1ずつ増加する順目の斜め方向にある太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続され、上端または下端の行では、前記第1の太陽電池アセンブリ列群をなす前記太陽電池アセンブリ列が、隣接する太陽電池アセンブリ列群対にある前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列と前記接続線路により接続され、当該接続された前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列は、行番号が1減少し列番号が1増加する逆目の斜め方向にある前記第2の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続されることにより形成され、また、前記第2の太陽電池アセンブリ列群にあってk行×n列の行列状に配置された各々の前記太陽電池アセンブリ列が、前記逆目の斜め方向にある太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続され、上端または下端の行では、前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす前記太陽電池アセンブリ列が、隣接する太陽電池アセンブリ列群対にある前記第1の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と前記接続線路により接続され、当該接続された前記第1の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列は、前記順目の斜め方向にある前記第1の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続される。
この発明に係る太陽電池パネルによれば、太陽電池間の距離を広げることなく、また、太陽電池間の間隙に絶縁体を充填することなく太陽電池間で発生する放電を抑えることができ、信頼性の高い大電力供給が可能な太陽電池パネルを提供することができる。
実施の形態1にかかる太陽電池パネル100の上面図である。 実施の形態1にかかる太陽電池セル1を表わす概略斜視図である。 実施の形態1にかかる太陽電池パネル100の構成を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる太陽電池アセンブリ列30を表示する記号の図である。 実施の形態1にかかる太陽電池パネル100の太陽電池アセンブリ列30の配置を示した図である。 実施の形態2にかかる太陽電池パネル100(k=n=4)において、配置された太陽電池アセンブリ列30を8本の太陽電池ストリング40で配線した図である。 実施の形態3にかかる太陽電池パネル100(k=2、n=4)において、配置された太陽電池アセンブリ列30を4本の太陽電池ストリング40で配線した図である。 実施の形態4にかかる太陽電池パネル100(k=n=4)の一例を示した図である。 実施の形態5にかかる太陽電池パネル100(k=n=4)の一例を示した図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る太陽電池パネル100の上面図である。太陽電池パネル100は、太陽電池パネル基板10と、この太陽電池パネル基板10上に複数配置され電気的に接続された太陽電池アセンブリ列30を備える。太陽電池アセンブリ列30の間は、接続線路で電気的に接続されている。
以下、図を参照しながら、太陽電池パネル基板10上に一定の規則で配置された太陽電池アセンブリ列30の配置、およびこれらの太陽電池アセンブリ列が一定の手順で、接続線路によって電気的に接続されて作製される太陽電池ストリング40について、説明する。
図2は太陽電池セル1を示す概略斜視図である。太陽電池セル1は光発電用の半導体基板2と、この半導体基板2の太陽光受光面上に設けられて半導体基板2内に発生した電流を収集するための受光面電極3と、半導体基板2の一端縁に沿って設けられて、各々の受光面電極3の一端に接続され、受光面電極3によって収集された電流を合流させて取り出すためのバー電極4とを備えている。図示はしていないが半導体基板2の裏面には表面電極が設けられている。
半導体基板2はp型半導体層およびn型半導体層を有し、四角形あるいは四角形の隅部を三角形状に切り落とした矩形形状等を有する。三角形状に切り落とした隅部には電流の逆流防止用のダイオード素子が接続される。
