JP2011138019A - 投写型映像表示装置及び画像調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することを可能とする投写型映像表示装置及び画像調整方法を提供する。
【解決手段】投写型映像表示装置100は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を表示するように構成される。投写型映像表示装置100は、記憶テストパターン画像における3つ以上の交点及び撮像テストパターン画像における3つ以上の交点に基づいて、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出する。投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、投写面400上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力するように構成される。
【選択図】図3
【解決手段】投写型映像表示装置100は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を表示するように構成される。投写型映像表示装置100は、記憶テストパターン画像における3つ以上の交点及び撮像テストパターン画像における3つ以上の交点に基づいて、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出する。投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、投写面400上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力するように構成される。
【選択図】図3
Description
本発明は、光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写ユニットとを有する投写型映像表示装置及び画像調整方法に関する。
従来、光源から出射される光を変調する光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写する投写ユニットとを備える投写型映像表示装置が知られている。
ここで、投写型映像表示装置と投写面との位置関係によっては、投写面上に投写される映像の形状が歪んでしまう。
これに対して、以下の手順で映像形状を調整する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。第1に、投写型映像表示装置は、長方形形状のテストパターン画像を投写面上に投写する、第2に、投写型映像表示装置は、投写面上に投写されたテストパターン画像を撮像して、投写面におけるテストパターン画像の4隅の座標を特定する。第3に、投写型映像表示装置は、投写面におけるテストパターン画像の4隅の座標に基づいて、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定して、投写面上に投写される映像の形状を補正する。
或いは、投写型映像表示装置と投写面との位置関係に応じて、投写型映像表示装置の移動方向(回転方向)をガイドする情報を投写面上に投写する投写型映像表示装置も提案されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、上述した技術では、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定するために、投写面上に投写されたテストパターン画像全体の撮像画像を一時的に格納するフレームバッファが必要である。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することを可能とする投写型映像表示装置及び画像調整方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る投写型映像表示装置は、光源(光源10)から出射される光を変調するように構成された光変調素子(液晶パネル50)と、前記光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写ユニット(投写ユニット110)とを有する。投写型映像表示装置は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を表示するように前記光変調素子を制御するように構成された素子制御部(素子制御部270)と、前記投写面上に投写された前記テストパターン画像を撮像するように構成された撮像装置から、前記テストパターン画像における所定読み出し方向に沿って前記テストパターン画像の撮像画像を順に読み出すように構成された読み出し部(読み出し部230)と、前記読み出し部によって前記所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、前記撮像画像における3つ以上の交点を取得する取得部(取得部240)と、前記テストパターン画像における3つ以上の交点及び前記撮像画像における3つ以上の交点に基づいて、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係を算出する算出部(算出部250)と、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係に応じて、前記投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力する出力部(生成部260、素子制御部270)とを備える。前記3つ以上の線分は、前記所定読み出し方向に対して傾きを有する。
第1の特徴において、投写型映像表示装置は、前記投写型映像表示装置及び前記投写面のうち、いずれの配置を調整可能であるかを特定する特定部(特定部280)をさらに備える。前記ガイド情報は、前記投写型映像表示装置及び前記投写面のうち、いずれの配置を調整すべきかを示す情報を含む。
