JP2011111317A - シート給送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
シート束から分離したシートを給送中に重送が起きたときに、どの原稿で重送が起こったか分別できず、画像読取作業を連続的に行う場合等の効率が低下していた。本発明は画像読取等の動作中に重送が起こった原稿と正常に画像読取等が行われた原稿の分別を可能とするシート給送装置を提供する。
【解決手段】
シートの重送を検出した場合、重送したシートの排出速度を正常時とは異なる排出速度として着地位置を変え、重送したシートと重送していないシートとを明確に分別可能とする。また、重送となったシートの後端が排紙部にかかった状態で搬送を停止し、ユーザの操作に応じて着地位置が変わるように排紙する処理を行う。
【選択図】図6
シート束から分離したシートを給送中に重送が起きたときに、どの原稿で重送が起こったか分別できず、画像読取作業を連続的に行う場合等の効率が低下していた。本発明は画像読取等の動作中に重送が起こった原稿と正常に画像読取等が行われた原稿の分別を可能とするシート給送装置を提供する。
【解決手段】
シートの重送を検出した場合、重送したシートの排出速度を正常時とは異なる排出速度として着地位置を変え、重送したシートと重送していないシートとを明確に分別可能とする。また、重送となったシートの後端が排紙部にかかった状態で搬送を停止し、ユーザの操作に応じて着地位置が変わるように排紙する処理を行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機、プリンタ等のように原稿や印刷用紙などの複数枚のシートを連続して給紙搬送を行うシート給送装置に関する。
従来、複写機、スキャナ、プリンタなどには、複数枚のシート束を積載する給紙台(原稿台)と積載されたシート束を搬送方向に送り出すシート給送装置を備えたものがある。
図3は、画像読取装置の代表的な構成を示す断面図である(例えば特許文献1参照)。原稿読み取り時には、原稿台100aに置かれた原稿を1枚づつ給紙.、搬送して画像読み取りを行う。原稿台に置かれた原稿はピックアップローラ111によって搬送路へと送り込まれるが、この時、ピックアップローラ111の送り力および、それに対向する位置にある斜面部から原稿が受ける摩擦力によってある程度の原稿の分離が行われる。さらに搬送方向に回転する送りローラ113と逆方向に回転する分離ローラ114によって、原稿束から一番上の原稿のみが分離され、搬送される。
搬送された原稿に対して、搬送路中で重送検知センサ160a、160bにて一枚だけが適切に分離されたことを確認するとともに、表面読み取り用のイメージセンサ140および裏面読み取り用のイメージセンサ150にて原稿の画像を読み取る。
画像を読み取られた原稿は、排紙部まで搬送され、排紙センサ151で排紙部への到達を検知されるとともに排紙ローラ124により排紙される。
もし、原稿の分離が正しく行われず、重送検知センサ160a、160bにて重送と判断された場合には、例えば図4のように複数枚重なったシートS2が搬送路中に存在することになる。
重送が発生した場合の原稿に対する処理の一例としては、図4の状態で直ちに搬送を停止することが考えられる。または、図5のように重送した原稿S2の搬送を継続し排紙部に原稿S2を排紙させる処理等が行われることもある。
上述した重送時に搬送を停止する方法では、ユーザが装置の搬送路を開放し、重送した原稿を取り出すなどの作業が必要となり、再度読み取り可能となるまでに多大な手間が発生する。また、重送した原稿を排紙部に排紙した場合でも、重送した原稿を正しくより分けて再度給紙部に戻す作業が必要であり、手間がかかる。
また、封筒や領収書を貼り付けた原稿などを読み取る場合、分離機能を働かさない状態にて読み取りを行うこともある。このようなときは、重送検知センサの検出を無効にするようにユーザが設定を変更することで、これらの原稿の読み取り時に重送と検知されることを回避している。
特別な動作モードを除いては、重送による読取ミスを防ぐために重送検知センサは無効に設定しないで読み取りを行わせることが必要である。しかし、多数枚の原稿束の中に、上記のような重送と検知されてしまう原稿が混在している事に気付かないまま読み取りを開始させてしまうことがある。このため、ユーザは重送が検知されるたびに、本当の重送なのか、封筒または貼り付け原稿等なのかを調べて、重送の原稿を給紙部に手で戻す作業を行っている。
