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JP2011254408A - パワーアンプモジュール及び携帯情報端末 - Google Patents

パワーアンプモジュール及び携帯情報端末 Download PDF

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JP2011254408A JP2010128414A JP2010128414A JP2011254408A JP 2011254408 A JP2011254408 A JP 2011254408A JP 2010128414 A JP2010128414 A JP 2010128414A JP 2010128414 A JP2010128414 A JP 2010128414A JP 2011254408 A JP2011254408 A JP 2011254408A
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Abstract

【課題】パワーアンプのバイアスを変えて複数のモードを設定してもそれぞれに最適な温度補償を実現できる手段を提供する。
【解決手段】温度が下がった場合に減衰量が増加するアッテネータを並列に接続した3極管動作をさせるFET100でパワーアンプモジュールを構成する。FET100のゲート電圧は制御電圧発生回路300で制御する。この制御電圧発生回路300により温度特性を決定することで最適な温度補償を実現可能ならしめる。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電話装置のパワーアンプモジュール、特にW−CDMA方式を含むマルチモード対応携帯電話装置のパワーアンプモジュールに関する。
従来のパワーアンプモジュールの重要な検討事項の一つとして、利得の温度変動の抑圧がある。
例えば、 “Thermal Gain Variation Compensation Technique Using Thermistor on HPA Module for W−CDMA System”(非特許文献1)では、利得の温度変動を抑圧するため、正の温度特性を持つSMD(Surface Mount Device)抵抗と負の温度特性を持つサーミスタを並列に接続したものをパワーアンプの入力に直列に接続する。そして、この直列に接続したものをパワーアンプの入力端に更に直列に接続し、トランジスタの温度補償を行っていた。
すなわち、温度が下がると抵抗値が上がるサーミスタと通常の抵抗とを並列に接続することで、温度が下がると利得が上昇するトランジスタを補償していた。
Y.Kuriyama et. al. "Thermal Gain Variation Compensation Technique Using Thermistor on HPA Module for W−CDMA System", IECE Transaction on Electronics Vol. E91−C, No.12, December 2008 pp1933−1940
しかし、上記非特許文献1開示の技術では、パワーアンプモジュールに特殊なサーミスタ抵抗が必要となる。これにより、該パワーアンプモジュールを含む携帯電話装置の製造原価を押し上げる。
またSMD抵抗およびサーミスタ共に抵抗値が離散的で、完全な温度補償ができない。
更には、パワーアンプの動作点を変えて利得を変化させた場合、温度補償特性を変化させる必要が生じるが、非特許文献1開示の構成では対応が困難になる。
本発明の目的は、温度が下がった場合に減衰量が増加するアッテネータを並列に接続した3極管動作をさせたFETでパワーアンプモジュールを構成し、FETのゲート電圧で温度特性を決定することで、パワーアンプのバイアスを変えて複数のモードを設定してもそれぞれに最適な温度補償を実現できる手段を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるパワーアンプモジュールは、入力信号のインピーダンス整合を取るための減衰器と、減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、減衰器はパワーアンプと並列に接地されたFETを含んで構成され、FETのゲート端子を制御電圧発生回路が制御することを特徴とする。
このパワーアンプモジュールにおいて、制御電圧発生回路は第1の電圧発生回路を含み、第1の電圧発生回路が前記パワーアンプの温度特性を打ち消すことを特徴としても良い。
このパワーアンプモジュールにおいて、制御電圧発生回路は更に第2の電圧発生回路を含み、この第2の電圧発生回路が制御電圧発生回路の出力オフセット値となることを特徴としても良い。