第2の特徴に係る画像調整方法は、投写型映像表示装置によって投写面上に投写される映像の形状を調整する方法である。画像調整方法は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を前記投写面上に投写するステップと、前記投写面上に表示された前記テストパターン画像を撮像するように構成された撮像装置から、前記テストパターン画像における所定読み出し方向に沿って前記テストパターン画像の撮像画像を順に読み出すステップと、前記撮像装置から前記所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、前記撮像画像における3つ以上の交点を取得するステップと、前記テストパターン画像における3つ以上の交点及び前記撮像画像における3つ以上の交点に基づいて、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係を算出するステップと、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係に応じて、前記投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力するステップとを備える。前記3つ以上の線分は、前記所定読み出し方向に対して傾きを有する。
本発明によれば、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することを可能とする投写型映像表示装置及び画像調整方法を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
投写型映像表示装置は、光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写ユニットとを有する。
投写型映像表示装置は、光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写ユニットとを有する。
投写型映像表示装置は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を表示するように光変調素子を制御するように構成された素子制御部と、投写面上に投写されたテストパターン画像を撮像するように構成された撮像装置から、テストパターン画像における所定読み出し方向に沿ってテストパターン画像の撮像画像を順に読み出すように構成された読み出し部と、読み出し部によって所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、撮像画像における3つ以上の交点を取得する取得部と、テストパターン画像における3つ以上の交点及び撮像画像における3つ以上の交点に基づいて、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を算出する算出部と、投写型映像表示装置と投写面との位置関係に応じて、投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力する出力部とを備える。3つ以上の線分は、所定読み出し方向に対して傾きを有する。
実施形態では、テストパターン画像は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分を含んでおり、3つ以上の線分は、所定読み出し方向に対して傾きを有する。従って、ラインバッファのみによって、撮像画像における3つ以上の交点を取得することができる。すなわち、フレームバッファを必要とせずに、ラインバッファのみによって、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を算出することができる。従って、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することができる。
実施形態では、投写型映像表示装置は、投写型映像表示装置と投写面との位置関係に応じて、投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力するように構成される。従って、ユーザは、ガイド情報を参照しながら、投写型映像表示装置と投写面との位置関係を容易に調整することができる。
なお、ガイド情報は、投写型映像表示装置の配置或いは投写面の配置を調整するようにガイドする情報、フォーカス位置を調整するようにガイドする情報、ズーム倍率を調整するようにガイドする情報などである。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略を示す図である。
(投写型映像表示装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100には、撮像装置300が設けられる。また、投写型映像表示装置100は、投写面400上に映像光を投写する。
撮像装置300は、投写面400を撮像するように構成される。すなわち、撮像装置300は、投写型映像表示装置100によって投写面400上に投写された映像光の反射光を検出するように構成される。撮像装置300は、投写型映像表示装置100に内蔵されていてもよく、投写型映像表示装置100と併設されていてもよい。
投写面400は、スクリーンなどによって構成される。投写型映像表示装置100が映像光を投写可能な範囲(投写可能範囲410)は、投写面400上に形成される。また、投写面400は、スクリーンの外枠などによって構成される表示枠を有する。
第1実施形態では、投写型映像表示装置100の光軸Nが投写面400の法線Mと一致しないケースについて例示する。例えば、光軸Nと法線Mとが角度θを構成するケースについて例示する。
すなわち、第1実施形態では、光軸Nが法線Mと一致しないため、投写可能範囲410(投写面400上に表示される映像)が歪んでしまう。第1実施形態では、このような投写可能範囲410の歪みを補正する方法について主として説明する。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図2に示すように、投写型映像表示装置100は、投写ユニット110と、照明装置120とを有する。
投写ユニット110は、照明装置120から出射された映像光を投写面(不図示)上などに投写する。
第1に、照明装置120は、光源10と、UV/IRカットフィルタ20と、フライアイレンズユニット30と、PBSアレイ40と、複数の液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50B)と、クロスダイクロイックプリズム60とを有する。
光源10は、白色光を発する光源(例えば、UHPランプやキセノンランプ)などである。すなわち、光源10が発する白色光は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを含む。
UV/IRカットフィルタ20は、可視光成分(赤成分光R、緑成分光G及び青成分光B)を透過する。UV/IRカットフィルタ20は、赤外光成分や紫外光成分を遮光する。
フライアイレンズユニット30は、光源10が発する光を均一化する。具体的には、フライアイレンズユニット30は、フライアイレンズ31及びフライアイレンズ32によって構成される。フライアイレンズ31及びフライアイレンズ32は、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源10が発する光が液晶パネル50の全面に照射されるように、光源10が発する光を集光する。
PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光をS偏光(又はP偏光)に揃える。
液晶パネル50Rは、赤出力信号Routに基づいて赤成分光Rを変調する。液晶パネル50Rに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Rが設けられている。液晶パネル50Rから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Rが設けられている。
液晶パネル50Gは、緑出力信号Goutに基づいて緑成分光Gを変調する。液晶パネル50Gに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Gが設けられる。一方で、液晶パネル50Gから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Gが設けられる。
液晶パネル50Bは、青出力信号Boutに基づいて青成分光Bを変調する。液晶パネル50Bに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Bが設けられる。一方で、液晶パネル50Bから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Bが設けられる。
なお、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutは、映像出力信号を構成する。映像出力信号は、1フレームを構成する複数の画素毎の信号である。
ここで、各液晶パネル50には、コントラスト比や透過率を向上させる補償板(不図示)が設けられていてもよい。また、各偏光板は、偏光板に入射する光の光量や熱負担を軽減させるプリ偏光板を有していてもよい。
クロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50Bから出射される光を合成する色合成部を構成する。クロスダイクロイックプリズム60から出射された合成光は、投写ユニット110に導かれる。
第2に、照明装置120は、ミラー群(ミラー71〜ミラー76)及びレンズ群(レンズ81〜レンズ85)を有する。
ミラー71は、青成分光Bを透過して、赤成分光R及び緑成分光Gを反射するダイクロイックミラーである。ミラー72は、赤成分光Rを透過して、緑成分光Gを反射するダイクロイックミラーである。ミラー71及びミラー72は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを分離する色分離部を構成する。
ミラー73は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを反射して、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bをミラー71側に導く。ミラー74は、青成分光Bを反射して、青成分光Bを液晶パネル50B側に導く。ミラー75及びミラー76は、赤成分光Rを反射して、赤成分光Rを液晶パネル50R側に導く。
レンズ81は、PBSアレイ40から出射された光を集光するコンデンサレンズである。レンズ82は、ミラー73で反射された光を集光するコンデンサレンズである。
レンズ83Rは、液晶パネル50Rに赤成分光Rが照射されるように、赤成分光Rを略平行光化する。レンズ83Gは、液晶パネル50Gに緑成分光Gが照射されるように、緑成分光Gを略平行光化する。レンズ83Bは、液晶パネル50Bに青成分光Bが照射されるように、青成分光Bを略平行光化する。
レンズ84及びレンズ85は、赤成分光Rの拡大を抑制しながら、液晶パネル50R上に赤成分光Rを略結像するリレーレンズである。
(制御ユニットの構成)
以下において、第1実施形態に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る制御ユニット200を示すブロック図である。制御ユニット200は、投写型映像表示装置100に設けられており、投写型映像表示装置100を制御する。
以下において、第1実施形態に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る制御ユニット200を示すブロック図である。制御ユニット200は、投写型映像表示装置100に設けられており、投写型映像表示装置100を制御する。
なお、制御ユニット200は、映像入力信号を映像出力信号に変換する。映像入力信号は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binによって構成される。映像出力信号は、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutによって構成される。映像入力信号及び映像出力信号は、1フレームを構成する複数の画素毎に入力される信号である。
図3に示すように、制御ユニット200は、映像信号受付部210と、記憶部220と、読み出し部230と、取得部240と、算出部250と、生成部260と、素子制御部270とを有する。
映像信号受付部210は、DVDやTVチューナなどの外部装置(不図示)から映像入力信号を受付ける。
記憶部220は、各種情報を記憶する。具体的には、記憶部220は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を記憶する。また、3つ以上の線分は、所定読み出し方向に対して傾きを有する。
なお、所定読み出し方向は、テストパターン画像を構成する所定ラインの向きである。後述するように、読み出し部230は、撮像装置300によって撮像された撮像画像のうち、テストパターン画像を構成する所定ライン毎に、所定ラインに対応する撮像画像をラインバッファに読み出すことに留意すべきである。
以下において、テストパターン画像の一例について、図4〜図6を参照しながら説明する。図4〜図6に示すように、テストパターン画像は、4つの交点(Ps1〜Ps4)を構成する4つの線分(Ls1〜Ls4)の少なくとも一部分を構成する画像である。第1実施形態では、4つの線分(Ls1〜Ls4)は、濃淡或いは明暗の差(エッジ)によって表される。
詳細には、図4に示すように、テストパターン画像は、黒の背景及び白抜きの菱形であってもよい。ここで、白抜きの菱形の4辺は、4つの線分(Ls1〜Ls4)の少なくとも一部分を構成する。なお、4つの線分(Ls1〜Ls4)は、所定読み出し方向(水平方向)に対して傾きを有する。
