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JP2011222809A - 基板相対位置検出方法及び積層デバイス製造方法 - Google Patents

基板相対位置検出方法及び積層デバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正確に基板の相対位置を検出する。
【解決手段】一の面側に第1導電領域が第1周期で複数形成された第1基板の一の面と、一の面側に第2導電領域を第1周期とは異なる第2周期で複数形成された第2基板の一の面と近接させるステップと、第1基板の一の面と第2基板の一の面とを近接させた状態で、第1導電領域と第2導電領域との複数の組み合わせにおける電気的特性を測定するステップと、第1導電領域と第2導電領域との複数の組み合わせ間の電気的特性の差に基づいて、第1基板と第2基板との相対位置を検出するステップとを備える基板相対位置算出方法が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板相対位置検出方法及び積層デバイス製造方法に関する。
半導体装置の実装密度を高める目的で、電子回路を形成した基板を積層した積層型の半導体装置が注目されている。複数の基板を積層する場合に、基板同士の位置を合わせるアラインメント装置がある(特許文献1を参照)。
特開2009−231671号公報
しかし、アライメント装置により、2枚の基板を向かい合わせた状態では、重ね合わせ面が視認できない。よって、重ね合わせた状態における基板間のずれを確認することが難しい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、一の面側に第1導電領域が第1周期で複数形成された第1基板の一の面と、一の面側に第2導電領域を第1周期とは異なる第2周期で複数形成された第2基板の一の面と近接させるステップと、第1基板の一の面と第2基板の一の面とを近接させた状態で、第1導電領域と第2導電領域との複数の組み合わせにおける電気的特性を測定するステップと、第1導電領域と第2導電領域との複数の組み合わせ間の電気的特性の差に基づいて、第1基板と第2基板との相対位置を検出するステップとを備える基板相対位置算出方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。 ステージ装置140の構造を概略に示す正面図である。 第1基板と第2基板を重ね合わせた状態を概念的に示す平面図である。 図3において2点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。 第1基板122と第2基板123とが位置ずれなく重ね合わされた状態を示す。 第1基板122と第2基板123とが位置ずれして重ね合わされた状態を示す。 基板相対位置検出方法の一実施形態のフローチャートである。 制御部148が第2導電領域404等の電気的な特性を検出する他の例である。 制御部148が第2導電領域404等の電気的な特性を検出するさらに他の例である。 第1導電領域を基板の深くまで形成した実施形態を示す。 第1基板を薄化して第1導電領域を裏面に露出させた状態を示す。 積層デバイスを製造する方法の概略を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。基板貼り合せ装置100は、筐体102と、常温部104と、高温部106と、基板カセット112、114、116とを備える。常温部104および高温部106は、共通の筐体102の内部に設けられる。
基板カセット112、114、116は、筐体102の外部に、筐体102に対して脱着自在に装着される。基板カセット112、114、116は、基板貼り合せ装置100において接合される第1基板122および第2基板123を収容する。これにより、複数の第1基板122および第2基板123を一括して基板貼り合せ装置100に装填できる。また、基板貼り合せ装置100において接合された第1基板122および第2基板123を一括して回収できる。
常温部104は、筐体102の内側にそれぞれ配された、プリアライナ126、ステージ装置140、基板ホルダラック128および基板取り外し部130と、一対のロボットアーム132、134とを備える。筐体102の内部は、基板貼り合せ装置100が設置された環境の室温と略同じ温度が維持されるように温度管理される。
プリアライナ126は、高精度であるが故に狭いステージ装置140の調整範囲に第1基板122または第2基板123の位置が収まるように、個々の第1基板122または第2基板123の位置を仮合わせする。これにより、ステージ装置140における位置決めを確実にすることができる。
基板ホルダラック128は、複数の上基板ホルダ124および複数の下基板ホルダ125を収容して待機させる。上基板ホルダ124による第1基板122の保持又は下基板ホルダ125による第2基板123の保持は、例えば静電吸着による。
ステージ装置140は、貼り合せの対象である第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置を合わせて、重ね合わせる。ステージ装置140は、第1ステージ141と、第2ステージ142と、制御部148とを含む。また、ステージ装置140を包囲して断熱壁145およびシャッタ146が設けられる。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して温度管理され、ステージ装置140における位置合わせ精度を維持する。
