JP2011225136A - Seat cushion - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ペダル操作を行う乗員が着座するシート(座席)を構成するシートクッションに関する。 The present invention relates to a seat cushion constituting a seat (seat) on which an occupant performing pedal operation is seated.
ペダル操作を行う乗員が着座するシートクッションを備えたシートとしては、例えば、自動車の運転座席が知られている。ペダルを操作する時に、操作脚(右脚)とシートクッションとの接触圧力を抑制することを目的として、シートクッションの座部の右側の前部に凹部を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 As a seat provided with a seat cushion on which an occupant performing pedal operation is seated, for example, a driver's seat of an automobile is known. In order to suppress the contact pressure between the operating leg (right leg) and the seat cushion when the pedal is operated, there is known one in which a recess is formed in the right front portion of the seat cushion seat (for example, , See Patent Document 1).
しかしながら、かかる従来のシートクッションでは、シートクッションの座部の硬さが座部全体で一定であり、例えば自動変速機を備えた車両では、非操作脚(左脚)が位置する座部の左側は、ペダル操作時に非操作脚で乗員の姿勢を保持しようとして踏ん張る姿勢を取るには、軟らかすぎた。このため、ペダル操作時に、乗員の姿勢を適正に保持することが困難であった。 However, in such a conventional seat cushion, the hardness of the seat portion of the seat cushion is constant throughout the seat portion. For example, in a vehicle equipped with an automatic transmission, the left side of the seat portion where the non-operating leg (left leg) is located. It was too soft to take a standing posture while trying to hold the occupant's posture with the non-operating leg when the pedal was operated. For this reason, it has been difficult to properly maintain the posture of the occupant during pedal operation.
そこで、本発明は、ペダル操作時に、乗員の姿勢を適正に保持することができるシートクッションを提供するものである。 Therefore, the present invention provides a seat cushion capable of properly maintaining the posture of an occupant during pedal operation.
本発明にあっては、ペダル操作を行う乗員が着座するシートクッションの前方部に、ペダルを操作する側の操作脚が位置する第1座部前方部と、ペダルを操作しない側の非操作脚が位置する第2座部前方部とを設け、前記操作脚が第1座部前方部を押圧したときに、前記操作脚と第1座部前方部との接触圧力を押圧前の圧力よりも低くすると共に、前記非操作脚と第2座部前方部との接触圧力を押圧前の圧力よりも高くするように構成したことを特徴とする。 In the present invention, the front portion of the seat cushion on which the occupant performing the pedal operation sits, the first seat portion front portion where the operation leg on the pedal operation side is located, and the non-operation leg on the side where the pedal is not operated The second seat front portion is located, and when the operating leg presses the first seat front portion, the contact pressure between the operating leg and the first seat front portion is higher than the pressure before pressing. In addition, the contact pressure between the non-operating leg and the second seat front portion is configured to be higher than the pressure before pressing.
本発明によれば、乗員が操作脚でペダル操作した際に、操作脚と第1座部前方部との接触圧力が減少するため、操作脚の挙動が容易となってペダル操作性が向上する。一方、非操作脚と第2座部前方部との接触圧力が増加するため、第2座部前方部で非操作脚をしっかりと支持して乗員の姿勢保持性を確保できる。 According to the present invention, when the occupant operates the pedal with the operating leg, the contact pressure between the operating leg and the front portion of the first seat portion is reduced, so that the behavior of the operating leg is facilitated and the pedal operability is improved. . On the other hand, since the contact pressure between the non-operating leg and the second seat front portion increases, the non-operating leg can be firmly supported by the second seat front portion to ensure the posture retention of the occupant.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
まず、図1を用いて一般的なシートについて説明する。 First, a general sheet will be described with reference to FIG.