この作業を簡略化するために、例えば特許文献1では画像読取部に搬送される原稿の重送が検出された場合には、重送された原稿をその一部分が画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、重送された原稿の排紙を停止させる装置が提案されている。すなわち、重送された原稿の他の一部分が画像読取装置の内部に保持された状態で、排出動作を停止する装置である。しかし、そのような装置の場合、装置の搬送路を開放するなどの作業を行う必要は無いものの、その都度重送と判定された原稿を確認し、引き抜いて再度読み取らせる処置を行う必要があり、作業効率が低下してしまう。また、重送の検知ごとに再読取させない場合でも、重送した原稿を他の場所に一時保管するなど、専用の保管スペースが必要となり、煩わしい。
また、例えば特開平07−160065号公報に開示されている装置のように、重送していない原稿を案内する第1の案内路と重送した原稿を案内する第2の案内路を備えた装置があるが、装置自体が大きくなる他、機構が複雑になるため非常に高価なものになってしまう。
本発明の目的は、このような課題を解決できるシート給送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のシート給送装置は、シートを分離給送する分離給送手段と、シートを排出する排出手段と、排出したシートを積載する排出シート積載部と、シートの重送を検知する重送検知手段と、前記排出手段を制御する制御手段を備え、前記重送検知手段の検知結果に基づき、前記制御手段は前記排出手段を制御しシートの排出速度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、シート束からシートを一枚づつ分離給送する作業を実行する際に、重送されたシートと正常に給送されたシートとを確実に判別できるシート給送装置を提供することができる。
以下に例示する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施形態であるシート給送装置を備える画像読取装置を図1に基づいて説明する。原稿台1は略上下方向に昇降可能であり、この原稿台1の上に原稿束(シート束)Fをユーザが積載する。3は原稿台1の上昇動で積載原稿束Fの上面が所定の給送位置まで上昇したことを検知する原稿検知センサである。
ピックアップローラ4は給送回転体として機能する。6、7はピックアップローラ4よりも原稿搬送方向下流側に配設した原稿分離給送手段であり、上側の搬送回転体としての送りローラ6と、下側の分離回転体としての分離ローラ7とからなるローラ対である。
搬送路中を搬送される原稿の上面側と下面側には画像読み取りセンサ14、15を備えており、それぞれ原稿の上面側と下面側の画像情報を読み取る。
排紙センサ16は、原稿が装置の搬送路を通過し、排紙ローラ対26、27によって排紙積載部(排出シート積載部)44に排出可能な位置に到達したことを検知する。排紙ローラ対26、27による排出速度は、排紙モータ28の回転速度を不図示の制御回路により制御することで、変更可能となっている。
上ガイド板40と下ガイド板41は、ピックアップローラ4から排紙部24に至る原稿搬送路を構成しており、原稿はこの原稿搬送路に沿って搬送されて行く。
搬送モータ10は原稿搬送ローラ対20、21、原稿搬送ローラ対22、23、原稿搬送ローラ対24、25等の各駆動側ローラをギアやベルト等の不図示の動力伝達手段を介して原稿搬送方向に回転駆動する。搬送モータ10の回転速度は原稿の読み取り速度や、解像度などに応じて不図示の制御回路により所定の回転速度になるよう制御されている。
レジストローラ17、18は、送りローラ6と分離ローラ7からなる分離搬送部を通過して一枚に分離され搬送された原稿の先端を、一時的に回転停止状態とされた該両ローラのニップ部で一旦受け止めて原稿の斜行を修正する役目をする。また画像読取センサによる画像読取処理を開始するタイミング等のタイミング合わせをする役目をする。
画像読取センサ14、15による画像読み取りでは、不図示の制御回路により制御されて、ユーザが予め設定した画像の解像度等に基づき走査間隔が変更される。レジスト前センサS2とレジスト後センサS4は、レジストローラ対17、18の原稿入口側と原稿出口側に配設してある。原稿の重送を検出する重送検知センサS3は、例えば、レジスト前センサS2とレジストローラ対17、18との間の位置に配設されている。重送検知センサS3の配置位置は、これに限ったものではなく、原稿搬送路中で、且つ、重送検知センサの信号をもとに、排紙ローラの回転速度の制御が可能となる位置であれば何処でもよい。
