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JP2011242316A - 線条体の気泡検出装置、線条体の被膜形成装置及び被膜形成方法 - Google Patents

線条体の気泡検出装置、線条体の被膜形成装置及び被膜形成方法 Download PDF

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JP2011242316A
JP2011242316A JP2010116005A JP2010116005A JP2011242316A JP 2011242316 A JP2011242316 A JP 2011242316A JP 2010116005 A JP2010116005 A JP 2010116005A JP 2010116005 A JP2010116005 A JP 2010116005A JP 2011242316 A JP2011242316 A JP 2011242316A
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optical fiber
striatum
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flash
coating
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JP2010116005A
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Inventor
Masayuki Kato
誠幸 加藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】線条体に対して高速で被膜層を形成しつつ、その被膜層における気泡を円滑に検出することが可能な線条体の気泡検出装置、線条体の被膜形成装置及び被膜形成方法を提供する。
【解決手段】光ファイバ1に着色樹脂を塗布する塗布ダイス13と、塗布ダイス13によって塗布された着色樹脂を硬化させる硬化装置14と、被膜液が硬化されて被膜層が形成された光ファイバ1が通される暗室22と、暗室22内を通る光ファイバ1に閃光を間欠的に照射するストロボ23と、暗室22内を通る光ファイバ1をストロボ23の閃光の照射と同期して撮影する撮影装置24と、撮影装置24によって撮影された画像に基づいて被膜層における気泡を検出する制御装置(画像処理部)61とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、光ファイバなどの線条体の表面に形成された被膜層の気泡を検出する気泡検出装置、光ファイバなどの線条体の表面に被膜層を形成する被膜形成装置及び被膜形成方法に関する。
従来、線条体の異常を検出する装置として、撮影カメラで撮影した画像を取り込み、その画像データに対して光ケーブル用スペーサの進行方向に微分処理を行い、さらに所定の閾値を用いて二値化処理を行って、得られた二値化データに従って着色トレーサの異常を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、外径測定器の下方に、照射したレーザーの散乱光から、光ファイバ素線の被覆を構成する樹脂の内部に気泡が生じているか確認する気泡センサを設けた線引装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−2790号公報 特開2005−75664号公報
ガラスファイバを樹脂で被覆した光ファイバには、さらに、その外周に識別用の被膜層を形成して着色することが行われている。このように光ファイバに識別用などの被膜を形成する際に、被膜層に気泡が混入すると、外観が悪化したり、光ファイバの損失が増加したりする。そのため、被膜形成時に気泡の検出を行うことが要求されているが、識別用の被膜形成は、極めて速い線速(例えば、毎分1000m以上)で行われるため、上記特許文献1の技術では、撮影した画像がぶれたりして、気泡検出を良好に行うことが困難であった。また、特許文献2の技術は、照射したレーザーが透過したあとの散乱光を検出する方式であるため、透光性のない被膜層を形成する際の気泡検出には適用できない。
また、形成する識別用の被膜層は、その厚さが極めて薄いため(例えば、10μm以下)、気泡によって形成される凹凸の大きさも極めて小さくなる。したがって、製造ラインに設置された既存の外径測定器やコブ検出器を用いても、被膜層における気泡を良好に検出することは困難であった。
