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JP2011507385A - マルチキャスト及びブロードキャストのためのシステム並びに方法 - Google Patents

マルチキャスト及びブロードキャストのためのシステム並びに方法 Download PDF

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JP2011507385A JP2010537872A JP2010537872A JP2011507385A JP 2011507385 A JP2011507385 A JP 2011507385A JP 2010537872 A JP2010537872 A JP 2010537872A JP 2010537872 A JP2010537872 A JP 2010537872A JP 2011507385 A JP2011507385 A JP 2011507385A
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Abstract

本発明は、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MCBCS:MultiCast and BroadCast Service)を提供するためのMCBCSシステム及び方法に関する。本発明によると、MCBCSのためのセッション開始/データ経路登録手続、静的/動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するようにMCBCSを参加または脱退手続を支援し、アイドルモード端末のためのMCBCSを提供するように支援することを特徴とする。したがって、本発明では、無線通信システム、特にワイマックス・システムにおいてMCBCSの効率的且つ容易な実現を可能にし、また、アイドルモードMSに応じたMCBCSを提供することができる。

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、通信システムに係り、特に、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MCBCS:MultiCast and BroadCast Service、以下、「MCBCS」と称することにする)を提供するためのMCBCSシステム及び方法に関する。
[技術分野]
通信システムは、放送、マルチメディア映像、マルチメディアメッセージなどの多様なサービスを提供する形態で発展してきている。特に、次世代通信システムでは高速の多様なサービス品質(QoS:Quality of Service、以下、「QoS」と称することにする)を有するサービスをユーザらに提供するための研究が活発に進められてきている。
このような次世代通信システムでは有無線網を連動して多様なサービスを提供することができ、ここで、次世代通信システムとは、広帯域無線アクセス(BWA:Broadband Wireless Access、以下、「BWA」と称することにする)通信システムであって、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16システムを基盤とした携帯インターネットシステムまたはワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)システムである。
しかしながら、現在の次世代通信システムのうちの上記ワイマックス・システムでは、サービス・プロバイダが提供する放送、マルチメディア映像、マルチメディアメッセージなどの多様なサービスをマルチキャスト/ブロードキャスト方式にてユーザらに提供するための具体的な方案が未だ決められていない。また、MCBCSは、静的マルチキャストサービス方式、動的マルチキャストサービス方式、またはブロードキャストサービス方式にてMCBCSを提供するための具体的な方案が求められ、上記マルチキャストサービス/ブロードキャストサービス方式にて上記MCBCSをユーザ、例えば、移動性及び固定性をもつ移動局(MS:Mobile Station、以下、「MS」と称することにする)に提供するためにデータ経路(data path)を設定するための具体的な方案が必要である。さらには、MSの移動性を支援し且つ電力消耗を最小化するために、MCBCSを提供するゾーン内のMSの存在の有無、特にゾーン内においてアイドルモードで動作するMSの存在の有無を上記ワイマックス・システムが確認する具体的な方案が求められ、それだけでなく、ゾーン内のMSの存在の有無に応じて上記ワイマックス・システムがMCBCSを提供するためのより具体的な方案が求められている。
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
そこで、本発明の目的は、通信システムにおいてMCBCSを提供するためのシステム及び方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、通信システムにおいてMCBCSのためのセッション開始/データ経路登録を支援するシステム及び方法を提供することである。
そして、本発明の他の目的は、通信システムにおいてMCBCSを静的/動的マルチキャストサービス方式にて提供するシステム及び方法を提供することである。
本発明のまた他の目的は、通信システムにおいてMCBCSを静的/動的マルチキャストサービス方式にて提供するために参加/脱退手続を支援するシステム及び方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、通信システムにおいてワイマックス・システムに適合した静的/動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するシステム及び方法を提供することである。
本発明のまたさらなる目的は、通信システムにおいてMCBCSを提供するゾーン内のアイドルモードで動作するMSにMCBCSを提供するシステム及び方法を提供することである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するための本発明の方法は、ASN−GW(Access Service Network GateWay)がMCBCSサーバからセッション開始要請メッセージを受信し、移動局にMCBCSを提供する基地局へ上記セッション開始要請メッセージとともにリソース予約及びデータ経路登録要請メッセージをそれぞれ送信するステップと、上記基地局が上記セッション開始要請メッセージに応じてリソース予約及びデータ経路登録手続を行い、セッション開始応答メッセージとともにリソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを上記ASN−GWへ送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記セッション開始応答メッセージを上記MCBCSサーバへ送信して、上記MCBCSサーバとデータ経路を登録するステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の方法は、データ経路登録手続を行った後にサービス公知情報に基づくMCBCSの提供を受けるために移動局から参加開始メッセージをASN−GW(Access Service Network GateWay)が受信するステップと、上記ASN−GWが上記参加開始メッセージを受信し、基地局へ参加要請メッセージを送信するステップと、上記基地局が上記参加要請メッセージに基づいて上記移動局とともに動的サービス追加手続を行い、上記参加要請メッセージの応答として参加応答メッセージを上記ASN−GWへ送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記参加応答メッセージを受信することでMCBCS参加を確認するステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の方法は、移動局から参加開始メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)が受信するステップと、上記ASN−GWが上記参加開始メッセージを受信して、上記移動局がMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内の第一の移動局であると、MCBCSコンテンツを確認し、上記MCBCSコンテンツに対応するリソース予約及びデータ経路登録要請メッセージを基地局へ送信するステップと、上記基地局が上記リソース予約及びデータ経路登録要請メッセージを受信して上記移動局とともに動的サービス追加手続を行い、上記リソース予約及びデータ経路登録要請メッセージに応じてリソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを上記ASN−GWへ送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記リソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを受信し、上記MCBCSをアップデートするステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の方法は、移動局から、MCBCSの提供を中止するために脱退メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)が受信するステップと、上記ASN−GWが上記脱退メッセージを受信してMCBCSサーバへ脱退指示メッセージを送信し、上記脱退指示メッセージに応じた脱退応答メッセージを上記MCBCSサーバから受信し、上記脱退応答メッセージに応じた脱退要請メッセージを基地局へ送信するステップと、上記基地局が上記脱退要請メッセージに基づいて上記移動局とともに動的サービス削除手続を行い、上記脱退要請メッセージに応じた上記脱退応答メッセージを上記ASN−GWへ送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記脱退応答メッセージを上記基地局から受信し、上記移動局が上記MBSゾーン内の最後の移動局であると、経路登録取り消し要請メッセージを上記基地局へ送信し、上記経路登録取り消し要請メッセージに応じた経路登録取り消し応答メッセージを上記基地局から受信し、上記経路登録取り消し応答メッセージに応じたマルチキャストツリー脱退メッセージをMCBCSサーバへ送信してマルチキャストツリーを脱退するステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の方法は、MCBCSサーバが移動局に提供しようとするMCBCSが存在すると、上記MCBCSを上記移動局に提供する基地局の識別子とサービングネットワークの接続情報が含まれたサービス要請メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)へ送信するステップと、上記ASN−GWが上記サービス要請メッセージを受信し、上記MCBCSに該当するマルチキャスト接続識別子とサービスフロー識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルアドレスが含まれた参加要請メッセージを上記基地局へ送信するステップと、上記基地局が上記参加要請メッセージに基づいて上記移動局とともに動的サービス追加手続を行い、上記参加要請メッセージに応じた参加応答メッセージを上記ASN−GWへ送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記参加応答メッセージを受信することでMCBCS参加を確認するステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の方法は、基地局が移動局から登録解除要請メッセージを受信することでMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内において上記移動局のアイドルモード進入開始を確認し、上記アイドルモード進入開始の確認に応じてASN−GW(Access Service Network−GateWay)へ上記移動局に該当する経路登録解除要請メッセージを送信するステップ、及び上記ASN−GWが上記経路登録解除要請メッセージを受信して経路登録解除応答メッセージを上記基地局へ送信し、上記移動局のコンテクストに上記MBSゾーンの識別子と上記移動局に該当するサービングネットワークの識別子をアップデートするステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明のまた他の方法は、アイドルモードに切り替えられたMCBCS移動局を含めMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内のMCBCS移動局の個数をモニタリングするステップ、及び上記MBSゾーン内のMCBCS移動局の個数に基づいてMCBCSを提供するか否かを判断するステップを含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明のMCBCSシステムは、移動局、基地局、ASN−GW(Access Service Network−GateWay)、MCBCSサーバ、及び政策サーバを含み、上記ASN−GWは、マルチキャスト接続識別子と無線リソースの割り当て機能、MCBCSコンテンツのための階層2レベルセキュリティ機能、上記移動局管理及びMCBCSのためのリソース管理機能、及び上記政策サーバとの連動機能を支援するプロキシモジュール、及び動的MCBCSデータ経路の登録及び解除を支援するDPF(Data Path Function)モジュールを含むことを特徴とする。
[発明の効果]
本発明では、通信システムにおいてMCBCSを提供するための具体的な方案を提供する。
また、本発明では、MCBCSのためのセッション開始、データ経路登録、及び加入を支援し、静的/動的ブロードキャスト方式にてMCBCSを提供するための参加及び脱退を支援し、アイドルモードで動作するMSへのMCBCSの提供を支援する具体的な方案を提供することでその実現を容易にすることができる。
また、本発明では、MCBCSを提供するゾーンの通信環境及びアイドルモードで動作するMSに対応してワイマックス・システムが動的にMCBCSを提供することができる。
本発明の実施形態によるMCBCSを提供する通信システムの構造を概略的に示す図である。 本発明の実施形態による通信システムのサービングASNにおけるセッションを開始してデータ経路を登録するための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおいてMSのMCBCSへの加入のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態によるMCBCSを提供する通信システムの構造を概略的に示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS支援のための信号の送受信手続を示す図である。 本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS支援のための信号の送受信手続を示す図である。
以下、本発明による好適な実施形態を添付の図面を参照して詳しく説明する。下記の説明では、本発明による動作を理解するのに必要な部分だけが説明され、それ以外の部分の説明は本発明の要旨を曖昧にしないように省略されることに留意しなければならない。
本発明では、通信システム、一例として広帯域無線アクセス(BWA:Broadband Wireless Access、以下、「BWA」と称することにする)通信システムであって、上記BWA通信システムは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.16システムを基盤とした携帯インターネットシステム、またはワイマックス(Mobile WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))システムである。本発明では、通信システムにおいてマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MCBCS:MultiCast and BroadCast Service、以下、「MCBCS」と称することにする)のためのシステム及び方法を提案する。ここで、後述する本発明の実施形態では、説明の便宜上、MCBCSのためのシステムは、IEEE 802.16システムまたはワイマックス・システムと関連付けて説明されるが、本発明で提案するシステム及び方法は、他の通信システムが他の多様なサービスを提供する場合にも適用できる。
