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JP2011244214A - 動画再生装置、動画再生方法及びプログラム - Google Patents

動画再生装置、動画再生方法及びプログラム Download PDF

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JP2011244214A JP2010114629A JP2010114629A JP2011244214A JP 2011244214 A JP2011244214 A JP 2011244214A JP 2010114629 A JP2010114629 A JP 2010114629A JP 2010114629 A JP2010114629 A JP 2010114629A JP 2011244214 A JP2011244214 A JP 2011244214A
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Abstract

【課題】動画像において人物の特定の動作を解析する際の作業性を向上させる。
【解決手段】動作解析用の動画像の表示に際し、動画像から人物の動作形態を示す特徴を取得する(S6)。取得した特徴に基づいて、動画像が人物を側方から撮影した側方動画と人物を正面から撮影した正面動画とのいずれであるか判断する(S7)。動画像が側方動画であれば、側方動画における動作の解析に適した第1の指標を自動的に先頭フレームの画像に重ねて表示し(ステップS8)、動画像が正面動画であれば、正面動画における動作の解析に適した第2の指標を自動的に先頭フレームの画像に重ねて表示する(ステップS9)。ユーザから第1の指標または第2の指標を構成する補正ラインの位置修正指示に応じて、補正ラインの位置を修正する(S10,S11)。ユーザからの再生指示に応じ、第1の指標または第2の指標を重ねて表示したまま動画像を再生する(S13)。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばデジタルカメラに用いて好適な動画再生技術に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1には、ゴルフクラブをスイングする人物を撮影した映像(以下、動画像という。)の再生時に、ゴルフクラブのスイングフォームの解析(チェック)に際して指標となる基準線を動画像に重ねて表示する撮影・再生装置が開示されている。また、下記特許文献1には、動作確認用の基準線の表示位置を調整可能とする構成、基準線の種類を表示画面の上下や左右の辺に平行する縦線や横線とする他、表示画面の上下や左右の辺に対して傾きを有する斜線とする構成が開示されている。
特開平10−201898号公報
しかしながら、上記の撮影・再生装置においては、基準線の種類が固定されているため、動画像において解析できるスイングフォームは、予め決められた方向から人物を見たときのスイングフォームに限定される。無論、係る不具合は、ユーザが、動画再生時に表示する基準線の種類を撮影方向等に応じて変更可能な構成とすれば解消することができる。
しかし、仮に基準線の種類を変更可能とした場合であっても、動画像の再生時に動画像の撮影方向に応じて基準線の種類をいちいち変更するのでは、ユーザがスイングフォームの解析に要する作業が煩雑となるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、動画像において人物の特定の動作を解析する際の作業性を向上させることを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る動画再生装置にあっては、予め記憶されている動画像を再生する動画再生装置において、前記動画像を表示する表示手段と、人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識する認識手段と、前記表示手段に、前記人物の動作の解析に供する指標であって、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る動画再生装置にあっては、前記表示制御手段は、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標として、前記表示手段に前記人物の撮影方向に応じて予め用意されている複数種類の指標のいずれかを重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る動画再生装置にあっては、前記表示制御手段が前記動作解析用の動画像に重ねて表示手段に表示させる指標は、1又は複数の補助ラインから構成されることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る動画再生装置にあっては、前記動作解析用の動画像の再生に先立ち、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を、前記動作解析用の動画像を構成するフレーム画像に重ねて前記表示手段に表示させる指標表示手段と、前記表示手段に前記フレーム画像に重ねて表示された前記指標を構成する補助ラインの表示位置を使用者の指示に応じて調整する位置調整手段と、を更に備え、前記表示制御手段は、前記表示手段に、前記位置調整手段によって補助ラインの表示位置が調整された後の前記指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る動画再生装置にあっては、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により連続して撮像された一連の画像からなる動画像を記憶する画像記憶手段と、を更に備え、前記認識手段は、前記画像記憶手段に記憶されている動画像であって、人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る動画再生方法にあっては、予め記憶されている動画像であって人物の動作が撮影された動作解析用の動画像の再生に先立ち、当該動画像から人物の動作形態をパターン認識するステップと、 前記人物の動作の解析に供する指標であって、パターン認識した人物の動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示するステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係るプログラムにあっては、予め記憶されている動画像を再生する動画再生装置が有するコンピュータを、人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識する認識手段、前記動画像を表示する表示手段に、前記人物の動作の解析に供する指標であって、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、動画像において人物の特定の動作を解析する際の作業性を向上させることが可能となる。
本発明に係るデジタルカメラのブロック図である。 (a)は第1の指標を示す図、(b)は第2の指標を示す図である。 基準変移データを示す概念図である。 動画再生処理を示すフローチャートである。 ライン位置修正処理を示すフローチャートである。 第1の指標の修正手順を示す説明図である。 図6に続く説明図である。 第2の指標の修正手順を示す説明図である。 図8に続く説明図である。 図9に続く説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、静止画像と動画像とが撮影可能であるとともに、本発明の動画再生装置としての機能を備えたデジタルカメラに関するものである。なお、本実施形態のデジタルカメラは、人物の動作が撮影された動作解析用の動画像の再生時に、特定の動作の解析に供する二次元情報からなる指標(詳細については後述する。)を動画像に重ねて表示する機能を有している。
以下、本実施形態を図に従い説明する。図1は、本実施形態のデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図であり、デジタルカメラ1は以下の各部から構成される。すなわちデジタルカメラ1は、主として撮影光学系2と、撮像部3、CDS/ADC4、画像処理部5、ドライバ6、表示部7、CPU(Central Processing Unit)8、ワークメモリ9、プログラム記憶部10、操作入力部11、外部I/F12、外部記憶部13によって構成されている。
撮影光学系2は、ズームレンズ群、フォーカスレンズ群を含み、図示しないレンズモータにより、各々のレンズ群の位置がCPU8によって適宜制御される。
撮像部3は、撮影光学系2で集光された光学像を光電変換し、RGB成分からなる画像信号として出力するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Meta1 0xide Semiconductor)等の固体撮像素子である。
CDS/ADC4は、CDS(Correlated Double Sampling)と、ADC(Analog-to-Digital Converter)とから構成され、撮像部3から出力された画像信号のノイズを除去してデジタル信号、つまり画像データに変換する。
画像処理部5は、CDS/ADC4から入力する画像データを蓄積するバッファメモリを含み、バッファメモリに蓄積された画像データにガンマ補正や、撮影光原の種類に応じたホワイトバランス調整、画素毎のR,G,Bの色成分データの生成、生成したRGBデータをYUVデータに変換するYUV変換等の種々の画像処理を行う。
