JP2012057006A - エポキシ樹脂組成物、その製造方法、並びに、それを用いた半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)〜(D)成分を含有するエポキシ樹脂組成物。(A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物、又は式(1)で示されるシリコ−ン変性エポキシ化合物100質量部
(R1は、炭素数1〜20の1価炭化水素基、R2は、N,N’−ジグリシジルトリアジン基、Xは、末端にR2を持つ、珪素数1〜61の(ポリ)シロキサン。a、bは0〜30の整数であり、cは0〜10の整数であり、1≦a+b+c≦70である。)(B)硬化剤10〜100質量部(C)1分子中に2個以上のヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する、シラン又はシロキサン0.01〜50質量部(D)硬化触媒0.05〜3質量部
【選択図】なし
Description
そこで、この種の問題を解決するため、高硬度シリコ−ン樹脂を光半導体素子の保護被覆用に使用することが提案されている(特許文献5、特許文献6参照)。
しかしながら、この組成物においても接着力不足や光劣化による変色の問題が生じていた。
しかしながら、使用しているカチオン硬化触媒より発生するオニウムイオンなどが腐食並びに着色の原因になるといった問題が生じていた。
しかしながら、この種の水素添加エポキシ樹脂を使用したものは、耐紫外線特性に劣るという問題が生じていた。
しかしながら、このイソシアヌル酸誘導体基含有オルガノポリシロキサンは、半導体素子を封止するフェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂への添加剤として、低応力化及び耐熱性を向上させ、難燃性を付与するために用いたものであって、半導体素子の透明封止用樹脂として用いたものではなく、また、そのシリコ−ン主鎖骨格に関しても直鎖のものに限定されたものであった。
(A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物、又は下記式(1)で示されるシリコ−ン変性エポキシ化合物 100質量部
(C)1分子中に2個以上のヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する、シラン又はシロキサン 0.01〜50質量部
(D)硬化触媒 0.05〜3質量部
(A)成分は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物、又は下記式(1)で示されるシリコ−ン変性エポキシ化合物である。
1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する化合物としては、既存のエポキシ樹脂を用いることができる。このエポキシ樹脂としては、ビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノ−ルF型エポキシ樹脂、フェノ−ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ−ルノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノ−ルアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂などの芳香族系エポキシ樹脂;前記各種エポキシ樹脂の芳香環を水素添加した水添型エポキシ樹脂;ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、シクロヘキサン型エポキシ樹脂などの脂環式エポキシ樹脂(3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート、1,2−エポキシー4−ビニルシクロヘキサンなど);トリグリシジルイソシアヌレ−ト環を含有する非芳香族系エポキシ樹脂などを挙げることができるが、1分子中に少なくとも2個のエポキシ基があれば上記樹脂に限定されるものではない。これらのエポキシ樹脂は、単独もしくは2種以上用いても何ら差し支えない。なかでも、LEDなどの発光半導体装置を封止するような場合は、光による劣化を防止する観点から、水添型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレ−ト環を含有する非芳香族系エポキシ樹脂が好適に使用される。
すなわち、式(1)で示されるシリコ−ン変性エポキシ化合物は、下記式(4)で示される、両末端にヒドロシリル基を有するシロキサン1molに対して、1−アリル−3,5−ジグリシジルイソシアヌレ−トを1.5〜2.5molの範囲、望ましくは2.0〜2.1molの範囲で添加し、白金触媒などのヒドロシリル化触媒の存在下、80〜150℃に加熱して反応させることで容易に製造することができる。なお、このシリコ−ン変性エポキシ化合物は、本発明の樹脂組成物の主剤として使えるほか、各種添加剤、カップリング剤、接着付与剤として有効である。
上記シランには、モノシランに限らず、ケイ素数が2以上のシランも含まれ、そのケイ素数は、通常、1又は2、好ましくは、1である。また、上記シロキサンは、シロキサン結合(Si−O−Si結合)を1個又は2個以上含むものであり、通常、そのシロキサン結合の数は、通常、1〜1000、好ましくは、1〜20の範囲である。2個以上のヒドロキシ基又はアルコキシ基は、同一のケイ素原子であっても、異なるケイ素原子に結合するものであってもよい。また、アルコキシ基は、同一であっても、異なるものであってもよい。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、フェノキシ基、イソプロポキシ基、イソブトキシ基等が例示される。
