JP2011121999A - Oven outlet structure of coke oven and method for producing coke therewith - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コークス炉の窯口金物が、操業によるコークス押し出し負荷や熱負荷の影響下でも緩みや脱落することなく、炉体レンガを支持することができる窯口の構造およびそれを用いたコークス製造方法に関するものである。 The present invention relates to a structure of a kiln capable of supporting a furnace brick without causing the kiln metal fitting of the coke oven to loosen or fall off even under the influence of coke extrusion load or heat load due to operation, and coke using the same. It relates to a manufacturing method.
室炉式コークス炉の炉前面側の部分断面平面図を図4に示す。室炉式コークス炉1は多数の燃焼室31と炭化室32とを交互に炉幅方向に配置し構成されている。炉体金物は、炉体レンガの表面を覆って支持する金物の総称であり、炭化室の窯口を形成するドアフレーム35、燃焼室のレンガを押さえるプロテクションレッジ37およびヘッドプレート34、フラッシュプレート33、さらに燃焼室や炭化室の上部、下部のレンガを押さえる上部ウォールプレート、下部ウォールプレートなどからなっている(以下単に「金物」という場合は総称している場合と個々の金物をいう場合がある)。通常の操業時においてはこれらの炉体金物をバックステー2が支持し、これを炉頂や炉下部に配置したテンションロッドで締め付けて炉体を保持している。
FIG. 4 shows a partial cross-sectional plan view of the front side of the chamber type coke oven. The chamber-
室炉式コークス炉1では炭化室32、燃焼室31部分の高さが8〜10m程度あり、また、この部分のレンガは石炭の炭化に必要な1000℃を超える高温を内部に保持するものであるから、炉体金物の温度も高温となるため、長期間のコークス炉操業の間に金物そのものの変形やバックステー2の変形が生じ、金物が脱落し、最終的には炉体レンガが崩れるという不具合が生じる場合がある。
In the chamber
一方、現有するコークス炉寿命は40年を超えるものが多くなり、炉体レンガ損耗や炉体金物の劣化が増加している。しかし、コークス炉の建設には膨大な費用を必要とするため、コークス炉寿命の延長を図ることで費用削減を達成することが指向されている。このため、変形したバックステー2、ドアフレーム35の交換、緩みや脱落した金物の補修や交換をすることにより炉体の健全性を維持するようになってきた。
On the other hand, the current coke oven life exceeds 40 years, and furnace brick wear and deterioration of furnace hardware are increasing. However, since the construction of a coke oven requires enormous costs, it is aimed to achieve cost reduction by extending the coke oven life. For this reason, the soundness of the furnace body has been maintained by exchanging the
コークス炉の金物の緩みの多くは、バックステー2、ドアフレーム35の変形を伴い、部分的に破損して炭化室32側に張り出してくるもので、さらに悪化すれば金物が脱落するという問題が生ずる。このような場合、通常、金物が脱落した部位にモルタルを詰めるような補修を行うが、一時的な対策に過ぎず、状況は徐々に悪化していく。このような事情から、特許文献1には、バックステー2を外し金物を固定する技術が開示されている。
Most of the looseness of the metal in the coke oven is caused by the deformation of the
金物の交換にはバックステー2を外す必要があり、このような補修作業を行うと、炉体全体の締め付け力が低下し、さらに炉体温度の低下を招き、補修作業そのものによる炉体劣化のリスクが伴うという新たな問題が生ずる。また、バックステー2を外す作業は特許文献1に示されているように、非常に大掛かりなものとなり、そのための費用および修理に要する日数の増大という問題がある。
It is necessary to remove the
本発明は、金物の脱落を防止し、補修頻度および作業の低減化を図り、長期間のコークス炉の炉体の保護を達成し、さらに長期間安定してコークスを効率良く製造する方法を提供する。 The present invention provides a method for preventing the falling of hardware, reducing the frequency of repairs and reducing work, achieving protection of the furnace body of the coke oven for a long period of time, and producing coke efficiently and stably for a long period of time. To do.