また、後述する本発明の実施形態では、上記ワイマックス・システムがユーザら、例えば固定性及び移動性をもつ移動局(MS:Mobile Station、以下、「MS」と称することにする)にMCBCSを提供するために、上記MCBCSを提供するための上記ワイマックス・システムのセッション開始、データ経路登録、及び加入を支援するシステム及び方法を提案する。そして、後述する本発明の実施形態では、上記ワイマックス・システムがMSに静的/動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供し、このとき、本発明は、静的/動的マルチキャスト方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムへの参加及び脱退、すなわちMSのMCBCS参加及び脱退手続を支援してMSBCSを提供する。また、本発明の実施形態では、上記ワイマックス・システムがサービス領域でアイドルモードに進入するMSと上記アイドルモードからエグジットするMSのために動的MCBCSを提供するように支援する。
図1は、本発明の実施形態による通信システムにおいてMSにMCBCSを提供するワイマックス・システムの構造を概略的に示す図である。
図1を参照すると、上記ワイマックス・システムは、MS102と、サービス領域内においてMCBCSデータをブロードキャストまたはマルチキャスト方式にて送信するための無線アクセス局(RAS:Radio Access Station)としての機能を遂行する基地局(BS:Base Station、以下、「BS」と称することにする)、すなわちBS1(112)、BS2(114)、BS3(116)、BS4(118)と、上記BS112、114、116、118へ上記MCBCSコンテンツを送信する接続サービスネットワーク(ASN:Access Service Network、以下、「ASN」と称することにする)のゲートウェイ(GW:gateway、以下、「GW」と称することにする)(以下、「ASN GW」と称することにする)、すなわちASN GW1(120)、ASN GW2(130)と、上記MCBCSのための制御及びコンテンツ提供機能を遂行するMCBCSサーバ140と、上記MS102に対する認証、権限付与、及び課金機能を担うAAA(Authentication Authorization Accounting)サーバ150、上記MCBCSの提供時に各種の通信規約を担う政策機能(PF:Policy Function、以下、「PF」と称することにする)サーバ160、及びMCBCSに該当するMCBCSコンテンツを生成し提供するコンテンツ・プロバイダ170と、を含む。
ここで、上記サービス領域は、上記ワイマックス・システムがMCBCSを提供するゾーン、言い換えれば、複数のBSが媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control、以下、「MAC」と称することにする)階層(MAC Layer)または物理的(PHYsical、以下、「PHY」と称することにする)階層(PHY Layer)でMSにMCBCSを提供するゾーン(以下、「MBS(Multicast and Broadcast Service) zone」と称することにする)を意味する。また、上記ASNとは、上記ワイマックス・システムにおいてMBS zoneにMCBCSを提供するネットワークのことを意味する。そして、上記MS102とBS112、114、116、118間でのMCBCSデータ送受信は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下、「OFDM」と称することにする)/直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access、以下、「OFDMA」と称することにする)方式にて行われることと仮定して説明することにする。そして、説明の便宜上、上記MS102がワイマックス・システムへの初期接続手続をBS3(114)またはBS4(118)とともに行って、上記BS3(114)またはBS4(118)を介して上記ワイマックス・システムに最初に進入したことを前提に説明する。ここで、上記BS3(114)、BS4(118)、及びASN GW2(130)により形成されたASNがアンカーASNになり、上記アンカーASNは、MS102が上記ワイマックス・システムへの初期接続手続を行って最初にネットワーク進入したASNのことを意味する。また、上記MS102が上記アンカーASNに最初に進入した後、BS1(112)へのハンドオーバーを行い、上記BS1(112)、BS2(114)、及びASN GW1(120)により形成されたASNを介して上記MS102にMCBCSを提供することを前提に説明することにする。ここで、上記BS1(112)、BS2(114)、及びASN GW1(120)により形成されたASNがサービングASNになり、上記サービングASNはMS102にMCBCSを提供するASNのことを意味する。その結果、上記ASN GW2(130)はアンカーASN GWになり、上記ASN GW1(120)はサービングASN GWになり、上記ワイマックス・システムは、アンカーASNとサービングASNとが異なっている場合、上記サービングASNのセッション開始及び上記サービングASNのデータ経路登録、及び加入を支援する。
上記ASN GW1(120)は、MCBCSのためにサービングASNのデータ経路を制御するデータ経路機能(DPF:Data Path Function、以下、「DPF」と称することにする)モジュール1(122)、上記MCBCSのために上記サービングASNのプロキシ機能を行うプロキシモジュール1(124)、及び上記サービングASNを介して上記MS102に提供されるMCBCSのサービスフローを認証するサービスフロー認証(SFA:Service Flow Authorization、以下、「SFA」と称することにする)モジュール1(126)を含む。そして、上記ASN GW2(130)は、上記ASN GW1(120)と同様に、アンカーASNのデータ経路を制御するDPFモジュール2(132)、上記アンカーASNのプロキシ機能を行うプロキシモジュール2(134)、及び上記アンカーASNを介して上記MS102に提供されるMCBCSのサービスフローを認証するSFAモジュール2(136)を含む。ここで、上記各ASN GW120、130はBS112、114、116、118を制御する機能を行う接続制御ルーター(ACR:Access Control Router)にそれぞれ含まれる。
また、上記MCBCSサーバ140は、上記コンテンツ・プロバイダ170からのMCBCSコンテンツをASNに伝達するコンテンツサーバ142及び上記コンテンツサーバ142からのMCBCSコンテンツを上記MS102に提供するためのMCBCS制御機能を行う制御部144を含む。
そして、上記AAAサーバ150は、上記ASN GW120、130とともにMCBCSサーバ140の支援を通じてMS120及びコンテンツ・プロバイダ170の認証、権限付与、及び課金機能を行う。また、上記PFサーバ160は、MCBCSの提供時に各種の通信規約に応じたリソース割り当て及びリソース予約などを支援する。さらに、上記コンテンツ・プロバイダ170は、上記MS102が提供を受けようとするMCBCS、例えば位置基盤サービス、ビデオ及びオーディオサービス、インターネットウェブサービス、音声及びビデオサービスなどにそれぞれ該当するMCBCSコンテンツをそれぞれ生成して上記MCBCSサーバ140に伝達する。すると、ここで、下記の表を参照してワイマックス・システムがMCBCSを提供するためのBS112、114、116、118(すなわち、RAS)とASN GW120、130(すなわち、ACR)及びMCBCSサーバ140の機能について具体的に説明することにする。
まず、上記MCBCSを提供するために、下記表1に表すように上記MCBCSサーバ140のコンテンツサーバ142は、MS102に提供するMCBCSに該当するMCBCSコンテンツを上記コンテンツ・プロバイダ170から伝達され、上記MCBCSコンテンツをASN GW120、130に提供するMCBCSコンテンツサーバ(MCBCS Content Server)であり、一例として位置基盤サービスを提供する位置サーバ、ビデオ及びオーディオサービスを提供するVoD/AoDサーバ、インターネットウェブサービスを提供するウェブサーバ、音声及びビデオサービスを提供するVoIP/VTサーバなどである。そして、上記コンテンツサーバ144は、上記MS102に提供するMCBCSに対応するMCBCSコンテンツをアプリケーション階層(Application Layer)レベルでセキュリティ、例えば、デジタルコンテンツ権利管理(DRM:Digital Rights Management、以下、「DRM」と称することにする)などを通じてセキュリティを支援し、互いに異なるコンテンツ・プロバイダから受信したMCBCSコンテンツを結合する機能を行う。また、上記コンテンツサーバ144は、MS102にMCBCSを提供するためのMCBCSコンテンツチャンネルのグループ及び上記チャンネルを構成する機能を行う。
上記MCBCSサーバ140の制御部144は、上記MCBCSコンテンツを受信すると、上記MCBCSを提供するためのマルチキャストインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol、以下、「IP」と称することにする)アドレス(Multicast IP Address)を割り当て、ASN、例えば、ASN GW120、130とMCBCSサーバ140間の接続に関するマルチキャストIPルーティングプロトコル及びトンネリングを支援し、MCBCSコンテンツを階層2(Layer 2)レベルでセキュリティを支援する。ここで、上記マルチキャストIPアドレスによって各MSBCSコンテンツが送信されるチャンネルを識別し、上記マルチキャストIPアドレスはマルチキャスト接続識別子(MCID:Multicast Connection Identifier、以下、「MCID」と称することにする)と同一である。そして、上記制御部144は、マルチキャストグループに属したASNを管理し、MCBCSの提供を受けるユーザ(例えば、MS102)の認証及び権限付与を行い、上記MCBCSサーバ140が提供可能なMCBCSの広告及びMCBCSの提供のためのセッションの管理、例えばセッション情報割り当て、セッション開始/中止/アップデートを支援し、MCBCSに対する課金を行う。
Figure 2011507385
そして、下記表2に表すように、上記各ASN GW120、130のプロキシモジュール124、134は、上記MCBCSのための上記PFサーバ160との相互連動、及び上記MCBCSに対するサービスフロー識別子(SFID:Service Flow Identifier、以下、「SFID」と称することにする)を管理し、静的マルチキャストサービス方式及び動的マルチキャスト方式に相応した静的MCIDと動的MCIDを割り当てる。そして、上記プロキシモジュール124、134は、MCBCSのための無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management、以下、「RRM」と称することにする)機能、及びMBS zoneにMCBCSデータ送信ゾーンをマッピングする機能を行う。また、上記プロキシモジュール124、134は、MCBCSコンテンツを階層2レベルでセキュリティを支援し、静的公衆リソース及び動的公衆リソースを割り当てる。このとき、上記プロキシモジュール124、134は、マクロダイバーシティを支援するためにすべてのBS112、114、116、118に同じ無線リソースを割り当てる。さらに、上記プロキシモジュール124、134は、上記MCBCSの提供を受けるMS102を管理、言い換えれば、MCBCSグループに属したMSを管理し、MCBCSの課金及びマクロダイバーシティを支援するための時間同期メカニズムを制御し、上記MBS zoneのリストを管理する。
上記各ASN GW120、130のDPFモジュール122、132は、上記MCBCSのためのPFサーバ160との相互連動、及び上記MCBCSに対するSFIDを管理し、上記ASNとMCBCSサーバ140、AAAサーバ150、及びPFサーバ160間での接続に関するマルチキャストIPルーティングプロトコル及びトンネリングを支援する。そして、上記DPFモジュール122、132は、MCBCSデータの分類及びMCBCS課金機能、インターネットグループ管理プロトコル(IGMP:Internet Group Management Protocol、以下、「IGMP」と称することにする)プロキシ機能を行う。また、上記DPFモジュール122、132は、ASN GW120、130とBS112、114、116、118間での静的接続MCBCSデータ経路の登録及び解除を支援及び動的接続MCBCSを支援する。特に、上記DPFモジュール122、132のうちのアンカーASNのDPFモジュール、すなわちDPFモジュール2(132)は、IGMPレポートメッセージの伝達機能を行う。
そして、上記各ASN GW120、130のSFAモジュール126、136は、MS102のネットワーク進入時に、AAAサーバ150からのユーザ(例えば、MS102)のサービス品質(QoS:Quality of Service:以下、「QoS」と称することにする)プロファイルに応じて上記MS102のMCBCS要請を受諾するか否かを判断する。また、上記SFAモジュール126、136は、SFAモジュール126、136内に含まれた地域的政策機能(Local policy function)モジュール(図示せず)を利用してMCBCSの提供時に利用可能なリソース基盤の承認制御を行う。すなわち、上記ワイマックス・システムが静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供する場合、上記SFAモジュール126、136は、最初のネットワーク進入時にAAAサーバ150からのMS102のQoSプロファイルに基づいてMS102のMCBCS要請に対して受諾したか否かを判断した後、MS102がMCBCSの提供を受けるようにサービスフローを開放するようになる。
Figure 2011507385
また、下記表3に表すように、BS112、114、116、118、すなわち、RASがMS102にMCBCSを提供するために、MAC階層またはPHY階層でのMBSデータ送信のためのRASのMAC制御部(図示せず)は、MAC階層でのMBS zone支援及びMBS RRM機能を行い、MACデータ部(図示せず)は、MAC階層でのMBS MAP情報エレメント(IE:Information Element、以下、「IE」と称することにする)、MBS−MAP、MBSデータIE、及びMCIDを支援し、PHY部は、PHY階層でのMBS MAP IEとMBS MAP同期及びMBS RRM機能を行う。
Figure 2011507385
さらに、上記ワイマックス・システムがマルチキャスト/ブロードキャストサービス方式にてMCBCSを提供するように、下記表4に表すように上記MCBCSサーバ140のコンテンツサーバ142は、MS102にMCBCSを提供するためのMCBCSコンテンツチャンネルのグループ及び上記チャンネルを構成する機能を行う。上記制御部144は、MCBCSを提供するためのマルチキャストIPアドレスを割り当て、ASNとMCBCSサーバ140間の接続に関するマルチキャストIPルーティングプロトコル及びトンネリングを支援し、上記MCBCSサーバ140が提供可能なMCBCSの広告及びMCBCSの提供のためのセッションを管理する。ここで、上記制御部144のセッション管理は、MS102ではないMCBCSコンテンツ別に管理する。そして、上記各ASN GW120、130のプロキシモジュール124、134は、MCBCSに対するSFID管理、及びMCIDと静的公衆リソースを割り当て、MBS zoneにMCBCSデータ送信ゾーンをマッピングする機能及びマクロダイバーシティを支援するための同期を制御し、上記MBS zoneのリストを管理する。上記DPFモジュール122、132は、MCBCSデータの分類及びASN GW120、130とBS112、114、116、118間の静的接続MCBCSデータ経路の登録及び解除を支援する。上記BS112、114、116、118のMAC制御部は、MAC階層でのMBS zoneを支援し、MACデータ部は、マクロダイバーシティのための同期支援、及びMAC階層でのMBS MAP IE、MBS−MAP、MBSデータIE、及びMCIDを支援し、PHY部は、PHY階層でのMBS MAP IEとMBS MAP同期を支援する。
Figure 2011507385