図3は太陽電池パネル100の構成を示す斜視図である。
太陽電池セル1の裏面側の表面電極(図示せず)にはインターコネクタ6の一端が接続され、インターコネクタ6の他端は接続すべき太陽電池セル1のバー電極4に接続される。太陽電池セル1の受光面側には接着剤7によってカバーガラス8が接着される。インターコネクタ6を太陽電池セル1に接続することによって複数の太陽電池セル1が互いに電気的に直列に接続される。
インターコネクタ6により直列接続された太陽電池セル1は、太陽電池パネル基板10の上面に接着剤などにより固定される。
太陽電池パネル基板10は、通常、太陽電池パネル基板10の心材であるコア11の上下面を表皮12で挟んだサンドイッチ構造を成す。コア11は軽量で強度が高いハニカム構造を有する。表皮12は炭素繊維を使用した複合材料のシートなどで構成されている。太陽電池パネル基板10の表側(太陽電池セル1が配置される側)の表皮12の上には絶縁層13が設けられている。絶縁層13には、宇宙環境での使用に耐えうるため耐熱性などに優れたポリイミドフィルムなどが用いられる。
ここでは、図3で示すようなα個の太陽電池セル1をインターコネクタ6により直列接続した太陽電池セル1の集合体のことを、太陽電池アセンブリ列30と呼ぶ。
太陽電池セル1の1個当たりの出力電圧をuボルトとすると、1つの太陽電池アセンブリ列30では、最大出力電圧V=α・uボルトの電圧が発生する。
ここでは、α個の太陽電池セル1を直列接続した太陽電池アセンブリ列30を表すものとして図4の表記を用いる。図4の表記においてaは太陽電池アセンブリ列30の正極(+)端子を表し、bは太陽電池アセンブリ列30の負極(−)端子を表わしている。図4の太陽電池アセンブリ列30を表記した長方形の内側に記載した「V」や「0」の文字は各々正極端子aと負極端子bの電圧であり、先に説明したように正極端子aの最大出力電圧はV=α・uとなる。「V」>「0」であり、電圧勾配としては正極(+)端子から負極(−)端子へ向けた方向となる。
この太陽電池アセンブリ列30は、接続線路を介して他の太陽電池アセンブリ列30と電気的に直列接続されて、太陽電池ストリング40が作製される。k個の太陽電池アセンブリ列30が直列接続されることで、太陽電池ストリング40の最大出力電圧はV=k・α・uボルトとなる。なお、導電性の配線や金具などが接続線路の一例である。
図5は、実施の形態1の太陽電池パネルにおける太陽電池アセンブリ列30の配置の一例を示した図である。
k行×2n列(個)(k、n≧2)の太陽電池アセンブリ列30が、太陽電池パネル基板10の絶縁層13上に配列される。
図5に示した太陽電池アセンブリ列30の配列において、最右側の列(第1列目)にはk個の太陽電池アセンブリ列30が、それぞれ図5の太陽電池パネル100の上側に正極端子aが位置し下側に負極端子bが位置する極性となるように配置される。すなわち、上側端子の電圧がVボルトで下側端子の電圧が0ボルトとなる電位差の方向(電圧勾配)で、各々の太陽電池アセンブリ列30が配置される。
ここでは、この電位差の方向(電圧勾配の向き)で太陽電池アセンブリ列30が配置される配列のことをa配列という。
このように、太陽電池パネル基板10上の最右側の列(第1列目)には、a配列の太陽電池アセンブリ列30が縦方向に一列に配置される。以下では、この第1列の太陽電池アセンブリ列30のことを「1Sa列群」と呼ぶ。
そして、1Sa列群を構成するk個の太陽電池アセンブリ列30の個々の太陽電池アセンブリ列30のことを、下端から上方向に順に、1Sa_1、1Sa_2、1Sa_3、1Sa_4、・・・、1Sa_kと呼んで区別する。
なお、図5に示した「1Sa列群」の個々の太陽電池アセンブリ列1Sa_1、1Sa_2、1Sa_3、1Sa_4、・・・、1Sa_kは太陽電池パネル基板10上の配置の状態を表わしており、個々の太陽電池アセンブリ列の間の電気的な接続については後で説明する。また、1Sa_1の太陽電池アセンブリ列30を、行列の基準位置にある太陽電池アセンブリ列30ともいう。
次に図5の太陽電池パネル100において、1Sa列群の左隣の列(第2列目)には、太陽電池アセンブリ列30の電位差が第1列目のa配列と逆となる方向(電位勾配が逆となる方向)でk個の太陽電池アセンブリ列が配列される。