基板取り外し部130は、高温部106の加圧部240から搬出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125に挟まれて貼り合わされた第1基板122および第2基板123(以下、積層基板と称することがある)を取り出す。基板ホルダから取り出された積層基板は、ロボットアーム134、132および第2ステージ142により基板カセット112、114、116のうちのひとつに戻されて収容される。積層基板を取り出された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、基板ホルダラック128に戻されて待機する。
なお、基板貼り合せ装置100に装填される第1基板122および第2基板123は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウェハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものであってよい。また、装填された第1基板122および第2基板123が、既に複数のウェハを積層して形成された積層基板である場合もある。
一対のロボットアーム132、134のうち、基板カセット112、114、116に近い側に配置されたロボットアーム132は、基板カセット112、114、116、プリアライナ126およびステージ装置140の間で第1基板122および第2基板123を搬送する。一方、基板カセット112、114、116から遠い側に配置されたロボットアーム134は、ステージ装置140、基板ホルダラック128、基板取り外し部130およびエアロック220の間で、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
ロボットアーム134は、基板ホルダラック128に対して、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125の搬入および搬出も担う。また、ロボットアーム134は、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を裏返す機能も有する。これにより、第1基板122において回路、素子、端子等が形成された面を第2基板123において回路、素子、端子等が形成された面に対向させて貼り合せることができる。
高温部106は、断熱壁108、エアロック220、ロボットアーム230および複数の加圧部240を有する。断熱壁108は、高温部106を包囲して、高温部106の高い内部温度を維持すると共に、高温部106の外部への熱輻射を遮断する。これにより、高温部106の熱が常温部104に及ぼす影響を抑制できる。
ロボットアーム230は、加圧部240のいずれかとエアロック220との間で第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。エアロック220は、常温部104側と高温部106側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125が常温部104から高温部106に搬入される場合、まず、常温部104側のシャッタ222が開かれ、ロボットアーム134が第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125をエアロック220に搬入する。次に、常温部104側のシャッタ222が閉じられ、高温部106側のシャッタ224が開かれる。
続いて、ロボットアーム230が、エアロック220から第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬出して、加圧部240のいずれかに装入する。加圧部240は、上基板ホルダ124と下基板ホルダ125に挟まれた状態で加圧部240に搬入された第1基板122及び第2基板123を加熱および加圧する。これにより第1基板122と第2基板123が貼り合わされる。なお、加圧部240は、第1基板122及び第2基板123を加熱せずに加圧することで第1基板122及び第2基板123を貼り合わせてもよい。
高温部106から常温部104に第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬出する場合は、上記の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、高温部106の内部雰囲気を常温部104側に漏らすことなく、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を高温部106に搬入または搬出できる。
このように、基板貼り合せ装置100内の多くの領域において、上基板ホルダ124が第1基板122を保持した状態で、又は下基板ホルダ125が第2基板123を保持した状態で、ロボットアーム134、230および第2ステージ142により搬送される。第1基板122を保持した上基板ホルダ124又は第2基板123を保持した下基板ホルダ125が搬送される場合、ロボットアーム134、230は、真空吸着、静電吸着等により上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を吸着して保持する。また、上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125は、静電吸着により第1基板122または第2基板123を吸着して保持する。
図2は、ステージ装置140の構造を概略的に示す。ステージ装置140は、枠体310の内側に配された第1ステージ141と、第2ステージ142と、第1顕微鏡342と、第2顕微鏡344と、干渉計370と、計測器374と、制御部148とを備える。
枠体310は、互いに平行で水平な天板312および底板316と、天板312および底板316を結合する複数の支柱314とを備える。天板312、支柱314および底板316は、それぞれ高剛性な材料により形成され、内部機構の動作に係る反力が作用した場合も変形を生じない。なお、基板貼り合せ装置100に組み込まれた場合は、支柱314相互の間は断熱壁145により封止される。