また、上記ワイマックス・システムの静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するように、下記表5に表すように上記MCBCSサーバ140のコンテンツサーバ142は、MCBCSコンテンツをアプリケーション階層レベルでセキュリティを支援し、制御部144は、上記MCBCSの提供を受けるユーザ(例えば、MS102)の認証及び権限付与及びセッション管理とMCBCSに対する課金を行う。そして、上記各ASN GW120、130のプロキシモジュール124、134は、静的MCIDと静的公衆リソースを割り当て、DPFモジュール122、132のうちのサービングASNのDPFモジュール(例えば、DPFモジュール1(122))は、IGMPプロキシ機能を行い、アンカーASNのDPFモジュール(例えば、DPFモジュール2(132))は、IGMPレポートメッセージの伝達機能を行う。
Figure 2011507385
そして、上記ワイマックス・システムの動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するように、下記表6に表すように上記MCBCSサーバ140のコンテンツサーバ142は、互いに異なるコンテンツ・プロバイダから受信したMCBCSコンテンツを結合する機能を行い、制御部144は、MCBCSコンテンツの階層2レベルでのセキュリティ支援、及びマルチキャストグループに属したASNを管理する。そして、上記各ASN GW120、130のプロキシモジュール124、134は、動的MCIDと動的公衆リソースの割り当て及びMCBCSコンテンツの階層2レベルでのセキュリティを支援し、上記MCBCSの提供を受けるMS102を管理(言い換えれば、MCBCSグループに属したMSの管理)、及びMCBCSのためのRRM機能と上記MCBCSのための上記PFサーバ160との相互連動を行う。上記DPFモジュール122、132は、動的MCBCSデータ経路の登録及び解除を支援する。上記BS112、114、116、118、すなわちRASは、MAC階層での上記MCBCSコンテンツの階層2レベルでのセキュリティ支援及びMBS RRM機能を行い、PHY階層でのMBS RRM機能を行う。
Figure 2011507385
さらに、上記各ASN GW120、130のプロキシモジュール124、134は、MCBCSの提供のためのMS102とアンカーASNまたはサービングASN間の連結及び解除を制御し、MCBCSセッションベアラー(session bearer)の成立を制御し、MCBCSに関連したリソース(例えば、MCID)を割り当て、公衆インターフェース暗号化のためにMCBCSセキュリティ・キーを生成し、MCBCS課金支援及びMBS zone内に属したASN GWのリストを維持する。上記ACRのDPFモジュール122、132は、MCBCSセッションベアラーの成立とMCBCSの連結及び解除を支援し、MCBCSデータの送信/分類、MCBCS課金及び動的に成立及び解除を伝達するための課金を支援し、MCBCSに接続されたMS102のBS112、114、116、118とASN GW120、130間の接続及び上記ASN GW120、130とMCBCSサーバ140、AAAサーバ150、及びPFサーバ160間の接続インターフェースに対するMS102の移動管理を支援し、マルチキャストルーター機能を支援する。
そして、上記MCBCSサーバ140のコンテンツサーバ142は、コンテンツ・プロバイダ170からMCBCSコンテンツを受信した後、ワイマックス・システムを通じてMS102に上記MCBCSコンテンツを分配し、上記ワイマックス・システムでの適切な伝送のために上記コンテンツ・プロバイダ170からデータを再包装し、アプリケーション階層レベルでのMCBCSコンテンツを暗号化、及びMCBCSセッションによって要求されたフォーマットにてMCBCSコンテンツを伝送する。上記MCBCSサーバ140の制御部144は、マルチキャストIPアドレスを割り当て、コンテンツ・プロバイダ170の認証、及び上記コンテンツサーバ142とコンテンツ・プロバイダ170間のMCBCSコンテンツ伝送を制御し、上記MCBCS伝達の成立及び解除を制御し、MCBCSのアプリケーションレベルでの暗号化キー及びセキュリティ・キーを生成及び分配し、MCBCSセッションの開始と終了の制御を決定し、MCBCSを要請するMS102に対する権限付与及び認証とMCBCS情報を維持し、MCBCSに連結されたMS102に関する情報を維持し、MS102、コンテンツ・プロバイダ170、及びASNなどに対する課金支援と上記課金情報を収集し、MCBCS情報に応じてMCBCSのマルチキャストまたはブロードキャストを必要とするASNを決定し、MCBCS加入者(例えば、MS102)プロファイルの維持及びMCBCSプロキシリストを維持し、すべてのMCBCS提供ゾーン、すなわち、すべてのMBS zoneの構成に関する情報を獲得する。引き続き、先ずMCBCSを提供するためのセッション開始、データ経路登録、及び加入手続を説明することにする。
図2は、本発明の実施形態による通信システムのサービングASNにおけるセッションを開始してデータ経路を登録するための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図2は、MS102がワイマックス・システムとともに初期接続手続を行ってアンカーASNに最初に進入した後、上記アンカーASNとは異なるASNを介してMCBCSの提供を受けようとする場合、上記異なるASNのセッション開始及びデータ経路の登録のための信号の送受信手続を示す図である。
図2を参照すると、上記MCBCSサーバ140は、上記サービングASNを介してMS102に提供するMCBCSに該当するMCBCSコンテンツが存在すると、セッション開始の要請のためにマルチキャストコンテンツにマルチキャストIPアドレスを割り当て、セッション情報及びMCBCSコンテンツに対応するQoS情報などが含まれたセッション開始要請(Session#Start−REQ:Session Start−Request、以下、「Session#Start−REQ」と称することにする)メッセージをサービングASNに含まれたASN GW1(120)に送信する(ステップS202)。
しかる後、上記Session#Start−REQメッセージを受信したASN GW1(120)は、SFIDを割り当て、Session#Start−REQメッセージとリソース予約要請(RR−REQ:Resource Reservation Request、以下、「RR−REQ」と称することにする)メッセージまたはデータ経路登録要請(DP#REG−REQ:Data Path Registration Request、以下、「DP#REG−REQ」と称することにする)メッセージを、同一のMCBCSが提供される同一のMBS zone内のすべてのBS、すなわちBS1(112)とBS2(114)に送信する(ステップS204、S206)。ここで、BS(112、114)は同一のMCBCSデータをそれぞれ送信し、上記RR−REQメッセージとDP#REG−REQメッセージはピギーバックされて伝送されればよい。このとき、上記BS(112、114)のサービスフロー別にGRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルが生成され、上記GREトンネルは特定のMSでないMBS zone内のすべてのMSへ同一のMCBCSデータが送信されるように生成される。
ここで、上記ASN GW1(120)が送信したSession#Start−REQメッセージには、MCID、上記BS112、114とMS102間の無線リソースパラメーター、及び上記MS102へのMCBCSの提供時にMCBCSフレームのMAP情報が含まれる。上記MCBCSフレームのMAP情報は、上記BS112、114がMS102にMCBCSを提供する場合における、MACまたはPHY階層でMCBCSデータが送受信されるフレームのMAP情報であり、MBSバーストフレームオフセット(MBS Burst Frame Offset)、OFDMAシンボルオフセット(OFDMA Symbol Offset)、サブチャンネルオフセット(Subchannel offset)、OFDMAシンボル個数(No.OFDMA Symbols)、サブチャンネル個数(No.Subchannles)、繰り返しコーディング指示子(Repetition Coding Indication)、次のMBSフレームオフセット(Next MBS frame offset)、次のMBS OFDMAシンボルオフセット(Next MBS OFDMA Symbol offset)などが含まれる。上記ASN GW1(120)のプロキシモジュール1(124)は、MCBCSサーバ140からサービングASNに伝送するMCBCSデータ情報の受信時、上記MCIDとMCBCSのためのリソースパラメーターを動的に生成する。しかし、これと異なって、上記MCIDとMCBCSのためのリソースパラメーターは、上記ワイマックス・システムに対するエレメント管理システム(EMS:Element Management System、以下、「EMS」と称することにする)によって生成され、上記ASN GW1(129)に送信されればよい。
また、上記ASN GW1(120)が送信したRR−REQメッセージには、SFIDと、上記MBS zoneにおけるすべてのBS、すなわちBS1(112)とBS2(114)に関するマルチキャストIPアドレス(例えば、MCID)及びQoS関連パラメーターが含まれる。そして、上記DP#REG−REQには、データトンネル関連情報とQoS情報が含まれる。
しかる後、上記Session#Start−REQメッセージ/RR−REQメッセージ/DP#REG−REQメッセージをそれぞれ受信したBS112、114は、各メッセージに応じてリソース予約/データ経路登録をそれぞれ行った後、セッション開始応答(Session#Start−RSP:Session Start Response、以下、「Session#Start−RSP」と称することにする)メッセージとリソース予約応答(RR−RSP:Resource Reservation Response、以下、「RR−RSP」と称することにする)メッセージ/データ経路登録応答(DP#REG−RSP:Data Path Registration Response、以下、「DP#REG−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW1(120)にそれぞれ送信する(ステップS208、S210)。
次いで、上記BS112、114からSession#Start−RSPメッセージ/RR−RSPメッセージ/DP#REG−RSPメッセージをそれぞれ受信したASN GW1(120)は、Session#Start−RSPメッセージを上記MCBCSサーバ140に送信する(ステップS212)。
Session#Start−RSPメッセージの受信後、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140からMCBCSコンテンツの伝達を受けるための上記MCBCSサーバ140との接続(R3)トンネルを生成する(ステップS214)。このとき、ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140との接続トンネルの生成を、IETF(Internet Engineering Task Force)で定義されたマルチキャストルーティングプロトコルを通じてMCBCSサーバ(140)とのMCBCSデータの送信のためのリンクとして生成することもできる。このようにして、ASN GW1(120)とBS112、114、すなわちサービングASNと上記MCBCSサーバ160、及びMS102間のセッション開始手続が完了してデータ経路が登録され、この結果、サービス公知(Service Announce)またはサービス広告(Service Advertisement)を行い、さらにはサービス選択(Service Selection)を行うこともできる(ステップS216)。
上記のように、ワイマックス・システムは、上記MS102にMCBCSを提供するために、MCBCSサーバ140、サービングASNのASN GW1(120)、及びBS112、114間のSession#Start−REQ/RSPメッセージ、RR−REQ/RSPメッセージ、及びDP#REG−REQ.RSPメッセージの送受信及びトンネル生成を通じてサービングASNのセッション開始及びデータ経路を登録し、また上記MS102へのMCBCSの提供を支援する。
図3は、本発明の実施形態による通信システムにおいてMSのMCBCSへの加入(subscription)のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図3は、図2で説明したように、MCBCSを提供するためにサービングASNのセッション開始及びデータ経路を登録した後、MSのASNを介してのMCBCSへの加入を説明するための図であり、上記ワイマックス・システムは、マルチキャスト/ブロードキャスト方式にてMCBCSを提供する場合、MSのネットワークへの進入時に上記MSのMCBCS提供要請なしにネットワークを介してMCBCSを提供するためのサービスフローを活性化させる手続を開始する。すなわち、上記ワイマックス・システムは、上記MSの接続認証が正常に行われてからネットワークに進入するとMCBCSが活性化され、MSがMCBCSの提供を所望しなくてもMCBCSのサービスフローが非活性化されない。
図3を参照すると、先の図2で説明したように、サービングASNのセッションを開始してデータ経路が登録され、その結果、サービスの公知/サービス選択が行われると(ステップS216)、上記MS102は、アンカーASNへの最初のネットワーク進入によるAAAサーバ150へのネットワーク進入(ステップS302)及び上記AAAサーバ150を介しての上記MS102の接続認証を行う(ステップS304)。しかる後、上記MS102のアンカーASNのSFAモジュール2(136)は、上記MS102に提供するMCBCSのサービスフロー情報とMCBCSデータの経路情報が含まれた経路登録要請(Path#REG−REQ:Path Registration Request、以下、「Path#REG−REQ」と称することにする)メッセージを、上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))に送信する(ステップS306)。ここで、説明の便宜上、上記BS1(112)とBS2(114)のうちBS1(112)が上記MS102のサービングBSであることと仮定する。
上記Path#REG−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともに動的サービス追加(DSA:Dynamic Service Addition、以下、「DSA」と称することにする)動作を行い、言い換えれば、上記BS1(112)は、上記MS102へ動的サービス追加要請(DSA−REQ:Dynamic Service Addition Request、以下、「DSA−REQ」と称することにする)メッセージを送信し(ステップS308)、上記MS102は、上記DSA−REQメッセージに対する応答として動的サービス追加応答(DSA−RSP:Dynamic Service Addition Response、以下、「DSA−RSP」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS310)。ここで、上記BS1(112)とMS(102)間のDSA動作は、提供するMCBCSデータが一つ以上である場合に1回以上繰り返し行うこともでき、上記DSA−REQメッセージには、MCIDとMBS zoneの識別子及びSFIDが含まれる。
しかる後、上記BS1(112)は、DSA動作に対応したMCBCSのサービスフロー情報とMCBCSデータの経路情報が含まれた経路登録応答(Path#REG−RSP:Path Registration Response、以下、「Path#REG−RSP」と称することにする)メッセージを、上記SFAモジュール2(136)に送信する(ステップS312)。すると、上記SFAモジュール2(136)は、上記Path#REG−RSPメッセージに対する応答として経路登録受領(Path#REG−ACK:Path Registration Acknowledgement、以下、「Path#REG−ACK」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS314)。その結果、データ経路が登録されたサービングASNを介してMCBCSの提供を受ける上記MS102の加入及びサービスフロー生成が完了する。引き続き、静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するための手続を説明することにする。