発明者らは、金物のうち、特にプロテクションレッジ37が緩み本来の位置から変位が生じ脱落すること等を防止するために鋭意検討を重ねた。そこで、プロテクションプレート38とヘッドプレート34に歪みが生じた場合にも空間により歪みを吸収しプロテクションレッジ37の脱落が防止できるように、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、ヘッドプレート34と、およびドアフレーム35とで囲まれる空間を設けること、またはプロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、およびヘッドプレート34とで囲まれる空間の存在が有効であることを見出した。
The inventors have intensively studied in order to prevent the
本発明は、プロテクションレッジ37の脱落を防止し、補修頻度や作業の低減を達成するために、以下の窯口構造およびコークス製造方法を提供する。
(1)炉蓋のドアフレームがバックステーで締付けられた保護板によって保護されている形式のコークス炉において、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、ヘッドプレート34と、およびドアフレーム35とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在していることを特徴とするコークス炉の窯口構造。
(2)炉蓋のドアフレームがバックステーで締付けられた保護板によって保護されている形式のコークス炉において、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、およびヘッドプレート34とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在していることを特徴とするコークス炉の窯口構造。
(3) さらに、前記空間に不定形モルタルが充填されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のコークス炉の窯口構造。
(4)(1)乃至(3)に記載の窯口構造を有するコークス炉を用いることを特徴とするコークスの長期安定製造方法。
The present invention provides the following kiln structure and coke manufacturing method in order to prevent the
(1) In a coke oven of a type in which the door frame of the furnace lid is protected by a protective plate fastened by a backstay, it is surrounded by a
(2) In a coke oven in which the door frame of the furnace lid is protected by a protective plate fastened by a backstay, a space surrounded by the
(3) The coke oven furnace structure according to (1) or (2), wherein the space is filled with amorphous mortar.
(4) A long-term stable production method of coke characterized by using a coke oven having the kiln structure described in (1) to (3).
本発明に係るコークス炉の窯口構造は、コークスの押出負荷が作用した場合にも歪みを吸収でき、金物脱落が防止でき、補修頻度や作業が低減し、炉体の保護が達成できるという利点がある。
また本発明に係るコークスの製造方法は、長期間安定してコークス炉を効率よく製造できるという利点がある。
The coke oven structure of the coke oven according to the present invention can absorb distortion even when a coke extrusion load is applied, can prevent hardware from falling off, can reduce the repair frequency and work, and can achieve the protection of the furnace body. There is.
Further, the coke production method according to the present invention has an advantage that a coke oven can be efficiently produced stably for a long period of time.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
ここで、図1に本発明を適用していない比較の窯口構造を示す。炉蓋のドアフレーム35がバックステー2で締め付けられた保護板によって保持されている形式のコークス炉において、プロテクションプレート38とヘッドプレート34との間はプロテクションレッジ37で実質的に空間が存在せず埋まっている。一定期間の使用を経過すると、プロテクションプレート38やヘッドプレート34に歪みが生じて、一定期間の使用を経過するとプロテクションレッジ37が炭化室32側に変形や落下するような状態になり、窯口部の補修が必要な状態になった。
ここで、保護板とはフラッシュプレート33およびヘッドプレート34の機能に着目した場合の総括した金物を表している。
Here, FIG. 1 shows a comparative kiln structure in which the present invention is not applied. In a coke oven of the type in which the
Here, the protective plate represents a general hardware when attention is paid to the functions of the
そこで本発明では、図2に示すようにプロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、ヘッドプレート34と、およびドアフレーム35とで囲まれる空間39が窯口部の燃焼室側に存在しているか、あるいは図3に示すようにプロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、およびヘッドプレート34とで囲まれる空間39が窯口部の燃焼室側に存在していることとした。
Therefore, in the present invention, as shown in FIG. 2, a
これら空間39には不定形のモルタルを充填しても良い。不定形のモルタルを充填すると金物の取り付け時の施工が容易になる効果がある。
These
このように空間を設けた場合、長期間の使用におけるプロテクションプレート38とヘッドプレート34の歪みを吸収し、プロテクションレッジ37が炭化室32側に緩んだり落下するようなことはなく、また炭化室32側に張り出すようなこともないことを確認した。ここで、空間39が存在するとは、コークス製造使用の定常状態において金物相互間に接触が生じない隙間が存在すれば良く、プロテクションプレート38とヘッドプレート34の歪みを吸収し、プロテクションレッジ37が炭化室32側に緩んだり落下するようなことはない。
When the space is provided in this way, the distortion of the
また、本発明に係る窯口構造を有するコークス炉を用いてコークスを製造することによって、コークス炉の補修をする期間が短縮され、長期間安定してコークスを効率よく製造できる。 In addition, by producing coke using the coke oven having the kiln structure according to the present invention, the period for repairing the coke oven is shortened, and coke can be efficiently produced stably for a long period of time.