或いは、図5に示すように、テストパターン画像は、黒の背景及び白抜きの線分であってもよい。白抜きの線分は、図4に示す白抜きの菱形の4辺の一部分を構成する。ここで、白抜きの線分は、4つの線分(Ls1〜Ls4)の少なくとも一部分を構成する。なお、4つの線分(Ls1〜Ls4)は、所定読み出し方向(水平方向)に対して傾きを有する。
或いは、図6に示すように、テストパターン画像は、黒の背景及び1対の白抜きの三角形であってもよい。ここで、1対の白抜きの三角形の2辺は、4つの線分(Ls1〜Ls4)の少なくとも一部分を構成する。なお、4つの線分(Ls1〜Ls4)は、所定読み出し方向(水平方向)に対して傾きを有する。
或いは、図7に示すように、テストパターン画像は、黒の背景及び白抜きの線分であってもよい。ここで、白抜きの線分は、4つの線分(Ls1〜Ls4)の少なくとも一部分を構成する。図7に示すように、4つの線分(Ls1〜Ls4)によって構成される4つの交点(Ps1〜Ps4)は、投写可能範囲410の外側に設けられてもよい。なお、4つの線分(Ls1〜Ls4)は、所定読み出し方向(水平方向)に対して傾きを有する。
読み出し部230は、撮像装置300から撮像画像を読み出す。具体的には、読み出し部230は、撮像装置300から、テストパターン画像における所定読み出し方向に沿ってテストパターン画像の撮像画像を順に読み出す。言い換えると、読み出し部230は、ラインバッファを有しており、撮像装置300によって撮像された撮像画像のうち、テストパターン画像を構成する所定ライン毎に、所定ラインに対応する撮像画像をラインバッファに読み出す。すなわち、読み出し部230は、フレームバッファを必要としないことに留意すべきである。
取得部240は、読み出し部230によって所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、撮像画像における3つ以上の交点を取得する。
具体的には、取得部240は、以下の手順によって、撮像画像における3つ以上の交点を取得する。ここでは、テストパターン画像が図4に示す画像(白抜きの菱形)であるケースについて例示する。
第1に、取得部240は、図8に示すように、読み出し部230によってラインバッファに読み出された撮像画像に基づいて、濃淡或いは明暗の差(エッジ)を有する点群Pedgeを取得する。すなわち、取得部240は、テストパターン画像の白抜きの菱形の4辺に対応する点群Pedgeを取得する。
第2に、取得部240は、図9に示すように、点群Pedgeに基づいて、撮像画像における4つの線分(Lt1〜Lt4)を取得する。すなわち、取得部240は、テストパターン画像における4つの線分(Ls1〜Ls4)に対応する4つの線分(Lt1〜Lt4)を取得する。
第3に、取得部240は、図9に示すように、4つの線分(Lt1〜Lt4)に基づいて、撮像画像における4つの交点(Pt1〜Pt4)を取得する。すなわち、取得部240は、テストパターン画像における4つの交点(Ps1〜Ps4)に対応する4つの交点(Pt1〜Pt4)を取得する。
算出部250は、テストパターン画像における3つ以上の交点(例えば、Ps1〜Ps4)及び撮像画像における3つの交点(例えば、Pt1〜Pt4)に基づいて、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出する。具体的には、算出部250は、投写型映像表示装置100(投写ユニット110)の光軸Nと投写面400の法線Mとのずれ量を算出する。
なお、以下においては、記憶部220に記憶されたテストパターン画像を記憶テストパターン画像と称する。撮像画像に含まれるテストパターン画像を撮像テストパターン画像と称する。投写面400に投写されたテストパターン画像を投写テストパターン画像と称する。
第1に、算出部250は、投写テストパターン画像における4つの交点(Pu1〜Pu4)の座標を算出する。ここでは、記憶テストパターン画像の交点Ps1、撮像テストパターン画像の交点Pt1、投写テストパターン画像の交点Pu1を例に挙げて説明する。交点Ps1、交点Pt1及び交点Pu1は、互いに対応する交点である。
以下において、交点Pu1の座標(Xu1,Yu1,Zu1)の算出方法について、図10を参照しながら説明する。交点Pu1の座標(Xu1,Yu1,Zu1)は、投写型映像表示装置100の焦点Osを原点とする3次元空間における座標であることに留意すべきである。
(1)算出部250は、記憶テストパターン画像の2次元平面における交点Ps1の座標(xs1,ys1)について、投写型映像表示装置100の焦点Osを原点とする3次元空間における交点Ps1の座標(Xs1,Ys1,Zs1)に変換する。具体的には、交点Ps1の座標(Xs1,Ys1,Zs1)は、以下の式によって表される。
なお、Asは、3×3の変換行列であり、キャリブレーション等の前処理によって予め取得することが可能である。すなわち、Asは、既知のパラメータである。
ここでは、投写型映像表示装置100の光軸方向に垂直な面がXs軸及びYs軸で表されており、投写型映像表示装置100の光軸方向がZs軸で表されている。
同様に、算出部250は、撮像テストパターン画像の2次元平面における交点Pt1の座標(xt1,yt1)について、撮像装置300の焦点Otを原点とする3次元空間における交点Pt1の座標(Xt1,Yt1,Zt1)に変換する。
なお、Atは、3×3の変換行列であり、キャリブレーション等の前処理によって予め取得することが可能である。すなわち、Atは、既知のパラメータである。
ここでは、撮像装置300の光軸方向に垂直な面がXt軸及びYt軸で表されており、撮像装置300の向き(撮像方向)がZt軸で表されている。このような座標空間において、撮像装置300の向き(撮像方向)の傾き(ベクトル)は既知であることに留意すべきである。
(2)算出部250は、交点Ps1と交点Pu1とを結ぶ直線Lvの式を算出する。同様に、算出部250は、交点Pt1と交点Pu1とを結ぶ直線Lwの式を算出する。なお、直線Lv及び直線Lwの式は、以下のように表される。
なお、投写型映像表示装置100の光軸及び撮像装置300の向き(撮像方向)は既知であるため、回転成分を示すパラメータRは既知である。同様に、投写型映像表示装置100及び撮像装置300の相対位置が既知であるため、並進成分を示すパラメータTも既知である。
(4)算出部250は、式(3)及び式(5)に基づいて、直線Lv及び直線Lw’の交点(すなわち、交点Pu1)における媒介変数Ks及びKtを算出する。続いて、算出部250は、交点Ps1の座標(Xs1,Ys1,Zs1)及びKsに基づいて、交点Pu1の座標(Xu1,Yu1,Zu1)の座標を算出する。或いは、算出部250は、交点Pt1の座標(Xt1,Yt1,Zt1)及びKtに基づいて、交点Pu1の座標(Xu1,Yu1,Zu1)の座標を算出する。
