JP2011123920A - 集計されたニュースコンテンツを個人化するためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ニュース集計サービスのユーザに関連付けられたニュースドキュメントをカスタマイズするシステムを提供する。
【解決手段】本発明におけるシステムは、ニュースコンテンツおよびリモートニュース集計サーバ（１２０）を格納する多数のニュースソースサーバ（１３０）を含む。このニュース集計サーバ（１２０）は、ユーザから受信した１つ以上の個人化されたサーチクエリに基づいてカスタマイズされたニュースドキュメントを作成する。ニュース集計サーバ（１２０）は、多数のニュースソースサーバ（１３０）からニュースコンテンツを取り出し、ニュースコンテンツを集計し、１つ以上の個人化されたサーチクエリに基づいて集計されたニュースコンテンツを検索する。ニュース集計サーバ（１２０）は、この検索結果に基づいてカスタマイズされたニュースドキュメントに対し選択されたニュースコンテンツを提供する。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般的には、情報集計（集約）システム、より詳細には、ニュース集計（集約）サービスによって集計（集約）されたニュースコンテンツを個人化するためのシステムと方法に関する。

既存のニュース集計サービス（例えば、Ｇｏｏｇｌｅニュース）は、インターネット全体を通してウェブページに発表されたニュースコンテンツを探し出し、集計する。ユーザからのサーチクエリに応答するか、あるいは、ユーザがニュース集計サービスのうち新聞セクションをブラウズする際に、ニュース集計サービスは、クエリまたは要求された新聞セクションに関連する集計されたニュースコンテンツから、同じトピックを扱う異なる刊行物から一群の話題に関連するストーリーを各々有する、ストーリーのリストを提示する。ニュースの発展について行くためには、ユーザは、定期的にニュース集計サービスにアクセスし、サーチクエリを再入力し、関連したニュースストーリーを閲覧しなければならない。

したがって、予め格納されたユーザサーチおよび表示基準に基づいて、ユーザにニュースコンテンツを自動的に提供するニュースブラウジングサービスを実装することが望まれる。

本発明の原理にかかるシステム及び方法は、ユーザニュースコンテンツ検索を格納することができるニュースブラウジングサービスを実行し、これら予め格納された検索を自動的かつ定期的に使用し、例えば個人のウェブページといった個人化されたニュースコンテンツを含む個人のニュースドキュメントをユーザに提供する。個人のニュースドキュメントは、ニュース集計サーバ上またはユーザに関連付けられた個人のドキュメントサーバ上でホスティングされてもよい。ユーザは、ニュースブラウジングサービスに関連付けられたサーバ、またはユーザに関連付けられたクライアントで実装されたユーザインタフェース経由で個人のニュースドキュメントのコンテンツおよびフォーマットをカスタマイズすることができる。

本発明の原理にかかる一実施態様によれば、ニュース集計サービスのユーザに関連付けられたニュースウェブページをカスタマイズする方法が提供される。この方法は、ユーザから受信した１つまたは複数の個人化されたサーチクエリを有するカスタマイズされたニュースウェブページの作成を含む。この方法はさらに、多数のニュースソースサーバからのニュースコンテンツを取り出し、ニュースコンテンツを集計し、１つまたはそれ以上の個人化されたサーチクエリの少なくとも一部に基づいて、集計されたニュースコンテンツを検索することを含む。この方法はまた、検索結果の少なくとも一部に基づいて、カスタマイズされたニュースウェブページに選択されたニュースコンテンツを提供することを含む。

別の実施態様によれば、個人化されたニュースドキュメントを作成する方法が提供される。この方法は、ユーザから多数のサーチクエリの受信及び、多数のサーチクエリのうち異なる１つのクエリと関連付けられている各ニュースセクションを伴った、多数の個人化されたニュースセクションを含むカスタマイズされたニュースドキュメントの作成を含む。この方法は、さらに、多数のサーチクエリを使用するメモリからのニュースコンテンツの検索と、検索されたニュースコンテンツのうち選択されたニュースコンテンツをカスタマイズされたニュースドキュメントのうち個人化されたニュースセクションの各々へ挿入することとを含む。

