JP2011506176A - 買った品物を店から車および車から家に運ぶためのショッピングカート - Google Patents

Abstract

本発明は、買った品物を店から車および車から家に運ぶための、折りたたみ可能なショッピングカートに関係している。前記カートは、構造部（２）とコンテナ（３）とから形成されており、また、コンテナ（３）のローラー（５）のために使用され、ローラー（１０）を有するサイド脚部（９）に関節式に連結されるガイドバー（４）を備えている。前記サイド脚部（９）は、ホイール（１３）を備えるとともに、部品（１２）によって、サイド脚部、および、ガイドバー（４）の間に配置された長手方向バー（１７）に連結された中央脚部（１１）とともに、折りたたみ可能な支持部を形成している。本発明によるショッピングカートは、ガイドバー（４）の端部を連結するとともに、コンテナ（３）の配置および取り外しを容易化するランプ（６）を備えている。前記ショッピングカートは、ホック（７）と、コンテナ（３）を静止で保持するようローラー（５）にブレーキをかけるためのシステムと、を備えている。中央脚部（１１）は、スライド部品（１９）によってバー（１７）に連結されており、また中央脚部（１１）は、部品を所定位置に固定するノッチ（２０）を備えている。

Description

本発明は、説明的なメモリによって表されているように、折りたたみ可能なカートに関する。当該折りたたみ可能なカートは、買った品物を、店から車および車から家に運ぶために適用可能であり、また、多様かつ革新的な特徴をその機能に与えている。当該カートが、ここに詳細に説明される。

より正確には、本発明の対象は、とりわけ、一般にハイパーマーケット（hypermarket）または類似のショッピングエリアに車で買い物に行く消費者による使用のために設計された、折りたたみ可能なカートからなる。当該カートは、買った品物を販売地点から車まで快適に搬送することを可能にし、また、その後、家に着いた際、続いて、買った品物を家の中に快適に搬送することを可能にする。

そこに到達するには概して消費者が自家用車でドライブする必要があるような大きなハイパーマーケットでの買い物の社会的傾向が増加していることがよく知られており、またそこでは、消費者は、その家族のニーズに適合させるため、あらゆる種類の大量の製品を詰め込む傾向がある。

論理的には、前記センター（ハイパーマーケット）は、都市の中心から離れた地域にある傾向があるので、そこに車で到達する必要があるのと並んで、数日のための製品の入手における買い物をするために重要な多くの時間が費やされる。このことは、前記製品の容積が、その重量とともに、一般に極めて相当のものになることを意味する。

大抵のこれらのセンターは、コインの挿入によって使用され得る、購入した製品を載せるとともにそれらを快適に車まで持っていくためのショッピングトローリーを備えているが、問題は、我々がいったん家に着いたときに生じる。すなわち、我々は、購入したものを車から家の中に運ぶために、大量の小さな買い物袋からなる重量を運ぶという任務に我々が着手しなければならない、ということに気付く。このことは、ある場合においては、大きな距離を行くかもしれず、従って、このことは、１人または２人の多大な努力を必要とする作業となり、このため、老人や障害者などの物理的な力のあまり無い人々にとってはほとんど不可能な作業となるかもしれない。

ハイパーマーケットまたは店の中で買った品物を快適に運ぶことができるとともに、駐車場の所定地点でトローリーを探す必要が無いという利点を備え、また、使用するためのコインの必要も無いショッピングカートを創作することが、従って望ましいことであり、またそのようなショッピングカートにより、製品をトローリーから１つずつ取り出す必要無く、製品を容易に車の中に入れることができ、また、いったん家に着いたとき、それらをキッチンまたは購入アイテムの貯蔵場所に運ぶことができる。これが本発明の主要な目的である。なぜなら、このことを可能にする技術的、構造的または形状の特徴を示すその他のトローリーまたはカートの存在は知られていないからである。

発明を解決するための手段

従って、買った品物を、店から車および車から家に運ぶために適用可能な、折りたたみ可能なカートであって、本発明が提案するカートは、その適用分野内において顕著に新規なものとして構成されており、この場合、前記カートは、指摘された課題を理想的に十分に達成し、また、これを可能にする特徴の詳細が、現在の説明的なメモリを伴う請求項の中にある。