さらに、画像処理部5はCPU8の命令に従い画像データの圧縮及び伸張を行う。すなわち画像処理部5は、静止画モードでの撮影時には、YUVデータに変換後の画像データをJPEG方式等により圧縮符号化する。圧縮後の画像データは、CPU8によって所定の情報を付加された後、外部記憶部13に静止画ファイルとして記録される。
また、画像処理部5は、動画モードでの撮影時には、順次生成したYUVデータをMPEG方式等によりフレーム毎に圧縮符号化する。圧縮後の画像データは、CPU8によって所定の情報を付加された後、外部記憶部13に動画ファイルとして記録される。
さらに、画像処理部5は、再生モードにおいては、CPU8によって外部記憶部13から読み出された圧縮状態の静止画データまたは動画データを復号し、CPU8へ供給する。
外部記憶部13は、デジタルカメラ1の図示しない本体に設けられているカードスロットに着脱自在に装着されたカード型の記録メディアである。外部I/F12は、外部記憶部13とCPU8との間におけるデータの入出力を制御する入出力インターフェースである。
表示部7は、例えばTFT型のカラー液晶パネルにより構成され、ドライバ6により駆動されることによって種々の画像や、その他の情報を表示する。すなわち表示部7は、静止画モード、又は動画モードでの撮影待機状態、さらに動画モードでの撮影中においては、画像処理部5により生成されたYUVデータに基づく画像をスルー画像として表示する。また、表示部7は、再生モードにおいては、画像処理部5によって伸張された後のYUVデータに基づく静止画像や動画像を表示する。
ワークメモリ9はSDRAM(Synchronous dynamic random-access memory)等の揮発性メモリである。プログラム記憶部10はROM(Read Only Memory)である。プログラム記憶部10には、CPU8にデジタルカメラ1を制御させるための種々のプログラムや、データが格納されている。プログラム記憶部10に格納されている種々のプログラムには、CPU8を本発明の認識手段、表示制御手段、指標表示手段、位置調整手段として機能させることによって、CPU8に後述する処理を行わせるプログラムが含まれている。
また、プログラム記憶部10に格納されているデータには、以下に述べるラインデータ10aと基準変移データ10bとが含まれている。
ラインデータ10aは、CPU8が、動画像の再生時に必要に応じて表示する指標を構成する後述する複数本の補助ラインを規定するデータである。デジタルカメラ1において表示可能な指標は、ゴルフクラブのスイングフォームの確認に寄与するものである。ラインデータ10aは、具体的には、ゴルフクラブをスイングする人物(以下、撮影対象者という。)を側方から撮影した動画像(以下、側方動画と称す。)に使用する第1の指標と、撮影対象者を正面から撮影した動画像(以下、正面動画と称す。)に使用する第2の指標とを表すデータである。
図2(a)は、第1の指標を示した図である。図に示したように第1の指標は、表示部7が有する表示画面Gの上下及び左右の各辺に対して互いに異なる角度の傾きを有し、かつ予め決められた位置で交差する第1の斜線101と第2の斜線102との2本の補助ラインにより構成されるものである。
図2(b)は第2の指標を示した図である。図に示したように第2の指標は、表示部7が有する表示画面Gの上下の各辺に平行な互いに離間する第1の横線201及び第2の横線202と、表示画面Gの左右の各辺に平行な互いに離間する第1の縦線301及び第2の縦線302との4本の補助ラインにより構成されるものである。
そして、プログラム記憶部10には、ラインデータ10aとして、第1の指標と第2の指標とをそれぞれ構成する各補助ライン(101,102,201,202,301,302)の太さ、及び表示画面Gに最初に表示すべき位置(初期位置)と、第1の指標を構成する第1の斜線101と第2の斜線102の傾き角度を示すデータとが格納されている。
一方、基準変移データ10bは、CPU8が後述する処理に際して動画像の種類の判断に使用するデータである。判断すべき動画像の種類はゴルフクラブをスイングする撮影対象者を撮影した動画像である前述した側方動画と正面動画であり、基準変移データ10bは、以下に述べる側方動画における被写体の動きの特徴を表す第1の変移データと、正面動画における被写体の動きの特徴を表す第2の変移データである。
図3(a)は、第1の変移データ401を便宜的に示した概念図である。第1の変移データ401は、ゴルフクラブのスイングを開始してからスイングを終了するまでを撮影したサンプル用の側方動画Ga(図は先頭フレームの画像である。)における被写体の動きの特徴を表すデータである。