これらのパワーアンプモジュールにおいて、パワーアンプは2以上の増幅用FETを有し、2以上の増幅用FETのいずれか1のゲート端子に入力するバイアス電流によって温度補償を行うことを特徴としても良い。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールは、入力信号のインピーダンス整合を取るための減衰器と、この減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、減衰器は3以上のFETを含んで構成されるπ形アッテネータによって構成され、パワーアンプの温度特性を打ち消すように制御電圧発生回路がこれらの3以上のFETのゲート端子を制御することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールは、入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、この減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、減衰器はパワーアンプと並列に接地されたFETを、パワーアンプは増幅用の2以上の増幅用FETをそれぞれ有し、2以上の増幅用FETのいずれか1のゲート端子に入力するバイアス電流を生成する可変電流源と、FETのゲート端子を制御し減衰器を制御する制御電圧発生回路とが2値制御信号によって制御されることを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールは、入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、この減衰器は前記パワーアンプと並列に接地されたFETを、パワーアンプは増幅用の2以上の増幅用FETをそれぞれ有し、同一のインターフェースを介して、2以上の増幅用FETの1に対応するデジタルアナログコンバータと、FETのゲート端子を制御する制御電圧発生回路を制御することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールは、入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、この減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、減衰器はパワーアンプと並列に接地されたFETを有し、FETのゲート端子を制御する制御電圧発生回路は増幅率を変更可能な増幅率可変アンプを含む電圧発生回路を有し、デジタルインターフェースを経由して増幅率可変アンプの増幅率を制御することを特徴とする。
これらのパワーアンプモジュールを含むことを特徴とする携帯情報端末も本発明の射程に含まれる。
本発明に関わるパワーアンプモジュールにより、パワーアンプのバイアスを変えて複数の電流を設定してもそれぞれに最適な温度補償を実現できる。
本発明に関わる可変抵抗によるインピーダンス制御についての概念図である。 可変抵抗の値を変化させたときの入力信号の減衰量とVSWRの関係を表すグラフである。 可変抵抗のアドミッタンス値の変化と入力信号の減衰量を表すATTとVSWRの関係を表すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。 制御電圧発生回路の構成を表す回路図である。 FETのアドミッタンスとFETのゲート端子電圧の関係を表すグラフである。 本発明の第1の実施の形態の概念図である。 本発明の第2の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。 温度補償機能回路の構成を表す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールの一部構成を表す回路図である。
以下の実施の形態においては、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明する。しかし、特に明示した場合を除き、それは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものでなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合を除き、必ずしも必須のものでないことは言うまでもない。また、実施の形態の各機能ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、CMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。なお、実施の形態で、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:またはMOSFETトランジスタと略す)と記載した場合、ゲート絶縁膜として非酸化膜を除外するものではない。
以下、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に関わる可変抵抗によるインピーダンス制御についての概念図である。
まず図1について説明する。
この回路は、信号源1、可変抵抗2、負荷3を含んで構成される。
信号源1は、このパワーアンプに入力される信号を出力する信号源である。
可変抵抗2は、接地された可変抵抗である。可変抵抗2は負荷3と並列に接続されることで、この可変抵抗がアッテネータとしての役割を果たす。
負荷3は、パワーアンプの増幅機能を提供する各種素子の負荷である。
この図では、可変抵抗2の信号源1側の計測点でVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を測定する。また可変抵抗2の負荷3側の計測点でATT(Attenation:減衰量)を測定する。
このVSWRと信号源1の間には50Ωの負荷を設定する。また負荷3は90Ωである。
