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JP2012057927A - 液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法及び混合燃料の噴射装置 - Google Patents

液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法及び混合燃料の噴射装置 Download PDF

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JP2012057927A JP2010224323A JP2010224323A JP2012057927A JP 2012057927 A JP2012057927 A JP 2012057927A JP 2010224323 A JP2010224323 A JP 2010224323A JP 2010224323 A JP2010224323 A JP 2010224323A JP 2012057927 A JP2012057927 A JP 2012057927A
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Abstract

【課題】液体化石燃料と水との混合燃料を確実に良好に燃焼させ、液体化石燃料の消費の節減及び二酸化炭素発生の抑制に寄与する。
【解決手段】 液体化石燃料と水との混合燃料の燃焼室への噴射直前に両者を充分に混合攪拌した後燃焼室に噴霧、噴射して燃焼させる液体化石燃料と水との混合燃料の燃焼方法であり、それを実施するための液体化石燃料と水との混合燃料の燃焼室への噴霧、噴射装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は液体燃料と水とを混合した混合燃料の燃焼方法及び混合燃料の燃焼装置のための混合燃料噴射装置に関する。
エネルギ−源としての液体化石燃料については、残存量の枯渇、二酸化炭素排出制限などにより他のエネルギ−源の開発、改良が積極的に進められてきているが、それでもなおエネルギ−源の主役であるとに変わりは無い。
そのため、液体化石燃料の使用の効率化、二酸化炭素排出のより少ない使用、等が眼前の不可避の課題となっている。
この問題についての有効な対応策として、これまで種々提案されてきた液体化石燃料である重油、経由、灯油(以下本明細書中において単に液体燃料という。)に水を混合した混合燃料(以下本明細書において単に混合燃料という。)の使用、或いは液体燃料と水を同時に燃焼室に供給して燃焼させることが提案されてきている。
従来の混合燃料は、単に水と液体燃料を混合する或いは単独に燃焼室に導入して燃焼させる方法のほか乳化剤を用いて所謂混合燃料としてそれを燃焼させることが提案されてきている。
しかしそれらの提案は長い間且つ多く提案されてきているにも拘わらず有効裡に実用化されている例が見られない。
実施化を妨げている要因の一つは、乳化剤を使用することにあると思われる。乳化剤を使用することによりコストがかさむこと、乳化されていることにより、混合燃料を良好な状態で長時間維持、保存できないことなどが考えられる。
その問題を解決するには乳化剤などを使用せず単純に水と液体燃料のみを混ぜるなりあるいは混ぜなくても別々にそれらを燃焼室に供給して燃焼させればよいのであるが、本来的に水は一般的な燃焼はしないし、所謂水の燃焼現象を生起させることも可能ではあるとしても、その場合には燃焼させるための条件が非常に複雑高度であり、微妙であるので、その好適な条件を適確に且つ長い時間維持して良好な燃焼を達成、継続することが非常に難しいことがあると考えられる。
さらに、良好な燃焼を得るためにノズルからの良好な噴霧が行われなければならないが混合燃料では良好な噴霧状態を得るためには噴霧、噴射装置即ちノズルにそのために好適な機能を奏することができる構成が必要となる。
特開昭50−141604号公報 特開平10−9514号公報 特開平8−261411号公報 特公昭58−190612号公報 特開平11−201412号公報 特公昭58−190612号公報
本発明者はこのような問題点に取り組み、問題解決のために鋭意研究を重ねた結果本発明を得るに至り、問題点を解決することができた。
本発明の要旨は下記のようである。即ち、液体燃料及び水(場合によっては水蒸気)の十分な攪拌混合状態が得られること、充分に混合された混合燃料は適量のエア−を用いて燃焼室に噴射されるが噴射される混合燃料は特に液体燃料の粒度が小さいこと、噴射された混合燃料は燃焼室内に向けて上下左右に出来るだけ広範囲に拡散された状態で噴霧されること、である。
噴霧された混合燃料の燃焼に先立って液体燃料のみを燃焼室で燃焼させて燃焼室を一定の温度以上に上昇させておくことが不可欠な条件となるが本発明においてはこの条件は常套手段の範囲内のことである。
これらの要件は連続性及び相関性、また組合せが重要であり、個々の手段が単独では公知の手段であっても本発明の新規性、進歩性がそれにより否定されるものではない。
請求項1の発明は、水及び液体燃料を混合装置において充分に混合し、次いで混合された混合燃料を噴射誘導パイプに供給し、噴射誘導パイプの開口から加圧エア−と共に加圧エア−の噴射によるセンチュリ−作用によって混合燃料を燃焼室に噴射し燃焼させることを特徴とする液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