すなわち、上側端子の電圧が0ボルトで下側端子の電圧がVボルトとなる電圧勾配で各々の太陽電池アセンブリ列30が配置される。ここでは、この電位差の方向で太陽電池アセンブリ列30が配置される配列のことをb配列という。
このように、太陽電池パネル基板10の最右側の左隣列(第2列目)には、b配列の太陽電池アセンブリ列30が縦方向に一列に配置される。
以下では、この第1列の太陽電池アセンブリ列30のことを「1Sb列群」と呼ぶ。
そして、1Sb列群を構成するk個の太陽電池アセンブリ列30の個々の太陽電池アセンブリ列30のことを、下端から上方向に順に、1Sb_1、1Sb_2、1Sb_3、1Sb_4、・・・、1Sb_kと呼んで区別する。
なお、図5に示した「1Sb列群」の個々の太陽電池アセンブリ列1Sb_1、1Sb_2、1Sb_3、1Sb_4、・・・、1Sb_kは、太陽電池パネル上に配置された状態を示しており、それぞれの太陽電池アセンブリ列の間は電気的に接続されていない。
ここでは「1Sa列群」と、1Sa列群と隣接する「1Sb列群」とを1組にして「太陽電池アセンブリ列群対1S」と呼ぶ(図5参照)。
この「太陽電池アセンブリ列群対1S」の左隣(図5)には、「太陽電池アセンブリ列群対1S」と鏡像関係となる配列を有した太陽電池アセンブリ列群対が配置される。
すなわち第3列目には第2列目の「1Sb列群」と同じ配列(b配列)をもつ「2Sb列群」が配置され、第4列目には第1列の「1Sa列群」と同じ配列(a配列)をもつ「2Sa列群」が配置される。このように、第3列目と第4列目には第1列目と第2列目の鏡像関係となる配列を有した太陽電池列群が配置される。この「2Sa列群」と「2Sb列群」とを1組にして「太陽電池アセンブリ列群対2V」と呼ぶ。
同様にして、この「太陽電池アセンブリ列群対2V」の左隣には、「太陽電池アセンブリ列群対2V」と鏡像関係となる配列を有した「太陽電池アセンブリ列群対3S」が配置される。
以降、太陽電池アセンブリ列群対3S」の左隣には「太陽電池アセンブリ列群対3S」と鏡像関係となる配列を有した「太陽電池アセンブリ列群対4V」、・・・と繰返し配置されて、一番左端には「太陽電池アセンブリ列群対nV」が配置される(図5参照)。
このように太陽電池パネル基板10の上面には、右端の第1列目から左端の第n列目に向けて順に、「1Sa列群」、「1Sb列群」、「2Sb列群」、「2Sa列群」、「3Sa列群」、「3Sb列群」、「4Sb列群」、「3Sa列群」、・・(途中省略)・・、「(n-1)Sa列群」、「(n-1)Sb列群」、「nSb列群」、「nSa列群」の列群が配置される。なお、1つの列群では、k個の太陽電池アセンブリ列30が行方向(縦方向)に配置されている。
一方、この配列を列群対を用いて記載すれば、太陽電池パネル基板10の上面には、右端から左端に向けて順に「1S列群対」、「2V列群対」、「3S列群対」、・・(途中省略)・・、「(n-1)S列群対」、「nV列群対」の列群対が配置される。
先に説明をしたが、太陽電池パネル基板10上に行列状に並べられた各々の太陽電池アセンブリ列30を、列群の番号と電位差の配列と行番号を用いて[XSh_Y](X:配置された太陽電池アセンブリ列の列群番号(X=1、2、・・、n)、h:太陽電池アセンブリ列の電圧勾配の方向(h=aまたはb)、Y:配置された太陽電池アセンブリ列の行番号(=1、2、・・、k))で特定する。
例えば、1Sa列群で太陽電池パネル基板10の下から3番目(3行目)にあたる太陽電池アセンブリ列30のことは[1Sa_3]で特定する。また、2Sb列群で太陽電池パネル基板10の下から5番目(5行目)にあたる太陽電池アセンブリ列30を[2Sb_5]で特定する(図5参照)。
次に、図5のように配列した太陽電池アセンブリ列30において、各太陽電池アセンブリ列30の正極端子aと負極端子bを、他の太陽電池アセンブリ列30の負極端子b、正極端子aと接続線路を用いて電気的に直列配線をすることでn個の太陽電池アセンブリ列30が直列接続された太陽電池ストリング40を作製する。
以下では一例として、k=nの場合に、太陽電池パネルのリターン(−)端子と太陽電池アセンブリ列30とホット(+)端とを太陽電池ストリング40で配線する配線例を次に示す。
[Ι] リターン(−)端子と各々接続された1Sa列群の太陽電池アセンブリ列[1Sa_Po](Po=1、2、…、k)を含む太陽電池ストリング40について:
以下のステップにより、太陽電池アセンブリ列30の間を接続線路により接続する。
ステップΙ−1.