図2は、可変抵抗2の抵抗値を変化させたときの入力信号Pinの減衰量を表すATTとVSWRの関係を表すグラフである。また図3は、可変抵抗2のアドミッタンス値の変化と入力信号Pinの減衰量を表すATTとVSWRの関係を表すグラフである。
図3からも分かる通り、アドミッタンスと減衰量は比例関係にあることが分かる。またVSWRは減衰量を1dBから4dBの範囲に設定した領域においては1.5以下であることも分かる。
つぎに、FETの3極管領域での特性を検討する。
以下はFETの3極管領域での特性を表す式である。
Figure 2011254408
ここで、WはMOSFETのゲート幅であり、LeffはMOSFETのゲート長、μnは移動度、Coxはゲート酸化膜容量、βは電流駆動能力係数を表す。
また、このFETのアドミッタンスは(数2)で与えられる。
Figure 2011254408
この(数2)からもゲート電圧とアドミッタンスが比例関係にあることがわかる。このような3極管動作FETを並列接続アッテネータとしてパワーアンプに接続したのが図4である。図4は、本発明の第1の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。
このパワーアンプモジュールは大別すると、FET100、パワーアンプ200、制御電圧発生回路300、バイアス電流制御回路400を含んで構成される。
FET100は上記3極管動作を行うFETである。図1の概念図における可変抵抗2の役割を果たす。
このFET100のゲート端子電圧を制御するのが制御電圧発生回路300である。上記図2、図3より、FET100による減衰量は制御電圧発生回路300の出力に比例することとなる。
図5は、この制御電圧発生回路300の構成を表す回路図である。
この制御電圧発生回路300は、電圧発生回路310及び電圧発生回路320の
2系統の電圧発生回路からなる。
電圧発生回路310は、定電流源由来の定電流で駆動するダイオードDaの電圧を増幅する構成を採る。このダイオードDaの電圧は温度に比例する。従って、このダイオードDaの電圧を検出し、増幅率Aのアンプ310−aで増幅することで任意の温度依存性を生成できる。
一方、電圧発生回路320は、中心抵抗値(オフセット値:以下の数3ではVoffset)を決定するための電圧発生回路である。この電圧発生回路320はFETのダイオード接続でアンプ320−aの+端子の電位が決定される。このアンプ320−aの+端子の電位がVth+Voffsetである。アンプ320−aはこの値を加算器330に出力する。
これらの電圧発生回路310及び電圧発生回路320の出力電圧を加算器330で足しこむことでFET100のゲート端子電圧を決定する。
制御電圧発生回路300は、上記電圧発生回路310の増幅率及び電圧発生回路320の可変電流源の出力を制御することで、可変抵抗2に当たるFET100の温度特性を任意に設定することが可能になる。
次に制御電圧発生回路による制御に基づき、FET100のアドミッタンスがどのように変化するか図6を用いて説明する。図6はFET100のアドミッタンスとFET100のゲート端子電圧の関係を表すグラフである。
この図6のグラフでは縦軸がアドミッタンスであり、横軸がFET100のゲート端子電圧である。なお、この図の前提として、図5で表されるFETは全て同じ性能を有しているものと仮定する。
FET100の動作閾値電圧Vthに達するまでは、FET100は動作をしない。従って、アドミッタンスは0のままである。
一方、FET100のゲート端子電圧が動作閾値電圧Vthを越えると、FET100は電流を流し始める。ここでゲート端子電圧は以下の(数3)に従って決定される。
Figure 2011254408
ここで(数3)右辺前半のカッコ内は、動作閾値電圧Vth及び電圧発生回路320内のダイオード接続されたFETによって決定された電圧である。また、数値「300」は常温の絶対温度表記を表す。
一方、(数3)右辺後半は上記電圧発生回路310によって決定される。Aは電圧発生回路310の増幅率であり、Vは電圧発生回路310内の定電流源及びダイオードDaによって決定される電圧である。具体的にはVは以下の式によって決定される。
Figure 2011254408
ここでKはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の単位電荷である。また、IREFは定電流源の出力電流値、Iはダイオードの逆飽和電流(=アンプに入力される電流値)である。
(数4)を(数3)に代入すると以下のようになる。
Figure 2011254408
(数5)のパラメータ中で、調整を効かせる事のできるA及びVoffsetを適宜設定することで、図6に示すようにFET100のアドミッタンスを調整することができる。
パワーアンプ200は、入力電力を増幅するパワーアンプである。本図のパワーアンプでは2段の増幅を想定しているが、3段以上の増幅であっても問題は無い。
バイアス電流制御回路400は、パワーアンプ200の各段の増幅に際し、入力信号に対し付与するバイアスの制御を行う制御回路である。