これによって、算出部250は、交点Pu1の座標(Xu1,Yu1,Zu1)を算出する。同様に、算出部250は、交点Pu2の座標(Xu2,Yu2,Zu2)、交点Pu3の座標(Xu3,Yu3,Zu3)、交点Pu4の座標(Xu4,Yu4,Zu4)を算出する。
第2に、算出部250は、投写面400の法線Mのベクトルを算出する。具体的には、算出部250は、交点Pu1〜交点Pu4のうち、少なくとも3つの交点の座標を用いて、投写面400の法線Mのベクトルを算出する。投写面400の式は、以下の式によって表され、パラメータk1、k2、k3は、投写面400の法線Mのベクトルを表している。
これによって、算出部250は、投写型映像表示装置100の光軸Nと投写面400の法線Mとのずれ量を算出することができる。すなわち、算出部250は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出することができる。
生成部260は、投写型映像表示装置100の配置又は投写面400の配置を調整するようにガイドするガイド情報を生成する。
第1に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、ガイド情報を生成する。ここで、ガイド情報は、投写面400上に投写される映像の形状を修正するための画像である。
例えば、ガイド情報は、図11に示すように、投写面400(スクリーン)の向きを変更するようにガイドする画像である。或いは、ガイド情報は、図12に示すように、投写型映像表示装置100の向きを変更するようにガイドする画像である。なお、図11では、投写型映像表示装置100の上方から見た場合に、投写面400が投写型映像表示装置100に対して時計回りにずれているケースにおけるガイド情報が例示されている。また、図12では、投写型映像表示装置100の上方から見た場合に、投写型映像表示装置100が投写面400に対して反時計回りにずれているケースにおけるガイド情報が例示されている。
第2に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400に設けられた表示枠との位置関係に基づいて、ガイド情報を生成してもよい。ここで、ガイド情報は、投写面400上に投写される映像の位置を修正するための画像である。或いは、ガイド情報は、投写面400上に投写される映像のサイズを修正するための画像である。
例えば、ガイド情報は、図13に示すように、投写面400(スクリーン)の位置(左右方向)を変更するようにガイドする画像である。或いは、ガイド情報は、図14に示すように、投写型映像表示装置100の(左右方向)を変更するようにガイドする画像である。なお、図13及び図14では、投写面400に投写される映像が表示枠に対して左側にはみ出しているケースにおけるガイド情報が例示されている。
又は、ガイド情報は、図15に示すように、投写面400(スクリーン)の位置(前後方向)を変更するようにガイドする画像である。或いは、ガイド情報は、図16に示すように、投写型映像表示装置100の(前後方向)を変更するようにガイドする画像である。なお、図15及び図16では、投写面400に投写される映像が表示枠に対して小さいケースにおけるガイド情報が例示されている。
第3に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係及び投写型映像表示装置100と投写面400に設けられた表示枠との位置関係に基づいて、ガイド情報を生成してもよい。
例えば、ガイド情報は、図17に示すように、投写面400に投写される映像が表示枠に対して左側にはみ出しており、かつ、投写型映像表示装置100を上方から見た場合に、投写型映像表示装置100が投写面400に対して反時計回りにずれているケースにおけるガイド情報が例示されている。
第4に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出することができない場合に、エラー情報を生成してもよい。
例えば、生成部260は、投写面400(壁面やスクリーン)を検出することができない場合には、「壁面やスクリーンにプロジェクタを向けて下さい」といった音声メッセージを生成する。或いは、生成部260は、投写型映像表示装置100が投写面400に近すぎる場合には、「壁面やスクリーンにプロジェクタを○○m以上離して下さい」といった音声メッセージ又は画像を生成する。或いは、生成部260は、投写型映像表示装置100が投写面400から遠すぎる場合には、「壁面やスクリーンにプロジェクタを○○m以内に近づけて下さい」といった音声メッセージ又は画像を生成する。或いは、生成部260は、投写型映像表示装置100の光軸Nと投写面400の法線Mとの傾きが所定閾値を超えている場合には、「壁面やスクリーンの向きとプロジェクタの向きとを合わせて下さい」といった音声メッセージ又は画像を生成する。
第5に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、投写面400上に投写された映像の形状が自動補正された場合に、手動調整を促す警告情報を生成してもよい。
警告情報は、例えば、図18に示すように、手動の位置調整を促す画像であってもよい。或いは、警告情報は、図19に示すように、色バランス補正やコントラスト補正を促す画像であってもよい。
第6に、生成部260は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、投写面400上に投写された映像の形状が自動補正を行う前において、自動補正後のサンプル画像を補正結果情報として生成してもよい。
例えば、図20に示すように、自動補正後のサンプル画像がにじんでいない場合には、ユーザは、自動補正を選択すればよい。一方で、図21に示すように、自動補正後のサンプル画像がにじんでいる場合には、ユーザは、手動補正を選択すればよい。
図3に戻って、素子制御部270は、映像入力信号を映像出力信号に変換して、映像出力信号に基づいて、液晶パネル50を制御する。また、素子制御部270は、以下に示す機能を有する。
第1に、素子制御部270は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、投写面400上に投写された映像の形状の自動補正を行う機能を有する。すなわち、素子制御部270は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、自動的に台形補正を行う機能を有する。