下記のように、Sa列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ上の、斜め上隣に位置するSa列群の太陽電池アセンブリ列と直列接続する(このように列番号が1つ上で行番号も1つ上の方向にある太陽電池アセンブリ列のことを、「順目の斜め方向」にある太陽電池アセンブリ列ということとする)。
ただし、この直列接続する相手となる太陽電池(列群の番号が1つ上で行番号が1つ上の斜め隣に位置するSa列群の太陽電池)が無い場合は、次のステップΙ−2.に移る。
太陽電池の接続:
[(1+i)Sa_(Po+i)]と[(2+i)Sa_(Po+i+1)]
(ここでi=0、1、2、…)
ステップΙ−2.
接続する太陽電池が上端の太陽電池(行番号がkの太陽電池)に至った時点で、列群の番号が1つ上で行番号がkのSb列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(k−Po+1)Sa_k]と、[(k−Po+2)Sb_k]
(ここでiの値は(Po+i+1)=kを満たす値であり、i=k−Po+1)
ステップΙ−3.
次に、下記のように、Sb列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ下の、斜め下隣に位置するSb列群の太陽電池と直列接続する(このように列番号が1つ上で列番号が1つ下の方向にある太陽電池アセンブリ列のことを、「逆目の斜め方向」にある太陽電池アセンブリ列ということとする)。
[(k−Po+2+i)Sb_k−i]と、[(k−Po+3+i)Sb_(k−(i+1))]
(ここでi=0、1、2、…)。
ステップΙ−4.
接続する太陽電池が配列の下端の太陽電池(行番号が1の太陽電池)に至った時点で、列群の番号が1つ上のSa列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(2k−Po+1)Sb_1]と、[(2k−Po+2)Sa_1]
(ここでiの値は(k−(i+1))=1を満たす値であり、i=k−2)
ステップΙ−5.
下記のように、Sa列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ上の、斜め上隣に位置するSa列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(2k−Po+2+i)Sa_(1+i)]と、[(2k−Po+3+i)Sa_(2+i)](ここでi=0、1、2、…)。
ステップΙ−6.
Ι−2.〜Ι−5のステップを、接続する太陽電池がn列群対の太陽電池に達するまで繰り返す。なお、Ι−2.〜Ι−5の過程で、すでに接続する太陽電池がn列群対の太陽電池に達すれば、その時点で次のステップΙ−7.に移る。
ステップΙ−7.
Ι−6.で接続されたn列群対にある太陽電池と太陽電池のホット端子を接続する。
このようにステップΙ−1.〜ステップΙ−7.により、Sa列群の太陽電池を直列接続することで、出力電圧が略n×Vボルトのk本の太陽電池ストリング40を得る。
[II]リターン(−)端子と各々接続された1Sb列群の太陽電池アセンブリ列[1Sb_Po](Po=1、2、…、k)を含む太陽電池ストリング40について:
以下のステップにより、太陽電池間を接続する。
以下のステップにより、太陽電池アセンブリ列30の間を接続線路により接続する。
ステップII−1.
下記のように、Sb列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ下の、斜め下隣に位置するSb列群の太陽電池と直列接続する。ただし、この直列接続する相手となる太陽電池(列群の番号が1つ上で行番号が1つ下の斜め隣に位置するSb列群の太陽電池)が無い場合は、次のステップII−2.に移る。
太陽電池の接続:
[(1+i)Sb_(Po−i)]と[(2+i)Sb_(Po−i−1)]
(ここでi=0、1、2、…)
ステップII−2.