原稿は、レジストローラ対17,18のニップ部に一旦突き当たって停止した後、図示しないレジストクラッチがONになり、レジストローラ対17,18が搬送方向に回転を開始することで、下流の搬送ローラ対20、21、上側と下側の画像読取センサ14、15の間の間隙、搬送ローラ対22、23、搬送ローラ対24、25の順に搬送路を搬送されて排紙ローラ対26、27にて排出される。原稿後端が排紙センサ16を通過し、搬送ローラ対24、25を通過中であると判断した際に、排紙ローラ対26、27の回転速度を変更するように排紙モータ28を不図示の制御回路により制御し、排紙整列性が良好となるよう遅めの原稿搬送速度(第1の排出速度)に変更する。なお、この変速のタイミングは、レジスト後センサS4や排紙センサ16等による原稿検知タイミングから、排紙部での通過タイミングをモータのパルス数や搬送速度と搬送距離等をもとに算出または推測し、搬送ローラ対24、25を原稿の後端が通過した後に行う。
例えば低解像度のモノクロ画像の読取時等で搬送部の原稿搬送速度が高速な場合は、原稿後端が搬送ローラ対24、25を過ぎて、原稿が排紙ローラ対26、27だけに挟持された状態になった時点で、排紙ローラ対26、27の回転速度を排紙整列性が良好な排出速度(第1の排出速度)まで落とす処理(加減速処理のうちの減速処理)を行う。このように排出速度を排紙整列性が良好な遅めの速度にすることにより、原稿が排紙ローラ対より放出された際に起こる排紙積載部44での原稿の散らばりを減少させて、排紙整列性を向上させるようになっている。
逆に、例えば高解像度のカラー画像読取時等で搬送部の原稿搬送速度が排紙整列性が良好な排出速度(第1の排出速度)に比べて低速である場合は、原稿後端が搬送ローラ対24、25を過ぎて、原稿が排紙ローラ対26、27だけに挟持された状態になった時点で、排紙速度を上昇させて排紙整列性が良好な排出速度にする処理(加減速処理のうちの加速処理)を行う。このように適切な排出速度にすることにより、原稿は排紙ローラ対より放出された際に適切な位置に着地する。原稿の後端部が排紙ローラ対下のカバー部分に接触し湾曲させられた状態で滞留する不具合をなくして、排紙整列性を向上するようになっている。
上記の一連の動作を繰り返し実行することにより原稿台1上に積載された原稿束から一枚ずつ分離して搬送し読み取る処理が連続的に実行される。このような、排紙整列性を改善した装置や制御方法は、特開2007−331908号公報に開示されているものと同等である。
上述の加減速により排紙整列性が良好な所定の排出速度(第1の排出速度)にする処理は、重送検知センサS3の検知結果に基づいて、重送が検知されなかった場合に行うものである。本実施形態では、搬送された原稿が前記重送検知センサS3により重送と判断されると、前記排紙ローラ対26、27の回転速度を排紙整列性が良好となる排出速度とは異なる速度(第2の排出速度)にする。本実施形態では重送と検知された原稿に対しては排出速度を、排紙整列性が良好な速度よりも速い速度(第2の排出速度)に変更するようにしている。このような、不図示の制御回路による排紙モータ28の制御を実行することで、重送と検知された原稿の排紙積載部に着地した先端位置が重送と検知されなかった原稿の排紙積載部に着地した先端位置よりも突出しているような状態で、排出原稿は積載されるようになる。
逆に、搬送部の原稿搬送速度が比較的に低速であり、排紙部では排紙整列性の向上のために搬送速度を第1の排出速度まで上昇させる処理を、重送と検知されなかった原稿に対して行っている場合には、本実施形態では重送と検知された原稿に対しては排紙速度を、排紙整列性が良好な排出速度よりも更に高速な第2の排出速度に変更するようにしている。このような、不図示の制御回路による排紙モータ28の制御を実行することで、重送と検知された原稿の排紙積載部に着地した先端位置が重送と検知されなかった原稿の排紙積載部に着地した先端位置よりも突出しているような状態で、排出原稿は積載されるようになる。上記制御を行うことにより、1つの排紙積載部44上に排出され積載された原稿束から、正常に搬送された原稿と重送と検知された原稿とを容易に分別することが可能となる。また、上記重送検知センサS3の検知結果に基づいて、排出速度を第1の排出速度としたり第2の排出速度としたりしながら原稿を排出することで、一連の画像読取作業を中断することなく行うことができると共に、重送した原稿も明確に判別することができるので、重送時の後処理にスムーズに移行できる。
すなわち、画像読取作業を行うユーザは重送した原稿だけを原稿束から抜き出してまとめ、重送した原稿に対して一括して再度の画像読取作業を実行すれば良い。このようにすることで、重送により画像が読取られなかった原稿が処理済みになってしまうことを防止できる上、画像読取動作を監視する必要がなく他の業務を平行して行うことも可能となるので、業務の効率化を可能とする画像読取装置を実現することができる。
本発明の第2の実施例に係る画像読取装置の動作を図2と図6に基づいて説明する。なお、ユーザの操作による後処理の選択を可能とするよう、第1の実施例を変形したものである。
