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JP2011250048A - 無線ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
分散配置された子機を経由してマルチホップ方式で情報を送受信する無線ネットワークシステムにおいて、親機と直接通信が出来ない親機から離れた子機であっても他の子機を中継して親機と確実に通信できるようにする。
【解決手段】
親機10と分散配置した多数の子機20との間で、IEEE802.15.4規格の無線通信する。各子機は、自己の通信タイミングを管理するタイマー26と、電池で構成された電源23と、基準時刻発生手段から時刻情報を取得すGPS手段27と、自機を制御するCPU25と、他の子機または親機との無線通信を管理する無線通信モジュール28と、電池に接続されGPS手段および前記無線通信モジュールへの電源の供給を制御する電源制御部とを備える。CPUはGPS手段が取得した時刻を用いて自機のタイマーの時刻を管理し、多数の子機が同時刻に起動または停止することを可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散配置された無線装置を経由してマルチホップ方式で情報を送受信する無線ネットワークシステムに係り、特に電池で駆動される無線装置を有する無線ネットワークシステムに関する。
無線ネットワークシステムにおいて、端末に位置する無線装置にセンサーを接続すれば、配線工事を行うことなく離れた場所で収集したデータを集めて監視することが可能になる。その場合でも、各無線装置を駆動する電源は常に必要であり、外部電源を利用できない場所では電池を無線装置に内蔵するか付設して無線装置を駆動しなければならない。センサーを用いてデータ収集するときに電力消費が大きくなると電池の消耗が早く、電池交換作業を頻繁に実施する必要がある。そのため、無線装置では低消費電力化の要請が大きい。
このような無線装置での消費電力の課題を解決するための一方策が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の無線化ネットワークシステムでは、監視側の親機と端末機および中継機として動作する子機とは、マルチホップ方式で情報を送受信している。そして、親機と子機の双方とも、タイマーを付設していおり、子機は電源に電池を用いている。
またこのシステムでは、親機から子機へ、タイマー時刻を一致させるための時刻信号と、指定した時刻にデータを送信させる命令信号が送信される。子機では、親機が送信したタイマー時刻を基準として指定時刻になると、電池から電力が供給されて子機が起動する。そして、親機からの指令信号を受信して、親機からの指令に基づいて収集したデータを送信する。送信が終了すれば、電源供給を停止する。
特開2004−356786号公報
上記特許文献1に記載の無線情報送受信システムは、子機を中継機として利用して複数の子機と親機により無線ネットワークを形成し、マルチホップ方式で情報を送受信している。そのため、このネットワークでは、親機と直接通信ができずに複数の子機を経由して情報を送受信せざるを得ない親機から遠く離れた子機は、親機が送信した時刻信号を受信するのに、経由した子機の数だけ中継処理の時間を必要とする。
その結果、親機から同時に各子機に時刻信号を送信されても、親機から離れていて中継段数が多くなった子機は、親機に近くて中継段数の少ない子機よりも時刻信号を受信する時刻が遅くなる。つまり、親機から離れた場所の子機が有するタイマーと親機に近い子機が有するタイマーに名目上設定される時刻が同一時刻であっても、実際にタイマーが起動する時刻は、親機から遠い子機の方が親機に近い子機よりも遅くなる。
同様に、親機から離れた子機は、親機に近い子機よりも停止するのが遅くなる。そのため、親機から離れた子機がデータを送信するために稼動中であっても、そのデータを中継するための子機がすでに停止しているという事態が発生する恐れがある。この場合、センサーを用いて収集したデータを送信する端末の子機は、親機との通信が出できずせっかく収集したデータを送信できなくなる。
すなわち、マルチホップ方式で送受信する場合には多数の子機を使用するが、使用されるすべての子機のタイマー時刻を一致させないと、子機ごとに起動と停止のタイミングがずれる。中継に使用される子機が想定したタイミングよりも早く停止すると、その子機を中継機として利用する他の子機は、親機に送信するタイミングを失して送信できなくなる。逆に、中継に使用される子機が想定したタイミングよりも遅く起動すると、その子機を中継機として利用する他の子機は、親機への送信待ち状態になり無駄な稼働時間が増えて、消費電力が増大する。
この不具合を解消するために、親機から離れた子機では親機から送信される信号が中継段数分だけ遅れることを考慮して、親機に近い子機の稼働時間を長くする。しかしながら、子機の稼働時間を長くすれば、電力消費を低減するという目的に反し、電池の消耗が早くなる。
