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JP2011247394A - 樹脂部品の取付固定構造 - Google Patents

樹脂部品の取付固定構造 Download PDF

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JP2011247394A
JP2011247394A JP2010124201A JP2010124201A JP2011247394A JP 2011247394 A JP2011247394 A JP 2011247394A JP 2010124201 A JP2010124201 A JP 2010124201A JP 2010124201 A JP2010124201 A JP 2010124201A JP 2011247394 A JP2011247394 A JP 2011247394A
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resin
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JP2010124201A
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Inventor
義浩 ▲高▼嶋
Yoshihiro Takashima
Takeshi Miyazaki
剛士 宮崎
Kenji Chiba
健二 千葉
Hiroshi Kuno
宏 久野
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Uchihama Kasei Co Ltd
Original Assignee
Uchihama Kasei Co Ltd
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Abstract

【課題】取り付け状態においてガタツキを生じさせることなく、リサイクルするときでも分別の手間を要することがない、樹脂部品の取付固定構造を提供すること。
【解決手段】被取付部材10にはフランジ部12が形成されている。フランジ部12には差込孔14aとフック部12aが形成されている。樹脂部品20には被取付部材10のフランジ部12に相対する縁部22が形成されている。縁部22にはフランジ部12の差込孔14aに相対する係合孔24aとヒンジ28を介した係合爪26が形成されている。そして、フランジ部12と縁部22を当接しつつ、フック部12aに縁部22を差し込むことにより、樹脂部品20は被取付部材10に仮固定され、さらに、差込孔14aと係合孔24aの開口部を略一致させてから、係合爪26はヒンジ28を回折し、差込孔14aを通過してから係合孔24aと係合させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、樹脂部品の取付固定構造に関する。
従来、車両の空力性能を向上させる観点から、フロントバンパーカバーの下縁にスポイラを取り付ける技術が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、各種の樹脂クリップまたは金属ボルトを使用して取り付ける技術が開示されている。これにより、簡便な構造でスポイラを取り付けることができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−264261号公報
しかしながら、上述した従来技術では、樹脂クリップに起因するガタツキによって、取り付けられたスポイラにもガタツキが生じることがあった。この問題を解決するために、ボルトを使用してスポイラが取り付けられることもあった。しかしながら、金属ボルトを使用すると、車両のリサイクルに伴ってフロントバンパーカバーとスポイラを車両ボデーから取り外すとき、これらフロントバンパーカバーとスポイラから金属ボルトを分別しなければいけなかった。そのため、リサイクルするときに、分別の手間を要することとなっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、取り付け状態においてガタツキを生じさせることなく、リサイクルするときでも分別の手間を要することがない、樹脂部品の取付固定構造を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、被取付部材に対して樹脂部品を取り付ける構造にあって、被取付部材にはフランジ部が形成されており、フランジ部には差込孔とフック部が形成されており、樹脂部品には被取付部材のフランジ部に相対する縁部が形成されており、縁部にはフランジ部の差込孔に相対する係合孔とヒンジを介した係合爪が形成されており、フランジ部と縁部を当接しつつ、フック部に縁部を差し込むことにより、樹脂部品は被取付部材に仮固定され、さらに、差込孔と係合孔の開口部を略一致させてから、係合爪はヒンジを回折し、差込孔を通過してから係合孔と係合することを特徴とする構造である。
この構造によれば、樹脂クリップを使用して樹脂部品を取り付けているときのように、樹脂部品の取り付け状態においてガタツキが生じることがない。また、金属ボルトを使用していないため、例えば、リサイクルに伴って被取付部材から樹脂部品を取り外すときでも、これら被取付部材と樹脂部品から金属ボルトを分別する必要もない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の樹脂部品の取付固定構造であって、係合孔には、係合強化片が設置されていることを特徴とする構造である。
この構造によれば、樹脂部品の取り付け状態における係合爪の緩みや振動を止め、ガタツキの発生をさらに抑えることができる。
図1は、本発明の実施例に係るスポイラの取り付け構造を示す分解斜視図である。 図2は、図1における、スポイラの平面図である。 図3は、図1の組み付け状態における、図2のIII−III線断面図である。 図4は、図1の状態からスポイラを取り付ける工程を示す、図2のIV−IV線断面図である。 図5は、図4の取り付けの途中の状態を示している。 図6は、図5の取り付けの完了の状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、被取付部材および樹脂部品の例として、車両1のフロントバンパーカバー10およびスポイラ20を例に説明していく。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。なお、ここで言う、上下方向、前後方向および左右方向は、互いに直交関係を成していることは言うまでもない。
まず、図1〜4を参照して、本発明の実施例に係るフロントバンパーカバー10とスポイラ20とを個別に説明する。
はじめに、図1、3を参照して、フロントバンパーカバー10から説明する。フロントバンパーカバー10は、車両ボデーのフロントの下側を覆うように形成された樹脂製のカバー部材である。このフロントバンパーカバー10によって、例えば、車両1の意匠性を向上させることができる。このフロントバンパーカバー10の下縁には、その長手方向に沿って車両1の内側に向けてフランジ部12が形成されている。このフランジ部12の先端は、その長手方向の適宜の箇所(例えば、後述する取付部14の両サイドに相当する箇所)がフック状に形成されている(以下において、「フック部12a」と記す)。