接続する太陽電池が下端の太陽電池(行番号が1の太陽電池)に至った時点で、列群の番号が1つ上で行番号が1のSa列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(Po)Sb_1]と、[(Po+1)Sa_1]
(ここでiの値は(Po−i−1)=1を満たす値であり、i=Po−2)
ステップII−3.
次に、下記のように、Sa列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ上の、斜め上隣に位置するSa列群の太陽電池と直列接続する。
[(Po+1+i)Sa_1+i]と、[(Po+2+i)Sa_(2+i))]
(ここでi=0、1、2、…)。
ステップII−4.
接続する太陽電池が配列の上端の太陽電池(行番号がkの太陽電池)に至った時点で、列群の番号が1つ上で行番号がkのSb列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(Po+k)Sa_k]と、[(Po+k+1)Sb_k]
(ここでiの値は(2+i)=kを満たす値であり、i=k−2)
ステップII−5.
下記のように、Sb列群の中で列群の番号が1つ上で行番号が1つ下の、斜め下隣に位置するSb列群の太陽電池と直列接続する。
太陽電池の接続:
[(Po+k+1+i)Sb_(k−i)]と、[(Po+k+2+i)Sb_(k−i−1)](ここでi=0、1、2、…)。
ステップII−6.
II−2.〜II−5のステップを、接続する相手の太陽電池がn列群対の太陽電池に達するまで繰り返す。なお、II−2.〜II−5の過程で、すでに接続する太陽電池がn列群対の太陽電池に達すれば、その時点で次のステップII−7.に移る。
ステップII−7.
II−6.で接続されたn列群対にある太陽電池と太陽電池のホット端子を接続する。
このようにステップII−1.〜ステップII−7.により、Sb列群の太陽電池を直列接続することで、出力電圧が略n×Vボルトであるk本の太陽電池ストリング40を得る。
図1は、太陽電池行数kが列群数nと等しい(k=n)場合において、図4で示した太陽電池パネルの各太陽電池アセンブリ列30を上記のステップΙ−1.〜ステップΙ−7.およびステップII−1.〜ステップII−7.により接続して得られた合計2k本の太陽電池ストリング40_1〜40_2kを示した太陽電池パネルの一例である。
図1に示したように太陽電池アセンブリ列30が配列された太陽電池パネル100における各太陽電池アセンブリ列30の各正極端の電位は、図1の中で示すように0ボルト、Vボルト、2Vボルト、3Vボルトもしくは4Vボルトとなる。
そして、図から判るように、同一の太陽電池アセンブリ列群対に含まれる太陽電池アセンブリ列内での電位差は最大でVボルトである。
また、隣接する太陽電池アセンブリ列群間の相対する太陽電池間の電位差も、隣接する太陽電池アセンブリ列群の極性が同一であるために、常にVボルト以下に保たれる。
このように、実施の形態1にかかる太陽電池パネル100によれば、隣接する太陽電池アセンブリ列の端の電位差はVボルト以下に抑えることができるため、太陽電池間の放電を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1の太陽電池パネルにおいて一例としてk=n=4の場合の太陽電池の例について説明する。
図6は、実施の形態1の太陽電池パネルでk=n=4とした場合の太陽電池アセンブリ列30の接続を表わした図である。
太陽電池パネル30には32個(=k×(2×n))の太陽電池アセンブリ列が配されており、各々の太陽電池アセンブリ列30は以下のように接続され、太陽電池ストリング40を構成する。
(1)太陽電池ストリング40_1;
(リターン端)−[1Sa_1]−[2Sa_2]−[3Sa_3]−[4Sa_4]−(ホット端)
(2)太陽電池ストリング40_2;
(リターン端)−[1Sa_2]−[2Sa_3]− [3Sa_4]−[4Sb_4]−(ホット端)
(3)太陽電池ストリング40_3;
(リターン端)−[1Sa_3]−[2Sa_4]−[3Sb_4]−[4Sb_3]−(ホット端)
(4)太陽電池ストリング40_4;
(リターン端)−[1Sa_4]−[2Sb_4]−[3Sb_3]−[4Sb_4]−(ホット端)