図4は、本発明の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図4は、MBS zone内のMSがワイマックス・システムから静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSの提供を受けようとする場合(例えば、MSがMCBCS参加を要請する場合)のMCBCS参加手続を示す図である。
図4を参照すると、先の図2で説明したように、ASN GW1(120)とBS112、114、すなわちサービングASNと上記MCBCSサーバ160、及びMS102間のセッションが開始されてデータ経路が登録された後、サービスの公知/サービス選択が行われると(ステップS216)、上記MS102は、静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムからMCBCSの提供を受けるために自身が最初にネットワーク進入したアンカーASNのASN GW2(130)に参加開始メッセージ(例えば、IGMP参加メッセージ)を送信する(ステップS402)。ここで、上記静的マルチキャストサービス方式でのMCBCSの提供のためのMCBCS参加手続における、上記IGMP参加メッセージの受信は、MS102のASNにMCBCSのためのデータ経路が登録された状態で受信される。そして、上記IGMP参加メッセージには、上記MS102が提供を受けようとするMCBCSコンテンツのマルチキャストIPアドレスが含まれ、上記ワイマックス・システムがIGMPバージョン3(IGMPv3)を利用する場合、上記MS102は、多重マルチキャストグループへの参加のために一つのIGMPレポートメッセージを送信し、上記ワイマックス・システムがIGMPバージョン1(IGMPv1)、またはIGMPバージョン2(IGMPv2)を利用する場合、上記MS102は、一つのMCBCSコンテンツチャンネルと同じ個数の多重IGMPレポートメッセージを送信する。上記多重マルチキャストグループは、MCBCSの提供のためのMCBCSプログラムに含まれる。
上記IGMP参加メッセージを受信したASN GW2(130)は、シグナリングを通じてサービングASNのASN GW1(120)に上記IGMP参加メッセージとしてMCBCS要請(MCBCS−REQ:MCBCS−Request、以下、「MCBCS−REQ」と称することにする)メッセージを送信し(ステップS404)、それにより、上記IGMP参加メッセージが伝達される。このとき、上記MCBCS−REQメッセージには、上記MS102にMCBCSデータを送信するBSのBS識別子(BSID:BS Identifier、以下、「BSID」と称することにする)とサービングASNに対するネットワーク接続情報(NAI:Network Access Information、以下、「NAI」と称することにする)が含まれる。
しかる後、上記MCBCS−REQメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MCBCS認証及び権限付与のためにMCBCS認証及び権限付与要請(MCBCS_AA−REQ:MCBCS Authentication Authorization Request、以下、「MCBCS_AA−REQ」と称することにする)メッセージをMCBCSサーバ140に送信する(ステップS406)。ここで、上記MCBCS_AA−REQメッセージには、上記マルチキャストIPアドレスとNAIが含まれる。このとき、上記ASN GW1(120)が上記MS102のMCBCS加入プロファイルを予め獲得した状態であると、上記ASN GW1(120)は、上記MS102の認証及び権限付与を直接行い、そのため、上記MCBCS_AA−REQメッセージをMCBCSサーバ140に送信する手続(ステップS406)が省略される。
上記ASN GW1(120)がMS102のMCBCS加入プロファイルを獲得することができず、上記MCBCSサーバ140にMCBCS_AA−REQメッセージを送信すると、上記MCBCSサーバ140は、MCBCS認証及び権限付与のためにAAAサーバ150に接続要請(Access−REQ:Access Request、以下、「Access−REQ」と称することにする)メッセージを送信する(ステップS408)。上記Access−REQメッセージを受信したAAAサーバ150は、上記MS102のプロファイルを利用して認証及び権限付与を行い、上記認証及び権限付与結果が含まれた接続応答(Access−RSP:Access Response、以下、「Access−RSP」と称することにする)メッセージを上記MCBCSサーバ140に送信する(ステップS410)。
しかる後、上記MCBCSサーバ140は、上記認証及び権限付与結果が含まれたMCBCS認証及び権限付与応答(MCBCS_AA−RSP:MCBCS Authentication Authorization Response、以下、「MCBCS_AA−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS412)。ここで、前述したように、上記ASN GW1(120)が上記MS102のMCBCS加入プロファイルを予め獲得した状態であると、上記MCBCS_AA−REQ/RSPメッセージの送受信(ステップS406、S412)とAccess−REQ/RSPメッセージの送受信(ステップS408、S410)は省略される。
次いで、上記ASN GW1(120)は、上記IGMP参加に対する応答としてMCBCS応答(MCBCS−RSP:MCBCS Response、以下、「MCBCS−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW2(130)に送信する(ステップS414)。そして、上記ASN GW1(120)は、MS102及び上記MS102に提供したMCBCSに該当するMCIDとSFID及びマルチキャストIPアドレスが含まれたMCBCS参加要請(MCBCS_Join−REQ:MCBCS Join Request、以下、「MCBCS_Join−REQ」と称することにする)メッセージを上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))に送信する(ステップS416)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにする。
上記MCBCS_Join−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともに動的サービス追加(DSA:Dynamic Service Addition、以下、「DSA」と称することにする)動作を行う。言い換えれば、上記BS1(112)は、上記MS102に動的サービス追加要請(DSA−REQ:Dynamic Service Addition Request、以下、「DSA−REQ」と称することにする)メッセージを送信し(ステップS418)、上記MS102は、上記DSA−REQメッセージに対する応答として動的サービス追加応答(DSA−RSP:Dynamic Service Addition Response、以下、「DSA−RSP」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS420)。ここで、上記DSA−REQメッセージには、MS102及び上記MS102に提供したMCBCSに該当するMCIDとMCBCSコンテンツ識別子及びMBS zone識別子が含まれる。
上記DSA−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、DSA動作を正常に遂行した結果が含まれたMCBCS参加応答(MCBCS_Join−RSP、MCBCS Join Response、以下、「MCBCS_Join−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS422)。上記ASN GW1(120)は、上記MCBCS_Join−RSPメッセージを受信したことにより、上記MCBCSの提供を受けようとするMS102のサービングASNへのMCBCS参加手続が正常に行われたことを確認し、その結果、上記MS102へのMCBCSの提供が可能であることを確認する。そして、上記BS1(112)は、上記DSA−RSPメッセージの受信に対する応答として動的サービス追加確認(DSA−ACK:Dynamic Service Addition Acknowledgement、以下、「DSA−ACK」と称することにする)メッセージを上記MS102に送信する(ステップS424)。上記MCBCS_Join−RSPメッセージが受信され、またMS102のMCBCS参加手続が正常に行われたことにより、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSに係るMCBCSコンテクストをアップデートする。
このようにワイマックス・システムは、MCBCSの提供を受けようとするMS102が上記MCBCSの提供を受けるためのMCBCS参加のために、アンカーASNにIGMP参加メッセージを送信すると、上記アンカーASNがサービングASNにMS102のMCBCS参加を要請し、上記サービングASN、すなわちASN GW1(120)とBS1(112)、及びMCBCSサーバ140がMS102の静的MCBCS参加を支援して静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供する。
図5は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図5は、静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムにおいて、上記MS102のMCBCS参加要請とは関係なくワイマックス・システムがMCBCSをMBS zoneに静的マルチキャストサービス方式にて提供する場合(例えば、アンカーASNがMSのMCBCS参加を要請する場合)におけるMCBCS参加手続を示す図である。
図5を参照すると、先の図2で説明したように、ASN GW1(120)とBS112、114、すなわちサービングASNと上記MCBCSサーバ160、及びMS102間のセッションが開始されてデータ経路が登録され、それによりサービスの公知/サービス選択が行われた状態(ステップS216)で、MBS zoneにマルチキャストするMCBCSデータが存在すると、上記MBS zone内のMS102に対するMCBCS参加手続を開始するように、上記MS102のアンカーASNのASN GW2(130)が、サービングASNのASN GW1(120)にMCBCS−REQメッセージを送信する(ステップS502)。このとき、上記ASN GW2(130)は、シグナリングを通じてMCBCS−REQメッセージを上記ASN GW1(120)に送信し、上記MCBCS−REQメッセージには、上記MS(102)にMCBCSデータをマルチキャストするBSのBSIDとサービングASNに関するNAIが含まれる。
上記MCBCS−REQメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MS102及び上記MS102に提供したMCBCSに該当するMCIDとSFID及びマルチキャストIPアドレスが含まれたMCBCS_Join−REQメッセージを上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))に送信する(ステップS504)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにする。
上記MCBCS_Join−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともにDSA動作を行う。言い換えれば、上記BS1(112)が上記MS102)にDSA−REQメッセージを送信し(ステップS506)、上記MS102が上記DSA−REQメッセージに対する応答としてDSA−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS508)。ここで、上記DSA−REQメッセージには、MS102及び上記MS102に提供したMCBCSに該当するMCIDとMCBCSコンテンツ識別子及びMBS zone識別子が含まれる。
上記DSA−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、DSA動作の正常遂行結果が含まれたMCBCS_Join−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信し(ステップS510)、上記DSA−RSPメッセージの受信に対する応答としてDSA−ACKメッセージを上記MS102に送信する(ステップS512)。また、上記MCBCS_Join−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、MCBCS_REQメッセージの応答としてMCBCSを静的マルチキャスト方式にて提供するための上記MS102のMCBCS参加手続が正常に行われたことを示す結果が含まれたMCBCS応答(以下、「MCBCS Reply」と称することにする)メッセージをアンカーASNのASN GW2(130)に送信する(ステップS514)。ここで、上記MCBCS_Join−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、MS102のサービングASNにMCBCS参加手続が正常に行われ、上記MS102へのMCBCSの提供が可能であることを確認する。そして、上記MCBCS_Join−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、MS102のMCBCS参加手続が正常に行われたことにより、すなわち、上記MCBCS_Join−RSPメッセージを受信することで上記MCBCSに係るMCBCSコンテクストをアップデートする。
このようにワイマックス・システムは、MS102のMCBCSの提供のためのMCBCS参加要請とは関係なくMBS zone内の上記MS102に提供するMCBCSが存在すると、上記アンカーASNがサービングASNにMS102のMCBCS参加を要請し、上記サービングASN、すなわちサービングASN GW1(120)とBS1(112)、及びMCBCSサーバ140がMS102のMCBCS参加を支援して静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供する。
図6は、本発明の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図6は、先の図4で説明したように、静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムとともにMCBCS参加手続を行い、その結果、上記MCBCSの提供を受けていたMSが、これ以上上記ワイマックス・システムからMCBCSの提供を受けることを所望しない場合(例えば、MSがMCBCS脱退を要請する場合)における、上記MSのMCBCS脱退手続を示す図である。
図6を参照すると、先の図4で説明したように、ワイマックス・システムとともにMCBCS参加手続を行い、その結果、上記ワイマックス・システムから静的マルチキャスト方式にてMCBCSの提供を受けている途中にMS102がこれ以上MCBCSの提供を受けることを所望しない場合、上記MS102は、上記ワイマックス・システムとのMCBCS脱退手続を行うためにIGMP脱退メッセージを自身が最初にネットワーク進入したアンカーASNのASN GW2(130)に送信する(ステップS602)。このとき、上記MS102は、マルチキャストIPアドレスを通じて確認された特定のマルチキャストサービスを解除するために初期サービスフロー(ISF:Initial Service Flow、以下、「ISF」と称することにする)または予め提供されたサービスフローを利用して上記IGMP脱退メッセージを送信する。すなわち、上記MS102は、サービングASNとのMCBCS脱退のために脱退しようとするMCBCS、すなわちMCBCSの提供を中止しようとするMCBCSコンテンツのマルチキャストIPアドレスが含まれたIGMP脱退メッセージを送信する。
上記IGMP脱退メッセージを受信したASN GW2(130)は、シグナリングを通じてサービングASNのASN GW1(120)にMCBCS−REQメッセージを送信し(ステップS604)、それにより、上記IGMP脱退メッセージが上記MCBCS−REQメッセージ形態で伝達される。このとき、上記MCBCS−REQメッセージには、上記MS102にMCBCSデータを送信するBSのBSIDとMS102のサービングASNに関するNAIが含まれ、また上記IGMP脱退メッセージが含まれる。