図1の一般的な自動車のシート1に示すように、このシート1は、乗員Mが着座するシートクッション2と、乗員Mがもたれ掛かるシートバック3と、を主たる構成として備えている。シートクッション2は、上下位置調整機構や前後位置調整機構、さらには前後角度調整機構などを備えて車体フロアに搭載されるのが一般的であり、また、シートバック3は、リクライニング機構によってシートクッション2に対する傾斜角が調整自在となっているのが一般的である。
As shown in a
そして、シート1に着座した乗員Mが、図示省略したアクセルペダルやブレーキペダルを踏み込む際には、通常、右脚が操作脚Loとなり、左脚が非操作脚Lnとなる。また、図1(a)に示すように、大柄の乗員Mbが着座する際には、シートクッション2を後方にスライド移動させるとともに、前方部2Fを上昇させてシートクッション2を前方斜め上方に傾斜させる。ここで、持上げ角度はθである。一方、図1(b)に示すように、小柄の乗員Msが着座する際には、シートクッション2を前方にスライド移動するとともに、シートクッション2の持上げ角度θを小さく(たとえば、θ≦16度)して、シートクッション2の前端を低位置に設定する。
When the occupant M seated on the
このとき、図1(a)に示すように、大柄の乗員Mbがペダル操作する際には、操作脚Loにおける大腿部の前部の裏面でシートクッション2の前方部2Fの上面を上方から下方に向けて押す圧力(矢印参照)が作用する。また、図1(b)に示すように、小柄の乗員Msがペダル操作する際には、操作脚Loの小腿部の上部の裏面でシートクッション2の前方部2Fの前面を押す圧力(矢印参照)が作用することになる。
At this time, as shown in FIG. 1 (a), when the large occupant Mb operates the pedal, the upper surface of the
[第1の実施形態]
図2から図6は、本発明にかかるシートまたはシートクッションに係る第1の実施形態を示し、ペダル操作を行う乗員が着座するシートが自動車の運転座席である場合に例をとって説明する。
[First embodiment]
2 to 6 show a first embodiment relating to a seat or a seat cushion according to the present invention, and an example will be described in the case where a seat on which an occupant performing a pedal operation is a driver's seat of an automobile.
図2,3に示すように、本実施形態のシートクッション2にペダル操作を行う乗員Mが着座した場合、シートクッション2の前方部2Fには、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2ペダルとを設けている。座部前方部2F1には、ペダルを操作する側の操作脚Loが位置し、第2座部前方部2F2には、ペダルを操作しない側の非操作脚Lnが位置する。
As shown in FIGS. 2 and 3, when an occupant M who performs a pedal operation is seated on the
すなわち、図2に示すシートクッション2の正面視で、第1座部前方部2F1は左半分(車両右側)に位置し、第2座部前方部2F2は右半分(車両左側)に位置している。また、図3に示すように、シートクッション2の側面方向で見ると、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2の前後長aは、シートクッション2の全体の前後長bに対して1/6〜1/8、即ち、a≒b/6〜b/8に設定することが好ましい。つまり、シートクッション2は、前後長bに対して後方の5/6〜7/8部分に、体重(尻下部分)をしっかりと支持できるクッション部分cを配置してある。この場合の前後長bは、小柄の乗員Msがシートクッション2の奥までしっかりと着座できる長さ(たとえば、350mm程度)となる。なお、このシートクッション2に対する第1・第2座部前方部2F1、2F2の割合は、以下に述べる第2〜第4の実施形態にあっても同様となっている。
That is, in the front view of the
ここで、本実施形態では、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2との境界部分に、操作脚Loが第1座部前方部2F1を押圧した際に、操作脚Loと第1座部前方部2F1との接触圧力を減少させる一方、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触圧力を増加させる圧力調整部4を設けてある。これによって、ペダル操作時における操作脚Loと第1座部前方部2F1との接触圧力は、ペダル操作を行う前の圧力よりも低くなる。また、ペダル操作時における非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触圧力は、ペダル操作を行う前の圧力よりも高くなる。そして、ペダル操作時においては、操作脚Loと第1座部前方部2F1との接触圧力は、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触圧力よりも低くなる。
Here, in this embodiment, when the operating leg Lo presses the first seat front part 2F1 at the boundary between the first seat front part 2F1 and the second seat front part 2F2, the operating leg Lo While decreasing the contact pressure with the 1st seat front part 2F1, the
なお、前記第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2とは、流体である空気を含むウレタン素材5から形成されている。そして、圧力調整部4は、図4,5に示すように、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2との境界部分に配設された板状部材45であり、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2に封入された流体(空気)が流通可能な第1および第2の連通部41、42を介して相互に連通されている。