以上のように、制御電圧発生回路300内で決定されるパラメータを調整することで、パワーアンプモジュール全体の温度特性の設定が可能となる。これにより、図7に表すように、パワーアンプ200が温度上昇と共に利得が低下するのに対し、FET100(アッテネータ)の減衰率は低下(=増幅率は上昇)する。結果として互いに打ち消しあい温度補償を行うことが可能となる。図7は、本発明の第1の実施の形態の概念図である。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図を用いて説明する。
図8は、本発明の第2の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。
第1の実施の形態では、FET100のゲート端子電圧のみで温度特性を補償していた。しかし、実際には各回路を構成する素子の温度依存性が高く、一つの温度特性補償手段では不十分な場合がある。本実施の形態は、パワーアンプのバイアス回路にも温度補償機能(TCCS)回路を追加することでパワーアンプモジュールの温度特性を補償することを目的とする。
このパワーアンプモジュールは大別すると、FET100、パワーアンプ200、制御電圧発生回路300、温度補償機能回路500を含んで構成される。これらのうち、FET100、パワーアンプ200、制御電圧発生回路300は第1の実施の形態と同様であるため説明は省略する。
温度補償機能回路500は、パワーアンプ200内の初段のバイアス電流量を制御するための温度特性補償電流源回路である。
図9は、この温度補償機能回路500の構成を表す回路図である。
この温度補償機能回路500は、定電流源IREF2、カレントミラー回路CM1、差動増幅回路DA1及びカレントミラー回路CM2を中心として、周辺回路を含んで構成されている。
定電流源IREF2は、定電流IREF2を出力する定電流源である。
カレントミラー回路CM1は、定電流IREF2を複製するためのカレントミラー回路である。このカレントミラー回路CM1は、MOSFET_MN1、MN2、MN5、MN6から構成されている。なお以下では_(アンダーバー)は視認性向上のため空白の意味で用いる。
MOSFET_MN1はカレントミラー回路CM1の入力側のMOSFETである。従ってこのMOSFET_MN1のドレイン端子及びゲート端子は接続されている。
MOSFET_MN2、MOSFET_MN5、MOSFET_MN6はカレントミラー回路CM1の出力側のMOSFETである。
ここで、各MOSFETのミラー比に付いて述べる。MOSFET_MN2のカレントミラー比は1(=定電流源IREF2の出力電流と略同値)である。従ってMOSFET_MN2は、差動増幅回路DA1の定電流源としてふるまう。
これに対し、MOSFET_MN5、MOSFET_MN6のミラー比はαとする(α>1)。これらは差動増幅回路DA1を動作させることとなる。
周辺回路の一構成要素である、MOSFET_MP1、MP2は、それぞれダイオード接続されたMOSFETである。この2つのMOSFETの電位(電流駆動係数に支配される)の差によって、差動増幅回路DA1に入力される電圧の電位差(VDiff)が決定される。
差動増幅回路DA1に入力される電圧の電位差は以下の式で表される。
Figure 2011254408
ここでβ1はMOSFET_MP1の電流駆動係数である。またβ2はMOSFET_MP2の電流駆動係数である。
差動増幅回路DA1は、差動増幅対daを構成するMOSFET_MN3、MN4と負荷となるMOSFET_MP3、MP4より構成される。
MOSFET_MN3、MN4は差動増幅対daを構成する。これらのMOSFET_MN3、MN4の電気的特性は共通しており、電流駆動係数をβ0と定義する。
この差動増幅対daの共通するソース端子はカレントミラー回路CM1のMOSFET_MN2の出力に接続されている。
一方、この差動増幅対daの入力として、(数6)で表される電位差の信号が入力される。
MOSFET_MP3、MP4は差動増幅対daのドレイン端子の電位を決定する負荷である。このうち、差動増幅回路DA1の出力となるMOSFET_MP4はカレントミラー回路CM2の入力側MOSFETを兼ねる。
カレントミラー回路CM2はMOSFET_MP4のソース端子電流を複製し、温度補償機能回路500の出力Ioutとするカレントミラー回路である。
このIoutは以下の式で表すことができる。
Figure 2011254408
(数7)の下線が付与された部分が温度依存性のある項である。これを見ても分かる通り、入力制御電流と温度依存性のある項の積で構成されていることが分かる。
従って、電流駆動係数β1、β2、β0を支配する、個々のMOSFETのゲート長、ゲート幅を調整することで、パワーアンプ200の温度依存性を打ち消すことが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
これまでの実施の形態では、FET100がアッテネータとして動作していた。しかし、FET1個では広くアッテネーション変化量を採るとVSWRが劣化する問題があった。本実施の形態は、アッテネーション変化量を広く取ることが可能な回路構成を提案する。
図10は、本発明の第3の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。
このパワーアンプモジュールは大別すると、パワーアンプ200、バイアス電流制御回路400、パイ型アッテネータ600、電圧制御回路610、620を含んで構成される。これらのうち、パワーアンプ200、バイアス電流制御回路400は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