そこで上記不具合を解消するために、複数の子機を経由することに起因する遅れを補正する。例えば、各中継機でのタイムロスを測定または演算で求めて、各子機に割り当てその時間だけ起動停止時間をソフトウェアプログラムで補正する。この時間遅れを演算で求める場合には、すべての子機について、親機からの中継段数、前段の子機からの電波到達時間と受信強度を求めて複雑な補正をする。しかし、このような演算処理には多大な電力を消費するという不具合が新たに生じる。また複数段経由する場合には、途中の電波状況により通信が途絶する恐れがある。この不具合を解消するためには、冗長性を確保するために複数回通信させればよいが、その場合通信量の増加により電力消費が増大する。
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、分散配置された子機を経由してマルチホップ方式で情報を送受信する無線ネットワークシステムにおいて、親機と直接通信が出来ない親機から離れた場所にある子機であっても、他の子機を中継して親機と確実に通信できるようにすることを目的とする。本発明の他の目的は、無駄に稼働時間を長くせずまた複雑な処理も不要とした無線ネットワークシステムを実現することにある。本発明のさらに他の目的は、分散配置された子機を経由してマルチホップ方式で情報を送受信する無線ネットワークシステムにおいて、親機と子機との通信量を増やすことなく確実にデータを送受信できるとともに子機の電力消費を低減することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、親機と分散配置した多数の子機との間で情報を無線送受信するものであって、端末に位置する前記子機からの情報を途中に位置する子機を中継機として用いてマルチホップ方式で前記親機に送信するIEEE802.15.4規格の通信を利用した無線ネットワークシステムにおいて、子機の各々は、自己の通信タイミングを管理するタイマーと、商用電源でなく電池で構成された電源と、基準時刻発生手段から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、自機を制御するCPUと、他の子機または親機との無線通信を管理する無線通信モジュールと、電池と時刻情報取得手段とCPUと無線通信モジュールとタイマーとに接続され、時刻情報取得手段および無線通信モジュールへの電源の供給を制御する電源制御部とを備えることにある。そして、CPUは時刻情報取得手段が取得した時刻を用いて自機のタイマーの時刻を管理し、多数の子機が同時刻に起動または停止することを可能にする。
上記特徴において、時刻情報取得手段は、GPS(Global Positioning System)手段であってもよく、電波時計でもよい。また、多数の子機は実質的に同一使用であり、温度、湿度、振動、ひずみ、画像情報の少なくともいずれかのセンサーを取付け可能な取付け端子を有しているのがよい。さらに、センサーが取り付けられた子機においては、電源制御部は時刻情報取得手段にセンサーよりも先んじて電力を供給しセンサーよりも遅れて電力供給を停止するのがよく、電源制御部が、子機の初回計測時に無線通信モジュールをセンサーよりも先んじて通電しセンサーよりも遅れて停電するのがよい。
本発明によれば、分散配置された子機を経由してマルチホップ方式で情報を送受信する無線ネットワークシステムにおいて、全ての子機でタイマー時刻を一致させて、全ての子機が同時刻に稼動または停止するので、親機と直接通信が出来ない親機から離れた場所にある子機が、他の子機を中継して親機と確実に通信できる。また、無駄に子機の稼働時間を長くせずまた複雑な処理も不要となる。さらに、親機と子機との通信量を増やすことなく確実にデータを送受信できるとともに子機の電力消費を低減できる。
本発明に係る無線ネットワークシステムの一実施例のシステム図である。 図1に示した無線ネットワークシステムに用いる子機のブロック図である。 図2に示した子機の初回計測時の動作を説明するフロー図である。 図2に示した子機の初回計測時以外の動作を説明するフロー図である。
以下、本発明に係る無線ネットワークシステムの実施例を、図面を用いて説明する。図1に、無線ネットワークシステム100の一実施例を、システム図で示す。本実施例では、無線ネットワークシステム100の複数の子機20に温度、湿度、振動、ひずみ、画像情報の少なくともいずれかの情報を検出するセンサー21が取り付けられており、いわゆるセンサーネットワークシステムを構築している。
センサーネットワークシステム100では、センサー付無線端末20を分散配置し、無線端末20相互間で無線通信することにより、ネットワークを構築している。センサーネットワークシステム100は、構造物の劣化監視や都市・自然災害の監視、セキュリティ監視、気象・水質等の環境監視など、様々な分野への応用が可能である。