このため、このような識別用の被膜層に生じた気泡を検出するために、識別用の被膜層の形成後にボビンに巻かれた光ファイバの表層部を目視して気泡の有無を検査しているが、ボビンの内周側に巻かれた光ファイバにおける気泡の有無は検査することができなかった。
本発明の目的は、線条体に対して高速で被膜層を形成しつつ、その被膜層における気泡の有無を円滑に検出することが可能な線条体の気泡検出装置、線条体の被膜形成装置及び被膜形成方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の線条体の気泡検出装置は、塗布された被膜液が硬化されて被膜層が形成された線条体が通される暗室と、
前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射する閃光部と、
前記暗室内を通る線条体を前記閃光部の閃光の照射と同期して撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された画像に基づいて前記被膜層における気泡を検出する画像処理部とを有することを特徴とする。
また、本発明の線条体の被膜形成装置は、線条体に被膜液を塗布する塗布部と、前記塗布部によって塗布された前記被膜液を硬化させる硬化部とを備え、
前記被膜液が硬化されて被膜層が形成された線条体が通される暗室と、
前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射する閃光部と、
前記暗室内を通る線条体を前記閃光部の閃光の照射と同期して撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された画像に基づいて前記被膜層における気泡を検出する画像処理部とを有することを特徴とする。
また、本発明の線条体の被膜形成方法は、線条体に被膜液を塗布して硬化させて被膜層を形成し、
前記被膜層が形成された線条体を暗室内へ通し、
前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射するとともに、閃光の照射と同期させて線条体を撮影し、
撮影した画像を画像処理することにより前記被膜層における気泡を検出し、気泡が存在する箇所を除去することを特徴とする。
本発明によれば、線条体に高速で被膜層を形成する際に、間欠的かつ瞬間的に撮影した画像に基づいて、光ファイバの表面を連続観察するので、被膜層における気泡の有無を円滑かつ高精度に検出することができる。また、透過型の検出器によって気泡を検出するものと比較して、線条体に形成する被膜層の透光性の有無に関わらず、確実に気泡の有無を検出することができる。
すなわち、線条体に対して高速で被膜層を形成しつつ、その被膜層における気泡の有無を円滑かつ高精度に検出することができ、気泡を有する異常部の流出を極力少なくすることができる。
本実施形態に係る線条体の気泡検出装置を含む被膜形成装置の概略構成図である。 被膜形成装置に設けられた気泡検出装置の内部構造を示す概略構成図である。 光ファイバの被膜層に形成される気泡の一例を示す光ファイバの平面図である。
以下、本発明に係る線条体の気泡検出装置、線条体の被膜形成装置及び被膜形成方法の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、線条体として光ファイバを例示し、光ファイバに着色樹脂からなる被膜層を形成する場合を例示して説明する。
図1に示すように、被膜形成装置11は、光ファイバ(線条体)1が巻回されたサプライボビン12を有している。このサプライボビン12からは、高速(1000m/分)で光ファイバ1が引き出される。このサプライボビン12から引き出される光ファイバ1は、コア及びクラッドを有するガラスファイバの外周に樹脂を被覆したものである。
このサプライボビン12の下流側には、塗布ダイス(塗布部)13、硬化装置(硬化部)14及び外径測定装置15が順に設けられており、光ファイバ1は、ガイドローラ16,17によって塗布ダイス13へ案内される。
塗布ダイス13は、光ファイバ1に被膜液として着色樹脂を塗布するものであり、この塗布ダイス13を通過することにより、光ファイバ1には、その外周に着色樹脂が薄く塗布される。この着色樹脂は、紫外線硬化型の樹脂であり、約5μm程度の厚さにコーティングされる。
硬化装置14は、塗布ダイス13によって光ファイバ1の外周に塗布された着色樹脂に紫外線を照射して硬化させるものである。着色樹脂が塗布された光ファイバ1がこの硬化装置14を通過することにより、着色樹脂が硬化され、光ファイバ1の表面に着色樹脂からなる被膜層が定着して形成される。