パイ型アッテネータ600は、FET100に変わって入力信号の減衰を行う減衰器である。
パイ型アッテネータは、3つの「抵抗」をπ型に組み合わせることで、インピーダンスを整合させたまま、所定のレベルに信号を減衰させる機能を持つ回路である。
なお、本実施の形態では、FETに並列に抵抗を配置したものを減衰素子RUとして用いている。なお、パイ型アッテネータ600には3つの減衰素子RUが含まれるが、これらの素子の数値をどのようにするかは設計事項である。
電圧制御回路610、620は、このパイ型アッテネータ600の各「抵抗」の抵抗値制御を行う制御回路である。上述の通り、パイ型アッテネータ600の各「抵抗」は抵抗及びFETを並列に接続したものであり、このFETのゲート端子電圧を制御することで、パイ型アッテネータ600の制御を行う。
本図においては、3つの「抵抗」のうち、信号源1と負荷3の間に配置されることとなるものを電圧制御回路620で制御する。一方、接地される2つの「抵抗」については電圧制御回路610で制御する。
このように、減衰にパイ型アッテネータを用いると、50Ωのマッチングを維持したままインピーダンスの不整合を発生させない利点を維持することが可能になる。これにより、パワーアンプが良好なVSWRを得ることが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について説明する。
図11は、本発明の第4の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。このパワーアンプモジュールは、基本的な構成は第1の実施の形態と同様である。ただし、制御系の回路が相違する。
このパワーアンプモジュールは、FET100、パワーアンプ200、制御電圧発生回路710、可変電流源720を含んで構成される。このうち、FET100、パワーアンプ200は第1の実施の形態同様であるので、説明は省略する。
制御電圧発生回路710は、FET100のゲート端子電圧の制御電圧を発生する回路である。また可変電流源720は、パワーアンプ200の初段の増幅器のゲート端子にバイアス電流を供給する電流源である。
これらの制御電圧発生回路710及び可変電流源720は、共通の入力信号として2値制御信号が入力される。2値制御信号は0もしくは1の2つの値を採るバイナリ信号線である。
この2値制御信号の値によって、制御電圧発生回路710及び可変電流源720は出力を変化させる。
このように2値(バイナリ)で制御することで、複数のバイアス設定において安定した利得を得ることが可能となる。
なお、図上では制御電圧発生回路710及び可変電流源720に共通の2値制御信号が入力される。しかし、それぞれ別個独立の2値制御信号で制御しても問題は無い。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第5の実施の形態に関わるパワーアンプモジュールの構成を表す回路図である。このパワーアンプモジュールは、基本的な構成は第1の実施の形態と同様である。ただし、制御系の回路が相違する。
このパワーアンプモジュールは、FET100、パワーアンプ200、3入力デジタルインターフェース810、制御電圧発生回路820、DAC830、840を含んで構成される。このうち、FET100、パワーアンプ200は第1の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
3入力デジタルインターフェース810は、図示しない上位回路から送信される3本の入力端子を持つデジタルインターフェースである。図示しない上位回路は、これらの入力端子によって、このパワーアンプモジュールについて最大8状態を選択することが可能となる。これに従い、3入力デジタルインターフェース810は制御電圧発生回路820に対しては二値制御信号を、DAC830、840に対して、デジタル信号を出力する。
なお、便宜上3入力デジタルインターフェース810としているが、入力端子の数は3端子に限定するものではない。より複雑な制御を行うに当たっては入力端子数を増加させても良い。
この際、出力先への信号の表現方法は種々考えられる。例えば、本図上ではn本の信号線(8≧n>0)の二値制御信号を3入力デジタルインターフェース810から制御電圧発生回路820に出力している。そして、このn本の信号線のうちのいずれかを「H」にし、それ以外を「L」にすることで、制御電圧発生回路820に対して情報を伝達している。一方、DACに対してはデジタル信号による2値でON/OFFのみを伝達する構成を取っている。
しかし、パワーアンプモジュールへの適用方式はこれに限定されるものでない。3入力デジタルインターフェース810から、各モジュールへの出力の表現方式は、装置の設計に適したものを用いればよい。
制御電圧発生回路820は、FET100のゲート電圧を制御する。この制御に際しては、2値制御信号を3入力デジタルインターフェース810から入力される二値制御信号に従い、FET100のゲート電圧が決定される。
DAC830、840はパワーアンプ200の初段及び後段の増幅器のバイアス電流を出力する。この際、ON/OFFに従って、電流値を調整する。
なおDAC830及びDAC840の出力する電流値は同じである必要は無く、パワーアンプ200の仕様に従って、適宜設定すればよい。