第2に、素子制御部270は、生成部260によって生成されるガイド情報、エラー情報、警告情報又は補正結果情報を出力する出力部として機能する。素子制御部270は、生成部260によって生成される画像を表示するように液晶パネル50を制御する。
なお、図3では図示していないが、生成部260によって生成されるガイド情報、エラー情報、警告情報又は補正結果情報を出力する音声出力部(スピーカ)が設けられていてもよい。音声出力部は、生成部260によって生成される音声メッセージを出力する出力部として機能する。
(投写型映像表示装置の動作)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置(制御ユニット)の動作について、図面を参照しながら説明する。図22及び図23は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(制御ユニット200)の動作を示すフロー図である。
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置(制御ユニット)の動作について、図面を参照しながら説明する。図22及び図23は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(制御ユニット200)の動作を示すフロー図である。
図22に示すように、ステップ10において、投写型映像表示装置100は、準備画像を表示する。すなわち、投写型映像表示装置100は、液晶パネル50の制御などによって、投写面400上に準備画像を投写する。
ここで、準備画像は、例えば、ブルーバックの画像であってもよく、ブラックバックの画像であってもよい。
ステップ20において、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出する。位置関係の算出については後述する(図23を参照)。
ステップ30において、投写型映像表示装置100は、自動補正が可能であるか否かを判定する。自動補正が不能である場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ40の処理に移る。自動補正が可能である場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ50の処理に移る。
ステップ40において、投写型映像表示装置100は、エラー情報を生成する。続いて、投写型映像表示装置100は、エラー情報を出力して、ユーザの再試行操作を待ち受ける。
ステップ50において、投写型映像表示装置100は、手動補正が選択されたか否かを判定する。手動補正が選択された場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ60の処理に移る。自動補正が選択された場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ70の処理に移る。
ステップ60において、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、ガイド情報を生成する(図11〜図17を参照)。続いて、投写型映像表示装置100は、ガイド情報を出力する。
ステップ70において、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に基づいて、自動補正を行う。
ステップ80において、投写型映像表示装置100は、補正結果情報を生成する(図20、図21を参照)。続いて、投写型映像表示装置100は、補正結果情報を出力する。
なお、ステップ80において、自動補正の続行が選択された場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ90の処理に移る。一方で、手動補正が選択された場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ60の処理に移ってもよい。或いは、手動補正が選択された場合には、投写型映像表示装置100はユーザの手動調整操作を待ち受けてもよい。
ステップ90において、投写型映像表示装置100は、警告があるか否かを判定する。警告がある場合には、投写型映像表示装置100は、ステップ100の処理に移る。警告がない場合には、投写型映像表示装置100は、一連の処理を終了する。
ステップ100において、投写型映像表示装置100は、警告情報を生成する(図18、図19を参照)。続いて、投写型映像表示装置100は、警告情報を出力する。
続いて、図23を参照しながら、位置関係の算出について、詳細に説明する。
図23に示すように、ステップ21において、投写型映像表示装置100は、テストパターン画像を表示する。すなわち、投写型映像表示装置100は、液晶パネル50の制御などによって、投写面400上にテストパターン画像を投写する。
ステップ22において、投写型映像表示装置100に設けられた撮像装置300は、投写面400を撮像する。すなわち、撮像装置300は、投写面400上に投写されたテストパターン画像を撮像する。併せて、撮像装置300は、投写面400上に設けられた表示枠を撮像することが好ましい。
ステップ23において、投写型映像表示装置100は、準備画像を再表示する。すなわち、投写型映像表示装置100は、液晶パネル50の制御などによって、投写面400上に準備画像を投写する。
ステップ23において、投写型映像表示装置100は、準備画像を再表示する。すなわち、投写型映像表示装置100は、液晶パネル50の制御などによって、投写面400上に準備画像を投写する。
ステップ24において、投写型映像表示装置100は、撮像装置300から、テストパターン画像における所定読み出し方向に沿ってテストパターン画像の撮像画像を順に読み出す。具体的には、投写型映像表示装置100は、撮像装置300によって撮像された撮像画像のうち、テストパターン画像を構成する所定ライン毎に、所定ラインに対応する撮像画像をラインバッファに読み出す。
ステップ25において、投写型映像表示装置100は、所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、撮像画像における3つ以上の交点(例えば、図9に示すPt1〜Pt4)を取得する。