そこで、発明者らの上述の知見から、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、ヘッドプレート34と、およびドアフレーム35とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在しているコークス炉の窯口構造であれば、本発明の実施の形態は図2の窯口構造に限られず種々の構造がある。また、同様に、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、およびヘッドプレート34とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在しているコークス炉の窯口構造であれば、本発明の実施の形態は図3の窯口構造に限られず種々の構造がある。
Therefore, from the above knowledge of the inventors, a coke oven in which a space surrounded by the protection ledge 37, the
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。 EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention in detail, this invention is not limited to this Example.
種々の窯口構造を有する表1に示す仕様のコークス炉を用いてコークスの製造を2ケ月間行い、窯口構造の変形の状態を経時的に観察した。そして、本発明例1は、図2に示したように、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、ヘッドプレート34と、およびドアフレーム35とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在している構造とした。
Coke was produced for 2 months using a coke oven having the specifications shown in Table 1 having various kiln structure, and the state of deformation of the kiln structure was observed over time. As shown in FIG. 2, the first invention example has a space surrounded by the
また、本発明例2として、図3に示したように、プロテクションレッジ37と、プロテクションプレート38と、およびヘッドプレート34とで囲まれる空間が窯口部の燃焼室側に存在している構造であり、その空間に不定形モルタルを充填されている構造とした。
Further, as Example 2 of the present invention, as shown in FIG. 3, a space surrounded by the
比較例1は、図1に示した窯口構造であり、プロテクションプレート38とヘッドプレート34との空間は、プロテクションレッジ37で埋める構造とした。
Comparative Example 1 has the kiln structure shown in FIG. 1, and the space between the
すべての実施例において、図1に示す従来の窯口構造を有するコークス炉を用い窯口の変形量の比較を行った。窯口の変形の状態は各窯口構造を新規に設置した初期のプロテクションレッジ37の炭化室側への張出し量をゼロとして、2ケ月間の操業後のプロテクションレッジ37の炭化室側への張出量をレーザ変位計で測定した。比較例1の張出量を1とした場合の各窯口構造の実施例毎の相対値を表2に示す。また、コークス押出負荷について押出機にかかる電流値を測定し、比較例1の押出負荷(電流値)を1とした場合の各窯口構造の各実施例毎の相対値を表2に示す。このように、押出負荷(電流値)からも窯口構造の変形・緩み、金物の脱落の状態を間接的に評価した。
In all the examples, the amount of deformation of the kiln was compared using a coke oven having the conventional kiln structure shown in FIG. The state of the deformation of the kiln is defined as zeroing the amount of projection of the
表2に示すように、比較例に比べて、本発明例ではプロテクションレッジ37の炭化室側への張出量は小さく、そのためコークス押出時の負荷が小さくなり、補修頻度や作業がさらに低減するという効果が認められた。すなわち、本発明例では長期に安定的にコークスを製造できた。
As shown in Table 2, compared with the comparative example, in the example of the present invention, the overhang amount of the
1 室炉式コークス炉
2 バックステー
31 燃焼室
32 炭化室
33 フラッシュプレート
34 ヘッドプレート
35 ドアフレーム
36 フックボルト
37 プロテクションレッジ
38 プロテクションプレート
39 空間あるいは不定形モルタル
C 炭化室のドア壁の内側面
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JP2009278244A JP2011121999A (en) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | Oven outlet structure of coke oven and method for producing coke therewith |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104694141A (en) * | 2015-02-13 | 2015-06-10 | 山东钢铁股份有限公司 | Protection plate fixing device and method during replacement of coke oven column |
JP2019038888A (en) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 株式会社メガテック | Support structure for coke oven combustion chamber |
-
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