なお、本実施例の無線ネットワークシステム100では、通信方式としてIEEE802.15.4規格を用いている。IEEE802.15.4規格の通信方式では、通信速度が250kbps程度であり、2.4GHzの周波数帯域の無線を使用する。複数の子機20を中継して情報を親機10と送受信するマルチホップネットワーク機能や、子機20同士を網目状に結んでネットワークを構築する機能を有している。本実施例では、IEEE802.15.4規格の通信方式を例として説明するが、子機20を中継して子機20と親機10間で情報を送受信するマルチホップネットワーク機能を有する通信方式であれば、他の通信方式でも本発明を実現できる。
無線ネットワークシステム100は、センサー21が取り付けられた子機20から送信されるデータを収集し子機20に指令信号を送信する親機10と、多数分散配置した子機20と、子機に取り付けられた各種センサー21と、親機10への入力手段であるキーボード11と、親機10に接続された監視装置12およびモニター13とを備えている。なお図1では、すべての子機20にセンサー21を接続した例を示しているが、子機20のいくつかは中継機としてのみ作用するように、センサー21を取り付けない子機20が含まれていてもよい。
この監視装置12を利用する監視員が監視装置12に計測周期を入力すると、計測周期情報は親機10から子機20へ無線で送信される。その際、親機10から離れた場所の子機20へは通信距離の限界により親機10から直接指令を送信できないので、他の子機20を経由して情報(指令)が送信される。なお、計測周期は監視員が入力する代わりに、予めプログラム化しておいてもよい。
子機20は、親機10からの計測周期情報を受信すると、子機20に接続したセンサー21を用いて計測を開始する。計測データは、他のいくつかの子機20を経由して、親機10へ送信される。ここで、計測周期情報とは、センサー21付き子機20が計測データを親機10に送信する周期であり、この周期内でセンサー21を用いてすでに計測を終了している。本実施例では、センサー21に温度センサーを用いており、計測周期は1時間である。なお、センサー21の種類および計測周期は、監視目的に応じて任意に変更できる。
親機10に集められたデータは、監視装置12で処理されモニター13に表示される。ここで、子機20同士間、子機20と親機10間の通信は、それぞれIEEE802.15.4規格の通信方式を用いている。また、親機10の電源は商用電源であり、子機20の電源23には、通常、一次電池や二次電池を用いる。しかしながらこれらに限るものではなく、太陽電池や燃料電池または二次電池と太陽電池を組み合わせることもできる。その場合、電池交換がほぼ不要となり半永久的に使用できる。
図2に、図1に示した無線ネットワークシステム100が備える子機20のブロック図を示す。本実施例の無線ネットワークシステム100では、システムを安価に構成するために、センサーを接続した子機20もセンサーを接続しない子機20も同一仕様である。この図2ではセンサー21を接続する例を示す。子機20には、センサー21取付け端子31が設けられており、±5Vのアナログ信号が入力可能である。監視目的に応じて、取付け端子31には温度センサーや湿度センサー振動センサー等が取付けられる。
電池23は電源制御部24に接続されており、電源制御部24は詳細を後述するCPU25やタイマー26、GPS手段27、無線通信モジュール28およびセンサー21への電力供給を制御する。すなわち電源制御部24は、子機20の備える機器21,26〜28ごとに個別に電力の供給または停止をCPU25の指示に従って制御し、電力消費の低減を図っている。この図2では、電力ラインを破線で示している。
ここで、CPU25とタイマー26には、常時電源を供給する。また、電池23の電圧と、CPU25およびタイマー26、GPS手段27、無線通信モジュール28、センサー21の作動電圧が異なるので、電源制御部24は各機器に応じた電源電圧に変換して、各機器に電力を供給する。
取付け端子31に接続されたセンサー21が検出した信号は、インターフェース32でデジタル信号に変換されてCPUに入力される。CPU25には、電源制御部24およびGPS手段27、タイマー26、無線通信モジュール28が接続されており、無線モジュール28にはアンテナ29が接続されている。無線通信モジュール28は、IEEE802.15.4規格に準拠しており、他の子機20や親機21とデータを送受信する。なお図2では、CPU25との信号線の接続およびアンテナ29との信号線の接続を、実線で示している。
次に、このように構成した子機20の動作を、図3および図4の動作フロー図を用いて説明する。図3は、子機20を用いて計測を開始するとき(初回計測時)の動作フロー図である。ここで、初回計測とは一連の計測を始めるときの初回であり、リセット時等も該当する。
横軸に子機20が備える各構成機器を、縦軸に経過時間を示す。子機20に電池23が接続されると、ステップ300においてCPU25が起動する。CPU25の起動と同時に、無線通信モジュール28も起動する(ステップ301)。子機20がアクティブになったので、親機10からの送信情報を受信可能な状態になる。そこで、無線通信モジュール28は、親機10から計測周期情報を受信する(ステップ302)。無線通信モジュール28は、受信した計測周期情報をCPU25に送信する。電源制御部24は、無線通信モジュール28からCPU25への情報送信が完了したら、無線通信モジュール28を停止させる(ステップ303)。