正確に言えば、推奨されるカートは、非常に軽く、かつ耐性のある材料で製造されており、また、その操作、据付および折りたたみは非常に単純となっており、このことは、すべての世代にとって、また大抵の不都合な環境において、カートを適切なものとしている。カートは、それ自体を使用者の様々な高さに適合させ、並びに、これらの使用者が使用する車のトランクに適合させる目的で、高さの調整を意のままにすることができる機構を有している。

本発明によるカートは、折りたたみ可能な、下側の管状の、好ましくは金属製の構造部を備えており、それは、いったん折りたたまれると、最小のスペースを占有し、また、非常に軽くなっており、また、ハンドルを有するコンテナが上側の部分に極めて容易に取り付けられており、またそれは、その内側において様々な区画に分割されており、これによって、様々な購入物品を整然と配置することが可能となっている。

このコンテナは、例えば、大きな体積の購入物の予見の場合において、金属製の構造部を有する、または有さない利用の選択の有利な可能性とともに、それぞれのケースにおける必要性に応じて様々なサイズからなっていてもよく、また、適した材料からなっていてもよい。

このようにして、大きなスケールでの購入物のため、提案されるカートの多様性が与えられ、１つよりも多いコンテナの使用可能性もまた可能であり、ここで、それらは、販売地点において、および後には家において、唯一の金属製の構造部に交換され得る。

この構造部は、論理的には搬送の容易化のためのホイールを有しているが、この構造部はまた、前記構造部から車の内部へのコンテナの搬送、およびその逆を、多大な快適さと容易さとともに可能にする手段を重視しており、また、それは、コンテナに含まれる小さなローラーに適した、レールまたはランプ（ramp）形態のガイドを有している。

結論として、説明されたカートは、品物をコンテナの中に直接に置くこと、カートから前記コンテナを引き抜くこと、トランクの高さに適合されたランプシステムを介して車の中へコンテナを置くこと、およびその後、カートを折りたたんで保管すること、ができる可能性を許容している。

この場合、それは、使用者の家に最も近い駐車スペースに着いたときに容易に実行される、前記の作業と同一のものと正反対の作業も許容しており、販売地点で購入された品物が、使用者の家のキッチンの中に直接におろされ得ることが確約され得る。従って、この新しいシステムによれば、有利には、汚染を引き起こすプラスチックバッグを不要にし、前記バッグにおける個々の面倒な搬送および輸送を避ける。

買った品物を、店から車および車から家に運ぶために適用可能な、新規の折りたたみ可能なカートは、従って、従来知られていない構造的および主要特徴における革新的な構造からなっており、その実用的利用における理由とともに、請求される独占権の特権を得る十分な理由が与えられる。

行われる説明を補足するとともに、本発明の特徴をより十分に理解するのを補助するため、現在の説明的なメモリにおける一連の図は、例証となる、非制限的な方法において、同一のものの一体化された部分として、以下のことを示している。
図１は、本発明の対象である、折りたたみ可能なカートの例を示す側面図であり、ここで、カートの部分を形成する主要部品およびエレメントが、それらの形状および配置とともに理解される。 図２は、本発明のカートの下側のくぼんだ構造部を示す斜視図であり、ここで、その機能を可能にする包含しているエレメントが理解される。 図３は、折りたたみ状態における構造部を示す側面図であり、ここで、構造部が占有する小さなスペースが理解される。 図４は、高さを変化させるためにカートが取り得る様々な状態を示す図である。

上述の図において、また、適合された番号付与システムによれば、本発明の優先権のある製品が観察され得る。これは、以下に示され、また説明されている、必要である部品およびエレメントを備えている。

従って、前記図において理解され得るように、くだんの折りたたみ可能なカート（１）は、下側の管状の構造部（２）から本質的に構成されており、当該構造部（２）上にはコンテナ（３）が取り付けられ、当該構造部（２）は、様々な材料、好ましくは、十分に耐性があり、かつ軽い、金属からなっており、またコンテナ（３）は、同様に軽く耐性のある、意図されている利用に十分に適している様々な材料（金属、プラスチックまたはその他）からなっている。

