JP2011230786A - 樹脂製折り畳み箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂製折り畳み箱10は、四方の側板11が四隅に設けられた折り畳み線12を介して一体的に構成され、各側板11の下端縁に折り畳み線12を介して底板14が連結されている。該底板14のうち最も内側に位置する内側底板14aが1つの長側板11aに連結されて底部の全面に配置されるとともに、その他の側板11に連結された外側底板14bが内側底板14aを支持するように構成されている。内側底板14aと長側板11aを連結する折り畳み線12の一端部から該折り畳み線12と向き合う内側底板14aの対向辺14cに向かう斜め折り畳み線12aを形成し、内側底板14dが斜め折り畳み線12aによって外側に折り畳まれるように構成されている。
【選択図】図1
Description
請求項4に記載の発明の樹脂製折り畳み箱は、請求項3に係る発明において、前記折り畳み線の幅は7〜15mmに設定されていることを特徴とする。
本発明の樹脂製折り畳み箱では、内側底板と側板を連結する折り畳み線の一端部から該折り畳み線と向き合う内側底板の対向辺に向かって斜め方向に延びる折り畳み線が形成され、箱を折り畳む際に内側底板が斜め方向に延びる折り畳み線によって外側又は内側に折り畳まれるように構成されている。このため、折り畳まれた箱を開いて組み立てる場合には、側板を平面四角形状になるように開くことにより、斜め方向に延びる折り畳み線で折り畳まれていた内側底板が平坦になり、底部の全面に配置される。一方、組み立てられた箱を折り畳む場合には、内側底板は斜め方向に延びる折り畳み線で折り畳まれる。
図1に示すように、本実施形態の樹脂製折り畳み箱10は、四方の側板11が四隅に設けられた折り畳み線12で直角に折曲げられ、側板11の対角線位置に設けられた耳板13で接合されて一体的に構成されている。各側板11の下端縁には折り畳み線12を介して底板14が連結されるとともに、各側板11には折り畳み線12を介して蓋板15が連結され、樹脂製折り畳み箱10が平面長方形をなす四角箱状に形成されている。対向する短辺側の短側板11bの中央上部には、箱を把持するための把持孔16が開口されている。そして、四隅に設けられた折り畳み線12のうち隣り合わない二隅の折り畳み線12で折り畳まれるようになっている。
さて、樹脂製折り畳み箱10を組み立てる場合には、図2(a),(b)に示すように、第1構造部材25と第2構造部材26とが2つの耳板13部分で溶融接合されて折り畳まれた状態から、図3に示すように、隣り合わない二隅の折り畳み線12〔図2(a),(b)の左右両端部〕で平面菱形状をなすように少し開く。その状態からさらに開くと、図4及び図5に示すように、一方の短辺側の外側底板14bは第1接合部19で内側底板14aに接合された状態で開き、他方の短辺側の外側底板14bは第2接合部20で長辺側の外側底板14bに接合された状態で開く。従って、長辺側の外側底板14bが開き、内側底板14aがその内面に載るようにして開く。
(1) 本実施形態の樹脂製折り畳み箱10では、内側底板14aと長側板11aを連結する折り畳み線12の一端部12cから内側底板14aの対向辺14cに向かって延びる斜め折り畳み線12aが形成され、箱を折り畳む際に内側底板14dがこの斜め折り畳み線12aによって外側に折り畳まれるように構成されている。このため、折り畳まれた箱を開いて組み立てる場合には、側板11を平面四角形状になるように開くことにより、斜め折り畳み線12aで折り畳まれていた内側底板14dが平坦になり、底部の全面に配置される。一方、組み立てられた箱を折り畳む場合には、内側底板14dは斜め折り畳み線12aで折り畳まれる。
(4) 折り畳み線12の幅は7〜15mmという適切な幅に設定されていることから、屈曲性が良好で折り畳み線12の部分で容易に折り畳むことができるとともに、折り畳み線12の強度を保持することができる。
(6) 隣接する二方の長側板11a、短側板11b及びそれらに連結される内側底板14a及び短辺側の外側底板14bの第1構造部材25と、他の隣接する二方の長側板11a、短側板11b及びそれらに連結される長辺側の外側底板14b及び短辺側の外側底板14bの第2構造部材26とが長側板11aに設けられた耳板13により接合されて構成されている。従って、樹脂製折り畳み箱10を2つの構造部材25,26の連結によって容易に作製することができる。
・ 前記長辺側の外側底板14bに設けられている斜め折り畳み線12aに沿って外側底板14eを切り取り、外側底板14eを省略することもできる。
・ 前記長辺側の外側底板14b及び短辺側の外側底板14bを、箱を組み立てた状態で底部の全面に配置されるように形状を変更し、底部の全面で内側底板14aを支持できるように構成することも可能である。
・ 把持孔16は、用途に応じて、適宜、省略することや、位置、数、大きさ、形を変更することができる。
・ 箱の底面や側面は、長方形であるだけでなく、正方形にすることも可能である。