第1の変移データ401は、より具体的には、各フレームの画像から直前のフレームの画像との間の動き量が閾値以上である変移部分をブロック単位で抽出し、抽出した全ての変移部分を同一画面に配置したときの、画面内における変移部分の分布領域の形状を示すデータである。すなわち第1の変移データ401は、図に示したように、ゴルフクラブをスイングしたときのクラブヘッドの軌跡に相当する扁平率が大きな楕円形に類似する形状を示すデータである。
図3(b)は、第2の変移データ402を便宜的に示した概念図である。第2の変移データ402は、ゴルフクラブのスイングを開始してからスイングを終了するまでを撮影したサンプル用の正面動画Gb(図は先頭フレームの画像である。)における被写体の動きの特徴を表すデータである。
第2の変移データ402は、より具体的には、前述したように各フレームの画像から抽出した全ての変移部分を同一画面に配置したときの、画面内における変移部分の分布領域の形状を示すデータである。すなわち第2の変移データ402は、図に示したように、ゴルフクラブをスイングしたときのクラブヘッドの軌跡に相当する円形に類似する形状を示すデータである。
一方、操作入力部11は、シャッターボタンと、ズーム倍率の操作に使用するズームキー、基本となる動作モード(静止画モード、動画モード、再生モード)を設定するためのモード設定ボタン、上下左右の方向を指示する方向キー、セットキー等のスイッチ類から構成される。
方向キー及びセットキーは、表示部7に表示されるメニュー画面を操作してデジタルカメラ1の動作内容の設定や、基本となる動作モードの下位に位置する複数種の動作モードの設定等に使用される。また、方向キー及びセットキーは、前述した第1の指標や第2の指標を構成する各々の補助ラインの位置調整にも使用される。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラ1の動作について説明する。図4、及び図5は、ユーザがモード設定ボタンの操作により再生モードを設定した後、外部記憶部13に記憶されている任意の動画像を選択したとき、CPU8が実行する本発明に係る処理を示したフローチャートである。なお、以下の説明においては、ユーザにより選択された動画像が、ゴルフクラブをスイングする撮影対象者を撮影した動画像(側方動画、又は正面動画)であるものとする。
図4に示したようにCPU8は、動画像が選択されると、直ちに選択された動画像のデータを外部記憶部13から読み出し(ステップS1)、動画データの伸張処理を画像処理部5に行わせるとともに、先頭フレームの画像を表示部7に表示させる(ステップS2)。
しかる後、CPU8は、ユーザに所定のキー操作による指標の表示、又は動画像の再生のいずれかを指示させ、いずれかが指示されるまでは、先頭フレームの画像を表示した状態を維持する(ステップS3:NO、ステップS4:NO)。
ここで、CPU8は、ユーザによって動画像の再生が指示されると(ステップS3:NO、ステップS4:YES)、先頭フレームの画像を表示している表示対象の動画像を通常の状態で再生する(ステップS5)。つまりCPU8は、ステップS1で読み出した動画データの伸張処理を画像処理部5に行わせ、動画像のみを表示部7に表示させる。そして、CPU8は、ステップS5の処理で最終フレームの画像を表示した段階で動画再生処理を終了する。
一方、CPU8は、先頭フレームの画像を表示部7に表示させている間において、ユーザによって指標の表示が指示されると(ステップS3:YES)、表示対象の動画像の特徴を取得する(ステップS6)。ステップS6の処理において取得する動画像の特徴は、動画像における被写体の動きの特徴であり、CPU8は以下のデータを取得する。
すなわちステップS6の処理においてCPU8は、動画データの伸張処理を画像処理部5に行わせるとともに、全てのフレームの画像から先に説明した基準変移データ10b(第1の変移データ401や第2の変移データ402)と同様の変移データを取得する。
具体的に説明すると、CPU8は、画像処理部5により伸張された各フレームの画像から直前のフレームの画像との間の動き量が閾値以上である変移部分をブロック単位で抽出する。そして、CPU8は、抽出した全ての変移部分を同一画面に配置したときの、画面内における変移部分の分布領域の形状を示す変移データを動画像の特徴(被写体の動きの特徴)を示すデータとして取得する。
次に、CPU8は、ステップS6の処理で取得した変移データに基づいて、表示対象の動画像の種類を判断する(ステップS7)。ステップS7の処理においてCPU8は、ステップS6の処理で取得した変移データにより示される分布領域の形状が、先に説明した第1の変移データ401により示される形状と、第2の変移データ402により示される形状とのどちらの形状により近いかを確認する。