In addition, the said 1st seat front part 2F1 and the 2nd seat front part 2F2 are formed from the urethane
圧力調整部4は、操作脚Loが第1座部前方部2F1を押圧した際に、第1座部前方部2F1の内部の流体を第2座部前方部2F2の内部に移動させるようになっている。この場合、流体は、本実施形態では空気とするが、特に、空気に限定されることなく、空気以外の無害な気体もしくは液体であってもよい。
When the operation leg Lo presses the first seat front part 2F1, the
第1および第2の連通部41、42は、図5(a)(b)に示すように、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2とを仕切る板状部材45に上下方向に並設され、第1の連通部41を上方に、第2の連通部42を下方に配置してある。
As shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), the first and
それぞれの連通部41、42は、板状部材45に形成した連通口41a、42aと、この連通口41a、42aを開閉する弁体41b、42bと、で構成してある。この場合、弁体41b、42bは、膜状弁によって形成してあり、図中上方に位置する第1の連通部41の弁体41bは、第2座部前方部2F2側に配置されて、連通口41aの周縁部に密着自在となっている。図5の下方に位置する第2の連通部42の弁体42bは、第1座部前方部2F1側に配置されて、連通口42aの周縁部に密着自在となっている。つまり、第1の連通部41は、第1座部前方部2F1から第2座部前方部2F2への流体移動のみを許容する逆止弁として機能し、第2の連通部42は、第2座部前方部2F2から第1座部前方部2F1への流体移動のみを許容する逆止弁として機能する。
Each
従って、第1の実施形態のシートクッション2によれば、図6(a)に示すように、乗員Mが、ペダル操作を行うことなく通常状態で着座している場合は、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2には上方からの押圧力がほとんど無いため、ウレタン素材5の柔軟性によってふんわりと柔らかいクッション状態となる。
Therefore, according to the
そして、図6(b)に示すように、操作脚Loでペダル操作する際には、操作脚Loの大腿部前部の裏面で第1座部前方部2F1の上面を下方に向けて押圧するため、第1座部前方部2F1内の流体は加圧されて第1の連通部41から第2座部前方部2F2内に移動する(矢印参照)。このとき、第2の連通部42は閉じられた状態にある。
As shown in FIG. 6B, when the pedal is operated with the operating leg Lo, the upper surface of the first seat front part 2F1 is pressed downward on the back surface of the front part of the thigh of the operating leg Lo. Therefore, the fluid in the first seat front part 2F1 is pressurized and moves from the
したがって、操作脚Loと第1座部前方部2F1との接触圧力がペダル操作前の圧力よりも減少する一方、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触圧力がペダル操作前の圧力よりも増加する。これにより、操作脚Loは、第1座部前方部2F2との接触圧力の減少により、その操作脚Loの挙動が容易となってペダル操作性が向上する。一方、非操作脚Lnは、第2座部前方部2F2との接触圧力の増加により、第2座部前方部2F2で非操作脚Lnをしっかりと支持して乗員Mの姿勢保持性を確保できる。 Therefore, the contact pressure between the operating leg Lo and the first seat front part 2F1 is smaller than the pressure before the pedal operation, while the contact pressure between the non-operating leg Ln and the second seat front part 2F2 is before the pedal operation. Increases more than pressure. As a result, the operation leg Lo becomes easier to operate due to a decrease in the contact pressure with the first seat front part 2F2, and the pedal operability is improved. On the other hand, the non-operating leg Ln can firmly support the non-operating leg Ln by the second seat front part 2F2 and increase the posture retention of the occupant M by increasing the contact pressure with the second seat front part 2F2. .
このことは、ペダル操作時に両脚Lo、Lnが果たす機能を両立し易くでき、ひいては、運転操縦性の向上を図れるようになる。 This facilitates the compatibility of the functions performed by the legs Lo and Ln when the pedal is operated, and as a result, the driving maneuverability can be improved.