Claims (7)
- 四方の側板が四隅に設けられた折り畳み線を介して一体的に構成され、各側板の下端縁に折り畳み線を介して底板が連結され、該底板のうち最も内側に位置する内側底板が1つの側板に連結されて底部の全面に配置されるとともに、その他の側板に連結された外側底板が内側底板を支持するように構成され、前記四隅に設けられた折り畳み線のうち隣り合わない二隅の折り畳み線で折り畳まれる樹脂製折り畳み箱であって、
前記内側底板と側板を連結する折り畳み線の一端部から該折り畳み線と向き合う内側底板の対向辺に向かって斜め方向に延びる折り畳み線を形成し、前記箱を折り畳む際に内側底板が斜め方向に延びる折り畳み線によって外側又は内側に折り畳まれるように構成され、該斜め方向に延びる折り畳み線と前記対向辺とのなす前記外側又は内側に折り畳まれる側の角度が67.5〜75.0°に設定されていることを特徴とする樹脂製折り畳み箱。 - 前記斜め方向に延びる折り畳み線は、内側底板と側板を連結する縦折り畳み線の一端部に接し、その一端部から縦折り畳み線と直交する線上に中心を有する円を描いたときその円の接線方向に延びるように形成されるとともに、前記円の半径が4mm以内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製折り畳み箱。
- 前記折り畳み線は加熱プレス加工により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂製折り畳み箱。
- 前記折り畳み線の幅は7〜15mmに設定されていることを特徴とする請求項3に記載の樹脂製折り畳み箱。
- 展開したとき内側底板に隣接する両側の外側底板のうち、一方の外側底板にその折り畳み線の一端部から斜状の折り畳み線を形成し、該斜状の折り畳み線より内側底板側を内側底板の外面に接合して第1接合部とし、他方の外側底板に前記折り畳み線の一端部と対角線上に位置する折り畳み線の他端部から斜状の折り畳み線を形成し、該斜状の折り畳み線より内側底板に対向する外側底板側を該外側底板の外面に接合して第2接合部とし、かつ内側底板に対向する外側底板の第2接合部側に該外側底板を内側へ折り畳み可能にする斜状の折り畳み線を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂製折り畳み箱。
- 隣接する二方の側板及びそれに連結される内側底板及び外側底板と、他の隣接する二方の側板及びそれに連結される外側底板とが側板に設けられた耳板により接合されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の樹脂製折り畳み箱。
- 前記各側板には蓋板が折り畳み線を介して連結されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の樹脂製折り畳み箱。
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JP2010101152A JP5214661B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 樹脂製折り畳み箱 |
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Family
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JP2010101152A Active JP5214661B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 樹脂製折り畳み箱 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS59196413U (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-27 | 藤堂 英尚 | 提げ手つき折畳み紙箱 |
JPH0474616U (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-30 | ||
JP2005343554A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | ケースブランク及びその製造方法、並びにケースブランクを用いた折畳式プラスチック製段ボール通函及びその製造方法 |
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2010
- 2010-04-26 JP JP2010101152A patent/JP5214661B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP5214661B2 (ja) | 2013-06-19 |
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