JP2011243043A - 支援プログラム,情報処理装置及び支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報41を格納する第1情報格納部40から、第1情報41を参照し、ストレージアクセス傾向情報に基づいて、ストレージ装置に関して、そのストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報43を格納する第2情報格納部40を参照し、取得された入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する。
【選択図】図1
Description
従来のストレージシステムの設計手法においては、格納するデータのデータサイズに着目して、そのデータサイズに応じた記憶装置をそなえるよう設計を行なっている(例えば、下記特許文献1)
本件の目的の一つは、このような課題に鑑み創案されたもので、入出力性能を考慮したシステム構成を容易に決定できるようにすることである。
(1)要求する入出力性能を満たすストレージシステムを容易に設計することができる。
(2)要求する入出力性能を満たすために必要なストレージ装置の必要数を容易かつ迅速に求めることができる。
図1は実施形態の一例としての支援システム100の構成を模式的に示す図である。
本支援システム100は、ファイルサーバシステム等の、ストレージ装置をそなえたシステム(ストレージシステム)の設計を行なうに際して、このストレージシステムにそなえられるべきストレージ装置の台数を算出することにより、ストレージシステムの設計の支援を行なう機能をそなえている。
本支援システム100は、例えば、コンピュータ(情報処理装置)であって、図1に示すように、CPU10,ROM20,RAM30,HDD(Hard Disk Drive)40,キーボード51,マウス52およびディスプレイ60をそなえている。
HDD40は、CPU10が実行するOS(Operating System)やプログラム(支援プログラム),種々のデータを格納する記憶装置である。このHDD40には、図1に示すように、使い方DB(DataBase)41やアクセスパターン表42,%util/iops表(第2情報,第2パターン情報群)43が格納されている。
使い方DB(第1情報,第1パターン情報群)41は、ファイルサーバ(アプリケーション)に関する使用条件情報に対して、ファイルサーバの運用に実際に用いられたストレージ装置(サンプルストレージ装置)へのアクセス傾向(ストレージアクセス傾向情報,アクセス実績)を対応付けて構成されたデータベース(第1情報)である。
図2に示す例においては、使い方DB41は、一つのエントリ(項,第1パターン)として、ファイルサーバに関する、ファイルサーバアプリケーション名(fileserver),ファイルサーバアプリ版数(fileserver版数),ボリュームサイズ,アクセス範囲,ユーザ数,アクセスパターン,ピークiops(peak iops),用途,OS,OS版数,ファイルシステム名(filesystem)及びファイルシステム版数(filesystem版数)を相互に関連付けている。そして、使い方DB41には、複数のエントリが登録されており、これらの各エントリに対してそれぞれユニークな識別情報(項番)が設定されており、これらの項番により、各エントリを識別することができる。すなわち、使い方DB41が、複数のエントリをそなえる第1パターン情報群として機能している。
ファイルサーバアプリケーション名は、ファイルサーバのアプリケーション名でありファイルサーバサービスを表す。図2に示す例においては、ファイルサーバアプリケーション名としてsambaやNSFが登録されている。ファイルサーバアプリ版数は、ファイルサーバアプリケーションアプリケーションのバージョン(版数)である。
OSはファイルサーバが実行されるコンピュータのOSであり、例えば、Linux(登録商標)や、Windows(登録商標)2003 server等を表す情報が登録される。OS版数はOSのバージョンである。ファイルシステム名(filesystem)は、ファイルサーバによって使用されるファイルシステムであり、ファイルシステム版数(filesystem版数)はその版数である。
用途は、そのサンプルストレージ装置の用途を示す情報であって、サンプルストレージ装置の用途を検索・照合し易い識別情報(用途識別情報)用いて表す。この用途は、予めファイルサーバの管理者等が入力することにより取得される。
アクセスパターンは、その運用時においてサンプルストレージ装置に対して行なわれたディスクアクセス傾向をパターン化した情報であって、例えば、そのパターンを識別するための情報(アクセスパターン名)が登録される。図2に示す例においては、アクセスパターンとして、fileserver A,fileserver Bが登録されている。
アクセスパターンは、図3に示すように、リード及びライトの各ディスクアクセスのそれぞれについて、1回あたりのディスクアクセスサイズ(IOサイズ)毎のアクセス発生比率を表している。すなわち、ファイルサーバの実際の運用に際して、サンプルストレージ装置に対して生じたリードとライトの各ディスクアクセスについて、IOサイズ毎の発生回数を測定・分析し、その結果を統計的に表したものである。
同様に、fileserver Bにおいては、例えば、アクセスサイズ8KBでのリードアクセス(read 8KB)とアクセスサイズ8KBのライトアクセス(write 8KB)とが、それぞれ全体の15%を占めていて最も多い。