以上のように構成することで、パワーアンプのより詳細な設定を行うことが可能となる。これにより、複数のバイアス設定において安定した利得を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態の変形例としては次のようなものが上げられる。
図5に表された制御電圧発生回路300中の電圧発生回路310に含まれるアンプの増幅率をDAC830等に順ずる方式で制御する。これにより増幅率Aを動的に制御することも可能になる。
図13は、本発明の第5の実施の形態に関わる別のパワーアンプモジュールの一部構成を表す回路図である。この図では3入力デジタルインターフェース810がDAC850にデジタル信号を出力する。
制御電圧発生回路860は、基本的には図5で表された構成に従う。ただし、図5の電圧発生回路310に含まれるアンプ310−aの増幅率Aを外部からアナログ的に変更可能に設計されている。
DAC850は、3入力デジタルインターフェース810から受けたデジタル信号をアナログ信号に変換する。このアナログ信号を用いて、制御電圧発生回路860の電圧発生回路310に含まれるアンプ310−aの増幅率Aを動的に制御することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
1…信号源、2…可変抵抗、3…負荷、
100…FET、200…パワーアンプ、
300、710、820、860…制御電圧発生回路、
310…電圧発生回路、320…電圧発生回路、400…バイアス制御回路、
500…温度補償機能回路、600…パイ型アッテネータ、
610、620…電圧制御回路、720…可変電流源、
810…3入力デジタルインターフェース、830、840、850…DAC。

Claims (9)

  1. 入力信号のインピーダンス整合を取るための減衰器と、前記減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、制御電圧発生回路と、を含み、
    前記減衰器は前記パワーアンプと並列に接地されたFETを含んで構成され、
    前記FETのゲート端子を前記制御電圧発生回路が制御するパワーアンプモジュール。
  2. 前記制御電圧発生回路は第1の電圧発生回路を含み、前記第1の電圧発生回路が前記パワーアンプの温度特性を打ち消す請求項1記載のパワーアンプモジュール。
  3. 前記制御電圧発生回路は更に第2の電圧発生回路を含み、前記第2の電圧発生回路が前記制御電圧発生回路の出力オフセット値となる請求項2記載のパワーアンプモジュール。
  4. 前記パワーアンプは2以上の増幅用FETを有し、
    前記2以上の増幅用FETのいずれか1のゲート端子に入力するバイアス電流によって温度補償を行う請求項1ないし3のいずれか1項記載のパワーアンプモジュール。
  5. 入力信号のインピーダンス整合を取るための減衰器と、前記減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、
    前記減衰器は3以上のFETを含んで構成されるπ形アッテネータによって構成され、
    前記パワーアンプの温度特性を打ち消すように制御電圧発生回路が前記3以上のFETのゲート端子を制御するパワーアンプモジュール。
  6. 入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、前記減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、
    前記減衰器は前記パワーアンプと並列に接地されたFETを、前記パワーアンプは増幅用の2以上の増幅用FETをそれぞれ有し、
    前記2以上の増幅用FETのいずれか1のゲート端子に入力するバイアス電流を生成する可変電流源と、前記FETのゲート端子を制御し前記減衰器を制御する制御電圧発生回路とが2値制御信号によって制御されるパワーアンプモジュール。
  7. 入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、前記減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、
    前記減衰器は前記パワーアンプと並列に接地されたFETを、前記パワーアンプは増幅用の2以上の増幅用FETをそれぞれ有し、
    同一のインターフェースを介して、前記2以上の増幅用FETの1に対応するデジタルアナログコンバータと、前記FETのゲート端子を制御する制御電圧発生回路を制御するパワーアンプモジュール。
  8. 入力信号のインピーダンス整合を取る減衰器と、前記減衰器の出力を増幅するパワーアンプと、を含み、
    前記減衰器は前記パワーアンプと並列に接地されたFETを、有し、
    前記FETのゲート端子を制御する制御電圧発生回路は増幅率を変更可能な増幅率可変アンプを含む電圧発生回路を有し、
    デジタルインターフェースを経由して前記増幅率可変アンプの増幅率を制御するパワーアンプモジュール。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のパワーアンプモジュールを含むことを特徴とする携帯情報端末。
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