ステップ26において、投写型映像表示装置100は、テストパターン画像における4つの交点(Ps1〜Ps4)及び撮像画像における4つの交点(Pt1〜Pt4)に基づいて、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、テストパターン画像は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分を含んでおり、3つ以上の線分は、所定読み出し方向に対して傾きを有する。従って、ラインバッファのみによって、撮像画像における3つ以上の交点を取得することができる。すなわち、フレームバッファを必要とせずに、ラインバッファのみによって、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出することができる。従って、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することができる。
第1実施形態では、テストパターン画像は、3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分を含んでおり、3つ以上の線分は、所定読み出し方向に対して傾きを有する。従って、ラインバッファのみによって、撮像画像における3つ以上の交点を取得することができる。すなわち、フレームバッファを必要とせずに、ラインバッファのみによって、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を算出することができる。従って、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を特定するために必要なバッファ容量を削減することができる。
実施形態では、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係に応じて、投写型映像表示装置100の配置又は投写面400の配置を調整するようにガイドするガイド情報を出力するように構成される。従って、ユーザは、ガイド情報を参照しながら、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係を容易に調整することができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
以下において、第1実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、変更例1では、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100及び投写面400のうち、いずれの配置を調整可能であるかを特定する。また、投写型映像表示装置100は、特定結果に応じて、ガイド情報を出力する。
(制御ユニットの構成)
以下において、変更例1に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図24は、変更例1に係る制御ユニット200を示すブロック図である。
以下において、変更例1に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図24は、変更例1に係る制御ユニット200を示すブロック図である。
図24に示すように、制御ユニット200は、図3に示す構成に加えて、特定部280をさらに備える。
特定部280は、投写型映像表示装置100及び投写面400のうち、いずれの配置を調整可能であるかを特定する。例えば、特定部280は、ユーザインタフェースであり、ユーザ操作に応じて、投写型映像表示装置100及び投写面400のうち、いずれの配置を調整可能であるかを特定する。
或いは、特定部280は、投写型映像表示装置100が天吊り固定用の治具に固定されているか否かに基づいて、投写型映像表示装置100を調整できないことを特定してもよい。
或いは、特定部280は、投写面400の検出に失敗した場合に、投写面400を調整できないことを特定してもよい。
ここで、上述した生成部260は、特定部280の特定結果に応じて、ガイド情報を生成する。例えば、生成部260は、投写面400の配置が調整可能であると特定された場合に、図11、図13又は図15に示すガイド情報を生成する。一方で、生成部260は、投写型映像表示装置100の配置が調整可能であると特定された場合に、図12、図14、図16又は図17に示すガイド情報を生成する。
(作用及び効果)
変更例1では、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100及び投写面400のうち、いずれの配置を調整可能であるかに応じて、ガイド情報を生成する。従って、投写型映像表示装置100は、不要なガイド情報の出力を抑制して、適切なガイド情報を出力することができる。
変更例1では、投写型映像表示装置100は、投写型映像表示装置100及び投写面400のうち、いずれの配置を調整可能であるかに応じて、ガイド情報を生成する。従って、投写型映像表示装置100は、不要なガイド情報の出力を抑制して、適切なガイド情報を出力することができる。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
以下において、第1実施形態の変更例2について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、変更例2では、投写型映像表示装置100(以下、制御ユニット200)は、ガイド情報及びテストパターン画像を同時に出力するように構成されていてもよい。すなわち、制御ユニット200は、図25に示すように、ガイド情報及びテストパターン画像を組み合わせて表示するように構成されていてもよい。
これによって、制御ユニット200は、投写型映像表示装置100及び投写面400の位置関係を調整した結果に応じて、投写型映像表示装置100及び投写面400の位置関係を継続的に取得することができる。
第1に、制御ユニット200は、継続的に取得される位置関係に基づいて、位置関係の調整が完了した旨を出力するように構成されてもよい。
例えば、制御ユニット200は、「位置関係の調整が完了しました」といった音声メッセージを出力してもよく、「位置関係の調整が完了しました」といった画像を出力してもよい。或いは、制御ユニット200は、背景画像を特定の背景画像(全面緑画像)を出力することによって、位置関係の調整完了を通知してもよい。
第2に、制御ユニット200は、継続的に取得される位置関係に基づいて、位置関係の調整が誤っている旨を出力するように構成されてもよい。
例えば、制御ユニット200は、「移動方向(或いは、回転方向)が逆です」といった音声メッセージを出力してもよく、「移動方向(或いは、回転方向)が逆です」といった画像を出力してもよい。或いは、制御ユニット200は、背景画像を特定の背景画像(全面赤画像)を出力することによって、位置関係の調整誤りを通知してもよい。
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