また、本実施形態のシートクッション2によれば、前述した構成を有する圧力調整部4を設けたことにより、簡易な構造で、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2との圧力バランスを効果的に調整することができる。
In addition, according to the
なお、操作脚Loによる第1座部前方部2F1の押圧が解除もしくは押圧力が減少した場合には、第2座部前方部2F2内の流体が第2の連通部42を介して第1座部前方部2F1内に戻るので、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触圧力は減少し、通常の柔らかく支持する方向に向かう。
Note that when the pressing of the first seat front portion 2F1 by the operating leg Lo is released or the pressing force is reduced, the fluid in the second seat front portion 2F2 passes through the
さらに、本実施形態のシートクッション2によれば、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2には、流体(空気)を含むウレタン素材5を内部に充填した。従って、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2の適度なクッション性を確保し易くなるとともに、操作脚Loでペダル操作する際のシートクッション2前方部の圧迫調整をよりし易くできる。
Furthermore, according to the
この場合、ウレタン素材5の硬さは、シートクッション2の尻下部分の1/4〜1/2の硬さに設定することが好ましく、さらには、操作脚Loに対応した第1座部前方部2F1のウレタン素材5の硬さは、尻下部分よりも1/4〜1/5程度柔らかくすることが好ましい。こうすることにより、小腿部の裏で押圧される分だけ第1座部前方部2F1の先端部が窪み、小柄の乗員Msの体格にあった第1座部前方部2F1の長さとし易い。
In this case, it is preferable to set the hardness of the
なお、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2には、ウレタン素材5を充填することなく単なる空気袋を内部に配設してもよく、また、液体やジェル状物質などの好ましい硬さの流体を用いることもできる。
The first seat front portion 2F1 and the second seat front portion 2F2 may be provided with a simple air bag inside without being filled with the
ところで、本実施形態では、圧力調整部4には、第1および第2の2つの連通部41、42を設けた場合を示したが、連通部は逆止弁機能の無い1つの連通部、つまり、弁体41b、42bに相当する弁部分が無い単なる開口部として設けることもできる。この場合、その逆止弁機能の無い連通部は、開口面積を適宜絞ってオリフィス機能を発揮できるようにすることが好ましい。
By the way, in this embodiment, although the case where the 1st and 2nd 2
[第2の実施形態]
図7および図8は、本発明の第2の実施形態を示す。なお、本実施形態を述べるにあたって、第1の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
[Second Embodiment]
7 and 8 show a second embodiment of the present invention. In describing this embodiment, the same components as those in the first embodiment will be denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
本実施形態では、第1の実施形態に示した第2の連通部42に、ひも状の牽引部材61が連結された弁体42bを有する圧力調整部4Aを設けている。シートクッション2の持上げ角度θに応じて弁体42bの開き度合いを制御するようになっている。
In the present embodiment, a
すなわち、図7(a)(b)に示すように、牽引部材61の一端を弁体42bに接続し、他端をシートクッション2の載置構造部7に連結している。
That is, as shown in FIGS. 7A and 7B, one end of the pulling
載置構造部7は、シートクッション2を載置して前後移動はするが、シートクッション2の上昇や前後傾斜には連動しない部分であり、たとえば、1つのシート1に対して左右一対設けられるスライドレールアッパーやその一対のスライドレールアッパーを連結する連結部などである。
The mounting
シートクッション2の持上げ角度θが大きくなるにしたがって、弁体42bが牽引部材61に引っ張られて連通口42aを閉じる方向に動作して、流体の移動量(通過量)を制御する。牽引部材61の長さは、シートクッション2の持上げ角度θが所定角度以上に大きくなれば、連通口42aを完全に閉じることができる長さに調節してある。
As the lift angle θ of the
したがって、第1座部前方部2F1と操作脚Loとの間、および第2座部前方部2F2と非操作脚Lnとの間のそれぞれの接触圧力を状況に応じて適宜調整することができる。たとえば、一時的に駐車や停車をした場合に、前記弁体42bを全閉することにより、運転を再開する際に、再度、第1座部前方部2F1と第2座部前方部2F2との圧力バランスを調整する煩わしさが無くなる。