第1ステージ141は、天板312の下面に固定される。第1ステージ141は、第1基板122を下面に保持する上基板ホルダ124を吸着する。当該吸着方法は、真空吸着であってよく、静電吸着であってもよい。第1基板122は、静電吸着により上基板ホルダ124の下面に保持されて、後述するアラインメントの対象の一方となる。
第2ステージ142は、第1ステージ141に対向して昇降部360に配される。昇降部360は、底板316の上に載置され、底板に対して固定されたガイドレール352に案内されつつX方向に移動するXステージ354と、Xステージ354の上でY方向に移動するYステージ356の上に載置される。よって、制御部148の制御により、第2ステージ142に搭載された部材を、XY平面上の任意の方向に移動でき、Z方向にも移動できる。Z方向の移動距離は変位センサー372により検知できる。変位センサー372が検出したデータが制御部148にフィードバックされる。
第2ステージ142は、真空吸着により下基板ホルダ125を保持し、下基板ホルダ125は、静電吸着により第2基板123を保持する。昇降部360は、制御部148からの指示に応じて、第2ステージ142をZ方向に昇降する。第2ステージ142を上昇させることにより、下基板ホルダ125と上基板ホルダ124との間に第1基板122および第2基板123を挟み、重ね合わせることができる。
昇降部360の駆動形式の例として、VCM(ボイスコイルモータ)による駆動、シリンダー及びピストンによる駆動等が挙げられる。第2ステージ142は、更にそれぞれX、Y、Z軸を回転軸として傾斜又は回転する機能を有する。第2ステージ142は、粗動微動分離駆動機構を有する。
第1顕微鏡342は、天板312の下面に、第1ステージ141に対して所定の間隔をおいて固定される。第1顕微鏡342は、第2ステージ142に保持された第2基板123の表面に設けられたアライメントマークを観察することができる。第1顕微鏡342により観察された画像データは、制御部148に送信される。制御部148は、受信した画像データを解析して、第2基板123の位置、向きを特定する。
第2顕微鏡344は、第2ステージ142に固定され、第2ステージ142と共に移動することができる。第2顕微鏡344は、第1ステージ141に保持された第1基板122の表面に設けられたアライメントマークを観察することができる。第2顕微鏡344により観察された画像データは、制御部148に送信される。制御部148は、受信した画像データを解析して、第1基板122の位置、向きを特定する。
干渉計370は、それぞれ第1ステージ141及び第2ステージ142に固定されたミラーに光を照射して、ミラーから反射される光の干渉により、第1ステージ141と第2ステージ142との相対距離、第1ステージ141および第2ステージ142の傾きを検知することができる。干渉計370は、検出したデータを制御部148にフィードバックする。
計測器374は、プローブ376を有し、当該プローブ376に接触した対象物の電気的特性を測定する。計測器374は、電気的特性として、例えば、電流、電圧、静電容量、抵抗等を測定する。計測器374は、第2ステージ142に対してX方向の位置であって、天板312に取り付けられている。プローブ376は、第2ステージ142上に配された第2基板123の上面に対して進退自在に設けられる。同様の計測器374が、第2ステージ142のY方向の位置であって、天板312にさらに設けられてもよい。
制御部148は、第2ステージ142を制御する。制御部148は、干渉計370及び変位センサー372によりフィードバックされるデータに基づいて、第2ステージ142を精密に制御できる。制御部148は、特定した第1基板122及び第2基板123の位置データにより、第2ステージ142を精密に制御して、第1基板122と第2基板123の位置合せを行う。
図3は、第1基板122と第2基板123とを重ね合わせた状態を概念的に示す平面図である。この図には、第1基板122と第1基板122より一回り大きい第2基板123とを貼り合せる実施形態の例を示す。
第1基板122は、第2基板123と重ね合わせる面において、回路400と、第1導電領域402と、第3導電領域406と、第1大導電領域412と、第3大導電領域416とを有する。また、第2基板123は、第1基板122と重ね合わせる面において、回路401と、第2導電領域404と、第4導電領域408と、第2大導電領域414と、第4大導電領域418とを有する。回路400および401は、能動素子、受動素子、配線等により構成され、個片化されて一定の機能を果たす電子回路である。回路400および401は、それぞれ相手に対応するTSV等の電極を有する。第1基板122と第2基板123を重ね合わせて、当該対応する電極を接合することにより、回路400と回路401を電気的に接続する。
第1導電領域402は、導電材料から形成される。第1導電領域402は、一定のピッチ、例えば数μm間隔でX方向に複数配列される。第1導電領域402の材料として、Au、Ag、Cu、Al等、電子回路の配線又は電極に用いる材料を用いることができる。第1導電領域402は、メッキ、スパッタ、蒸着、CVD(Chemical Vapor Deposition)等により、金属層を形成してから、フォトリソグラフィ及びエッチング等の方法によりパターンを形成することにより得られる。第1導電領域402は、回路400の配線、電極等と同じ工程で同時に形成されても良い。
第2導電領域404は、第1導電領域402と異なるピッチ、図3に示す例においては第1導電領域402よりも狭いピッチでX方向に複数配列される。第2導電領域404は、第1基板122と第2基板123を重ね合わせる場合に、第1導電領域402との間に後述の対応関係を形成する位置に設けられる。各第2導電領域404は、Y方向に延伸する形態を有し、図3に示すように、第2基板123が第1基板122と重ね合わせられたとき、径の小さい第1基板122の外周より外部にはみ出すことができるように設けられる。当該はみ出し部位に、計測器374のプローブ376が当てられ、電気的特性が測定される。第2導電領域404は、第1導電領域402と同様の材料を用いて、同様の方法により形成される。