ヒンダ−ドフェノ−ル系酸化防止剤としては、ペンタエリスリト−ルテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]、N,N'−プロパン−1,3−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナミド]、チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト、6,6'−シ゛−tert−ブチル−2,2'−チオジ−p−クレゾ−ル、N,N'−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−シ゛−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオンアミド)]、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸C7−C9側鎖アルキルエステル、ジエチル[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ホスフォネ−ト、2,2'−エチリデンビス[4,6−シ゛−tert−ブチルフェノ−ル]、3,3',3”,5,5',5”−ヘキサ−tert−ブチル−a,a',a”−(メシチレン−2,4,6−トリイル)トリ−p−クレゾ−ル、カルシウムジエチルビス[[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ホスホネ−ト]、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾ−ル、4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾ−ル、エチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネ−ト]、ヘキサメチレン ビス[3−(3,5−シ゛−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト、1,3,5−トリス(3,5−シ゛−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオン、1,3,5−トリス[(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−キシリル)メチル]−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、6,6'−ジ゛−tert−ブチル−4,4'−チオジ−m−クレゾ−ル、ジフェニルアミン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンの反応生成物、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノ−ル、3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−2H−1−ベンゾピラン−6−オ−ル、2',3−ビス[[3−[3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]フ゜ロピオニル]]プロピオノヒドラジト゛、ジドデシル 3,3'−チオジプロピオネ−ト、ジオクタデシル 3,3'−チオジプロピオネ−トなどが例示される。
ヒンダ−ドアミン系紫外線吸収剤としては、2,2,4,4−テトラメチル−20−(β−ミリスチル−オキシカルボニル)−エチル−7−オクサ−3,20−ジアザ−ジスピロ−[5.1.11.2]−ヘネイコサノン−21、2,2,4,4−テトラメチル−20−(β−ラウリル−オキシカルボニル)−エチル−7−オクサ−3,20−ジアザ−ジスピロ−[5.1.11.2]−ヘネイコサノン−21、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネ−ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ−ト、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピヘ゜リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、2−(2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノ−ル、2,2’,2”−ニトリロ[トリエチル−トリス[3,3’,5,5’−テトラ−tert−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル]]ホスファイト、2−(2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチルフェノ−ルなどが例示される。
例えば、黄色蛍光体として、一般式:A3B5O12:M(式中、成分Aは、Y,Gd,Tb,La,Lu,Se及びSmからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素を有し、成分Bは、Al,Ga及びInからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素を有し、成分Mは、Ce,Pr,Eu,Cr,Nd及びErからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を有する)で表されるガーネット型構造の蛍光体粒子が好ましく用いられる。特に、青色LED素子から白色LEDを実現するための白色LED用蛍光体としては、Y3Al5O12:Ce蛍光体及び/又は(Y,Gd、Tb)3(Al,Ga)5O12:Ce蛍光体が適している。