Therefore, the respective contact pressures between the first seat front part 2F1 and the operating leg Lo and between the second seat front part 2F2 and the non-operating leg Ln can be appropriately adjusted according to the situation. For example, when the vehicle is temporarily parked or stopped, when the driving is resumed by fully closing the
特に、本実施形態では、シートクッション2の持上げ角度θに応じて弁体42bの開き角を制御するようにしたので、図7に示すように、シートクッション2が、持上げ角度θが小さくて低位置にあるときは、牽引部材61によって弁体42bが引っ張られることが無いため、第2の連通部42は第1の実施形態と同様に機能する。一方、図8に示すように、シートクッション2が、持上げ角度θが大きくて高位置にあるときは、その角度に応じて弁体42bが牽引部材61によって徐々に引っ張られ、連通口42aの開口面積が減少し、持上げ角度θが所定角度以上に大きくなれば連通口42aが全閉される。
In particular, in the present embodiment, since the opening angle of the
つまり、乗員Mが小柄である場合は、シートクッション2の前方部2Fの接触圧力の調整はあまり必要とせず、また、小柄な乗員Msでは、シートクッション2の持上げ角度θが小さくなっている。この場合は、牽引部材61が影響しないため、第1および第2の連通部41、42は、弁体41b、42bの本来の機能(第1の実施形態参照)によって、第1座部前方部2F1および第2座部前方部2F2の圧力調整を行うことができる。
That is, when the occupant M is small, adjustment of the contact pressure of the
これに対し、乗員Mが大柄である場合は、操作脚Loによる第1座部前方部2F1の押圧力が大きくなり、シートクッション2の持上げ角度θが大きくなっている。この場合は、弁体42bが牽引部材61によって引っ張られるため、第2の連通部42は流体の通過量が規制され、さらには、シートクッション2の持上げ角度θが所定角以上に大きくなった場合は、流体の通過が遮断される。このため、第2座部前方部2F2から第1座部前方部2F1への流体移動が大きく規制されるため、第2座部前方部2F2と非操作脚Lnとの接触圧力を高く維持でき、大柄の乗員Mbの姿勢保持性をより高めることができる。
On the other hand, when the occupant M is large, the pressing force of the first seat front part 2F1 by the operating leg Lo is increased, and the lifting angle θ of the
[第3の実施形態]
図9および図10は、本発明の第3の実施形態を示す。なお、本実施形態を述べるにあたって、第2の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
[Third embodiment]
9 and 10 show a third embodiment of the present invention. In describing this embodiment, the same components as those in the second embodiment will be denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
本実施形態に設けた圧力調整部4Bにおいては、第2の実施形態に示した牽引部材61に代えて、図9に示すように、第2の連通部42を覆う覆い板62を設けることにより構成してある。
In the
覆い板62は、板状部材45に重ね合わせるようにして上下方向に相対移動自在に設けてあり、その覆い板62には、第2の連通部42を包含する開口面積を有する開口部62aを設けるとともに、その開口部62aの上側に隣接して、第2の連通部42を十分に覆うことができる面積を有する遮蔽部62bを設けてある。 そして、シートクッション2をほぼ水平状態(持上げ角度θを小)にして、開口部62aを第2の連通部42に対応させるとともに、覆い板62の下端部を載置構造部7に固定してある。このとき、載置構造部7は、第2の実施形態に示したと同様に、シートクッション2を載置して前後移動はするが、シートクッション2の上昇や前後傾斜には連動しない部分である。
The
したがって、第3の実施形態によれば、図9に示すように、シートクッション2の持上げ角度θが小さいときは、覆い板62の開口部62aが第2の連通部42に位置しているため、その第2の連通部42は第1の実施形態と同様に機能する。
Therefore, according to the third embodiment, as shown in FIG. 9, when the lifting angle θ of the
一方、図10に示すように、シートクッション2の持上げ角度θが大きくなると、覆い板62に対して板状部材45がシートクッション2とともに上昇する。すると、第2の連通部42は開口部62aから徐々に外れて連通口42aの開口面積を減少し、そして、持上げ角度θが所定以上大きくなれば、第2の連通部42は遮蔽部62bに位置して連通口42aが全閉される。
On the other hand, as shown in FIG. 10, when the lifting angle θ of the
したがって、小柄の乗員Msが着座した場合と、大柄の乗員Mbが着座した場合とで、第2の実施形態と同様の機能を発揮できる。 Therefore, the same function as in the second embodiment can be exhibited when the small occupant Ms is seated and when the large occupant Mb is seated.