更なる実施態様によれば、ニュース集計サーバを経由して個人化されたニュースドキュメントにニュースコンテンツを提供する方法が提供される。この方法は、多数のサーチクエリのユーザへの関連付け、および、ニュース集計サーバに関連付けられたメモリ中の多数のサーチクエリの維持を含む。この方法はさらに、多数のサーチクエリを使用する集計されたニュースコンテンツの定期的な検索、および、集計されたニュースコンテンツの定期検索から得られた結果を使用するユーザに関連付けられたニュースドキュメントへの選択されたニュースコンテンツの定期的な提供を含む。

本発明の原理にかかるシステムおよび方法は、個人化されたニュースコンテンツを含む個人のニュースドキュメントを、自動的且つ定期的にユーザに提供するために、予め格納されたユーザサーチを使用することができる。ユーザは、コンテンツと、ニュースブラウジングサービスに関連付けられたサーバもしくはユーザに関連付けられたクライアントで実装されたユーザインタフェースを経て、個人のニュースドキュメントのフォーマットをカスタマイズすることができる。

本発明の一部に組み込まれ且つ本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明の実施例を示し、且つ記述と併せて本発明を説明する。
本発明の原理にかかるシステムおよび方法が実装可能な、ネットワークの一例についてのダイヤグラムである。 本発明の原理にかかる実施態様における、図１のクライアントおよび／またはサーバのダイヤグラムの一例である。 本発明の原理にかかる実施態様における、個人化されたニュースドキュメントを作成および更新するための処理の一例についてのフローチャートである。 本発明の原理にかかる実施態様における、個人化されたニュースドキュメントを作成および更新するための処理の一例についてのフローチャートである。 本発明の原理にかかる実施態様における、個人化されたニュースドキュメントを作成および更新するための処理の一例についてのフローチャートである。 本発明の原理にかかる実施態様における、個人化されたニュースドキュメントを作成および更新するための処理の一例についてのフローチャートである。 本発明の原理にかかる実施態様における、ニュース集計サーチページの一例についてのダイヤグラムである。 本発明の原理にかかる実施態様における、ニュース集計アドバンストサーチページの一例についてのダイヤグラムである。 本発明の原理にかかる実施態様における、個人のニュースドキュメントの一例についてのダイヤグラムである。

本発明の原理にかかる実施態様についての詳細な記述については、添付の図面を参照して述べる。異なる図面中の同じ参照番号は、同一または類似の要素とみなす。また、以下の詳細な記述は、本発明を限定するものではない。

本発明の原理にかかるシステム及び方法は、ユーザニュースコンテンツ検索を格納し、これら予め格納された検索を自動的に使用するニュースブラウジングサービスを実装し、また、定期的に、個人化されたニュースコンテンツを含むユーザに、例えば、個人ニュースウェブページといった個人のニュースドキュメントを提供する。個人のニュースドキュメントのコンテンツおよびフォーマットは、ユーザによってカスタマイズされることができる。

ここで使用されている「ドキュメント」という用語は、コンピュータでの読込み及び格納が可能なあらゆる作業生産物を含むものと広く解釈されるべきである。ドキュメントは、ｅメール、ウェブサイト、ファイル、ファイルを組合せたもの、他のファイルへの埋め込みリンクを有する１つ以上のファイル、ニュース・グループ掲示板、ブログ、ウェブ広告等を含むことができる。インターネットにおいて、共通ドキュメントは、ウェブページである。ウェブページは、しばしばテキスト情報を含み、埋め込み情報（例えばメタ情報、画像、ハイパーリンク等）および／または、埋め込み命令（例えばＪａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔ等）を含むことができる。