そして、CPU8は、ステップS6の処理で取得した変移データにより示される分布領域の形状が、第1の変移データ401により示される形状により近い場合には、表示対象の動画像が側方動画であると判断する。また、CPU8は、ステップS6の処理で取得した変移データにより示される分布領域の形状が、第2の変移データ402により示される形状により近い場合には、表示対象の動画像が正面動画であると判断する。
つまりステップS6、及びステップS7の処理においてCPU8は、表示対象の動画像から撮影対象者の動作形態をパターン認識することによって、表示対象の動画像が側方動画と正面動画とのいずれであるかを判断する。
引き続き、CPU8は、表示対象の動画像が側方動画であると判断したときには(ステップS7:側方動画)、プログラム記憶部10に記憶されているラインデータ10aに基づいて、第1の指標を構成する第1の斜線101と第2の斜線102との2本の補助ラインを、先頭フレームの画像に重ねて表示部7に表示させる(ステップS8)。
図6(a)は、側方から撮影された撮影対象者Pが表されている側方動画の先頭フレームの画像Gsに、第1の斜線101と第2の斜線102との2本の補助ラインが表示された状態を示す図である。なお、各々の補助ライン(101,102)の表示位置は、図2(a)に示した初期位置である。
また、CPU8は、表示対象の動画像が正面動画であると判断したときには(ステップS7:正面動画)、プログラム記憶部10に記憶されているラインデータ10aに基づいて、第2の指標を構成する第1の横線201及び第2の横線202と、第1の縦線301及び第2の縦線302との4本の補助ラインを、先頭フレームの画像に重ねて表示部7に表示させる(ステップS9)。
図8(a)は、正面から撮影された撮影対象者Pが表されている正面動画の先頭フレームの画像Gsに、第1の横線201及び第2の横線202と、第1の縦線301及び第2の縦線302との4本の補助ラインが表示され状態を示す図である。なお、各々の補助ライン(201,202,301,302)の表示位置は、図2(b)に示した初期位置である。
引き続き、CPU8は、所定のキー操作によってユーザに補助ラインの位置修正と、動画像の再生のいずれかを指示させる。そして、CPU8は、ユーザによって補助ラインの位置修正が指示された場合には(ステップS10:YES)、図5に示したライン位置修正処理を行う(ステップS11)。
ライン位置修正処理において、CPU8は、表示対象の動画像が側方動画であれば(ステップS101:側方動画)、まず、図6(b)に示したように、先頭フレームの画像Gsに重ねて表示している第1の斜線101と第2の斜線102との交点に、円形の位置合わせマークMを表示させる(ステップS102)。
その後、CPU8は、所定のキー操作によってユーザから位置決定指示があるまでの間(ステップS104:NO)、ユーザによる所定のキー操作に応じて、位置合わせマークM、つまり第1の斜線101と第2の斜線102との交点の位置を、両者の交差角度を維持した状態のままで上下左右に移動させる処理を繰り返す(ステップS103)。
なお、その間、ユーザには、図7(a)に示したように、位置合わせマークM(第1の斜線101と第2の斜線102との交点)の位置をクラブヘッドに重なる位置に調整させる。
引き続き、CPU8は、ユーザから位置決定指示があったら(ステップS104:YES)、所定のキー操作によってユーザから角度決定指示があるまでの間(ステップS106:NO)、ユーザによる所定のキー操作に応じて、第1の斜線101と第2の斜線102との傾き角度を、双方の交差位置を固定したまま個別に変更する処理を繰り返す(ステップS105)。
なお、その間、ユーザには、図7(b)に示したように、第1の斜線101がゴルフクラブのシャフトに略平行となり、かつ第2の斜線102が撮影対象者Pの首の付け根を通過する状態となるように、第1の斜線101と第2の斜線102との傾き角度を調整させる。そして、CPU8は、ユーザから角度決定指示があったら(ステップS106:YES)、その時点でライン位置修正処理を終了し、図4のメインフローに戻る。
一方、ライン位置修正処理に際して、CPU8は、表示対象の動画像が正面動画であれば(ステップS101:正面動画)、まず、図8(b)に示したように、先頭フレームの画像Gsに重ねて表示している第1の横線201と第1の縦線301との交点に、円形の位置合わせマークMを表示させる(ステップS107)。
その後、CPU8は、所定のキー操作によってユーザから位置決定指示があるまでの間(ステップS109:NO)、ユーザによる所定のキー操作に応じて、位置合わせマークM、つまり第1の横線201と第1の縦線301との交点の位置を上下左右に移動させる処理を繰り返す(ステップS108)。