なお、本実施形態においては、アクセスパターンを識別するためにfileserver Aやfileserver B等のアクセスパターン名を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、パターン001, 002のようなわかり易い識別情報を用いてもよく、種々変形して実施することができる。
従って、アクセスパターンは、原則として、エントリ毎に異なるものになると考えられる。
そして、使い方DB41に登録されるこれらの情報は、例えば、サーバ運用が安定して行なわれている状態で収集されることが望ましく、又、例えば、所定の期間での平均値を求めて用いることが望ましい。
例えば、ファイルサーバアプリケーション名やボリュームサイズ,ユーザ数及び用途は、サンプルストレージ装置の使用形態を表す使用条件情報(システム要件)である。これらの使用条件情報は、例えば、システム管理者がキーボード51やマウス52を用いて入力することにより取得される。
これらのストレージアクセス傾向情報は、ストレージシステムのCMや管理サーバが、実際にストレージ装置を用いて運用を行なった際に生じたディスクアクセスに基づき、実測もしくは算出することによって取得される。
なお、収集した各情報を使い方DB41に格納する手法は、既知の種々の手法により実現することができ、その詳細な説明は省略する。
使い方DB41は、実行するファイルサーバサービス毎に決まるリード/ライトの割合やIOサイズの分布を表しているとも言える。
この%util/iops表43は、ストレージ装置(ディスクボリューム毎)の性能情報ディスクボリューム上のアクセス位置によるピーク性能傾向である。この%util/iops表43は、ディスク上においてIOが発生する位置や範囲(アクセス位置)を表す情報に対して、そのアクセス位置におけるIOビジー率を表わす情報(%util/iops:入出力付加性能)を関係付けることにより構成されている。
ボリュームサイズは、IOを発生させる論理ボリュームのサイズであり、図4に示す例においては1TBや2TBが登録されている。
%util/iopsは、1iops得るのに必要な%utilである。ここで%utilはIOのビジー率(使用率)を表す指標のひとつであり、Linux(登録商標)ではディスクの利用状況を確認するためのコマンドiostatの出力として求められる。この%utilは、ある時点でのIOリクエストの平均実行時間からピーク性能(iops)を求めておき、それを現在発生しているiopsで除算した値と等価である。この%utilからピーク性能比でどれだけ性能を使っているのかがわかる。
%util/iopsを測定するに際しては、各アクセスパターンを実現するディスクアクセスをシミュレーションプログラム等により作成し、サンプルストレージ装置における、%util/iops表43に登録されたアクセス位置(アクセス開始位置,ボリュームサイズ,アクセス範囲)に対して実際にアクセスを行なって%utilやiopsを測定することにより求める。そして、これらの測定された情報は、図示しないデータ管理部が%util/iops表43に登録する。
RAM30は、種々のデータやプログラムを一時的に格納する記憶領域であって、CPU10がプログラムを実行する際に、データやプログラムを一時的に格納・展開して用いる。又、このRAM30には、HDD40から読み出された使い方DB41や%util/iops表43,アクセスパターン表42が格納される。
キーボード51およびマウス52は、オペレータが種々の情報や指示,選択等の操作入力を行なうために用いる入力装置である。オペレータは、これらのキーボード51やマウス52を用いて、本支援システム100における各種入力を行なう。
CPU10は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、ROM20に格納されたOSやプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU10が支援プログラムを実行することにより、図1に示すように、使用条件情報取得部11,第1取得部12,第2取得部13,算出部14及び出力制御部15として機能する。
図5は実施形態の一例としての支援システム100における入力画面61の例を示す図である。この入力画面61は、ストレージシステムの設計に際して、オペレータが新たに追加するファイルサーバの要件(システム用件)の入力、すなわち、設計対象のファイルサーバシステムに組み込むストレージ装置にかかる使用条件情報の入力に用いられる。
項目605にはファイルシステムが、又、項目606にはファイルシステムの版数がそれぞれ入力される。ここで、ファイルシステムはOS内でファイルと対応するディスク上の位置を管理するモジュールである。ファイルシステムは、アプリケーションからIO要求があったファイルのディスク上の位置を求め、ディスクに対して必要なアクセスを行なう。
この入力画面61の各項目601〜610に入力された情報(使用条件要素)は、RAM30に一時的に格納され、使用条件情報取得部11は、このRAM30に格納された使用条件情報を読み出すことにより取得する。
具体的には、第1取得部12は、使用条件情報取得部11によって取得された使用条件情報に基づいて、使い方DB41に登録された複数のエントリの中から、取得された使用条件情報と一致もしくはほぼ一致する相当するエントリを抽出する。