［ネットワーク構成の一例］
図１は、本発明の原則にかかるシステム及び方法を実装することができるネットワーク１００の一例のダイヤグラムである。ネットワーク１００は、ネットワーク１５０を経由して多数のサーバ１２０〜１４０に接続された多数のクライアント１１０を含むことができる。ネットワーク１５０は、ローカルエリアネットワーク（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ:ＬＡＮ））、広域エリアネットワーク（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ：ＷＡＮ）、公衆交換回線電話網（Ｐｕｂｌｉｃ Ｓｗｉｔｃｈｅｄ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ：ＰＳＴＮ）といった電話ネットワーク、イントラネット、インターネット、メモリデバイス、別の種類のネットワーク、またはネットワークの組合せを含むことができる。２つのクライアント１１０および３つのサーバ１２０〜１４０は、説明を簡素化するためネットワーク１５０に接続しているものとして例示されている。実際には、クライアントおよびサーバは、これより多くても少なくてもよい。また、いくつかの例では、クライアントは、サーバの機能を実行することができる。また、サーバは、クライアントの機能を実行することができる。

クライアント１１０は、クライアント・エンティティを含むことができる。エンティティは、例えば無線電話機といったデバイス、パソコン、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ノート型パソコン、もしくは、別タイプの計算デバイスまたは通信デバイス、これらのデバイスのうちの１つで実行中のスレッドまたはプロセス、および／またはこれらの装置のうちの１つによって実行可能なオブジェクトとして、定義されることができる。サーバ１２０〜１４０は、本発明の原理にかかる方法でドキュメントを集め、処理し、検索し、および／または、維持する、サーバ・エンティティを含むことができる。クライアント１１０およびサーバ１２０〜１４０は、有線、無線、および／または、光学的接続を経て、ネットワーク１５０に接続することができる。

本発明の原理にかかる一実施態様において、サーバ１２０は、クライアント１１０でユーザによって使用できる検索エンジン１２５を含むことができる。サーバ１２０は、ニュースソースサーバ１３０上でホスティングされるニュースコンテンツドキュメント（例えば、ウェブページ）のコーパスをクローリングすることによって、ニュース集計サービスを実装することができ、さらに、クローリングされたドキュメントのレポジトリにあるこれらのニュースコンテンツドキュメントに関連付けられた情報を格納することができる。サーバ１３０は、サーバ１２０によってクローリングできるニュースコンテンツドキュメントを格納または維持することができる。そのようなニュースコンテンツドキュメントは、最近発表されたニュースストーリー、または比較的以前の（つまり最近のではない）アーカイブニュースストーリーを含むことができる。個人のドキュメントサーバ１４０は、クライアント１１０に関連付けられた様々なユーザに対してドキュメントをホスティングすることができる。そのようなドキュメントは、個々のユーザによってカスタマイズされたコンテンツを含むことができる。

サーバ１２０〜１４０が個体として示される一方で、１つ以上のサーバ１２０〜１４０は別の１つ以上のサーバ１２０〜１４０の１つ以上の機能を実行することが可能であってもよい。例えば、２つ以上のサーバ１２０〜１４０が単独サーバとして実装されることが、可能であってもよい。また、単独のサーバ１２０〜１４０が２つ以上の分離された（且つ可能な限り分散された）デバイスとして実装されることが、可能であってもよい。

［クライアント／サーバ・アーキテクチャの一例］
図２は、１つ以上のクライアント１１０および１つ以上のサーバ１２０〜１４０に対応することができる、クライアント・エンティティまたはサーバ・エンティティ（以後、クライアント／サーバ・エンティティと称する）の本発明の原理にかかる実施態様によるダイヤグラムの一例である。クライアント／サーバ・エンティティは、バス２１０、プロセッサ２２０、メインメモリ２３０、リードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＲＯＭ）２４０、ストレージデバイス２５０、１つ以上の入力デバイス２６０、１つ以上の出力デバイス２７０、通信インタフェース２８０を含むことができる。バス２１０は、クライアント／サーバ・エンティティのコンポーネント間での通信を許可する１つ以上の導線を含むことができる。