なお、その間、ユーザには、図9(a)に示したように、第1の横線201を撮影対象者Pの頭頂部に位置させ、かつ第1の縦線301を撮影対象者Pの右足の外側に位置させるように位置合わせマークMの位置を調整させる。
引き続き、CPU8は、図9(b)に示したように、先頭フレームの画像Gsに重ねて表示している第2の横線202と第2の縦線302との交点に、円形の位置合わせマークMを表示させる(ステップS110)。
その後、CPU8は、所定のキー操作によってユーザから位置決定指示が再度あるまでの間(ステップS112:NO)、ユーザによる所定のキー操作に応じて、位置合わせマークM、つまり第2の横線202と第2の縦線302との交点の位置を上下左右に移動させる処理を繰り返す(ステップS111)。
なお、その間、ユーザには、図10に示したように、第2の横線202をゴルフボールに位置させ、かつ第2の縦線302を撮影対象者Pの左足の外側に位置させるように位置合わせマークMの位置を調整させる。そして、CPU8は、ユーザから位置決定指示があったら(ステップS112:YES)、その時点でライン位置修正処理を終了し、図4のメインフローに戻る。
しかる後、CPU8は、ユーザによって動画像の再生が指示されたら(ステップS12:YES)、表示対象の動画像(側方動画、又は正面動画)を、第1の指標を構成する2本の補助ライン(101,102)、又は第2の指標を構成する4本の補助ライン(201,202,301,302)を表示した状態のままで再生する(ステップS13)。そして、CPU8は、ステップS13の処理で最終フレームの画像を表示した段階で動画処理を終了する。
したがって、ユーザにおいては、ゴルフクラブをスイングする撮影対象者(自己、又は他人)を撮影した動画像の再生時には、動画像の再生に先立って指標の表示を指示すれば、撮影対象者におけるゴルフクラブのスイングフォームの確認を容易に行うことができる。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ1においては、ユーザによって指標の表示が指示された際には、前述したように表示対象の動画像から撮影対象者の動作形態をパターン認識することによって、表示対象の動画像が側方動画と正面動画とのいずれであるかを判断する。そして、表示対象の動画像が側方動画のときには、自動的に第1の指標を重ねた状態で側方動画を表示し、かつ表示対象の動画像が正面動画のときには、自動的に第2の指標を重ねた状態で正面動画を表示する。
そのため、ユーザにおいては、動画像においてゴルフクラブのスイングフォームを解析する際、動画像に重ねて表示させる指標の種類を自ら選択する必要がない。よって、ユーザが動画像においてゴルフクラブのスイングフォームを解析する際の作業性を向上させることができる。
なお、前述した説明においては、便宜上、先頭フレームの画像が、撮影対象者がアドレス(ボールを打つ体勢)に入った時点の画像であることを前提としたが、実際の動画像においては、先頭フレームの画像が、撮影対象者がアドレスに入る以前の画像である場合もある。
係ることから本発明の実施に際しては、CPU8に、例えばステップS2の処理で先頭フレームの画像を表示した後、以下の処理を行わせる構成を採用することが望ましい。すなわち、CPU8には、ユーザから指標の表示指示がある以前に表示対象のフレームの送り操作が行われた場合には、送り操作が行われている間だけ動画像の再生(表示)を行うことによって、ユーザに撮影対象者がアドレスに入った時点のフレーム画像を手動で表示させる処理を行わせることが望ましい。
また、本実施形態においては、動画像に重ねて表示する指標が複数の補助ラインによって構成されるものである場合について説明したが、動画像に重ねて表示する指標は、例えば1本の補助ラインで構成されるものでも構わない。また、指標を1又は複数の補助ラインで構成する場合、補助ラインの形態については任意であり、直線に限らず曲線等でもよいし、破線等であっても構わない。
さらに、動画像に重ねて表示する指標は、動画像に重ねて表示できるもの、つまり二次元情報であれば必ずしも線画である必要はなく、任意の二次元情報に変更することができる。
また、本実施形態においては、動画像に重ねて表示する指標がゴルフクラブのスイングフォームの解析に供するものである場合について説明した。しかし、動画像に重ねて表示する指標は、予め決められている特定の動作の解析に供するものであればよく、例えば野球の投球フォームや、バットのスイングフォーム等の他の動作の解析に供するものであっても構わない。その場合、動画像に重ねて表示する指標の具体的な構成は、解析すべき動作の種類に適したものに変更すればよい。