第3導電領域406は、導電材料から形成される。第3導電領域406は、一定のピッチ、例えば数μm間隔でY方向に複数配列される。第3導電領域406は、第1導電領域402と同一形状および同一ピッチで形成されてもよいし、異なった形状または異なったピッチで形成されてもよい。
第4導電領域408は、第3導電領域406と異なるピッチ、図3に示す例においては第3導電領域406よりも狭いピッチでY方向に複数配列される。第4導電領域408は、第1基板122と第2基板123を重ね合わせる場合に、第3導電領域406との間に後述の対応関係を形成する位置に設けられる。各第4導電領域408は、X方向に延伸する形態を有し、図3に示すように、第2基板123が第1基板122と重ね合わせられたとき、径の小さい第1基板122の外周より外部にはみ出すことができるように設けられる。第3導電領域406および第4導電領域408も、第1導電領域402と同様の材料を用いて、同様の方法により形成される。
第1大導電領域412及び第3大導電領域416は、第1導電領域402又は第3導電領域406より大きい。第1大導電領域412及び第3大導電領域416は、第1導電領域402と同様の材料を用いて、同様の方法により形成される。
第2大導電領域414および第4大導電領域418は、第2導電領域404又は第4導電領域408より大きい導電領域である。第2大導電領域414は、第1基板122と第2基板123を重ね合わせる場合に、第1大導電領域412との間に後述の対応関係を形成する位置に設けられる。また、第4大導電領域418は、第1基板122と第2基板123を重ね合わせる場合に、第3大導電領域416との間に後述の対応関係を形成する位置に設けられる。第2大導電領域414及び第4大導電領域418は、第1導電領域402と同様の材料を用いて、同様の方法により形成される。
図4は、図3において2点鎖線により囲んだ部分の拡大図である。複数の第1導電領域402のそれぞれを領域r、領域s、領域t、領域u、領域vと称する。また、複数の第2導電領域404を区別する目的で、それぞれ領域a、領域b、領域c、領域d、領域e、領域fと称する。
図5は、図4におけるA−A部分の断面図である。図5は、第1基板122と第2基板123とが位置ずれなく重ね合わされ、第1導電領域402と第2導電領域404とが接触した状態を示す。図4及び図5に示す場合に、計測器374は、隣り合う二つの第2導電領域404の間の電気的導通を確認する。この場合に、計測器374は、領域a、b間、領域b、c間等に順次、直流電圧を印加して、それぞれの出力電流を測定して制御部148に送る。
図4及び図5に示す例において、領域bと領域cの間は領域sを介して電気的に導通しており、他の第2導電領域404の間は導通しない。よって、制御部148は、計測器374の計測値に基づいて領域bと領域cの間が導通したことを検出することにより、第1基板122と第2基板123との位置ずれがないことを検出することができる。
図6は、第1基板122と第2基板123とが位置ずれして重ね合わされた状態を示す。第1基板122と第2基板123との相対位置がずれると、導通が生ずる第2導電領域404の組みの位置が変わる。例えば、図6に示す例において、制御部148は、計測器374の計測値に基づいて領域bと領域cの間が導通しなかったことを検出することにより、第1基板122と第2基板123との位置ずれがあることを検出することができる。
さらにこの場合に、いずれの第2導電領域の組が電気的に導通しているかを検出することにより、第1基板122と第2基板123との位置ずれの量および方向を検出することができる。例えば、図6の場合に、領域cと領域dの間が領域tを介して電気的に導通する。よって、制御部148は、計測器374の計測値に基づいて領域cと領域dの間が導通したことを検出することにより、第1基板122に対して第2基板123が図中の右方向にピッチの半分程度の量だけ位置ずれしたことを検出することができる。
以上、第2導電領域404の組の間の電気的導通を検出することにより、第1基板122と第2基板123との重ね合わせにおけるずれの有無及びずれの大きさを検出することができる。なおこの場合に、第2導電領域404のうち一対の第2導電領域404だけが導通するように、第1導電領域402及び第2導電領域404のピッチ及び個数の組み合わせを選択してもよいし、複数の対の第2導電領域404が導通するように当該ピッチ及び個数の組み合わせを選択してもよい。第1導電領域402と第2導電領域404との相対関係と同様に、第3導電領域406と第4導電領域408が設けられてよい。
ここで、図4を用いて上記ピッチの一例を説明する。第1基板122と第2基板123との間に求められている位置合わせの精度Δに対して、第1基板122のピッチP1および第2基板123のピッチP2は下記の関係にあることが好ましい。
Δ>|P1−P2|
これにより、求められている位置分解能を得ることができる。
さらに、第1基板122の線幅L1、間隔幅S1、および第2基板123の線幅L2、間隔幅S2は下記の関係にあることが好ましい。
S1<L2
S2<L1
これにより、いずれかの場所で導通が形成される。
よって、例えば、P1=8μm、S1=4μm、L1=4μm、P2=6μm、S2=3μm、L2=3μmとすると、上記式を満足せず、いずれの導電領域でも導通が形成されない第1基板122と第2基板123との位置が生じえる。他の例として、P1=8μm、S1=2μm、L1=5μm、P2=6μm、S2=3μm、L2=3μmとすると、上記式を満足し、いずれかの導電領域で導通が形成される。
さらに、導通を形成する第2導電領域404の対の個数nは次式により求められる。
n=(L1−S2)/(P2−P1)