プロセッサ２２０は、命令を翻訳し、実行する１つ以上のタイプの従来型プロセッサまたはマイクロプロセッサを含むことができる。メインメモリ２３０は、プロセッサ２２０による実行についての情報や命令を格納する、ランダムアクセス・メモリ（ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ：ＲＡＭ）、または別タイプのダイナミックストレージ・デバイスを含むことができる。ＲＯＭ２４０は、プロセッサ２２０によって使用するための静的情報および命令を格納する、従来型ＲＯＭデバイス、もしくは、別タイプのスタティックストレージ・デバイスを含むことができる。ストレージデバイス２５０は、磁気記憶媒体および／または光学記憶媒体及びそれに対応するドライブを含むことができる。

入力デバイス２６０は、例えばキーボード、マウス、ペン、音声認証メカニズムおよび／または生体認証メカニズム等といった、オペレータに対してクライアント／サーバ・エンティティに情報入力を許可する、１つ以上の従来型メカニズムを含むことができる。出力デバイス２７０は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等を含んだ情報をオペレータに出力する、１つ以上の従来型メカニズムを含むことができる。通信インタフェース２８０は、クライアント／サーバ・エンティティが他のデバイスおよび／またはシステムと通信を行うことを可能にする、あらゆるトランシーバ様のメカニズムを含むことができる。例えば、通信インタフェース２８０は、例えばネットワーク１５０といったネットワークを経由して、別のデバイスまたはシステムと通信を行うためのメカニズムを含むことができる。

以下に詳述するように、本発明の原理にかかるクライアント／サーバ・エンティティは、特定の検索に関連するオペレーションを実行する。このクライアント／サーバ・エンティティは、例えばメモリ２３０といったコンピュータ読込み可能媒体中に含有されるソフトウェア命令を実行するプロセッサ２２０に応答してこれらのオペレーションを実行する。コンピュータ読込み可能媒体は、１つ以上の物理メモリデバイスまたは論理メモリデバイスおよび／または搬送波として定義されることができる。

ソフトウェア命令は、例えばデータストレージデバイス２５０といった別のコンピュータ読込み可能媒体から、もしくは通信インタフェース２８０を経由した別のデバイスから、メモリ２３０を読み込むことができる。メモリ２３０に含有されたソフトウェア命令は、プロセッサ２２０に後述する処理を実行させる原因となるだろう。別の方法として、ハードワイヤード回路は、本発明の原理にかかるプロセスを実行するためにソフトウェア命令の代わりまたはソフトウェア命令と組合せて使用されることができる。このように、本発明の原理にかかる実施態様は、ハードウェア回路およびソフトウェアのいかなる特定の組合せにも限定されない。

［処理の一例］
図３Ａ、３Ｂ、３Ｃおよび３Ｄは、本発明の原理にかかる実施態様による、個人化された新聞ドキュメントの作成および更新のための処理例のフローチャートである。当業者にとって、図３Ａ、３Ｂ、３Ｃおよび３Ｄによって例示された処理は、ソフトウェアで実装されることが可能で、例えばメインメモリ２３０、ＲＯＭ２４０またはサーバ１２０のストレージデバイス２５０といった、コンピュータ読込み可能媒体に格納される。別の方法として、図３Ａ、３Ｂ、３Ｃおよび３Ｄによって例示された処理は、サーバ１２０内の、例えば組合せロジックといったハードワイヤード回路で実装することが可能である。

処理は、（例えばサーバ１３０からの）外部のニュースコンテンツにアクセスしているサーバ１２０で開始することができ、ニュースコンテンツを取り出し、取り出したニュースコンテンツをローカルメモリに集計する（ａｃｔ ３０５）（図３Ａ）。例えば、サーバ１２０は、ニュースソースサーバ１３０によってホスティングされたニュースコンテンツドキュメントにアクセスすることができるニュース・クローラ（例えば、ウェブ・ロボット）を使用することができる。ニュースソースサーバ１３０は、例えば、ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、またはその他のニュースコンテンツサイトから、ニュースコンテンツをホスティングすることができる。取り出されたニュースコンテンツは、その後、従来型のインデクス化おびグループ化アルゴリズム（ａｃｔ３１０）を使用して、インデクス化およびグループ化されることができる。