また、混合色光を作成するためには、これらの蛍光体の他に、希土類元素でド−プされたアルミン酸塩やオルトケイ酸塩などが好適に用いられる。
また、マトリックス化された基板上にLEDを搭載したものを、印刷法、トランスファ−成形、インジェクション成形、圧縮成形などにより、製造することもできる。LEDなどの発光半導体装置をポッティングやインジェクション成形などで被覆保護する場合、本発明のエポキシ樹脂組成物は液状であることが好ましい。その場合、エポキシ樹脂組成物の粘度としては、25℃の回転粘度計による測定値として10〜1,000,000MPa・S、特には100〜1,000,000MPa・S程度が好ましい。エポキシ樹脂組成物が液状である場合は、少なくとも、(A)成分と(B)成分を別々にして、使用する直前に混合する2液タイプとして用いればよい。
一方、トランスファ−成形などで発光半導体装置を製造する場合には、上記の液状エポキシ樹脂組成物を使用することもできるが、液状エポキシ樹脂組成物を増粘させて固形化(Bステ−ジ化)し、ペレット化したものを使用することができる。
前述した(A)成分、(B)成分、(C)成分、(E)成分、(F)成分、及び(G)成分を80℃で3時間混練して混合し、次いで、これを室温にまで冷却した後、(D)成分を添加し、100℃、2時間、次いで、150℃、4時間の条件下で硬化させることにより、エポキシ樹脂組成物を作製した。こうして得られた各エポキシ樹脂組成物について、下記の特性評価を行った。上記(A)〜(G)成分、及び特性評価の具体的な内容は、以下に示すとおりである。各成分の配合量(質量部)、及び評価結果を表1に示す。
1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物として、3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート(セロキサイド2021P、ダイセル化学工業社製、商品名)を用いた(表1中、エポキシ樹脂と表示)。
シリコ−ン変性エポキシ化合物として、以下の合成例1及び2で製造した2種類のシリコ−ン変性エポキシ化合物を用いた(表1中、それぞれ合成化合物I、IIと表示)。
[シリコ−ン変性エポキシ化合物の合成例1]
1−アリル−3,5−ジグリシジルイソシアヌレ−ト157.0g(0.56mol)と、下記[化16]に示されるハイドロジェンシロキサン184.8g(0.25mol)とを、0.5Lのセパラフラスコに仕込み、塩化白金酸2%オクチルアルコ−ル溶液(Pt量20ppm)を添加して、80〜100℃で6時間反応させた後、未反応物を減圧下で留去することで、下記[化17]に示される無色透明な液体(合成化合物 I)を318g得た。収率は93%であった。
エポキシ当量(三菱化学社製、GT−100):330g/mol
屈折率(ATAGO社製、RX5000、25℃):1.456
元素分析値:C:0.4088(0.4096)、Si:0.2166(0.2177)、O:0.2363(0.2356)、N:0.0642(0.0651)、H:0.0741(0.0719)(但し、()内は理論値である)
比重(23℃):1.09
粘度(60℃):4.33Pa・S
1−アリル−3,5−ジグリシジルイソシアヌレ−ト56.5g(0.20mol)と、下記[化18]に示されるハイドロジェンシロキサン31.6g(0.10mol)を0.5Lのセパラフラスコに仕込み、塩化白金酸2%オクチルアルコ−ル溶液を(Pt量20ppm)を添加して、80〜100℃で6時間反応させた後、未反応物を減圧下で留去することで、下記[化19]に示される無色透明な液体(合成化合物 II)を79.3g得た。収率は90%であった。
エポキシ当量(三菱化学社製、GT−100):196g/mol
屈折率(ATAGO社製、RX5000、25℃):1.463
元素分析値 C:0.4891(0.4909)、Si:0.0944(0.0957)、O:0.2482(0.2452)、N:0.1066(0.1073)、H:0.0617(0.0609)(但し、()内は理論値である)
比重(23℃):1.13
粘度(60℃):11.6Pa・S
硬化剤として、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(リカシッドMH:新日本理化社製、商品名)を用いた。
1,3−ジヒドロキシー1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、又は式:MeO(Me2SiO)nOMe(nの平均は3.5)で表されるポリシロキサン(表1中、ポリシロキサン I)を用いた。
硬化触媒として、第四級ホスホニウムのブロマイド塩(U−CAT5003:サンアプロ社製、商品名)を用いた。
ヒンダ−ドフェノ−ル系酸化防止剤として、ペンタエリスリト−ルテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]を用いた。
ヒンダ−ドアミン系紫外線吸収剤として、2,2,4,4−テトラメチル−20−(β−ミリスチル−オキシカルボニル)−エチル−7−オクサ−3,20−ジアザ−ジスピロ−[5.1.11.2]−ヘネイコサノン−21を用いた。
接着付与剤として、メルカプト系シラン系カップリング剤であるγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(KBM803、信越化学工業社製、商品名)を用いた。