(5)太陽電池ストリング40_5;
(リターン端)−[1Sb_4]−[2Sb_3]−[3Sb_2]−[4Sb_1]−(ホット端)
(6)太陽電池ストリング40_6;
(リターン端)−[1Sb_3]−[2Sb_2]−[3Sb_1]−[4Sa_1]−(ホット端)
(7)太陽電池ストリング40_7;
(リターン端)−[1Sb_2]−[2Sb_1]−[3Sa_1]−[4Sa_2]−(ホット端)
(8)太陽電池ストリング40_8;
(リターン端)−[1Sb_1]−[2Sa_1]−[3Sa_2]−[4Sa_3]−(ホット端)
このように、実施の形態2にかかる太陽電池パネル100によれば、隣接する太陽電池アセンブリ列の端の電位差はVボルト以下に抑えることができるため、太陽電池間の放電を抑えることができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1の太陽電池パネルにおいて、k=2、n=4とした場合について説明する。
図7は実施の形態1の太陽電池パネルでk=2、n=4とした場合の太陽電池アセンブリ列30の接続を表わした図である。
太陽電池パネル30上には16個の太陽電池アセンブリ列が配されており、各々の太陽電池アセンブリ列は以下のように接続され、太陽電池ストリング40を構成する。
(1)太陽電池ストリング40_1;
(リターン端)−[1Sa_1]−[2Sa_2]−[3Sb_2]−[4Sb_1]−(ホット端)
(2)太陽電池ストリング40_2;
(リターン端)−[1Sa_2]−[2Sb_2]−[3Sb_1]−[4Sa_1]−(ホット端)
(3)太陽電池ストリング40_3;
(リターン端)−[1Sb_2]−[2Sb_1]−[3Sa_1]−[4Sa_2]−(ホット端)
(4)太陽電池ストリング40_4;
(リターン端)−[1Sb_1]−[2Sa_1]−[3Sa_2]−[4Sb_2]−(ホット端)
このように、実施の形態3にかかる太陽電池パネル100によれば、隣接する太陽電池アセンブリ列の端の電位差はVボルト以下に抑えることができるため、太陽電池間の放電を抑えることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、太陽電池パネル100に働く回転力の相殺効果について説明する。
図8はこの発明の実施の形態4に係る太陽電池パネル100の上面図であり、実施の形態1の図1で説明した太陽電池アセンブリ列30の配置においてk=4、n=4の場合を表わしたものである。
図8の太陽電池パネルでは、8本の太陽電池ストリング40が配線されている。すなわち、リターン(−)端子と接続された太陽電池アセンブリ列1Sa_1を含んだ太陽電池ストリング40(ここでは太陽電池ストリング40_a1という。以下同様)、1Sa_2を含んだ太陽電池ストリング40_a2、1Sa_3を含んだ太陽電池ストリング40_a3、1Sa_4を含んだ太陽電池ストリング40_a4、1Sb_1を含んだ太陽電池ストリング40_b1、1Sb_2を含んだ太陽電池ストリング40_b2、1Sb_3を含んだ太陽電池ストリング40_b3、1Sb_4を含んだ太陽電池ストリング40_b4の8本の太陽電池ストリング40が配線されている。
ここで、太陽電池ストリング40_a1と太陽電池ストリング40_b4を対とし、また、太陽電池ストリング40_a2と太陽電池ストリング40_b3、太陽電池ストリング40_a3と太陽電池ストリング40_b2、太陽電池ストリング40_a4と太陽電池ストリング40_b1を対としたときに、図8に示す太陽電池パネルの中心線に対して、同じ太陽電池列群対内での線対称位置となる行番号の太陽電池アセンブリ列を常に通る太陽電池ストリングルートを構成する。
例えば、太陽電池ストリング40_a1と太陽電池ストリング40_b4とを考えたときに、太陽電池ストリング40_a1と太陽電池ストリング40_b4は各々、図8に示す太陽電池パネル100の中心線に対して同じ太陽電池列群対内での線対称位置にある太陽電池アセンブリ列1Sa_1と1Sb_4を通る。
このように、先に記載した太陽電池ストリングの対は、太陽電池パネルの中心線に対して、同じ太陽電池列群対内での線対称位置となる行番号の太陽電池アセンブリ列を常に通る太陽電池ストリングルートを構成することから、太陽電池ストリングの発電により生じる各々の電流ループが発生する磁気モーメントは、互いに相殺し合うことになる。