サーバ１２０は、１つ以上のサーチクエリを各々伴う、１つ以上のニュースセクションを有する個人のニュースドキュメントをプレ‐シードすることができる（ａｃｔ３１５）。個人のニュースページは、例えば個人のニュースウェブページを含むことができ、サーバ１２０またはサーバ１４０に格納されることができる。多数のサーチクエリは、以下のサーチクエリフォームを含むサーバ１２０によってサポートされることができる。（ａ）１つ以上のキーワード（例えば、「ｂｕｓｈ，ｂｕｓｈ ｉｒａｑ」）（ｂ）時事的カテゴリ（例えば「ｔｏｐｉｃ＝ｓｐｏｒｔｓ」、「ｔｏｐｉｃ＝ｓｐｏｒｔ−ｂａｓｋｅｔｂａｌｌ」）（ｃ）地理的カテゴリ（例えば、「ｇｅｏ＝ｕｓａ」、「ｇｅｏ＝ｎｏｒｔｈ ａｍｅｒｉｃａ」、「ｇｅｏ＝ｃｈｉｎａ」）、および／または、（ｄ）上記の組合せ（例えば、「ｔｅｎｎｉｓ ｔｏｐｉｃ＝ｓｐｏｒｔｓ」，「ｇｅｏ＝ｅｕｒｏｐｅ」）。例えば、個人の「ワイヤレスの」ニュースセクションは、「ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｔｏｐｉｃ＝ｓｃｉｅｎｃｅ」「ｃｅｌｌ ｐｈｏｎｅ ｔｏｐｉｃ＝ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ」という２つのクエリでシードされることが可能である。このようにサーチクエリは、上記の１つ以上のクエリフォームの組合せを含むことができる。個人のニュースドキュメントのうちのニュースセクションの各々は、関連付けられたクエリによって定義されることができる。

サーバ１２０は、クライアント１１０に関連付けられたユーザが自身の個人のニュースドキュメントを選択したかどうかを決定することができる（ａｃｔ３２０）。例えば、図４に示されるように、ユーザは自身の個人のニュースドキュメントを選択するために、サーバ１２０に関連付けられたニュース集計サービスのニュースサーチページ４００のうち「ｐｅｒｓｏｎａｌ ｎｅｗｓ」ボタン４０５をクリックすることができる。ユーザが自身の個人のニュースドキュメントを選択した場合、処理はａｃｔ３５０へと進むことができる（図３Ｂ）。そうでない場合、サーバ１２０は、ユーザからニュースサーチクエリを受信することができる（ａｃｔ３２５）。例えば図４に示されるように、ニュースサーチページ４００においては、ユーザは検索フィールド４１０に本文を入力する。別の実施例において、図５に示されるように、ユーザは、検索ページ４００から読み込むことができる二次的な「アドバンストニュースサーチ」ページ５００に、検索本文を入力することができる。検索ページ５００は、例えばユーザに、公開日、このニュースコンテンツに含有された完全一致する句等に基づいてニュースコンテンツを検索するのを許可する、様々なアドバンストサーチフィーチャを含むことができる。さらには、過去にユーザによって配置されたクエリは、新鮮度および頻度に基づいてランク付けされることができ、且つ、検索ページに配置されたメニューを通してアクセス可能にされることができる。そのようなサーチクエリの選択は、クエリを再発行し、新しいニュースセクションを生成することができる。このクエリのリストは、多数のページに渡って分散された多数のセクションを有する新聞として自動的にレイアウトが可能である。