また、このフランジ部12の長手方向における適宜箇所には、その先端が延長する格好を成す取付部14が形成されている。この例では、取付部14は、6箇所形成されている。この取付部14には、その厚み方向に貫通する差込孔14aが形成されている。なお、このフロントバンパーカバー10は、そのフランジ部12および取付部14と共に、剛性を有する合成樹脂によって一体成形されている。
次に、図2、4を参照して、スポイラ20を説明する。スポイラ20は、上述したフロントバンパーカバー10の下方を覆うように形成された樹脂製のカバー部材である。このスポイラ20によって、例えば、車両1の空力性能を向上させることができる。このスポイラ20の上縁には、その長手方向に沿って車両1の内側に向けて縁部22が形成されている。この縁部22は、上述したフック部12aと係合可能となっている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「フック部に縁部を差し込む」に相当する。
また、この縁部22の両面(上下面)には、シール部材40、40がそれぞれ固着されている。これにより、上述したように、縁部22とフック部12aとを係合させるときでも、この係合に起因するガタツキを防止することができる。また、シール部材40、40は係合に不具合無くガタツキを防止できるのであれば、縁部22ではなく、フランジ部12やフック部12a側に固着しても良い。
また、この縁部22における上述した取付部14と向かい合う箇所には、取付部24が形成されている。そのため、この例では、取付部24も、6箇所形成されている。この取付部24には、上述した差込孔14aと向かい合うように、その厚み方向に貫通する係合孔24aが形成されている。この係合孔24aの内側内壁面(内壁面のうち、車両1の内側に位置する内壁面)24bには、その表面から係合強化片30が延設されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「係合孔には、係合強化片が設置されている」に相当する。
また、この取付部24の先端側の縁にはヒンジ28を介して係合爪26が形成されている。この係合爪26は、その先端側に突起26aを有する撓み片26bを備えた構成となっている。そのため、この係合爪26をヒンジ28の軸回りに上向きに回転させていくと、上述した差込孔14aを介して係合孔24aの縁に突起26aを係合させることができる。このことは、後記に詳述する。なお、このスポイラ20も、その縁部22、取付部24および係合爪26と共に、剛性を有する合成樹脂によって一体成形されている。
続いて、図1、3〜6を参照して、上述したフロントバンパーカバー10にスポイラ20を取り付ける手順を説明する。まず、図1に示す状態から、フロントバンパーカバー10のフランジ部12のフック部12aとスポイラ20の縁部22とを係合させる作業を行う(図3参照)。
このように係合させると、スポイラ20はフロントバンパーカバー10に対して上下方向への移動が規制された状態となる。このとき、両取付部14、24の差込孔14aと係合孔24aとが一致した状態となるように、上述した係合作業を行う(図4参照)。この係合作業を全ての取付部14、24において行う。
次に、スポイラ20の係合爪26をヒンジ28の軸回りに上向きに回転させていく作業を行う。すると、係合爪26の撓み片26bはフロントバンパーカバー10の差込孔14aを介してスポイラ20の係合孔24aに差し込まれていく。
このとき、係合爪26の突起26aが両孔14a、24aの外側内壁面(内壁面のうち、車両1の外側に位置する内壁面)14c、24cに押し当てられるため、係合爪26の撓み片26bは車両1の内側(図5では後方向)に向けて撓み始める(図5参照)。やがて、係合爪26の突起26aが両孔14a、24aの外側内壁面14c、24cをそれぞれ乗り越えると、撓みの反力によって係合爪26の撓み片26bが戻されるため、係合爪26の突起26aがスポイラ20の係合孔24aの縁に係合される(図6参照)。
この係合のとき、係合爪26の撓み片26bは係合強化片30を押し当てるため、この押し当ての反力によって、撓み片26bは両孔14a、24aの外側内壁面14c、24cにそれぞれ押し当てられる。このように押し当てられると、スポイラ20はフロントバンパーカバー10に対して前後方向への移動が規制された状態となる。この回転させていく作業を全ての係合爪26において行う。このようにして、フロントバンパーカバー10にスポイラ20が取り付けられる。
本発明の実施例に係るスポイラ20の取付固定構造は、上述したように構成されている。この構成によれば、樹脂クリップを使用してスポイラ20を取り付けているときのように、スポイラ20の取り付け状態においてガタツキが生じることがない。また、金属ボルトを使用していないため、車両1のリサイクルに伴ってフロントバンパーカバー10とスポイラ20を車両ボデーから取り外すときでも、これらフロントバンパーカバー10とスポイラ20から金属ボルトを分別する必要もない。
また、この構成によれば、この係合孔24aの内側内壁面24bには、その表面から係合強化片30が延設されている。そのため、スポイラ20の取り付け状態における係合爪の緩みや振動を止め、ガタツキの発生をさらに抑えることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、樹脂製の被取付部材および樹脂部品の例として、車両1のフロントバンパーカバー10およびスポイラ20を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、各種の樹脂製の被取付部材および各種の樹脂部品であっても構わない。
10 フロントバンパーカバー(被取付部材)
12 フランジ部
12a フック部
14a 差込孔
20 スポイラ(樹脂部品)
22 縁部
24a 係合孔
24b 内側内壁面
26 係合爪
28 ヒンジ
30 係合強化片

Claims (2)

  1. 被取付部材に対して樹脂部品を取り付ける固定構造にあって、被取付部材にはフランジ部が形成されており、フランジ部には差込孔とフック部が形成されており、樹脂部品には被取付部材のフランジ部に相対する縁部が形成されており、縁部にはフランジ部の差込孔に相対する係合孔とヒンジを介した係合爪が形成されており、フランジ部と縁部を当接しつつ、フック部に縁部を差し込むことにより、樹脂部品は被取付部材に仮固定され、さらに、差込孔と係合孔の開口部を略一致させてから、係合爪はヒンジを回折し、差込孔を通過してから係合孔と係合することを特徴とする樹脂部品の取付固定構造。
  2. 請求項1に記載の樹脂部品の取付固定構造であって、
    係合孔には、係合強化片が設置されていることを特徴とする樹脂部品の取付固定構造。


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