しかる後、上記MCBCS−REQメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MCBCS認証考慮事項(consideration)に対する上記MS102の表示子(signature)が含まれたMCBCS脱退指示(MCBCS_Leave−IND:MCBCS Leave Indication、以下、「MCBCS_Leave−IND」と称することにする)メッセージをMCBCSサーバ140に送信する(ステップS606)。すると、上記MCBCSサーバ140は、上記MCBCS_Leave−INDメッセージの検証及び応答としてMCBCS脱退応答(MCBCS_Leave−RSP:MCBCS Leave Response、以下、「MCBCS_Leave−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS608)。ここで、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージには、上記MS102のサービングASNに関するNAIとMCBCSの指示子または識別子が含まれ、上記MCBCSサーバ140は、コンテクストに係るMCBCSサービスアップデートを中止する。
上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))にMCBCS脱退要請メッセージ(MCBCS_Leave−REQ:MCBCS Leave Request、以下、「MCBCS_Leave−REQ」と称することにする)メッセージを送信する(ステップS610)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定し、先の図2で説明したように、セッション開始及びデータ経路登録手続の際に送信したRR−REQメッセージを上記MCBCS_Leave−REQメッセージとして再使用することができる。そして、上記MCBCS_Leave−REQメッセージには、脱退するMCBCS指示子、すなわち脱退しようとするMCBCSを指示するMCBCS指示子と該当するSFID、及びMCIDが含まれる。
上記MCBCS_Leave−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともに動的サービス削除(DSD:Dynamic Service Deletion、以下、「DSD」と称することにする)動作を行う。言い換えれば、上記BS1(112)は、上記MS102に動的サービス削除要請(DSD−REQ:Dynamic Service Deletion Request、以下、「DSD−REQ」と称することにする)メッセージを送信し(ステップS612)、上記MS102は、上記DSD−REQメッセージに対する応答として動的サービス削除応答(DSD−RSP:Dynamic Service Deletion Response、以下、「DSD−RSP」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS614)。ここで、上記DSD−REQメッセージは、脱退しようとするMCBCSに該当するMCBCSトラフィックの無線リソースを解除させる。
そして、上記DSD−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、最後のMS、すなわちMS1(102)から受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースを解除し、解除結果が含まれたMCBCS_Leave−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信し(ステップS616)、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102に係るすべてのコンテクストを削除することでMCBCSの提供を受けていたMS102のMCBCS脱退を完了し、上記MS102との接続を解除する。すなわち、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信し、上記MS102に係るすべてのコンテクストを削除する。
図7は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図7は、先の図5で説明したように、ワイマックス・システムが静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供している途中に提供するMCBCSが存在しない場合(例えば、MCBCSサーバがMCBCS脱退を要請する場合)におけるMCBCS脱退手続を示す図である。
図7を参照すると、先の図5で説明したように、MS102とともにMCBCS参加手続を行い、静的マルチキャストサービス方式にて上記MS102にMCBCSを提供している途中に上記ワイマックス・システムがこれ以上MBS zone内に提供するMCBCSデータが存在しない場合、MCBCSサーバ140は、サービングASNのASN GW1(120)にMCBCS_Leave−REQメッセージを送信する(ステップS702)。すると、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140によって定義されたMBS zone内に存在するすべてのBS、すなわちBS1(112)とBS2(114)にMCBCS_Leave−REQメッセージをそれぞれ送信する(ステップS704、S706)。
上記MCBCS_Leave−REQメッセージを受信したBS112、114は、それぞれのMBS zone内に存在するすべてのMSとともにDSD動作を行う。言い換えれば、上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))は、上記MS102にDSD−REQメッセージを送信し(ステップS708)、上記MS102は、上記DSD−REQメッセージに対する応答としてDSD−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS710)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにし、上記DSD−REQメッセージは、脱退しようとするMCBCSに該当するMCBCSトラフィックの無線リソースを解除させる。そして、上記BS1(112)とBS2(114)は、自身とともにDSD動作を遂行した最後のMSから受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースをそれぞれ解除し、特に上記BS1(112)は、MS102から受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースを解除し、上記BS1(112)とBS2(114)は、無線リソース解除結果が含まれたMCBCS_Leave−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)にそれぞれ送信する(ステップS712、S714)。
すると、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102に係るすべてのコンテクストを削除する。また、上記ASN GW1(120)は、MCBCS−REQメッセージに対する応答としてMCBCS_Leave−RSPメッセージをMCBCSサーバ140に送信し(ステップS716)、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したMCBCSサーバ140は、マルチキャストIPアドレスによってマッピングされた当該MS、すなわちMS102の情報を削除する。引き続き、動的マルチキャスト方式にてMCBCSを提供するための手続を説明することにする。
図8は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS参加のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図8は、通信環境、例えばMCBCSの提供を受けようとするMSの存在の有無に応じて動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムからMBS zone内のMSがMCBCSの提供を受けようとする場合(例えば、MSがMCBCS参加を要請する場合)におけるMCBCS参加手続を示す図である。
図8を参照すると、サービスの公知/サービス選択が行われると(ステップS800)、上記MS102は、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムからMCBCSの提供を受けるために自身が最初にネットワーク進入したアンカーASNのASN GW2(130)に参加開始メッセージ(例えば、IGMP参加メッセージ)を送信する(ステップS802)。ここで、上記サービスの公知/サービス選択は、図2で説明したASN GW1(120)とBS112、114、すなわちサービングASNと上記MCBCSサーバ160、及びMS102間のセッション開始及びデータ経路の登録が行われていない状態であり、MCBCS参加手続の遂行時にセッション開始及びデータ経路登録手続が行われる。言い換えれば、図4で説明した静的マルチキャスト方式でのMCBCS参加ではセッションが開始されてデータ経路が登録された状態で静的MCBCS参加手続を行うが、後述する動的マルチキャスト方式でのMCBCS参加では、動的MCBCS参加手続の遂行時にセッションが開始されてデータ経路が登録される。
そして、上記IGMP参加メッセージには、上記MS102が提供を受けようとするMCBCSコンテンツのマルチキャストIPアドレスが含まれ、上記ワイマックス・システムがIGMPバージョン3(IGMPv3)を利用する場合、上記MS102は、多重マルチキャストグループへの参加のために一つのIGMPレポートメッセージを送信し、上記ワイマックス・システムがIGMPバージョン1(IGMPv1)、またはIGMPバージョン2(IGMPv2)を利用する場合、上記MS102は、一つのMCBCSコンテンツチャンネルと同じ個数の多重IGMPレポートメッセージを送信する。
上記IGMP参加メッセージを受信したASN GW2(130)は、シグナリングを通じてサービングASNのASN GW1(120)に上記IGMP参加メッセージとしてMCBCS−REQメッセージを送信することで上記IGMP参加メッセージを伝達する(ステップS804)。このとき、上記MCBCS−REQメッセージには、上記MS102にMCBCSデータを送信するBSのBSIDとサービングASNに関するNAIが含まれる。
しかる後、上記MCBCS−REQメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MCBCS認証及び権限付与のためにMCBCS_AA−REQメッセージをMCBCSサーバ140に送信する(ステップS806)。ここで、上記MCBCS_AA−REQメッセージには、上記マルチキャストIPアドレスとNAIが含まれる。このとき、上記ASN GW1(120)が上記MS102のMCBCS加入プロファイルを予め獲得した状態であると、上記ASN GW1(120)が上記MS102の認証及び権限付与を直接行うことにより上記MCBCS_AA−REQメッセージをMCBCSサーバ140に送信する手続(ステップS806)は省略される。
上記ASN GW1(120)がMS102のMCBCS加入プロファイルを獲得することができず、上記MCBCSサーバ140にMCBCS_AA−REQメッセージを送信すると、上記MCBCSサーバ140は、MCBCS認証及び権限付与のためにAAAサーバ150にAccess−REQメッセージを送信する(ステップS808)。上記Access−REQメッセージを受信したAAAサーバ150は、上記MS102のプロファイルを利用して認証及び権限付与を行い、上記認証及び権限付与結果が含まれたAccess−RSPメッセージを上記MCBCSサーバ140に送信する(ステップS810)。
しかる後、上記MCBCSサーバ140は、上記認証及び権限付与結果が含まれたMCBCS_AA−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS812)。そして、上記MCBCSサーバ140は、上記認証及び権限付与結果によってMBS zone内にMCBCSの提供を受ける一番目の受信者(receiver)が存在することを認知し、マルチキャストIP、Source IP、Port、及びMCIDなどが含まれたFlow InfoメッセージをPFサーバ160に送信する(ステップS814)。ここで、上記MCBCSサーバ140は、上記認証及び権限付与結果によってIGMP参加メッセージを送信したMS102がMBS zone内においてMCBCSの提供を受ける一番目の受信者であると認知することができる。前述したように、上記ASN GW1(120)が上記MS102のMCBCS加入プロファイルを予め獲得した状態であると、上記MCBCS_AA−REQ/RSPメッセージの送受信(ステップS806、S812)とAccess−REQ/RSPメッセージの送受信(ステップS808、S810)、及びFlow Infoメッセージの送信(ステップS814)は省略される。
次いで、上記ASN GW1(120)は、上記IGMP参加に対する応答としてMCBCS−RSPメッセージを上記ASN GW2(130)に送信する(ステップS816)。すると、アンカーASNのASN GW2(130)とMCBCSサーバ140は、サービングASNを介してMS102がMBS zone内においてMCBCSコンテンツを受信する一番目の受信者であるかどうかを確認、すなわち、アンカーASNとMCBCSサーバ140は、MBS zone内においてMS102がMCBCSコンテンツに対する一番目の受信者であるかどうかを確認する(ステップS818)。このとき、前述したように、動的マルチキャスト方式にてMCBCSを提供する上記MCBCSサーバ140は、自身によって決められたMBS zone内においてMCBCSの提供を受けるMS102が一番目の受信者であるかどうかを確認する。そして、上記MS1(102)のサービングBS(例えば、BS1(112))と同一のMBS zoneに存在するBS、言い換えれば、同一のMBS zoneへのMCBCSの提供時におけるマクロダイバーシティのためのBS2(114)は、上記BS1(112)に対してMS102のMCBCSコンテンツを確認する(ステップS820)。すなわち、BS2(114)は、MBS zone内においてMCBCSの提供を受けるMS102が一番目の受信者であるかどうかを確認する。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにする。
しかる後、PFサーバ160は、上記MS102が提供を要請したMCBCSをMS102に提供するために、サービングASNとMCBCSサーバ140、AAAサーバ150、及びPFサーバ160間のリソース予約を要請するRR−REQメッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS822)。上記RR−REQメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバが提供するMCBCS、すなわちサービングASNを介してMBS zone内において一番目の受信者であるMS102にMCBCSコンテンツを送信するためにSFIDを割り当て、上記SFIDとMCID及びマルチキャストIPアドレスが含まれたRR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージをBS1(112)に送信する(ステップS824)。このとき、上記ASN GW1(120)は、マクロダイバーシティのためにRR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージをBS2(114)に送信する(ステップS826)。ここで、上記RR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージの送受信と後述するRR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージの送受信によってMCBCSに対するセッションが開始されてデータ経路が登録される。すなわち、MS102のMCBCSに対するデータ経路登録とMCBCS参加のために上記RR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージを送信し、RR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを通じてMCBCSに対するデータ経路登録とMCBCS参加の成功を確認する。