サーバ１２０は、受信されたサーチクエリが記憶されることがユーザの望みであるかどうかについて、決定することができる（ａｃｔ３３０）。例えばサーバ１２０は、「この検索を記憶させたいですか？」とユーザに促すことができる。ユーザが受信されたサーチクエリを記憶させること望む場合、サーバ１２０は、ユーザに関連付けられた個人のニュースドキュメントのうち存在するニュースセクションに、サーチクエリを関連付けることができる（ａｃｔ３３５）。ユーザが受信されたサーチクエリを記憶させることを望まない場合、サーバ１２０は、ユーザに関連付けられた個人のニュースドキュメントのニュースセクションに、受信されたサーチクエリを作成したいとユーザが望むかどうかを決定することができる（ａｃｔ３４０）。例えば、サーバ１２０は、「この検索にセクションを作成したいですか？」とユーザに促すことができる。ユーザが作成を望む場合、サーバ１２０は、ユーザに関連付けられた個人のニュースドキュメントのうち新しいニュースセクションに、受信されたサーチクエリを関連付けることができる（ａｃｔ３４５）。ユーザが受信されたサーチクエリをニュースセクションに作成したくない場合、サーバ１２０は、ユーザの個人のニュースドキュメントの１つ以上のニュースセクションの各々に関連付けられたクエリを実行することができる（ａｃｔ３５０）。この実行されたクエリの結果は、ユーザのニュースセクションにおいてエントリーを形成することができる最終ランキングを生産するために、サーチエンジン１２５によって計算されたスコアに基づいて統合されることができる。

サーバ１２０はそれから、ユーザの個人のニュースドキュメントを、ユーザに提供することができる（ａｃｔ３５５）（図３Ｃ）。サーバ１２０がユーザの個人のニュースドキュメントをホスティングする場合、サーバ１２０は、ユーザの個人のニュースドキュメントを含有する１つ以上のドキュメントを、ユーザに送信することができる。ユーザの個人のニュースドキュメントが、個人のドキュメントサーバ１４０にホスティングされる場合、サーバ１２０は、ユーザの個人のニュースドキュメントを含有しているサーバ１４０に１つ以上のドキュメントを送信することができる。加えてサーバ１２０は、サーバ１４０にホスティングされたドキュメントへ、ユーザのウェブブラウザを導くこともできる。ユーザの個人のニュースドキュメントは、表題、短い導入文、関連するストーリー表題、データ、写真等を有する、人間が編集した新聞と似た形でフォーマットされることができる。例として図６は、２つのニュースセクション６０５、６１０（各々、「Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ Ｎｅｗｓ」と「Ｗｏｒｌｄ Ｎｅｗｓ」）を含む個人のニュースドキュメント６００を図示する。さらにユーザの個人のニュースドキュメントは、可視のフォーマットまたはハードコピーフォーマットで似たように構成された印刷新聞を作成するために使用されることができる。例えば、ポストクリプトまたはｐｄｆファイルは閲覧用に携帯可能、且つオフライン読込み用にプリントしやすくして作成することができる。ある一実施態様において、印刷用新聞のレイアウトは、サーバ１２０または１４０のどちらかにホスティングされた個人のニュースドキュメントから別々に特定されることができる。

サーバ１２０は、ユーザが自身の個人のニュースドキュメントをカスタマイズすることを希望するかどうかを決定することができる（ａｃｔ３６０）。望まない場合、処理は、ａｃｔ３７０で持続することができる。ユーザが自身の個人のニュースドキュメントをカスタマイズすることを望む場合、サーバ１２０は、ユーザに関連付けられた個人のニュースドキュメントをカスタマイズするためにユーザからの入力を受信することができる（ａｃｔ３６５）。（ウィザードとして知られる）インタラクティブ・プログラムは、サーバ１２０もしくはユーザに関連付けられたクライアント１１０で実行することができ、ユーザに、ニュースセクションの付加、それらの適切な配置、及びそれらのルックアンドフィールのカスタマイズの処理を通過させる。