第1の実施例において説明したように、封筒や領収書などが貼り付けてある原稿が混在している原稿束を搬送する場合には、重送検知センサは封筒や貼り付け原稿に対して重送を検知してしまう。本実施例では、このように貼り付け原稿等が通常の原稿と混在していることが予め分かっている場合、貼り付け原稿等であるため重送を検知したのか、通常の原稿が本当に重送したことで重送を検知したのかを、画像読取作業を行うユーザがその都度目視で判断し処置を選択する操作をしながら、画像読取作業を行えるようにした。
また、本実施例では、このようなモードを選択した場合に用いるための、重送として処理するかどうかのユーザの判断を反映させる操作部を装置本体に設け、その操作結果に基づいて、封筒や貼り付け原稿と実際に重送して搬送された原稿との原稿整列位置を変えることを可能とした。
特開2007−266767号には前述したように、画像読取部に搬送される原稿が重送しているか否かを重送検知センサにより検出し、原稿の重送が検知された場合には、重送した原稿の一部分が画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、重送した原稿の他の一部分が画像読取装置の内部に保持された状態で、重送した原稿の排出を停止させる装置が開示されている。
本実施例では、このように重送検知時に原稿を停止させた際に、重送として処理するか否かの選択のためにユーザに操作部Aの操作を行わせ、その選択結果に応じて排出速度を異ならせる処理を追加した。画像読取作業を行っているユーザが排紙中に停止した原稿を見て、封筒等の原稿であるため重送と検知されたのであり、重送として処理するべきではないと認識した場合には、重送として処理しないことを選択する操作をユーザが操作部Aで行うものとする。また、ユーザが排紙中に停止した原稿を見て、本当の重送が検知されており、重送として処理すると認識した場合には、重送として処理することを選択する操作をユーザが操作部Aで行うものとする。なお、重送検知時に原稿を停止させた際に、停止した原稿の重送を目視で確認するようにユーザに促す表示を、操作部A等の不図示の表示部に表示することが好適である。
図6は、不図示の制御回路に備わる不図示のCPU等の制御手段で実行される処理を表すフローチャートである。ステップS101では、重送検知センサにより重送が検知されたか否かを判断する。重送が検知されていないと判断した場合は、ステップS105にて整列性が良好な排出速度になるよう排紙モータ28を制御して排紙を行う。一方、ステップS101で重送が検知されたと判断した場合は原稿の搬送を続け、原稿の先端部が排紙部から露出し後端部だけが排紙ローラ対26、27に挟持された状態になった時点で、排紙動作を停止させるため排紙モータ28を停止させる(ステップS102)。次に操作部Aでのユーザ操作により、重送として処理しないことを選択する操作を行ったと判断した場合は(ステップS103でNO)、ステップS105にて整列性が良好な排出速度(第1の排出速度)になるよう排紙モータ28を制御して排紙を行う。このように、重送が検知されているにもかかわらず正常と扱うべきであるとユーザが目視で確認し重送として処理しないことを選択する操作を行った原稿に対しては、排出速度を排紙整列性が良好となる速度とし、原稿を通常の排出位置に排出し本処理を終了する。
一方、排紙中に停止した原稿を見て本当の重送であるとユーザが確認して、操作部Aでのユーザ操作により、重送として処理することが選択されたと判断した場合は(ステップS103でYES)、ステップS104にて通常の排出速度よりも速い排出速度(第2の排出速度)になるよう排紙モータ28を制御し、排紙を行う。すなわち、重送として処理することをユーザが操作によって選択した原稿に対しては、その先端が、その他の正常な搬送原稿よりも突出した状態になるように、高速で排紙することを決定し原稿を排紙し本処理を終了する。なお、必要であればこのような通常の排出位置とは異なる排出位置に原稿が排紙された状態で次の原稿の読取処理等に移行してもよい。
本実施形態は、搬送中に原稿の重送を検知した場合、排出速度を第1の排出速度より遅い第2の排出速度に変更し、第2の排出速度でゆっくり排出される間に原稿をユーザが目視で重送か否かを確認可能としたものである。また、ユーザが目視で重送か否かを確認するように、メッセージを操作部A等の不図示の表示部に表示することが好適である。または、不図示のLED等を用いてユーザに重送か否かの確認を促すようにしてもよい。または、とても遅い排出速度(第2の排出速度)にするか、不自然に変化する排出速度(第2の排出速度:その平均速度は第1の排出速度よりも遅い)にするなど、ユーザが排出状態の異常を感じるようにし、ユーザに対して重送か否かの確認を促すようにしてもよい。上記いずれの場合でも、ゆっくり原稿が排出されている間に目視で重送であると確認したユーザが、操作部A等を操作したと判断した場合は、排出を中断するように制御することが好適である。または、ゆっくり原稿が排出されている間に、目視で重送であると認識したユーザにより、操作部A等の操作が行われたと判断した場合に、通常の排出速度よりも速い排出速度にて排出し、重送原稿を遠くに着地させてもよい。