よって例えば上記のP1=7μm、S1=2μm、L1=5μm、P2=6μm、S2=3μm、L2=3μmとすると、n=2となる。他の例として、例えば、P1=6.5μm、S1=1.5μm、L1=5μm、P2=6μm、S2=3μm、L2=3μmでn=4となるようにしてもよいし、P1=7μm、S1=2μm、L1=5μm、P2=6.5μm、S2=3μm、L2=3.5μmでn=3となるようにしてもよい。
第1導電領域402と第2導電領域404との組み合わせの電気的導通を検出することにより、第1基板122と第2基板123との間のX方向のずれが検出できる。さらに、第3導電領域406と第4導電領域408との組み合わせの電気的導通を検出することにより、第1基板122と第2基板123との間のY方向のずれが検出できる。
第1導電領域402及び第2導電領域404の位置から、第1基板122及び123の中心に対して180°回転した対向位置に、更に第1導電領域402及び第2導電領域404と同等の第5導電領域と第6導電領域の組み合わせを設けてもよい。これにより、第1導電領域402と第2導電領域404との組み合わせの電気的導通と、第5導電領域と第6導電領域の組み合わせの電気的導通との違いを比較することにより、Z軸まわりの回転のずれが検出できる。
第1大導電領域412及び第2大導電領域414の大きさ、位置は、第1基板122と第2基板123とのX方向の位置ずれが第1導電領域402及び第2導電領域404により計測できる範囲を超えたことを検出できるように、設定されることが好ましい。例えば、第1導電領域402及び第2導電領域404のピッチのうち、大きいピッチ分に相当するずれを許容範囲に設定した場合に、当該許容範囲内のずれに対しては第1大導電領域412を介して二つの第2大導電領域414の間に電気的に導通するが、許容範囲外のずれに対して、二つの第2大導電領域414の間の電気的には導通しない、第1大導電領域412及び第2大導電領域414の大きさ及び位置等を設ける。これにより、大きい位置ずれは、第1大導電領域412と第2大導電領域414との組み合わせにより検出され、微少な位置ずれは、第1導電領域402及び第2導電領域404の組み合わせにより検出される。同様に、Y方向の大きい位置ずれは、第3大導電領域416と第4大導電領域418の組み合わせにより検出できるように、第3大導電領域416及び第4大導電領域418の大きさ、位置を設計してよい。
図7は、基板相対位置検出方法の一実施形態のフローチャートである。この基板相対位置検出方法は、二つの基板を位置合せするステップS010と、二つの基板を接近させるステップS020と、大導電領域の電気的特性を測定するステップS030と、位置ずれを検出するステップS040と、位置ずれが許容範囲を超えたかを判断するステップS050と、導電領域の電気的特性を測定するステップS060と、二つの基板の相対位置を検出するステップS070と、警告するステップS080とを備える。
ステップS010において、第1基板122及び第2基板123をステージ装置140に設置する。まず、ロボットアーム132により、基板カセット112、114、116のいずれかに収容されている一枚の第1基板122がプリアライナ126に搬入され、プリアラインされる。一方、ロボットアーム134は、一枚の上基板ホルダ124を第2ステージ142に搭載して、ロボットアーム132の近傍まで搬送させる。ロボットアーム132は、この上基板ホルダ124に、プリアラインされた第1基板122を搭載して保持させる。
第2ステージ142が再びロボットアーム134の側に移動する。ロボットアーム134は、第1基板122を保持した上基板ホルダ124を裏返して、第1ステージ141に近づけて、真空吸着等により第1ステージ141に保持させる。
ロボットアーム134は、下基板ホルダ125を第2ステージ142に搭載して、ロボットアーム132の近傍まで搬送させる。ロボットアーム132は、この下基板ホルダ125に、プリアラインされた第2基板123を搭載して保持させる。第2ステージ142は、下基板ホルダ125及び第2基板123を載置して、第1ステージ141の直下に移動する。
第2顕微鏡344により、第1基板122の表面に設けられたアライメント用マークを観察して、その位置情報を制御部148に送信する。制御部148は、受信したデータに基づいて、第1ステージ141に保持された第1基板122の位置、向き等を算出して、記憶する。
第1顕微鏡342により、第2基板123の表面に設けられたアライメント用マークを観察して、その位置情報を制御部148に送信する。制御部148は、受信したデータに基づいて、第2ステージ142に保持された第2基板123の位置、向き等を算出して、記憶する。
制御部148は、算出して記憶した第1基板122及び第2基板123の位置情報に基づいて、第2ステージ142を移動して、第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置が合うようにアラインメントする。上記の移動は、X−Y軸面内で平行移動、Z軸の回転移動、およびX軸又はY軸の傾斜移動を含む。
また、第2顕微鏡344の焦点を第1基板122の表面に合わせたときの第2ステージ142の高さすなわちZ座標の情報、及び第1顕微鏡342の焦点を第2基板123の表面に合わせたときの第2ステージ142の高さの情報も制御部148に送信され、制御部148は、その情報に基づいて第1ステージ141の表面と第2ステージ142の表面との間隔を算出する。
ステップS020において、第2ステージ142を上昇させて、規定の距離まで第1基板122と第2基板123を接近させる。上述の計算により、制御部148は、第1基板122の表面と第2基板123の表面との間の間隔を正確に算出できるので、第2ステージ142を正確に制御して接近させることができる。