普通、磁気モーメントに起因し太陽電池パネルに回転力が生じる場合には、この回転力を相殺するために衛星が搭載するガスタンクに接続されたノズルからガス噴射を行い姿勢を安定させる必要がある。また、別の方法としては太陽電池ストリングで発生した磁気モーメントを相殺する為に太陽電池パネルの裏面などで衛星本体へと接続する配線のルートを配線に流れる電流より生ずる磁気モーメントが太陽電池ストリングで発生した磁気モーメントと相殺されるよう迂回させる必要があった。そのため配線重量が増加し、衛星を軌道へ投入するロケット打ち上げ費用が増加してしまうが、本実施の形態の太陽電池パネルでは、太陽電池ストリングを流れる電流ループにより発生する磁気モーメントは、互いに相殺し合うことから、パネルに加わる全体的磁気モーメントをほぼゼロの値に低減することができる。
このように本実施の形態の太陽電池パネルではパネルに加わる全体的磁気モーメントを低減することができることから、特別にガス噴射等の動作を行うことなく、衛星の姿勢を安定させることができる。また、太陽電池パネル全体の磁気モーメントを相殺させる配線迂回ルートが不要となり、パネル重量を小さくできる為、衛星重量増加によるロケット打上げコストの増加を回避できる。
なお、上記の説明では図1で説明した太陽電池アセンブリ列30の配置においてk=4、n=4の場合を一例として説明したがこの場合に限られるものではなく、kおよびnが他の値の場合であっても同様の効果を奏する。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態1〜4で説明した太陽電池パネルの一領域に太陽電池アセンブリ列30を配置することができない障害物等がある場合であっても、この障害物を回避しながら、複数ある太陽電池ストリング間の出力電圧のばらつきを抑えることができる太陽電池パネルについて説明する。
衛星が有する機構の1つとして、表面に太陽電池が配置された太陽電池パネルとヨークが展開バネを組込んだヒンジで互いに結合して構成される展開型太陽電池パネルを、人工衛星の打上げ時には衛星本体に折りたたんで格納してその状態を維持し、展開信号によって解放するホールドダウン機構と呼ばれる機構がある。
このホールドダウン機構を有する衛星では、太陽電池パネル折り畳んで格納した状態を維持するために太陽電池パネルの一領域に機構用の穴が形成される。
太陽電池パネルに穴が形成されていると、その穴のある場所には太陽電池を貼り付けることができない。太陽電池の貼り付けができないために、複数の太陽電池ストリングの中で特定の太陽電池ストリングの出力電圧が低くなり、他の並列接続される太陽電池ストリングの出力電圧との間に大きな電位差が生じてしまうような場合、その電位差を補償する手段を講じなければならない、などの問題が生じる。
図9は、実施の形態5における太陽電池パネルの一部分に障害物(穴)が一列上に配されている場合の、太陽電池アセンブリ列30の配置を示した例である。
実施の形態5では、太陽電池パネルの障害物(穴)のある場所では、その障害物(穴)に重ならないように太陽電池アセンブリ列30のサイズを小さくした太陽電池アセンブリ列30bを用意し、当該太陽電池アセンブリ列30bを太陽電池パネル基板10上に張り合わせる。そして、実施の形態1〜4と同様に、太陽電池アセンブリ列30を電気的に配線し太陽電池ストリングを構成する。
このように本実施の形態5の太陽電池パネルでは、障害物(穴)に重ならず、また障害物(穴)を覆わないように、太陽電池アセンブリ列30のサイズを小さくした太陽電池アセンブリ列30bを用意し、実施の形態1〜4と同様に斜め方向に太陽電池アセンブリ列30を電気的に配線して太陽電池ストリングを構成するようにした。
このようにすることで、障害物(穴)があることによる出力電圧の低下を特定の太陽電池ストリングに集中させることなく、複数の太陽電池ストリング40に分散させることができる。結果として、複数の太陽電池ストリングの中で特定の太陽電池ストリングの出力電圧が低くなり他の並列接続される太陽電池ストリングの出力電圧との間に大きな電位差が生じてしまうことを回避することができる。
なお、図1、図5〜図9で示した太陽電池パネルは一例であり、太陽電池アセンブリ列30の配列については図1、図5〜図9で示した配列を左右反転したもの、あるいは上下反転したもの等であってもよい。
