JP2011226852A5 - - Google Patents

Description

本発明の一の局面に従う感圧センサの製造方法は、２５℃でゴム弾性を示す材料またはその原材料と、導電性粒子とを混合することにより混合物を得る工程と、混合物に電圧を加えることにより、導電性粒子を配向させる工程とを備える。
上記製造方法において好ましくは、混合物はシート状に形成されており、配向させる工程においては、混合物の厚み方向に電圧を加える。

上記製造方法において好ましくは、混合物を得る工程は、原材料と導電性粒子とを混合する工程であり、導電性粒子を配向させる工程の後に、混合物を加硫する工程をさらに備える。
上記製造方法において好ましくは、混合物には絶縁性粒子が含まれており、混合物を得る工程は、原材料、導電性粒子、及び絶縁性粒子を混合する工程であり、導電性粒子を配向させる工程の後に、混合物を加硫する工程をさらに備える。
上記製造方法において好ましくは、原材料は、２５℃でゴム弾性を示すゴムである。
上記製造方法において好ましくは、配向させる工程で加える電圧は交流電圧である。

本発明のさらに他の局面に従う弾性組成物は、２５℃でゴム弾性を示す材料と、導電性粒子とを含む。２５℃で弾性変形可能であり、かつ１０％圧縮歪を与えた状態の体積固有抵抗が、無歪の状態の体積固有抵抗の１０分の１以下である。
上記弾性組成物において好ましくは、弾性組成物は、更に絶縁性粒子を含み、弾性組成物はシート状に形成されており、導電性粒子は厚み方向に配向されている。
上記弾性組成物において好ましくは、絶縁性粒子はマイカよりなる。

Claims (15)

1. ２５℃でゴム弾性を示す材料またはその原材料と、導電性粒子とを混合することにより混合物を得る工程と、
   前記混合物に電圧を加えることにより、前記導電性粒子を配向させる工程とを備える、感圧センサの製造方法。
2. 前記混合物はシート状に形成されており、前記配向させる工程においては、前記混合物の厚み方向に電圧を加える、請求項１に記載の感圧センサの製造方法。
3. 前記混合物を得る工程は、前記原材料と前記導電性粒子とを混合する工程であり、
   前記導電性粒子を配向させる工程の後に、前記混合物を加硫する工程をさらに備える、請求項１又は２に記載の感圧センサの製造方法。
4. 前記混合物には絶縁性粒子が含まれており、
   前記混合物を得る工程は、前記原材料、前記導電性粒子、及び前記絶縁性粒子を混合する工程であり、
   前記導電性粒子を配向させる工程の後に、前記混合物を加硫する工程をさらに備える、請求項１又は２に記載の感圧センサの製造方法。
5. 前記原材料は、２５℃でゴム弾性を示すゴムである、請求項１〜４のいずれかに記載の感圧センサの製造方法。
6. 前記配向させる工程で加える電圧は交流電圧である、請求項１〜５のいずれかに記載の感圧センサの製造方法。
7. 前記混合物を得る工程における前記導電性粒子の添加量は、パーコレーション転移が開始する添加量からパーコレーション転移が完了する添加量までの範囲内にある、請求項１〜６のいずれかに記載の感圧センサの製造方法。
8. 請求項１〜７のいずれかに記載の製造方法を用いて製造された感圧センサ。
9. ２５℃でゴム弾性を示す材料と、導電性粒子とを含み、
   ２５℃で弾性変形可能であり、かつ１０％圧縮歪を与えた状態の体積固有抵抗が、無歪の状態の体積固有抵抗の１０分の１以下である、弾性組成物。
10. 前記弾性組成物は、更に絶縁性粒子を含み、
    前記弾性組成物はシート状に形成されており、前記導電性粒子は厚み方向に配向されている、請求項９に記載の弾性組成物。
11. 前記絶縁性粒子はマイカよりなる、請求項１０に記載の弾性組成物。
12. 前記導電性粒子の添加量は、パーコレーション転移が開始する添加量からパーコレーション転移が完了する添加量までの範囲内にある、請求項９〜１１のいずれかに記載の弾性組成物。
13. 前記ゴム弾性を示す材料として、全体に対する含有量が５０質量パーセント以上９９質量パーセント未満であるシリコーンゴムを含む、請求項９〜１２のいずれかに記載の弾性組成物。
14. 前記導電性粒子はカーボンよりなる、請求項９〜１３のいずれかに記載の弾性組成物。
15. 請求項９〜１４のいずれかに記載の弾性組成物と、
    前記弾性組成物を挟み込む２つの電極とを備えた、感圧センサ。