上記RR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともにDSA動作を行う。言い換えれば、上記BS1(112)は、上記MS102にDSA−REQメッセージを送信し(ステップS828)、上記MS102は、上記DSA−REQメッセージに対する応答としてDSA−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS830)。ここで、上記DSA−REQメッセージには、上記MS102に提供するMCBCSに該当するMCIDとMCBCSコンテンツ識別子及びMBS zone識別子が含まれる。
上記DSA−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、DSA動作の正常遂行結果、すなわち上記MS102が提供要請したMCBCSを提供するための上記MS102とBS1(112)間のリソース予約及びデータ経路の登録結果が含まれたRR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS832)。そして、上記RR−REQメッセージ及びDP_REG−REQメッセージを受信したBS2(114)は、マクロダイバーシティのためにMCBCSコンテンツを送信するようにリソース予約及びデータ経路を登録し、リソース予約及びデータ経路の登録結果が含まれたRR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS834)。
そして、上記RR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、RR−REQメッセージに対する応答としてRR−RSPメッセージを上記PFサーバ160に送信して(ステップS836)、上記BS1(112)は、上記DSA−RSPメッセージの受信に対する応答としてDSA−ACKメッセージを上記MS102に送信する(ステップS838)。それにより、上記ASN GW1(120)は、上記ASN GW1(120)とBS112、114、すなわちサービングASNと上記MCBCSサーバ160、及びMS102間のセッションを開始してデータ経路を登録し、MS102のMCSCS参加を確認する。ここで、上記RR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MS102のMCBCSに対するセッション開始及びデータ経路登録と、サービングASNへのMCBCS参加手続が正常に行われることで上記MS102へのMCBCSの提供が可能であることを確認し、上記MS102に該当するMCBCSコンテクスト情報をアップデート、すなわち上記RR−RSPメッセージとDP_REG−RSPメッセージを受信することで上記MCBCSに係るMCBCSコンテクストをアップデートする。
このようにワイマックス・システムでは、MCBCSの提供を受けようとするMS102が上記MCBCSの提供を受けるためのMCBCS参加のためにアンカーASNにIGMP参加メッセージを送信すると、上記アンカーASNがサービングASNにMS102のMCBCS参加を要請し、上記サービングASN、すなわちASN GW1(120)とBS1(112)、及びMCBCSサーバ140がMS102のMCBCS参加を支援することで動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供する。
また、本発明の他の実施形態による通信システムにおいて、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムがMSのMCBCS参加要請なしにMCBCSを提供するためのMCBCS参加手続は、図5で説明したワイマックス・システムがMSのMCBCS参加要請なしに静的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するためのMCBCS参加手続と同様である。言い換えれば、上記動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システム(例えば、アンカーASN)がMCBCSをMBS zoneに提供する場合におけるMCBCS参加手続は、先の図5で説明した静的マルチキャスト方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムと同様な手続を行い、ここでは、それに関する具体的な説明は省略することにする。
図9は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図9は、先の図8で説明したように、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムとともにMCBCS参加手続を行うことで上記MCBCSの提供を受けていたMSが、これ以上上記ワイマックス・システムからMCBCSの提供を受けることを所望しない場合(例えば、MSがMCBCS脱退を要請する場合)における、上記MSのMCBCS脱退手続を示す図である。
図9を参照すると、先の図8で説明したように、ワイマックス・システムとともにMCBCS参加手続を行うことで上記ワイマックス・システムから動的マルチキャスト方式にてMCBCSの提供を受けているMS102が途中で上記ワイマックス・システムからこれ以上MCBCSの提供を受けることを所望しない場合、上記MS102は、上記ワイマックス・システムとのMCBCS脱退手続を行うためにIGMP脱退メッセージ、またはマルチキャストグループ管理プロトコル(例えば、マルチキャストリスナーディスカバリー(MLD:Multicast Listener Discovery、以下、「MLD」と称することにする)プロトコル)脱退メッセージをアンカーASNのASN GW2(130)に送信する(ステップS902)。このとき、上記MS102は、マルチキャストIPアドレスに基づいて確認された特定のマルチキャストサービスを解除するためにISFまたは予め提供されたサービスフローを利用して上記IGMP脱退メッセージを送信する。すなわち、上記MS102は、サービングASNとのMCBCS脱退のために提供を中止しようとするMCBCSコンテンツのマルチキャストIPアドレスが含まれたIGMP脱退メッセージを送信する。
上記IGMP脱退メッセージを受信したASN GW2(130)は、シグナリングを通じてサービングASNのASN GW1(120)に上記IGMP脱退メッセージとしてMCBCS−REQメッセージを送信し(ステップS904)、それにより、上記IGMP脱退メッセージが伝達される。ここで、上記MCBCS−REQメッセージには、上記MS102にMCBCSデータを送信するBSのBSIDとMS102のサービングASNに関するNAIが含まれ、また上記IGMP脱退メッセージが含まれる。
しかる後、上記MCBCS−REQメッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MCBCS認証考慮事項に対する上記MS102の表示子が含まれたMCBCS_Leave−INDメッセージをMCBCSサーバ140に送信する(ステップS906)。すると、上記MCBCSサーバ140は、上記MCBCS_Leave−INDメッセージの検証及び応答としてMCBCS_Leave−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS908)。ここで、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージには、上記MS102のサービングASNに関するNAIとMCBCSの指示子または識別子が含まれ、上記MCBCSサーバ140は、コンテクストに係るMCBCSサービスアップデートを中止する。
上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))にMCBCS_Leave−REQメッセージを送信する(ステップS910)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにし、ワイマックス・システムのセッション開始及びデータ経路登録手続の際に送信したRR−REQメッセージを上記MCBCS_Leave−REQメッセージとして再使用することができる。そして、上記MCBCS_Leave−REQメッセージには、脱退しようとするMCBCSを指示するMCBCS指示子と該当するSFID、及びMCIDが含まれる。
上記MCBCS_Leave−REQメッセージを受信したBS1(112)は、MS102とともにDSD動作を行う。言い換えれば、上記BS1(112)は、上記MS102にDSD−REQメッセージを送信し(ステップS912)、上記MS102は、上記DSD−REQメッセージに対する応答としてDSD−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS914)。ここで、上記DSD−REQメッセージは脱退しようとするMCBCSに該当するMCBCSトラフィックの無線リソースを解除させる。
そして、上記DSD−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、最後のMS(例えば、MS1(102))から受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースを解除し、解除結果が含まれたMCBCS_Leave−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)に送信し(ステップS916)、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102に係るすべてのコンテクストを削除することでMCBCSの提供を受けていたMS102のMCBCS脱退を完了し、上記MS102との接続を解除する。このとき、上記アンカーASNのASN GW2(130)は、接続を解除したMS102が上記サービングASNを介してMCBCSコンテンツの提供を受ける、MBS zone内においてMCBCSの提供を受ける最後のMSであるかどうかを確認する(ステップS918)。すなわち、上記ASN GW2(130)は、上記ASN GW1(120)に対して確認された上記MS(102)に該当するMCBCSコンテンツがMBS zoneに送信する最後のMCBCSコンテンツであるかどうかを確認して、最後のMCBCSコンテンツであると、上記MCBCSサーバ140はMCBCSを初期化する。
また、上記ASN GW1(120)は、BS1(112)とともにデータ経路登録取り消し動作を行い、言い換えれば、上記ASN GW1(120)は、前述した図8で登録したデータ経路の登録取り消しを要請する経路登録取り消し要請(Path_DREG−REQ:Path Deregistration Request、以下、「Path_DREG−REQ」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS920)。そして、上記BS1(112)は、上記Path_DREG−REQメッセージに対する応答として経路登録取り消し応答(Path_DREG−RSP:Path Deregistration Request、以下、「Path_DREG−RSP」と称することにする)メッセージを上記ASN GW1(120)に送信し(ステップS922)、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140とのマルチキャストツリーを脱退するためのマルチキャストツリー脱退(Multicast Tree Leave)メッセージを上記MCBCSサーバ140に送信する(ステップS924)。それにより、上記MCBCSサーバ140とサービングASN及びMS102間のMCBCSが脱退され、上記ワイマックス・システムはMBS zoneにMCBCSを提供しない。
ここで、前述したステップS918における確認の際、上記接続を解除したMS102が上記サービングASNを介してMCBCSコンテンツの提供を受ける最後のMSではないと、すなわち、上記ASN GW1(120)に対して確認されたMCBCSコンテンツが上記MS102以外の他のMSに該当するMCBCSコンテンツが存在すると確認されると、上記ASN GW1(120)は、データ経路登録取り消し動作の遂行及びマルチキャストツリー脱退メッセージの送信動作を行わない。
図10は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS脱退のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図10は、先の図8で説明したように動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムがMCBCS参加したMSに提供している途中に上記ワイマックス・システムがこれ以上MBSzone内に提供するMCBCSが存在しない場合(例えば、MCBCSサーバがMCBCS脱退を要請する場合)における脱退手続を示す図である。
図10を参照すると、先の図8で説明したように動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するワイマックス・システムがMCBCS参加したMS102にMCBCSを提供している途中に上記ワイマックス・システムがこれ以上MBS zone内に送信するMCBCSコンテンツが存在しない場合、MCBCSサーバ140は、サービングASNのASN GW1(120)にMCBCS_Leave−REQメッセージを送信する(ステップS1002)。すると、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140によって定義されたMBS zone内に存在するすべてのBS、すなわちBS1(112)とBS2(114)にMCBCS_Leave−REQメッセージをそれぞれ送信する(ステップS1004、S1006)。
上記MCBCS_Leave−REQメッセージを受信したBS112、114は、それぞれのMBS zone内に存在するすべてのMSとともにDSD動作を行う。言い換えれば、上記MS102のサービングBS(例えば、BS1(112))は、上記MS102にDSD−REQメッセージを送信し(ステップS1008)、上記MS102は、上記DSD−REQメッセージに対する応答としてDSD−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS1010)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにし、上記DSD−REQメッセージは脱退しようとするMCBCSに該当するMCBCSトラフィックの無線リソースを解除させる。そして、上記BS1(112)とBS2(114)は、自身とともにDSD動作を行った最後のMSから受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースをそれぞれ解除し、特に上記BS1(112)は、MS102から受信したMCBCSトラフィックに該当する無線リソースを解除し、上記BS1(112)とBS2(114)は、無線リソース解除結果が含まれたMCBCS_Leave−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)にそれぞれ送信する(ステップS1012、S1014)。
すると、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したASN GW1(120)は、上記MS102に係るすべてのコンテクストを削除する。また、上記ASN GW1(120)は、MCBCS−REQメッセージに対する応答としてMCBCS_Leave−RSPメッセージをMCBCSサーバ140に送信し(ステップS1016)、上記MCBCS_Leave−RSPメッセージを受信したMCBCSサーバ140は、マルチキャストIPアドレスによってマッピングされた当該MS、すなわちMS102の情報を削除する。