この第1取得部12によるエントリ選択は、例えば、以下の(1),(2),(3)の順で優先順位を付して行なうことが望ましい。
(2)使い方DB41の各項目のうち、fileserver版数,OS,OS版数,filesystem版数,ボリュームサイズ及びユーザ数が、入力画面61において入力された、ファイルサーバアプリ版数(項目604),OS(項目601),OS版数(項目602),ファイルシステム版数(項目606),ボリュームサイズ(項目609)及びユーザ数(項目608)とそれぞれ一致すること。ただし、一致しない場合には、できるだけ近い値のものを選択する。ここで近い値とは、例えば、版数に関しては、2つの版の間に存在する版の数が少ないことを意味する。
なお、例えば、上記(2),(3)に関し、入力画面61において入力された使用条件要素について、使い方DB41に登録されているデータにおいて完全一致するものがない場合には、例えば、ディスプレイ60等を介して完全一致しない旨の通知をオペレータに対して行なうことが望ましい。
なお、上述した判断手法にかかる優先順位はこれに限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。例えば、OSについての優先順位を上記(2)の代わりに(1)に含めてもよい。
また、第1取得部12は、この被選択エントリから、アクセス範囲及びアクセスパターン、すなわち、ストレージアクセス傾向情報と、ピークiopsを取得する。これらの取得したアクセス範囲,アクセスパターン及びピークiopsは、RAM30等に格納される。
すなわち、第2取得部13は、入力画面61において入力されたボリュームサイズやアクセス範囲及びアクセスパターンに相当するエントリを選択する。又、この際、新規追加するファイルサーバのボリューム上の位置情報も考慮する。
なお、第2取得部13は、%util/iops表43に登録されている複数のエントリの中から、アクセス開始位置や、入力画面61において入力されたボリュームサイズやアクセス範囲及びアクセスパターンに一致するエントリを選択する。又、%util/iops表43においてこれらの情報が完全に一致するエントリがない場合には、例えば、一致している項目数が
多いエレメントを優先して選択したり、数値の差が小さいエレメントを優先的に選択する。これにより、第2取得部13は、%util/iops表43に登録されている複数のエントリの中から、アクセス開始位置や、入力画面61において入力されたボリュームサイズやアクセス範囲及びアクセスパターンに類似(ほぼ一致)するエントリを選択する。
第2取得部13は、これらのディスク領域上のアクセス開始位置,ボリュームサイズ,アクセス範囲及びアクセスパターンが一致もしくはほぼ一致するエントリを%util/iops表43から選択・抽出する。
算出部14は、第2取得部によって取得された%util/iopsに基づいて、ストレージの必要数を算出する。算出部14は、第1取得部12が使い方DB41から取得したピークiopsと、第2取得部13が取得した%util/iopsとに基づき、新たに追加するファイルサーバによるピーク性能の負荷の増加分(増加率)を求める。すなわち、算出部14は、要求性能(ピークiops)を満たすために必要な%utilを求める。
ピーク性能(%util)=ピークiops×%util/iops ・・・(1)
本支援システム100においては、この%utilが既存のシステム負荷による%utilと合わせて100%を超えないようなディスク装置の台数を求め、必要な増設台数を決定する。
{(入力画面で入力されたユーザ数)/(使い方DB41のユーザ数)}
×(使い方DB41のピークiops)=ピーク性能の負荷の増分(%)・・・(2)
すなわち、ピークiopsに対して、ユーザ数に基づく補正演算を行なうのである。
ストレージ装置の必要数は、例えば、以下の式(3)を用いて求める。ただし、小数点以下切り上げとする。
{(ピーク性能負荷の増分+既存システムのストレージ負荷)/100}+1
・・・(3)
なお、「既存システムのストレージ負荷」は、既存のストレージシステムのストレージ装置のビジー率(%util)であり、例えば、所定期間における%utilのピーク値を用いる。
例えば、図7に示すような、ファイルサーバとしてのサービスを提供中の既存システムに対して、更に、新たな論理ボリュームを割り当ててファイルサーバを追加する場合について検討する。
GbE SW901は、イーサネット(登録商標)の規格で接続される複数のネットワーク機器間でのデータの転送制御を行なう切り替えスイッチである。そして、サーバPC1とディスクPC902とはこのGbE SW901を介して相互に接続されている。
ストレージ装置903は、データを読み書き可能に格納する記憶装置であって、例えば、そのディスク全体のデータ容量が2TBであるものとする。このストレージ装置903の先頭位置から500GBまでを領域が論理ボリューム1(パーティション1)として設定され、サーバPC1に割り当てられている。
このような構成をそなえたストレージシステム900において、GbE SW901にサーバPC2を接続し、Sambaで新たなファイルサーバとしてのサービス(新規追加サービス)を提供する場合を例に説明する。
先ず、新たに構築するファイルサーバのシステム要件を明確にする(ステップS10)。明確にするシステム要件としては、例えば、以下のようなものがある。
(a)ディスク装置の種類(ストレージ機種)や領域分割方法(ボリュームサイズ,アクセス開始位置等)
