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JP2011104602A - トムソン刃の打ち抜き装置 - Google Patents

トムソン刃の打ち抜き装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トムソン刃にミシン刃、リ−ド罫(刃と罫線が一定ピッチで繰り返されている刃物)あるいは、ニック(紙を切断時にわざと切断しない部分を作って一時的に切断部をつないでおいて後の行程で切断するもの)を任意の深さと幅で加工する。
【解決手段】数種類の雄型雌型からなる金型部38をベ−ス18に脱着し、またそれが簡単になるように雄型1に雄型切り欠き部11を加工し、その雄型切り欠き部11にレバ−6、プッシャ−20,レバ−移動ベ−ス21,22からなるレバ−部を横から挿入し、レバ−6の移動を雄型1に伝えトムソン刃にミシン溝、罫線溝あるいはニック溝を加工する。金型側を脱着可能に固定し、プレス機械側を動かすことにより脱着の容易な、部品点数の少ない、場所をとらない金型、機械構造になり、また打ち抜き時の抜きカス12は基本的に小さいものなので、エア−ブロ−穴7よりの空気圧により排除されるトムソン刃打ち抜き装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、トムソン刃の打ち抜き装置に関する。
従来、トムソン抜き型に使われる刃材はトムソン刃(純粋に直線の刃物)、罫線(紙に折り目を入れる為に使われ、刃物より若干高さの低い帯鉄)、ミシン刃(トムソン刃の先端を一定ピッチで打ち抜き刃先が点線状に現れた刃物)、リ−ド罫(刃と罫線が一定ピッチで繰り返されている刃物)があります。また刃物の先端にニック(抜き型の打ち抜き時にわざと一時的に僅かな切断しない被打ち抜き材のつなぎ部分を作っておいて後の行程で切断する)加工作業もあります。多種多様の罫線深さ28,罫線幅29,ミシン刃深さ31,ミシン刃隙間幅31のミシン刃、リ−ド罫、ニック加工があるため、それを抜き型製造メ−カ−で必要な時に必要な量だけ加工する必要がある。
特開平6−32813号公報 特開2001−314932号公報 特開2003−326331号公報
必要とする時に必要な量だけ即座に、トムソン抜き型製造メ−カ-で多種多様の罫線深さ28,罫線幅29,ミシン刃深さ31,ミシン刃隙間幅31のミシン刃、リ−ド罫、ニックに応じて加工できるように脱着の容易な、シンプルな、場所をとらない、機械構造、金型構造で、既成の自動曲げ機、切断機と繋いで複合機として使い、ミシン刃、リ−ド罫、ニックを各種組み合わせてトムソン刃の加工ができるトムソン刃の打ち抜き装置を提供する。
脱着可能な一種または数種の雄型1と、雌型2から成る金型部38と、レバ−6、プッシャ−20,レバ−移動ベ−ス21,レバ−ピン支柱22とからなる金型打ち抜き装置に固定し、その金型打ち抜き装置のプレス部37全体をベ−ス板18、金型部38に対して左右に動かし、レバ−6を打ち抜きたい形状の雄型切り欠き部11に移動し、その状態でプッシャ−20を出し入れしてプッシャ−金具15を動かしその力をレバ−ピン23を支点とするレバ−6の往復円弧運動に変え、雄型切り欠き部11を介して雄型1に伝え、トムソン刃8を打ち抜き雄型1を戻し、同様に、次に打ち抜く異種形状の雄型切り欠き部11にプレス部37を移動して次の打ち抜きを行う。
金型部38の雄型1は、摺動面36と切り刃部35とからなり、雄型1の往復運動の動力伝達機能を有する雄型切り欠き部11、雄型戻り時の位置決め用に圧縮バネ4,バネ案内穴13が設けられ、切り刃部35が雌型2とあたらないように摺動面36の雌型2と案内ブロック3に対する隙間は、切り刃部35の雌型2に対する隙間より狭くし、また雌型2と案内ブロック3が対になって、雄型1の摺動面36の案内を形成し、雄型1は打ち抜き往復運動後、圧縮バネ4でレバ−6が通過する隙間分若干後退し、雄型切り欠き部11がレバ−6の後退位置の真ん中にくるよう後退位置決め板10に常に押しつけられ、その隙間を雄型切り欠き部11より小さいレバ−6が異種形状の雄型切り欠き部11間を移動し、雌型2には打ち抜き時の抜きカス12を除くためエア−ブロ−穴7を設け、裏板5、雌型2,雄型1、案内ブロック3、位置決め板10、圧縮バネ4の金型部38が同時に脱着、保管できる。
プレス部37は、ベ−ス板18、金型部38に対して左右に動きレバ−6より少し幅の広い雄型切り欠き部11の間を通りぬける構造で、一つのプレス部37で横並びの異種の形状打ち抜きができ、型交換時には金型部38から離れたところに移動させ、型交換を容易にできる。
このようにワンタッチ交換可能な雄型切り欠き部11付き金型部38と移動式プレス部37とそのレバ−6を用いた打ち抜き装置により、一般的プレス型のダイセットおよび金型用プレス機械の組み合わせよりシンプルで、コンパクトなトムソン刃打ち抜き装置になる。
必要とする時に必要な量だけ即座に、トムソン抜き型製造メ−カ-で多種多様の罫線深さ28,罫線幅29,ミシン刃深さ31,ミシン刃隙間幅31,のミシン刃、リ−ド罫、ニック加工を行えるようになる。またNC駆動することにより、ミシン刃、リ−ド罫、ニックを各種組み合わせてトムソン刃に加工できる。
本発明の金型部とプレス部の全体構成 本発明の金型部の構成図 本発明の加工目標図
図3は加工目標図である。図3に示すように多種多様の罫線深さ28,罫線幅29,ミシン刃深さ31,ミシン刃隙間幅31,のミシン刃、リ−ド罫、ニック加工を行えるようになる。
図1は本発明の金型部38とプレス部37からなるトムソン刃打抜き装置の全体構成を示す。
(a)はレバ−6が1番目の雄型1の雄型切り欠き部11の位置にある時を示す。
(b)はレバ−6が金型部38から離れ、金型部38脱着可能位置にある時を示す。
全体構成はプレス部37と金型部38とからなる。金型部38はベ−ス板18に固定され、金型打ち抜き装置のプレス部37はレバ−移動ベ−ス21,プッシャ−20,プッシャ−金具15,レバ−6,レバ−ピン支柱22,レバ−ピン23からなり、ベ−ス板18、金型部38に対して全体に左右に移動できる。
ベ−ス板18にレバ−移動ベ−ス21がのりベ−ス板18に対して左右に摺動するよう取り付いている。レバ−移動ベ−ス21にはプッシャ−20、レバ−ピン支柱22が固定されている。プッシャ−20によりプッシャ−金具15が出入りして、レバ−6がレバ−ピン支柱22にとりついたレバ−ピン23を支点にして、円弧往復運動する。そのレバ−6の動きが雄型切り欠き部11を介して雄型1に伝えられトムソン刃8が打ち抜かれる。同様に次の形状の雄型切り欠き部11にレバ−6を移動させて、打ち抜きを行う。
図2は、本発明の金型部38の詳細図を示す。
(a)は一体で脱着可能な金型部38の全体図を示す。
(b)は雌型2を示す。
(c)は雄型1を示す。
(d)は金型部38の全体の断面図とレバ−6を示す。
(e)は金型部38のトムソン刃切断時を示す。
(f)は雄型1の断面図を示す。