CPU25は、無線通信モジュール28から計測周期を取得したら(ステップ304)、電源制御部24にGPS手段27の電力供給を指示し、GPS手段27の起動を指示する(ステップ305)。GPS手段27に電力が供給されてGPS手段27は起動する(ステップ306)。GPS手段27は、GPS衛星からの信号に基づいて、現在時刻を取得する(ステップ307)。
GPS手段27による現在時刻取得が完了すると、GPS手段27はCPU25にGPS時刻データを送信する。GPS手段27のデータ送信が完了すると、電源制御部24はGPS手段27への電力供給を停止してGPS手段27を停止させる(ステップ308)。CPU25は、GPS時刻データを取得したら(ステップ309)、取得したGPS時刻データをタイマー26に送信する(ステップ310)。タイマー26は、送信されたGPS時刻データを用いて現在時刻を設定する(ステップ311)。これで、CPU25とタイマー26の時刻が、親機10や他の子機20の時刻と同一時刻に設定される。
次にCPU25は、無線通信モジュール28を再度起動させるために、電源制御部24から無線通信モジュール28に電力を供給させ、無線通信モジュール28に起動指示する(ステップ312)。電力が供給されCPU25から指令が送信されて、無線通信モジュール28は再度起動させ(ステップ313)、センサー21の計測情報の送信に備える。
センサー21を用いた計測と計測データの送信を可能とするために、CPU25は電源制御部24にセンサー21への電力供給を指示し、センサー21を起動させる(ステップ314)。CPU25からの指示によりセンサー21は起動する(ステップ315)。そして予めCPU25に設定されているプログラムにしたがって計測を開始する(ステップ316)。センサー21は計測が終了したら、計測データをCPU25に送信する。CPU25へのデータ送信が完了したら電源制御部24はセンサー21への電力供給を停止してセンサー21を停止させる(ステップ317)。
CPU25がセンサー21から計測データを取得したら(ステップ318)、CPU25は無線通信モジュール28に計測データを送信指示する(ステップ319)。無線通信モジュール28は、CPU25の指示に従い計測データを親機10に送信する(ステップ320)。親機10への送信が完了したら、電源制御部24は無線通信モジュール24停止させる(ステップ321)。
なお、無線通信モジュール28が親機10へデータ送受信するためには、初期化処理を必要とする。この初期化処理には多大な時間を要する。そこで、この初期化処理時間を見込んで、無線通信モジュール28をセンサー21による計測よりも所定時間だけ早く立ち上げる。センサー21を用いた計測に多くの時間が必要となる場合には、無線通信モジュール28の再起動時間をセンサー起動時間に合わせたり、逆にセンサー21の起動時間の方を早くすることもある。
初期情報を子機20から親機10へ送信し終えたら、CPU25はタイマー25から現在時刻を読み込む。そして現在時刻から計測周期の時間分だけ進めた時刻を、次回起動時刻として作成する(ステップ322)。CPU25は、作成した次回起動時刻をタイマー26に設定する(ステップ323)。次回の計測時刻までCPUは休止する(ステップ324)。
以上の動作フローは、子機20を用いた初回計測時のものであるが、子機を用いた2回目以降のルーチン計測を図4に示した動作フロー図を用いて説明する。この計測は、CPU25に入力されているプログラムの計測周期にしたがって繰返される。本実施例では、1時間毎に実施している。
タイマー26上で設定した次回起動時刻になると、タイマー26は起動信号を発生する(ステップ325)。タイマー26はこの起動信号をCPU25に送信し、CPU25を起動させる(ステップ326)。CPU25は、電源制御部24に無線通信モジュール28への電力供給を開始するよう起動指示する(ステップ327)。電源制御部24から電力が供給されて、無線通信モジュール28は起動する(ステップ328)。
次に、CPU25は電源制御部24からGPS手段27へ電力を供給させ、GPS手段27に起動を指示する(ステップ329)。GPS手段27は、CPU25の指令に従い、起動する(ステップ330)。計測を開始するために、CPU25は電源制御部24に電力をセンサー21に供給するよう指示し、センサー21の起動を指示する(ステップ331)。
電力が供給されて、センサー21は起動する(ステップ332)。そしてCPU25からの指示に従って、計測を開始する(ステップ333)。計測が終了したら、センサー21は計測データをCPU25に送信する。データ送信が完了したら、電源制御部24はセンサーへの電力供給を停止してセンサー21を停止させる(ステップ334)。
センサー21からの計測データをCPU25が取得したら(ステップ335)、CPU25は無線通信モジュール28に、親機10へ取得した計測データを送信するよう指示する(ステップ336)。無線通信モジュール28は、CPU25の指示に従い計測データを親機10に送信する(ステップ337)。親機10へデータ送信が完了したら、電源制御部24は無線通信モジュール28への電力供給を停止する(ステップ338)。