硬化装置14の下流側に設けられた外径測定装置15は、外周に着色樹脂の被膜層が形成された光ファイバ1の外径を、レーザーによって測定する測定器である。
この外径測定装置15の下流側には、気泡検出装置21が設けられている。この気泡検出装置21は、図2に示すように、暗室22を有しており、この暗室22内に、被膜層が形成された光ファイバ1が通される。この暗室22内には、ストロボ(閃光部)23が設けられている。このストロボ23は、暗室22内を通過する光ファイバ1に向かって間欠的に閃光を照射する。このストロボ23の閃光の照射間隔としては、例えば、0.2秒とされている。
また、この暗室22内には、例えば、CCDカメラ等の撮影装置(撮影部)24が設けられている。この撮影装置24は、暗室22内を通過する光ファイバ1を含む所定範囲を撮影するものであり、ストロボ23の閃光の照射と同期して光ファイバ1を撮影する。すなわち、この撮影装置24は、ストロボ23の閃光の照射のタイミングに合わせて、例えば、0.2秒間隔で光ファイバ1を含む所定範囲を撮影する。なお、この撮影装置24のシャッタースピードとしては、1/120秒程度とされている。
この気泡検出装置21の下流側には、光ファイバ1の表面の凹凸を検出する凹凸検出装置31が設けられており、気泡検出装置21を通過した光ファイバ1が、ガイドローラ32によって凹凸検出装置31へ案内される。
この凹凸検出装置31の下流側には、キャプスタン35が設けられており、凹凸検出装置31を通過した光ファイバ1が、ガイドローラ36,37によってキャプスタン35へ案内される。このキャプスタン35は、光ファイバ1を、所定の張力を付与しつつ下流側へ引っ張る。
このキャプスタン35の下流側には、スクリーニング装置41が設けられており、このスクリーニング装置41には、キャプスタン35から光ファイバ1が送り込まれる。このスクリーニング装置41は、スクリーニングローラ42と、ガイドローラ43と、張力検出器45とを有している。
キャプスタン35から送り込まれた光ファイバ1は、ガイドローラ43に巻回された後、スクリーニングローラ42に巻き付けられている。スクリーニングローラ42は、その表面の摩擦力で光ファイバ1を引き取り、キャプスタン35との間で所定のスクリーニング張力を発生させる。また、張力検出器45は、ガイドローラ43とスクリーニングローラ42との間に設けられており、光ファイバ1の張力を検出する。
スクリーニング装置41の下流側には、巻取ボビン51が設けられており、スクリーニング装置41から送り出される光ファイバ1がガイドローラ52,53,54に案内されて巻取ボビン51へ導かれる。そして、光ファイバ1は、巻取ボビン51に巻き取られる。
また、被膜形成装置11は制御装置61を備えており、この制御装置61には、外径測定装置15、気泡検出装置21及び凹凸検出装置31が接続されている。制御装置61は、外径測定装置15、気泡検出装置21及び凹凸検出装置31からの検出信号に基づいて、光ファイバ1の外径異常、光ファイバ1の被膜層における気泡及び光ファイバ1の凹凸の有無を判断する。
次に、上記の被膜形成装置11によって光ファイバ1に被膜層を形成する場合について説明する。
線速1000m/分でサプライボビン12から引き出される光ファイバ1に対して、この光ファイバ1を塗布ダイス13へ通すことにより、識別用の着色樹脂を塗布し、さらに、硬化装置14へ光ファイバ1を通すことにより、塗布した着色樹脂を硬化させる。
その後、外径測定装置15、気泡検出装置21及び凹凸検出装置31によって、それぞれ光ファイバ1の外径異常の検出、光ファイバ1に形成させた着色樹脂からなる被膜層における気泡の検出及び光ファイバ1の凹凸の検出を行い、キャプスタン35、スクリーニング装置41を介して巻取ボビン51に巻き取る。
気泡検出装置21では、気泡検出装置21の暗室22を通過する光ファイバ1に対して、ストロボ23によって、例えば、0.2秒間隔で間欠的に閃光を照射するとともに、このストロボ23の閃光の照射と同期させて撮影装置24によって1/120秒程度のシャッタースピードで光ファイバ1を含む暗室22内を撮影する。この気泡検出装置21の撮影装置24の撮影データは、制御装置61に送信され、この制御装置61を構成する画像処理部によって光ファイバ1の被膜層における気泡の有無が判定される。