前記構造部（２）は、Ｕ形状の形態によって特徴付けられる平行なガイドバーを備えており、ガイドバーは、ガイド（４）であって、それに沿って走行するローラー（５）に適したガイド（４）を形成するようになっている。ローラー（５）は、コンテナ（３）の内側に収容されている。ここで、ランプ（６）の寸法および形状は、それの使用を決定する瞬間における暫定的なものであろうと、または、それを固定することによる恒久的な態様においてであろうと、前記ガイド（４）の対応する端部に連結するのに十分となるよう予測されている。そして、構造部（２）に対して、車から構造部（２）へ、またはその逆において、コンテナ（３）の中へ入れる、またはコンテナ（３）から取り出すという有利かつ容易な作業が、十分に折りたたみ可能な方法で、構造部（２）を介して実行され得る。

それらの反対側の端によれば、前記ガイド（４）は、少なくともその一方において、構造部（２）の内側の所定位置にコンテナ（３）を十分に保持するための、ホック（７）などの固定エレメントからなっており、ローラー（５）もまた、ブレーキシステムを保有している。

ガイド（４）はまた、前記反対側の端において関節式につながれたジョイント（８）であって、それらを両サイドの脚部（９）に連結するジョイント（８）を示しており、脚部（９）は、下側の部分において、対応するホイール（１０）を有している。また、脚部（９）は、脚部（９）に対して関節式に接合された、その下側の端部にホイール（１３）を有する第３の中央脚部（１１）とともに、脚部（１１）の中心に設けられた部品（１２）を介して、カート（１）の折りたたみ可能なベースを形成しており、それらは、図３において理解され得るように、その折りたたみ状態において最小のスペースを占有する。

サイド脚部（９）を中央脚部（１１）に関節式に接合する前記部品（１２）は、水平な管状のピース（１４）を備えた十字形状の形態を採用している。車軸（１５）がピース（１４）を通っており、この車軸（１５）は、その中心部分において２つのサイド脚部（９）と中央脚部（１１）とを接合する部品となっている。その他の管状のピース（１６）もまた、前記ジョイントが十分に補強されるのを確実にするため、中央脚部（１１）が通っている水平なピース（１４）に、堅固かつ直交に連結されている。

カート（１）を容易に扱うため、サイド脚部（９）のホイール（１０）は固定されており、一方、中央脚部（１１）のホイール（１３）は自由に回転でき、これによって、一側から他側へ有利に向けられることが可能となる、ということが付け加えられるべきである。

反対に、中央脚部（１１）は、その最も高位の端部に配置された長手方向バー（１７）を、各交差部品（１８）を介して接合されているガイド（４）の間に有している。

バー（１７）を有する中央脚部（１１）の前記接合部は、カートの高さを必要に応じて調整することができるスライド部品（１９）を介して構成されており、この効果に対して、図４に示されているように、部品（１９）を様々な所定位置に固定する、バー（１７）における一連のノッチ（notch）（２０）が設けられている。

さらに、構造部（２）は、その側部の１つに従来のシステムによって固定された更なるバッグ（２１）を包含することを予見している、ということが言及されるべきである。

また、コンテナ（３）が、独立した態様においてその扱いの容易さのために設計された２つのサイドハンドル（２２）、並びに、上記で言及されたように一端から他端へ操縦され得るカート（１）全体の利用の容易さのために意図されたフロントハンドル（２３）を有している、ということも言及されるべきである。

本発明の性質、並びに本発明の実用方法を十分に説明する上で、説明がより広範囲にわたるようなされることが必要であるとは考えられない。従って、当業者は、本発明の潜在能力および本発明から導かれる利点を理解することができる。このため、その本質からスタートして、本発明は、例として示された方法とは細部において異なるその他の方法において実行され得るものであり、また、その主要な根本的な原理が改められ、変えられ、または修正されない限りは、それはここで説明された保護に到達する。

Claims (8)

1. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、折りたたみ可能なカートにおいて、
   その上にコンテナ（３）が取り付けられる、下側の管状の構造部（２）を備え、
   前記構造部（２）は、様々な材料、好ましくは、十分に耐性があり、かつ軽い、金属からなっており、
   前記コンテナ（３）は、同様に軽く耐性のある、意図されている利用に十分に適している様々な材料（金属、プラスチックまたはその他）からなっており、
   前記構造部（２）は、Ｕ形状の形態によって特徴付けられる平行なガイドバーを備えており、当該ガイドバーは、ガイド（４）であって、それに沿って走行するローラー（５）に適したガイド（４）を形成するようになっており、
   前記ローラー（５）は、コンテナ（３）の内側に収容されており、
   前記ガイド（４）は、ガイド（４）を両サイドの脚部（９）に連結する関節式のジョイント（８）をもたらしており、
   前記脚部（９）は、その下側の部分において、対応するホイール（１０）を有し、
   前記脚部（９）は、脚部（９）に対して関節式に接合された、その下側の端部にホイール（１３）を有する第３の中央脚部（１１）とともに、脚部（１１）の中心に設けられた部品（１２）を介して、カート（１）の折りたたみ可能なベースを形成しており、
   前記中央脚部（１１）は、その最も高位の地点において、前記ガイド（４）の間に配置された長手方向バーに結合されており、
   前記ガイド（４）は、交差部品（１８）によって前記長手方向バーに接合されている
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
2. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１による折りたたみ可能なカートにおいて、
   ランプ（６）を有し、
   当該ランプ（６）は、
   一時的な態様であろうと恒久的であろうと、十分に折りたたみ可能なまたは折り曲げ可能な方法によって、構造部（２）へのランプ（６）の固定を介しての、構造物（２）へまたは構造物（２）から、コンテナ（３）を置くまたは取り出す、またはその逆のときの作業の容易さのため、前記ランプ（６）が前記ガイド（４）の対応する端部に連結されるよう、
   十分な寸法および形状からなっている
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
3. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１および２による折りたたみ可能なカートにおいて、
   各ガイド（４）または少なくとも１つのガイド（４）は、コンテナ（３）を構造部（２）に十分に固定するための、ホックなどの固定されたエレメント（７）を有し、
   前記ローラー（５）が、ブレーキシステムを有する
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
4. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１乃至３による折りたたみ可能なカートにおいて、
   前記サイド脚部（９）を前記中央脚部（１１）に関節式に連結する前記部品（１２）は、水平な管状のピース（１４）を備えた、十字形状の形態を採用しており、
   前記部品（１２）は、車軸（１５）であって、それ（１５）を通るとともに、その中心部分において２つのサイド脚部（９）と中央脚部（１１）とに連結される、車軸（１５）と、水平なピース（１４）に堅固かつ直交に連結され、中央脚部（１１）が通るその他の管状のピース（１６）と、を有する
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
5. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１乃至４による折りたたみ可能なカートにおいて、
   前記サイド脚部（９）のホイール（１０）は固定されており、
   前記中央脚部（１１）のホイール（１３）は自由に回転でき、これによって、カートが、一側から他側へ望みに応じて向けられることができる
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
6. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１乃至５による折りたたみ可能なカートにおいて、
   前記バー（１７）を有する中央脚部（１１）の接合部は、カートの高さを必要に応じて調整することができるスライド部品（１９）を介して構成されており、また、部品（１９）を様々な所定位置に固定する、バー（１７）における一連のノッチ（２０）が設けられている
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
7. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１乃至６による折りたたみ可能なカートにおいて、
   前記構造部（２）は、その側部の１つに慣例的に取り付けられた更なるバッグ（２１）を包含することを予見している
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。
8. 買った品物を店から車および車から家に運ぶために適用可能な、請求項１乃至７による折りたたみ可能なカートにおいて、
   前記コンテナ（３）は、独立した態様においてその扱いの容易さのために設計された２つのサイドハンドル（２２）、並びに、カート（１）全体の利用の容易さのために意図されたフロントハンドル（２３）を有する
   ことを特徴とする折りたたみ可能なカート。

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