混合燃料の噴射は混合状態が充分に維持されている状態で行なわれることが必要である。従って噴射誘導パイプでは混合を維持促進することが好ましい。
請求項2の発明は請求項1の方法において混合燃料の燃焼室への噴射を拡散手段を介して行なう液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。拡散は出来るだけ広範囲に均一にされることが好ましい。
請求項3の発明は、水又は水蒸気及び液体燃料を受けてそれらを混合する混合手段、
該混合手段に連設され燃焼室の燃料噴射開口部分に開口を有する、混合手段と燃焼室の開口との間に設けられた噴射誘導パイプ、 噴射誘導パイプ内に引き込まれ、先端が噴射誘導パイプの開口に近接した位置に開口するエア−パイプ、よりなる液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置である。
水又は水蒸気及び液体燃料を混合手段に供給する手段、混合手段は常套手段であってよい。また拡散のための手段も常套的なものであってよい。
噴射誘導パイプには、混合状態がより充分に行われるため又噴射までに混合状態が維持されるために内壁にスクリュ−グル−プなど適当な混合手段を設けることが好ましい。
請求項4の発明は、請求項3の装置において噴射誘導パイプの先端開口部に拡散手段を設けたものである。拡散手段自体は常套的なものでよく、たとえば如雨露の蓮口方のものであってよい。
請求項5の発明は、加圧エア−により水及び液体燃料を別々に単一の混合器内に噴射してに細粒の霧状態にし、その混合器内において霧状態の液体燃料と水とを充分に混合して混合燃料とし、次いでその充分に混合された混合燃料を混合器から直ちに直接燃焼室に噴射する液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法であり、請求項11の発明は請求項5の方法を実施するための一態様の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射装置であり、水又は水蒸気をエア−により噴霧噴射する水又は水蒸気噴霧装置、液体燃料をエア−により噴霧噴射する液体燃料噴霧装置、噴霧噴射された水又は水蒸気及び液体燃料を別々に受取り水又は水蒸気と液体燃料を混合する混合装置、混合装置は混合された水及び液体燃料を燃焼室の噴射開口を介して噴射するための噴射口を有する、よりなる。
請求項6の発明は、請求項5の方法において液体燃料と水の混合器への噴射をいずれも直接混合器内に噴射するのではなく混合器に連接された噴霧誘導パイプ内に噴射して霧状態としついでその噴霧誘導パイプから混合器内にそれぞれ噴射して混合する液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法であり、請求項12の発明は請求項6の方法を実施するするための液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射装置であり、水又は水蒸気をエア−により噴霧噴射する水又は水蒸気の噴霧装置、水又は水蒸気の噴霧装置に連結され噴霧噴射された水又は水蒸気を受け取って先端に接続されている混合器に送る水又は水蒸気誘導供給パイプ、液体燃料をエア−により噴霧噴射する液体燃料噴霧装置、液体燃料噴霧装置に連結され噴霧噴射された液体燃料を受け取って先端に接続されている混合器に送る液体燃料誘導供給パイプ、水又は水蒸気誘導供給パイプ及び液体燃料誘導供給パイプに連結されそれらパイプから供給された噴霧状の水又は水蒸気及び液体燃料を混合する、燃焼装置の燃焼室に向けて開口する噴射口を有する混合装置、よりなる。
請求項7の発明は、請求項5あるいは請求項6の発明において水に代えて水蒸気を用いる液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項8の発明は、請求項5または請求項6の発明において、混合器から燃焼室への混合燃料の噴射を混合器から燃焼室へ直接行なうのではなく混合器と燃焼室の噴射口の間に設けた攪拌装置を通過させその攪拌装置から燃焼室へ噴射する液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法であり、請求項9の発明はその噴霧誘導用パイプ内壁部にスクリュ−グル−プを設けた噴霧誘導用パイプを通過させて燃焼室に混合燃料を噴射する液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項10の発明は、上記の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、混合燃料 の噴射を混合器から燃焼室へ直接行なうのではなくて燃焼室の噴射開口に近接した位置に設けた拡散装置を介して行なう液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項13の発明は、請求項11の発明の装置において、混合装置の燃焼室への噴射口と燃焼室の噴射開口の間に攪拌パイプを設けた液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置であり、請求項14の発明はその攪拌パイプの内壁に攪拌用スクリュ−グル−プを設けた液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の燃焼噴射装置である。
