JP2011187717A - 平角線の巻線装置、平角線の巻線装置向け成形駒、およびエッジワイズコイル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】巻き始めの平角線の一面側と接する成形面42は、段差44の上縁44aと下縁44bとの間で略一定の傾斜角θで傾斜した傾斜面45からなる。上縁44aと下縁44bとの間隔である段差44の高さHは、例えば、平角線21の厚みTに相当する程度に形成されていれば良い。また、こうした段差44の高さHは、開口43の周縁側43aと傾斜面45の外縁側45aとで略同一に形成されていれば良い。このように、段差44の高さHを平角線21の厚みTに相当する程度にすることで、傾斜面45は下縁44bから上縁44aに向けて周回方向R2に沿って1周回すると平角線21の厚みTの1層分だけ上がるように形成されている。
【選択図】図4
Description
巻線装置に従来から用いられている成形駒100の成形面101は、平角線110を巻回させる際にこの平角線110の一方の面に接する平坦面102と、この平坦面102の一部を斜めに切り欠いた傾斜面103とから構成されている。この傾斜面103は、平角線110の始端110aを成形面101の外側に出すとともに、傾斜面103に接する平角線110の巻き始め領域Esから、巻芯105を1周回してこの巻き始め領域Esに重なる領域Eaにおいて、周回違いで重なる平角線110どうしが干渉しないように形成されている。
すなわち、本発明の平角線の巻線装置は、平角線をエッジワイズ巻きで巻き付ける巻芯と、成形面および前記巻芯が貫通する開口を備え、前記中心軸回りで回転する成形駒と、前記成形面に対向する押さえ面を備え、前記平角線を前記成形面に向けて押し付ける押さえ駒とを有する平角線の巻線装置であって、
前記成形面は前記開口の周縁を取り巻くように一定の傾斜角で傾斜した傾斜面からなり、前記傾斜面の上縁と下縁とで形成される段差の高さは前記平角線の厚みと略同一であることを特徴とする。
また、前記押さえ駒は、前記中心軸方向に沿って前記成形駒から離間する方向に移動する構成であればよい。
前記成形面は前記開口の周縁を取り巻くように一定の傾斜角で傾斜した傾斜面からなり、前記傾斜面の上縁と下縁とで形成される段差の高さは前記平角線の厚みと略同一であることを特徴とする。
前記平角線は、巻き始め領域から、螺旋状に1周回して前記巻き始め領域と重なる領域に至るまで、前記平角線の厚みと同じか、それよりも大きくなるような高低差で、均一な角度で段差無く傾斜していることを特徴とする。
平角線の巻線装置10は、平角線21を供給する供給部11と、平角線21を誘導する誘導部12と、平角線21を巻回させる巻線部13とからなる。この巻線装置10によってエッジワイズ巻きされる平角線21は、図2に示すように、例えばCuからなる導体22を絶縁体であるエナメル層23で覆ったものである。こうした平角線21は長手方向(延長方向)に直角な断面が長方形を成し、厚みTが薄く幅Wが広いリボン状を成している。
誘導部12は、リール11aから繰り出された平角線21を巻線部13に向けて誘導するものであり、平角線21を支持する複数の搬送ローラ12a等から構成されている。
巻線装置10を用いて平角線21をエッジワイズ巻きする際には、まず、成形駒保持部32の保持穴41に成形駒31を固定させるとともに、供給部11のリール11aから平角線21を繰出して、誘導部12を介して巻線部13に延ばす。
本発明のエッジワイズコイル51は、巻線中心となる空芯52の周りに、平角線21がその断面の短辺方向、すなわち厚み方向を巻回軸として巻回されている。そして、エッジワイズコイル51は、その巻き始め領域Esから均一な角度で1周回し、1周回領域Ea1においてこの巻き始め領域Esに重なっており、この1周回領域Ea1には折り癖(縒れ、皺)など、平角線21が屈曲された屈曲部は形成されていない。
Claims (7)
- 平角線をエッジワイズ巻きで巻き付ける巻芯と、成形面および前記巻芯が貫通する開口を備え、前記中心軸回りで回転する成形駒と、前記成形面に対向する押さえ面を備え、前記平角線を前記成形面に向けて押し付ける押さえ駒とを有する平角線の巻線装置であって、
前記成形面は前記開口の周縁を取り巻くように一定の傾斜角で傾斜した傾斜面からなり、
前記傾斜面の上縁と下縁とで形成される段差の高さは前記平角線の厚みと略同一であることを特徴とする平角線の巻線装置。 - 前記段差の高さは、前記開口の周縁側と前記傾斜面の外縁側とで略同一であることを特徴とする請求項1記載の平角線の巻線装置。
- 前記押さえ駒は、前記中心軸方向に沿って前記成形駒から離間する方向に移動することを特徴とする請求項1または2記載の平角線の巻線装置。
- 平角線をエッジワイズ巻きで巻回してエッジワイズコイルを製造するための平角線の巻線装置を構成し、押さえ駒の押さえ面との間で前記平角線を挟む成形面を備え、中央部に巻芯を貫通させる開口が形成された平角線の巻線装置向け成形駒であって、
前記成形面は前記開口の周縁を取り巻くように一定の傾斜角で傾斜した傾斜面からなり、
前記傾斜面の上縁と下縁とで形成される段差の高さは前記平角線の厚みと略同一であることを特徴とする平角線の巻線装置向け成形駒。 - 前記成形駒は、前記平角線を前記巻芯回りで1周回させた際に、前記段差に接した巻き始め領域の前記平角線の上面と、前記段差の上端とが略同一の高さとなるように形成されていることを特徴とする請求項4記載の平角線の巻線装置向け成形駒。
- 平角線をエッジワイズ巻きで巻回させてなるエッジワイズコイルであって、
前記平角線は、巻き始め領域から、螺旋状に1周回して前記巻き始め領域と重なる領域に至るまで、前記平角線の厚みと同じか、それよりも大きくなるような高低差で、均一な傾斜で段差無く傾斜していることを特徴とするエッジワイズコイル。 - 前記平角線は、前記巻き始め領域と重なる領域において、屈折部を形成させないことを特徴とする請求項6記載のエッジワイズコイル。
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- 2010-03-09 JP JP2010051937A patent/JP2011187717A/ja active Pending
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