[第4の実施形態]
図11および図12は、本発明の第4の実施形態を示し、この実施形態は、第2および第3の実施形態に示したように、シートクッション2の持上げ角度θを大きくした場合に、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触面圧をさらに増加させて、大柄な乗員Mbの姿勢保持性をより高めるようにしたものである。なお、本実施形態を述べるにあたって、第2および第3の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
[Fourth Embodiment]
FIG. 11 and FIG. 12 show a fourth embodiment of the present invention, which, as shown in the second and third embodiments, increases the lifting angle θ of the
すなわち、本実施形態の圧力調整部4Cは、第2座部前方部2F2に密閉構造となった袋体81からなる。この袋体81は、流体を封入した流体封入部44に連通し、袋体81の先端部81aを載置構造部7(第1の実施形態参照)に固定することにより構成してある。
That is, the
このとき、袋体81は、図11に示すように、シートクッション2が、持上げ角度θが小さくて低位置にあるときは、流体の収容が可能な弛み状態となる。また、図12に示すように、シートクッション2が、持上げ角度θが大きくて高位置にあるときは、第2流体封入部44の下側に配置されたクッションパン9の前端と載置構造部7との間で緊張状態となるように設定してある。
At this time, as shown in FIG. 11, when the
したがって、第4の実施形態によれば、図11に示すように、小柄の乗員Msが着座してシートクッション2の持上げ角度θが小さくなっている場合は、袋体81が弛み状態となっているため、第2流体封入部44内の流体は袋体81との間で自由に行き来できる。これにより、第2座部前方部2F2と非操作脚Lnとの間の接触面圧は、第1〜第3の実施形態に示したのとほぼ同様となる。
Therefore, according to the fourth embodiment, as shown in FIG. 11, when the small passenger Ms is seated and the lifting angle θ of the
これに対して、図12に示すように、大柄の乗員Mbが着座してシートクッション2の持上げ角度θが大きくなる場合は、袋体81が緊張状態となるため、袋体81内の流体は第2流体封入部44内に流入して集められる。これにより、第2流体封入部44内の圧力は高くなり、非操作脚Lnと第2座部前方部2F2との接触面圧をさらに増加させて、大柄な乗員Mbの姿勢保持性をより高めることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 12, when the large occupant Mb is seated and the lifting angle θ of the
ところで、本発明のシートクッションは、第1から第4の各実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。たとえば、圧力調整部は、流体の通過量の制御をシートクッション2の持上げ角度θに基づく場合に限ることはなく、たとえば、乗員Mが操作するスイッチやイグニッションスイッチ、もしくはサイドブレーキなどと連動させて作動させてもよい。また、本実施形態のシートクッションは、自動車の運転座席に例をとって説明したが、これ以外にも、着座した乗員がペダル操作を行う座席であればよく、たとえば、教習用車両の助手席や産業車両などの運転席のシートクッションにあっても本発明を適用することができる。
By the way, although the seat cushion of the present invention has been described by taking the first to fourth embodiments as examples, various modifications can be made without departing from the gist of the present invention without being limited to these embodiments. For example, the pressure adjustment unit is not limited to the control of the fluid passage amount based on the lifting angle θ of the
1 座席
2 シートクッション
2F シートクッションの前方部
2F1 第1座部前方部
2F2 第2座部前方部
4、4A、4B、4C 圧力調整部
5 ウレタン素材
M 乗員
Lo 操作脚
Ln 非操作脚
θ シートクッションの持上げ角度
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記操作脚が第1座部前方部を押圧したときに、
前記操作脚と第1座部前方部との接触圧力を押圧前の圧力よりも低くすると共に、前記非操作脚と第2座部前方部との接触圧力を押圧前の圧力よりも高くするように構成したことを特徴とするシートクッション。 An occupant who operates the pedal is seated, and a front part of the first seat part where the operating leg on the pedal operating side is positioned in the front part and a non-operating leg on the side where the pedal is not operated are positioned in the front part. A seat cushion having a second seat front portion,
When the operating leg presses the front part of the first seat,
The contact pressure between the operating leg and the first seat front portion is made lower than the pressure before pressing, and the contact pressure between the non-operating leg and the second seat front portion is made higher than the pressure before pressing. The seat cushion characterized by comprising in.
前記操作脚が第1座部前方部を押圧したときに、第1座部前方部の流体を第2座部前方部に移動させることによって、
操作脚と第1座部前方部との接触圧力を低下させると共に、前記非操作脚と第2座部前方部との接触圧力を増加させることを特徴とする請求項1に記載のシートクッション。 Fluid is sealed inside the first seat front portion and the second seat front portion so that the fluid can flow between the first seat front portion and the second seat front portion. Let me communicate
When the operation leg presses the front part of the first seat part, by moving the fluid of the front part of the first seat part to the front part of the second seat part,
The seat cushion according to claim 1, wherein the contact pressure between the operating leg and the front portion of the first seat portion is decreased, and the contact pressure between the non-operating leg and the front portion of the second seat portion is increased.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010097687A JP2011225136A (en) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | Seat cushion |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010097687A JP2011225136A (en) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | Seat cushion |
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JP2011225136A true JP2011225136A (en) | 2011-11-10 |
Family
ID=45041058
Family Applications (1)
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JP2010097687A Pending JP2011225136A (en) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | Seat cushion |
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JP (1) | JP2011225136A (en) |
-
2010
- 2010-04-21 JP JP2010097687A patent/JP2011225136A/en active Pending
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