第1基板122と第2基板123との接触の衝撃による破損を防ぐ目的で、制御部148は、算出された第1基板122の表面と第2基板123の表面との間隔よりも所定距離手前まで高速に第2ステージ142を上昇させ、当該所定距離から低速に第2ステージ142を上昇させて、規定の距離まで第1基板122と第2基板123を接近させる。このような制御により、基板を接近させる時間を短縮しながら、接触による基板の破損を防ぐことができる。
ステップS030において、第1大導電領域412と第2大導電領域414の組み合わせおよび第3大導電領域416と第4大導電領域418の組み合わせの電気的特性を測定する。例えば、2本の第2大導電領域414にプローブ376を当て、直流電圧を印加したときの直流電流を測定する。測定結果は、制御部148に送信される。
ステップS040において、制御部148は、上記の測定値から電気的導通の有無を検出し、第1基板122と第2基板123との間の位置ずれを検出する。例えば、第2大導電領域414の直流電流値から、第1基板122と第2基板123との間のX方向のずれを検出できる。また、第4大導電領域418の直流電流値から、第1基板122と第2基板123との間のY方向のずれを検出できる。
ステップS050において、制御部148は、上記の位置ずれが規定の許容範囲を超えたか否かを判断する。この場合に制御部148は電気的導通の有無を当該許容範囲としてもよい。これにより、第1導電領域402及び第2導電領域404のピッチのうち、大きいピッチを超える位置ずれが発生した場合には、当該第1導電領域402及び第2導電領域404による電気的導通を検出する前に、当該位置ずれを検出することができる。ここで、第1導電領域402及び第2導電領域404のピッチのうち、大きいピッチを超える位置ずれが発生すると、本来の組み合わせからnピッチ(ここでnは整数)ずれた位置における電気的導通の有無は、位置ずれがない場合と区別することが困難になる。これに対し、第1導電領域402等の電気的導通の有無の検出に先立って、上記の通り第1大導電領域412と第2大導電領域414との組み合わせの電気的導通を検出することにより、nピッチ以上のずれを先に検出し下記警告等をすることができる。
X方向の位置ずれがこの許容範囲を超えたとき、ステップS080に進み、警告を発して、ステップS010をやり直す。Y方向についても、同様の判断ができる。また、位置ずれが許容範囲内であれば、次のステップS060に進む。
ステップS060において、計測器374は、図4から図6で説明したように、第1導電領域402と第2導電領域404の組み合わせおよび第3導電領域406と第4導電領域408の組み合わせの電気的特性を測定する。測定結果は、制御部148に送信される。
ステップS070において、制御部148は、上記の測定値から第1基板122と第2基板123との相対位置を検出する。例えば、制御部148は、図4から図6で説明したように、第2導電領域404の直流電流値から、第1基板122と第2基板123との間のX方向のずれを検出できる。さらに、制御部148は、第4導電領域408の直流電流値から、第1基板122と第2基板123との間のY方向のずれを検出できる。
以上のプロセスにより、第1基板122と第2基板123との相対位置を検出することができる。なおステップS070において、位置ずれの許容範囲を規定して、第1基板122と第2基板123との相対位置がその許容範囲内か否かを判断し、許容範囲を超えた場合には、ステップS010の位置合せからやり直してよい。第1基板122と第2基板123との相対位置が許容範囲内であれば、ロボットアーム134によりエアロック220に搬送され、図1に示した加圧部240に装入される。加圧部240において加熱および加圧されることにより、第1基板122および第2基板123は互いに貼り合わされて一体になる。
図1から図7に示す実施形態において、制御部148は第2導電領域404等の電気的導通の有無を検出しているが、電気的な特性の検出は導通の有無に限られない。他の例として、制御部148は、第2導電領域404の電気的な抵抗値を検出してもよい。これにより、制御部148は、抵抗値の大小により位置ずれの量を検出することができる。
図8は、制御部148が第2導電領域404等の電気的な特性を検出する他の例である。図8に示すように、第1基板122と第2基板123が近接しつつ離間した状態で、計測器374が二つの第2導電領域404の間の静電容量を計測する。これにより、制御部148は、第1基板122と第2基板123との相対位置を検出する。この場合に、各第2導電領域404に対する各第1導電領域402の相対位置が異なるので、近接する第1導電領域402の位置に応じて二つの第2導電領域404の間の静電容量が異なる。よって、計測器374が領域a、b間、領域c、d間等の静電容量を計測して、制御部148がこれらの静電容量値を比較することにより、第1基板122と第2基板123との相対位置を検出することができる。この場合に計測器374は、二つの第2導電領域404の間に交流電圧を印加して、出力される交流電流を計測することによって静電容量を計測してもよい。
図8に示す実施形態によれば、第1基板122と第2基板123の相対位置を非接触状態で検出できるので、容易に位置合せの修正ができる。また、重ね合わせ直前の相対位置を確認できるので、位置合せの信頼度を高めることができる。
図9は、制御部148が第2導電領域404等の電気的な特性を検出する他の例である。図9に示すように、第2導電領域404の上には、誘電体層432が設けられている。この場合に、図9に示すように、第1導電領域402と誘電体層432とが接触した状態で、すなわち、誘電体層432を介して第1基板122と第2基板123が接触した状態で、計測器374が二つの第2導電領域404の間の静電容量を計測する。制御部148がこれらの静電容量値を比較することにより、図8の場合と同様に、第1基板122と第2基板123との相対位置を検出することができる。
図9に示す実施形態によれば、第1導電領域402と誘電体層432とを接触させるので、高さ方向について第1導電領域402と第2導電領域404との距離を一定に保つことができ、当該高さ方向に直交する方向の位置ずれと静電容量の変化とを正確に対応付けることができる。