以下において、第1実施形態の変更例3について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、ガイド情報は、投写型映像表示装置100の配置又は投写面400の配置を調整するようにガイドする情報である。
これに対して、変更例2では、ガイド情報は、フォーカス位置の調整をガイドする情報、ズーム倍率の調整をガイドする情報であってもよい。
具体的には、投写型映像表示装置100(以下、制御ユニット200)は、投写型映像表示装置100と投写面400との位置関係(座標Pu)を算出するため、投写型映像表示装置100と投写面400との距離を把握することができる。投写型映像表示装置100(以下、制御ユニット200)は、投写型映像表示装置100と投写面400との距離に基づいて、フォーカス位置或いはズーム倍率をガイドするガイド情報を出力する。
具体的には、制御ユニット200は、フォーカス位置を調整する操作をガイドするガイド情報を出力する。例えば、ガイド情報は、「フォーカスつまみを左へ回して下さい」、「フォーカスが合っています」、「フォーカスつまみを右へ回して下さい」といった情報である。
或いは、制御ユニット200は、ズーム倍率を調整する操作をガイドするガイド情報を出力する。なお、このようなケースでは、制御ユニット200は、スクリーン枠などの表示枠を検出しており、表示枠のサイズが既知であることを前提とする。例えば、ガイド情報は、「ズームつまみを左へ回して下さい」、「ズームが合っています」、「ズームつまみを右へ回して下さい」といった情報である。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、光源として、白色光源を例示した。しかしながら、光源は、LED(Laser Emitting Diode)やLD(Laser Diode)であってもよい。
上述した実施形態では、光変調素子として、透過型の液晶パネルについて例示した。しかしながら、光変調素子は、反射型の液用パネルやDMD(Digital Micromirror Device)であってもよい。
10…光源、20…UV/IRカットフィルタ、30…フライアイレンズユニット、40…PBSアレイ、50…液晶パネル、52、53…偏光板、60…クロスダイクロイックキューブ、71〜76…ミラー、81〜85…レンズ、100…投写型映像表示装置、110…投写ユニット、120…照明ユニット、200…制御ユニット、210…映像信号受付部、220…記憶部、230…読み出し部、240…取得部、250…算出部、260…生成部、270…素子制御部、280…特定部、300…撮像装置、400…投写面、410…投写可能範囲
Claims (3)
- 光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、前記光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写ユニットとを有する投写型映像表示装置であって、
3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を表示するように前記光変調素子を制御するように構成された素子制御部と、
前記投写面上に投写された前記テストパターン画像を撮像するように構成された撮像装置から、前記テストパターン画像における所定読み出し方向に沿って前記テストパターン画像の撮像画像を順に読み出すように構成された読み出し部と、
前記読み出し部によって前記所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、前記撮像画像における3つ以上の交点を取得する取得部と、
前記テストパターン画像における3つ以上の交点と前記撮像画像における3つ以上の交点とに基づいて、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係を算出する算出部と、
前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係に応じて、前記投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力する出力部とを備え、
前記3つ以上の線分は、前記所定読み出し方向に対して傾きを有することを特徴とする投写型映像表示装置。 - 前記投写型映像表示装置及び前記投写面のうち、いずれの配置を調整可能であるかを特定する特定部をさらに備え、
前記ガイド情報は、前記投写型映像表示装置及び前記投写面のうち、いずれの配置を調整すべきかを示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。 - 投写型映像表示装置によって投写面上に投写される映像の形状を調整する画像調整方法であって、
3つ以上の交点を構成する3つ以上の線分のそれぞれの少なくとも一部分を構成するテストパターン画像を前記投写面上に投写するステップと、
前記投写面上に表示された前記テストパターン画像を撮像するように構成された撮像装置から、前記テストパターン画像における所定読み出し方向に沿って前記テストパターン画像の撮像画像を順に読み出すステップと、
前記撮像装置から前記所定読み出し方向に沿って順に読み出された撮像画像に基づいて、前記撮像画像における3つ以上の交点を取得するステップと、
前記テストパターン画像における3つ以上の交点と前記撮像画像における3つ以上の交点とに基づいて、前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係を算出するステップと、
前記投写型映像表示装置と前記投写面との位置関係に応じて、前記投写面上に投写される映像の調整をガイドするガイド情報を出力するステップとを備え、
前記3つ以上の線分は、前記所定読み出し方向に対して傾きを有することを特徴とする画像調整方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014209349A1 (en) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | Thomson Licensing | Graphical user interface for a portable projection device |
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-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009298289A patent/JP2011138019A/ja not_active Withdrawn
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