例えば、図7に示す例においては、ボリュームサイズ:1TB,アクセス開始位置:500GBである。なお、ストレージ種類等の他の情報の表示は便宜上、省略する。
例えば、図7に示す例においては、ファイルサーバアプリケーション名:Sambaである。なお、OSやその版数,ファイルサーバアプリケーションの版数等の他の情報の表示は便宜上、省略する。
例えば、図7に示す例においては、ユーザ数:700−1000人,用途:MS-Officeファイルの保存先(共有)である。要求性能は、オペレータが適宜、入力・設定を行なってもよく、又、使い方DB41のピークiopsを用いてもよい。本実施形態においては、要求性能としてピークiopsを用いる例について説明する。
そして、支援装置100において支援プログラムを実行することにより、ディスプレイ60に入力画面61(図5参照)が表示され、上述した(a),(b),(c)の各情報を、キーボード51やマウス52を用いて、この入力画面61から入力する。この入力画面61から入力された各情報は、RAM30等の所定の領域に格納され、使用条件情報取得部11によって取得される(使用条件取得ステップ)。
その後、算出部14が、ステップS10において入力された要求性能(iops)を満たすために必要な%util(ビジー率)を求める。この演算の結果、%utilが100%を超える場合には、算出部14は、要求性能(iops)を満たすためには複数のストレージ装置が必要であると判断し、ストレージ装置の必要台数を算出する(ステップS40;算出ステップ)。
図7に示す例においては、新規追加サービスのユーザ数700−1000に対して、使い方DB41の項番2のエントリのユーザ数は70であるので、算出部14は、ユーザ数に基づく補正演算を行なう。
補正後のピークiops=(700/70)×50=500
この補正後のピークiops500と、ステップS30において取得した%util/iopsにより、ピーク性能(%util)を前記式(1)を用いて求める。すなわち、
ピーク性能=500×0.9
=450%
これにより、図7に示す例においては、サーバPC2によるサービスを新規追加すると負荷450%増加することがわかる。ピーク性能の値が100%を超えると、既存のストレージ装置903ではIO性能要求を満たすことができない。
ストレージの必要数={(450+B)/100}+1
ただし、Bは既存のストレージシステムのストレージ装置のビジー率であり、ストレージの必要数には、算出された値の小数点以下を切り上げた値を用いる。
このように、実施形態の一例としての支援システム100によれば、要求するIO性能を満たすストレージシステムを容易に設計することができ利便性が高い。又、要求するIO性能を満たすための必要なストレージ装置の必要数を容易かつ迅速に求めることができ、IO性能を満たすストレージシステムの設計を定量的に行なうことができ、利便性が高い。
また、使い方DB41として、前記ストレージアクセス傾向を、ファイルサーバの用途や使用環境等の使用条件情報に関連付けて構成することにより、使用条件に応じたストレージシステムを設計することができる。
本支援システム100においては、使い方DB41と%util/iops表43とをそなえることにより、実行するファイルサーバ毎に決まるリード/ライトの割合やIOサイズの分布と、ストレージシステム内でIOが発生する位置や範囲とをIO負荷モデルとして定義している。
また、この定量化の手法として、LinuxでのIOビジー率を表す%utilを用いるとともに、%util/iops表43として、1iops得るのに必要な%util(%util/iops)をIO負荷モデルとIOが発生するIO装置上の位置や範囲に関して定義している。これらにより、本手法の実現を容易にしている。
また、算出部14が、要求性能として、使い方DB41から取得したピークiopsを用いて、ストレージ装置の必要数の算出を行なっている。これにより、ファイルサーバの実際の運用により取得されたピークiopsが要求性能として用いられ、実際の運用に即した要求性能値が設定され、信頼性を向上させることができる。
例えば、上述したHDD40は、CPU10と同一筐体内にそなえられた内蔵ストレージであってもよく、又、CPU10とは別の筐体にそなえられた外付けのストレージであってもよい。又、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して接続されるネットワークストレージであってもよい。
さらに、使い方DB41やアクセスパターン表42,%util/iops表43を、SSD(Solid State Drive:半導体記憶装置)等の他の記憶装置に格納してもよい。
さて、本実施形態にかかる技術を検証すべく、ファイルサーバのIO分析を行なったところ以下の知見が得られた。
(2)IOの内訳は、リード/ライト混在で、IOサイズも4KB前後を中心に1.5KBから64KBまでの範囲で混在している。又、混在の割合はファイルサーバごとに違いが生じる。
(3)リード/ライトの混在の割合やIOサイズの内訳を変化させると、得られるピーク性能値(iops)も変化する。
(4)リード/ライトの混在の割合やIOサイズの内訳をそろえても、IOを発生させるディスクボリューム上の位置や範囲を変化させると、得られるピーク性能値(iops)も変化する。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(付記1)
ストレージ装置をそなえアプリケーションを実行するストレージシステムの設計を支援する支援システムであって、