図10および図11は、他の第1導電領域442の例を示す。図10に示すように、第1導電領域442を、第1基板122の回路400等に比較して深くまで形成する。例えば、第1基板122の第1導電領域442を形成する位置に、リソグラフィ及びエッチングにより第1基板122の深くまでホールを形成して、そのホールに第1導電領域442を形成する。この場合に、第1導電領域442は、第1基板122と第2基板123とを貼り合わせたときに回路400、401間の導通を図るTSVと同等の深さであることが好ましい。
当該第1基板122と第2基板123を貼り合わせた後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等の方法により、第1基板122を裏面(貼り合せ面の反対側の面)から薄化する。これにより、図11に示すように、第1導電領域442を第1基板122の裏面に露出させる。
これにより、第1基板122の裏面に露出した第1導電領域442は、第1基板122に更に第3の基板を貼り合せた場合に、上記図1から図9の実施形態と同様に、第1基板122と第3の基板との位置ずれの検出に利用することができる。この場合に、第3の基板には第2基板123の第2導電領域404等と同じ位置、ピッチ、大きさの導電領域が設けられていることが好ましい。さらにこの第3の基板の導電領域もその裏面に露出させることにより、その上に貼り合わされる第4の基板との位置ずれの検出に利用することができる。同様にして、所望の枚数の重ねあわせに対して、相対位置を検出することができる。なお、図10および図11においては、第1導電領域442を形成してから第1基板122を薄化したが、これに代えて、第1基板122を薄化してから第1導電領域442を形成してもよい。
以上、図1から図11に示す実施形態によれば、第1基板122と第2基板123との位置ずれを、第1基板122と第2基板123とを近接させた状態で直接的に検出することができる。なお上記の通り第1基板122と第2基板123とを近接させた状態には、第1導電領域402、442と第2導電領域404とが接触した状態、第1導電領域402、442と第2導電領域404とが電気的特性を計測できる程度には近づいているが互いに離間した状態、および、第1基板122と第2基板123との少なくともいずれかに設けた誘電体層432とこれに対向した第1導電領域402、442または第2導電領域404とが接触した状態を含む。
図12は、積層デバイスを製造する方法の概略を示す。図12に示すように、積層デバイスは、当該デバイスの機能・性能設計を行うステップS101、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップS102、デバイスの基材である基板を製造するステップS103、マスクのパターンを用いて露光光で基板を露光すること、及び露光された基板を現像することを含む基板処理ステップS104、上記図1から図11による位置合わせ工程を含むデバイス組み立てステップS105、検査ステップS106等を経て製造される。なお、デバイス組み立てステップS105は、位置合わせ工程に続いて、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む。
なお図3に示す例において、第1基板122と第1基板122より一回り大きい第2基板123とを貼り合せているが、大きさの関係はこれに限られない。他の例として、第1基板122と第2基板123とがほぼ同じ大きさであってもよい。この場合には第1基板122および第2基板123の一方にオリエンテーションフラットを設けて、第2導電領域404、408および第1導電領域402、406の一方を露出させる。基板を3層以上積層する場合にはオリエンテーションフラットの位置をずらすことで、いずれの基板においても導電領域が露出するようにしてもよい。
さらに、基板を3層以上積層する場合に、基板の大きさを順次小さくすることにより導電領域を露出させてもよいし、大径の基板と小径の基板とを交互に積層して、大径の基板において導電領域を露出させてもよい。他の例として、基板を3層以上積層する場合に、複数の導電領域をそれぞれの基板の表裏面に露出するように設けておき、当該複数の導電領域の一部を表裏側に積層された基板に設けられた導電領域との導通に用いて、他の一部を裏面側に積層された基板の導電領域との導通に用いてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 基板貼り合せ装置、102 筐体、104 常温部、106 高温部、108 断熱壁、112 基板カセット、114 基板カセット、116 基板カセット、122 第1基板、123 第2基板、124 上基板ホルダ、125 下基板ホルダ、126 プリアライナ、128 基板ホルダラック、130 基板取り外し部、132 ロボットアーム、134 ロボットアーム、140 ステージ装置、141 第1ステージ、142 第2ステージ、145 断熱壁、146 シャッタ、148 制御部、220 エアロック、222 シャッタ、224 シャッタ、230 ロボットアーム、240 加圧部、310 枠体、312 天板、314 支柱、316 底板、342 第1顕微鏡、344 第2顕微鏡、352 ガイドレール、354 Xステージ、356 Yステージ、360 昇降部、370 干渉計、372 変位センサー、374 計測器、376 プローブ、400 回路、401 回路、402 第1導電領域、404 第2導電領域、406 第3導電領域、408 第4導電領域、412 第1大導電領域、414 第2大導電領域、416 第3大導電領域、418 第4大導電領域、432 誘電体層、442 第1導電領域

Claims (11)