また、本実施形態においては、動画像に重ねて表示する指標が、ゴルフクラブをスイングする人物を側方から撮影した側方動画に使用する第1の指標と、その人物を正面から撮影した正面動画に使用する第2の指標とである場合について説明した。しかし、本発明の実施に際しては、撮影対象者における異なる種類の動作の解析に供する複数種の指標を予め用意しておき、動画像における撮影対象者の動作の種類に応じた指標を動画像に重ねて表示する構成を採用しても構わない。
その場合には、CPU8に、表示対象の動画像から撮影対象者の動作形態をパターン認識することによって動作の種類を判断し、動作の種類に応じた種類の指標を自動的に動画像に重ねて表示させる処理を行わせればよい。
また、実施形態においては、本発明を動画像の撮影が可能なデジタルカメラに適用した場合について説明した。しかし、本発明は、予め記録されている動画像を再生する機能を備えた装置であれば、動画像の撮影機能を有していないパーソナルコンピュータや、携帯電話端末、さらに、近年、主としてデジタルカメラで撮影された写真を表示するために使用されているデジタルフォトフレーム等の他の装置にも適用することができる。
1 デジタルカメラ
2 撮影光学系
3 撮像部
4 CDS/ADC
5 画像処理部
6 ドライバ
7 表示部
8 CPU
9 ワークメモリ
10 プログラム記憶部
10a ラインデータ
10b 基準変移データ
11 操作入力部
12 外部I/F
13 外部記憶部

Claims (7)

  1. 予め記憶されている動画像を再生する動画再生装置において、
    前記動画像を表示する表示手段と、
    人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識する認識手段と、
    前記表示手段に、前記人物の動作の解析に供する指標であって、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする動画再生装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標として、前記表示手段に前記人物の撮影方向に応じて予め用意されている複数種類の指標のいずれかを重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の動画再生装置。
  3. 前記表示制御手段が前記動作解析用の動画像に重ねて表示手段に表示させる指標は、1又は複数の補助ラインから構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の動画再生装置。
  4. 前記動作解析用の動画像の再生に先立ち、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を、前記動作解析用の動画像を構成するフレーム画像に重ねて前記表示手段に表示させる指標表示手段と、
    前記表示手段に前記フレーム画像に重ねて表示された前記指標を構成する補助ラインの表示位置を使用者の指示に応じて調整する位置調整手段と、を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記表示手段に、前記位置調整手段によって補助ラインの表示位置が調整された後の前記指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の動画再生装置。
  5. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により連続して撮像された一連の画像からなる動画像を記憶する画像記憶手段と、を更に備え、
    前記認識手段は、前記画像記憶手段に記憶されている動画像であって、人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の動画再生装置。
  6. 予め記憶されている動画像であって人物の動作が撮影された動作解析用の動画像の再生に先立ち、当該動画像から人物の動作形態をパターン認識するステップと、
    前記人物の動作の解析に供する指標であって、パターン認識した人物の動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示するステップと
    を含むことを特徴とする動画再生方法。
  7. 予め記憶されている動画像を再生する動画再生装置が有するコンピュータを、
    人物の動作が撮影された動作解析用の動画像から人物の動作形態をパターン認識する認識手段、
    前記動画像を表示する表示手段に、前記人物の動作の解析に供する指標であって、前記認識手段によりパターン認識された動作形態に対応する種類の指標を重ねた状態で前記動作解析用の動画像を表示させる表示制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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