上記各実施例において、排紙ローラの回転速度の制御を排紙モータの制御ではなく、ギヤ等の動力伝達機構の切り換えにより実現してもよい。また第2、第3の実施例においてユーザ操作の入力を装置本体に設けた操作部で行うのではなく、画像読取装置に接続されたPC等のホスト装置をユーザが操作することで行ってもよい。この場合は、画像読取装置と、画像読取装置に接続されたPC等のホスト装置を含む画像読取システムが、本発明の画像読取装置に相当する。
このように本発明のシート給送装置は、同じ排紙積載部上に正常に送られたシートと重送されたシートを排出する装置であって、重送検知の有無に基づいて排紙速度を変更するようにした。このことで、重送が検知された原稿の分別を可能とし、画像読取作業を行うユーザは重送原稿をすばやく分別でき、一連の画像読取作業を中断することなく業務を行うことが可能となる。また、簡単な構成の排紙部でありながら、排紙ローラの回転速度の制御により分別を実現できるため、余分なスペースの不要なコンパクトで安価なシート給送装置を実現することが可能となる。
14 画像読取センサ
15 画像読取センサ
26 排紙ローラ
27 排紙ローラ
28 排紙モータ
44 排紙積載部
S3 重送検知センサ
15 画像読取センサ
26 排紙ローラ
27 排紙ローラ
28 排紙モータ
44 排紙積載部
S3 重送検知センサ
Claims (7)
- シートを分離給送する分離給送手段と、
シートを排出する排出手段と、
排出したシートを積載する排出シート積載部と、
シートの重送を検知する重送検知手段と、
前記排出手段を制御する制御手段を備え、
前記重送検知手段の検知結果に基づき、前記制御手段は前記排出手段を制御しシートの排出速度を変更することを特徴とするシート給送装置。 - 前記重送検知手段によりシートの重送が検知されなかった場合は、第1の排出速度でシートを排出するように、前記制御手段は前記排出手段を制御し、
前記重送検知手段によりシートの重送が検知された場合には、前記制御手段は前記排出手段を制御して、前記第1の排出速度とは異なる第2の排出速度でのシートの排出を可能とすることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。 - 前記制御手段の前記排出手段に対する制御を変更するユーザ操作を受け付ける操作手段を更に備え、
前記重送検知手段によりシートの重送が検知された場合には、前記排出手段が重送の検知されたシートの一部を保持し、当該シートの一部を露出させた状態で前記排出手段の排紙動作を停止させるよう、前記制御手段は前記排出手段を制御した後、
前記操作手段からのユーザ操作に基づいて前記制御手段は前記排出手段を制御し、重送の検知されたシートの排出速度を、前記第1の排出速度と前記第2の排出速度とのいずれかに決定することを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。 - 前記第2の排出速度は、前記第1の排出速度より高速であり、前記第2の排出速度で排出されたシートの排出位置は、前記第1の排出速度で排出されたシートの排出位置より下流の位置であることを特徴とする請求項2又は3に記載のシート給送装置。
- 前記制御手段の前記排出手段に対する制御を変更するユーザ操作を受け付ける操作手段を更に備え、
前記重送検知手段によりシートの重送が検知されなかった場合は、第1の排出速度でシートを排出するように、前記制御手段は前記排出手段を制御し、
前記重送検知手段によりシートの重送が検知された場合には、前記制御手段は前記排出手段を制御して、前記第1の排出速度よりも遅い第2の排出速度でのシートを排出するとともに、前記第2の排出速度でのシートの排出中に、前記ユーザ操作に基づいて前記制御手段は前記排出手段を制御し、シートの排出の中断又は、前記第1の排出速度よりも速い排出速度でのシートの排出を行うことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。 - 請求項1〜5に記載のシート給送装置を備えた画像読取装置。
- シートを分離給送する分離給送手段と、
シートを搬送する搬送手段と、
シートを排出する排出手段と、
排出したシートを積載する排出シート積載部と、
シートの重送を検知する重送検知手段を備えたシート給送装置の制御方法であって、
前記重送検知手段の検知結果に基づき、シートの排出速度を変更するよう前記排出手段を制御するステップを有することを特徴とするシート給送装置の制御方法。
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