請求項15の発明は、中心部に液体燃料供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部に水供給用チャンバ−を有し、更にその外周部にエア−供給チャンバ−を有する複層構造のノズルを用いて、液体燃料供給用チャンバ−に加圧された液体燃料を供給し、水供給用チャンバ−に加圧された水を供給し、同時にエア−供給チャンバ−に加圧されたエア−を供給することにより液体燃料及び水がノズルの噴射口から噴射されると同時にそれらの噴射は最外周部のエア−の噴出と合さってのベンチュリ−作用によって霧状になり混合状態で燃焼装置の燃焼室に噴射、供給されて燃焼させられる液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項16の発明は、液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、中心部に液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部にエア−供給チャンバ−を有す20層構造のノズルを用いて液体燃料及び水の供給用チャンバ−に加圧された液体燃料及び水を供給すると同時に液体燃料及び水を混合し、同時にエア−供給チャンバ−に加圧されたエア−を供給することにより混合された液体燃料及び水がノズルの噴射口から噴射されると同時にそれらの噴射は最外周部のエア−の噴出によるベンチュリ−作用と合さって霧状に噴霧、噴射されて燃焼室に供給されて燃焼させられることを液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項17の発明は、請求項16の方法において液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での混合手段がチャンバ−内壁部に設けたスクリュ−グル−プである液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項18の発明は、請求項16または請求項17の方法において液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−への供給をチャンバ−に連結した内壁部に混合用スクリュ−グル−プを有する液体燃料供給用パイプと水供給用パイプを介して行なう液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項19の発明は、請求項16または請求項17の方法において液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合を水の供給をチャンバ−内に設けたフィルタ−手段を介してチャンバ−内に供給されることにより行う液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項20の発明は、請求項16または請求項17の方法において液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合をチャンバ−内に設けたスクリュウ手段により行う液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項21の発明は、請求項16または請求項17の方法において液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合が液体燃料と水のチャンバ−への供給を高速切替形の弁を介して液体燃料及び水が交互に供給されることにより行われる液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法である。
請求項22の発明は、請求項15の方法を実施することのできる、中心部に液体燃料供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部に水又は水蒸気供給用チャンバ−を有し、更にその外周部にエア−供給チャンバ−を有する混合燃料の燃焼噴射ノズルであって各チャンバ−は先端部のほぼ同一位置に開口を有する液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の燃焼噴射ノズルである。
各チャンバ−には夫々液体燃料、水又は水蒸気またはエア−の供給を受けるための夫々のパイプ手段が連接されていることは当然である。
請求項23の発明は、請求項16の方法を実施することのできる、中心部に液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部にエア−供給チャンバ−を有する混合燃料の燃焼噴射ノズルであり、各チャンバ−は先端部のほぼ同一位置に開口を有する液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルであり、請求項24の発明は、請求項23のノズルにおいて中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−の内壁部に混合用スクリュ−グル−プを設けた液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルである。
請求項25の発明は、請求項23の発明において、中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−にそれぞれ液体燃料及び水又は水蒸気を供給するための供給パイプの内壁部に攪拌用スクリュ−グル−プを設けた液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルである。