(硬化物の外観)
硬化物の外観を目視で観察し、変色の有無、透明性を目視にて評価した。
(硬度)
棒状硬化物に対し、JIS K6301に準拠して硬度を測定した(タイプD)。
(粘度)
回転粘度計(東機産業製、BMタイプ)にて粘度を測定した。
(ガラス転移温度、膨張係数)
棒状硬化物を幅5mm、厚み4mm、長さ15mmに切り出し、熱分析装置:EXSTAR6000TMA(エスアイアイ・ナノテクノロジ−社製)により、膨張係数の変曲点をガラス転移温度(Tg)とした。また、ガラス転移温度前後の試料の伸びを平均膨張係数とした。
(曲げ強さ、曲げ弾性率)
棒状硬化物を幅5mm、厚み4mm、長さ100mmに切り出し、オ−トグラフ測定装置:AGS−50(島津製作所製)にてJIS K6911に準じて測定した。
(光透過性)
1mm厚の硬化サンプルの、150℃×400時間後の波長400nmにおける室温(25℃)での光透過性を分光光度計:U−4100(日立ハイテック社製)にて測定した。また、耐熱試験として180℃×168時間後の透過率を同様に測定した。
(水蒸気透過性)
JIS Z0208に準拠して、水蒸気透過性を測定した。
(薄膜硬化性)
0.18mmシ−トを作成し、その表面の微小硬度を島津ダイナミック超微小硬度計BUH−W201S(島津製作所製、商品名)にて測定した。
Claims (14)
- 下記の(A)〜(D)成分を含有するエポキシ樹脂組成物。
(A)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物、又は下記式(1)で示されるシリコ−ン変性エポキシ化合物 100質量部
(C)1分子中に2個以上のヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する、シラン又はシロキサン 0.01〜50質量部
(D)硬化触媒 0.05〜3質量部 - (A)成分の1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物が、水添型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、又はイソシアヌレ−ト環を含有するエポキシ樹脂である請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (B)成分の硬化剤が、酸無水物である請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (C)成分の1分子中に2個以上のヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する、シラン又はシロキサンが、ジヒドロキシジメチルシラン、1,3−ジヒドロキシー1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ジヒドロキシジフェニルシラン、1,3−ジヒドロキシー1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3−ジメトキシー1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ジメトキシジフェニルシラン、1,3−ジメトキシー1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、及び式:MeO(Me2SiO)nMe(nは1〜10)で表されるシロキサンからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (D)成分の硬化触媒が、第四級ホスホニウム塩である請求項1〜4のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (E)成分として、酸化防止剤を、エポキシ樹脂組成物全体に対して、0.1〜5質量%含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (E)成分の酸化防止剤が、ヒンダ−ドフェノ−ル系酸化防止剤である請求項6に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (E)成分の酸化防止剤が、リン系酸化防止剤である請求項6に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (F)成分として、紫外線吸収剤を、エポキシ樹脂組成物全体に対して、0.1〜5質量%含有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (F)成分の紫外線吸収剤が、ヒンダ−ドアミン系紫外線吸収剤である請求項9に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (G)成分として、接着付与剤を、エポキシ樹脂組成物全体に対して、0.1〜3質量%含有する請求項1〜10のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- (G)成分の接着付与剤が、メルカプト系シランカップリング剤である請求項11に記載のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物を用いてなる半導体装置。
- (A)成分、(B)成分、及び(C)成分を100℃以下の低温で反応させた後、(D)成分を混合して、硬化させる請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
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