該アプリケーションに関する使用条件情報に対して、予め該アプリケーションの実行時に収集したストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた、第1情報を格納する第1情報格納部と、
該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部と、
使用条件情報を取得する使用条件情報取得部と、
該使用条件情報取得部によって取得された該使用条件情報に基づいて該第1情報格納部に格納された該第1情報を参照し、該使用条件情報に応じた該ストレージアクセス傾向情報を取得する第1取得部と、
該第1取得部によって取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて該第2情報格納部に格納された該第2情報を参照し、該入出力負荷性能情報を取得する第2取得部と、
該第2取得部によって取得された該入出力負荷情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する算出部とをそなえることを特徴とする、支援システム。
該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該第1取得部が、該使用条件情報取得部によって取得された該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、付記1記載の支援システム。
該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該第2取得部が、該第1取得部によって取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、付記1又は2記載の支援システム。
使用条件情報を取得する使用条件情報取得部と、
該使用条件情報取得部によって取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得する第1取得部と、
該第1取得部によって取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得する第2取得部と、
該第2取得部によって取得された該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する算出部とをそなえることを特徴とする、情報処理装置。
該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該第1取得部が、該使用条件情報取得部によって取得された該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、付記4記載の情報処理装置。
該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該第2取得部が、該第1取得部によって取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、付記4又は5記載の情報処理装置。
ストレージ装置をそなえたストレージシステムの設計を支援する支援方法であって、
使用条件情報を取得し、
取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得し、
該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得し、
該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する、ことを特徴とする、支援方法。
該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該ストレージアクセス傾向情報を取得する処理が、該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、付記7記載の支援方法。
該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該入出力負荷性能情報を取得する処理が、該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、付記7又は8記載の支援方法。
(付記10)
ストレージをそなえたストレージシステムの設計を支援する支援機能をコンピュータに実行させるための支援プログラムであって、
使用条件情報を取得し、
取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得し、
取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得し、
該第2取得部によって取得された該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する処理を該コンピュータに実行させることを特徴とする、支援プログラム。
(付記11)
該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該ストレージアクセス傾向情報を取得する処理が、該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、付記10記載の支援プログラム。
(付記12)