請求項26の発明は、請求項23の発明において、中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内に供給された液体燃料及び水又は水蒸気を攪拌するためのプロペラ手段を設けた液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルである。
請求項27の発明は、請求項23の発明において、中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内にフィルタ−手段を設け、そのフィルタ−手段に液体燃料及び/又は水の供給手段を連結した液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルである。
請求項28の発明は、請求項23の発明において、中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−と液体燃料及び水又は水蒸気の供給手段との間に液体燃料及び水又は水蒸気を交互に中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内に供給するための切替弁手段を設けた液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズルである。
請求項23乃至請求項28の発明においてはエア−供給チャンバ−にエア−の供給を受けるためのパイプ手段が連接されていることは当然である。
また何れの装置においても液体燃料、水または水蒸気、あるいはエア−の供給のための機構は常套的なものを用いればよい。
本発明の混合燃料の燃焼方法及び燃焼装置によれば単純に水と液体燃料を燃焼させ、水は燃焼を妨害せず自身も燃焼して燃焼エネルギ−発生に寄与するので必要な燃焼エネルギ−を得るために消費される液体燃料の量は少なくて済み、ひいては発生する炭酸ガスの料も少なく抑えることができる。
本発明の混合燃料噴射装置の模式的概念図である。 本発明の混合燃料噴射装置の模式的概念図である。 本発明の混合燃料噴射装置の模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射装置の模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。 燃焼実験結果のグラフである。 燃焼実験結果のグラフである。
液体燃料と水との混合を燃焼のための噴射の直前に特別な加工処理などを行わず単に両者を強制的に攪拌混合して燃焼室に噴射することにより混合燃料の燃焼を可能とした。
図1は本発明の混合燃料噴射ノズルの模式的断面図である。
図において1は混合燃料噴射ノズル全体、2は燃焼室、3は噴霧誘導パイプ、4は混合装置、5はエア−パイプ、6は液体燃料供給パイプ、7は水供給パイプ、8は拡散装置、9は噴霧誘導パイプの噴射開口である。
拡散装置8は、噴射された混合燃料は前方向に直線状に燃焼室に噴射されるので良好な燃焼を確保するために噴射された混合燃料が左右上下方向に拡散状に拡がって燃焼室に供給されるようにするためのものである。
この図1においては液体燃料、水、エア−の供給にかかわる装置及びそれらの加圧手段は常套手段でよいので図示していない。
噴射ノズルの噴射開口9は径約2mmである。 また、エア−パイプは径が約5mm、噴霧誘導パイプ3の径約15cm、液体燃料供給パイプ6及び水供給パイプ7は何れも径約10mmである。ただし、図においては寸法比率は実施例には対応していない。
この混合燃料噴射ノズルの作動について説明する。
液体燃料及び水は夫々の密封貯蔵タンクにエア−コンプレッサにより加圧して混合燃料噴射装置に液体燃料供給パイプ6,水供給パイプ7を介して送る。
この混合燃料噴射ノズルにおいては混合燃料、水およびエア−は何れも加圧状態で供給する。
液体燃料の供給量、加圧は良好な燃焼状態を維持するため、また良好な燃焼を維持するため等により別々に適時コントロ−ルする。
またエア−の供給量も燃焼が良好に行われるために液体燃料の供給量と合わせて加減する。
これら流量のコントロ−ルを行なう手段は常套的なものである。
この混合燃料噴射ノズルにおいては液体燃料、水、エア−を個別に供給することが出来るので、例えば燃焼の初期において液体燃料のみをエア−によって単独に噴射し燃焼させることが出来る。この液体燃料のみの単独の噴射は水との混合燃料の燃焼においては不可欠の要件である。
実施例1の混合燃料噴射ノズルを用い、一般的なボイラ−を利用して液体燃料と水の混合燃料の燃焼試験を行った。
液体燃料は重油、水は水道水を用いた。
先ず重油のみを噴射して着火燃焼させ、燃焼火炎の温度が約1,200℃まで上昇したところで水の供給を開始し、混合燃料の噴射を開始した。
水の供給量を順次多くして混合燃料の燃焼を続けた。
水の混合割合は0重量%から73.0重量%まで増量した。73.0重量%以上になると燃焼状態が極端に悪くなった。
試験的に重油の供給を止めた、即ち水のみを供給したところ燃焼は直ちに止まった。
この試験では水の供給を急速に増加することなく徐々に多くしていき水の混合割合が60重量%から73.0重量%までの試験ノズル全行程を約30分かけて行なった。