  1. 一の面側に第1導電領域が第1周期で複数形成された第1基板の前記一の面と、一の面側に第2導電領域を前記第1周期とは異なる第2周期で複数形成された第2基板の前記一の面と近接させるステップと、
    前記第1基板の前記一の面と前記第2基板の前記一の面とを近接させた状態で、前記第1導電領域と前記第2導電領域との複数の組み合わせにおける電気的特性を測定するステップと、
    前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせ間の前記電気的特性の差に基づいて、前記第1基板と前記第2基板との相対位置を検出するステップと
    を備える基板相対位置検出方法。
  2. 前記近接させるステップにおいて、前記第1導電領域と前記第2導電領域とを接触させ、
    前記電気的特性を測定するステップは、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせのそれぞれに対して直流電圧を入力して出力される電流を測定することにより、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせにおけるそれぞれの電気的導通の有無を検出することを含む請求項1に記載の基板相対位置検出方法。
  3. 前記近接させるステップにおいて、前記第1基板の前記一の面と前記第2基板の前記一の面とを離間した状態で保持し、
    前記電気的特性を測定するステップは、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせのそれぞれに対して交流電圧を入力して出力される電流を測定することにより、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせにおけるそれぞれの静電容量を検出する請求項1に記載の基板相対位置検出方法。
  4. 前記第1導電領域および前記第2導電領域のすくなくとも一方には誘電体層が設けられており、
    前記近接させるステップにおいて、前記第1導電領域と前記第2導電領域と前記誘電体層を介して接触させ、
    前記電気的特性を測定するステップは、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせのそれぞれに対して交流電圧を入力して出力される電流を測定することにより、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせにおけるそれぞれの静電容量を検出する請求項1に記載の基板相対位置検出方法。
  5. 前記第1基板と前記第2基板とを近接させる前に、前記第1基板の外形および前記第2基板の外形に基づいて、前記第1基板と前記第2基板とを位置合わせするステップをさらに備える請求項1から4のいずれかに記載の基板相対位置検出方法。
  6. 前記位置合わせステップにおいて、前記第1基板と前記第2基板との位置ずれを、前記第1周期および前記第2周期のいずれか大きい方の周期以下の範囲に収める請求項5に記載の基板相対位置検出方法。
  7. 前記第1基板の前記一の面側に、前記第1導電領域よりも大きい大導電領域が形成されており、
    前記第2基板の前記一の面側における、前記第1基板と近接した場合の前記大導電領域に対応した位置に、前記第2導電領域よりも大きい大導電領域が形成されており、
    前記電気的特性を測定するステップに先立って、前記第1基板の前記大導電領域と前記第2基板の前記大導電領域と間の電気的特性を測定するステップと、
    前記第1基板の前記大導電領域と前記第2基板の前記大導電領域と間の電気的特性により前記第1基板と前記第2基板との位置ずれを検出するステップと、
    前記位置ずれを検出するステップで検出された位置ずれが前記第1周期および前記第2周期のいずれか大きい方の周期以上である場合に、その旨を警告するステップと
    をさらに備える請求項1から6のいずれかに記載の基板相対位置検出方法。
  8. 前記第1導電領域を形成するステップは、
    前記第1基板の他の面側に、前記第1導電領域を形成するステップと、
    前記第1基板の前記一の面を薄化することにより、前記第1導電領域を前記一の面側に露出させるステップと
    を有する請求項1から7のいずれかに記載の基板相対位置検出方法。
  9. 前記第1基板の前記一の面側に、前記第1導電領域が並ぶ方向に直交する方向に、第3周期で配した第3導電領域が複数形成されており、
    前記第2基板の前記一の面側に、前記第2導電領域が並ぶ方向に直交する方向に、前記第3周期とは異なる第4周期で配した第4導電領域が複数形成されており、
    前記電気的特性を測定するステップは、前記第1基板の前記一の面と前記第2基板の前記一の面とを近接させた状態で、前記第3導電領域と前記第4導電領域との複数の組み合わせにおける電気的特性をさらに測定し、
    前記相対位置を検出するステップは、前記第1導電領域と前記第2導電領域との前記複数の組み合わせ間の前記電気的特性の差、および、前記第3導電領域と前記第4導電領域との前記複数の組み合わせ間の前記電気的特性の差に基づいて、前記第1基板と前記第2基板との相対位置を検出する請求項1に記載の基板相対位置検出方法。
  10. 前記第1基板の前記一の面側に、前記第1導電領域とは異なる複数の回路パターンが形成されているとともに、前記第2基板の前記一の面側に、前記第2導電領域とは異なる、前記第1基板の前記複数の回路パターンに対応した、複数の回路パターンが形成されている請求項1から9のいずれかに記載の基板相対位置検出方法。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の基板相対位置検出方法により複数の基板の相対位置を検出し、
    前記相対位置に基づいて基板を貼り合わせることと
    を含む積層デバイス製造方法。
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