該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該入出力負荷性能情報を取得する処理が、該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、付記10又は11記載の支援プログラム。
ストレージをそなえたストレージシステムの設計を支援する支援機能をコンピュータに実行させるための支援プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該支援プログラムが、
使用条件情報を取得し、
取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得し、
取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得し、
取得された該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する処理を該コンピュータを機能させることを特徴とする、支援プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該ストレージアクセス傾向情報を取得する処理が、該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、付記13記載の支援プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該入出力負荷性能情報を取得する処理が、該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、付記13又は14記載の支援プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
11 使用条件情報取得部
12 第1取得部
13 第2取得部
14 算出部
15 出力制御部
20 ROM
30 RAM
40 HDD(第1情報格納部,第2情報格納部)
41 使い方DB(第1情報)
42 アクセスパターン表
43 %util/iops表(第2情報)
51 キーボード
52 マウス
60 ディスプレイ
61 入力画面
601〜610 入力項目
100 支援システム
900 ストレージシステム
901 GbEスイッチ
902 ディスクPC
903 ストレージ装置
Claims (5)
- ストレージをそなえたストレージシステムの設計を支援する支援機能をコンピュータに実行させるための支援プログラムであって、
使用条件情報を取得し、
取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得し、
取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得し、
取得された該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する、
処理を該コンピュータに実行させることを特徴とする、支援プログラム。 - 該第1情報が、該使用条件情報と該ストレージアクセス傾向情報とを対応付けた第1パターン情報を複数種類そなえた第1パターン情報群であり、
該ストレージアクセス傾向情報を取得する処理が、該使用条件情報に基づき、該第1パターン情報群の中から、該使用条件情報に相当する該第1パターン情報を選択し、当該第1パターン情報の該ストレージアクセス傾向情報を取得することを特徴とする、請求項1記載の支援プログラム。 - 該第2情報が、該ストレージ装置におけるアクセス位置に関するアクセス位置情報と該入出力負荷性能情報とを対応付けた第2パターン情報を複数種類そなえた第2パターン情報群であり、
該入出力負荷性能情報を取得する処理が、該ストレージアクセス傾向情報に基づき、該第2パターン情報群の中から、該ストレージアクセス傾向情報に相当する該第2パターン情報を選択し、当該第2パターン情報の該入出力負荷性能情報を取得することを特徴とする、請求項1又は2記載の支援プログラム。 - 使用条件情報を取得する使用条件情報取得部と、
該使用条件情報取得部によって取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得する第1取得部と、
該第1取得部によって取得された該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得する第2取得部と、
該第2取得部によって取得された該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する算出部とをそなえることを特徴とする、情報処理装置。 - ストレージ装置をそなえたストレージシステムの設計を支援する支援方法であって、
使用条件情報を取得し、
取得された該使用条件情報に基づいて、ストレージに関する使用条件情報に対して、予めアプリケーションの実行時に収集されたストレージ装置におけるストレージアクセス傾向情報を対応付けた第1情報を格納する第1情報格納部から、該第1情報を参照し、該ストレージアクセス傾向情報を取得し、
該ストレージアクセス傾向情報に基づいて、該ストレージ装置に関して、当該ストレージ装置におけるデータアクセス位置に対して、当該データアクセス位置における入出力負荷性能情報を対応付けた第2情報を格納する第2情報格納部を参照し、該入出力負荷性能情報を取得し、
該入出力負荷性能情報に基づいて、該ストレージ装置数を算出する、
ことを特徴とする、支援方法。
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