雄型1は、摺動面36と切り刃部35とからなり、雄型1の往復運動の動力伝達機能を有する雄型切り欠き部11、雄型戻り時の位置決め用に圧縮バネ4,バネ案内穴13が設けられている。バネ案内穴13に圧縮バネ4が入りこむことにより、取り付け長さを短くできる。また、切り刃部35が雌型2とあたらないように摺動面36の雌型2と案内ブロック3に対する隙間は、切り刃部35の雌型2に対する隙間より狭くしている。案内ブロック3はトムソン刃8の打ち抜き時の跳ね上がり防止と、案内ブロック3と雌型2が合わさる事により、打ち抜き時 摺動面36に対応した長さを長く確保し、打ち抜き時、雄型1のこじれを少なくしている。
雄型1はプレス時も戻し時もレバ−6の往復円弧運動で動かされる。雄型1は打ち抜き往復動作後、圧縮バネ4で後退位置決め板10に常に押しつけられ雄型切り欠き部11が後退待機時にレバ−6の後退位置のちょうど真ん中に持って来ることができ、異種形状の雄型切り欠き部11の間をなめらかにレバ−6が行き来できる。裏板5、雌型2,雄型1、案内ブロック3、位置決め板10、圧縮バネ4の金型部38は一体構造になっており、同時に脱着、保管できる。
金型部38はベ−ス板へ固定ボルトにより貫通穴26を通りレバ−移動ベ−ス21に取り付けられ、図1(b)の様にレバ−6が金型部38より十分離れている位置に移動させると、簡単に金型部38を脱着できる。
金型部38を多数用意し、ベ−ス18にそれぞれを脱着し、既成の自動曲げ機、切り機に取り付け、多種多様の罫線深さ28,罫線幅29,ミシン刃深さ31,ミシン刃隙間幅31,ニック部34のトムソン刃先加工ができる。この金型38は一体構造で、脱着しても金型調整の必要がない。また、打ち抜き時、トラブルの素の抜きカス12は基本的に小さいので、雌型2に設けられたエア−ブロ−穴7よりの空気圧により排除される。装置もトムソン刃の刃先のごく一部を加工する場合が多いので、プレス部37を移動させて、金型部38側を固定し、レバ−6による打ち抜き構造にすることにより、一般的プレス型のダイセット、金型用プレス機械の組み合わせよりシンプルで、コンパクトにおさまる。
1 雄型
2 雌型
3 案内ブロック
4 圧縮バネ
5 裏板
6 レバ−
7 エア−ブロ−穴
8 トムソン刃
9 雄型切り刃
10 後退位置決め板
11 雄型切り欠き部
12 抜きカス
13 バネ案内穴
14 エア−ブロ−管取り付け具
15 プッシャ−金具
16 エア−ブロ−管
17 エア−ブロ−排気管
18 ベ−ス板
19 トムソン刃送り装置
20 プッシャ−
21 レバ−移動ベ−ス
22 レバ−ピン支柱
23 レバ−ピン
24 ベ−ス板へ固定ボルト
25 雌型へ固定ボルト
26 貫通穴
27 固定ネジ
28 罫線深さ
29 罫線幅
30 リ−ド罫部
31 ミシン刃深さ
32 ミシン隙間幅
33 ミシン刃部
34 ニック部
35 切り刃部
36 摺動面
37 プレス部
38 金型部
39 マクラ部


























