JP2011196312A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃焼開始前の断熱過程のクランク角θ1と、燃焼終了後の断熱過程のクランク角θ2とを取得し、各クランク角における筒内圧P1およびP2を検出する(ステップ100)。クランク角θ1における筒内容積V1、クランク角θ2における筒内容積V2、クランク角θ1〜θ2の区間における発熱量Q12(=α(P2V2 κ−P1V1 κ))、クランク角θ1〜θ2の区間における内部エネルギU12(=β(P2V2−P1V1))、をそれぞれ算出し、区間図示トルクTQ12(=Q12−U12)を算出する(ステップ102)。区間図示トルクTQ12に基づいて、図示トルク変動ZTF(=STD(BPF(TQ12))を算出する(ステップ104)。
【選択図】図6
Description
内燃機関の所定クランク角における筒内圧を検出する筒内圧センサと、
燃焼開始前の断熱過程の所定クランク角θ1における筒内圧P1、および燃焼終了後の断熱過程の所定クランク角θ2における筒内圧P2をそれぞれ検出する筒内圧検出手段と、
前記クランク角θ1における筒内容積をV1、前記クランク角θ2における筒内容積をV2、筒内ガスの比熱比をκとしたとき、前記クランク角θ2におけるPVκの値P2V2 κから前記クランク角θ1におけるPVκの値P1V1 κを減算した値に、所定の定数αを乗算した値(以下、発熱量相関値)を演算する発熱量相関値演算手段と、
前記クランク角θ2におけるPVの値P2V2から前記クランク角θ1におけるPVの値P1V1を減算した値に、所定の定数βを乗算した値(以下、内部エネルギ相関値)を演算する内部エネルギ相関値演算手段と、
前記発熱量相関値から前記内部エネルギ相関値を減算した値を、前記クランク角θ1から前記クランク角θ2の区間における区間図示トルクとして算出する区間図示トルク算出手段と、
前記区間図示トルクに基づいて、該区間図示トルクのトルク変動を算出するトルク変動算出手段と、
を備えることを特徴とする。
前記発熱量相関値演算手段は、(κ−1)と(V2 κ−1−V1 κ−1)との乗算値の逆数値を前記所定の定数αとして特定する手段を含むことを特徴とする。
前記内部エネルギ相関値演算手段は、(κ−1)の逆数値を前記所定の定数βとして特定する手段を含むことを特徴とする。
前記トルク変動算出手段は、
前記区間図示トルクを燃焼順に配列して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
前記フィルタ処理後の区間図示トルクの標準偏差を演算する標準偏差演算手段と、
を含み、前記標準偏差演算手段による演算値を前記トルク変動として算出することを特徴とする。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1としてのシステム構成を説明するための概略構成図である。図1に示すとおり、本実施の形態のシステムは内燃機関10を備えている。内燃機関10は、ガソリンを燃料とする火花点火式のエンジンとして構成されている。内燃機関10の筒内には、その内部を往復運動するピストン12が設けられている。また、内燃機関10は、シリンダヘッド14を備えている。ピストン12とシリンダヘッド14との間には、燃焼室16が形成されている。燃焼室16には、吸気通路18および排気通路20の一端がそれぞれ連通している。吸気通路18および排気通路20と燃焼室16との連通部には、それぞれ吸気弁22および排気弁24が配置されている。
筒内圧センサ34は、筒内の燃焼状態を直接検出することができる点で、非常に有効なセンサである。このため、該筒内圧センサ34の出力は種々の制御に利用される。例えば、検出された筒内圧Pは、排気エネルギの算出や図示トルクの変動等の演算に用いられる。また、この他にも、検出された筒内圧Pを用いて演算された発熱量PVκ(筒内容積V、筒内ガスの比熱比κ)やMFB(燃焼質量割合)が演算される。これらは、失火検出や最適点火時期制御などに利用される。
dQ=1/(κ−1)×(κPdV+VdP) ・・・(5)
d(PVκ)=Vκ−1(VdP+κPdV) ・・・(6)
dQ=(κ−1)Vκ−1×d(PVκ) ・・・(7)
Q12=α(P2V2 κ−P1V1 κ) ・・・(8)
α−1=(κ−1)(V2 κ−1−V1 κ−1) ・・・(9)
U13=1/(κ−1)×(P3V3−P1V1) ・・・(9)
U42=1/(κ−1)×(P2V2−P4V4) ・・・(10)
U34=1/(κ−1)×(P4V4−P3V3) ・・・(11)
U12=β(P2V2−P1V1) ・・・(12)
β−1=(κ−1) ・・・(13)
TQ12=α(P2V2 κ−P1V1 κ)−β(P2V2−P1V1) ・・・(14)
ZTF=STD(BPF(TQ12)) ・・・(15)
次に、図6を参照して、本実施の形態の具体的処理について説明する。図6は、ECU40が図示トルク変動を算出してEGR制御を行うルーチンを示すフローチャートである。
12 ピストン
14 シリンダヘッド
16 燃焼室
34 筒内圧センサ
40 ECU(Electronic Control Unit)
42 クランク角センサ
Claims (4)
- 内燃機関の所定クランク角における筒内圧を検出する筒内圧センサと、
燃焼開始前の断熱過程の所定クランク角θ1における筒内圧P1、および燃焼終了後の断熱過程の所定クランク角θ2における筒内圧P2をそれぞれ検出する筒内圧検出手段と、
前記クランク角θ1における筒内容積をV1、前記クランク角θ2における筒内容積をV2、筒内ガスの比熱比をκとしたとき、前記クランク角θ2におけるPVκの値P2V2 κから前記クランク角θ1におけるPVκの値P1V1 κを減算した値に、所定の定数αを乗算した値(以下、発熱量相関値)を演算する発熱量相関値演算手段と、
前記クランク角θ2におけるPVの値P2V2から前記クランク角θ1におけるPVの値P1V1を減算した値に、所定の定数βを乗算した値(以下、内部エネルギ相関値)を演算する内部エネルギ相関値演算手段と、
前記発熱量相関値から前記内部エネルギ相関値を減算した値を、前記クランク角θ1から前記クランク角θ2の区間における区間図示トルクとして算出する区間図示トルク算出手段と、
前記区間図示トルクに基づいて、該区間図示トルクのトルク変動を算出するトルク変動算出手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記発熱量相関値演算手段は、(κ−1)と(V2 κ−1−V1 κ−1)との乗算値の逆数値を前記所定の定数αとして特定する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
- 前記内部エネルギ相関値演算手段は、(κ−1)の逆数値を前記所定の定数βとして特定する手段を含むことを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
- 前記トルク変動算出手段は、
前記区間図示トルクを燃焼順に配列して所定のフィルタ処理を施すフィルタ処理手段と、
前記フィルタ処理後の区間図示トルクの標準偏差を演算する標準偏差演算手段と、
を含み、前記標準偏差演算手段による演算値を前記トルク変動として算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。
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JP2015090101A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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JP2001271665A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Nissan Motor Co Ltd | 可変動弁エンジンの制御装置 |
JP2009257128A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2009275573A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
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CN107869401A (zh) * | 2016-09-27 | 2018-04-03 | 三菱电机株式会社 | 内燃机的控制装置及其控制方法 |
CN107869401B (zh) * | 2016-09-27 | 2021-03-05 | 三菱电机株式会社 | 内燃机的控制装置及其控制方法 |
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