今回の計測および計測データの送信が完了したので、子機20は次の計測に備える。CPU25はタイマー25から現在の時刻を読み込み、現在時刻から計測周期の時間分を進めた次回起動時刻を演算して作成する(ステップ339)。求めた次回起動時刻をタイマー26に送信し、タイマー26に次回起動時刻を設定する(ステップ340)。
一方GPS手段27は、GPS衛星の信号から現在時刻を取得する(ステップ341)。計測した現在時刻をGPS手段27は、CPU25にGPS時刻データとして送信する。GPS時刻データの送信が完了すると、電源制御部24はGPS手段27への電力供給を停止して、GPS手段27を停止させる(ステップ342)。CPU25は、GPS時刻データを取得したら(ステップ343)、取得したGPS時刻データをタイマー26に送信する(ステップ344)。
タイマー26は、送信されたGPS時刻データを用いて現在時刻を更新設定する(ステップ345)。タイマー26の現在時刻が更新されたら、CPUは休止する(ステップ346)。なお、GPS手段27が現在時刻を取得するのには、他の動作に比べて長時間を費やすので、GPS手段27をセンサー21の計測開始に先んじて立ち上げている。
以上説明したように本実施例によれば、子機が備える無線通信モジュールやGPS受信手段、センサーを、個々に起動または停止しているので、必要な機器が必要な時間だけ稼動されており、子機における無駄な電力消費を回避できる。また、時刻取得手段にGPS受信手段を用いているので、無線ネットワークを形成する全子機のタイマーの時刻基準がGPSの時刻になる。したがって、全ての子機の無線通信モジュールを、同時刻に起動または停止できる。これにより、親機と直接通信が出来ないような親機から離れたところに子機があっても、他の子機を中継して親機と通信が可能になる。
なお上記実施例では、基準時刻の取得手段をGPSとしているが、GPSに限るものではなく、例えば、電波時計等の標準時発生手段を利用しても同様な効果が得られる。
10…親機、11…キーボード(入力手段)、12…監視装置(PC)、13…モニター(表示手段)、20…子機、21…センサー、23…電池(電源)、24…電源制御部、25…CPU、26…タイマー、27…GPS手段(時刻情報取得手段)、28…無線通信モジュール、29…アンテナ、31…取付け端子、32…インターフェース、100…無線ネットワークシステム。

Claims (6)

  1. 親機と分散配置した多数の子機との間で情報を無線送受信するものであって、端末に位置する前記子機からの情報を途中に位置する子機を中継機として用いてマルチホップ方式で前記親機に送信するIEEE802.15.4規格の通信を利用した無線ネットワークシステムにおいて、
    前記子機の各々は、自己の通信タイミングを管理するタイマーと、商用電源でなく電池で構成された電源と、基準時刻発生手段から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、自機を制御するCPUと、他の子機または前記親機との無線通信を管理する無線通信モジュールと、前記電池と前記時刻情報取得手段と前記CPUと前記無線通信モジュールと前記タイマーとに接続され、前記時刻情報取得手段および前記無線通信モジュールへの電源の供給を制御する電源制御部とを備え、前記CPUは前記時刻情報取得手段が取得した時刻を用いて自機のタイマーの時刻を管理し、前記多数の子機が同時刻に起動または停止することを可能にしたことを特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 前記時刻情報取得手段は、GPS(Global Positioning System)手段であること特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークシステム。
  3. 前記時刻情報取得手段は、電波時計であることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークシステム。
  4. 前記多数の子機は実質的に同一使用であり、温度、湿度、振動、ひずみ、画像情報の少なくともいずれかのセンサーを取付け可能な取付け端子を有していることを特徴とする請求項2または3に記載の無線ネットワークシステム。
  5. 前記センサーが取り付けられた子機においては、前記電源制御部は前記時刻情報取得手段に前記センサーよりも先んじて電力を供給し前記センサーよりも遅れて電力供給を停止することを特徴とする請求項4に記載の無線ネットワークシステム。
  6. 前記センサーが取り付けられた子機においては、前記電源制御部が、前記子機の初回計測時に前記無線通信モジュールを前記センサーよりも先んじて通電し前記センサーよりも遅れて停電することを特徴とする請求項4に記載の無線ネットワークシステム。
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