1 太陽電池セル、2 半導体基板、3 受光面電極、4 バー電極、6 インターコネクタ、7 接着剤、8 カバーガラス、10 太陽電池パネル基板、11 コア、12 表皮、13 絶縁層、30 太陽電池アセンブリ列、40 太陽電池ストリング、100 太陽電池パネル。

Claims (3)

  1. 太陽電池セルからなる複数の太陽電池アセンブリ列と前記太陽電池アセンブリ列の間を電気的に接続する接続線路とから構成される複数の太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングを支持する基板とを備えた太陽電池パネルであって、
    前記基板上には、電位勾配が第1の方向にあるk個の前記太陽電池アセンブリ列が一列に配置された第1の太陽電池アセンブリ列群と、前記第1の太陽電池アセンブリ列群に隣接し、電位勾配が前記第1の方向とは逆の第2の方向にあるk個の前記太陽電池アセンブリ列が一列に配置された第2の太陽電池アセンブリ列群と、からなるn個の太陽電池アセンブリ列群対が、互いに鏡像関係となる位置に配置され、
    前記太陽電池ストリングは、
    前記第1の太陽電池アセンブリ列群にあってk行×n列の行列状に配置された各々の前記太陽電池アセンブリ列が、前記行列の行番号と列番号とが1ずつ増加する順目の斜め方向にある太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続され、
    上端または下端の行では、前記第1の太陽電池アセンブリ列群をなす前記太陽電池アセンブリ列が、隣接する太陽電池アセンブリ列群対にある前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列と前記接続線路により接続され、当該接続された前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列は、行番号が1減少し列番号が1増加する逆目の斜め方向にある前記第2の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続されることにより形成され、
    また、前記第2の太陽電池アセンブリ列群にあってk行×n列の行列状に配置された各々の前記太陽電池アセンブリ列が、前記逆目の斜め方向にある太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続され、
    上端または下端の行では、前記第2の太陽電池アセンブリ列群をなす前記太陽電池アセンブリ列が、隣接する太陽電池アセンブリ列群対にある前記第1の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と前記接続線路により接続され、当該接続された前記第1の太陽電池アセンブリ列群をなす太陽電池アセンブリ列は、前記順目の斜め方向にある前記第1の太陽電池アセンブリ列群の太陽電池アセンブリ列と順に前記接続線路により接続されることにより形成されることを特徴とする太陽電池パネル。
  2. 太陽電池パネルには、折り畳んだ状態で格納し展開信号により前記太陽電池パネルが展開する展開機構用の穴が形成されており、
    前記太陽電池アセンブリ列は、前記展開機構用の穴を覆わないように、前記穴の周辺では他に配置された太陽電池アセンブリ列と比較しサイズの小さい太陽電池アセンブリ列が配置されていることを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネル。
  3. 請求項1、2いずれか記載の太陽電池パネルを搭載した人工衛星。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108282034A (zh) * 2018-01-22 2018-07-13 南京理工大学 适用于激光充电的太阳能电池阵的无线充电方法
JPWO2019003415A1 (ja) * 2017-06-30 2019-11-07 三菱電機株式会社 太陽光発電装置、太陽電池パドル、宇宙構造物および太陽光発電装置の製造方法

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