本発明の原理にかかる一実施態様において、ユーザは、以下すなわち、（ａ）新クエリにシードされた新セクションの付加、（ｂ）ニュースセクションまたはニュースセクションに関連付けられたクエリの出現または位置の変更、（ｃ）周辺のニュースセクションの移動（例えば、ニュースページの左上先頭側から右下末尾まで、２列目から１列目までのレイアウト、等）、（ｄ）ニュースセクションの消去、（ｅ）新セクション内のニュースの表示プロパティの変更（例えば、ニュースセクションが有すべきストーリーの数の決定、ストーリー内で関連するタイトルの数、画像が表示されるべきかどうか、等）、ならびに、（ｆ）ニュースセクション内でのランキング・プロパティの変更を含めた、様々な方法でユーザ自身の個人のニュースドキュメントをカスタマイズすることができる。ニュースセクション内でランキング・プロパティを変更する際に、ユーザは、例えば、時間・重要度またはいくつかの組合せ、もしくは他のストーリーの上記の特定のタイプのストーリーをランク付けするためのヒントの提供による、ニュースコンテンツの分類といった、ニュースコンテンツの新鮮度がどれくらい価値をつけられるべきかを決定することができる。加えて、ユーザはある種のニュースソース（例えば、合衆国にソースのある、ニューヨーク・タイムズ（Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ Ｔｉｍｅｓ）等）が好まれるか、あるいは否かを示すことができる。また、ユーザは、ユーザが関心のある一般キーワードを提供することができ（例えば、サンフランシスコ（Ｓａｎ Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ））、これらのキーワードを有するストーリーが増加されるべきである。さらに、ユーザは、好きなあるいは好きでないジャーナリスト、または、好きなあるいは好きでないジャンルをリスト化することが可能である（例えば、意見／コメント 対 最初のニュース 対 短期間の報道 対 完全報道）。

当業者は、上記カスタマイゼーション・オプション／パラメータの様々な組合せもしくはその他のカスタマイゼーション・オプション／パラメータが本発明の原理にかかる他の実施態様を提供することができるということに、留意すべきである。当業者は、さらに、１つの特定のニュースセクションまたは、全てのニュースセクションをまとめたもののいずれかにおいて表現されるための選択を可能にする、ユーザインタフェースを考案することができるだろう。個人のニュースドキュメントをカスタマイズするための様々なユーザ選択（例えば、選択されたオプション／パラメータ）は、サーバ１２０、サーバ１４０、またはユーザに関連付けられたクライアント１１０、もしくはサーバ１２０、サーバ１４０またはクライアント１１０のいくつかの組合せで格納することができる。ユーザ選択にアクセスするために、「クッキー」、または格納されたユーザ選択に順番にマッピングされた「クッキー」に含有された識別子は、本発明の原理にかかるいくつかの実施態様において使用されることができる。この個人のニュースドキュメントのカスタマイズの間、ユーザは、個人のニュースドキュメントを個人のニュースドキュメントが記録されているレジストリを通して他のユーザが利用可能にすることができる。その他のユーザは、次にこのレジストリを検索し、ビューし、さらにその他のユーザが作成したニュースセクションをコピーすることができる。