Claims (3)

  1. 脱着可能な一種または数種の雄型1と、雌型2から成る金型部38と、レバ−6、プッシャ−20,レバ−移動ベ−ス21,レバ−ピン支柱22とからなる金型打ち抜き装置のプレス部37からなるトムソン刃打ち抜き装置であって、金型部38をベ−ス板18に固定し、その金型打ち抜き装置のプレス部37全体をベ−ス板18、金型部38に対して左右に動かし、レバ−6を打ち抜きたい形状の雄型切り欠き部11に移動し、その状態でプッシャ−20を出し入れしてプッシャ−金具15を動かしその力をレバ−ピン23を支点とするレバ−6の往復円弧運動に変え、雄型切り欠き部11を介して雄型1に伝え、トムソン刃8を打ち抜き雄型1を戻し、同様に、次に打ち抜く異種形状の雄型切り欠き部11にプレス部37を移動して次の打ち抜きを行うのを特徴とするトムソン刃打ち抜き装置。
  2. 前記金型部38の雄型1は、摺動面36と切り刃部35とからなり、雄型1の往復運動の動力伝達機能を有する雄型切り欠き部11、雄型戻り時の位置決め用に圧縮バネ4,バネ案内穴13が設けられ、切り刃部35が雌型2とあたらないように摺動面36の雌型2と案内ブロック3に対する隙間は、切り刃部35の雌型2に対する隙間より狭くし、また雌型2と案内ブロック3が対になって、雄型1の摺動面36の案内を形成し、雄型1は打ち抜き往復運動後、圧縮バネ4でレバ−6が通過する隙間分若干後退し、雄型切り欠き部11がレバ−6の後退位置の真ん中にくるよう後退位置決め板10に常に押しつけられ、その隙間を雄型切り欠き部11より小さいレバ−6が異種形状の雄型切り欠き部11間を移動し、雌型2には打ち抜き時の抜きカス12を除くためエア−ブロ−穴7を設け、裏板5、雌型2,雄型1、案内ブロック3、位置決め板10、圧縮バネ4の金型部38が同時に脱着、保管できることを特徴とする請求項1記載のトムソン刃打ち抜き装置。
  3. 前記プレス部37は、ベ−ス板18、金型部38に対して左右に動きレバ−6より少し幅の広い雄型切り欠き部11の間を通りぬける構造で、一つのプレス部37で横並びの異種の形状打ち抜きができ、型交換時には金型部38から離れたところに移動させ、型交換を容易にすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトムソン刃打ち抜き装置。









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