制御装置61の画像処理部では、例えば、光ファイバ1を幅1mm、長さ3mmの範囲で撮影した画像ブロック中において、気泡部分での乱反射によって生じる輝点の数を計数し、その計数値が閾値以上であれば、光ファイバ1に図3に示す気泡Bが存在していると判定する。
そして、制御装置61は、光ファイバ1に気泡が存在していると判定した場合に、光ファイバ1の被膜形成ラインを停止し、例えば、警報等によって作業者に知らせる。もしくは、光ファイバ1の全長のうち気泡が存在している長さの範囲を制御装置61内に記憶しておき、巻取ボビン51に巻き取った後、適宜その範囲の光ファイバ1を除去できるようにする。
その後の工程で、巻取ボビン51から他のボビンに巻き替える際等に、気泡が存在している範囲の光ファイバ1を除去する。
このように、上記実施形態によれば、光ファイバ1に高速で被膜層を形成する際に、間欠的にかつ瞬間的に撮影した画像に基づいて光ファイバ1の表面を連続観察するので、被膜層における気泡を円滑かつ高精度に検出することができる。また、透過型の検出器によって気泡を検出する方法と比較して、光ファイバ1に形成する被膜層の透光性の有無に関わらず、確実に気泡を検出することができる。
つまり、光ファイバ1に対して高速で被膜を形成しつつ、その被膜における気泡を円滑かつ迅速に検出することができ、気泡を有する異常部の流出を極力少なくすることができる。
なお、気泡検出装置21の撮影装置24は、複数設けても良い。複数の撮影装置24を設けて複数方向(例えば直交する3軸方向)から光ファイバ1を含む暗室22内を撮影すれば、光ファイバ1の被膜層における気泡をさらに精度良く検出することができる。
また、上記実施形態では、光ファイバ1からなる線条体に着色樹脂からなる被膜液を塗布して被膜を形成する場合を例にとって説明したが、線条体としては光ファイバに限定されることなく、電線等であっても良い。また、線条体に塗布する被膜液としては、流動性を有し固化可能な物質であれば良い。
なお、上記実施形態では、サプライボビン12から引き出される光ファイバ1に対して着色樹脂の被膜を形成する着色工程において、気泡検出装置21で被膜における気泡の検出を行うようにしたが、ガラスファイバ母材からガラスファイバを線引きし、その後、ガラスファイバへ樹脂を被覆する光ファイバの線引工程において、ガラスファイバへ樹脂を被覆した後でボビンに巻き取られるまでの間に、引き続き塗布ダイス13及び硬化装置14によって被膜を形成し、気泡検出装置21によって被膜における気泡の検出を行うようにしても良い。また、線引工程で被覆した被覆層の表面に生じた気泡を検出することとしても良い。
1:光ファイバ(線条体)、11:被膜形成装置、13:塗布ダイス(塗布部)、14:硬化装置(硬化部)、21:気泡検出装置、22:暗室、23:ストロボ(閃光部)、24:撮影装置(撮影部)、61:制御装置(画像処理部)

Claims (3)

  1. 塗布された被膜液が硬化されて被膜層が形成された線条体が通される暗室と、
    前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射する閃光部と、
    前記暗室内を通る線条体を前記閃光部の閃光の照射と同期して撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された画像に基づいて前記被膜層における気泡を検出する画像処理部とを有することを特徴とする線条体の気泡検出装置。
  2. 線条体に被膜液を塗布する塗布部と、前記塗布部によって塗布された前記被膜液を硬化させる硬化部とを備え、
    前記被膜液が硬化されて被膜層が形成された線条体が通される暗室と、
    前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射する閃光部と、
    前記暗室内を通る線条体を前記閃光部の閃光の照射と同期して撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された画像に基づいて前記被膜層における気泡を検出する画像処理部とを有することを特徴とする線条体の被膜形成装置。
  3. 線条体に被膜液を塗布して硬化させて被膜層を形成し、
    前記被膜層が形成された線条体を暗室内へ通し、
    前記暗室内を通る線条体に閃光を間欠的に照射するとともに、閃光の照射と同期させて線条体を撮影し、
    撮影した画像を画像処理することにより前記被膜層における気泡を検出し、気泡が存在する箇所を除去することを特徴とする線条体の被膜形成方法。
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