サーバ１２０は、（例えば、サーバ１３０から）外部のニュースコンテンツにアクセスし、更新されたニュースコンテンツを取り出し、さらにローカルメモリ中で更新されたニュースコンテンツを集計することができる（ａｃｔ３７０）。例えば、
サーバ１２０は、ニュースソースサーバ１３０によってホスティングされた更新されたニュースコンテンツドキュメントにアクセスすることができるニュースクローラ（例えば、ウェブ・ロボット）を使用することができる。取り出された更新されたニュースコンテンツは、従来型インデックス化アルゴリズム及びグループ化アルゴリズムを使用してインデクス化及びグループ化されることができる（ａｃｔ３７５）（図３Ｄ）。サーバ１２０はその後、定期的に、ユーザの個人のニュースドキュメントの１つ以上のニュースセクションに関連付けられたクエリを実行することができる（ａｃｔ３８０）。サーバ１２０は、オプションとして、更新されたニュースコンテンツのうち実行された検索結果に基づいて、ユーザの個人のニュースドキュメントのニュースセクションに対するあらゆる更新を、ユーザに通知することができる（ａｃｔ３８５）。サーバ１２０は、例えばページ、ｅメール、ファックス、または電話を経由してユーザ自身の個人のニュースドキュメントが更新されたことを、ユーザに通知することができる、ニュースアラートサービスを実行することができる。ユーザは、規定された間隔で、または既存のユーザの個人のニュースドキュメントに対するニュースコンテンツが更新された際のみに、通知されることができる。サーバ１２０からの通知は、実際のニュース更新（例えば、ｅメールは、更新されたニュースストーリのサマリーを含むことができる）を含むことができる。もしくはこの通知は、ユーザが更新されたニュースドキュメントを検索するためにユーザ自身の個人のニュースドキュメントにアクセスすることが可能であるという、簡単な文書または口頭での通知のみを含んでもよい。この処理はその後、ユーザが再び自身の個人のニュースドキュメントを選択したかどうかを決定するために、ａｃｔ３２０（図３Ａ）に戻ることができる。

［結論］
本発明の原理にかかるシステムおよび方法は、予め格納されたユーザサーチを自動的に使用することができ、且つ定期的に、個人化されたニュースコンテンツを含む個人のニュースドキュメントをユーザに提供することができる。ユーザは、ニュースブラウジングサービスに関連付けられたサーバもしくはユーザに関連付けられたクライアントで実装された、ユーザインタフェースを経て、コンテンツと個人のニュースドキュメントのフォーマットをカスタマイズすることができる。

前述の本発明の好適な実施例の記述は、具体的な例示および記述を提供するが、
網羅的になるように意図されておらず、もしくは本発明を開示された明確な形式へと限定もしない。修正及び変化は、上記技法を考慮して可能であり、もしくは、本発明の実践から取得することもできる。例えば、記述された一連のａｃｔが図３Ａ、３Ｂ、３Ｃおよび３Ｄに関して記述される一方で、本ａｃｔの順序は、本発明の原理にかかるその他の実施態様においては修正し得る。さらには、非依存ａｃｔは並行して実装されることもできる。

また、当業者にとって、本発明の実施態様は、上述したように、図に示された実施態様において、ソフトウェア、ファームウェア、およびハードウェアにおける多くの異なる形式で実装し得ることは、明白であろう。本発明の原理にかかる実施態様を実装するのに使用された実際のソフトウェアコードまたは特殊化された制御ハードウェアは、本発明について限定するものではない。このように、本発明の実施態様についての操作および振る舞いは、特定のソフトウェアコードへの参照なしに記述された、すなわち本明細書の記述に基づく実施態様を実装するために、当業者はソフトウェアおよび制御ハードウェアをデザインすることが可能となると解釈されるだろう。

１１０ クライアント
１２０ サーバ
１２５ 検索エンジン
１３０ ニュースソースサーバ
１４０ パーソナルドキュメントサーバ
１５０ ネットワーク

Claims (1)

1. ユーザから受信された１つ以上の個人化されたサーチクエリを有するカスタマイズされたニュースドキュメントの作成と、
   複数のニュースソースサーバからのニュースコンテンツの取り出しと、
   ニュースコンテンツの集計と、
   前記１つ以上の個人化されたサーチクエリの少なくとも一部に基づいた前記集計したニュースコンテンツの検索と、
   検索結果の少なくとも一部に基づいた前記カスタマイズされたニュースドキュメントへの選択されたニュースコンテンツの提供と
   を備えることを特徴とする、ニュース集計サービスのユーザに関連付けられたニュースドキュメントをカスタマイズする方法。

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