この燃焼実験において燃焼室に設けた小窓から燃焼火炎の温度と燃焼室の上部内壁の温度を赤外線温度計測スコ−プで計測した。火炎は揺らぐため計測温度が一定ではないので最低計測値と最高計測値を採り、その平均値を燃焼温度とした。
水の供給割合が40重量%あたりまで燃焼室の温度は徐々に低下したが水の供給割合が40重量%あたりから燃焼室の温度は徐々に上昇し水の供給割合が60重量%を超えたあたりで最も温度が高くなった。
このことから水の供給割合が40重量%あたりから水の燃焼が始まり、水の混合割合が50重量%を超えたあたりで燃焼は安定な状態になり完全な水の燃焼状態に移行したことが観察された。水の混合割合が50重量%を超えたあたりでの火炎温度は約860℃、燃焼室の内壁の温度は約760℃、燃焼室の上部空間の温度は約605℃であった。
水の混入割合が67%あたりで燃焼状態は最も安定した状態であると観察された。このときの火炎温度は約660℃、燃焼室の内壁の温度は約790℃、燃焼室の上部空間の温度は約635℃であった。
水の混入割合が72%としても燃焼は継続されたが、全体温度が下降を始めたのでこの割合の時点で試験は終了した。このときの火炎温度は約630℃、燃焼室の内壁の温度は約730℃、燃焼室の上部空間の温度は約610℃であった。
この燃焼試験の結果を表1に示す。また表1をグラフとして図11に示す。
Figure 2012057927
図2は本発明の混合燃料噴射装置ノズル別の態様を模式的に示す図である。
図において11は混合燃料の混合装置、12は液体燃料噴霧ノズル、13は水噴霧ノズル、14は燃焼室、15は燃焼室の混合燃料噴射開口である。
この混合燃料噴射装置においては液体燃料噴霧ノズル及び水の噴霧ノズルから直接燃焼室に混合燃料を噴射するのではなく、液体燃料及び水は夫々のノズルからエア−によって混合装置に噴霧され、噴霧された液体燃料と水は混合装置において充分に混ぜ合わされた後燃焼室の噴射開口から燃焼室に噴射して混合燃料を燃焼させる。
混合装置においては必要により常套の混合手段を採ることが出来る。
また燃焼室の噴射開口には混合燃料が燃焼室内に拡がって噴射されるように適宜拡散装置を設けることが出来る。
図3は本発明の別の混合燃料噴射装置を模式的に示す図である。
この実施例の混合燃料噴射装置は図2の混合燃料噴射装置と異なり混合燃料噴霧ノズル12及び水噴霧ノズル13から混合装置11に液体燃料及び水を夫々直接混合装置内に噴霧するのではなく、混合装置11と各噴霧ノズル12,13の間に夫々別体の噴霧された液体燃料あるいは水を受けて混合装置まで誘導する噴霧誘導パイプ16、17を設けたものである。
燃焼室14の噴射開口15に拡散装置を設けることが出来、それが好ましいことは勿論である。
図4は図2の混合燃料噴射装置を一部変形した混合燃料噴射装置であり、混合装置11と燃焼室14の噴射開口15の間に混合燃料の攪拌のための攪拌パイプ18を設けたものである。
この装置においては混合燃料は混合装置11から直接燃焼室14に噴射されるのではなく混合装置11と燃焼室14の間に介在させた攪拌パイプ18を経由して燃焼室14に噴射される。
噴霧状の混合燃料は攪拌パイプ18を通過する際に攪拌されより充分に混合されて燃焼室14に噴射される。
攪拌パイプ18には攪拌手段を設けるがこの実施例においては攪拌パイプ18の内壁にスクリュ−グル−プ19を設けてある。
他の攪拌手段を単独に或いは併設することが可能である。
実施例5の混合燃料噴射装置を用い、一般的なボイラ−を利用して液体燃料と水の混合燃料の燃焼試験を行った。
液体燃料は重油、水は水道水を用いた。
先ず重油のみを噴射して着火燃焼させ、燃焼火炎の温度が約1,212℃まで上昇したところで水の供給を開始し、混合燃料の噴射を開始した。
水の供給量を順次多くして混合燃料の燃焼を続けた。
液体燃料と水の供給料は順次変えつつ混合燃料全体に対する水の混合割合を0から0.690重量%まで変化させて燃焼を続けた。
液体燃料と水の混合量並びに全体に対する水の混合割合とそのときの炎の温度及び燃焼室の壁面の温度を表2に示す。
またこの関係を示すグラフを図12に示す。
Figure 2012057927
水の割合が30重量%に近づいたところで燃焼温度が下がりはじめ35重量%を超えたところで温度の低下は止まりそれ以上の割合でほぼ一定の燃焼温度が得られた。
また燃焼温度が下がり始めたところで炎の色、燃焼音、燃焼臭などから観察して明らかに燃焼形態が変化していることが認められた。
これは水の燃焼が始まりそれが継続されたことを示すものと考えられる。
図5は本発明の混合燃料噴射ノズルの上記実施例とは異なる別の態様を模式的に示した図である。
この混合燃料噴射ノズルは液体燃料供給チャンバ−21、その外周に水供給チャンバ−22、更にその外周にエア−供給チャンバ−23が同軸状に多重構造的に配設されており、各チャンバ−には夫々液体燃料供給パイプ24、水供給パイプ25、エア−供給パイプ26から夫々加圧された液体燃料、水、エア−が供給される。
液体燃料供給チャンバ−21、水供給チャンバ−22及びエア−供給チャンバ−23の先端はほぼ同じ位置で開口36している。
加圧状態で供給された液体燃料及び水は最外周のエア−供給チャンバ−23に供給されたエア−が先端開口36から燃焼室に噴射される時に自己の加圧状態による噴射と共にエア−の噴出によるベンチュリ−作用によって噴射開口36から噴霧状に混合状態で燃焼室の開口15から燃焼室14に噴射されることになる。
燃焼室の開口15には混合燃料が上下左右に広く拡散されるために常套的な拡散装置を設けることが好ましい。
図6は本発明の混合燃料噴射ノズルの更に別の態様を示す。