しかる後、上記サービングASNのASN GW1(120)は、BS1(112)及びBS2(124)とともにデータ経路登録取り消し動作を行い、言い換えれば、上記ASN GW1(120)は、前述の図8で登録したデータ経路の登録取り消しを要請するPath_DREG−REQメッセージを上記BS1(112)とBS2(124)に送信する(ステップS1018、S1020)。そして、上記BS1(112)とBS2(114)は、上記Path_DREG−REQメッセージに対する応答としてデータ経路の登録取り消し結果が含まれたPath_DREG−RSPメッセージを上記ASN GW1(120)にそれぞれ送信し(ステップS1022、S1024)、上記ASN GW1(120)は、上記MCBCSサーバ140とのマルチキャストツリーを脱退するためのマルチキャストツリー脱退メッセージを上記MCBCSサーバ140に送信する(ステップS1026)。それにより、上記MCBCSサーバ140とサービングASN及びMS102間のデータ経路が解除され、上記ワイマックス・システムはMBS zoneにMCBCSを提供しない。引き続き、MSのアイドルモードで動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するための手続を説明することにする。
図11は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMSにMCBCSを提供するワイマックス・システムの構造を概略的に示す図である。ここで、図11は、MSのアイドルモードで動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するためのワイマックス・システムの構造を概略的に示す図である。
図11を参照すると、上記ワイマックス・システムは、図1で説明した構造において上記ASN GW1(120)が上記サービングASNに最初に進入したMSに該当する上記ワイマックス・システム内のデータ経路を制御する経路制御(PC:Path Control、以下、「PF」と称することにする)モジュール1(128)をさらに含み、上記ASN GW2(130)もまた、上記アンカーASNに最初に進入したMS、例えば、MS102に該当する上記ワイマックス・システム内の経路を制御するPFモジュール2(138)をさらに含む。ここで、上記PCモジュール128、138は、自身が含まれたASNをアンカーASNとするMSが別のMCBCS zoneに移動するか、上記ワイマックス・システムとアイドルモードで動作するか、または上記アイドルモード動作で別のMCBCS zoneに移動する場合、上記ワイマックス・システム内において上記MSに該当する経路を制御する。
図12は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS支援のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図12は、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するMBS zone内にアイドルモードで進入するMSの存在を確認し、上記MSのサービングBSとアンカーASN間のデータ経路登録を解除する場合におけるMCBCS支援手続を示す図である。
図12を参照すると、前述したようにMCBCSに対するサービス加入/参加手続が行われた後(ステップS1202)、MS102がワイマックス・システムとともにアイドルモードに進入するためにアイドルモード進入開始を決定すると(ステップS1204)、上記MS102は、自身がアイドルモードへの進入を開始すると指示する登録解除要請(DREG−REQ:Deregistration Request、以下、「DREG−REQ」と称することにする)メッセージをサービングBS(例えば、BS1(112))に送信する(ステップS1204)。ここで、上記BS1(112)とBS2(114)のうちのBS1(112)が上記MS102のサービングBSであると仮定することにする。
上記DREG−REQメッセージを受信したBS1(112)は、上記MS102がアイドルモードに進入することで上記MS102の状態変更を要請するアイドルモード進入MS状態変更要請(IM_Entry_MS_State_Change−REQ:Idle Mode Entry MS State Change Request、以下、「IM_Entry_MS_State_Change−REQ」と称することにする)メッセージを上記MS102のアンカーASNに含まれたASN GW2(130)に送信する(ステップS1206)。このとき、上記DREG−REQメッセージを受信したBS1(112)は、上記アンカーASNからアイドルモード進入を許諾され、上記アイドルモード進入のためのパラメーターを獲得するために上記IM_Entry_MS_State_Change−REQメッセージを上記アンカーASNのASN GW2(130)に送信する。ここで、上記IM_Entry_MS_State_Change−REQメッセージには、現在MS102が存在するMBS zoneの識別子と上記MS102にMCBCSを伝達するサービングASNの識別子が含まれる。
上記IM_Entry_MS_State_Change−REQメッセージを受信したASN GW2(130)は、上記IM_Entry_MS_State_Change−REQメッセージに対する応答として上記MS102に対するページング情報(paging information)、例えば、ページンググループ識別子(Paging Group ID(Identifier))と、ページングサイクル(Paging Cycle)、及びページングオフセット(Paging Offset)などが含まれたアイドルモード進入MS状態変更応答(IM_Entry_MS_State_Change−RSP:Idle Mode Entry MS State Change Rsponse、以下、「IM_Entry_MS_State_Change−RSP」と称することにする)メッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS1208)。
すると、上記IM_Entry_MS_State_Change−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、DREG−REQメッセージに対する応答として登録解除/再登録命令(DREG−CMD:De/Re−register Command、以下、「DREG−CMD」と称することにする)メッセージを上記MS102に送信する(ステップS1210)。このとき、上記DREG−CMDの経路識別子フィールドは上記ASN GW2(130)がMS102に割り当てられたアンカーASNのASN GW2(130)とページングサイクル及びページングオフセットに関する位置を含む。そして、上記IM_Entry_MS_State_Change−RSPを受信したBS1(112)は、上記IM_Entry_MS_State_Change−RSPメッセージの受信に対する応答としてアイドルモード進入MS状態変更受領(IM_Entry_MS_State_Change−ACK:Idle Mode Entry MS State Change Acknowledment、以下、「IM_Entry_MS_State_Change−ACK」と称することにする)メッセージを上記ASN GW2(130)に送信する(ステップS1212)。しかる後、上記BS1(112)は、タイマーが含まれたリソース管理を終了した後、ASN GW2(130)に推薦されたページングパラメーターが含まれたデータ経路解除を要請するPath_DREG−REQメッセージを送信する(ステップS1214)。
上記Path_DREG−REQメッセージを受信したASN GW2(130)は、上記MS102のサービスフローに該当するデータ経路を解除した後、上記Path_DREG−REQメッセージに対する応答としてMS102に対するASNのデータ経路が解除されたことを指示するPath_DREG−RSPメッセージを上記BS1(112)に送信する(ステップS1216)。
すると、上記Path_DREG−RSPメッセージを受信したBS1(112)は、上記Path_DREG−RSPメッセージの受信に対する応答として経路登録解除受領(Path_DREG−ACK:Path Deregistration Acknowledgement、以下、「Path_DREG−ACK」と称することにする)メッセージを上記ASN GW2(130)に送信する(ステップS1218)。そして、上記ワイマックス・システムは、上記MS102に対するデータ経路登録、すなわち、上記BS1(112)とアンカーASN間のデータ経路登録を解除し、上記MS102とともにアイドルモードで動作する。
このようにワイマックス・システムでは、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSが提供されるMBS zone内においてアイドルモードに進入するMS102を確認すると、上記MS102に該当するデータ経路、言い換えれば上記MBS zone内において上記MS102のサービングBS、すなわちBS1(112)とアンカーASNのASN GW2(130)間のデータ経路登録を解除し、データ経路を動的に運営するように支援する。
図13は、本発明の他の実施形態による通信システムにおいてMCBCS支援のための信号の送受信手続を示す図である。ここで、図13は、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSを提供するMBS zone内においてアイドルモードからエグジット(exit)(例えば、アイドルモードからアクティブ(active)モードへの進入)するMSを確認し、上記MSのサービングBSとアンカーASN間のデータ経路を登録する場合におけるMCBCS支援手続を示す図であり、特にアイドルモードで動作するMSが別のMBS zoneに移動してアイドルモードからエグジットする場合における、上記MSのMCBCSを支援する手続を示す図である。
図13を参照すると、先の図12で説明したようにMCBCSに対するサービス加入/参加手続が行われた(ステップS1202)後にアイドルモードで動作する(ステップS1302)、言い換えれば、上記MS102がBS1(112)のMBS zoneにおいてアイドルモードに進入してアイドルモードで動作(ステップS1302)している途中に別のMBS zoneに移動する場合、上記別のMBS zoneにおけるデータ経路登録のためにMS102は上記別のMBS zoneにおいて自身のサービングBS1300にレンジ要請(RNG−REQ:ranging Request、以下、「RNG−REQ」と称することにする)メッセージを送信する(ステップS1304)。すなわち、上記MS102は、ページングを通じてアイドルモードからエグジットしてネットワーク再進入(re−entry)を試みることを指示するRNG−REQメッセージを上記サービングBS1300に送信し、上記RNG−REQメッセージにはMS102自身に該当するMCIDとCMAC(Cipher Message Authentication Code)が含まれる。
上記RNG−REQメッセージを受信したサービングBS1300は、上記MS102がアイドルモードからエグジットすることを確認し、上記MS102の状態変更を要請するアイドルモードエグジットMS状態変更要請(IM_Exit_MS_State_Change−REQ:Idle Mode Exit MS State Change Request、以下、「IM_Exit_MS_State_Change−REQ」と称することにする)メッセージを、上記MS102のアンカーASNに含まれたASN GW2(130)に送信する(ステップS1306)。
すると、上記IM_Exit_MS_State_Change−REQメッセージを受信した上記ASN GW2(130)は、上記RNG−REQメッセージを確認するための認証キーをアンカーASNの認証部からフェッチ(fetch)し、上記IM_Exit_MS_State_Change−REQメッセージに対する応答としてアイドルモードエグジットMS状態変更応答(IM_Exit_MS_State_Change−RSP:Idle Mode Exit MS State Change Response、以下、「IM_Exit_MS_State_Change−RSP」と称することにする)メッセージを、上記サービングBS1300に送信する(ステップS1308)。ここで、上記ASN GW2(130)は、上記認証キーに基づいてアイドルモードからエグジットしてネットワークに再進入を試みるMS102に対する認証を行う。
上記IM_Exit_MS_State_Change−RSPメッセージを受信したサービングBS1300は、自身のデータ経路をトリガーした後に自身のデータ経路を確立するためにデータ経路要請(Path_REG−REQ:Path Registration Request、以下、「Path_REG−REQ」と称することにする)メッセージをASN GW2(130)に送信する(ステップS1310)。すなわち、上記サービングBS1300は、アイドルモードからエグジットしてMCBCSの提供を受けようとするMS102に該当するアンカーASNとのデータ経路登録を要請するPath_REG−REQメッセージを上記ASNGW2(130)に送信する。
しかる後、上記ASN GW2(130)は、上記Path_REG−REQメッセージに対する応答として上記アンカーASNに上記MS102に該当するデータ経路の登録を承認する経路登録応答(Path_REG−RSP:Path Registration Response、以下、「Path_REG−RSP」と称することにする)メッセージを上記サービングBS1300に送信する(ステップS1312)。
上記Path_REG−RSPメッセージを受信したサービングBS1300は、上記RNG−REQメッセージに対する応答としてレンジ応答(RNG−RSP:ranging Response、以下、「RNG−RSP」と称することにする)メッセージを上記MS102に送信する(ステップS1314)。ここで、上記RNG−RSPメッセージには、上記アイドルモード維持に応じてサービス占有のために必要な情報と上記CMACの成功有無情報が含まれ、特にMBS zone間の移動時のハンドオーバー処理最適化(HO(Handover)Process Optimization)とデータ経路の登録応答(REG−RSP:Registration Response、以下、「REG−RSP」と称することにする)TLV(Type、Length、Value)が含まれる。
次いで、上記MS102は、ASN GW2(130)とともにアイドルモードからエグジットしてネットワークに再進入する動作を行う(ステップS1316)。すると、上記サービングBS1300とASN GW2(130)は、アンカーASNの認証部と上記MS102に対するCMACキーカウンターをアップデートし、上記アンカー認証部が上記MS102に対するCMACアップデートを受領する(ステップS1318)。しかる後、上記サービングBS1300は、上記Path_REG−RSPメッセージの受信に対する応答として上記MS102がネットワーク再進入手続を完了したことを指示する経路登録受領(Path_REG−ACK:Path Registration Acknowledgement、以下、「Path_REG−ACK」と称することにする)メッセージを上記ASN GW2(130)に送信する(ステップS1320)。
そして、上記ASN GW2(130)は、上記MS102に該当するアイドルモード進入動作を行い、コンテクストを削除した後、MS102コンテクストに維持された上記MS102の移動前のMBS zone識別子、言い換えれば、BS1(112)が管掌するMBS zoneの識別子と上記BS1(112)が管掌するMBS zoneに該当するサービングASNの識別子を確認し、上記MS102が別のMBS zoneに移動したことを知らせる脱退通知(Leave−Notification)メッセージを上記ASN GW1(120)に送信する(ステップS1322)。
このとき、上記アンカーASNのASN GW2(130)は、MS102コンテンストに維持されたMBS zoneの識別子、言い換えれば、上記MS102の移動前のMBS zone識別子とサービングBS1300に該当するMBS zoneの識別子とが異なると、脱退通知メッセージを上記ASN GW1(120)に送信する。上記脱退通知メッセージを受信した上記ASN GW1(120)は、MCBCSの提供を受けようとするMSのリストテーブル、すなわち、MCBCS MSリストテーブルから別のMBS zoneに移動した上記MS102を削除する。そして、上記ASN GW1(120)は、上記MS102が上記ASN GW1(120)に該当するMBS zoneにおいてMCBCSの提供を受けようとする最後のMSであるかどうかを確認する。すなわち、上記ASN GW1(120)は、自身が含まれたASNを介してMCBCSの提供を受けようとするMSの存在の有無を確認し、MCBCSの提供を受けようとするMSが存在しない場合、自身を含むASNに登録されたデータ経路の登録解除手続を行ってMCBCSコンテンツの提供のために設定されたデータ経路をすべて解除し、上記MCBCSの提供を受けようとするMSが存在する場合、上記データ経路の登録解除手続を行わない。