図において31は混合燃料貯留チャンバ−であり、外部より液体燃料を供給するための液体燃料供給パイプ33及び水を供給するための水供給パイプ34が連通状に接続されている。
混合燃料貯留チャンバ−31の外周には同軸状にエア−供給チャンバ−32が設けてある。
このエア−供給チャンバ−32には外部から加圧されたエア−が送られるエア−供給パイプ37が連接されている。
混合燃料貯留チャンバ−31の内壁全体には加圧状態で供給される液体燃料及び水を充分に攪拌、混合するためノズル手段であるスクリュ−グル−プ35が設けてある。
加圧されて混合燃料貯留チャンバ−31に供給された液体燃料と水は、混合燃料貯留チャンバ−31内でスクリュ−グル−プ35の作用を受けて充分に攪拌、混合されて開口部36から噴射されるが同じ位置で開口しているエア−供給チャンバ−32の開口部36から高速で噴射されるエア−によるベンチュリ−作用によって細かい霧状になって燃焼室14の開口15から燃焼室14内に噴霧、噴射される。
燃焼室の開口15には混合燃料が上下左右に広く拡散されるために常套的な拡散装置を設けることが好ましい。
図7は図6に示す混合燃料噴射ノズルにおいて、混合燃料貯留チャンバ−31に連接されている液体燃料供給パイプ33及び水供給パイプ34の液体燃料貯留チャンバ−31に近い箇所の内壁にスクリュ−グル−プ38を設けたものである。これにより、液体燃料及び水が液体燃料貯留チャンバ−31に供給されるに直前において夫々単独の状態においても充分に攪拌されることになり、混合燃料貯留チャンバ−31内での混合、攪拌が促進されることになる。
この混合燃料噴射ノズルにおいても燃焼室の開口15には混合燃料が上下左右に広く拡散されるために常套的な拡散装置を設けることが好ましい。
図8は基本的に図6に示す混合燃料噴射ノズルと同じ構成であるが、図6の混合燃料噴射ノズルの混合燃料貯留チャンバ−31の内壁に設けたスクリュ−グル−プに代えて液体燃料貯留チャンバ−31内にフィルタ−手段39を設けてそのフィルタ−手段39に水供給パイプ34を連接してフィルタ−手段39を介して水を混合燃料貯留チャンバ−31内に供給するようにした混合燃料噴射ノズルを図式的に示したものである。
この図においては液体燃料貯留チャンバ−31の内壁のスクリュ−グル−プは図示していない。
水がフィルタ−手段39を介して液体燃料貯留チャンバ−31に供給されることにより液体燃料と水の攪拌、混合が行なわれるが、液体燃料貯留チャンバ−の内壁にスクリュ−グル−プを併設してもよいことは勿論である。
図9は図6の混合燃料噴射ノズルと基本的に同じ構成の混合燃料噴射ノズルであるが、図6の混合燃料噴射ノズルの混合燃料貯留チャンバ−31の内壁に設けたスクリュ−グル−プに代えて混合燃料貯留チャンバ−31内に混合燃料を攪拌、混合する手段としてプロペラ手段40を設けた混合燃料噴射ノズルを示すものである。
プロペラ手段40により液体燃料貯留チャンバ−31に供給された液体燃料と水の攪拌、混合が行なわれるが、液体燃料貯留チャンバ−の内壁にスクリュ−グル−プを併設してもよいことは勿論である。
図10は図6の混合燃料噴射ノズルと基本的に同じ構成の混合燃料噴射ノズルであるが、液体燃料及び水の混合燃料貯留チャンバ−31内への供給を高速切替弁手段41を設けこの高速切替手段41によって液体燃料及び水を分断状態で交互に混合燃料貯留チャンバ−31内に供給する態様の混合燃料噴射ノズルを示すものである。
液体燃料及び水が交互に細粒となって供給されることで混合燃料が攪拌、混合されることになる。
この実施例においても液体燃料貯留チャンバ−31の内壁にスクリュ−グル−プを併設してもよいことは勿論である。
所定の燃焼を得るためにより少ない液体燃料を使うだけで済み、有限の液体化石燃料の節減に大いに貢献できると共に待ったなしの一酸化炭素排出の削減の問題に貢献し得る。
1 混合燃料噴射ノズル
2 燃焼室
3 噴霧誘導パイプ
4 混合装置
5 エア−パイプ
6 液体燃料供給パイプ
7 水供給パイプ
8 拡散装置
9 噴霧誘導パイプの噴射開口
11 混合装置
12 混合燃料噴霧ノズル
13 水噴霧ノズル
14 燃焼室
15 燃焼室の混合燃料噴射開口
16 噴霧誘導パイプ
17 噴霧誘導パイプ
18 攪拌パイプ
19 スクリュ−グル−プ
21 液体燃料供給チャンバ−
22 水供給チャンバ−
23 エア−供給チャンバ−
24 液体燃料供給パイプ
25 水供給パイプ
26 エア−供給パイプ
31 混合燃料貯留チャンバ−
32 エア−供給チャンバ−
33 混合燃料供給パイプ
34 水供給パイプ
35 スクリュ−グル−プ
36 開口部
37 エア−供給パイプ
38 スクリュ−グル−プ
39 フィルタ−
40 プロペラ
41 高速切替弁手段

Claims (28)

  1. 液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、水及び液体燃料を混合装置において充分に混合し、次いで混合された混合燃料を噴射誘導パイプに供給し、噴射誘導パイプの開口から加圧エア−と共に加圧エア−の噴射によるベンチュリ−作用によって混合燃料を燃焼室に噴射し燃焼させることを特徴とする液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  2. 混合燃料の燃焼室への噴射を拡散手段を介して行なう請求項1の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  3. 水又は水蒸気及び液体燃料を受けてそれらを混合する混合手段、
    該混合手段に連設され燃焼室の燃料噴射開口部分に開口を有する、混合手段と燃焼室の開口との間に設けられた噴射誘導パイプ、
    噴射誘導パイプ内に引き込まれ、先端が噴射誘導パイプの開口に近接した位置に開口するエア−パイプ、
    よりなる液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置。
  4. 噴射誘導パイプの先端開口部に拡散手段を設けた請求項3の液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置。
  5. 液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、加圧エアにより水及び液体燃料を別々に単一の混合器内に噴射してに細粒の霧状態にし、その混合器内において霧状態の液体燃料と水とを充分に混合して混合燃料とし、次いでその充分に混合された混合燃料を混合器から直ちに直接燃焼室に噴射する液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  6. 液体燃料と水の混合器への噴射をいずれも直接混合器内に噴射するのではなく混合器に連接された噴霧誘導パイプ内に噴射して霧状態としついでその噴霧誘導パイプから混合器内にそれぞれ噴射して混合する請求項5の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  7. 水が水蒸気である請求項5または請求項6の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  8. 混合器から燃焼室への混合燃料の噴射を混合器から燃焼室へ直接行なうのではなく混合器と燃焼室の噴射開口の間に設けた攪拌装置を通過させた後その攪拌装置から燃焼室に噴射する請求項5又は請求項6の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  9. 攪拌装置が内壁部にスクリュ−グル−プを設けた噴霧誘導用パイプである請求項8の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  10. 混合器から燃焼室への混合燃料の噴射を混合器と燃焼室の噴射口の間に設けた拡散装置を介して行なう請求項5乃至請求項9の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  11. 水又は水蒸気をエア−により噴霧噴射する水又は水蒸気噴霧装置、
    液体燃料をエア−により噴霧噴射する液体燃料噴霧装置、
    噴霧噴射された水又は水蒸気及び液体燃料を別々に受取り水又は水蒸気と液体燃料を混合する混合装置、混合装置は混合された水及び液体燃料を燃焼室の噴射開口を介して噴射するための噴射口を有する、
    よりなる液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置。
  12. 水又は水蒸気をエア−により噴霧噴射する水又は水蒸気の噴霧装置、
    水又は水蒸気の噴霧装置に連結され噴霧噴射された水又は水蒸気を受け取って先端に接続されている混合器に送る水又は水蒸気誘導供給パイプ、
    液体燃料をエア−により噴霧噴射する液体燃料噴霧装置、
    液体燃料噴霧装置に連結され噴霧噴射された液体燃料を受け取って先端に接続されている混合器に送る液体燃料誘導供給パイプ、
    水又は水蒸気誘導供給パイプ及び液体燃料誘導供給パイプに連結されそれらパイプから供給された噴霧状の水又は水蒸気及び液体燃料を混合する、燃焼装置の燃焼室に向けて開口する噴射口を有する混合装置、
    よりなる液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置。
  13. 混合装置の燃焼室への噴射口と燃焼室の噴射開口の間に攪拌パイプを設けた請求項11又は請求項12の液体燃料及び水又は水蒸気との混合燃料噴射装置。
  14. 攪拌パイプの内壁に攪拌用スクリュ−グル−プを設けた請求項13の液体燃料及び水との混合燃料噴射装置
  15. 液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、中心部に液体燃料供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部に水供給用チャンバ−を有し、更にその外周部にエア−供給チャンバ−を有する複層構造のノズルを用いて、液体燃料供給用チャンバ−に加圧された液体燃料を供給し、水供給用チャンバ−に加圧された水を供給し、同時にエア−供給チャンバ−に加圧されたエア−を供給することにより液体燃料及び水がノズルの噴射口から噴射されると同時にそれらの噴射は最外周部のエア−の噴出と合わさってのベンチュリ−作用によって霧状になり混合状態で燃焼装置の燃焼室に噴射、供給されて燃焼させられることを特徴とする液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  16. 