このようにワイマックス・システムでは、動的マルチキャストサービス方式にてMCBCSが提供されるMBS zone内においてアイドルモードからエグジットするMS102を確認すると、上記MS102に該当するデータ経路、言い換えれば、上記MBS zone内において上記MS102のサービングBS1300とアンカーASNのASN GW2(130)間のデータ経路を登録し、上記MS102の移動前のMBS zoneに該当するASNに上記MS102のデータ経路登録を解除し、また上記移動前のMBS zoneに別のMSが存在しない場合、上記移動前のMBS zoneに該当するASNのMCBCSコンテンツの提供のために設定されたデータ経路をすべて解除してデータ経路を動的に運営するように支援する。
なお、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。したがって、本発明の範囲は、前述した実施形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲だけでなく該特許請求の範囲と均等なものなどによって決められるべきである。

Claims (26)

  1. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を支援する方法であって、
    ASN−GW(Access Service Network GateWay)がMCBCSサーバからセッション開始要請メッセージを受信し、移動局にMCBCSを提供する基地局へ前記セッション開始要請メッセージとともにリソース予約及びデータ経路登録要請メッセージをそれぞれ送信するステップと、
    前記基地局が前記セッション開始要請メッセージに応じてリソース予約及びデータ経路登録手続を行い、セッション開始応答メッセージとともにリソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記セッション開始応答メッセージを前記MCBCSサーバへ送信して、前記MCBCSサーバとデータ経路を登録するステップと、を含むMCBCS支援方法。
  2. 前記セッション開始要請メッセージは、マルチキャスト接続識別子、サービスフロー識別子、前記基地局と前記移動局間のリソースパラメーター、及び前記MCBCSを伝送するフレームのMAP情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のMCBCS支援方法。
  3. 前記リソース予約要請メッセージは、前記基地局に該当するサービスフロー識別子とマルチキャスト接続識別子を含み、前記データ経路登録要請メッセージは、前記MCBCSの品質情報とデータトンネル情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のMCBCS支援方法。
  4. 前記MCBCSサーバとデータ経路を登録するステップは、前記ASN−GWが予め定義されたマルチキャストルーティングプロトコルを利用して前記サービスサーバとトンネルを生成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のMCBCS支援方法。
  5. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を提供する方法であって、
    データ経路登録手続を行った後にサービス公知情報に基づくMCBCSの提供を受けるために移動局から参加開始メッセージをASN−GW(Access Service Network GateWay)が受信するステップと、
    前記ASN−GWが前記参加開始メッセージを受信し、基地局へ参加要請メッセージを送信するステップと、
    前記基地局が前記参加要請メッセージに基づいて前記移動局とともに動的サービス追加手続を行い、前記参加要請メッセージの応答として参加応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記参加応答メッセージを受信することでMCBCS参加を確認するステップと、を含むMCBCSの提供方法。
  6. 前記参加要請メッセージは、マルチキャスト接続識別子、サービスフロー識別子、及びマルチキャストインターネットプロトコルアドレスを含むことを特徴とする請求項5に記載のMCBCSの提供方法。
  7. 前記移動局との動的サービス追加手続は、前記基地局が前記移動局へ動的サービス追加要請メッセージを送信し、前記動的サービス追加要請メッセージに応じた動的サービス追加応答メッセージを前記移動局から受信し、前記動的サービス追加応答メッセージに応じた動的サービス追加確認メッセージを前記移動局へ送信するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のMCBCSの提供方法。
  8. 前記動的サービス追加要請メッセージは、前記移動局に提供するMCBCSに該当するマルチキャスト接続識別子、サービスコンテンツ識別子、及びサービスゾーン識別子を含むことを特徴とする請求項7に記載のMCBCSの提供方法。
  9. 前記参加開始メッセージは、MCBCSコンテンツのマルチキャストインターネットプロトコルアドレスを含むことを特徴とする請求項5に記載のMCBCSの提供方法。
  10. 前記移動局から、前記MCBCSの提供を中止するために脱退メッセージを前記ASN−GWが受信するステップと、
    前記ASN−GWが前記脱退メッセージを受信してMCBCSサーバへ脱退指示メッセージを送信し、前記脱退指示メッセージに応じた脱退応答メッセージを前記MCBCSサーバから受信し、前記脱退応答メッセージに応じた脱退要請メッセージを基地局へ送信するステップと、
    前記基地局が前記脱退要請メッセージを受信して前記移動局との動的サービス削除手続を行い、前記脱退要請メッセージに応じた前記脱退応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記脱退応答メッセージを前記基地局から受信するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のMCBCSの提供方法。
  11. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を提供する方法であって、
    移動局から参加開始メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)が受信するステップと、
    前記ASN−GWが前記参加開始メッセージを受信して、前記移動局がMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内の第一の移動局であると、MCBCSコンテンツを確認し、前記MCBCSコンテンツに対応するリソース予約及びデータ経路登録要請メッセージを基地局へ送信するステップと、
    前記基地局が前記リソース予約及びデータ経路登録要請メッセージを受信して前記移動局との動的サービス追加手続を行い、前記リソース予約及びデータ経路登録要請メッセージに応じてリソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記リソース予約及びデータ経路登録応答メッセージを受信し、前記MCBCSをアップデートするステップと、を含むMCBCSの提供方法。
  12. 前記リソース予約及びデータ経路登録要請メッセージは、前記MCBCSに該当するマルチキャスト接続識別子、サービスフロー識別子、及びマルチキャストインターネットプロトコルアドレスを含むことを特徴とする請求項11に記載のMCBCSの提供方法。
  13. 前記移動局との動的サービス追加手続は、前記基地局が前記移動局へ動的サービス追加要請メッセージを送信し、前記動的サービス追加要請メッセージに応じた動的サービス追加応答メッセージを前記移動局から受信し、前記動的サービス追加応答メッセージに応じた動的サービス追加確認メッセージを前記移動局へ送信するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載のMCBCSの提供方法。
  14. 前記動的サービス追加要請メッセージは、前記移動局に提供するMCBCSに該当するマルチキャスト接続識別子、サービスコンテンツ識別子、及びサービスゾーン識別子を含むことを特徴とする請求項11に記載のMCBCSの提供方法。
  15. 前記参加開始メッセージは、前記移動局が提供を受けようとするMCBCSコンテンツのマルチキャストインターネットプロトコルアドレスを含むことを特徴とする請求項11に記載のMCBCSの提供方法。
  16. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を提供する方法であって、
    移動局から、MCBCSの提供を中止するために脱退メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)が受信するステップと、
    前記ASN−GWが前記脱退メッセージを受信してMCBCSサーバへ脱退指示メッセージを送信し、前記脱退指示メッセージに応じた脱退応答メッセージを前記MCBCSサーバから受信し、前記脱退応答メッセージに応じた脱退要請メッセージを基地局へ送信するステップと、
    前記基地局が前記脱退要請メッセージに基づいて前記移動局とともに動的サービス削除手続を行い、前記脱退要請メッセージに応じた前記脱退応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記脱退応答メッセージを前記基地局から受信し、前記移動局が前記MBSゾーン内の最後の移動局であると、経路登録取り消し要請メッセージを前記基地局へ送信し、前記経路登録取り消し要請メッセージに応じた経路登録取り消し応答メッセージを前記基地局から受信し、前記経路登録取り消し応答メッセージに応じたマルチキャストツリー脱退メッセージをMCBCSサーバへ送信してマルチキャストツリーを脱退するステップと、を含むことを特徴とするMCBCSの提供方法。
  17. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を提供する方法であって、
    MCBCSサーバが移動局に提供しようとするMCBCSが存在すると、前記MCBCSを前記移動局に提供する基地局の識別子とサービングネットワークの接続情報が含まれたサービス要請メッセージをASN−GW(Access Service Network−GateWay)へ送信するステップと、
    前記ASN−GWが前記サービス要請メッセージを受信し、前記MCBCSに該当するマルチキャスト接続識別子とサービスフロー識別子及びマルチキャストインターネットプロトコルアドレスが含まれた参加要請メッセージを前記基地局へ送信するステップと、
    前記基地局が前記参加要請メッセージに基づいて前記移動局とともに動的サービス追加手続を行い、前記参加要請メッセージに応じた参加応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記参加応答メッセージを受信することでMCBCS参加を確認するステップと、を含むMCBCSの提供方法。
  18. 前記MCBCSサーバが前記移動局に提供しようとするMCBCSが存在しないと、前記ASN−GWへ脱退要請メッセージを送信するステップと、
    前記ASN−GWが前記脱退要請メッセージを受信し、前記MCBCSを提供する基地局へ前記脱退要請メッセージをそれぞれ送信するステップと、
    前記基地局のうちの前記移動局のサービング基地局が前記脱退要請メッセージを受信して前記移動局とともに動的サービス削除手続を行い、前記脱退要請メッセージに応じた前記脱退応答メッセージを前記ASN−GWへ送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記脱退応答メッセージを受信して前記MCBCSサーバへ前記脱退応答メッセージを送信し、前記移動局のコンテクストを削除するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項17に記載のMCBCSの提供方法。
  19. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を支援する方法であって、
    基地局が移動局から登録解除要請メッセージを受信することでMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内において前記移動局のアイドルモード進入開始を確認し、前記アイドルモード進入開始の確認に応じてASN−GW(Access Service Network−GateWay)へ前記移動局に該当する経路登録解除要請メッセージを送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記経路登録解除要請メッセージを受信して経路登録解除応答メッセージを前記基地局へ送信し、前記移動局のコンテクストに前記MBSゾーンの識別子と前記移動局に該当するサービングネットワークの識別子をアップデートするステップと、を含むMCBCSの支援方法。
  20. 前記基地局が前記ASN−GWへ前記移動局のモード変更要請メッセージを送信し、その応答としてモード変更応答メッセージを前記ASN−GWから受信するステップを更に含み、前記モード変更要請メッセージは、前記MBSゾーンの識別子と前記サービングネットワークの識別子を含むことを特徴とする請求項19に記載のMCBCSの支援方法。
  21. 前記基地局がレンジ要請メッセージを受信すると、前記MBSゾーン内において前記移動局のアイドルモードエグジット(exit)を確認し、前記アイドルモードエグジットに応じて前記ASN−GWへ前記移動局に該当する経路登録要請メッセージを送信するステップ、及び
    前記ASN−GWが前記経路登録要請メッセージを受信して前記基地局へ経路登録応答メッセージを送信し、前記MBSゾーンの識別子と前記移動局のコンテクストに維持されたMBSゾーンの識別子を確認することで前記移動局のサービングネットワークへ脱退通知メッセージを送信するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項19に記載のMCBCSの支援方法。
  22. 無線通信システムにおいてMCBCS(MultiCast and BroadCast Service)を支援する方法であって、
    アイドルモードに切り替えられたMCBCS移動局を含めMBS(Multicast and Broadcast Service)ゾーン内のMCBCS移動局の個数をモニタリングするステップ、及び
    前記MBSゾーン内のMCBCS移動局の個数に基づいてMCBCSを提供するか否かを判断するステップを含むMCBCSの支援方法。
  23. MCBCSを支援するシステムであって、
    移動局、基地局、ASN−GW(Access Service Network−GateWay)、MCBCSサーバ、及び政策サーバを含み、前記ASN−GWは、マルチキャスト接続識別子と無線リソースの割り当て機能、MCBCSコンテンツのための階層2レベルセキュリティ機能、前記移動局管理及びMCBCSのためのリソース管理機能、及び前記政策サーバとの連動機能を支援するプロキシモジュール、及び
    動的MCBCSデータ経路の登録及び解除を支援するDPF(data Path Function)モジュールを含むことを特徴とするMCBCSシステム。
  24. 前記基地局は、MAC(media Access Control)階層(MAC Layer)において前記MCBCSコンテンツのための前記階層2レベルセキュリティ機能、MCBCSリソース割り当て管理機能、及び物理的(PHY:PHYsical)階層(PHY Layer)におけるMCBCSリソース割り当て管理機能を支援することを特徴とする請求項23に記載のMCBCSシステム。
  25. 前記プロキシモジュールは、MCBCSグループ管理機能を更に含むことを特徴とする請求項23に記載のMCBCSシステム。
  26. 前記MCBCSサーバは、前記MCBCSのためのマルチキャストIPアドレス割り当て機能、前記ASN−GWとのマルチキャストIPルーティングプロトコル及びトンネリング機能、前記MCBCSコンテンツのための前記階層2レベルセキュリティ機能、前記MCBCSの広告及びセッション管理機能を支援する制御部を含むことを特徴とする請求項23に記載のMCBCSシステム。
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