液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法において、中心部に液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部にエア−供給チャンバ−を有する複層構造のノズルを用いて液体燃料及び水の供給用チャンバ−に加圧された液体燃料及び水を供給すると同時に液体燃料及び水を混合し、同時にエア−供給チャンバ−に加圧されたエア−を供給することにより混合された液体燃料及び水がノズルの噴射口から噴射されると同時にそれらの噴射は最外周部のエア−の噴出によるベンチュリ−作用と合さって霧状に噴霧、噴射されて燃焼室に供給されて燃焼させられることを特徴とする液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  17. 液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での混合手段がチャンバ−内壁部に設けたスクリュ−グル−プである請求項16の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  18. 液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−への供給がそのチャンバ−に連結した内壁部に混合用スクリュ−グル−プを有する液体燃料供給用パイプと水供給用パイプを介して供給される請求項16または請求項17の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  19. 液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合が水の供給をチャンバ−内に設けたフィルタ−手段を介してチャンバ−内に供給されることにより行われる請求項16または請求項17の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  20. 液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合がチャンバ−内に設けたスクリュウ手段により行われる請求項16または請求項17の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  21. 液体燃料及び水の混合供給用チャンバ−内での液体燃料と水との混合が液体燃料と水のチャンバ−への供給を高速切替形の弁を介して液体燃料及び水が交互に供給されることにより行われる請求項16または請求項17の液体燃料と水との混合燃料の燃焼方法。
  22. 中心部に液体燃料供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部に水又は水蒸気供給用チャンバ−を有し、更にその外周部にエア−供給チャンバ−を有する混合燃料の燃焼噴射ノズルであって各チャンバ−は先端部のほぼ同一位置に開口を有する液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の燃焼噴射ノズル。
  23. 中心部に液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−を有し、そのチャンバ−の外周部にエア−供給チャンバ−を有する混合燃料の燃焼噴射ノズルであって各チャンバ−は先端のほぼ同一位置に開口を有する液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズル。
  24. 中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−の内壁部に混合用スクリュ−グル−プを設けた請求項23の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズル。
  25. 中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−にそれぞれ液体燃料及び水又は水蒸気を供給するための内壁部に攪拌用スクリュ−グル−プを設けた供給パイプを連結した請求項24の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズル。
  26. 中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内に供給された液体燃料及び水又は水蒸気を攪拌するためのプロペラ手段を設けた請求項24の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズル。
  27. 中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内にフィルタ−手段を設け、そのフィルタ−手段に液体燃料及び/又は水の供給手段を連結した請求項23の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の噴射ノズル。
  28. 中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−と液体燃料及び水又は水蒸気の供給手段との間に液体燃料及び水又は水蒸気を交互に中心部の液体燃料及び水又は水蒸気供給用チャンバ−内に供給するための切替弁手段を設けた請求項23の液体燃料と水又は水蒸気との混合燃料の燃焼のための噴射ノズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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